acc-j茨城 山岳会日記

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鳳凰三山

2016年11月15日 20時04分24秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2016/11/12(土) 天気:快晴

メンバー:szt(単独)

 

 鳳凰三山に行ってきた.他には新潟や会津の山に向かいたいところなのだが,なぜか無性に鳳凰三山に行きたくなった.ここまで登りたいという気持ちになったのは久しぶりだ.その気持ちに従って夜行日帰りで行ってみた.

前夜1:00近くに青木鉱泉の駐車場に到着.車は1台泊まっていた.4:00頃もう1台車が泊まる.こちらも目を覚まし朝食を摂って5:00に行動開始.後で知ったことだけどスーパームーンということだけあって前夜の月は明るかった.朝は星が綺麗に輝いていて天気は良さそうな予感だ.暗いなか意外に立派だった青木鉱泉の建物を通り過ぎる.

 黙々とドンドコ沢の登山道を歩いていく.急登までは暗い中なのでいまひとつ道がわかりにくく,慎重に進んでいく.先は長いから無理に飛ばさずね.

6:42,南精進ヶ滝を通過.鳳凰ノ滝はパスして,7:39白糸滝到着.さらに進んで8:05五色滝に到着.五色滝辺りから雪がちらほら見え始める.雪の量はといいますとこんな感じ.

水場と思われる沢に出たのが8:30頃.ここら辺から地蔵岳のオベリスクが見え始める.

夏道など来たことないものだから少しコースを外れかけるが,目印をよく探して鳳凰小屋を目指していく.

そして鳳凰小屋に9:06到着.ここで小休止をして栄養&水分補給.

ここから雪はだいぶ多くなる.どうも前日に雪が降ったような感じ.とはいえくるぶし程度なので夏の縦走用シューズでガシガシ進む.そして10:00に賽の河原に到着.遠くから見えていたオベリスクはこんな感じだ.

地蔵の先を見てみれば,甲斐駒がド迫力で立っている.写真では残念なことに全然伝わらない.

オベリスクを見てしまったら可能なら頂上まで行きたいと思うの当然でしょう.ということで,できるだけ高いところまで行ってみる.

少し高度が上がれば白峰三山,塩見岳の眺めがサイコーだ.

攀じ登っていけば頂上直下のクラックにカムが残置してある.残念ながらクライミングシューズはないしロープはないし,今日の靴と岩の冷たさでは頂上までアタックする気になれないので,ここで地蔵岳の山頂はあきらめる.

下降中,観音岳の横には富士山がよーく見える.

今日は敗退となってしまったがまたいつか頂上まで登りに来たいものだ.待っていろ!などと思いつつオベリスクを眺める.

下まで降りてくれば今朝駐車場に到着したと思われる2人パーティがやってくる.こちらの方々も同じルートを日帰りで行く予定とのこと.

ちょっとだけ休憩をして,観音岳,薬師岳を目指すべく歩き始める.

11:00に赤抜沢ノ頭に到着.吊り尾根や北岳バットレスもよくみえるではないか.今年2月の北岳はつらかったよな~としみじみ山行を思い出す.

反対側に目を向ければ観音岳が待っている.

最高の天気で富士山は見えるし,甲斐駒はカッコいいし,白峰三山はクリアだし素晴らしいハイキング日和である.

夏道のコースがいまひとつわからないものだから,ついつい直線的に登ってしまう.ここは少し上りづらかったのできっとコースを外してます.

11:30には鳳凰小屋への分岐に到着.

ここを登ってくればようやく千丈が見え始める.白峰三山に比べれば雪はまだまだな感じだ.

コースを進むとケモノの足跡もみられる.何だろう?

振り返ると,地蔵岳と甲斐駒とその後ろには北アルプスの山々が.

尾根を越えれば富士山が近づいてくる?

観音岳に近づくと夜叉神峠から来たという2人パーティがケーキを持ってきていて記念撮影.お疲れ様です.

そして12:00観音岳に到着した.ここではガスに巻かれて白峰三山の展望はイマイチ.

どんどん進んで12:30薬師岳に到着.ここで白峰三山を眺めながら小休止.富士山だって岩と白砂と雪と青空に囲まれてカッコいい.ここでは夜叉神峠から来たと思われる人たちが2組4人いた.

栄養&水分補給が済めば下山開始.ここの下りが吹き溜まりになったのか一番雪が多かった.でもアイゼンなんか使わないけど.そして富士山も見納めだ.

下りは中道経由で青木鉱泉に向かう.このルートでこちらに登ってきた人がいたようでトレースがある.

御座石を13:24に通過.

ひたすら下り雪がなくなれば笹原の中を歩く感じ.11月だけあって日が陰るのも早い.

14:57には登山口に到着.

青木鉱泉まで林道を歩きながら15:30には無事駐車場に到着した.鳳凰三山は壁とまではいかないが下からみればそびえ立っている.そういうところを登っていくのはうまく表現できないが,なんか痛快だ.

自分の中では南アルプスっていままでその壮大さを掴みきれていなかったけど,鳳凰三山って南アルプスの山々のスケールの大きさを少し実感できて行ってみたいという意欲が掻き立てられるところなのかな~なんて思った山行だった.自分の直感にしたがってここに来て本当に良かったとココロの底から思ったし,行ってみたいところがまた増えました.

もうすぐ雪山の季節だな~

 

szt



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