acc-j茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

2018-19年末年始 八ヶ岳冬キャンプ

2019年01月05日 06時52分12秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2018/12/30-2019/1/1 

メンバー:kim会長(CL),N(連合艦隊司令)長官,yuka,きくりん,szt(SL)

装備:宴会&年越装備?一式

 

12/29(土) 22:00頃 石下発→1:00過ぎ 美濃戸口(泊)

12/30(日) 天気:概ね晴れ

9:30頃発 赤岳山荘→12:45赤岳鉱泉→13:48 BC設営完了→14:00過ぎ~ 宴会の儀はじまる

 

 2018年もいよいよ大詰め.2018年は12月に連続して山.しかも量は少なかったかもしれないけど,ほとんどが雪.そんな日程が続き,さすがに疲れを感じていたものの今シーズンの年越しは山の中で.振り返れば年越し山行はどうやら3年ぶり.意外と入っていないもんでした.

前夜に石下に集合し美濃戸口に車中泊.今回はどちらかというと,いろいろな意味で新入会員さんたちの体験山行の様相のため1日目のタイムスケジュールはかなり余裕がある.の~んびり寝て,朝ごはんもの~んびり食べる.

八ヶ岳の積雪は少なく,美濃戸までの林道に雪はほとんどない.N長官は車を美濃戸まで上げるということなので荷上げは車にお願いし,自分の車は美濃戸口に.荷物がなければ美濃戸までの林道歩きも食後の丁度いいウォーミングアップだ.

美濃戸からは赤岳鉱泉まで歩荷.事前に送ってもらった装備表には「アルコール(沢山),つまみ(美味のもの)」とあり,「アルコールは沢山飲めないからせめて食べるほうで楽しめるように」と準備していたらザックが大変なことになってしまう..当日は共同装備の大きなテントをザックに捻じ込み,いざ赤岳鉱泉へ.

赤岳山荘より歩荷.今年は雪が少ないそーです.

赤岳山荘から出発したのも束の間.美濃戸山荘で火に当たる.これも今日は赤岳鉱泉までという予定の賜物.3年前とおんなじだ~.

美濃戸山荘にて.今回はのんびりなんです,ハイ.

2018年の7月に赤岳をやっつけたというyukaさん.それから半年もたたないうちに冬の八ヶ岳デビューとは..しかも今回の山行では,翌31日に赤岳アタックの予定.半年の間に夏と冬の赤岳を体験できるのも,会に入会すればこそ?

見よ,この雄姿!山ガールはもう卒業?

胸にサブザックでも抱えているのかと思ったら,,出てきたのは寒さに打ち震える子犬でした.

えっちらおっちらのんびり北沢の登山道を進み,昼過ぎには赤岳鉱泉に無事到着.先行していたN長官の話では,トイレの方までテントでいっぱいとのこと.アイスキャンディの盛況ぶりを見るとその言葉にもうなずける.

確かになかなかのテントの数の多さ.さすが赤岳鉱泉です.

ロープすだれ状態のアイスキャンディ.今年は登れるエリアが少なく,余計混んでいるように見えてしまう.

計画段階では,翌日中山尾根を攻める話はあったものの,いろいろ協議した結果今回はアイスキャンディで落ち着いた.それでも機会があれば中山尾根には取付きたい.kim会長に中山尾根を確認して,赤岳鉱泉からルートのポイントを大雑把にチェック.

中山尾根に取付くチャンスは果たしてやって来るのか?

テントを張るのにちょうど良さそうな場所を確保し,無事BCを設営.この日の夜に上がってくるきくりんにテントの大まかな位置をメールで伝えれば,あとは宴会を執り行うだけ.

BCをオッ立てて,まずは宴会第一幕のはじまりハジマリ~.

宴会とは言うもののわたくしはあんまり酒を嗜まず,どちらかというとお食事会の様相と相成りました.味はともかくとしてそれなりにお腹は満たされ席を外してテントの外に出てみれば,大同心のアーベントロートが美しい.

夕焼けに染まる大同心.きれいだねぇ..

赤岳鉱泉のテン場が闇に包まれる頃,仕事を終えたきくりんがテントに駆けつける.宴会(お食事会?)第二幕が開始され,お腹をたっぷりと満たしたら寝袋の中へ...

みんなでつまみを焙る焙る焙る々~.

 

12/31(月) 天気:快晴

kim会長(CL),N長官,yuka→赤岳へ

szt(SL),きくりん→アイスキャンディへ

 

山行中日は二手に分かれる.一組は文三郎から赤岳へ.もう一組はアイスクライミング.

赤岳組は8:00前にBCを出発.アイス組は,まずはアイスキャンディを登ろうとオープンの8:00までのんびり過ごす.

準備を整えて,,,

赤岳へいざ出発~~.いってらっしゃーい!

我々アイス組は,アイスキャンディに飽きたらジョウゴ沢でもなどと思っていた.天気は風もほとんどなく快晴.前日眺めた中山尾根に燦々と陽が当たり,少しもったいなかったかなぁと未練がよぎるがアイスキャンディに付く人の数も思いのほか少なく,目の前の氷に夢中で戯れる.これも好天で人がいろんな場所にばらけたからと思うと,アックスの振り方にも以前とは違って工夫を凝らす自分がいる.

そんなことをしているうちに,この日はここで目一杯登って楽しもうと気が変わり,ふと気が付けば文三郎尾根から赤岳に登り地蔵尾根を下ってきた,kim会長たちの赤岳組が戻ってきていた.

会長の視線を浴びつつ登る.

あれ?どっちがきくりん??

珍しくも画になる一枚.撮り方がうまいんだね.

この日の夜も二部構成.前半はテント,後半は小屋.前半のメインは年越しそば,後半のメインはビンゴゲーム.振り返ってみれば,こんなに賑やかな年越しはいつ以来だろう?というくらい,わたくしにしては華やかなる大晦日でございました.

 

 ビンゴ大会の結果は..これからいいことがあるっていう前ぶれってことだよね,きっと...

 

 2019/1/1(火) 天気:晴れ

8:00過ぎ 雪訓&ロープワーク練習→13:00頃 赤岳山荘

 

最終日,元日はお汁粉を食べ,餅入りそばをたべ,お腹を満たし荷物を減らして雪上訓練.ビーコンの使い方,プローブの使い方,コンテのロープの結び方,スタンディングアックスビレイ,滑落姿勢などなど,それまで気になっていたあれこれについてのご指導を賜る. 

当初雪訓は場所を変えて行う予定だったが,移動前の内容が盛り沢山となり思いのほか冷たい風で体も冷えたため,BC地での訓練で終了.実技は再度3月頃に設けていただけるとより実のあるものになりそうなので,それではその方向で参りましょうということに...

いろいろなことをご指導いただき,実りある時間となりました.

テントをたたみ,楽しんだキャンプ地をあとにする.下りは早く,あっという間に美濃戸山荘を経て車を置いた美濃戸口に到着.12月は山も仕事も慌ただしく過ごした気がするだけに,この3日はうまいこと体も頭も適度にリフレッシュすることができた気がする.

〆は美濃戸山荘にてお茶を一杯.ホッとしますね.

もうすでに冬山シーズンは始まっているが,いよいよ2019年が始まる.今年はどんな山へ入り,どんな一年になるのだろう?

今年も充実した年になりますように.皆様よろしくお願いいたします.

szt