acc-j茨城 山岳会日記

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非常用セット

2012年10月05日 20時51分01秒 | 会員日記
非常用セット

山登りで常に持ち歩く装備。
「非常用セット」


※非常用セット(メンテ前)

しばらくメンテもせずに持ち運んでいたが、久しぶりに中身を精査してみると・・・。
薬の期限切れやら粉末薬がシケてたり、銀シ-トは銀の部分が剥離して銀粉シ-トと化すなど、さまざまな不都合が。(汗)

・・・ということで・・・
経験則やら、諸先輩方の装備やらを参考に、ちょっと見直しをすることにした。
もちろん軽量化できたらという目論見も。


※開けてみたところ。結構なボリュ-ム。

見直しに当たっての考察

①「遭難対策」「怪我、体調不良対策」の双方に対応するものをワンパッケ-ジにしたい。
②テント泊りなどの場合は装備が充実してるので「怪我、体調不良」のみに対応するものをつくる。

【遭難対策】
・メスティン(飯盒)
・エマ-ジェンシ-シ-ト
・ビニ-ルストロ-
・メタ
・ライタ-
・ろうそく
・細引き
・裁縫針と木綿糸
・高カロリ-飴
今まで入れていた、赤布、ホイッスル、メモ&鉛筆、ナイフ、電池は不採用。
装備としてザックに入れているものは省く。
逆にメスティン、はちみつ100%飴を追加。溶かして「ホットはちみつ」なんてちょっとうれしい。
メスティンはガストンさんのおすすめ。確かに遭難を想定するならメタだけでは不安だ。
ビニ-ルストロ-は小さな流れの水を吸うのに使う。


【怪我、体調不良対策】
・痛み止め
・風邪薬
・下痢止め
・絆創膏
・テ-ピング
・バンダナ
・安全ピン
胃薬、消毒剤、軟膏、シップは不採用。
その場でできること(怪我なら止血、体調不良なら下山するための簡易薬)に特化させる。
消毒は清水、うちみは我慢。(笑)
飲み薬は「錠剤」は避け「粉末」に統一してパッキング性を重視した。
状況により「ポイズンリム-バ」を追加。

【入れもの】
当初使用していた真っ赤なドイタ-のポ-チにも飯盒ごと入れられる。
が、100円ショップの弁当箱入れを採用。
これは、保温パックになっていてメスティン(洋風飯盒)を使うとき燃料効率を高められるから。
適度にあっためて、保温調理するというわけだ。
使えそうなものは入れものも利用する。っていうとなんだかかっこよすぎない?


※新非常用セットの中身


※これらをメスティンにパッキング


※従来のポ-チにパック


※保温パックにセット


【軽量化】
日帰りやベ-ス形式の場合はフルセットで持ち歩くとして、移動泊の場合は「遭難対策品」は通常装備と重複するので、「体調不良対策」のみでセッティング。
これでずいぶん軽くなる。


※移動泊りバ-ジョンの中身


※パックしたもの

おそらく大きな怪我には役不足。
「完璧」なものを追求するならば三角巾や包帯、滅菌シ-トなど、骨折や大きな裂傷を想定したいところだ。
とはいえ、軽量化も重要な要素であって、sakはこのラインナップとした。

あれこれ想定するのは楽しいもの。皆さんの創意工夫も是非知りたいところだ。
ご教授願いたいものだが
何分、使わないに越したことのない装備だ。


sak