今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

「SHOW-ism TATTOO14」5/24ソワレ

2012年06月10日 14時47分13秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)

2012/05/24
「SHOW-ism TATTOO14」@SHIBUYA-AX
【作・演出】小林香
【出演】水夏希 / シルビア・グラブ / 高良結香 / Jennifer / Miz / 今枝珠美 / 保坂知寿
ゲスト:中川晃教

この日、私はもう渋谷に着いた頃にはくったくたに疲れていてへろへろで、会場のAXがやけに遠く感じられ、「平日の夜のチケットを買うのは、もう体力的に無理だ~」と思ったわよ!
たぶん、年内はおろか、あと三年くらいはこの忙しさに目途がたちそうにありません。

だいたいねぇ~、この観劇という趣味は、そもそも昼やアフター・ファイブの時間とお金に都合がつけられる、そんな余裕のある人のためのものなのよね。
つまり、今の私なんか、ぜ~んぜんターゲットに入らないわけ。
だから今までは随分と分不相応に無理をして贅沢してきたわけだけど、さすがにもう平日の観劇なんて、ほとんど自傷行為に等しいよなぁ・・・

なんて、心の中でぶつぶつと呟きながら渋谷の坂を重い足取りで登れば、夕飯はまだなのに一向に食欲もわかず、かと言って、このままだとお腹が鳴りそうなのでロビーで急いでパンを二口ほど齧り、あわててトイレに行ったらもう開演。
そして、舞台が始まれば、この男前なお姐さん達の、なんてパワフルでエキサイティングなこと!!

私は思った、
「このお姐さん達は、きっと毎晩、終演後にはビールをあおって、がっつり肉を食っているに違いない!」

肉食系女子の意味はかなり違うと思うけど(だって、それって恋愛がらみ、男がらみの比喩じゃなかったっけ??)、間違いなく、本当の意味での肉食を連想する私。
そういや昔、高校の社会の先生が、「日本が戦争に負けたのには、まず食い物が違う。アメリカ人は肉を食っている。アメリカ人は肉を食っていたから勝てたんだ。」と言っていたのを思い出したわよ(笑)

まあ、アメリカにしても、この舞台の七人の女優さんたちにしても、その真偽は別として、「TATTOO14」はたしかにパワフルで、ほんと、負ける気がしねえ!って感じの、ちょーカッコよくて楽しい舞台でした。
水夏希さんはじめ、七人のどの方も歌ってよし、踊ってよしで、迫力があって見応えもあって聴き応えもあり、七人もいるのにキャラもそれぞれに立っていたし、それに衣装も良かった~!
私はこの日、運の良いことにサイドの通路側のお席だったので、魅力的な彼女たちが通るたびに「きゃ~っ、カッコイイ! かわいい~!」と心が踊りました。
もちろん、彼女達から「キムチの汗の匂い」なんて、しなかったですよ、ぜんぜん(笑)

そう、そのキムチの話なんですけどね、
カテコで「昨日はキムチを食べたから、汗にキムチの匂いがしたかも?」という彼女達の話を受けて、この日のゲスト、あっきーが無茶ぶりで突然に即興のキムチソングを始めたんです(笑)
主役達の七人はガッツリと歌い踊ったあとで、もうこの時点で力を出し切っている様子でしたが、あっきーは、きっとまだ歌い足りてなかったんでしょうね? 
スカイの歌はどの曲も良い曲ばかりだったし、一幕の「Like the Sun」なんかは歌詞もすごく素敵でジーンときました。
だけど出番は多くなかったので、あっきーだけが一人まだまだ余力たっぷりという様子でしたものね。
みんなでもっと歌おうよ~! とでも言うような、高揚したままの感じが面白かったです。
そのキムチソングが長々と続きそうなので、「もう、いいよっ!」とキャストに止められたのにはあまりに「ナイスタイミング!」で笑えました。

その、あっきーですが、私は最近、あっきーを見るたびにしみじみと、「なんか、久しぶりに顔を見たなぁ~」と言う気がするのよね。
どうしてだろう? 5月はその前の舞台も観たばかりなのに・・・。
それで、あっきーが通路側に降りてきた時に、手のひらをこちらに向けながら歩いてきてくれたので、図々しくもハイタッチしちゃいました!
あっきーにハイタッチしたのって、初めてだわ~!
その時、一瞬、時間が止まったかと思ったわよ(笑)
ハイタッチしたのは一瞬なんだから、一瞬止まったも何もないわけだけど、その手が汗で冷えていたのか、やけにしっとりとひんやり冷たかったのが印象的で、それで手拍子で熱くなった自分の手を冷やされた感じがして、思いがけずに気持ちが良かったので(爆)あの感触は一生忘れそうにありません。
ってか、しまった! あのあと、友人たちの手を散々握ってしまったわ!
あ、いや、良かったのか。
手を洗う前に、友達に幸運をおすそ分けできて良かったです。
って、なにをうろたえているんだか?(笑)

タトゥーのように消すことの出来ない心の傷は誰にでもあるとは思うけど、楽しい思い、嬉しい思いも決して消さず、次々と、その傷よりも大きく上書きされたら良いのにね。

舞台が終わり、SHIBUYA-AX を後にした私たちが、さっそく肉を食べに行ったのは言うまでもありません(笑)
お肉を食べて、もっと自分を鍛えなきゃ!
私だって、負けてはいられないものね!
疲れて愚痴ってるところが、まず自分に負けていたのかも?

よぉ~し!
目指せ、肉食系女子!



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