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おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(18)ただ好きと言ってほしいだけ

2011年07月05日 21時05分11秒 | いつかどこかで(雑記)

こんばんは、おおるりです。

いつもの方も、初めましての方も、私の感想記をご覧いただきましてありがとうございます。

表題の「ただ好きと言ってほしいだけ」というのはね、観てきた舞台の題名でもなんでもなくて、ある見知らぬ方のブログの題名を勝手に拝借したんですけど(笑)
イラストと詩を載せている方で、私のもうひとつのブログに足あとを残してくださったのでお返しに行ってみたら、とても共感したので使わせてもらいました。
「ただあなたに好きだと感じてほしいだけ」
そして、自分もただ好きと言いたい…そんな内容の詩で書かれた日記です。

私がネットで本や舞台などの感想を書き始めたのも、それが長年続いているのも、やっぱり「好きだと言いたい」というのが原動力だな、って思います。
だけど、私はただ好きじゃ済ませられなくて、どこが好きか、どんなふうに好きか、どんだけ好きか…と、つい長々と書かずにいられなくて、こんな有様になっちゃってるんですけど(笑)
だから時々うんざりしちゃうんですよね、自分に。
結局はただ「好き」と言いたいだけなのに、どうしていつも、こうも長々と語ってしまうのか…。
くどくどと語りだして、舞台に関係のない脱線話までして、ほんとに我ながらしつこいったらありゃしない!(笑)

なので、「風を結んで」の東京前楽と東京千秋楽の感想を書くつもりだったのですが、もうとっくに大阪の大千秋楽も幕を閉じたことだし、「この舞台、好きでした」の一言で終わらせようかと思います。

とか言ってみたらどうだろう。

すると、きっといずれ忘れてしまうんですよね。
どんなふうに好きだったのか、その時の自分の気持ちを。
十年たっても、好きだった気持ちは覚えているかもしれないけれど、時とともに「振り返る想い」に変わってきて、今の「好き」をきっと忘れてしまう。
だから、やっぱり長くても短くても、少々遅くなっても書いておきたいなぁ、とか思います。

それともうひとつ。
私の書いたものが好きだと言ってくれた友人、
「自分は舞台は観ないけれど、感想記は楽しみにしている」と言ってくれた、かつての仲間、
私の文を読むと、私に会いたくなると言ってくれた、あの子…
それから、書いているのを見て「相変わらず元気だな」と安否確認(笑)してくれる友達…

人数にしたら僅かかもしれないけれど、そんなみんながありがたくて、好きだから、やっぱり私は書き続けているのよね。

ただ好きと言ってほしいだけ。
ただ好きだと言いたいだけ。


まともな舞台紹介や感想の記事なら、演劇雑誌の劇評とか、各マスコミのそれがある。
そういうところに書かれたものは、こんなふうではありえない。ってなものを、あえて書き続けたい。
なので、今までどおり大いに脱線話もするからねっ!!

って、だから、今日のこの文はなによ、なんなの? 開き直り宣言?
というより、なんか遺言しているみたい(笑)
でも、あの震災があったから言うわけじゃないけれど、人はいつ何があるかわからないし。
生きているこの「今」に、好きは好きと言っておかなきゃ。
あなたが好きだと言わなくちゃ。
もし、明日この身に何かあり、ここに私がいなくなってしまったとして(生きているかどうかはともかくとして)、その事情を知っても知らなくても、誰かが私の遺した文を読み、私に会いたいなと思ってくれたなら、その時私はその人に会っているのだろう。

ああ、
え~と…、これは観劇記だけじゃなくて、今まで書いてきた日記とか、創作の文とか、メールだとか…そういうの、全部のひっくるめた話ね。
観劇記だけ読みに来て、たまたまこれだけを目にした人は「何を大げさに言ってるんだ? 」と目を丸くしているかもしれないけれど(笑) 私が好きなあなたならわかってくれると思う。
でも、初めましての方達も含めて、私は自分の書く先の向こう側に「人」が感じられないと書けない人なので、私が書く先に思い浮かぶ顔は一人一人だけど、顔を知らない方もついでに含まれるので(笑) 全体公開で書いてみました。
こういう恥ずかしい文は、思い立った時に勢いじゃなきゃ書けないし、書いておけば良かったと思うときに書けない状況だったりすると、あとできっと後悔するからね。

たとえ間違いをしようとも、なるべく一瞬一瞬を悔いなく生きていきたい。
それは、今まで出会ったたくさんの作品から、そして出会ったたくさんの人から教わったことだから、これだけ遊び歩いて学習したことはちゃんと実践しなきゃね(笑)


読んでくれてありがとう。
できることなら、いつかどこかでお会いしましょう。

では、また。


おおるり