今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

映画「塔の上のラプンツェル」

2011年03月26日 23時50分13秒 | 映画

ピュアな心って、無敵!!

  

これはまさに、ディズニー的なラプンツェル。
夢と希望があって、愛がいっぱいです。
ロマンチックで、幸せな気分になる映画ですから、特に女性にはお薦めよ!!

だけど、ラプンツェルといえば、もともとの物語はこの「塔の上の~」とは違います。
なにせ、「高い塔の中に一人で閉じ込められた無垢な少女が、そこに昇ってきた王子様を夜な夜な招き入れて、しまいには妊娠してしまい…」という展開だもの。
もちろん、ディズニーはそのあたりが全く違いますけど、もとの作品にはエロティシズムが流れています。
ちなみにグリム童話の「ラプンツェル」がこれ

http://www.aozora.gr.jp/cards/001091/files/42309_18060.html

さらにウィキペディアには、↓こんな記述が。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%AB

そんなわけで、私は前からこの物語を、かなり興味深く捉えていました。
が!
さすが、ディズニーの映画よね~!
この上なく清らかな夢に溢れています。
家族連れから恋人たちが見るのにはぴったり。
もちろん、私のように「停電で夜に家に帰るのが憂鬱だから」という理由で、ひとりで観に行く人もいるけどね(笑)
心が暗くなりがちな昨今、夢を信じて勇気を出すこのキュートでチャーミングな少女、ラプンツェルに、私は心を明るくしてもらいました。

ところで、映画といえば、私はこの度の大震災の前にも、もう一本観ていました。
「ヒアアフター」です。
この映画を「ぜひ観に行かなければ!」と思ったのが、今月の4日。
実際に観たのは、割引のあるレディースー・デーの9日水曜日です。
想像していたよりも、ずっと静かでじわりとした感動のある作品だったので、感想はその週末にでも書こうと思っていました。
けれども、その二日後にはあの地震と大津波があり、「ヒアアフター」は全国で上映中止となってしまいました。
その理由は、今度の震災の痛ましい場面を思い出させるシーンがあったからです。
無理もないことだと思いました。
私もさすがに、とても感想など書く気がしなくなりましたが、けれども今になって「書いておかなければ」という気もします。
「ヒアアフター」には確かに津波のシーンもあれば、「亡き人」を見てしまうシーンもあります。
でも、この映画が描きたいところはそこではないので、むしろそのあたりはとても押さえられていました。
感想はいずれ、自分のため、もしくは未来の自分のために、こっそりと書くかもしれませんが、その時は日付を観た日に設定する予定です。

どんな映画であれ、心置きなく観られ、感想が書けるというのは、今まで気がつきませんでしたが、ずいぶんと幸せなことだったのだと、改めて思わさせる今日この頃です。
日本全体が一日も早く、元の日々に戻れますように、心から祈りたいと思います。

コメント
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