東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

小さい秋

2020-09-06 10:07:40 | ノルウェー山暮らし fjellgård
9月に入り名実ともに秋です



森にはキノコがいたるところに



赤いコケモモの実も見かけるようになりました



秋の森は色とりどりできれいです



あっ
また会ったね、おかあさん
会ってはいけない場所で

きみたちのいる場所は川の向こう側でしょう?
どうしてこんなところまで来ちゃってるのよ



うんうん、きみはね
おかあさんについてきただけなんだよね
わかってる

橋のゲート開けてあげるから一緒に帰ろうよ、と
かれこれ小1時間ほど説得しながら一緒に森を散歩しましたが
おかあさんの返事は

「まだ帰らない
明日の朝には帰ってもいいけど」
(想像)

そうなのです
このおかあさんは脱走の常習犯

仕事へ行くために朝クルマを走らせて橋まで行くと
ゲートの向こう側で待っているということがこれまでも何度かあり
まるでわたしが仕事へ行く曜日を覚えているかのよう

森で食事をするのは
開墾地の草を繰り返し食べるよりはるかにヘルシー
ヒツジにとってはとても良いことなので
賢いおかあさんヒツジと言えますが
この橋を渡って向こう側へ行く趣味はいただけない…

でも
もういつ羊農家さんがヒツジたちを集めに来てもおかしくない季節になり
こうやって困ったおかあさんと散歩できるのもあと少しと思うと
ああ、やっぱり秋だわ〜とちょっとしみじみ

そこかしこで感じる小さい秋は
冬がかけあしで間合いを詰めてきている印



薪を運ぶ仕事もラストスパート
そのあとは来年の冬のための薪作りがはじまります

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