東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

コーヒー党

2010-05-03 14:16:00 | 日々の暮らし in the countryside
コーヒーが好きです
飲むのは一日1杯程度ですが

でも実はわたし
数年前まで完全な紅茶党でした

以前は営業という仕事柄、
顧客先でコーヒーを出されることが多く
ミルクと砂糖を入れて流し込んでいましたが
できることなら飲みたくなかったくらい

インスタントコーヒーや缶コーヒーも
その美味しさのようなものがさっぱりわからなくて
一切飲んでいませんでした
(それは今もさして変わりませんが)

それが今では
コーヒーの粉は絶対にきらせない状態

きっかけは…
たぶん前の会社のランチタイム?

全国区の企業の営業職から
小さな会社の専門職に転職したのが
かれこれ7年前ですから
それからしばらく経った6年前くらいかなあ

仲良くなった同僚たちと少人数で
社内でお弁当を食べるようになり
ちょうど毎日食後に
個人的に自分のコーヒーを沸かしている役員の方がいて
あまったコーヒーをときどきおすそ分けしてくれることがありました

その1~1.5杯分くらいのコーヒーを
その場にいる人数で(たいてい3人か4人)
仲良く一口ずつそれぞれのコップに分けて
食後のひとときを過ごしていました

きっとその役員の方は
何にでも凝る人で
コーヒーの粉も決してスーパーの安売りではなく
専門店で選んだり取り寄せたりしていたものではなかったかと思います

量が少なかったことと
美味しいコーヒーだったこと
それから
気の合う仲間といつも笑いながら飲んでいたことで
いつのまにかコーヒーは
わたしにとって「スキ」なものになっていました

個人的にはとても
不思議ないきさつなんですけど

スキなものが増えると
必然的に幸福が増えます

少し前に遠方の友達が
近くにコーヒーの美味しいお店があるの、と
コーヒーを2袋送ってくれました
ひとつにはそのお店の名前が書かれていて(きっとオリジナルブレンドね)
もうひとつには季節限定品らしく「さくら」という名前が

パッケージを開けたとたん
そのなんとも良い香りにしばらくウットリ
ああ、シアワセ

コーヒー、好きでよかったあと
しみじみと思った瞬間でした

1Q84

2010-05-03 13:23:39 | 日々の暮らし in the countryside
遅ればせながら話題の小説を読んでいます

少し前に新作が出版されたとテレビのニュースで知り
もしかしたら旧作ならもう図書館で借りられるかも、と
検索をしてみたところ
1人が予約しているだけだったので
とりあえずわたしも予約してみました

その週のうちにメール連絡が来て早速図書館へ
読み始めたら面白かったので続けて続編の2冊目も予約
ついでに、こちらはいつになるかわからないけど
新作の3冊目にも予約を入れておきました

1冊目を読み終わらないうちに2冊目もアッサリ手に入り
まいにち夜に少しずつ読んでいます

この著者の本は
大学生の頃からわりと読んでいて
たぶんこれまでの小説は長編・短編全て読んでいると思います
ちなみに一番好きなのは
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

「1Q84」と同じように
ふたつの物語が交互に描かれているので
両者は構成がちょっと似ています

続けて3冊目も読みたいけど
こちらはたぶん少し時間がかかるだろうなあ
図書館の蔵書は3冊、予約は27件
1冊あたり9人が順番に読むとして
数ヶ月先かな?

ふと思いついて
以前よくお世話になっていた川崎市立図書館の
蔵書検索をしてみました

「1Q84 book1」は…
なんと27冊の蔵書数に対して予約件数2330!
そして新作のbook3は蔵書12冊で予約が1152件

book3について計算してみると
本の数は4倍で予約数は400倍強
つまり約100倍ということ?

すごい数
忘れた頃に連絡が来るのね、きっと

ところで
読み終えたbook1の中の記述で
印象的な部分がありました

「メニューにせよ男にせよ、ほかの何にせよ、
 私たちは自分で選んでいるような気になっているけど
 実は何も選んでいないのかもしれない。
 それは最初からあらかじめ決まっていることで、
 ただ選んでいるふりをしているだけかもしれない。」

最近、似たようなことを考えていたので
ちょっと主人公の気持ちに近づいた気がしました

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