アメリカンサウンドを奏でる二つのカートリッジ
WE597Aをお借りしてきた、I氏のお宅から
ついでにカートリッジもお借りしてきた
シュアーM3D
興味があったので、いつかは聴いてみたいとは思っていたが
なかなかカートリッジは貸しては頂けない
このカートリッジも「今は使っていない」の一言で、お願いしてお借りしてきてしまったもの
ありがとうございます、有難く聴かせて頂きます。
今まで私はオルトフォン、EMT、DECCAなどカートリッジを愛用してきたが
アメリカンカートリッジ恐るべし!
MONOレコードでは我がシステムでは、
GEバリレラが圧倒的なアメリカンサウンドを奏でている
非合法な超重量級SP用を改良したRCAロングアームに装着され、
その他を圧倒する容姿と共に、音の破壊力たるや絶対的なものである
このアームに取り付けたGEバリレラと、WE141改CR型フォノイコで聴くJAZZは
ものすごい!
音の大砲で打たれる、蹴飛ばされる、殴られる
超暴力的なバイオレンス アメリカン サウンドでありながら
聴かせ処は心得ていて、厚い中域を中心に決してヒステリックにはならないで
グラマーで魅力的な流石のサウンドである
ただ、残念なのはMONOカートリッジであり
STEREOレコードではこの味わいは、なかなか聞けなかった
音質的にもこの時代のSTEREOレコードは大したことが無い
だからMONOを聴いていればじゅうぶんと、たかをくくっていたが
とんでもなかった、初期STEREOでも良いレコードはもちろん数多く存在する
これらのSTEREOレコードをGEバリレラのような、アメリカンサウンドで聴きたい
これが簡単なようで、なかなか難しかった
SPU、EMT、などの緻密なカートリッジでは、あの馬鹿力の豪快で艶やかなアメリカンサンドはなかなか難しい
オリジナルSPUなども豪快な音だが、やはりお品がいい
もっと○品な鳴り方で?
昔は、アメリカンなカートリッジもいくつか聴いてみたが、はっきり言って
あまり好きにならなかった、
けばくて、軽薄、密度が足りないそんな○品な印象のカートリッジが多かった気がします
お借りしてきたシュアーM3Dは見事に
あの力強いアメリカンサウンドをSTEREOで表現しています。
アームの違いかバリレラよりも高域が繊細、
これもアームの違いからなのか
低域の圧倒的な量と力はバリレラが上だが
M3Dも決して低域の不足感はない、あのアームとバリレラが異常なのだ
このパンチのきいた心地良い低域は聴きごたえじゅうぶん
だが、不思議と音色は、ほぼ同じと言っていい気がする・・・・
これは、意外である
GEバリレラと、シュアーM3Dが同じような音色?
装置の音色が濃すぎてカートリッジの音色が聴き比べられないのか?
俺の耳が悪いのか?
まあ、それはあるだろうが・・・・・
とにかく
MONOとSTEREO両方のレコードが楽しめるように、
この二つのカートリッジは我がシステムには必需品のようだ
・・・・・
そうだこれも借りものだった・・・・
返さなきゃいけないんだ
どうしよう借り物の、WE597Aツイター
と同じく借りもののシュアーM3Dで良い音が奏でられている
・・・・・
そういえば・・・・・・
このバリレラが付いているRCAのアームもKIM氏からの借り物
借り物で最高のサウンドが奏でられている、我がシステム
これからそうなるんだろ~
・・・・・・