オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE597A 高域の出ない、恐るべき魅力のツイーター

2016年03月17日 09時07分09秒 | オーディオ

WE597Aツイーターのセッティングパート2です




どんなツイーターも基本は同じだとおもうが


ツイーターをうまく鳴らそうとしたら





あまり高域を欲張らない事が大切




帯域や音量を欲張らず「さりげなく」鳴らすのがポイントなのだが





この、さりげなくだが




実際に行うと、そのセッティングはなかなか難しいものがある



我がシステムは、本来ツーウエイの817システム




簡単に言えば、A5のダブルウーハー仕様と思ってもらえばいい

使われているユニットは515と288Cを励磁に改良したもので

288Cのアルニコマグネットを取り出し励磁にしたものだが

基本的にはボイスコイルは変わっていないので特性は変わらない






中域の288FCの特性は

周波数帯域:500Hz~16,000Hzである


注(我がシステムでは過酷にも、もっと下から使っている)




WE597Aレプリカの特性は

周波数帯域:1K ~ 18KHz




中域ユニット、高域ユニット

実はあまり変わらない周波数特性である



通常のスリーウエイスピーカーだと中域288の高域をカットして



スリーウエイとしてネットワークを作るか

それともツーウエイ+高域で

低域カットのツイーターをつけるかだが



私はどうも後者のほうが好きである




ユニットには余り広帯域を持たせないほうがいい、と言う方もいらっしゃって



各ユニットに広帯域のレンジを持たせると、


歪やすくなる

音がきつくなる

などと言われる方もいらっしゃる



この各ユニットに専用帯域を狭く使う方式で行くと

フォーウエイ、ファイブウエイとユニットを増やす結果となっていく




私は、歪もうが、きつかろうが気にしないのか、

基本ツーウエイで十分ですので



今回制作したネットワークは、400Hzクロスのネットワークに

低域カットのコイルとコンデンサーで、ツイーターを加えたものです





中域と高域の再生レンジが、あまり離れていないので、


実際につないでみても、あまり高域が伸びているようには感じられません






わずかにノイズの抜けがよくなる程度




高域特性が格段によくなったとか



聞こえない音まで再生できる、ハイレゾシステムになったわけでもない




だが、WE597Aを追加することで


激変と言っていい変わり方をする







音色で、圧倒的に違うのは中域の



厚み

濃さ

彩さ





さらに付け加えるなら、これらによる


聴きやすさでしょうか







結果として、このツイーターをつけたほうが


唄うんです

楽器が鳴るんですよ




わかるかな~






やはり597Aツイーターは絶対必要!










冒頭の「さりげなく鳴らす」だが





このツイーターのさりげなく鳴らし込みは、なかなか大変





本来劇場用のツイーターです


減衰してしまう高域を、遠くに飛ばそうと考えられた、597ツイーター





597をお使いの方の、ネットの写真などでは


正面を向けずに、使われている方もいらっしゃるようで



家庭でさりげなく使うには、皆様かなり苦労しているようである






私は、全てのユニットのコイル位置を合わせて(ALTEC派セッティング)





まあ、かなり絞って、音量は抑えていますが


堂々と正面を向いて、使っています





このツイーターの音色を、さらに良くしようと様々な試みも行いました




この597Aは本来劇場では、バッフルに取り付けられ、


前から見るとまあるい穴が開いているだけで



その姿を確認することはできない


オリジナルと同じように穴をあけてバッフルにしようと思ったが、その前に





板二枚で作った簡易バッフルを付けてみた



このバッフル板を



ホーン状にしたり


バッフル状にしたり




試してみましたが、家庭で狭い距離で聴くには


バッフルは付けないほうが




このWE597Aツイーターの良さを発揮できると思う







バッフル板を付けたほうが、音が明確になり


くっきりはっきりする

音量も上がる




上がった音量を、ネットワークで絞ると


音の濃さが消える


・・・・・・







意図して作られたのか、私は知らないが


このツイーターが持っている



素晴らしい奥行き感の演出



透き通った空気感に伴う、


奥行き感を「見事に演出する」このツイーターは

バッフルを何もつけずに


セッティングしたほうが、

絶対いいと思う




遠くへ、くっきりはっきり飛ばすなら、バッフルは必需品だと思うが





家庭では、音像を乱すだけかもしれない


・・・・・





他のツイーターには無い




空気感、立体感、奥行き感







WE597A、恐るべし!