![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/21/89d78ff9807100d23d77bb9502895f73.jpg)
WE597Aツイーターのセッティングパート2です
どんなツイーターも基本は同じだとおもうが
ツイーターをうまく鳴らそうとしたら
あまり高域を欲張らない事が大切
帯域や音量を欲張らず「さりげなく」鳴らすのがポイントなのだが
この、さりげなくだが
実際に行うと、そのセッティングはなかなか難しいものがある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/52/e33b4432502d7d4028698c4c70a194b3.jpg)
我がシステムは、本来ツーウエイの817システム
簡単に言えば、A5のダブルウーハー仕様と思ってもらえばいい
使われているユニットは515と288Cを励磁に改良したもので
288Cのアルニコマグネットを取り出し励磁にしたものだが
基本的にはボイスコイルは変わっていないので特性は変わらない
中域の288FCの特性は
周波数帯域:500Hz~16,000Hzである
注(我がシステムでは過酷にも、もっと下から使っている)
WE597Aレプリカの特性は
周波数帯域:1K ~ 18KHz
中域ユニット、高域ユニット
実はあまり変わらない周波数特性である
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/29/256a0350d02e4a391261efeedee10567.jpg)
通常のスリーウエイスピーカーだと中域288の高域をカットして
スリーウエイとしてネットワークを作るか
それともツーウエイ+高域で
低域カットのツイーターをつけるかだが
私はどうも後者のほうが好きである
ユニットには余り広帯域を持たせないほうがいい、と言う方もいらっしゃって
各ユニットに広帯域のレンジを持たせると、
歪やすくなる
音がきつくなる
などと言われる方もいらっしゃる
この各ユニットに専用帯域を狭く使う方式で行くと
フォーウエイ、ファイブウエイとユニットを増やす結果となっていく
私は、歪もうが、きつかろうが気にしないのか、
基本ツーウエイで十分ですので
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ea/6afc012ed45679efe19d55c9257f3919.jpg)
今回制作したネットワークは、400Hzクロスのネットワークに
低域カットのコイルとコンデンサーで、ツイーターを加えたものです
中域と高域の再生レンジが、あまり離れていないので、
実際につないでみても、あまり高域が伸びているようには感じられません
わずかにノイズの抜けがよくなる程度
高域特性が格段によくなったとか
聞こえない音まで再生できる、ハイレゾシステムになったわけでもない
だが、WE597Aを追加することで
激変と言っていい変わり方をする
音色で、圧倒的に違うのは中域の
厚み
濃さ
彩さ
さらに付け加えるなら、これらによる
聴きやすさでしょうか
結果として、このツイーターをつけたほうが
唄うんです
楽器が鳴るんですよ
わかるかな~
やはり597Aツイーターは絶対必要!
冒頭の「さりげなく鳴らす」だが
このツイーターのさりげなく鳴らし込みは、なかなか大変
本来劇場用のツイーターです
減衰してしまう高域を、遠くに飛ばそうと考えられた、597ツイーター
597をお使いの方の、ネットの写真などでは
正面を向けずに、使われている方もいらっしゃるようで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/28/8410dd7452c768f0866b95e135d5e805.jpg)
家庭でさりげなく使うには、皆様かなり苦労しているようである
私は、全てのユニットのコイル位置を合わせて(ALTEC派セッティング)
まあ、かなり絞って、音量は抑えていますが
堂々と正面を向いて、使っています
このツイーターの音色を、さらに良くしようと様々な試みも行いました
この597Aは本来劇場では、バッフルに取り付けられ、
前から見るとまあるい穴が開いているだけで
その姿を確認することはできない
オリジナルと同じように穴をあけてバッフルにしようと思ったが、その前に
板二枚で作った簡易バッフルを付けてみた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6e/3c720017494fa6979c7b0fb22b3dc65c.jpg)
このバッフル板を
ホーン状にしたり
バッフル状にしたり
試してみましたが、家庭で狭い距離で聴くには
バッフルは付けないほうが
このWE597Aツイーターの良さを発揮できると思う
バッフル板を付けたほうが、音が明確になり
くっきりはっきりする
音量も上がる
上がった音量を、ネットワークで絞ると
音の濃さが消える
・・・・・・
意図して作られたのか、私は知らないが
このツイーターが持っている
素晴らしい奥行き感の演出
透き通った空気感に伴う、
奥行き感を「見事に演出する」このツイーターは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ee/45dce2d831ffde81a54d5b482d590a1f.jpg)
バッフルを何もつけずに
セッティングしたほうが、
絶対いいと思う
遠くへ、くっきりはっきり飛ばすなら、バッフルは必需品だと思うが
家庭では、音像を乱すだけかもしれない
・・・・・
他のツイーターには無い
空気感、立体感、奥行き感
WE597A、恐るべし!
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