カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1293 『捨てずに拾い上げる自分に育て』

2014年11月30日 | 日記







 11月30日








鳥ってのは、雨が降り出すと巣の中でおとなしくするもんだと思ってたけど違うね。雨が降り出すと、やたら活発に飛び回るんだね。

スズメなんか、日頃、姿は見せるんだけど個体なんだね。それが雨が降り出すと群れになって現れるね。

枝にとまって体奮わせて意気盛んだよ。群れで濡れた地面をついばんで、なに食べてんかね? そいでもって愉しそうなんだよ。






西洋人みたいに濡れるのを喜んでるね。で、不思議なのは、日頃、我が空を飛ぶような厚かましい真っ黒けのカラスは姿を消すね。

こらあ、どういうことだろうかね? 他所の土地でも同じなんかね? 

カラスは濡れるのが嫌いなのかなあ? で、鬱陶しいカラスが姿を消すのを知ってるから、弱いスズメが、安心して羽根伸ばすのかね?






そんなことを考えながら窓の外を眺めてたら、ヒヨドリのつがいが目の先の月見草の枝に飛来して鶏冠(とさか)の毛を立ててるよ。

北海道から、遥々、来たんかねえ? 遠路遥々ご苦労さん。

昼頃になって西の空に青空が覗いてる。晴れはしなくとも雨は上がるね。





















昼下がり、「★★ちゃん、気晴らしに出てきた」 と、おませな中1の女の子。今日は休みだったのか? 「テスト勉強」 ああ、そうか。珍しく一人だね。

高1の女子が、さっきから「★★ちゃん、映画行きたい、★★ちゃん、行こ」って、同じこと繰り返して云ってる。困った子だねえ。

「★★ちゃん、追い抜かれてん」 なにが? 「〇〇〇に背を抜かれたあ」 ああ、ホントだね。おませな女の子に遙かに抜かれてるよ。






おまえもバレーボールしろよ、不思議とバレ-ボールする子は伸びるよ。「いやや」 じゃあ、寸詰まりでも、大らかに笑ってろ。

「★★ちゃん、何処か連れてってえ~」 「★★ちゃん、映画行きたい」 こういうのは、なんなんだろうねえ? 自分を安く売るな、馬鹿者。

彼氏、探して来い。「おらん」 座布団を頭に載せてるような頃からは、少しは身を構うようにはなってるかねえ? 次は、心を構え。






男も女も、武士は喰わねど高楊枝の誇りを持たねばいかん。「★★ちゃんっ、当ったあ」 おませな女の子が、ダーツもどきに真剣に興じていて

的の中心の小さなハートのマークを射止めて万歳してる。おお、やるねえ。「上手くなったやろ?」 うん、なんでも磨けば光るもんだね。

「★★ちゃん、ピアス買ってえ」 まだ、云うとるわ。鼻輪でも付けんのか? 「ちゃうわあ、耳に穴開けんねん」 やめとけ。「みんな、やってるわ」






こざっぱりした子と、もっさりした子って、何処で分かれ道になるのかねえ? 女の子には、そんなの、むけむけには云えんからねえ。





















神さんも、もうちと思い遣ったれよ。この高1の女子に背丈をやれよ。世の中は、公平じゃないねえ。この二人を見比べると偏りすぎだよ。

色白で綺麗な肌してしなやかな髪の毛に恵まれた上に背丈も伸びる子も居れば、アマゾンの土人みたいに、ドッサアと毛に覆われて背の伸びない子も居る。

性格は、穏やかにはなったね。小6の頃は、しつこく居座るので、もう出ろ、出ろって追い出すと、「触るなっ、変態っ」なんて、決まり文句だった。






アホか、オレにも好みがあるわ、なんて云い返して放り出してた。「おまえも、おまえやね」 そうかあ? 事実だから仕方がないよ。

狭い環境で感じたことだけど、美人とブスってのは、育ち往く心根に、大きな影響をもたらすもんだね。まず、話し方に、其れが出るね。

おませな女の子も、時折、口が悪いんだけど自制力で止めるね。様子を意識するのかね? いつもの連れの子は、止め処なく言葉が汚いんだね。






人は、言葉から崩れるぞって、云うと舌出して反省の気はあるんだけどね。「禿げ親父」「天辺禿げ」なんて攻撃しよる。高1の女子もそうだよ。

うるさいっ、目潰し光線くれてやるって蛍光灯の反射で攻撃するんだよ。「なにをやってんねん?」 残念ながら失明まではいかんねえ。

しかしね、おませな女の子は、「★★ちゃん、まだ、毛があるやん」って、庇ってくれるんだよ。この差だね、この差がひらいていく違いじゃないの?



















攻撃されるぶん、攻撃するって、悪循環なんじゃないんかねえ。「連れの子はブスなのか?」 漫画みたいな顔してるね。

兄貴に、毎度、ブスッ、ブスッて、云われ続けて大きくなったらしいよ。「よくないね」 だから、オレは、些細なことでも褒め続けてやるんだよ。

自信だよ、大事なのは。自分を認めてくれる人間の存在ってのは、人には、必要だと思うよ。自分を捨てないよ。拾い上げる自分が健在なんだよ。






どうしようもない高1の女子も、褒めてやるんだよ。よく頑張るな、えらいって、顔合わせるごとに些細なことでも褒めてやる。

学校サボって行かなかった子が、毎日、通学して、学校で有ったことを、逐一、報告して「愉しい」って、言葉が出て来たよ。

今は、アマゾンの土人でも、心根腐らず生きていけば、どんな人に成長するやも知れないよ。見かけで、人は、決められないからね。






「★★ちゃん、コンビニ行こうか?」 ああ、いいよ、煙草も切れたしね。オレの膝の上でお話し聞いていた幼い子が、肩を並べて歩いたら

然程の差もなく大きくなったもんだねえ。「ああ~、もう、帰りたくないわあ~」 嫌を克服して頑張ったことに無駄はないよ。

コンビニから帰って来て、「★★ちゃん、勉強、頑張るわ」 おう。 おませな女の子もお姉ちゃんになったね。






今日は、土曜日だってのに残業かよ。疲れて帰って、遅くにパソコンの前に着いたら、今日、有ったことがつらつらと打てた。
























カメレオンの独り言-1292 『いっぺん、電源切ります』

2014年11月29日 | 日記








 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 11月29日









『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 予告編を何度も観て期待してたほどの映画じゃなかったね。

全体的に、なんか、やたらと忙(せわ)しないんだね。全てが夢の中って感じで終っちゃたよ。こんなのだったら予告編だけで充分だわ。

オレが、昔、攻略本なしに「トウーム・レイダー」ってゲームをクリアしたときと一緒だよ。数え切れないほど死んでるのに、生き返ってクリアしたよ。



















息子がアップルのノートパソコンを購入して届いたんだけど、ルーター仕様で接続機器が必要とかで、其れも注文して昨日届いた。

で、薄いねえとか、軽いねえとか、感心しきりだね。板じゃねえか、凄いねえ。それは良かったんだけど、オレのパソコンがネットに繋がらない。

「おとん、悪い、ちょっと待ってなあ」って、なにやら真剣な顔して接続の方法を調べてる。こらあ、時間がかかるなあ? まずいねえと思ってる。






仕方ないから、本を出して読むんだけど、本のほうが目が疲れるね。ネットを開いたらネットワークがどうたらこうたらと書いた画面が出てる。

こらあ、今日はダメだね。映画見る前にブログを仕上げておけばよかったね。「ちょうど、休みがとれていいじゃないか」 まあね。

たしかに、考えなくていいから楽だね。ウィンドウズのノートパソコンにしときゃいいのに、アップルは手間食うんだよ。「知ってんか?」 知らん。



















このところ寒さも和らいで、日中は過ごしやすい気温で気持ちがいいね。何かバタバタと忙しくて、あっと言う間に昼下がりになったよ。

カレンダーを見上げたら、もう、12月になるんだね。転がり落ちるボールと云う名の月日だね。

「此の間は、大変お世話になりました」って、頂いたお礼の品は、クリスマスの絵で彩った可愛い袋に入ってる。クリスマスか、もう、すぐだね。






致し方なしにブログを休んで考えたんだけど、この機会に、更新の間隔を空けさせて貰います。

毎日、書き続けることは、しんどくても遣れないことはないんですが、同じザルん中を掻き混ぜてるようなのが気になる。

来年まで、あと一ヶ月、ごりおしでも、毎日、書き続ける気でいたんですが、このままでは変化が望めない。「休んで変化が望めるか?」



















どうだろうかね? 生活のパターンを変えない限り、望み薄かもね。まず、更新の間隔を空けてみて、どんなものか試してみます。

まあ、そういうふうに今日のオレは思ってます。「またや」 「明日のおまえも、そう思ってるのか?」 明日の奴に聞かなきゃ解らないよ。

「昨日のおまえの考えを、今日のおまえが言葉にしてるねんな?」 そうだよ。「じゃあ、今日のおまえの言葉は、明日のおまえは承知ということやな?」






アホやなあ、明日なんてのは寝て目が覚めて在ることだよ。今日のオレが知るはずもないよ。

























カメレオンの独り言-1291 『ケヤキの如く』

2014年11月27日 | 日記








 11月28日








話のネタが浮かんで来ないときって、オレは、何を考えてんだろうかね? って、そんなことを考えてるんだね。

う~ん・・・手に目をやって手の平を広げたり握ったりして、指を内に畳んで爪を見てるね。そいで、彼女が云ってたことを思い起してる。

常に爪を伸ばしぎみに揃えておくと爪の平全体が長くなるらしい。なんとはなしに長くなったような気もしなくはないね。






エアーガンの格好いいお気に入りの奴を一丁買ったろうかなあ~なんて過(よ)ぎるね。「ええ年こいて、まだ、欲しいの?」

こんな手持ち無沙汰な時間にだね、そいつを手にして感触を愉しみつつ思考するんだよ。最近のは、玩具の域を超える精巧さだからね。

Gパンをひとつ買っておこうかなあ~なんて思うときがあるね。古いのが2本あったんだけど、何処へやっちゃったかなあ?






洋服ダンスには入ってない、衣装ケースに入ってんのかな? 暫く、記憶を辿るうち、このアイオ・データのモニターは、買って正解だったなあって

思ったりするね。熱かったお茶は、もう、冷めてるね。角瓶に目が行って、少し呑もうか、小さなグラスにカッポン、コッポンと注ぐ。

ストレートに限る。チビッと舐める。咥内にアルコールが広がって、次いで喉元に染み渡り焼けるような感覚を味わう。男になった気がする。「ええ?」






考えてみると、ほとんど、考えてないね。目先に捉われてる時間が長いよ。頭の働きは停止してる。あっ、考えてる、昨日の映画のシーンだね。

仰向けに倒れてるケヴィン・コスナーの顔を跨いで見下ろす女諜報員、暗くて見えなかっただろうなあって、考えてる。「其の程度の思考だろうね」

毎日、何かのきっかけで話のとっかかりを掴んでる。早くから、今日は、この話でとは、ならないね、おおかた、パソコンの前に着いてから浮かぶんだね。



















昨日、彼女が来たよ。どう? 愉しくやってるかって聞いたら、面白くないって云ってたね。で、何かを、また、聞いたら「なにがあ~?」

この娘(こ)は、オレに話すときだけ、ぶっきらぼうなんだね。そういえば、昨日の女諜報員みたいな雰囲気を醸してるよ。スタイルも負けてないわ。

爪の平に化粧するのをなんてったかなあ? 其れをして貰いにお店へ行くようなこと云ってたね。女のこは大変だね。






コンビニまで一緒に行って買いもの待つ間、外で煙草吹かせてたら、きっちりチェックしておるよ。

「煙草吸うてたやろ?」 食ってたら怒れよって、云い返してるよ。でも、最近、煙草であまり怒らないね。「会う回数が少ないからやん」 笑ってるよ。

毎日、毎時間、会えるものなら会いたいよ。だけど、邪魔はしたくない。いつか、機会があれば、美味いコーヒーでも呑みながら、ゆっくり、話がしたいね。






とは、思うものの、この娘とは、過去、何度か用事がてらに付き合って貰ったけど、他所さんの大事な娘さんを連れて出たことが

僅かな時間だったけど、なんか罪悪感になって落ち着かなかったのを覚えてる。アタフタしてたよ。

彼女の友人と連れもって食事に出かけたときも、何故か機嫌が悪くて、悪いことしたなって、後悔して、もう、こりごりって感じが残ってる。






職場で少し顔を逢わせる僅かな時間でいいのかも知れない。遠くても、心に居着いて近く、近くても、遙か遠くの娘(こ)なのかも知れないね。

もう、昔の彼女じゃない。一人で世間を面白おかしく生きていく才知と社交性も備えて万全だね。自分の人生を生きているよ。

彼女の存在は、オレにとって何がなんだか解らない年月だったよ。オレには、経験の無かった男の苦しみを教えてくれた。






「おまえは、昔から、踏み込まなかったからね」 線を越えたんだね。大人の想いを知らしめて貰ったよ。でも、オレは無邪気が似合ってる。



















翌日、仕事していてハッと気付いたら、彼女の昔からの友人の娘さんが、じっと見て立ってるよ。「あれっ? どうしたの」

いつも、大学やバイトに行く時は、前を通る際、ニコニコしながら敬礼で挨拶して出かけていく。オレも、笑って敬礼して見送ってあげる。

彼女と、この娘(こ)は、幼いときから仲良しで、中1のとき、彼女を連れて来て「仲良しの〇〇〇やねん」って紹介してたね。






今じゃ、二人とも背丈があってスマートな娘さんに成長したもんだよ。「★★ちゃん、これ、焼いてん」って、包んだケーキを差し出してる。

おお、ありがとう、いいねえ~。では、早速、頂こうか、なんて云って包みを解いて、つまんでるよ。美味いねえ。

でも、じっと見られてると食べにくいね。今は、気取って小笠原流だけど、一人ならパクリだよ、ニコニコ笑ってるよ。






「ジャムを包んであるの、★★ちゃん、お皿の紙、開くところがあるよ」 オレが、まごついてるのを、しっかり見ておるね。おお、ここね。

2個目を一口食って、コーヒーはないの? 大笑いだよ。オレはね、コーヒー飲んでのんびりするのが、とても好きなの。

床は板張り、フローリングだね。木造の佇まいで天井は吹き抜け、太い梁が通ってて趣は古い洋館って感じかな? 山小屋かなあ?






そんなとこなら2時間、3時間、平気で時を過ごせるよ。「うん、そんなとこやったらコーヒーも美味しいわ」 そう。

そのうち、〇〇〇を誘って、そんなとこへ行こうか。そいで、上手い手品をやって貰うよ。「そんなあ~ん」 大笑いだよ。

「ほな、★★ちゃん」敬礼してるよ。では、イギリス軍風に手の平返した敬礼で応えよう。






「わたしが、結婚するときは、★★ちゃんに仲人してもらうねん」って、云ってたね。取るに足らんおっさんの、何処がいいのか、ありがとうよ。




















仕事に精出して頑張ってたら、「★★ちゃーん」「早いやろっ」って、中1のおませな女の子と連れの子が帰って来た。

あれ? 今日は部活はないの。「テスト前」 はあ~、「なんやのん? その態度は?」 なんてことだよ、今、仕事乗ってたのに。

「そんなん云うてたら一週間持てへんで」 ええっ? 一週間。「そやで」 まあ、いいか、夕方からだね。仕方ないね。






「★★ちゃん、これ、なんや?」 ああ、それは、なんでもないよ。昨日、中3のお姉ちゃん二人がね、安全ピンをコルクの板に放って刺してるんだよ。

へえ、上手いねえって感心してたの。でも、弾じかれるのも多いので、じゃあ、安全ピンに紙を巻いて羽根つけたらダーツの矢が出来るよって、拵えたの。

即席の紙の的を貼り付けて、こう、すんだよって、投げてやる。スコンッと刺さって格好いいよ。「うわあ~、ええやんっ」「ホンマやっ」






それからが大変だよ。無我夢中だよ。的に刺さる度に「★★ちゃんっ」「★★ちゃんっ」「★★ちゃんっ」 はいよ、はいよ、はいよ。

「わたしにも遣らせてっ」 増えてるよ。「僕も遣らせてっ」 また増えたよ。

小1の女の子が脇に来て「★★ちゃんは、一日、お仕事なにしてんの?」だって。「★★ちゃんは、ちゃんと仕事してるよ」って、おませな子。



















雨がパラついてるね。外に出て煙草を吹かす。いつも、こんもり緑に覆われてるケヤキが、いつの間にか柿色に染まってパラパラ枯葉を落としてる。

おまえの今年はどうだった? 「毎年変わらず、同じことを繰り返してるよ」 そうか。

来年、おまえが新芽を吹かして若葉に包(くる)まれる頃、オレも、少しは、成長して新しくなりたいよ。「新しいものは、古くなるんだよ」






そうか、そう云えばそうだね。「古いものから新しいものを生み出す、そう思えば、今を萎えることはないんじゃないか?」 意味深だね。 「なんでも聞いて」 

「誰と話してんねん?」 ケヤキだよ。じゃあ、今の、おまえの姿は、何を生み出している? 「落ち葉に託して、冬の訪れの風情づくりだよ」 なるほど。

じゃあ、枯葉が落ち果て枯れ木のようなさまになったら? 「明日を信じて、じっと耐える姿で勇気を与えるんだよ」  






「そして、新芽を吹かして若葉に萌えて夢を振りまけばいいんだよ」 そういえば、オレも、おまえと似たような按配だねえ。「気づいたか?」




























カメレオンの独り言-1290 『映画 ラスト・ミッション 久ぶりにケヴィン・コスナーがいいねえ』

2014年11月26日 | 日記








 『アンバー・ハード』 11月26日








長く人生を生きると、ああすれば、こうなり、こうすればどんな展開になって最終的な結果も見えてくる。そして、溜息をつくんだね。

そんな読みを外す奴も現れるんだけれど、不思議なことに何段階目かの行程で、やっぱりねって、溜息をつかされる。

人生は、ゲームだね。軽々しい表現ではなくゲームと似通った趣があるね。越すに越されぬ田原坂ってところが在るんだね。






抱えきれないほどのアイテムを持って武装しても、変えがたき己れ自身が行く手を阻むこともある。現実と映画の違うところだね。








 『ラスト・ミッション』








『ラスト・ミッション』って映画を観たよ。ケヴィン・コスナーがいい味出してタフな男を演じてるね。

「ボディ・ガード」の頃に戻ったような感がして嬉しくなったよ。1995年の「ウオーターワールド」辺りから影が薄くなったような気がする。

この「ウオーターワールド」って、映画が馬鹿らしくて致命傷になったね。役者は、映画を選ばなきゃダメだよ。「観たんかよ?」 観てない。






ツタヤでDVD借りて、待てよ、当時は、ビデオだったかな? 兎に角、借りて映して飛ばし飛ばしで糞映画だと解ったんだよ。






其の上、オレの思うに、1994年「シンドラーのリスト」で レイフ・ファインズ がスターになってダメ押し喰らったね。「ホンマかいな?」

ケヴィン・コスナーと似たようなキャラクターの役者だから役柄がダブって、お株をとられたんじゃないかね? 「そうかあ~?」 自信ないけど。

2003年に「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」でカウボーイ役で健在ぶりを見せたけど、また、頭髪とともに影が薄くなっちゃった。「人のこと云えんだろ?」



















しかし、この『ラスト・ミッション』は、成功だね。返り咲きしろよって思ってしまう魅力があるよ。オレは、滅多に応援なんかしないんだよ。

ケヴィン・コスナーの魅力が復活したように感じたね。観るものが、嬉しくなるような筋運びだね。「おまえがだろ?」 

おまえがだろって、誰が、ここで感想を話すんじゃ? オレはね、単純だろうけど、強い奴は、あくまで強いのが好きだね。弱いのは要らん。






外国映画で、いまいち素直になれないのが、家族を巻き込んで主役の負担が増えてオタオタする設定なんだね。これは、鬱陶しい。

やたら嫁さんに気を使って、そのほうに比重がかかるのがあるだろ? そんなもん、どうでもええんじゃって思ってしまうんだね。

旦那の仕事に理解が、全然ないんだね、足引っ張ることに専念しよるのが居るね? こんなのは、バスッて消音で撃ち殺してしまえばいいんだよ。












『ケヴィン・コスナーとコニー・ニールセン』







「そんなんしたら悪者やないか」 ブ~ン、ブ~ン集(たか)って来よる蠅(ハエ)は、しばかれる運命だよ。ペチャンコだよ。

此の映画でも、家族が絡むんだけど、しつこくないのがいい。例に倣って奥さんは、ケヴィン・コスナーの仕事が嫌で別れてるんだけど娘が居る。

この娘が、珍しくブス側の女優が演じてる。「ブス側ってなんや?」 ブスに属すってことだよ。「ケヴィン・コスナーに撃たれんぞ」



















派手に銃撃戦やったり追撃やったりしてんだけど、その間隙にちゃんと間をとって緩衝の時間を生かして情緒を大事にしてるよ。

父と娘の情愛のシーンとか、留守中に勝手に住み込んでる黒人家族らとの触れ合いとか、奥さんとより戻すとか織り交ぜて、この監督は器用な人だね。

余命幾ばくもない病を抱えるケヴィン・コスナーに、特効試薬品と交換に暗殺の仕事を持ちかけてくるCIAの美人諜報員が絡むんだね。












『アンバー・ハード』








ちょっと、顔が子供っぽいんだけど、この諜報員の女性は冷酷無比でセクシーなんだね。屈強な部下を顎で使うんだよ。

こんなのだったら、オレも顎で使って貰ってもいいよ。ハイッ、ハイッて忠実な部下になるよ。「向こうが要らん云いよるわ」 猿ちゃんは日本へお帰りってか? 

ケヴィン・コスナーは、いとも簡単に仕事をこなしていくんだね。射撃も格闘も敵なしだよ。スカッとするだろうね。













『アンバー・ハード』








で、ラスト、最期の仕上げ、ボスに引き金引けば終るのに、奥さんが反対だからって撃たないの。なんとひ弱い男だろうか。向こうの奥さん最強だね。

薬の影響で身体がいうこと利かないで倒れてるケヴィン・コスナーの顔を跨いで見下ろすセクシーな女諜報員。ミニスカートで大胆だねえ。

意識朦朧とするコスナーだけど、そこだけきっちり見てる。「なにを見てんねん?」 男の本能だよ。仕上げは、女諜報員が無造作にボスを射殺する。






フランスのノルマンディみたいな海岸沿いの家で寛(くつろ)ぐコスナーと家族、ハッピーエンドなんだね。

家に入る前に、コスナーが、ふっと辺りに気配を感じて窺がう仕草があるんだね。もう、みんな殺しちゃったから気のせいかなんてね。

窓際の椅子に腰を降ろし脇にある赤い包みに気付いて解く。メリークリスマス、愛するあなたへって書かれて試薬品の注射器が入ってる。



















最近、こんなのが流行ってんか? それらしい態度も微塵もなしに、突然、愛をうち明けるんだね。

女諜報員は、ケヴィン・コスナーが好きだったんだねえ。だから、顔を跨いで挑発したんだねえ。やること大胆なのに心はか弱いんだね?

この女性の設定は、なかなかいいと思うよ。「どう、ええねん?」 ケヴィン・コスナーを惑わせて終るんだよ。ドーヴァーの海も波打ってるよ。






此の前、紹介した「ブロークン・シティ」も、秘書の女性が、其れらしい気ぶらもなしに、

ラストで、初めて主役に愛している意思表示を見せて、殺人の再審に向う主役の明日を明るく照らしてたね。

サスペンス・アクションなのに、それに偏(かたよ)らず、ほのぼのさせる筋運びが良かったね。まあ、そんな映画でした。「今日は、ちょっと解ったよ」






しかし、ケヴィン・コスナーって男前だねえ。こんなのだったら別に強くなくたって、ただ、道歩くだけでモテモテだよ。続編を創ってよ。




















勿論、女諜報員も再登場だよ。なんなら、邪魔な奥さん消してもいいよ。「殺人やないかっ」 事件に巻き込まれて消される設定だよ。

そして、事件は、最強コンビで解決、妻を失い悲しむケヴィン・コスナーの傍らには、セクシーな女諜報員が醒めた顔して髪をなびかせ見詰てる。

エピローグでは、メインテーマ曲が流れるなか、個々に生き往くながらに寄り添い歩くふたりの姿、新しい人生が始まる。






「娘は?」 ニューヨークで所帯もって幸せに暮らしてる。「奥さんは?」 墓の中。「なんか、都合のいい展開だね」 映画は、どうにでもなる。













『ケヴィン、コスナー』






『ラスト・ミッション』 2014年アメリカ作品

監督 マックG  原案リュック・ベッソン   キャスト ケヴィン・コスナー アンバー・ハード  コニー・ニールセン










3 Days to Kill TRAILER 1 (2014) - Kevin Costner, Amber Heard, Hailee Steinfeld Thriller HD









3 Days To Kill International Trailer #1 (2014) - Kevin Costner Movie HD











う~ん、良かったねって思える映画にめぐり会うと幸福感に浸れるね。ちょっとした矛盾なんて論(あげつら)う気も起きない。

何処がどう良かったって聞かれたら、うまく云えない。見終わって、言葉じゃなしに「ニッタア~」と笑いが出るんだね。満足感なんだろうね。

単純でもいい、明日に繋がる終わりがいいね。久ぶりに面白い映画に出会ったよ。



























カメレオンの独り言-1289 『正義の道』

2014年11月25日 | 日記







 11月25日







いい天気だね。お日さんが室内に差し込んで価値ある休みを提供してくれてるよ。モニターに横手の窓の外が映ってる。

振り返らなくても差し込む日差しの暖かな様子が解る。いいねえ~。「モニター画面に映ったら鬱陶しいだろ?」 全然。

こんなのを、ゴタゴタ文句云う奴は、集中力が弱いんだよ。自分が遣ろうとすることに精神を集中したら、なんの苦もなきことだよ。もっと照って映れ。







パソコンって凄いもんだね。とんでもない素晴らしいものを産み出してくれて、ホントにありがとう。人類史上最大の発明だよ。

第2の世界を創造したに等しい発明だよ。現世では、なんの力無き者にも、力らしきことを発揮出来る世界を与えてくれたよ。素晴らしいことだよ。

ウィリアム・ヘンリー・ビル・ゲイツ氏だったかね? あんまり詳しく知らないけど、スティーブ・ジョブズ氏ってのも居るね? 現世のことは弱い。







「おまえは、何処で生きとんねん?」 此処だよ。しかし、想いは、第二の世界だよ。オレがくたばるまでに味わえたことが、なにより嬉しく感謝するよ。

21世紀の神の申し子だね。オレに云わせれば、此の21世紀が人類史上の転換期だね。此れから世界は壮大に変わって行くよ。

情報の伝達力ってのは生育に比例している。これからの100年は、とんでもないスピードで変化発展を遂げるよ。







得るものあれば、失い往くものもある。緩やかに流れる人の情なんてのが希薄になっていく恐れがあるね。人類で一番、大事なもんだね。

第二の世界の発展とともに伝え往かねばならん現世の宝だよ。そこで及ばずながらオレの仕事がある。「なにを云い出すつもりや?」 脅えてるな?

やめておこう。「ホッ」 ほっとしてるな? 「アホほどコワイものはない」 智力が突っ走る時代だよ。 智は無駄を排除する。







現世でも同じく、其れが優先されて時代が創られてきた。愚の出所は其の後を追うね。情報力の差だよ。最もたるは正義の欠落だよ。



















人の道に叶っていて正しいこと、従うべき正しい道理、正義を子に教え込むことが大事だよ。

そして情の温もりを知る心だね。人間の基礎だよ。 

智に生きる人も、遇に這う人も、この脈絡で繋げば一体として思い遣れる隣人となるんだよ。

















熱い煎茶をいただく。あっつう~いけど美味しい。熱くなければいけない。「なんでや?」 茶の命だよ。其れを緊張して味わう術だよ。

「講釈の多いおっさんやね」 ぬるくなったお茶など死にかけのお茶だよ。活きているお茶は、熱いお茶だよ。「癌になるぞ」

煙草も吸わず、ぬるめの茶で我慢して癌になるよりもいい。癌でもデンボでもなるならなれ、絶対にならないってんなら変えてやる、どうだ?







「自分の身体やろ?」 なら、自分の納得で使う。ふう~グビッ、あっつう~っ。「アホやで」

「しっかり整髪リキッドブリランチン」って、なんか、ブラリンチン〇みたいやね。「なにを云うてんねん?」 いやね、ヘヤーリキッドだよ。

いつも使ってるのが切れたから、奥さんに、ついでに買って来て貰ったんだけどね、アウスレーゼのビンに貼ってあるんだよ。







髪の毛が薄くなってきてから、キチッとしたヘヤースタイルに仕上げる液体整髪料って説明書きだよ。おかしいんじゃないの? 

















「それはそうと、昨日、おまえ、飛び飛びで更新するってお断り入れてたろ?」 昨日の奴は、今日のオレじゃないよ。「またや」

今日のオレは、明日のオレじゃないだろうね。「格好つけての決まり文句だけど、それって、凄く無責任だろ?」

今日の責任をとればいい、つまり連続するね? 「じゃあ、約束守れ」 昨日の奴に云え。「昨日の奴は、おまえだろうがっ」 







今日のオレの知ったことじゃない。「過去も、昨日も、今日もおまえなんだよ」 過去の奴等は消えた。今日は今日のオレが居る、つまり他人さ。

今日のオレも消える。明日のオレが居る予定だよ。「なにぃ云うてるねん?」 昨日のオレが、何処に居るんだよ? 

過去の馬鹿らしいオレなど、もう、居ないよ。今日のオレも馬鹿らしく消えるんだろうね。「新解釈か?」 そうだよ。







旧なる解釈こそが因果を引きずる要因なんだよ。記録(記憶)に倣って脈絡に生きることに縛られて身動きできない。重苦しい解釈だね。

それに比べて、なんと軽々しい解釈だろうか。羽毛の如き人生だよ。「そんなので世の中、うまく往くか?」 知らん。

「強盗やりまくって人殺しまくって、今日の俺は、昨日の俺じゃないなんて通らんでえ?」 







岩肌に穴が空いている。其処を通れば明日がある。何ごとも、通る、通らぬはあるよ。情で活かして正義で決めるんだよ。


























カメレオンの独り言-1288 『映画 野生のエルザ ・ 旧南区(中央区)の昔の風景』

2014年11月24日 | 日記








Born Free - Matt Monro ...
 『野生のエルザ』 11月24日








Born free, as free as the wind blows
自由に生まれた、風が吹くように自由に

As free as the grass grows
草が成長するように自由に

Born free to follow your heart
あなたの心に従うように自由に生まれた




Live free and beauty surrounds you
自由に生きるそして美しいものがあなたを取り巻く

The world still astound you
世界はまだあなたを驚かせる

Each time you look at a star
あなたがひとつの星を見る毎に




Stay free, where no walls divide you
自由でいる、あなたを隔てる壁などない

You’re free as the roaring tide
あなたは轟く潮のように自由

So there’s no need to hide
だから隠れる必要なんてない




Born free, and life is worth living
自由に生まれた、そして人生は生きる価値がある

But only worth living
ただ生きる価値があるだけじゃない

‘Cause you’re born free
だってあなたは自由に生まれたから




(Stay free, where no walls divide you)
(自由でいる、あなたを隔てる壁などない)

You’re free as the roaring tide
あなたは轟く潮のように自由

So there’s no need to hide
だから隠れる必要なんてない




Born free, and life is worth living
自由に生まれた、そして人生は生きる価値がある

But only worth living
ただ生きる価値があるだけじゃない

‘Cause you’re born free
だってあなたは自由に生まれたから







1966年に公開された『野生のエルザ』の主題歌 『Bom Free』- Matt Monro だね。当時、ラジオのヒットパレードでよく流れていたね。

アフリカ・ ケニアの動物保護官であるアダムソン夫妻が、人食いで射殺したライオンの子をエルザと名づけ、我が子のように育て上げる。

アダムソンの妻ジョイの愛情に包まれて成長したエルザだったけど、やがて野生に戻す時が来るんだね。






そして、年月が流れて、野生に戻ったライオンのエルザが、我が子を連れてアダムソン夫妻に会いに帰って来るって感動の実話を映画化して話題になった。











『実際のジョイとライオンのエルザ』







それから14年後の1980年、ジョイが、ライオンに噛み殺されたって報道が世界に流れて人々を愕然とさせたんだけど、

捜査の結果、元地元使用人ら3人の男たちが、金目当てにジョイを殺し偽装したことが判明する。

この痛ましい事件より9年後の1989年、夫のジョン・アダムソンも密猟者によって射殺されているんだね。






エルザは、このことを知ってるんだろうかねえ? 

当のアフリカでは、ライオンに対する思いは、遠く離れた外国の人々とは異なり、恐怖の殺人者として怖れられ憎まれているらしいね。

1898年のツアボの人食い事件では、ウガンダの鉄道橋建設工事現場に現れた2頭のライオンに135人が食い殺されているんだね。






2004年になってもタンザニアで35人の人間を食い殺したライオンが射殺されている。

ハーレムを形成するライオンの内、一頭が人間の味を知ると連鎖して群れ全体が人を喰うことを覚えるという。

サンガでは、17頭の群れが、人食いライオンと化して、もっとも多く人を食い殺した1頭は84人も食い殺したらしいんだね。






だから、当地では、軽々しく『野生のエルザ』の話題を持ち出すことはタブーになってるんだって。黒い奴等が怒るよ。「おまえなあ~」



















「おまえ、また、毎日続けて書いてるね」 ちょっと、間をおこうかなって思ってたら、最近、トップページから入る方が増えてるんだよ。

オレは、優柔不断なんだろうねえ、3年間毎日連続を達成したから、これからは、週、三、四日ぐらいで更新するって云ってたんだけどねえ。

なんか、タイミングがズレたね。皆さんが、過去の回から入って読まれてるうちに切り替えるべきだったよ。なんか、飛ばし辛くなってんだよ。







「今日の野生のエルザの歌にあるだろう、You’re free as the roaring tide あなたは轟く潮のように自由って歌ってるよ」 そうだね、自由だね。

商売人じゃないんだからね。「そうだよ」 オレは自分に課すってのが癖になってるからなあ。

よし、トップページから入って頂く皆さんにお知らせです。「なんやねん?」 これからは、毎日あると思うな、金とカメレオンです。







「なんや?どういうことや」 いつまでも、あると思うな親と金をもじってるの。

「余計な呪(まじ)いみたいな台詞は要らん」 呪い? 諺(ことわざ)だろ? 「なんでもええ、ストレートにお知らせしろ」 

これからは、少し、日を飛ばし気味に更新します。「そう」 其の分、内容を濃くした・・「アホか?、そんなん云うたら、また、しんどいやろ」 







そうだね。だからといって、内容は変わりませんので悪しからず。「余計なこと云うね」 



















実際は、内容を変えたいというか、広げたいというか、思いは常にあるんだけど夜道をサングラスで歩くような按配だね。「あんばいだって、古いねえ」

古いといえば思い出したよ、当時、日本橋筋一丁目の交叉点を西へ進むと左手に南消防署が在って、其の並びを、もう少し進むと小さなカステラ屋さんが在った。

カステラと云っても、記憶に残ってるのは、小さな一口サイズの焼きカステラなんだね。お寺の釣鐘を模したのがメインで、瓢箪の形もあったかな?







美味いんだね。たしか、万が良ければ焼きたてのカステラが当る。食べ易くておやつにちょうどなんだね。よく買って貰ったよ。

千日前通り(車道)を挟んで向かいには、モモタローって看板屋さんが在った。間口の狭いお好み焼き屋さんも在った。

まだ、拡幅工事される前の千日前通りで、ガソリン・スタンド隣りに食堂園って大きなお店も並んでた。其の向こう並びに君が代って名のおはぎ屋さんも在ったね。







記憶を辿ると向こう並びのほうが、店舗の在り様を覚えてるね。間口の狭いお好み焼き屋さんから東へ戻ると横筋にに入る角に、精力増強の

まむし屋さんが在ったね。大きなガラスのビンが陳列に並んでて、まむしがウジャウジャと入っておったね。

其処から、日本橋筋の交叉点までがさっぱり思い出せん。欠片も出ないね。で、交差点を渡って、北側に布団屋さん。東側へ行く。 













『日本橋筋一丁目交差点、何度も貼ってるけど、此の写真は、オレにとっては貴重だよ』









上の写真で云うと、向って右側の写ってないほうの並びを書いてんの。交差点は、道路を含んで八角形に拡がってる。







交差点に面して、青いタイル貼りの間口だけが記憶に残ってる。その隣りがスーパーだった。そして時計屋さん、大きな寿司食堂、麻雀屋、

この麻雀屋さんの前で、いつも鞄だったかな、靴だったか修理するおじさんが出店をはってたね。

ちょっと、ヤーさんみたいな雰囲気の人で、俺が通ると笑って声かけてくれたね。「ボウズ、何処へ行くんや?」「お使い」「そうか」ってね。







何軒か飛ばして交差点を千日通りに並んで、東へ貸衣装屋さん、トリスのバー、日本一食堂、桃太郎のパチンコ屋、何軒か飛ばして横筋があって、

向こう角が、一富士食堂。ここで、夏場は、毎度、小豆のキャンデーを買って食ってたね。

此の横筋を南に千日前通りを渡ると黒門市場の南口なんだね。元に戻って、お店が並んで長崎屋薬局、バス停があったね。

布団屋さん、将棋や優勝カップのお店が並んで食堂で横筋に出て、此れを越えて橋がある。どぶ川が北へ流れて道頓堀川へ流入してる。







橋を渡った処に小鳥屋さんが在って、また、横筋を越えたら高津小学校だったね。「なんやねん、長ったらしく不鮮明なグーグル・マップもどきかよ」

1970年(昭和45年)に開始された拡幅工事で削り取られた当時の面影をば辿ってみただけだよ。もう、二度と帰らない街並みだよ。

探しまくっても、此方側を写した写真は無い。もう、記憶に残る残像だけが当時を偲べる唯一の術だろうかねえ。













『日本橋筋一丁目、現在のしらかた金具店(縮小されて土地を貸されてんかね?)と黒門市場南口』











『日本橋筋一丁目、現在の藪下鉄砲店、昔とそのままだと思う』








記憶に残っていて現存するお店は数少ないよ。代が変わって模様替えして残ってるお店はあるんだろうけどね。

桃太郎パチンコ店の向かい側(千日前通りを挟んで)に位置した、しらかた金具店、此処は、様子は変わったけど、今も営業されてるね。

それと、当時のままに残ってるのが薮下鉄砲店だね。しらかた金具店並びを東(下寺町)へ100メートル程かな? そのままだね。







ちょっとした歴史を感じるね。しんど。「なんやねん、こんなん、誰が読むねん?」 知らん。思い出の遊びだよ。藪下鉄砲店は前にも書いたかなあ?

高津小学校手前のどぶ川は、黒門市場東口の前を流れてくるんだけど両川沿いは古びた感じだったね。

川底に杭が打たれて、其の上に家の一部が載ってたように思う。拡幅工事の後だったかなあ? 埋められて道路になったね。



















上の写真は、西横堀川だと思うんだけど、其のどぶ川の川沿いは、これを、もっと汚くしたような雰囲気だったね。

此の川の橋の手前の食堂に、ちっこい犬ころが飼われてて通る人たちに相手になって貰って人気者だった。

ある日、兄貴とおふくろが風呂帰りに横筋の道路でほたえてる犬っころを通りがかりの人たちと一緒に目を細めて見ていたんだね。







お店の人も一緒に見て笑ってる。暫くすると横筋の道路を車が走って来てスピードを落として徐行で近づいて来る。

犬っころは、可愛くほたえてる。車がゆっくり近づいて来る。みんな、其の様子から犬っころの存在を運転手は認知してると思ってたらしい。

お店の人が、犬っころを摑まえ避けようとするのと同時に、車のタイヤが、ゆっくりと犬っころを轢いたんだね。みんな、呆然としたらしい。







車は、何も無かったように千日前通りに出て走り去ったんだね。犬っころは即死だったみたい。みんなの予想外の出来事だったんだね。







「おまえなあ、長々引きずって、最期に鬱陶しい話をすんなっ」 すまん、思い出したから、ついでに書いてしまったよ。


























カメレオンの独り言-1287 『量られて、なんぼの社会』

2014年11月23日 | 日記







 11月23日







信州まで車を飛ばし温泉浸かってインテリのご主人が帰って来られた。もぎたてのリンゴを大量に持ち帰ってご満悦だよ。

「★★★★さん、5個ほど大きいのを取って」 おすそ分けを今年も頂いたよ。

大きなリンゴなんだね、これが。蜜がたんまり染み渡って甘くて美味い。






何処へも行くことがないんだけど、出かけた方々に、頻繁に地方の名産をいろいろと土産に頂くから、我が身が疲れることなく名産の味を知るね。

「なんやねん、ずるいぞ」 オレは、貰い物を、殊更、嬉しいとか、儲けたとか思わない。ありがたいとは感謝するけどね。

なんにも貰うことがなくても、それが当たり前って思ってる。なのに、なんでも、次から次から頂けるのが訳解らん。






そいで、お返しなんてしたこともない。ケチでもなんでもないんだけども貰いっ放しで笑ってる。礼儀知らずとかなんとか云う方はいない。

「なんでやねん、口や態度では出さんだけやろ」 そんなら、同じ方に何度も頂くのはなんでや? ニコニコ笑って土産をくださるよ。

馬鹿にならない高価なのもあるよ。お返しで悩んだこともないまま忘れてしまう。「なんちゅう奴や」 でも、相手さんも忘れてるみたい。






「おまえの都合ええ捉えようやろ」 そんなことはない。相手さんの嬉しそうな表情に、そんな臭い根性は微塵も窺がえないよ。

皆さん、善い人ばかりで、ありがとうと心で礼を返すことは忘れないけどね。

思いで持ち頂ければ、ありがとうの思いを返せばいい。持ち頂いた其のときに思いを裏切らぬ誠意で受ければ、充分に満足されるようだよ。






食後に、長野のリンゴを頂くか、これ、ホントに美味しいよ。探し回って見つけられた生産農家を贔屓(ひいき)にされてるらしい。













「此の写真は借りもの、実際のは、もっと大きいの」 「写真撮って貼れよ」 「めんどいよ」









「うっ」って云って鼻をつまみ「★★ちゃん、煙草の臭いがしてるっ」って子供が云う。そうか、此れは、男の勲章だよって胸を張る。

子供がニチャア~と笑ってる。「おまえなあ、それは、子供が呆れてるんだろが?」 

いいじゃあないか、煙草の臭いで笑いの時間ができる。コミニュケーションの一つのとりかただよ。






何処へ行く? 「塾」 そうか、気をつけて行けよ。「は~い」 なんと、まろやかな明るい返事だろうか。

あまり、見かけない子だったけど、それから、よく顔を出すよ。オレって、これでも、ちっちゃな子達に人気があるんだよ。

人に吠えまくる近所の犬も、オレには、ションベン漏らして喜び狂うんだよ。しっぽ振りたくって跳ねまくって気ぃ狂ったみたいだよ。訳解らんわ。






しかし、最近、恥ずかしがりって子を見ないねえ? オレの知ってる子は、広い範囲で相当数に上るけど、そんな気ぶらな子って居ないね。

オレは、小学生の頃なんか恥ずかしがりで、自分でもコントロール不能で湯でダコみたいになってばかりだったよ。

「なんで恥ずかしいねん?」 なんでって、なんでだろ? 兎に角、恥ずかしがりだったよ。今でも、其の欠片が残ってるよ。





















オレはね、追いつめられたり、試されたりして緊張すると脳味噌が正しく機能しなくなる傾向が甚だしいんだね。そいで恥ずかしい極みを味わうの。

外野の連中に取り囲まれる中、先公がオレに質問するんだね。こんな状況になると体温がやたら上がってきて汗が出てくるの。もう、ダメなんだね。

例えばだね、テストの点が、やたら悪かったりすると、オレの理解力を試しよるんだね。勉強なんかしないから悪いのは当たり前なんだけどね。






「4☓7は?」 はあ、はあ、はあ~18ッなんて答えてしまうの。「どんな計算やねん?」 えええ~って周りの猿どもから驚きの声が挙がる。

「28だろ、なんで18なの?」 オレにも解らん。もしくはだね、「いろはにほへと、ちりぬるおわかって、知ってるな?」 ハイッ。

「じゃあ、いろはにの次は?」 う~んんん、おわか。先公も汗垂らしてる。猿どもが「ほ、やんか、ほへとやろっ」って、知ったかぶりしよる。






「じゃああっ、ABCDEFGHIJKLMNってアルファベット26文字を知ってるなっ?」ハイッ。「ではっ、ABCの次はああ~?」 

凄い静寂なんだね。先公も猿どもも、オレの発する答えに全神経を集中してる。電信棒。暫く間が空いて「なに?なんて云ったあ?」 電信棒。

打ち寄せる大波の如く周りがざわめきけたたましい声が上がる。笑い狂うものも居れば、蔑む視線で突き刺す奴も居る。先公は失神してんの。ざまあ~見ろ。






「ざまあ~見ろって、そらあ、先生、気も失うわな。ホンマの話か?」 ちょっとアレンジしてるけど似たようなもんさ、ふんっ。 

「おまえが、いつも自分をアホ、アホって云うのは、ここから来てるのか?」 尾を引いてるね。まあ、実際、アホだけどね。

皆に囲まれ問題かまされる寸前で、脳味噌は違うことを考え出すんだね。問題は聞きとってるんだけど状況下でパニくって分裂するんだね。






おそらく、拒絶してんだろうね。「それは精神疾患やで」 オレは、デリケートだからね、自己防衛の働きが妄想や想像に転化するんじゃなかろうか?

出された問題は、後で解せばいと容易いことばかりなんだけど試される状況下に至って弱いんだね。

後々、考えると、恥を怖れる思いが異常に強かったんだろうね。だから、緊張が過ぎると脳味噌が分裂して機能しなくなるんだね。「不良品やね」





















「今は?」 学校から解放されてから症状は軽くなって、親父の仕事の配達遣ってるうちに鍛えられたからね。

遠い道を汗かきまくって配達したら「いつまで待たせたら気が済むんじゃっ、帰ったら親父に云うとけっ、そんなんじゃ遣っていけんぞってなあっ」

客が沢山居る前でどやされたこともあったよ。「金、払わんぞっ」なんて、長い時間、放ったらかしにしよって、貰わな帰れんって頑張ったね。






帰りは、汗と涙でベタベタの顔になってたよ。このオッサン、大人になったらイってもうたるっなんてね。恥ずかしがりなんだけど根性はあった。

まだ子供のオレが不憫かして、そのオッサンの奥さんが支払ってくれて、外まで追いかけてきて「ごめんね、ごめんね」って、云ってくれるのは、

いいんだけど、そんなのされると余計に惨めで鼻水も出てきて、もう、ベットロ~ン、ベットロ~ンの顔になっちゃうよ。






社会で、随分と、恥知らずで厚かましくもなってるからね、其の症状は、余程でない限り出ないみたいだね。人の脳味噌、軽々しく量るなっ、ドアホッ。


























カメレオンの独り言-1286 『悲しみよ、こんにちは』

2014年11月22日 | 日記







 11月22日







済みきった真っ青な秋の空を白い雲を引いてジェット機が飛んで行くよ。高度7~8000メートルかな?

大阪の上空を西から東へ飛べば、日本列島中部方面の輪郭がかすかに望めるんじゃないのかなあ? 

紀伊半島や名古屋辺りは一望できるだろうね。まさにトップ・ガンの世界だね。






日本を股に駆けて生きる人もおれば、限られた空間で一生を終る人も居る。「おまえは?」 穴凹の中で蠢(うごめ)いておるよ。「虫か?」

よく云った。今、飛んでる人から見れば、地上に居る人たちは虫だよ。それも、視認できない微生物だよ。

コワイだろ? 「なにが?」 爆弾落としても、心は痛まないんじゃないか? 「アホッ、痛むわ」






おまえが歩く靴の裏で蟻などの虫が死んでいる。心を痛めて歩くか? 「そんなもん見えへんがな」 そう、見えないんだよ。

今、飛んでる奴も、オレたちは見えないんだよ。「一丁、落としたろか」なんて笑ってるかも知れないよ。

「そんなこと思ってるかっ」 そうだね、絶対の約束はないけど、世は見えない信頼の上に成り立ってるんだねえ。






みんなが、見えない、知らないところでこそ、マナーを守り、モラルを高めて信頼に応え得る人になりましょう。「なんやねん、これは?」



















今日は暖(あった)かかったよ。年配の夫婦が、ウオーキング・シューズを履きリュック背負ってトレッキング・ステッキ持って出かけて行ったよ。

何処かの山の紅葉でも見に行くのかねえ。此の日曜、祭日の休みは、晴れて気温も上がって行楽日和になるらしい。

紅葉見物には、うってつけの好天の巡りだね。「おまえも行けよ」 そうだね、気が向いたらね。



















風呂に入って身体洗って湯に浸かって温もったら上がって水を被り、また、浸かるを何度も繰り返して湯でダコだよ。気持ちいいねえ。

サッパリして温まった身体に冷えたビールを注ぎ込む、生きてるって感じだね。

背中で、高倉健の「南極物語」 を放映してるね。映画館で観てから、もう、何年経ったかなあ? 1983年公開、31年前かあ。







事情の解らぬそり引く15頭の犬たちを、杭に鎖で繋いで南極に放置したまま人間だけが脱出する。せめて鎖から放しておいて遣れよ。

放置された犬たちは、首輪を抜けたものは生きるために戦い、ベルト留めの穴の填め具合で抜けられないものは飢え死ぬ。

一年経って助けに帰って感動物語、犬殺しどもがっ。タロとジロが生き抜いていたから感動物語、死んでいたら裏切りの残酷物語だよ。







犬は、裏切らないんだね。人間は、罪深い裏切りをしても美談で飾って感動に変える。偽善の大作だね。ロクでいかんわ。

犬係りの高倉健と渡瀬恒彦がタロとジロに再会して感動なんだけど、実際は、高倉健が演じた実在のモデルは、第3次観測隊には参加してないんだね。

つまり、此の場には居なかったの。裏切りだねえ、度重なる裏切りをしても感動で誤魔化す。大概にせいよ。



















でも、記憶じゃ此の映画が公開された頃は、オレは、とんでもない時期で映画どころじゃなかったんだけどね。気晴らしで行ったのかなあ?

あの頃は、高倉健に憧れてたからねえ。世間でよく云うね、勇気を貰いました、なんてね。そいで、オレも貰いに行ったのかなあ?

「裏切りの偽善映画で勇気を貰ったか?」 犬たちが、次々死んでいくシーンに涙して、悲しみを貰いました。「余計に暗くなったんじゃないの?」







信じているものを裏切るってことに、当時の観測隊の人々は苦しんだだろうね。この映画は、その不幸に捧げた鎮魂歌だね。


























カメレオンの独り言-1285 『即席ラーメン 二杯目』

2014年11月21日 | 日記







 11月21日








今日は、なんか、どっと疲れたよ。帰ってきたらヘタヘタだわ。毎度、変わらぬ仕事なのに、やたら、疲れる時があるね。

なんか買わんとあかんね。「なんでやねん?」 不思議だよ、何かを買うと元気が出るよ。

「買うお金があんのんか?」 無いね。「じゃあ、買えんだろうが」 買った積もりでも、少しは、元気が出るよ。






アマゾンにでも入ってウィンドウショッピングでもするか。「余計に疲れるだろ?」 金無いのに目だけ動かせて輝かせてる自分が情けない。

大きな物でなくてもいいんだよ。千円そこらの物でもいいんだよ。「千円ぽっちで何があんねん?」 

馬鹿にしちゃいけないよ。ごまんとあるよ。でも、欲しい物がないね。もともと、オレの求める物は大きいからね。10万のレンズだよ。






「望遠か?」 そうだよ、タムロンの 150〜600mmまでカバーする超望遠ズームレンズ 『SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011) 』だよ。

もしくは、IODATAのモニター LCD-MF272CGBR  おっ、6万を割ってるね。ふっふふふ、落ちろ、落ちろ、半分まで行けっ。「行くかっ」

少し、元気が回復したような気分だね。「ホンマかよ? 安くつくね」 買った積もりになればいい。よし、買ったあっ。






そして、防湿庫に仕舞ったまま出さずにおこう。送られてきたダンボールに詰まったままにしておこう。「ちょっと、無理があるのとちゃうか?」













『IODATAモニター LCD-MF272CGBR』 と 『SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011)』 









それは、すぐにでも使って試さずには居れない人だよ。オレの場合は、ホンマに、仕舞ったままが多いからね。

所有する喜びのほうが勝ってるからね。今、手元にある、これだよ。無駄に汚したくない、新品のまま置いておきたい、見るだけでいい。

「そんなの云ってるから、いつまで経っても機能を使い切れないままなんだよ」 でも、いつまで経っても、まっさらだよ。「馬鹿やで」










 『エージェント・ライアン』










昨日は、『エージェント・ライアン』って映画を観たよ。お蔭で寝るのが遅くなった。手に汗まではいかんけど、充分に面白かったね。

主役は、誰だろかね? あまり見ない顔だった。ケビン・コスナーが、老練なCIA上官役で久しぶりだったね。

主役の恋人役に「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイが出てたよ。此の人は、「プライドと偏見」が全てだったね。






その後、ガリガリに痩せ細って、下顎骨部分が薄く(横顔)なって折れそうだった。此の映画では、少し肉がついたかなあ? 

でも、顔は、痩せ細った頃のままで板みたいになってるよ。「板って、どんなんやねん?」 皮を被った頭蓋骨って感じだね。肉が無い。

特に、下顎骨の部分が内部の骨を浮かしてるほどに肉が無い。だから、横顔から見ると細く薄く見えて折れそうなんだよ。コワイよ。










 『キーラ・ナイトレイ』










細けりゃいいってもんじゃないよ。見苦しいよ。殺されそうになってもハラハラしないよ。「どういう意味や?」 どうでもいいよって感じ。

「おまえの、そういう捉えかたは、ホンマッにおかしいいで」 正直なんじゃないの。「見た目じゃないだろっ?」 映画は見た目だよ。

「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイは、可愛くて美しかった。其れを本人が解らない、なんとも悲劇だね、ドアホだね。






「無理して痩せたとは限らんだろ?」 痩せ型のタイプなのかなあ? 「だったら可哀想だろ」 沢山稼いで贅沢してる人だから引退しろよ。

「おまえなあ~」 人々に夢を売って生きるものの厳しさだよ。夢を壊すな、それが責任だよ。それだけの報酬を得て成り立ってる仕事だよ。

昔の夢に繋いで、同情心で、まだ稼ぐ積もりか、不埒(ふらち)者。「恨みでもあんのか?」 ない。感じたままを云っている。










 『プライドと偏見』










スティーブ・マックィーンが、後年「トム・ホーン」って西部劇に出た時、オレは、あれって思ったの。終わりを感じたんだね。

映画の裏手に興味がないから表の顔ばかり追いかけてた。同年、「ハンター」って映画で賞金稼ぎの男を演じたんだけど、やっぱりと感じたよ。

それから間もなく癌で亡くなった。大好きな役者だったよ。寿命云々の歳じゃない、50歳だったかなあ? 勿体無い役者だったよ。










 『パピヨンのスティーブ・マックィーン』










映画の中の役者からは、熱、勢いってのが、出るんだよ。つまり生気が漂ってる。

この2作からは、常のスティーブ・マックィーンの生気が感じられなかったよ。それから云うと、キーラ・ナイトレイには驕りを感じるね。

高慢な女の匂いを感じるね。女は顔に、それが出るんだよ。特に、下顎骨部分の薄さに表れているね。「ホンマかよ?」 自信ないけど。






「人を貶(けな)して面白いか?」 面白くないよ。いいなあと思った人が、崩れ行く姿は見たくない、そんな心裡かねえ。

「こんなの言いざまじゃ、まるで喧嘩を売っとるようなもんで」 なんで、また、急に、おまえが出てくんねん? おまえは昨日で終わりや。

「云うとったるがのお~、広島じゃ殺(と)るか殺(と)られるか、二つに一つしかないんじゃっ」  なに云うとんねん? 






「そんな考えしちょったら隙ばでけるど」 こいつも、そうや、大画面で売るだけ売ったら、そのあと、夢守る責任もって生きろよ、ほんまあ~。






疲れて話のネタが出てこないよ、ごめんなさい。って、終って更新をクリックした積りがしてなかったね。コメンナサイ。




























カメレオンの独り言-1284 『即席ラーメン』

2014年11月20日 | 日記








 11月20日








借りていたDVDをツタヤへ返しに行ったんだけど、また、5枚借りて帰って来たよ。返してホッとしてんのに、また、返しに来なあかん。

新作のところを覗くと『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が並んでたの。これは、まだ、映画館で封切ってないと思ってたから意外だったよ。

もう1本新作 『ラスト・ミッション』 準新作で『セブン・サイコパス』『オンリー・ゴッド』『デッドマン・ダウン』 の5作を借りてきた。






兎に角、最近の洋画の題名は、英語のカタカナばかりだから、すぐに内容を忘れてしまうんだね。

一日経たないうちに、何を借りたのか、題名見ても内容が出て来ないよ。知らぬ間に、日本は、英語の出来る奴ばかりになってるのかねえ?

仮に、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を店員さんに「何処に並んでるの?」って、聞くとき、オレだったら舌噛んで血だらけだよ。








 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』








でも、まあ、ストレートでいいんだけどね。邦題も大概、馬鹿らしいからね、「不死身の宇宙戦士」なんて映画の質が落ちたような気がするからね。

「おまえ、今日返しに行った奴は、まだ、全部観てないだろ?」 3本観てないよ。金貯まらないのに映画だけたまるよ。

観たいときに観る、これだよ。オレは、英語なんかチンプンカンプンなんだけど、吹替えほど嫌なものはないの。だから、テレビ放映の洋画は観ない。






最近、全然、観ないから、テレビ番組の記事も目にしないけど、今、日本で人気のある役者や歌手が、吹替えやってるのでお愉しみになんて記事が

載ってるときがあったね。なにっぬかしとんねんって、頭にきてたよ。そいつの面がダブって映画が台無しだよ。すっこんでろっ、猿がっなんてね。

そんなのが抵抗無いんなら、高倉健だって、似たような口跡の声優専属に映画を創れば良かったんだよ。語呂に味わいある台詞が話せるよ。









 『高倉健と池部良』









最近の人たちって拘りがないんかね? なんでも簡単ならそれでいいってもんじゃないよ。

吹替えだったら、観なくても、内容解るからって、映画を観てて、観なくてもはないやろ? 受け手が雑だと提供する奴も手を抜くよ。

なんでも受け手の姿勢で真摯なるものが育つんだよ。期待されるから、それに応えようって気を吐くんだよ。






菅原文太って馬鹿だね。「なんやねん、急に話しを変えるなっ」 あの人は、「仁義なき戦い」で一世を風靡する当り役者になった。

たしかに、見事な、はまり役だったね。あの人は、実際は、真面目なタイプの人柄だと思うんだけど、皆の期待に沿ったのかどうかは知らんけど、

映画を離れても、「仁義なき戦い」の広能昌三(実在・美能幸三)なんだね。虚像と実像の切り替えが出来ないんだね。









 『仁義なき戦い』









製作中の期間なら解るけど、歳食っても「広能昌三」から抜けられない。顔しかめて声にドス利かせて横柄な態度。ポスターが歩いてるみたいだよ。

いつだったかなあ、福島の原発に関わる問題で、其の土地の人々の側に立って運動する団体の代表者として席に並んでる。

意見を云う口跡も、創った顔つきも「仁義なき戦い」なんだね。こうなると病気だね。






「たかが役者が、なに気取っとんねん」って、その筋のホンマもんが出て来よんで。

「こんなの言いざまじゃ、まるで喧嘩を売っとるようなもんで」 おっ、出たね、仁義なき戦い。 「ささらもさらにすんどっ」

まあまあ、広能文太さん、「わしも格好つけにゃぁ、ならんですけぇ、こげなこと云われて黙っちょれん」 菅原昌三さん、押えて、押えて。






「なんやねん、なにが押えて、押さえてや、口から出任せの駄文やないか」 そうだよ。時間に急かれて仕上げる毎日、こんな日もあるわいな。



























カメレオンの独り言-1283 『残像』

2014年11月19日 | 日記







 『高倉健』 11月19日








高倉健が亡くなったね。10日の日に独り彼の世へ旅立った。83歳か、早いか遅いか微妙なところだね。

いろんな人が、いろんな想いを言葉にして塗りたくって見送るんだろうね。それらの想いが、高倉健を創ってる。

邦画は、あまり観ないけど、此の人の映画は、いろいろと観た。芸が上手い役者だとは思ったことが無い。






棒読みに近い台詞まわし、正直、喋らないほうがいい。語呂に滲ます味などないに等しい。

でも、存在が言葉になる人柄だね。大画面に映(は)えて他を圧するものを持っている。それだけ有れば役者は一流だよ。

「唐獅子牡丹」では、花田秀次郎(高倉健)を影で支えた風間重吉(池部良)のいなせな男の色気が足らない部分を埋めていた。



















まわりの役者に支えられて創り上げられた、男、高倉健だけど、この人が居なけりゃ始まらないって存在感を発する役者だったことは確かだね。









昭和残侠伝 唐獅子仁義(予告編)










以前に書いたアメリカのオールスター映画 『史上最大の作戦』 に出演していた役者は、今じゃ大方、亡くなってる。

死んでも、元気な頃の姿がフィルムに残って永遠だね。高倉健も、そうして残っていく。時代を生きた人だね。時代を語れば、其の中に顔を出す。

人って面白いもんだね。大方の人は、身内の人の記憶に残る程度で人間を終える。なのに、生きてる時は、自分ほど大きく目立つものは無い。






歴史や時代なんてものは、生きてるもののために在って、人間終えたら、何の関係もないものになってしまう。仮の宿って感じかね。

「だから子を残していくんだろ?」 そうだね、其のとおりだね。でも、生きるってことは不思議なもんだね。

生きるってことは、残像なんかね? あちらこちらと、生きてる間も移動して、其処から消えて残像だけが残る。






出来うるならば、いい残像を残して生きていきたいもんだね。そして、出来うるならば、いい残像を残して、此の世を去りたいもんだね。

残像を残すって表現は、ダブってるように感じるけど、今は此れしか浮かばない。

誰に残すか、誰が残してくれるか、となると確かめようもない。不快の中に残るか、はたまた喜びの中に残るか、其れが問題だね。






同じ残るなら、喜びの中の残像で在りたいね。魂が安らぐよ。























カメレオンの独り言-1282 『タマらなく不安になる肉料理』

2014年11月18日 | 日記







 11月18日







当ブログの「解析」を見て判じるにはだね、「エラそうに」 訪問して頂くのは非常に結構なことだと喜んでるんだけど、

皆さん、異常なほどの枚数を読み漁って「サヨナラ」って、戻って来ないのかね? それではいかんよ。「どう、いかんねん?」

やっぱり、戻って来なければいかんよ。「おまえの能力の限界を見切ってんじゃないか?」 そんなことを云ったら、後が続かんじゃないか。







「もしくは、読み進むうちに、おまえの主張にウンザリするか、カチンッと頭にきて気分を悪くして二度と覗かないってのもあるかもね」

なるほど、そう云われてみれば、そうかも知れない。云いたいこと云ってるもんね。

でも、そんなことでカチンッときてはいけない。そこらのおっさんの一つの意見に過ぎない。百人百様の意見があるんだからね。







百人百様の人生がある。それぞれの価値観に照らして、人は、懸命に生きているんだから、これが正しいなんて無いに等しいんだよ。

オレの表現に於いては、随分と失礼なことを無責任に云ってる場合が多々ありますが、悪意は、全然、ありませんので悪しからず。

言葉の流れと面白おかしく運びたいが故の表現です。まっ、おおかた、言葉の流れからってのが正解だね。油に滑って止まらない。







そうした中から、気分悪くされましたらお詫び申し上げます。







オレのを、読み漁った人々は、いったい何処へ行っちまうのかね? 「訪問者ゼロになる危機感に襲われてんか?」 

オレを誰だと思ってる? そんなことでオタオタする女々しい男じゃないわ。ゼロになっても書き続ける終わりの無い男だぜ。「格好つけてるね」

「解析」見てて、ふっと、思ったことから話しを進めてんだよ。でも、夏の頃の、あの異常な数の訪問者の方々は、ひょっとして、大量発生のイナゴか?







まあ、いずれにせよ、沢山の枚数を読んで頂くことは、書く者にとっては、嬉しい極みです。皆様には、いつも、ありがとうございます。



















アカンね、昨日は「解析」から入っていって話を転ばせて、終わりまで仕上げようかと書きだしたんだけど止まっちゃった。

何か取っ掛かりがないと話しにならないし、取っ掛かりを間違えると話が転ばない。

皆さんを引きずり込んで話しが滑りだして間違って失礼になってはいかんってのがブレーキになるよ。「常識が働いてるね」 そらあ、そうよ。
















昨日は、「300 帝国の進撃」を観賞したよ。「300」よりは落ちるけど、ガタ落ちってことはない。CGが生を殺して幅を利かせすぎだね。

で、今日は、「2ガンズ」を観たよ。デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグがCIAやメキシコ麻薬カルテルを相手に大暴れする。

マーク・ウォールバーグは、今、大売出しだね。とことん強いってのがいいね。主役の顔じゃないんだけど主役の魅力は備えてる。



















映画って、一曲の音楽を映像に代えてるように感じるね。聴かせる曲と同じく魅せる映像のテンポってのが似てるよ。



















人間の残虐性ってのは、みんなが何処かに持ってんかね? 「300」みたいに戦いの最中(さなか)だったら無我夢中に出るかも知らんけど、

通常、そういう因子を持って出るって奴は、どっか、おかしいんだろうね? 

メキシコや中南米の麻薬カルテルなんてのは、平常時でも、敵対する者、裏切り者を拷問してバラバラにして道路に撒くなんてざららしいね。






この「2ガンズ」でも、カルテルのボスが、「玉を切り取って食わしてやる」なんて、とんでもないこと当たり前のように云ってるよ。

股座(またぐら)が、こそばゆくなるよ。向こうの映画では、わりとこの手の台詞が多いね。

オレなんか、縛られて身動きできずに、そんなこと云われたら、恐怖の電流が体内を突き破ってショック死するよ。「情けないね」






あっちの奴は、血の気が多いのかねえ? 肉を主食に育つと、こんな手合が多くなるのかも知れん。

最近の日本でも、やたら、バラバラ殺人が増えて久しいよ。主食を肉に育った奴等が多くなってるからではないんかいな? 

魚料理を食え、野菜を食え、精進料理を主にせい。オレみたいに忘れた頃に肉料理でいい。「それは、おまえが貧しいからだろ」 それもある。





















それもあるけど、肉料理食ったら胸やけするんだよ。嫌いじゃないけど多くを望まんね。オレは昔から、茶漬けがナンバーワンだよ。

「若いもんが、茶漬けで勢い出んだろ?」 勢いは、気から出るんだよ。侍が、肉食ってたかよ? 

今で云えば、慎ましやかな料理だよ。下級武士なら、今で云う貧しい料理だよ。それでも、植民地にもならずに日本を支えてたよ。






満てるということは、欠けるに近くなる。夜空の月が、其れを教えてくれてるよ。なんでも、満てればいいってもんじゃないと思うよ。

タマげたことを平気で云う奴も出てくる。タマげたことを平気でする奴も増えてくる。

おっタマげた事件が、当たり前になってくる。もう、なってるね。そんな日本、タマらんで。























カメレオンの独り言-1281 『見たようなことを云う嘘男』

2014年11月17日 | 日記






 11月17日







夢絵空事で人生は生きてはいけない。でも、オレから夢絵空を取ったら何も残らない。こんなのに生まれたオレも気の毒やね。

現実には不器用でもないと思うんだけれども面倒だから流されてんだね。

流されたままでも何とか生きてるから、まあ、いいやって、絵空事に夢中になるんだね。





そいで、此処まで来て、やっぱり、夢絵空事では、空気を掴むが如きに過ぎぬことを知るんだね。「気付くのが、遅過ぎるやないかえ」

人生に意味のないものは無いんだよ。ことが順序良く並んで進むとは限らない。後先入り交ざって年月が過ぎ行くこともある。

味わうってことは、知るってことだろ? いろんなことを経験して、いろんな思いを噛み締めて、愚かな自分を苛め抜く。





それでも、夢絵空を失わない。心は至って意気軒昂(いきけんこう)、身体も病気知らずの健康体。これって、どう思う?

「救われないアホか?」 そうとるか? 可能性と、とってくれよ。「夢絵空の空想物語なら可能性と捉えよう」 おまえは現実派か?

「そうだよ、おまえを見ているとそうならざるを得ない」 迷惑かけたな。



















カシオの計算機みたいな人生の何処がおもろいねん? 「なんでカシオやねん?」 現実の階段は、登りつめれば終わりが来る。

安定との交換が想定内の終わりだよ。キーを打って弾き出された結果だよ。笑いを忘れた現実の世界での戦いだけだよ。

解放されても、お決まりの老人コースだよ。オレはね、安定もない、約束もない、何も無い道を生きて来た。





悲しい人生だね。「どっちやねん? 相反する意見を云うんじゃないのか?」 云うよ、まず、其の前に現実に泣いているんだよ。

「現実を見る目は持っているねんな?」 そうよ、周りは、そんなのばかりだから見えないはずがなかろうが?

情けない、頼りない、甲斐性なし、向こう見ずのアホの標本、悲哀に押し潰されそうになってるのに、うわはっははははって笑ってる。





「分裂症か?」 全てに捉われないんだよ。空中に浮く羽毛だよ。泣いたら、なに糞っが着いて回ってる。へこたれないんだよ。

オレの人生には、死という終わりまでは、弾き出された答えがないんだよ。そんなのを感じるんだね。「う~ん、云えてるね」

それは、何故だと思う? 行き着くところまで行けってことだよ。歩き続けろってことだよ。オレは、この世で地獄を生きてるのかね?





「心地のいい地獄だね」 そうだね。こんな地獄なら、文句を云わずに頑張ろうってなるだろ? オレの人生は、そんな雰囲気だよ。



















宿なしだよ。野に彷徨う一匹狼だよ。放浪の旅人だよ。夢追い人だよ。映画の題名になる人生だね。「もう、絵空事か?」 顔が笑ってるよ。

「おまえって、ある意味、幸せだね」 そうだろ、宙に浮く羽毛の如き男の行き着くところは、果たして、何処だろうかね?

もし、病気で頓挫して、のたうって終わりを迎えようとも、泣いて泣いて泣き疲れたら、笑って笑って死んでやる。へこたれるかっ。



















まあ、今日は、朝から一発、云いたいこと云って目覚めがいいよ。晴れてるけど日差しが弱いねって、書いたら、ぷわあ~って明るく差し込んできたよ。

負けん気だね。意地をもたなきゃいかん。生きてるってことは、そういうことだよ。えらい差し込んできたね。気に入った。「なにを云うてんねん?」

太陽との意思の疎通だよ。寝とぼけた空など用は無い。スカッと晴れろ。特に休みの日は、そう頼む。






此の一週間は、ツタヤで借りてきた映画が愉しみだね。糞っ鬱陶しい仕事を終えたら映画で心を洗濯しよう。パリッと乾いたら一新される。

「糞は要らんだろ」 糞っ糞っ糞っ鬱陶しい仕事、これが事実だよ。なにが労働の歓びだよ、なにが勤労感謝だよ、おふざけだよ。

生きていく手段だよ。ただ、それだけ。「悲しい奴だね」 働くことを勲章みたいに頑張って頂戴。自由に遊ぶっ、これが人生だよ。






「人生、働かざるには生きてはいけんだろ? なら、愉しく働く姿勢を習え」 死ぬまで知ろうなんて思わない。ただ、抵抗心と戦い続けて働く。

「死ぬまで働かねばならんなら好きで働く方がいいだろ?」 抵抗する己を打ちのめして戦いながら働く。「頑なだね」

働く姿勢の新鮮度って知ってるか? 慣れが生じないんだよ。いつ何時も気が入って油断や隙がない。仕事とは、そういうもんだよ。緊張の連続だよ。






「疲れるだろ?」 そのために終業があって休みがある。給料貰って生活維持して家を建てて退職金で晩年を生きる。泥棒みたいな仕事を仕事とは云わない。



















本当ってのは、何処に在ると思う? 「何処や?」 人それぞれの心の中に在るんだよ。己の生き様を諮るのは、己の心の誠、良心の秤(はかり)だよ。

天国か地獄か、人が逝く先不安になるのはおかしいよ。自分が一番、悟(し)ってることだよ。

振り返り見る己の人生に嘘が介在することほど不快なものは無い。其の数が、少なければ少ないほど、人は安らかに永遠の眠りにつけるものさ。






人生は連続している。今を大切に生きろってことは、そのときを迎えて、どうにもならぬことで悔やまぬようにとの教えだよ。

「おまえは?」 嘘がとぐろを巻いておるね。オレのはね、嘘から出た誠、藤田まことだね。「なんやねん、なら、エラそうなこと云うなっ」

理解が及ばんね。他人(ひと)を秤の片方に載せて量るものじゃないんだよ。天秤には、自分と自分の良心が載るんだよ。そうして審判を受ける。






人が思い描くほど、あの世は花盛りじゃないよ。ほんの微小なる自分の存在を思い知る世界だよ。自分の力なんて何にも無いの。「ホンマかよ?」

何度も逝ってるから知っている。「なんでやねんっ?」 人間は、輪廻転生を繰り返してんだよ。忘れてるだけだよ。

オレは覚えている。「嘘をつけっ」 此の世で縁ある人は、過去世(前世)での知り合いだよ。坊主も云ってるよ。「おまえじゃないのか?」






坊主は、それなりに厳しい修行を積んでるから見えるんだよ。オレは、実際に、身を置き知っている。「究極の嘘つきやね」 死ぬ時、汗かくだろうなあ。

























カメレオンの独り言-1280 『冷めてひび割れても、思いは思い』

2014年11月16日 | 日記







 111月16日








午後5時、仕事を終えて外に出て一服しながら陽が沈み行く西の空を眺めていたら「うん?」って気がついた。

薄くオレンジ色に染まった夕暮れの空にライトを照らしたような小さな光が、此方の東の方に向って来てる。

其の光の此方側には、南北に延びた電線の位置が変わらずあるから、視点を変えずに居れば、光は上昇するように見えて近づいてるのが解る。






ジェット機かな? 沈むお日さんに反射して光ってるのかなと思ってたの。でも、反射光にしては照りかたが納得いかないんだね。

通りすがりの顔見知りの奥さんが、こんにちわって挨拶されるから、奥さん、あれは何ですかね?と指差して教えてる。

「あっ、あれ、光ってるわあ」 こっちへ来てるんだわ。奥さんもじっと見てる。暫くするとフワア~と消えたの。「あら、消えたわ」






さっきから、こっちへ向って飛んできてたの。視界を遮る雲は上下にあるけど光の位置には無い。消えた位置に機影など無い。あれええ~?

「いやあ、おかしいわ」って、笑って奥さん、行っちゃった。女ってのは、こんなのに興味ないんだねえ。

これは、おかしいって思って西の空を見詰てたら、「どないしたん?」って馴染みのカメラ好きのご主人さんが近づいてきた。



















今しがたの成り行きを説明してたら「あっ」 消えた位置から南側上空に急に光が現れた。ご主人、あれやっ。「ああっ、ホンマや」

光は楕円形で上下に長い、南の上空に斜めに上昇してる。黒い雲が浮いてる方へ向ってる。雲に隠れる手前で、また、ホワ~と消えた。

「あらっ、消えたなあ」 あいつや、あれはなんなんやろ? 「解らんなあ~」 消えた後に機影など無い。






ご主人、あれはUFOやでえ。「ホンマや、ちょっとおかしいなあ」 しかし、その空は遠すぎるから判然とせん。

冗談云ってご主人は行かれた。「どないしたん?」 オレたちの様子を見てた近くの小柄な奥さんが聞いてくる。

事情を話して西の空を指差してたら「あっ」 逆方向の空に機影らしきものが北の上空に向ってる。突然、現れたよ。あれ、あれ、あれやっ。






「どれ、どれ、どれやっ?」 右手の黒い雲の上やっ。手前下の電信柱の真上っ。「めえへんねんなあ~」 めえとるがなっ。

「どこ、どこ、どこ?」 もどかしい人やなあっ。あんな角度で飛行機やジェット機飛んだことない。ああっ、消えたっ。忽然と消えるがな。

「UFOちゃうかあ?」 いや、ホンマ、UFOちゃうかなあ? おかしいでえ~。位置的に、大阪湾の上空辺りとちゃうかなあ?






暫く、西の空を見詰てたけど薄暗くなってきたので諦めた。寒いがなあ~。あれは、なんだったんだろうかね~? 寒っ、冷えてきたよ。



















今日は、土曜日か、よし、ツタヤへ行こう。あれ? 空いてるね、ははあ~ん、紅葉シーズンで休みはお出かけが多いんだね。

おお、「300 帝国の進撃」 が出てるね。「キリング・ゲーム」「エージェント・ライアン」「2ガンズ」 

あとはだねえ、古いので「ボルサリーノ」 今日は、簡単に揃ったね。行き帰りの道は、よく冷えてるわ。厚着してきて正解だったよ。






空を見上げても、いつもと変わらんね。夜空に丸こいのがギラギラ光って出てきたら怖いだろうね。最近の奴等は、少々のことでは驚かんね。

CG慣れしてんかね? 薄らボケた光ぐらいではお笑いごとだね。その存在の裏側までは、面倒だから考えないんだね。

宇宙のタコも、いざ、出現する時には、それなりの演出効果も考えた登場の仕方をせないかんよ。ポッと現れてポッと消えるだけでは相手にされないよ。






ああ~寒かった。家ってのは有り難いもんだね。あったかな空気が迎えてくれるよ。明日は休みだからゆとりだね。

今日は、映画で感性を刺激して充電しよう。「大層なことやのう」 たかが駄文、されど駄文、毎日、駄文を書き続けることを甘くみるなよ。

云うとくけど、ホンマにしんどいで。「じゃあ、やめとけ」 遣ると言ったら遣るのがオレさ、やめる訳にはいかん。「じゃあ、泣き言云うな」






そこまで厳しくする意味がないよ。文句や泣き言云えばいいんだよ。しかし、書く、これでいいんだよ。



















DVDをハードに盗り込んでる間はパソコン使えないから、前々から気になっていた洋服ダンスの中を見ることにした。

オレ専用の、わりと大きな洋服ダンスなんだけど、なんか服が詰まって入れにくいので出し入れするたびにイライラせねばならんの。

オレの服だけで詰まるなんて有り得ない。やっぱりっ、「なんでオレんとこに、おまえのが吊ってあるの? 「入れといてっ」






でっかい洋服ダンスがあるのに「おまえとこへ吊っとけよ」 「わたしのとこ入らへんねん」 「大昔の服なんか衣装ケースに移せよ」

「なんで、今、開けなあかんねんなっ」 「時間が余ってる」 「もうっ、あんたはパソコン遣ってたらええねんっ」 

バンッバンッと閉めちゃった。ホンマア~、着もせん服を後生大事に守ってどないすんねん? 胴回り入らんスカート束ねて吊ってどないすんねん?






で、常に着てる服は、そこらに掛けて、おまえの洋服ダンスは廃品収納ダンスかよ? 「女の遣ってることに口出しなっ」 

なにをしようが、そんなのは、どうでもええねん、こっちへ其のつけ回すなちゅうことを云ってんの。「そんなぐらい、ゴチャゴチャ云いなっ」

う~ん、こいつに云っても通じんから、もう、片方のスペースも活用出来るようにしようか。まだ、3割ほどの収納スペースがある。



















鞄とかタオルとか新品に近い雑品が詰まってる。これ等を他に移せば吊るすところが増えるね。奥さんが買い物に出た折にやっちまお。

でも、すぐに侵略して来よるからな、このおばはん。エイリアンみたいなおばはんやで、ほんまあ~。

最近は、遣らなくなったけど、昔は、押入れの中とか、家具の移動なんかの大片付けは、オレがクソ馬力だして一人で整理してやる。






「ああ、広くなったわあ」って喜ぶのはいいんだけど、何ヶ月かしたら押入れの戸が開かない。

なんでや? 中はガラガラやのに開かない。無理して開けたら、買い物袋やナイロン袋に詰まった荷物がギュウギュウ詰めになってる。

「なんやねん、これはあ?」 「入れるとこないねんっ」 使い古した絨毯、マット等々、永遠に使うことの無いものばかりが詰まってる。






放ってまえよ。洗濯はしてあるんだけど、こんなの、また、使うかあ? 褪せておるではないか。また、見事に隙間という隙間に詰まってる。



















オレは、自分が甲斐性がないから、せめてと思って、奥さんの遣りたいように遣らせてる。給料明細書なんかも見たことも無い。小遣い人生だよ。

小さな貯金を大仰に云って、ゆとりの気分に浸ってる姿を見ると、空振り重ねても、未だに、今に見とれっ、おまえを有閑マダムにしたるって思うんだね。

愛情は冷めてひび割れて久しいけど、必ず、ゆっくりとした生活を、おまえにさせてやるって誓いを新たにするんだね。






オレって、底抜けた馬鹿だね、不思議と思いは成るってのが消えないんだよ。「死にかけのおっさんの台詞かよ」 オレがいつも云ってるだろ、明日は解らない。























カメレオンの独り言-1279 『冬が来るね』

2014年11月15日 | 日記







 11月15日







冬季限定販売のロッテの「バッカス」と「ラミー」チョコレートがあるね。毎度食べる訳じゃないけど、棚に並んでると手が出るよ。

なんとはなしに売り出しを愉しみにしてる。そういえば巡って来るのが速いね。

冷蔵庫で冷やした「バッカス」一つ取り出し、カリッとチョコの山を二つに噛み割ると内包されたコニャックが口ン中に広がるんだね。






パソコンやりながら「ウイ~、ヒック」なんて酔ってしまうよ。「ウソつけっ」 アルコールに弱いんだけど好きなんだね。

矢でも鉄砲でも持って来いって勢いだね。「安上がりな酔漢だね」 

最近は、製法が改善されたのかして、チョコ山が割れてコニャックが漏れて乾いたりしてるのを手にしたことがない。






新鮮度を云うなら、「ラミー」のほうは、当り外れが、未だに多い。乾燥したラムレーズンに当るとガッカリする。正直不味いね。

内包されたラムレーズンのみずみずしいのが当れば最高だね。噛み潰すとカシュッて音がするほどラム酒が口ん中にほとばしるよ。

「今日のは?」 乾燥してたよ。鮮度を維持するのが難しいんだろうね。此れを口にすると冬が来たねって思うよ。



















低い雲が垂れ込んでは流れて消えて、またぞろ、ねずみ色の雲が空を覆ってる。寒いね。風も吹いてパラパラと枯葉が舞うよ。滅びの季節だね。

でも、まだ早いんじゃないの? 秋深き紅葉の季節が残ってるよ。もう、散ったのか? そんなことないね? 「パソコンで調べろよ」 そうだね。

春は、桜見で鼻水垂らし、秋は、紅葉愛(め)でつつ鼻水垂らす、いずれも冬の名残と気配がちょっかい出すね。






関西では、嵐山、東山、箕面、奈良公園などが3~5分の色づきで、他では、今が盛りだね。

紅葉(もみじ)が最後の艶姿、空に向って真っ赤に燃えて、やがて、尽きれば舞い落ちて、地を一面赤く染めたら冬が来る。



















今年の冬は寒いんじゃないか? 師走も目と鼻の先だよ。イルミネーションであちらこちらと華やかになる日も近いね。

今年の年の暮れは、昔のオレに戻って、あちらこちらと、気侭にうろつこうか。「小遣いは?」 冷え込んでおるねえ。

腹が減ればうどんがあるよ。「侘しいねえ」 一口、一口、蒸気を吐いて熱いよ。「汽車かよ?」 毎年、同じこと云ってるね、いいねえ~。






「何処がええねん?」 人生は、侘しさの中に味があるんだよ。暖(あった)かいものがあるんだよ、知らんのか? 「知りたくないわ」

赤やら青やら黄色やらと、テカテカ輝く場所には蛾どもが集(たか)るんだよ。害粉撒き散らかせて身の程によろしくないよ。

よし、独り、静かな夜の街を散歩しよう。「寂しいだろ?」 寂しい? なにがどう寂しいねん? 気侭なひと時だよ、贅沢なひと時だよ。






ホントはね、群れ狂ってる奴等のほうが寂しいんだよ。独りが怖い奴等なんだよ。だから寄り狂うんだよ。でも、それはそれでいいんだよ。

他人(ひと)は、どうでもいいの。オレの話をしてるんだよ。静かな夜の街って云っても、それなりの雰囲気のあるところだよ。

夜の工場地帯や住宅街を歩く訳じゃないよ。そんなとこ好んで歩く奴は、オレでもコワイよ。






可愛いお菓子のお店や飾り物のお店などが在って、昔ながらの喫茶店なんかも在って、人通りもそこそこ在るような街並みだよ。





















「例えれば?」 う~ん、そうだね、茶屋町辺り、堂島辺り、御堂筋なんかもいいねえ。そういうところだよ。

「いらっしゃいませえ」 可愛いウェイトレスさんが、お水を運んでくれる。ああ、ありがとう、ホットね。「かしこまりました」 

「お煙草は?」 いいのかな? ニッコリ頷いて「灰皿はこちらです」 ありがとう。何組かの客が居るね。






コートを椅子の背に掛け直し、席にゆったりくつろぐ。ケントを1本滑り出し、ちょっと格好つけて火を点ける。「どう格好つけんねん?」

日頃は、口に加えて無造作だろ、ここでは、指の運びも隙がない、「指の運びに隙がない?」 つまり、綺麗な仕草だね。無造作じゃないんだよ。

使い捨てライターも一発着火、ポケットに戻す仕草も鮮やかに 「どんなんやねん?」 咥えたままに煙を薄く吐く。アラン・ドロンだよ。






「なんでもええけど使い捨てライターかよ?」 拘らない男を表現してるんだよ。「おまえが、都合よく思ってるだけだろ?」 そうだよ。

「お待たせ致しました」 白いテーブルに北欧風の白い陶磁器のコーヒーカップ。ありがとう。顔を見上げて、少し音色を変えて礼を云う。

「なんで、音色を変えるねん?」 いや、これはね、オレも解らなかったんだよ。云われて、そうかなあって気付いたんだよ。「誰にや?」





















昔、勤めていた会社でね、男連中ばかり相手に仕事してんだけど、事務所に入ったら事務の女性社員が居るだろ、商品管理の娘(こ)に

在庫確認頼むんだけど「ああ~★★★★さん、声変えてるう~」って、男子社員どもが、からかうんだよ。変えてないんだけど、丁寧にはなってるね。

一緒だろうがあって、やり返すんだけど、女子社員が「3個残ってます」なんて教えてくれると、そうですか、ありがとうって礼を行ったら「声変えてるう~」






馬鹿どもだよ。女性には、丁寧にお話ししなきゃいかんのだよ。解ってないんだね、雑魚(ざこ)の男どもは。

コーヒーカップは白に限るよ。「なんでや?」 コーヒーとの色合いがシンプルでよく似合ってる。砂糖を大盛り一杯。「子供やないか」 そうか?

垂らしたミルクがクルクル尾を引き回ってる。スプーンでクルクルと軽くかき混ぜてカップに添わせて皿に置くと、一口飲む、美味いねえ。






湯気に漂うコーヒーの香りを愉しみつつ煙草を吹かす。オレは、この僅かな、なんでもない時間が好きだねえ。

何気に視線を走らせると、斜め向こうのテーブルに女性の一人客、じっとこちらを見詰てる。「またや」 目が合ったら、微笑み逸らしたよ。

歳は、24、5かねえ、綺麗な女性だよ。「いらっしゃいませえ」 男性の客だね。その女性のテーブルに着いたよ。ブッ細工な男だよっ。






一口、二口、味わってガラス越しの外の景色に目をやる。内と外の様子が入り混ざって映るガラスの向こうは、師走の冬の夜の街なんだね。
























カメレオンの独り言