カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1726 『新居は、慣れた家具で埋めるまでが華』 だから家具など要らんのだよ。

2016年11月29日 | 日記





 『モニカ・ヴィッティ』 2016年11月29日






顔写真が必要で自撮りを何枚か撮ったんだけど、じいっと見ると我ながら爺になったなあって思わずにおれんね。

顔のいがんでるのは昔のままだけど何をして来てこうなったのかねえって回顧するのもアホラしくなるね。

誰ぞと比べてどうのこうのなんて考えない。人は人、我は我だから、自分の生きざまをまな板に載せれば料理できる身も無い抜け殻だね。





オレは「無」なのかも知れないって、そんな感じがせぬでもない。何故か「無」なのかも知れない。ピッタリ来そうだね。

息子が「おとんは実体がない」って、云いよった時がある。実体のない「無」なのかねえ?

息子の一言、一言は、言い当てて妙なるものがある。オレなりに云えば過去を積み重ねて今が在るんだけど記憶に留まらない生き方が主流だね。





経験したことの解釈の積み重ねのように思えるよ。経験は風なんだね、降りしきる雨だね、流れゆく水だと解してる。

オレは、端的に云えば解釈の積み重ねで生きているんだろうかね。ありとあらゆる事柄を我なりに解釈して其れを事実と捉えて進んでる。

何故、其れが事実かと云えば、自分が解釈できる範囲で納得して迷いでふらつかぬための自衛策かもしれない。





自分の道は自分が歩き往く道、疑いなどは躓く石コロ、蹴とばして損得無視して納得で突き進んできたんだろうかね。単純だね。












『以下、写真選んでる時間がない』






いがんだ顔など被った魂の抜け殻に過ぎない。オレは、まだ、皆目解らんけど魂に忠実に生きてやる。なんでも来やがれっ。

なるべくなら善いことのほうが喜ばしいけどね。「そらあ、そうやろ」 無理してしんどいばかりが能じゃないからね。

そうだ、これからは、愉しいことで人生を解釈しよう。オレなりに、幸せな事実を解釈して人生を豊かなものにして行こう。「いいねえ」





其れも悟(し)らねばならん、で、なければあまりにも偏りが過ぎる。残す人生、幸せの温泉に浸かって羽根伸ばそ。「極端やね」

「おとん、それが正しいで」って、息子ならそう云うよ。












『ヴェラクルス』 






話は飛ぶんだけど、引っ越しってのは意外と物入りになるね。何故か平気で寿命を引き延ばしてた家具やら家電の劣化が目に立つね。

ドアの締まりが悪いボロ洋服タンス、引き出しの枠が外れてばかりの食器棚、勝手に点いたり消えたり頻繁な大型薄型液晶テレビ。

「まだ、綺麗に映ってるがなっ」 そんなのしつこく観てたら火を噴きよるぞ。 「ええっホンマかいな?」 火事になったら吃驚やぞ。





惜しんで引き延ばして危ない目をする意味ないで、50インチ買って、其れがヘタる頃には死んでるがな。 「有り得るなあ」

冷蔵庫もプラの受け皿割れて瞬間接着剤で貼り合わせで見苦しい。もう、そろそろとちゃうのん? 「せやなあ、17年かいなあ?」

オレらが死んでも、こいつは、まだ、現役で冷やしとおるがな。 「そんなん云うて愉しいか?」 事実は不快なもんだよ。





「あんたも、何台もある壊れたパソコン、それどないすんのん?」 回収業者の人に頼んであるよ。 「無料か?」 そうだよ。

傷みだすと、みんな同時期に被さるみたいだね。「エアコン2台と洗濯機と炬燵は、まだ、新しいわ」 あとは、人間含めて全部古いね。 

「誰でも、何でも、みんなっ古うなって行くねんっ」 ああ、そうだ、パソコンは、まだ新しいよ。 「聞いてんのんかっ?」





LEDの照明器具は、2器張り込まなあかんね。「12畳の洋間とリビングの18畳やから高いでえ」 LEDは、其の分、明るいよ。

これは時期的に、ちょうどええがな。 今の蛍光灯からLEDに切り替わりの時期が世間全般に近いらしいよ。

「あんた、机の椅子とファンヒーター買いや」 おお、ラッキー、早速、アマゾンで調べるべし。











『サムスンとデリラ』







「あんた、忙しいで、片付けやら備え付けやら遣れるかあ?」 昔の勢いは落ちたけど、其の分、栄養剤でホローしてやっちまうよ」

「あんな頃は、あんたは、模様替えやら大掃除でも一人で遣ってたなあ、大きなタンスも移動するのん簡単やったなあ」 力は並ではなかったよ。

だから、もうね、何も要らない生活スタイルを創り出さねばならんよ。収納家具なんか要らないんだよ。昔の遺物だよ。





今度の家、あのクローゼット見たろう? なんだよ、あのデカさ、服なんか全部入っちゃうよ。「ホンマに大きいし綺麗な造りやなあ」

オレが驚いたのは、クローゼットのもそうだけど、何処もみんなデカい木のドアばっかしだね。2メーターあるんじゃないか?

常識をぶち割った設計が気に入った、あれでなきゃあ駄目だよ。デカい玄関間取りに框(かまち)が20センチッ、マンション型破りの発想だよ。





一戸建てには当たり前のように框がある。マンションに住むようになって天井の高さの加減で床が落ちて地面との境が僅かになった。

慣れれば当たり前にはなるんだけど、腰を下ろして靴を履いたり脱いだりができなくなって、狭いところで中腰の姿勢を余儀なくされる。

通常、マンションでは、天井の高さに制約があるから望むべくもない。豪華なマンションもその条件は変わらない処が多いだろうね。





なのに、此のマンションには、戸建ての玄関間取りに框があったのには驚いた。そういえば、一階だけ、通常のよりも天井が高いんだね。











『シバの女王』





簡易な脚立を備えて置かねばならん、LED照明取り付ける際、とても届かんよ。アマゾンで注文しとこ。「なんでもアマゾンやな」

此処ほど手間いらずがあるかいな。探し切るのは困難なぐらいに品揃えで注文したら届くのは翌日だよ。

「品を実際見て触って確かめるのが本当やで」 そのわりに失敗が多いね。ネットでもね、数当たってるとクソを見抜く目は育つわいな。





「そういえば、あんた、失敗あまりせんな」 ほとんどないよ、あったら返品で傷負わないよ。それにネットでトラブルなんて今とこない。

オレが独り住まいしたらストックできる食品は大方ネットで揃えて冷蔵庫に並べておくよ。扉を開けたら吃驚の貯蔵庫だよ。

贅沢する気はないけど、ちょっと纏(まと)まったお金を棚から落とせよ。無駄のないグッドセンスなお部屋を完成させてあげるよ。





年末ジャンボ10億円、息子よ、買いに行くときは一緒に来いよ。笑ってるよ。 いつも、おまえは心ん中に居るよ。

































カメレオンの独り言-1725 『mont-bell アスペンパーカ インディゴと冷血女』 

2016年11月28日 | 日記






 『mont-bell アルパイン ダウンパーカ Men's ¥19,980』 2016年11月28日







関東で雪が降って積もってるがな、紅葉の秋が追いやられて冬が出張って来たよ。街は、もう、皆さん冬装束だよ。

お気に入りのmont-bell アスペンパーカを羽織ったけど薄いんとちゃうか、と思ってしまうのはなんでかね?

なんか、ほんわかした柔らかく包まれるような温もりが、今いち伝わて来ないのはどういうことなの? 「まだ、ペラペラか?」





やたら、モコモコではないものが欲しかったから其れは許そう、ほんわかとは膨らんではいるかなあ? 「ペラペラやろ?」

軽いんだよ、兎に角、軽いからペラペラに感じるのかなあ? 「感じるんじゃなくて、実際、ペラペラやねんやろ?」

このデザインが気に入ってるんだよ。「薄いか厚いかの話やないかえ?」 どちらかと云えば、「どっちや?」 薄いね。





「大失敗やないかえ」 いや、違うんだよ、着てジッパー締めて着こむとだね、温もって来るのは事実だよ。

「ペラペラのナイロンカッパでも温もるぞ」 カッパは蒸れるぞ、アスペンパーカは蒸れないぞ。「それだけの違いか?」

モンベルは、何を意図してアスペンパーカを作ったのかね? 「羽毛をケチったのか?」 初秋用か? 「晩秋では肌寒いのか?」





パーカの内側は柔らかいんだけど包んでくれないんだね、身体に対して余所余所しく感じるんだよ。「羽毛が足らんのだろ?」












『外国のブランドを扱う会社に勤める義理の弟が新品で送ってくれたAIGLE(エーグル)の羽毛ジャケット』 よく着るよ。







フランスのAIGLE(エーグル)の羽毛ジャケットは、軽いんだけど充分に温もるんだね。全体が柔らかくて包み込んでくれるんだよ。

寒い日には、こちらに手が伸びるね。 「雨ガッパは、どうすんねん?」 どこが雨ガッパやねんっ、パーカだよ。

「そんなの買ったおまえはバーカだよ」 云っとくけどな、オレは、此のデザインには満足してんだよ、ケチつけるな。





つまり、感触の話をしているんだよ。サラサラ感? パリパリ感? ツルツル感かねえ、その感触がだね、際立ってるから冷たく感じるんだよ。

内側は、柔らかい感触なんだよ。表側の生地の感触が勝ってるんだろうかね? 「と、云うことは内側がペラペラなんだろ?」

どう云えばいいのかねえ? 腹立つなあ、「表地が勝ってるってことは、裏側のクッションが薄いからだろ? つまり、ペラペラなんだよ」





「mont-bell アルパイン ダウンパーカ Men's ¥19,980 の方が良かったんじゃないか?」 これもだね、写真や見た目はね、

ホンワカとしてるようだけど実際は薄いんだよ。モンベルのは、総体的に薄く仕上げて邪魔なモコモコを排除してるんだろうね。

「生地の特殊性能を保温に活かしてんだろうけど、ぬくぬくとした感触は恋しいもんだよ」 「性格冷たい女と一緒に居るよなもんだろ」





では、モンベルは冷血女か? でも、着てるとホンワカ温もって来るのはどういうことだ? 「馬鹿男の一途にほだされて温もりをくれるんだよ」


















『mont-bell アスペンパーカ インディゴ』 『製品説明  雪や雨を遮る防水性と高い保温性を備えた全天候型・防寒パーカ。

表地にはモンベル独自の防水透湿性素材を使用し、縫い目にシームテープ処理を施すことで優れた防水性を実現。

中綿には高品質ダウンを使用、保温力に優れた三枚差し構造を採用。冬季の旅行などに最適とある』






「映画でもあるだろ? 冷たくて強くて格好いい女スパイ、其れと一緒だよ」 オレは、ああいうの好きだよ。なんか余所余所しいんだね。

でも、何故か守ってくれるだろ? 暑苦しいんじゃなくて、其処に存在している安堵感だよ。

「mont-bell アスペンパーカは、そんな防寒着か?」 まあ、そういうことだよ、やんわり温もってくるんだよ。





アスペンパーカを着ると傍らに冷血なんだけど強くて美しい女が不思議と寄り添ってくれるんだよ。ええだろお~?











『イヴォンヌ・ストラフスキー』 






最近、やたらと『mont-bell アスペンパーカ』の駄文を読んでもらうので経過報告を追加したんだけど 「薄いままやねんな?」





























カメレオンの独り言-1724 『昨日に這って今日に追われて明日を追う、一匹狼何処へ往く』

2016年11月26日 | 日記





 『笑ってんだよ』 2016年11月26日






ひとつ肩の荷が降りた。ホッとしたよ。地に足つかない状態だったけど、思いのほか、休み明け早々に審査の回答がきた。

大手会社だから審査は厳しい。期待はできなかったけど丁寧な契約の手筈の案内を受けてホンマにホッとしたよ。

仲介さんの〇〇〇さんの力添えのおかげだろうね。お世話になりました、ありがとうございました。





ちょうど、彼女が事務所に立ち寄ったので話が一歩進んで住まいを確保したことを告げると 「良かったあ」って喜んでくれたよ。

オレは出かける時は、息子の遺影に 「〇〇〇〇、行くぞ」って呼んで行くんだよ。この時も背中で応援してくれよったと思ってる。

息子よ、オレは、おまえの死から、気づかなかったことを悲しみの底から掬い取りつつ学び取ろうと思ってる。





この世に於けるあらゆる事物(物事)、現象(事実、事柄、出来事、感覚で捉えたもの喜怒哀楽など)宇宙に存在する一切のものを

森羅万象(しんらばんしょう)というんだね。人が日々生活の中で遭遇している全ての出来事は、森羅万象であり、それぞれに学ぶものがある。

従って、喩え、悲しみの淵に落ちようとも、それをよき教訓として受け止め、日々前向きに生き往く姿勢を森羅万象全てが教訓というらしい。





無にはしない、生かさねばならん。今晩は、ホッとして心身ともに緊張が抜けたんだろうね? 早々に朝まで眠ってしまったよ。
















道路に面してベランダが在り1.2メーターほどの枠(外壁)で囲まれてる。其れに0.5メーターほどのステンの塀が追加されて

目隠しが設けられてる。「怖いわあ」って奥さんが前に立つ度に防犯を気にしてる。こんなの跨いで来よるかあ?

前居住者が10年住んでて何もないんだよ。表通りで慣れてないから、そう思うんだよ。「お婆さんたちやってんやろ?」





アホか、おまえも婆やないか。「そらあそやけど、なんか私の方が若いわ」 一人で云うとけ。「防犯グッズがあるねんなあ?」

おお、あるある、機器をガラスに貼ったりして、開けたり、振動したりすると大きな音が鳴り響くらしい。「それええやん」

些細なことなんだけど、毎度、オンオフをするのは面倒なもんやで。忘れて開けたりしたらビヤーッて鳴って吃驚せんならんぞ。





「鬱陶しいなあ」 バット一本枕元に置いとけば済むがな。袋叩きにしてくれるわ。「あんた、起けへんやろ? そのバットで袋叩きに遭うわ」

おまえ、喜ぶやろ? 「スッとするわ」 ほなら、そいでええがな。「スッとするけど、其の後、わたしも危ないがな」

我が身は可愛いか? 「当然やがな」 防犯グッズにセンサー光線ってのがあるよ。体温感知したら強力光線で撃退するとある。





パトライトみたいなのもある、光線がクルクル回って忙しなくて落ち着いてられなくなる効果やね。オレだったらウンコしたくなるよ。
















アマゾンのカートに放り込んでおこ。あれ? これみんな安いと思ったらナンチャイナ製やがな。 「そんなんで守れるんかあ?」

ベランダの中に釣り糸張って空き缶に石ころ放り込んで何個もぶら下げておけばいいんだよ。ドンガラッガッチャンって凄い音鳴るで。

ベランダにグレートテン飼っておけば侵入者は八つ裂きの刑に処されるね。こいつはコワイぞお~。「あの犬、ニクソイわ」 





それよりも馬鹿高い。車で云えばベンツかBMWか? 「あんたが、ずっとベランダに居てたらええねん」 なんちゅう奴やっ。

凍死するではないかっ。しかし、女って馬鹿だね、今の家のベランダ、一階なのに深夜2時頃まで開けっ放しじゃないか。

「ここは安全や」 何処がどう安全や? 「なんとはなしに」 だから、何処も慣れなの、慣れたら、何処もそんなもんなんだよ。





住めば都って云うだろ、そんなのを云ってんだよ。一時、奈良の斑鳩に住みたいなんて決めつけてたけど、よく云ったもんだね? 真っ暗だよ。

此の物件の前で、此処だって勘は当たってたね。なんか、他を当たる気がしなくなったから、縁があったんだね。

パソコンのお気に入りのフォルダにドッサリ溜った賃貸物件の情報を消去した。オレにすれば大きな一歩だったよ。





他と比べれば大層なものではないけど、不思議だね、オレは、どんなに困っていても部屋や家だけは綺麗な分不相応なところが当たるね。
















今は、仕事終わって帰っても、何だらかんだら用事が忙しくて駄文を書いてる時間を削がれるから、大方、有ったことしか書けない。

この2~3回は、急いで書き溜めてたので滞りなく更新できたけど、あと、こうは続かんだろうね。

いつも開いてくださる皆さんには、申し訳ないですが、此れから引っ越しの入転居などで年始辺りまで落ち着かないと思います。





そのうちネットも、一旦、解約して、再度、繋がるまで遮断されて空白の日が訪れるかと思います。

同じような内容であっても書ける間は更新します。突然、更新が止まりましたら事情の程お察しください。

繋がりましたら、皆さん、また、戻って来てください。忘れ去ったらあかんよ。 





「誰が覚えとるか」 おまえみたいに冷たい人ばかりじゃないよ。


































カメレオンの独り言-1723 『進み往く道』 何処へ行くねん? 標が導くままにさ。

2016年11月24日 | 日記





 『一匹狼』 2016年11月24日






ふっと目覚めて考え出すと目が冴えてくるね。真っ暗だね。何時かね? 腕時計で確かめると5時前か。寝なおしても思考が目覚めさせよる。

起きるか、布団から出ても寒くないね。リビングのソファーに腰掛け起きるか寝なおすか秤にかけてる。欠伸はでるんだけどね。

あかん、いよいよ冴えてきたよ。顔を洗って湯を沸かす。夜明けのコーヒーでも頂くか。





パソコンの前でコーヒーカップから湯気がクネクネ揺らいでいい香りが漂ってるよ。「豆か?」 ネスカフェだよ。

「キリマンジャロじゃないのか?」 馬鹿め、知ったかぶりすんな。ネスカフェでも湯気も揺らぐし香りもたつわ。

うかつに豆挽いて本格的に作ってみろ、ネスカフェなんか吞めたもんじゃないよ。知らぬが仏だよ。





何度か経験済みだけどね、一袋、豆でコーヒー点(た)て続けて空になってネスカフェで間に合わせたらコーヒーではないね。

舌に味を馴染ませぬ程度、間隔を空ければ飲めぬことはない、外へ出て喫茶店で頂く程度がベストだね。

ふう~グビッ、美味い。ホントは、不味いんだけどネスカフェ慣れしてるから美味く感じるんだね。熱いのがミソだよ。





クリープと砂糖を入れないコーヒーなんて呑むのが苦しくて漢方臭くてカップに戻す、ゲロ、「汚ねえッ、ブラックだろっ」

















今、紅葉がどうなってんのか皆目解らんね? 愛しい異性を目の前にして真っ赤に染まってんのかね? 今年は解らず終いだろうね。

どこに移り住むやら解らんけど、落ち着いたら、まず、充分に休息とって鋭気を養い感性を研ぎ澄まして無邪気に徹する。

「子供になるのか?」 そうだよ、臭いおっさんなんか用はない。恥バラ撒いて堂々と生きてやる。 「変わってんねえ」

















同じ足並み揃えて生きる年月は終わった。バラバラに思うように生きねば自由の意味がない。 「できんのか?」 解らん。

自分を鼓舞してんだよ。固まった常識の枠を越えねば何も変わらんだろうねえ。闘う場所が欲しいね。

願わくば、自由で在りながら任されたことを責任をもって創り上げるような、そんな仕事をやりたいね。自己管理のもとで働きたい。





オレは、人にはとことん優しく自分にはすこぶる厳しい変態性を身に着けてるからね。「どんな奴や?」 こんな奴さ。

其れにはだね、好きなことだよ。好きなことでなくてはならん。嫌いなことばかりを遣り通して生きて来た。

今度は、好きなことで、オレのもてる能力を活かしたいのだよ。 「あるかあ?」 あるよ。あると思うよ・・・無礼な奴だね。





残念ながら、銭に染まった世間に、そんな美味い話は無いに等しい。夢だよ。オレは、この駄文から新しいものを創り上げたるっ。みちょれ。

「いつ、できる?」 アホか、そんなもんが簡単に解ったら夢ではないだろ? 夢を追うこともできなくなるよ、終わりじゃないか。

「死ぬのか?」 これからの抱負を熱っぽく語っているのに、もう、「死ぬのか?」は、ないだろ? 

















人はね、腐らず生きていくにはね、目的、目標を掲げねばいかん。其れが進むべき道を照らして向こう先を標してくれるんだよ。
































カメレオンの独り言-1722 『人の心の暖かさほど温(ぬく)もるものはない』 

2016年11月22日 | 日記






 2016年11月22日







今は、その日その日の思いを駄文にして偏(かたよ)ってるね。映画や事件や歴史もどきなどを書きたいけど時間がない。

ホントは、全てが落ち着くまで休みたいんだけど、毎度、開いてくださる皆さんを袖にすることはできない。

何よりも、ことに甘えて逃げる自分が許せない。「そんなこと云うほどのもんか?」 さて、どうだろうかね?





息子の写真が沢山出てきた、どれもこれもはち切れんばかりの笑顔で埋まってる。元気をくれたね、勢いを燃やしてくれた。

心の優しい子だった。七つの頃、2つほど年下の近所の女の子に本を読んで聞かせてたね。

その子は、大きくなっても、そのことを忘れないで居てくれてる。絵が上手なことを常に話してくれるね。





おまえは、お父さんの宝物だよ。オレが生きてる間は、お父さんの心の中で笑顔で生き続けてくれ。

彼の世へ逝ったら、また、二人でおもくそあちらこちらと自転車で走りまくろう。今度は、遠距離を野宿しつつ走ろうか。

仕事以外の時間は、毎日のように一緒に遊んだ。おまえに与えてやれたのは、二人して、毎日、遊びまくったことだけだね。





今となれば、それは本当に良かった。よくぞ、おもくそ遊んでやって良かったって思えるよ。


















バタバタ時間に追われて用事で出ることが多いから、なんか日が経つのが早いね。もう、11月半ばを越してんだね。

どうなるのかねえ? どうでもええわ。「そんな投げやりでどうする」 どうしようかねえ?

好きなお茶が、このところ美味いって感じないんだね、そういえば、ビールも不味いよ。飯も食ったかどうかも記憶にないわ。





人は気分で生きてんだろうね。気分が滅入ると意欲が失せる、喜びとの接点を失うんだろうかね? 「駄文も湿りがちだね」

これはいかん、オレは、笑って意欲を高めるタイプだよ。葬式には似合わない男なんだよ。

そうだ、仲介さんのお店に行って、いろいろ説明して貰って出された書類を書いてるうちに、此れでは審査は通らんねえって云ったんだよ。





仲介さんは、う~んって真剣に考えてる。いいの、いいの、事実は不愉快なもんだから為るようにしかならない、なんて云って

昔からの経緯(いきさつ)に話が飛んだ。格好悪いけど丸見えならば隠しても仕方ないし、成り行き上、粗方の話もせねばならん。

人の知らぬことを話したところで意味がないってのがオレなんだけど、なんか、油が乗って洗いざらい喋ったの。こうなると止まらない。





担当の仲介さんは、へえ~へえ~って、親身に聞いてくれる。終業間際で他に客も居ないんで笑いを交えて和やかなムードだよ。

社員さんが二人残務整理しながら笑って聞いて頷いてるよ。人って、聞いてくれるんだね。

冷凍工場で働いてた頃は、毎月現金給料頂いて仏壇祭って、翌日には、30万近い給料は返済に消えてた。奥さんの給料で食い繋いでたね。


















「凄いですねえ」 凄くはないですよ、失敗したのはオレが至らぬ結果だから種は我が身で刈って当たり前ですよ。ただ、20年は長かった。

信用調査なんでしょ? 「そうですね」 逃げずに全部清算して遅まきながら立て直してんだけど歳が来てしまった。

残念ながら恰好つけるまではいってない、途中経過でこの時期が来た。でも、ものは取りようで、こいつの生きる姿勢は信用できなくもないね? 





社員さんが三人とも大きく頷いてくれてるよ。 「お話は、よ~く解りました、僕から充分に話しておきます」 ありがとうございます。

こんなのは、外れたら其の物件とは縁がないんです。そん時は、ボロでもいいですから探すのにお力添えを願います。

「いや、ご主人、通りますよっ、でも、もし、ご主人に心変わりが生じたらお力になります」 眼光鋭く仕事に達者な人で頼もしい。ありがとう。





「いやあ、ご主人さんには負けますわっ、ご主人も奥さんも凄いっ勢いを感じますよ」 ほかの社員さん二人も大きく頷いてくれてるよ。

「この人は、あまり喋れへんのに喋り出したら止まれへんねん」 下手だから一生懸命に伝えてんだよ。大笑いだよ。

オレは、金には縁がないんだけど人さんには寄られてね、赤ちゃんから爺ちゃん婆ちゃんまで笑いの中でいつも溺れそうですよ。





小さな子たちが大きくなって、ムチムチの娘さんたちになって襲い来るんですよ。「ムチムチですかあ~」 ぎゃははははって大笑いの渦だよ。

「この人は助べえなんやっ」 家の奥さんのままだね。 繕(つくろ)えよ。

違うんですよ、オレは初心(うぶ)でまともに目が合わせれないの、でも、そんなのが、また、いいんじゃないの? 大笑いもいいとこだよ。





隠さず包まず事実を説明して成らぬなら仕方ない。ただ、せんぞ迷ってようよう行き着いて振り出しに戻ったらしんどいねえ。


















「あんた、何か食事して帰ろか?」 ああ、いいよ。「ずっとバタバタしてて、おかずらしいおかず食べてないなあ」 うん。

そういえば、こいつ買い物行ってないねえ。「疲れたなあ、心が悲しくて食欲も湧かへんわ」 うん。 街ん中は、平和に優雅に流れてるね。

ふむ、我ながら笑うね、昔の空気感を思い出すよ。そういえば、クリスマスの夜だったかね、なんでオレ独りがこうなんだろうって思えるんだね。





かじかんだ手に息吹きかけて、イヤホーンのボリューム上げて、おもくそペダルを踏んで冷気の中を職場に向かって突っ走ったよ。

真っ紺の冴え切った夜空に高い煙突の白い煙が真横に流れてたね。そんな人生が長かったのに、不思議だね、同じ夜の光景がいつも浮かぶよ。

「ここでええか?」 おまえ、高そうなお店に入るね。 「あんたも栄養つけんとあかんわ」 大きなお店だね。





広いね、大きなテーブルを前に腰をおろす。疲れたぁ~。 「もう、何処でもええから落ち着きたいなぁ」 そうだね。

「あんた、どれがええ?」 なんでもいいよ。「これにするか?」 メニューの表紙に大きくステーキが載ってる。張り込むね?

給仕さんに注文してる。大きな窓から街ん中が見下ろせる。こうして傍目で見れば、オレも見てくれは平和な人のように見えるのかねえ?





「あんた、煙草、吸えるで」 ああ、いいの? それは有難い。大きなジョッキが置かれたよ。ありがとう、喉越し爽やか生き返る。


















実際のところ何処でもいい。落ち着いてホットして眠りたい。何事も重なってしまって疲れ果てたよ。「ほんまになんやってんやろ?」

思うにマンションばかりが能じゃないね? 「古~い一戸建てかいな?」 見た目はボロでも家ん中は意外と広くて綺麗なのが在るよ。

「ボロ家なんか嫌ややでっ」 おまえ、そんなのに住んでる人も多いんだよ、随分と失礼だよ。 「あんた、独りで行きっ」





「もとは綺麗かってん、古くなってそうなってんねんやろっ」 まあ、そんなのも多いだろうね。 「目に慣れてはんねんっ」 まあね。

「審査落ちたら、あの物件やわ」 おまえ、アホか? 安い1階で落ちて高い方が通るか? 「審査会社は一緒とちゃうでっ」

何事も相場ってのがあるだろ、ランク上げて、また、恥売るのかよ、身の程知らずって、今度は馬鹿にされて笑われるぞって云って自分で笑ってる。





最終的にどんなとこが当たるのかねえ? オレは、おまえに其れらしい家をって思うから背伸びして選んでんだぞ。

向こう先、考えたらゆったりした家が気分を救う、身内が寄って来てもゆとりだろ? オレも洋間でパソコンして邪魔をしないで済む。

いつも云ってるように、オレは、まだ、夢は捨ててない、必ず、夢を成らす。そして、独り住まいを実現してみせたるっ。





遠望するところ、其の姿が浮いて見えてるよ。「ホンマかいな? まあ、あんたは、好きなようにしい、その代わり、私も好きなように生きる」

其れは当然だよ。 「それまで一緒に暮らしてても他人の礼儀を重んじや」 おまえもな、「互いが思いのままに生きるんや」 うん。

強そうで弱そうで強い奴やね。 「あんたとわたしは価値観からして合わん、互いが頑固で妥協がない、なんでこんなんと一緒になったんかいなあ?」





其れは、相感じるところだねえ。「あんたがおかしいねんっ」 おまえもおかしい、まあ、そういうことで。「どういうことやねん?」


















人並みの生活はできてる。安心など買う気はない。世の中も家ん中も何が起こるやら解らない、ゆっくりできる時間が欲しいだけ。

時計の針はクルクル回って苦の色変えよる、そうしてクルクル回って止まらない。考えたら人もクルクル回されて生きてんだね。

柔らかい肉らしい肉だったね。鉄板の皿の上でグチグチ焼けてて熱かった。美味かったよ。





食事を終えて夜の街に出ると、なんか、ビールでオレもクルクル回ってるね。ああ~本日残業終了、家に帰って寝るよ。


































カメレオンの独り言-1721 『お部屋探しも楽じゃない』 人生の悲哀の隙間風が身に沁みる。

2016年11月20日 | 日記






 『デッドプール』 2016年11月20日






奥さんが希望先を決めて「ここがええっ」って聞かない。家賃は高いは、平米数はちっこいは、何処を測りに決めつけるの?

「ここは、昔から知ってるし気分が華やぐし〇〇〇〇スーパーも近いっ」 其れだけか? 「電車も見える」 一駅の違いだろ?

「人が多いからいい」 違うがな、室内は? 「広い」 何処がどう広いねん? 「あんたも見てみいっ、良さが解る」 解りたくない。





広さと狭さの差が大きくあって、其の上、4千円高い狭い部屋に決めてつり合いがとれるか? 「環境がええっ」 部屋は?

「あんたには解らん」 そんなもんアホでも解るわ。狭いお部屋ってのは、荷物の少ない人が、便利と環境重視で決めはんの。

周りが詰め込みみたいな窮屈な建物だったら云わん、不便だったら云わん、汚かったら云わん、ただ、広いだけならオレも云わん。





参考に見せて貰った2階の部屋で推し量って解らんか? 「気分が滅入る」 訳解らんおまえを見てたらこっちが滅入るわ。

「あんた、そろそろ迎えに来てくれはるわ」 オレは、1階の部屋見るだけでええで。「何を云うてんのっ絶対こっちや」

おまえの云ってる部屋は、他所で同じようなの何軒も見てるから解ってる。「あかんっ、両方見て比べてみいっ」 無駄足や。





「眼の先で連絡して3千円値引きしてくれはったんやで」 7千円も高かったの? 泥棒やないかい。「あんたは価値が解ってない」

まあ、ええわ、見てあげよう。感じのいい仲介さんが、わざわざ、車で迎えに来てくれてる。ありがとう、世話かけます。

「1階の物件、僕が思っていたのと違いますね、今日、退去時に室内訪れて吃驚しました」 「ええ?ほんまぁ」 「広くて綺麗なんですわ」




















「いやあ、奥さんには、もう一軒の物件をお薦めしたんですが、どうでしょうかねえ?」 みてみろ。 「そんなに綺麗ですか?」

「10年居住されていたんですが、綺麗にお使いで、僕の思い違いでした」 そらみろ。 

「暗いでしょ?」 「いやあ、それがぁそうでもないんですねえ」 云ったことか。 「寒いでしょ?」 「そうでもないですね」 





冬は何処でも寒いの。夜道を車がスイスイ走って1階の物件の前、「なんか辺りが暗いでしょ?」 夜は何処でも暗いの。仲介さんが笑ってるよ。

「お部屋へご案内します、どうぞ」 けばけばしさなんかない品が保たれた佇まいだよ。参考に見た2階の室内もそうだった。

ドアを開けてブレーカーを上げると吃驚した。なんなのっ、此の広い玄関は。一戸建てのお家の玄関じゃないか、20センチほどの框があるよっ。





マンションの室内では見たくても見れない玄関模様。これだよっ、此れが家ってもんだよ。地べたと床の面が並ぶような境界じゃないだろ。

「ホンマに広いなあ」 みろっ、オレの目に狂いはないのだ。「たしかに、こんなのはマンションではないですね」 仲介さんも改めて頷いてる。

フローリングの広い廊下が極を作って奥に広がり繋がる。ゲッ、な、な、なんと、だだっ広い洋室、大きな木のドア、信じられない。




















ここのオーナーは、遊びながら工作したんか? こんなのこんな値段で何処にある? 「ないですっ」 仲介さんもリキが入ってる。

ゲッ、常識外れのクローゼットの威容、デッカイ観音開きの木の扉、信じられない。 「大きいですねえ」 「大き過ぎるんとちゃうのん?」

奥へ進み往く、ゲッ、広いリビングに呆然、「あっ、あんた、窓が三つもあるわ」 ありゃ、ホンマや。南向きのベランダガラス戸だけとちゃうがな。





キッチンもカウンター式じゃないかいな。そして、其の奥の大きな木のドアを開けたら、ゲッ、ドデカイ更衣室と風呂、ひと部屋あるがなあ。

なんか嘘みたい。「あんまり汚れてないねえ、掃除が行き届いて綺麗やなあ」 「年配の姉妹さんのお二方だったようですよ」

「お掃除のマメな方々やったみたいやね」 リビングに向き合って和室、6畳かな。おまえ、荷物の置き場所困らんで。「困らんなあ」





もう、ケチのつけようがないね。 「ないなあ」 「いやあ、たしかに、これでリフォーム済ませたら、もう、出来過ぎですねえ」 

「例の物件、見に行かれますか?」 戦意喪失感が漂っているね。「はい、此の人に見せますわ」 見んでも解ってるがな。

「こんなの見たあとでは、あっちの方は狭いのが迫ってきますよ」 「いいえ、わたしは、あっちの方が好き」 意地になっとるな?





車を走らせて狭い物件、わざわざ見に連れて貰う。余計な手間をかけます。 「いえ、いえ、まあ、奥さんに薦めたのは僕ですから」

どう、思われます? 「いやあ、云い難いですが、予想外でした」 と、云うことは、断然、1階の物件ですね? 声出して笑ってるよ。

「まあ、あんた、見てからや」 オレの想像力は、とんでもないんだよ。おまえの想像力は無いに等しい。




















ひと駅だから、すぐに到着、「ご主人さん、この建物です」 建物は綺麗ですね。 「そやろお」 一階が全部駐車場じゃないか。

地震に弱いって嫌がってたろ? 返事がないのお~? エレベーターに乗って3階、「こっちやねん」 先に内覧してるから知ったかぶり。

リフォーム済ませて綺麗な狭いお部屋。それなりに無駄のない間取りやね。「ええやろ、わたしは、なんか、ここは気分が明るくなるわ」





どうにも、此処が良いって言い張るなら、それでも構わないとは思ってるけど、室内見回して、おまえ、窓の明かりどりはいいけど、よく考えろよ。

なんとか、おまえの荷物が入っても、云っちゃあ悪いけど、全部、窓やガラス戸に家具が被さるよ。絶句。慌ててメジャーで測ってる。

可哀想にはなるけど事実とは不快なるもんだよ。「家具、捨てて来るわ」 命がけで守り通して来た三点セットを捨てるんかえ? 返事がないね? 





成約なって決まることだから先取りして浮かれる気はない。駄目なら、質を落としてでも一から急いで探さねばならん。

なんでも縁のもんだから、あとは、神さんの思し召し、棚から牡丹餅、運命の為せる業。

帰って考えて明日返事をします。 「午前中まで2箇所を止めておきます」 ありがとう。車で家まで送って貰って手数をかけました。




















よ~く考えて答えを出しや。夕食頂きながら、いつになく穏やかだね。「先にあんなん見たら、どんなんも負けるわなあ」

しかし、嘘みたいな間取りやねえ。「窓が三つもあったんは知らんかったわあ」 換気や明かりどりは充分やで。

風呂見たか? 長いタイプのバスやで、考えられんわ。「洗面台も綺麗やし洗濯機置いても広すぎるわ」 唖然とするね。





「やっぱり、1階が楽でええなあ、自転車押してオートロックで入って目の前に駐輪場があるやろ、買い物持ち帰りが楽やでえ」

おまえのお母さんら呼んで賑やかに過ごせばいい。リビングに和室、気兼ねなしに広いよ。オレは洋室あるから邪魔しないよ。

「玄関横のトイレ、あんた、見たか?」 まるで部屋だね。 「広い廊下の端やから気兼ね要らんなあ」 屁の音か? 笑っとおるわ。





奥さんが、それなりに気が乗ったのはいいけど、アカンと云うことも前提に置いておけよって因果含ませてる。情けないねえ。

一発、二発で決まるとは思ってない。商売失敗のつけ回しで借金返済完了で20年を捨てて生きて来たからね、

形になるものが希薄なものだから、こういう時は弱くて疲れるよ。保証人は、しっかりした身内らだけど頼み難くて敷居も高い。





保証会社だけでは安心ならんのかえ? オレは、人を困らせてまで迷惑かけん。人の道は外さん、それが解らんか? 「解らん」 アホめ。













「駄文と写真、なんの関係もないだろ?」  関係ないよ。今度、ツタヤ覗いたら借りようかなって思ってる映画を貼ってる。








此処が審査で落ちたら、もう、同じ繰り返ししてる時間がない、近場は捨ててド田舎へ行く覚悟。みちょれ、オレの底力。

ド田舎行って住めば都に慣れて腐るまでに、オレは、また、戻って来る。 「無理ではないか?」 常識的にはね。

常識で通らぬならば非常識で通してみせよう。 「どんな手や?」 それが、今、解ってたらド田舎行くことないやろ? 「そうだね」





仲介さんが、「僕が、なんとかやってみますわ」って、えらい親身になってくれてはる。そのお気持ちだけで充分だよ。ありがとう。

形で安心取るよりも、やる気で人間買(こ)うたれよ、浪花節だよ、人生は。 「そんなん、昔の話やで」 せやね。

まあいい、成るようにしかならん。 また明日。「なんや? 広くて綺麗で玄関デカい家は夢かいな」 払い続ける力はあっても形がない。





息子よ、背中で笑ってくれ、甲斐性なしの親父を笑ってくれ。 「笑ってるよ」 こういう嫌みのない素直な表現する子だった。

オレは、奈落の底で泣いてると思うか? 「笑ってる」 その通り。何故か笑うんだよ、息子よ、すまん。

オレから無邪気をとったら鬱陶しいだけのおっさんだよ。どん底でも、オレは笑って生きて来た。「おとんは、そやなあ」 うん。





しかし、家探しは、ホンマに疲れる、人生の悲哀の隙間風、身に沁みるねえ。どうなとさらせ、じゃあ、また明日。

































カメレオンの独り言-1720 『泥んこの中に真実がある』 ホンマか?知らん。

2016年11月18日 | 日記





 『ボーダーライン』 2016年11月18日






映画を長く観てないね。アマゾンのプライム無料映画で何やらは観てたけど印象に残ったのはなかったような記憶だよ。

「好きなだけタダで観れます」ってズラッと並べられると、もう、いいやって、しんどくなるんだね、なんでかねえ? 

一本の作品の重みが消失して雑になるね。最初から観ないで山場だけ映して、次の映画も山場だけ観るって感じで予告編みたい。





オレは、何でも多くを求めないのは、その思いに通じてるのかも知れないね。僅かな楽しみの価値を大事にしたいよ。

ツタヤヘも長くご無沙汰してる。新作や準新作が沢山出揃ってるかも知れないね。落ち着いたら覗きに行こうか。

頂いたロードバイクも修理に持っていかんとあかん、みんな、引っ越ししてからだろうね。





奥さんが、身内の家の近くの物件を探しに行ったよ。寂しくなったから少しでも近くに住みたいんだろうかね、無理ないか。

身内の家の辺りは値が高いし在っても狭い家になる。荷物の中で生活するようなもんだろうね。それでもいいのかね?

オレは、ゆったり落ち着いてる気はないから、奥さんがいいって思うんなら気のすむように任せてやろうかなって考えてる。





雨風しのげて風呂が在ってパソコン遣れたら他には要らん。先日の一階の物件の中を見て 「気乗りがしない」って云うなら好きにすればいい。













『その女諜報員アレックス』 なんか、この邦題おかしいね、オレの駄文の題名と似たようなもんだよ







平日の夜も休日の一日もパソコンの前から動かない。悪い頭をこき使って考えて駄文を書いてる。もう、6年目の半ば近くになる。

遣れることをやり続ける。おのずと煩悩の数も減って来るよ。エロ画も見なくなったね。「当たり前やろ、それは歳のせいだろ?」

毎日欠かさず腕立て伏せも続けてたけど、近所の若者が 「★★ちゃん、2日に一回が筋肉の付きがよくなるねんで」って、教えてくれた。





ああ、そうって素直に80回は軽くこなして二日に一回を守って続けてる。つまり、オレの生活圏って、狭くても困らないことになる。

オレの夢は、大きな机に大きな椅子と大きなソファに大きな猫の置物、厳選した衣服と靴、「30年前のか?」 それもある。

ハゲ隠しに似合わない帽子が必要になってきたね。「まだ、もつだろ?」 あと少し。





「カメラは?」 レンズも揃って有るにはある。リュックも二つある。「赤のドイターと20年前の黒か?」 そういうことだね。

此の引っ越しの折には、使わぬガラクタ大方捨てるつもりだよ、選び抜かれたものしか持たぬって決めた。

厳選品は、古~いものでも大事にするんだよ。「例えば?」 30年前のGパンとブレザー。「やめとけ」 考えたら35年になるね。





「袖が破けて抜けて恥かくぞ」 笑わば笑え。無地のネクタイのいい奴を2本はど揃えたいね。格好いい男は、そいで充分だよ。













『インデペンデンス・デイ リサージェンス』







「もう、爺だろ」 格好いい男は、爺でも恰好いいんだよ。「錯覚で生きとおるんか?」 そうだよ。

どいつもこいつも錯覚で生きておるんだよ。東洋人のどこがどう恰好ええねん? オレには解らん。また、「白人かぶれか?」 そうだよ。

見た目で云えばあちらの奴にはかなわんよ。中身からにじみ出る魅力ってのは解るけどね、東洋人は、それでもってんだよ。





まあ、そんなことはどうでもいい。「じゃあ、云うな」 時間を稼ぐ、字数を稼ぐ、駄文一回分を稼ぐためさ。

起きて半畳、寝て一畳、歩けば空気も汚れない。 「どういうことや?」 

生活不満で苦しいなんて、今どきの奴は、人独りに贅沢が過ぎるんだよ。それほどのもんかよ? 





田んぼの土を舐めて肥を知る、汗水たらして育てた実りの白い米に涙する、生きていく原点を忘れ去って感謝を失う。愚か者どもめ。

泥にまみれて生きろ、この野郎。 「いつの時代の人間や?」 今の人間だけど遅れてるだけさ。

20年以内にビルディングサイズの岩が降り注ぐ惑星バスター到来で人類滅亡なんてSF映画みたいな噂の煙が立ってるよ。





地球に壊滅的被害をもたらすと言われるニビル(プラネットX)が地球に近づいているらしいんだね。

映画「アルマゲドン」の世界だね。怖ろしい話がまことしやかに解説されてる。

その記事と抱き合わせに 「オーダースーツ2着48.000円、フェア開催中!季節ものが自由に選べる」なんて不真面目だね。














『運命のニビル』








「おまえも不真面目だろ?」 今の世の中、真面目に生きてまともな答えが返ってくるか? 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

人が腐らぬ生き方は、無償の愛だけだよ。返りを求めぬ真心だけが人の救いだよ。
































カメレオンの独り言-1719 『秋から冬へと消え往く足跡』 其の向こうには春が待ってるよ。

2016年11月16日 | 日記





 2016年11月16日







なにかしら予定を重ねて追われるほうが気が救われるような気がする。本社の人も「本腰入れて段取りを急ぎます」って云ってくれた。

年内には引っ越しを済ませたい。また、バタバタと動かねばならないから駄文の更新が途絶える日も増えるかも知れないね。

今、話が進んでいる物件が滞りなく進めば、予定としては、12月の半ばかね、息子の四十九日を済ませて越せるやもしれない。





四十九日に拘る奥さんは、「それまでは動かない」って言い張って聞かない。一理はあるけど、毎日、暗い顔ばかりで泣き詰めだよ。

仏壇仏具のお店に立ち寄った奥さんが店主の話を親身に聞いてくださり、 

「息子さんは、いつも一緒に居られますよ」って、「今も、ほら、其処に笑って居られますよ」って教えてくださった。





ほら、いつも、おまえの傍らに居てくれてるだろ? 「せやなあ、一緒に居てくれてるみたいやねん」って笑顔でホッとしてるよ。 

身内の人たちも「今は、引っ越して気分を変えた方がいい、一緒に着いて来てくれるわ」って薦めてくれている。

日が合わねば新しい家で供養してやろう。「せやな、ほなら急ごうか」って、その気になってるから目星をつけてる部屋の内覧を希望する。





今日、その二つの物件の内覧に行ってみた。一つの物件は、一階の部屋で、この一週間後に出払ってリフォームに入るらしく内覧は叶わなかった。






















同じ賃貸オーナーの2階の物件を参考に内覧したけど吃驚したね。とんでもない綺麗さで、広いは、安いは、まるで御殿だよ。

いろんなお家を見て回ったけど、こんなの信じられないよ。何かあったんですか?って聞かずにおれん。「大丈夫ですよ」って笑ってる。

一階は全て駐車場になっているから地震にも弱いと聞くし、階段利用を嫌がるから空き待ちの一階のほうを待つことにする。





帰ってから 『大島てる』の怖い物件サイトで確認したけど何もないね。建物もしっかりして美観も総タイル張りで見栄えもいい。

一階の部屋の住人さんが退去する数日後に内覧させてもらう手筈して、何事も縁のもんだから獲らぬ狸の皮算用なんてしないで成りように任せる。

しかし、なんでこんなに綺麗なの? 信じられない贅沢な間取りが怖ろしい。お風呂も手洗いもトイレも玄関口も常識外れてデカ過ぎる。





畳の和室以外は総フローリング貼りでテカテカ光り輝いて、ダイニングから玄関までは廊下とは形容し難いスペースで極を織り交ぜて続いてる。

木製の大きなドアの向こうは、手洗いが一室分隣り合わせでお風呂は格好いい長めのバスが備わってる。三ツ星ホテルみたい。

そうした室内全般の広さは常識から外れてる。それも、まず、オレの甲斐性からして大きく外れてるって感じるね、なんか嘘みたい。





昔から甲斐性なしでお金に縁が薄いオレなんだけど、何故かしら部屋や家だけは結構なものが当たるんだね。今回も、そうなるのかね?






















数日後に退去される1階は、内覧した2階の平米数を少し縮まるけど丁寧なリフォーム後の12月初旬入居の手筈とのことだね。

払える家賃ではあるけれど入居審査で甲斐性なしにつき弾かれるやもしれないね。それなら平米数をもっと縮小して他を当たればいいことだよ。

今居る処から足を延ばして値の安い地域を重点的に探してたけど、こんなのが安い家賃で目と鼻の先にぶら下がってたんだね、嘘みたい。





ネット情報を駆使して住まいの環境、治安等調べまくったけどあぶない話は浮いてこない。

生前、息子もよく買い物で利用してた地域だから迷うことはないね。

こんなのが、もし、当たるなら何よりも息子に住まわせてやりたかった。また、気分も変わって前向きになったやも知れない。





これが叶わぬことも考えて次なる物件も2~3件目星をつけてある。夫婦二人なら、本当のところ安ければ何処でも構わない。

オレは、こんなので終わるとは思ってないからね。仮の住まいに過ぎない。

成るならぬは二の次だよ、成らせるために生きる。目標とは、そういうもんだよ。明日のことは誰にも解らないからね。






















奥さんには、二人になったら寂しいだろうから、幸い、近くに賑やかな気の合う身内が優雅に住んでるので呼んだり呼ばれたりして

愉しく暮らせって云ってる。「ああ、そうするで」 オレは闘い抜くのだよ、もう、籠ってばかりが一日じゃない、居ないって思っとけ。

「ああ~清々するわ、あんたも、これから自由やねんから、好きなように生き」 よくぞ、云った。





「もう、〇〇〇〇も居てへんし・・・」 〇〇〇〇は、おまえといつも一緒に居るよ。息子はね、母親に着くんだよ、独りと思うな。 「せやな」

しかし、このショックで、オレの髪の毛、極端に薄くなったんじゃないか? 「そんなもんどうでもええわ」

まあ、そうではあるけどもだね、一応、聞いてみただけだよ。ニット帽を買おうかなあ? 










息子のパソコンには画面ロックやハードディスクロックが掛かってんだろうね? あいつは、そういうことはお手のもんだから、どうにもならん。

高校出る頃からCGに移行して描き溜めた「絵」が眠ってんだろうね。一度、何気に目にしたイラストは写真みたいな出来だったよ。

綺麗に片付いた引き出しの中に僅かに「絵」が残ってる、高校生の頃のだね。磨けば玉になる器だったろうにね。














『息子が高校生の頃のイラスト』







心の整理がつくまで少し時間がかかるみたい。それに引っ越しに関連した事柄が落ち着くまでは更新がまばらになると思います。

いつも沢山の方が開いてくださり有り難く思っています。

自由になったら外に出て感性を刺激して何か新しい発想が湧かないかと模索しつつ更新を重ねて行こうと思ってます。





そのうち、ああ、そやねっ、なんてのが浮かび出るやも知れん。

































カメレオンの独り言-1718 『底冷えの闇の向こうに暁燃ゆる』

2016年11月14日 | 日記





 『幼い頃の息子』 2016年11月14日






いろんな思いに練られてきて、それなりに耐性も身についてきたんだけど、今回の不幸ごとは相当にきつかった。

晴天の霹靂(へきれき)だね。或る意味、人生に終わりがないということを思い知ったよ。

この歳になって、まだ、何を思い知らそうとしてんのかねえ? 無情だね、毒喰らわば皿までか? 受けて立ってやるっ。





風が通り過ぎていくって感じかね? 街並みがシラケて見えるんだね。日頃の生活感の重みが抜け去って、ただ、視界に浮いてるみたい。

うつろだね。その日は、丸一日中、言葉が出て来なかった。言葉の組み立てどころか、言葉の活字を失ったような感じだったね。

慰めの言葉を頂いた方々には、会釈で大方を乗り切ったけど、自分自身が浮遊してるような感覚で定まりがないままだった。





ショックがきつかった。うつろって、こんな感じなんだね。言葉のない長い一日だったよ。

葬儀が終わって帰宅して、暫くして地図で調べものが必要になってパソコンを起動し画面ロックを解除しようとしたんだけど、

パスワードが欠片も出て来ない。頭、やられたかなって慌てたよ。焦っても出て来ないっ、どうなってんだよっ?





キーを打てずに両手の指が宙で迷ってんだね、ええっ? 毎度、打ってるパスワードが出て来ない。

手帳を取り出し繰ってパスワードを調べる、き、記録したかな? 不安だったね、あっ、あった、思い出したよ。

大丈夫かあ? 自分に問い質してる、不安が渦巻いてたよ。





考えたら、さよならの時、込み上げてきて涙が溢れ出て立ってふらついて支えられた。そのあとだね、頭ん中から言葉が消えた。













『beyerdynamic T90』  大きなヘッドホーンなのに優しくフイットして装着感の負担がないね







3000円ほどのヘッドホーンとは違って、繊細且つダイナミックな音質で音域が広くて、それでいて包み込むような優しさってのかね、

とんでもないヘッドホーンだね。コツコツ貯めて買ったんだろうね。5万以上の値なんだろうかね? 

優しい音楽流して聴いてみたよ。なにかしら忘れていた思いがあるなら語りかけてこいよって、音楽の向こうに聞き耳を立ててたよ。





未明に目覚めて寝なおしが利かない。早目に就寝したからこんなもんかね? 熱いお湯でタオルを絞り顔に宛がって深呼吸してる。

熱いんだけど気持ちがいい。何度か繰り返して寝とぼけが消えた。夜明けのコーヒーを呑む。5時か、真っ暗だね。

気温が落ちて寒い日が続いてた、冬に向かってんかね? 秋は何処へ行った? 奥さんは、今日は、よく寝てるね。





深夜に、寝言が続いてうなされてる、夢だよ、夢を見てんだよって布団の上を叩いて気づかせてやる。「怖い夢をみたわ」

疲れてんだよ。「身体の芯から凄く冷えて寒かったわ」 それから、身を起こしてどうにもならぬ泣き言が続く。

互いが届かぬところに在って、互いが悲しむことをしてはいけないよ。救われないだろ? 笑ってるのを見て安心するんだよ。





「あんたは水臭い」 居場所が変わっただけだよ、いずれは逝くところだろ。おまえの傍に居てんだよ、笑って安心させてやり。




















母親は、子ができると分身のような思いに捉われて男のようには割り切れぬものなんだろうね。悲しみの業が深いね。

気の持ちようを話して聞かせて 「そんなもんかなあ」って眠りに着くけど、朝になったら悲しみの淵に佇んで戻れぬ昨日に泣いている。

「あんたには解らんっ」 不思議と、男のオレを憎らしく思えるんだろうかね? 八つ当たりもいいところだよ。





八つ当たりしてるときは、悲嘆を棚に上げて意気盛んだね。 母親でしか解らぬ悲しみがあるなら男親でしか解らぬ思いもあるよ。

根が正直者で賢い奴は、底を破って苦界に身を投じて責め苛(さいな)むところまで行くね。きれい過ぎると汚れに弱い。

身を汚しても心を守る術を知らねばならん、生きていくということは、そういうことだと知らねばならん。





息子にそれを教え悟らす時間を失った。慙愧(ざんき)に堪(た)えないよ。おまえも気を付けろよ。「フンッ、死んでもええわ」

こいつは、強いのか弱いのか意味不明な奴やね? 「あんたはアホやから強いねんっ」 かもしれん、負を転がして活かせば勝となるのかね?

克服せねばならん。嘆き苦しみの経験を活かさねばならん。息子が応援してくれるよ。





「おとんは遣れるで、もっぺん遣ってみい」って、いつか云ってくれたね。オレは、いつか、おまえに土産を持って逝くよ。














『息子が高1の頃に授業サボって描いたイラスト』  いつか、おまえが描いた絵を貼って貰おうと想っていたのに

































カメレオンの独り言-1717 『まだ見ぬ道路を16段変速に悩みつつロードバイクが走ってるよ』 

2016年11月06日 | 日記





 2016年11月6日





『休みが続いてごめんなさい。10月末に書いた上(うわ)転がしの駄文が残ってますので更新しておきます』








今、乗ってる自転車は見てくれ悪いけど27インチで走りも悪くない。動きの悪い自転車は、2~3度おもくそ走ると回転が良くなるね。

今のも、そんなのしたら回転が良くなったよ。でも、ワイヤの被せも割れて剥き出しになって手に当たると痛い。

剥き出しのブレーキワイヤが、錆びて、ほつれて、切れて、ささくれ立ってる。みっともないね。





20年間で中古一台買って、あとは何故かタイミング良く貰いものばかり乗り継いできたけど、そろそろ新車を買うかなあ。

「〇〇〇〇さん」 近所のご主人が覗いてる。ロードバイクを押してるから 「ああ、お出かけですか?」 あれ、奥さんも居るね?

「〇〇〇〇さん、これ、もう捨てようと思ってんですよ」 ええ? なんでなの、まだ、ピカピカじゃないですか。





其のタイプの自転車は高いやつでしょう? 「いやあ、もう、乗らんし、ベランダが狭くなって邪魔なんですよ」 

席を立って事務所から出ると、ご主人の押してる自転車はシルバーホワイトのロードバイクだよ。ナンチャイナ製かいな?

ご主人、捨てるならオレが乗ってあげましょう。笑ってるよ。「ワイヤの被せが割れて出てるでしょ、其れに両輪がパンクしてますよ」





たしかに、オレのボロ自転車と一緒でワイヤが剥き出しになってるね。でも錆びてないよ。「よかったら、乗ってやってください」

ホンマにいいんですか? 「どうぞ、うちも助かります」って奥さん喜んでるよ。

MADE IN TAIWANってシールが貼られてる。ツタヤ程度しか走らないからナンチャイナ製でも構わない。「ありがとうございます」













『見た目は、こんなロードバイク』







なんで、こうもタイミング良く自転車が手に入るのかね? 車体がピカピカだよ。ざっと見たとこキズも無いしタイヤも減ってないよ。

27インチの前後ギアの変速16段式かよ? 変速レバーが2つあるよ、オプションの泥除けフェンダーも前後取り付けてある。

水筒止めに~おおっ、距離計も付いてるよ、笑ってしまうね、ツタヤまでの距離が測れるね。雨に当たってないからなんもかも綺麗なもんだよ。





ナンチャイナ製も形だけは一人前だよ。ケツが痛くなりそなサドルだけど綺麗なままだよ。保管状態がいいね。復旧は自転車屋さんに頼も。

ご主人が 「これで富士山まで走りましたよ」って仰(おっしゃ)ってたけど、あと、乗ってないままだねえ?

オレが颯爽と乗ってるとこ見たら、ご主人、惜しくなるんじゃないの? 「いやいや、いいですよぉ~」って、笑っておられたね。





後で調べたら世界の名だたる自転車メーカーのロードバイクは、大方、塗装や組み立て仕上げを台湾に任せてるらしいね。

台湾は、自転車に於いては、しっかりした技術を誇ってるって意外だったよ。普通の自転車よりロードバイクは、遥かに高価だからね。

と、なってくると下位モデルであっても品質は悪くないってことになる。ひょっとすると頂いたのは、4~5万するんじゃないの?





うん十万円するロードバイクなんて、ざらだからね。本国のナンチャイナ製より信頼度が高いよ。結構なのが当たったよ。




















「ヘルメットやスーツを買うのか?」 馬鹿か? あんなの着て被って、ほいでツタヤへ行くのか、笑いものではないか。

ああいうのを身に着ける人は本格的なの、風を切って長距離走るんだよ。 「おまえは?」 風に押されて走るのさ。

16段変速で、ガチャガチャやってローで風に向かって坂上がって、心臓破裂寸前、訳解らんわあ~って疲れて泡吹くよ。3段変速で充分だよ。





まあ、いうなれば恰好だけだよ。前傾姿勢ってのは、慣れないと凄く疲れるんだよ。姿勢を軽く立て気味に軽やかに走るんだよ。

云っちゃあなんだけど、オレは、あの身体に貼り付いたピッタシスーツは大嫌いなの、気持ち悪いよ。なんで、あんな恰好すんのかねえ?

オレなんか衣服で誤魔化してるけど、あんなの着たら胴の長さを誇張するようなもんだよ。見苦しいこと、この上ないよ。





しかしぃ~其の世界に入ってみると、たかが自転車、されど自転車なんだねえ、迷子になりそう。

「JIS基準によると、MTBやBMXは特殊自転車に分類されていて、クロスバイクは一般自転車のスポーツ車に分類されてる。

そして、見た目にMTBやBMXっぽく見えるだけの自転車を類形車(ルック車)と呼んでいる。





これもクロスバイクと同じく一般自転車のスポーツ車に分類されてるよ」 なんて説明されてるんだけど、何を云ってるの?

ルック車、クロスバイク、ロードバイク、MTBやBMXってなんなの? オレの貰ったのはロードバイクだと思ってるんだけど自信なくしたよ。

自転車にもいろいろあるんだねえ? 最近は、なんでも横文字だから、頭の悪いオレにとっては「?」マークだらけだよ。




















まあ、軽く漕いでだね、軽やかに走ってくれればそれでいい範疇だから、今更、解らん世界で恥かくことも要らん。

オレは瞬間の快感ってのが好きだから、解らんなりにロードバイク(だと思う)を転がして近所を走っていれば満足だよ。

「瞬間の快感?」 空いた道路に出くわしたら、おもくそ漕いで30キロのスピードに酔う、まだ、いけるっ、これだよ。





「距離にして何キロや」 100mぐらいかね? 「たしかに瞬間の快感やね」 そいでいいんだよ、そんなの維持しようなんて馬鹿だよ。

ヨボヨボの爺が軽自動車で楽々と追い越して行きよるのに無駄な抵抗だよ。あとは、微風(そよかぜ)のように転がし往くんだよ。

まだ、若い頃に原付に並走してもらって速度を測って貰ったことがある。「32キロですよ」 おもくそ、こなくそで32キロかよ?





中古のスポーツ車だったけど平地でそれだよ。そのスピードを維持できたのは、せいぜい100m足らずだよ。

あと、脚から力が抜けて18キロ程度が精一杯、人力は馬のようにはいかんよ。

其の上、歳をとって瞬発力も落ちたろうけど、今度は、其の分、ロードバイク(と思う)でホローする。 「もう、やめとけ」 やかましい。





「ロードバイクと思うなんて云ってないで調べてみろよ」 型番が古いのかして出てないんだね。よく似たのはあるけど新しいんだよ。

中古でも、どれもこれも、いい値してるんだね。貰わなければ知らぬままだったよ。夢中な人にとっては、厳しい値段だね。

100万単位ってのがあるっ。ジャイアントって、取扱店がやたら多いよ。製品の確かさってのを感じるね。


















何処に引っ越すのか、未だに定かじゃないけど道路の走りよいとこだったらいいね。緑が多くて川もあれば、なお、いいね。

「其処でもツタヤへ走るのか?」 そうだろうね、此の自転車なら、今より遠くても楽に行けるんじゃなかろうか?

リュックにカメラを入れて、いい天気の日に走ろう。ガチャガチャ、うん? ガチャガチャ、あれ? なんなんだよお~っ





16段変速に慣れるまで時間かかるんじゃないかねえ? 「普通車みたいに固定してもらえ」 せめて3段は欲しいよ。































カメレオンの独り言-1716 『TV ローカル路線バス乗り継ぎの旅』 何故か最後まで観てしまうよ。

2016年11月02日 | 日記





 『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』 2016年11月2日






若い時は、テレビの洋画劇場とか歌番組とか釣り番組、お笑いなんかを追いかけていたけど歳喰ってからはほとんど観なくなったね。

タレントが束なって出てる番組なんか見向きもしない。今は、ニュースだけだね。夕食時には、ニュースがなければ野球を観てる。

それと映っていても鬱陶しくないのは旅番組だね、特に『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が愉しい。





毎回、太川陽介と蛭子能収にゲストの女性が参加して三人で限られた日数内にローカルバスを乗り継ぎ目的地を目指すんだね。

この前の休みだったかな? 山口県岩国市にある日本三名橋のひとつ錦帯橋をスタート地点に京都府の日本三景のひとつ天橋立を目指すんだね。

もう24回目だったかな? それぞれに難所が在って、其処をクリアするのに苦労するんだね。





今回の難所は、兵庫県から山口県まで続く中国山地。東西に連なるこの山々をどこかで越えなければならないんだけど、

バスが無いとか、宿が無いとか、アポなし出たとこ勝負の旅だから面白い。今回は、熊切あさ美って女性(ひと)だったけどオレ知らないわ。

今、流行りの人は、知らん娘(こ)ばかりだよ。「おまえの知ってる女性は、もう、み~んな古~いのばっかしだろ」 そうみたいだね、













『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』 第24回 山口県錦帯橋~京都府天橋立   蛭子能収  熊切あさ美  太川陽介







そんなのを見るとね、こんなのに夢中になってた奴は、どう、思ってんのかねって思ってしまうんだね。「歳喰ったら当たり前だろうが」

馬鹿らしい話だよ。 「おまえが馬鹿らしいんだよ」 そうだね。可愛く感じる娘も居れば、どうでもいいのも居るんだね。「余計なこと云うな」

バスの路線が途切れて歩きを余儀なくされて延々と歩くんだけど、ホントに苦痛って顔する女性(ひと)も居るね。怒ってるみたい。





「誰や?」 女優さんだよ、名前なんか解らん、たしか、昔のドラマで 「金曜日の妻たち」に出てた女性(ひと)じゃなかったかなあ?

ぶっつけ本番だからゲストの女性の人柄ってのが浮き立ち易いから面白い、正体見たりって感じだよ。「趣味が悪いね」

マドンナ的な存在なんだろ? そういう意味合いでは、此の番組に出る女性はしんどいだろうね。靴は、履き慣れたスポーツシューズに限るよ。





いつもフラフラしてる蛭子能収って69歳なんだね? この前の峠越えを歩いてる姿見て、此の人、年のわりに意外と健脚だよ。

おとぼけ云って笑わせて、ブツブツ文句も人間らしい。太川陽介が真面目でしっかりしてるから安心だね。

オレは、時間に追われてバタバタするのが嫌いだから、こんな旅は、絶対に無理だね。眼の先にバスが来てても走らず次を待つタイプだよ。





「人生に乗り遅れるぞ」 もう、早くから乗り遅れてるから、今更、急がないよ。ただ、進むことはやめないけどね。











『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』 第24回 山口県錦帯橋~京都府天橋立   蛭子能収  熊切あさ美  太川陽介







此の蛭子能収(えびす よしかず)って人は、変わった人らしいね。それを個性として押し通して生きるさまが素晴らしい。

此の番組でも食事に入ったお店の主人を怒らせてボツになった収録があるらしいね。スタッフが謝罪して其の場を治めたとある。

3人旅と銘打っても彼らを撮るスタッフたちが映らないけど常に随行しているから「絵」なって放映できる。




日向と日陰、表と裏、影で支える人たちが居て成り立ってる。己を曝して稼ぐ人は、自分を丸出ししてなんぼかも知れん。

蛭子能収は、其の理屈を解しているね。ホントは、格好いい、綺麗、面白いだけで成る仕事じゃない世界で生きる人たちだね。

そんな、こんな裏事情も見せることなく笑いで包(くる)ませてローカルバスは往くんだね。
































カメレオンの独り言