カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-912 『振り返れば純情』

2013年09月30日 | 日記






 明日(9/30)の分です。







今までに書いたブログなど見返したことがなかった。何気に記事一覧を過去に後退させてタイトルを見ると番号表示だけなんだね。

味気ないね。此れでは、ひょっとして過去のを開いた方は、内容の見当のつけようもない。不親切だね。

書いたオレ自体、さっぱり解らん。今も駄文なら、過去のなんかハチャメチャだろうから、もう、見なくていいよ。「本音やな?」 そう。





そう思いつつ、開いたら、よう、こんなアホなこと書いとんなあって呆れて笑ったよ。「おまえが書いたんだろ?」

そう、今は居ない自分だよ。「居るやないか」 過去の自分は居ないよ。知ったこっちゃあないよ。

「なんちゅう奴や」 しかし、他人じゃないから 「当たり前やないか」 思いつくままタイトルを挿入してあげたよ。「他人ごとやね」





それがだね、彼は、書きまくっておるから数が半端じゃないんだよ。迷惑な話だよ。「おまえやっちゅうとろうがっ」

次から次から、とてもじゃないけど一日二日じゃ終わらないよ。お陰で時間を損失したよ。だから、アホは嫌なんだよ。

「じゃ、今、書いてる内容やレイアウト、タイトルに不備はないんだな?」 1年ほどして戻って来たら迷惑な出来だろうね。





「そん時は、どう云うねん?」 未来の奴が、どう云うかなど知らんよ。そいつが、汗かけばいいんだよ。「なんちゅう奴やっ」



















進化ってのは、凄いもんだね。駄文の内容じゃないよ。行間の取り方とか、絵の貼り方とか、些細な事柄が変わっていくね。

だから、今、こんなもんかなって、続けてることも、先になれば不備だらけのお笑いもんだよ。

「駄文は?」 あっははは、何処まで行っても駄文だよ。不変だね。「ものは云いようだね。格好良く聞こえるよ」 そうだろ。





駄文のなかに、やたら、冗談混ぜ込むから理解に苦しむんだよ。バカだよ。「おまえやねんで、書いたのは」 知らんよ。

「駄文の修正はしてるのか?」 混乱を与える余計な文句は削除だよ。でもね、それが多すぎるから肥えた駄文が骨になるよ。

だから、荒削りの修正にとどめるよ。救いは、こいつの想いは、一本筋通し続けておるよ。「おまえやっ云うとろうがっ」





本当は、無様に手を入れず、そのままにして置きたいんだけど、見て頂くかたの苦痛を推し量ると行間だけでも見易くしておこうと修正してるの。

だから、手間が喰うんだよ。用紙がもったいないって思いがそのまま出てるよ。詰めまくりだよ。用紙じゃないんだよ。

今のオレでも、その癖が治ってないときがある。昭和前半生まれの哀しい性やねえ。 「コワイねえ~貧乏根性だね」



















それに、こいつは、年甲斐もなく恋をしてるね。純情だね。

自分の立場を弁(わきま)えているのに、其れを忘れて勝手なことを云ってるね。御しきれないんだろうね。こいつには珍しいよ。

自分を殺すことなど、スパイ顔負けに出来る男なのにね。「おまえなあ、それは、誰の話をしてんねん?」 過去の奴さ。





「じゃあ、今のおまえは?」 云ったろ、想いは、一本筋を通し続けてるって。想いは自由だよ。成らぬ恋でも恋は恋だよ。 

「おまえ、それは大変なことだぞ」 あのね、オレの自制心ってのをなめるなよ。自分を殺すことを人生で覚えた。血肉になってる。

めぐり合う人ってのは、互いが、その運命を背負ってる。運命は見えない。切れて、想いが、どう流れようとニコニコ笑って見送るよ。





なにかを気付かせるためなのかって思いがある。彼女の存在をもって、オレが気付かねばならないことってなんだろう?

どうしようもなくモテるってことなのかなあ? 「おまえなあ、がっかりさせんなよ~そんなもんっ、わざわざ運命が出張るかっ、ダアホッ」

いやいや、読んでる方を笑わせようと、思って云ったまでだよ。なんでもユーモアが大事だよ。チャーチルが云ってるよ。

















「何処のチャーチルやっ?」 エゲレスの元首相サー・ウィンストン・レナード・スペンサー=チャーチルだよ。「長いね」

「エゲレスって、おまえ、イギリスだろ?」 そうとも云う。「こいつ、いつの時代のおっさんや?」 昭和生まれだよ。

「人は、袖触れ合うも他生の縁って云うからね、彼女と知り合って長い縁が続くのには、なにかしらの意味があるんだろうなあ」





人は、なにごとも解らぬことから始まるもんだからね。奴も悩めることだろう。「おまえ、なんか他人ごとやね、楽なとこへ逃げんなっ」


















カメレオンの独り言-911 『決まらない』

2013年09月29日 | 日記






 明日(9/29)の分です。








かなり秋めいてきたね。日中は、まだ、日差しもきついけど朝夕など肌寒く感じる。いいねえ~。

布団から離れ辛くなる季節が来よるね。離れずに寝っぱなしなんていいだろうね。「なまくらなこと云うとおるの」

なんでも、コロコロ変わる中で、此れって子供の時から、全然、変わってないよ。素晴らしいことだね。「長い苦しみやのお」





さて、何を書こうか? 久しぶりに話のネタが浮かんで来ないね。「サイトで拾えよ」 あのね、あれはね、楽なようでしんどいの。

自身の頭から浮かび上がるネタを書くほうが、はるかに楽だよ。繋ぎ合わせが要らないからね。

でも、同じパターンでは、またかよってなるから混ぜてんだよ。いろいろ考えてると、何がいいのか解らなくなるね。















楽天のエース田中将大投手が凄いね。楽天が球団創設以来、9シーズン目で初優勝を決めた。彼の功績は大きいね。

野村監督が地味に仕上げたあとを引き継いで、阪神に次いで楽天でも星野監督がまた優勝の栄誉に輝いた。

どうでもいいけど、美味しい男だね。野に咲く雑草なんて自分を例える野村監督らしい成り行きだね。





エース田中将大投手と云えば、高校野球のライバルだったハンカチ王子はどうなったのかな? どうでもいいけど見ないね?

「どうでもいいことなら書くな」 それほどまでに書くことが浮かばないんだよ。 

ハンカチ王子の名前が出て来ないよ、どうでもいいけど。「あの子は、いいとこの子だよ」 汗かかなくても生きていけるのか。





あいつは、見た目と違って生意気らしいでって、どこぞのおじさんが云ってたけどホントかいな? どうでもいいけど。

世間って、どうでもいいことをヤイヤイ騒いで、そのくせ、どうでもいいやで、すぐ忘れていくんだね。「そう云えばそうだね」

で、ヤイヤイ騒いでる時に知らなかったら馬鹿にしよる。だから、知ってても知らんで押し通す。「おまえも変わってるね」


















今日は仕事。おまけに会議で遅くなる。ネタは浮かばないわ、時間は無いわ、最悪やね。

昨日、時間が余ったので、映画を観たんだけど、これも最悪やったね。

アジアの映画なんだけど警察のスワット(特殊部隊)が、悪の巣窟になってる中高層ビルのアパートを急襲する物語。





期待も何もしていなかったけど、やっぱり駄作。カンフー映画かよ。機銃やピストルは最初だけ、あとはナイフと山刀と素手の

戦いが主なんだけど、拳の連打、足蹴り、回し蹴り、やたらと忙(せわ)しない。

新米のスワット隊員が一人で多人数を相手に戦うシーンは、なんとか観れたけど、悪のカンフーの達人と戦うシーンはうんざり。





カンフーって、一撃で決まらないんだね。ボコボコ当たってるのに堪えないの? 終わらんのだよ。終いに遊んでんのかよって思ってしまう。

銭返せっ、時間を返せって腹が立つ。観なきゃよかった。「借りなきゃ良かったんだよ」 そうだね。

ハードに取ってたんだけど、即効、消去だよ。二度と観たくない。武道は、合気道が一番、格好いいよ。








 スティーブン・セガール「法の死角」








大阪の十三で合気道を修練上達したスティーブン・セガールなんか、アメリカへ帰国して映画で生かしてるけど、勝負が早くてスカッとするよ。

最近は、ブクブク肥えてきてモコモコなっちゃったね。「沈黙」シリーズで頑張ってるけど、初期の作品が良かったね。

カンフーって、実際は凄いんだろうけど、映画ではやめたほうがいいよ。欠伸(あくび)が出て来るよ。





今日はあかん、ホンマに、何も浮かんでこないよ。しつこいカンフーみたいに、全然、決まらないよ。














カメレオンの独り言-910 『悪魔の所業』

2013年09月28日 | 日記






 明日(9/28)の分です。









今日の内容は、あまりにも残酷なものですので気の弱い方はご遠慮ください。「何を書いてん?」 

世間知らずだからホントに吃驚したの。もう、皆さんは、ご存知の方も多いんだろうと思うけど、吃驚ついでに書きました。

あまり、コピペの多用は好きじゃないけど、事実はコピペの方が正確だから、ごめんなさい。








人は、度を越すことのないように生きるべきだね。自身の行動に自制を利かす、試されているように思えるところがある。

マニュアルは無い。自身で図ることを求められるんだね。登るも墜ちるも図られる。だから、難しい。

この辺で、留めておこうという自制だね。聞かぬ自分に制動を利かす。





快調に展開している、勢いに乗っている、とどまる理由は見当たらない、制動を利かすには勇気を要するね。

「調子に乗っているのに、何故、制動を利かせねばならん?」

走ることも大事、それ以上に止まることも大事。走れば視界は狭くなる。





通常ならば気付くことも気付かない。車の運転じゃないけどね、調子に乗ってロクなことはないんだよ。





負と云うものは喜べない、だけど、負というものが、意外と身を救っている場合もあるんだよ。

進もうとするものを後ろに引き戻し、足元を確かめさせる。

そうすることで、知らず知らず慎重さが身につき、行動の有り方が勇気なのか無謀なのかを、今一度、判断させてくれるんだね。





幸せを追うのはいいけれど幸せにどっぷりは良くないね。必ず、お返しがくる。生きて往くのは難しい。

















昨日、いつものようにネットをうろつき、何気にヒグマと出くわして慌てる人々の動画を観ていて、右にある関連動画を

クリックし続けて一人笑っていたんだけど、違う項目に入ったのかして、突然、戦慄するような事件が映ったの。

薄っすら微笑む娘さんの写真にスーパーが、流れるだけのものなんだけど、記されている内容に、これが人間のすることかと逆毛が立ったよ。





「巨人の星」「明日のジョー」「空手バカ一代」「サインはV」「アタックNo.1」などの漫画原作者で有名だった「梶原一騎」って人が居た。

1966年の「巨人の星」が、大人気漫画になり、原作者として有名になった。それから、彼の書く原作は、売れに売れたんだね。

この人は、自身の型破りで豪快な生き方や数々のスキャンダルでも話題を呼んだんだけど、自分を生き過ぎたって感じの人だったね。





当時は、日本人の男どもは、従順な女性を安く遊び相手に出来るってことで、韓国と並んで台湾なんかに女目当てで旅行する不埒な恥知らずが多かった。

梶原一騎は、日本に来ていた台湾の女優であり歌手の白冰冰(パイ・ピンピン)と知り合い、二人の間に子を設けた。

しかし、二人の間は、上手くいかなかったのかね、其の子が、生まれるまでに、二人は別居、白冰冰は台湾に帰ってしまったらしい。





日本の漫画原作者の梶原一騎と白冰冰の間にできた子は台湾で生まれた。其の子は、一人娘として冰冰の元で育てられた。

名は、白曉燕(パイ・シャオイェン)という。成長するにしたがって、有名人である母親とともにテレビ出演する機会も増えた。

冰冰は娘をことさら台湾の普通の子女として育てようとし、ボディーガードなどは一切付けず、一般交通機関で高校に通学させていた。

















1997年4月14日、私立醒吾高級中学2年に在学中の暁燕(シャオイェン)が、通学途中に誘拐されたんだね。

このとき、父親の梶原一騎は、1987年に既に他界していた。51歳の若死にだね。亡くなっていて良かったかも知れない。

暁燕(シャオイェン)誘拐事件なんて、ニュースで報道していたかねえ? 全く知らなかった。





先ほどの動画は、此の誘拐に関して逆毛立つ内容が字幕で紹介されていたんだね。其れを記すのも憚(はばか)れるほどの内容なんだね。





犯人グループは、暁燕(シャオイェン)を誘拐した直後から輪姦・暴行を加えるとともに、左手小指を切断した。

さらに、母冰冰の元に暁燕の半裸の写真と、彼女の切断された小指を送りつけ、500万アメリカ合衆国ドルの身代金を要求した。

冰冰はなんとか身代金全額を揃えた。しかし、現金受け渡しの情報を新聞社が入手、受け渡し場所に記者たちが押し寄せたために失敗する。





現金が渡れば家に帰れると信じていた暁燕は、戻ってきたグループの一味から身代金受け渡しの失敗を聞いて泣き叫んだ。

激昂した犯人グループは、腹いせにさらに凄惨な輪姦・集団暴行を加えて暁燕を時間をかけて惨殺し、

遺体の手足を角材に縛りつけた上、重しをつけて台北近郊のドブ川に遺棄したんだね。





発見された暁燕の遺体は、胸、腹、肩や頭に殴打された跡や裂傷を確認。肝臓破裂による大量出血で腹腔が膨張していた。

左小指の一部を切断されていて、止血のためと思われる針金が巻かれていた。

強姦による処女膜断裂痕があった。首にロープが巻かれていて、死因は絞殺。報道なら、踏み込んでも、此の程度でとどめる。








 白曉燕(パイ・シャオイェン)








『日本人ではないが、梶原一騎の娘(台湾のアイドル白曉燕)の殺されかたを超えるのは、そうそうないだろう』

(事件の経緯は、先に述べた内容と変わらないから省く)

『4月28日、暁燕の原型をとどめぬほどにボロボロになった無残な全裸の遺体が発見された。発見者は、最初はブタの死骸と思ったという』





『直接の死因は窒息だったが、暴行による打撲で肝臓が破裂しており、その内出血で腹腔は大きく膨張し、肋骨もほとんど折れており

両手両足の爪も全て剥がされていた。顔も、髪の毛はまばらにされ、両目はえぐり取られ、舌は引き伸ばされ、

両耳の鼓膜は爆竹で破られ、前歯は上下3本しか残っていなかった』





『報告書に「処女膜断裂」とあるように激しい強姦の痕跡も歴然としており、あまつさえ膣と肛門に鉄パイプが2本突き刺され、

子宮内には釘が48本も打たれていた。

長年にわたり多くの死体を検分した検視官が「これほど凄惨な遺体を目にしたことはない」と衝撃をうけるほどだった』





ようも此れだけの残忍な行為ができるものだろうか。人は善と悪を兼ね備えて生きている。狂えば悪そのものになりえるのかね?

善の力は失せるのかね? 信じられないね。信じられない凶暴を隠して生きてる奴がいるんだねえ。

『暁燕(シャオイェン)の葬儀では、顔にかつらと生前の顔を模した面を着けて納棺された』とある。 なんと哀れな17歳の娘だろうね。

















悪魔の所業の実行犯たちの末路は次の通りである。

4月25日に警察が犯人グループのアジトをつきとめて急襲し、4人が逮捕されたが、3人の主犯格(林春生・高天民・陳進興)を捕り逃がした。

時の総統李登輝は、犯人らを発見次第問答無用で射殺せよとの命令を発した。





8月19日、台北市内で3人の主犯格と警官800人との銃撃戦が起こり、警官2人が死傷したが、林も6か所に銃弾を受けて自殺した。

10月23日、残る高と陳は台北市の整形外科病院で顔を強引に整形させた後、医師夫妻と女性看護師の3人を射殺して逃亡(看護師は強姦されていた)。

11月17日、高が警官隊に包囲されると、再び銃撃戦を起こすが、逃げ切れずに拳銃で自殺した。





11月18日、最後に残る陳は、南アフリカ大使館の駐在武官官邸に人質5人を取って立て籠もり事件を起こしたが、

翌日、民進党の謝長廷の辯護(弁護)の約束を受けて投降し逮捕された。

1998年1月22日、板橋地方裁判所は、陳に対し5件の誘拐・殺人・強盗に対し死刑5回、別の暴行事件などで懲役刑合計59年9ヶ月を

言い渡したが、白冰冰はその判決に対し、正義が実証されなかったと納得しなかった。





日本の最高裁判所に当たる高等法院も、1999年3月16日、陳に対し白冰冰への賠償命令として

1億7130万台湾元(当時のレートで約6億3000万円)という台湾史上最高額の判決を言い渡した。

1999年10月6日に陳の死刑が執行された。(ウイキペディアより)
















罪なきものが、不幸をなめるのは、周りまわって因果とする考え方がある。つまり因果応報なんだけど、オレはあると思うね。

一個の人間が、思い通りの人生を生き切る、結構なことではあるけれど、それによって多くの人を苦しめたり、悲しませたり、

困らせたり、傍若無人を罷(まか)り通らせて生涯を終えた人は、その業(ごう)を子が背負うんだね。





梶原一騎氏が、そうだとは云わないけれど、母親の白冰冰(パイ・ピンピン)が、そうだとは云わないけれど、

娘の暁燕(シャオイェン)が受けた地獄の苦しみは、ひとつの事件の犠牲者と片付けられる内容ではないね。

幸せは、皆、一様だけれど、不幸は、それぞれに不幸だということだね。





暁燕(シャオイェン)が、どんな業を背負って生まれて来たのか解ろうはずもないけれど、我が身の業を、罪なきものに背負わす

ことのないよう、なるべく、人らしく綺麗な魂で生涯を終えたいね。















カメレオンの独り言-909 『全日空機58便空中分解 慰霊の森』

2013年09月27日 | 日記






 明日(9/27)の分です。






昨日は、公開チェックを入れたつもりが入っておらず、気付くのが遅れてしまったので、今日は、早目に出しておきます。







「日航ジャンボ機123便墜落事故」を書いたので、其れより以前の「全日空機雫石衝突事故」も書いておこう。

考えたら、ちょうど1年前の9月23日も、517「眠れぬ魂」の題名で書いてるんだね。偶然だね。






1971年(昭和46年)7月30日、全日空機が、雫石(しずくいし)上空で、自衛隊機と空中衝突、墜落した。

岩手県岩手郡雫石町上空を飛行中の全日本空輸の旅客機と、航空自衛隊の戦闘機が飛行中に接触し、双方とも墜落した。

自衛隊機の乗員は脱出に成功したが、機体に損傷を受けた旅客機は空中分解し、乗客155名と乗員7名の計162名全員が犠牲となった。

上記、日航ジャンボ機123便墜落事故が発生するまでは、国内最大の犠牲者数を出した航空事故だった。











「ボーイング727-281と同型機」







オレの記憶が正しければ(自信ないけど)此の頃、外国で何機かの墜落事故が続いていたと思うんだね。

果たして、其のときの記憶かどうか頼りないけど、何かの用事で市バスに乗って窓から外の風景を眺めていたの。

で、ふと空を見上げた時に「飛行機が、また落ちる」って感じたんだね。作り話じゃないよ。オレは嘘は書かないから。






たしか、杭全(くまた)町行きの市バスだったと記憶してる。用事は配達だったかなあ? 突然、そう思ったの。

で、帰ってきたら、おふくろが「岩手で飛行機が墜落してんで」って云うんだね。

オレは、へえ~って云ってテレビを見たけど、バスん中で予知したようなことは云わなかったね。心でやっぱりとは思ったけどね。





今と変わらず、オレは世間が狭かったから、遠い東北の飛行機事故なんて、然程、身に迫って考えなかったの。

オレは、こうして後先話さないで済ましてる中に、よく当たる予知能力があるみたいよ。ペラペラ話したら駄目だね。

だから、身に近く嫌な気配を感じたら、其のことを喋くりまわすんだよ。みんな、笑って馬鹿にするんだけどね。





空中で分解してバラバラになって落ちたってのは記憶に残ってる。でも、詳しくは知ろうとはしなかったみたいだね。





この事故を詳しく知ったのは、それから30数年程経ってパソコンを購入してからのことだったね。

ネットの情報力ってのは、とんでもないもんだね。宛がい口ではなく自分から突き進んで収集するからアホでも賢くなるよ。

「慰霊の森」って、何かで知ってサイトを巡るうち、ああ、あの時の墜落事故の犠牲者を慰霊してんだねって解ってからだよ。










「ボーイング727-281と同型機」







1971年7月30日、千歳空港、午後12時45分発 羽田行の全日空58便(ボーイング727-281機体記号JA8429)は、

前便の遅れで、午後1時25分に定時より45分遅れて地上滑走を開始し、午後1時33分に離陸した。





58便には、機長(当時41歳)、副操縦士(当時27歳)、アメリカ人航空機関士(当時30歳)、

客室乗務員(当時22~24歳)4名の乗員7名と乗客155名が搭乗していた。

乗客のうち122名は、旅行会社の添乗員3名を含む団体旅行客で静岡県富士市の吉原遺族会の北海道旅行団一行だったとある。





札幌航空交通管制部管制所に「松島通過は午後2時11分の予定」と通報したあと、巡航高度を28,000ftに上昇し自動操縦で飛行していた。










「F-86F戦闘機と同型機」








一方、航空自衛隊第1航空団、松島派遣隊所属のF-86F戦闘機2機は、編隊飛行訓練のため有視界飛行方式による飛行計画で

航空自衛隊松島基地を午後1時28分頃に離陸した。当日は、上空の視界は良好で下層雲が少しある程度であった。

岩手県岩手郡雫石町付近上空で、午後2時2分頃、東京方面へ向かう全日空58便機と、

岩手山付近上空を編隊飛行訓練中の2機の自衛隊機のうち1機が、高度約28,000ft(約8,500m)で空中衝突した。





衝突7秒前(14時2分32秒)に、自己機の間近に訓練機を視認、あるいはそれ以前より視認していた訓練機が、予想に反し急接近してきた。

衝突2.5秒前(14時2分36秒)に、訓練機が斜め前方に接近してきたため緊張状態となる。衝突後、機体の立て直しを行う。

衝突9秒後(14時2分48秒)に、機長は自機が操縦不可能であることを知り、「エマージェンシー(緊急事態)、エマージェンシー(緊急事態)

エマージェンシー(緊急事態)ああーっ!」全日空機機長の最期の言葉とある。この間、僅か12秒。





航空自衛隊訓練生機に全日空機が追いつく形で接近し、訓練生機の右主翼付け根付近に、

全日空機が、水平尾翼安定板左先端付近前縁を引っかけるような形で追突したとされる。

コックピットのクルー以外、緊急事態が発生したことも、それに備えることも、全く出来なかった状態で58便は、急降下したと推測される。





巡航速度で自動操縦飛行、機内はのんびりとした状態だったんだろうね。緊迫のドラマもないまま、突然の異変状況をのみこむ間も無かっただろう。










「ボーイング727-281と同型機」







一方の訓練機は、接触後きりもみ状態になったため、機体回転に因る遠心力が射出座席装置のレバーを引くことを拒み射出できなかった。

しかし、訓練生は、既に風防が離脱していることに気づいたため、安全ベルトをはずし機体から脱出後パラシュートで生還した。

無人となった自衛隊機も空中分解し田んぼに墜落した。



















日航ジャンボ機123便墜落事故とは異なり、この墜落事故の犠牲者は、怯え戦慄き苦しむ時間も与えられることなく

地上約15000ft(約5000m)の高さから雫石(しずくいし)の上空にばら撒かれたんだね。






自衛隊機と接触、水平安定板と昇降舵の機能を喪失して降下姿勢から回復できず速度が急加速、

その時の音速の壁を突破した際のものと思われる衝撃音が、遠く盛岡市内など、墜落地から離れた場所にも轟いたらしい。

ソニックブーム(超音速飛行により発生する衝撃波)音というらしい。






音速の壁を突破したことにより約15000ft(約5000m)付近で機体は空中分解した。

























墜落は、昼の2時、地上には、沢山の人が日常の活動をしていた時間帯で「音がして外を見たら、胡麻粒のようなものが落ちていた」と云う。

夏日に照らされてキラキラと光り輝く機体の部品等と一緒に162人の乗員、乗客も舞い落ちていたんだね。

乗員、乗客たちは、安庭小学校のある西安庭地区を中心とした雫石町内の各地に58便の残骸とともに落下し、極めて凄惨な状況で発見された。






空に舞ったのが5000mだからね。そんなとこから高速で地上に叩き付けられて、まともな状態のほうが怖いよ。






162名が落ちた場所は、森の木々に突っ込んだだけでなく、一般の民家や小学校の校庭などにも多くの遺体が叩きつけられたという。

消防隊、警察、雫石町のボランティア活動の人々などが、遺体を探し拾い集めたが、全遺体を収集するのに3日間を要したとある。

真夏だったため、血液や細かい臓物部分、損傷がひどすぎる部位は見つける事が出来ず、その場で腐敗した。






その結果、多くのリン酸が発生し、後日降った雨との化学反応により現慰霊の森の中は夜でも光っていたという。

今回は、行き当たらなかったけど、以前に読んだ記事では、状況を呑み込む間もなくだから、死んだ自覚の無い霊が多いようなんだね。

機体が空中分解した時点で、機内の人には、その衝撃波はどう影響するのかな? 其の時点で、大方の人は、亡くなったんじゃないのかね?






いずれにしても酷い事故だったんだね。これら犠牲者の魂を供養する慰霊碑を建立して祭ってある森が「慰霊の森」なんだね。



















マップ(写真)向かって右上から左下に延びている172号線の道路を境にして、右手側に全日空のバラバラの機体が落下散乱し、

其の逆の左手側上には、自衛隊のバラバラの機体が、同じく落下散乱したとある。

そして、中央(赤のマークの下)雫石町立安庭小学校周辺から右側の森にかけて162名の遺体が散乱したんだね。





この右手側の山のような森が、どうも「慰霊の森」のようだね。









ここが「慰霊の森」の入り口みたいだね。





各地の心霊スポットを巡った人が、盛岡で有名な心霊事件を紹介されてたね。





男が女性に男女関係を求めたが拒否された為、慰霊の森に連行し、木に結び付け放置した。

次の日見に行ったら、女性は髪が真っ白となった状態で発見され、死亡していたというもの。彼女は、どのような体験をしたのかね?

本当かどうか分からないが、そういう事件があったという事は若者ならだれでも知っている非常に有名な事件だって。怖っ。

そして、この「慰霊の森」が、本当の心霊スポットと云える怖さを肌身に感じて二度と行きたくないんだって。怖っ。








走れば転ぶ、浮けば沈む、飛べば落ちる。事故とは、そういうもんなんだね。













カメレオンの独り言-908 『柔軟性』

2013年09月26日 | 日記






 明日(9/26)の分です。







更新のチェックを入れたつもりが、入ってなかったね。日を跨いでから気付きました。ごめんなさい。







自分では、別段、おかしいとも何とも思わずパソコンに向かったまま、黙々と作業をこなしている。

休みは、出かけなければ丸一日パソコンの前から動かない。時間にすれば15時間以上だね。

平日は、帰って風呂に入って食事を済ませれば寝るまでパソコンの前に居る。歳からすると、こんなのは珍しいんじゃないかね?





座り心地は、お世辞にもいいとは云えないイタリア製のリクライニングチエア、組み立ての不備を修正してからは、

エコノミー症候群みたいな症状は緩和されたけど、見た目とは裏腹に座り心地が悪いんだねえ。

オレは、物に対して、どうたらこうたら、しつこくないから在るがままで利用してる。でも、ケツが痛くなる。





至って気に入ってる27型モニターをじっと見詰めて15時間以上、そんなに目も疲れない。

なんだらかんだら文句をつけて、より快適なものを求めてばかりで歩み寄りをしないから病気になるんだよ。「どういうことや?」

足らない部分は我慢でこなし足ってる部分を喜んで相殺すんだよ。持ちつ持たれつで健康が維持できるんだよ。「ホンマかよ?」





「そんなの初めて聞いたよ」 気の世界だね。気と云うのは怖いよお~。理屈じゃない世界だよ。















何事にも奥ってのが存在してんだよ。極めるということに似てる。良いことにも、悪いことにも、其れは在るね。

快適を極める、確かに在ると思う。でもね、苦痛の中から奥に在るものを知ると、精神と肉体が同時に鍛えられて同調する効果があるよ。

崩れにくいんだよ。云わんとすることを伝えたいけど、此の表現で精一杯だよ。「解らんなあ」 ドツボへはまれ、解るよ。





簡単に云えば、会得するのはゴムのような精神と肉体だね。つまり、柔軟性だよ。幅の限界を感じ得ない柔軟性だよ。





「おまえは、其れを会得したのか?」 解んないけど、それに近いとこまで行ってんじゃないかなあ?

オレは、強くないよ。強くないんだけど弱くないんだなあ。「なんやねん、それはあ?」 此れだよ。「なにがいなあ?」

強くないけど弱くない、このどちらつかずの軟体性なる精神と肉体だよ。そうかあ、そうだったのかあ。よう解らんなあ~。「なんやねん?」





張り詰めた琴線は切れる、硬すぎる鉄は折れる、屹立したり萎えたりのチンチンぐらいが、ちょうどいいのかなあ? 「いい表現やねえ」 ホンマか?

「じゃあ、おまえはチ〇ポか?」 うっ、う~ん、そういうことになるのかねえ。ちょっと、伝えたいニュアンスが違うようだけれども。

なんで、椅子の話から、こんな結果になるのか、話してるオレが解らんわ。

















ちょっと、心を入れ替えて一眼レフの操作を真面目に勉強しておこ。こんなレンズが欲しいって思ってる人も居るはずだよ。

そんなの持っていて、なにも精進することなしに防湿庫に仕舞ったままってのは罰が当たるよ。

実は、オークションで売る場合、付属品を汚さず保管して置くといい値がつくので汚したくないんだね。発想がおかしいね?





「売るための一眼レフなのか?」 そうなるね。「売るための高級レンズなのか?」 そうなるね。

「じゃあ、思い切り使いたくても使えない、借りもののような物なのか?」 そうなるね。 

「自分の物であって、そうじゃない物なのか?」 そうなるね。 「じゃあ、誰のものでもないのか?」 オレのものだよ。「じゃあ、使えっ」 





オレも馬鹿だよ。「そんなのは、早くから解ってる」 いじましい思いがカメラやレンズを腐らせることに気付かなかった。

今、ようよう気付いたよ。道具は使ってこそ、その価値を発揮する。「そうっ」 

他人(ひと)さんの写真を、無断で勝手に貼るような泥棒の中国みたいで恥ずかしい。「中国が、モロに云われて気分悪るうしよんでえ」





よしっ、遣ると云ったら遣るっ、其れがオレだよ。壁紙みたいな写真を撮ってやるよ。そして、皆さんに自由に使って貰おう。「大きく出たねえ」















カメレオンの独り言-907 『美醜』

2013年09月25日 | 日記






 明日(9/25)の分です。









明日を、殊更心配する人が居る。明日は今日の積み重ね、今日を精一杯生きればいいんだよ。

未知なる未来の姿は、今日の一歩の積み重ねが創るんだよ。「漠然としてるね」 そう漠然たるもんだよ。約束なんてないよ。

信じる力だよ。誰でもない、自分を信じて生きるんだよ。その力で、明日が創られるんだよ。

















さて、前回の906回は、既に語り尽くされたことを、改めて書き出して、終わりが無いのかよって思いつつ疲れたよ。

動機がどうであれ、忘れないってことは、犠牲者の身になれば悪いことじゃないだろうね。

墜落現場となった「御巣鷹の尾根」は、マップの航空写真で見れば、山々が連なる未踏に近い一帯だよ。





そんな所で、自分が誰だか解らない状態で亡くなった人々を思えば、時折は、思い出してあげても罰は当たらない。

関係するサイトを片っ端から開けて情報収集したんだけど、今の人は、心霊現象にやたらと興味があるんだね。

「御巣鷹」も心霊スポットに入ってるんだね。そらあ、そうだろうね。犠牲者の思いは、其の地に染み入るように残るだろう。





今の今まで日常の連続を生きていた人が、1時間も満てぬ間に変わり果てた姿になって全てを奪われ消失する。

べつに、航空事故だけに関わらないね。全ての事故において其れは云える。残された人からすれば、それは神隠しだろうね。

連続するであろう、昨日、今日、明日が、或る日突然、寸断される。なかなか受け入れ難いだろうね。





オレは、ロクな人生を生きてこなかったから思うんだけど、差し迫って明日に不安のない生活を築いてる人が消えるってのは、なんなんだろうね?

明日を築くための機会ってのは、甚だ、人を選んで成り立っているのに、命に関わるアクシデントは人を選ばないんだね。

公平なんだね。「なにが云いたいねん?」 いやいや、なんでもないよ。















「おまえ、明石海峡大橋は、どうなったの?」 昨日と変わらず淡路島に架かってるよ。「ちゃうがなあ、行くって云ってたろ」

人の言葉ほど当てにならんもんはない。「おまえやないかっ」 あのな、俺が一眼レフ持って写しに行っても下から撮るだけだよ。

上の写真みたいな構図は死んでも撮れん。「当たり前やないか」 スパイダーマンか? あいつも賑やかな格好してるねえ。





こんな写真をパッパラッパッパラ簡単に見れるとね、馬鹿らしくなるんだよ。「ヘボい写真に味があるなんて云ってたろ?」

慰めにすぎないよ。「口から出任せ云うなっ」 口から出任せが云えるからブログが書けるんだよ。

決まったこと、正しいこと、堅いこと、綺麗なことばかりで、何が面白いんだよ。教科書なんかつまらんだろ? 書けないけどね。





こいつ、ある程度の人間性は認めるけど、部分的に未完成のまま生きてる奴だねとか、倫理観が乏しいねとか、

恥じかきの馬鹿だねとか、嘆きたい奴だから、ついつい見てしまうなんてのがあるんだよ。と、云って、それを意図してる訳じゃないよ。

向上しようって意思をも感じ取って貰えればいいね。「宣伝してんか?」 それもある。 「なんやねん、このおっさん」





おまえ、明石海峡大橋のこと忘れたろ? 「うん?そういえば忘れたね」 そいでいいんだよ。

















オレは、自分が、夢中にのめることは釣りだけと思っていたけど、このブログは、実際、愉しいよ。

創り上げる作業が、本当に面白いんだね。エネルギーが噴き上がって来るのを感じるんだね。疲れを知らない子供のようだよ。

「なんかで有ったな、その台詞」 小椋佳の歌の文句だったね。銀行員だったんだよ、頭がいいんだよ。「おまえは?」 頭が悪いんだよ。





誘導尋問ではないか。あいつは、左脳と右脳の両刀使いだよ。敵なしだよ。顔が悪いね。「関係ないだろ」 





美醜を問うと、決まって、どうでもいいことだよ、なんて解ったような顔して、さも当然のように云う奴が居るけど、おまえもか?

これこそ大嘘だよ。無様は無様、綺麗は綺麗、当たり前のことじゃないか。

賢い奴は賢い、アホはアホ、キモイ奴はキモイ、スケベはスケベ、変態は変態、一緒じゃないか。しょうもないとこで紳士ぶるな。





審美眼のそこだけ脚色すんな。冷酷にブスはブスだよ。「あのなあ」 あのなもクソもない。見苦しいものは見苦しい。

で、なければ、アホを正直に生きてるオレは、どうなるんだよ? 「どうにもならないよ」 だろ? だから、ブスはブスなんだよ。

「そんなことを云い切ったらブスは、どうなるんだよっ?」 どうにもならないよ。「揚げ足とんな」





アホを救うのも、ブスを救うのも、その人の人間性だよ。これは、対極する双方にとって大きな影響力をもたらすんだよ。

綺麗な人が見苦しく見える。賢い奴が軽薄に見える、持っている徳を生かすも殺すも、その人の中身だよ。これは、公平だね。

心を磨け。塗りたくっても剥げればブスだよ。心を磨いて光らせるんだよ。「おまえは?」 磨いてるよおっ。





コツはね、答えを急がないことだよ。こつこつとぼちぼちと磨けばいいんだよ。其のほうが、光り方が違うんだよ。

内から零れる魅力は、外見を通り越す吸引力があるらしいよ。裏切りの無い魅力だね。ほんまものっていうこと。

































カメレオンの独り言-906 『日本航空123便墜落 御巣鷹の悲劇』

2013年09月24日 | 日記






 明日(9/24)の分です。








1985年(昭和60年)8月12日 月曜日18時56分に、東京(羽田)発大阪(伊丹)行き

日本航空定期123便ボーイング747SR-46(ジャンボジェット、機体記号JA8119)が、

群馬県多野郡上野村の高天原山(たかまがはらやま)の尾根(御巣鷹(おすたか)の尾根)に墜落した。









「写真中央の田畑や民家らしき平地が山間(やまあい)に延びているね、その最奥の向かって左斜め上の尾根が墜落現場 八ヶ岳から望む。」







オレが、結婚して2年目頃だったかね、お盆休暇で家に居たよ。奥さんは、実家に遊びに帰って一人のんびりしてたね。

もう、外は暗かった。照明を点けてたからね。

あんときは何してたかなあ? 部屋から出てきて居間にあるテレビを何気に点けたら、此のニュースが飛び込んで来た。





吃驚したよ。五百何十人乗りのジャンボが墜落したって報道してる。「ホンマかよ?」って、一瞬、信じられなかったよ。

奥さんから電話があって「あなた、テレビ観てるか?」って伝えてきてる。受話器の向こうで騒いでる声が聞こえてる。

坂本九も乗ってたらしいね。「そうや、大変なことやでっ」 たしかに衝撃だね。





大きな事故ってのは、忘れた頃に起きるもんだね。別段、大阪の空の下、なんの影響もないんだけど何故か慌ててる自分が居る。

ずうっとテレビを点けっ放しにして新しい情報が入るたびに見入ってたよ。

お盆休暇で帰省や旅行の客でほぼ満席だったんだね。遭遇した人にとっては、日常から、突然の真っ逆さまの地獄だったろうね。










「写真、右上上空から、この尾根に激突、機体はお尻を跳ね上げて回転し逆さまになったとあるね。左下側からじゃなかたんだね」







群馬県の三国山脈並びに秩父山地の茂来(もらい)山、御座(おぐら)山、甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)、

金峰(きんぷ)山と2000メートル級の山々が並ぶ高天原山の尾根(御巣鷹の尾根)に墜落して写真のような生々しい痕跡を残した。

当時の墜落現場は凄惨を極めた状態だったらしい。墜落の衝撃で機体も人も引き千切られて辺り一面に散乱したんだね。





猛烈な衝撃と火災によって、犠牲者の遺体の大半は激しく損傷していた。盛夏であったこともあり、遺体の腐敗の進行も早かった。





週刊誌では、其の遺体の写真を諸に報道したんだね。ネットでも、それら当時の写真が沢山貼られている。酷いことだね。

木にぶら下がった肉片のような身体から手がぶら下がっている。燃えて膨らんだような遺体、飛ばされて肘から下の腕、

肉塊が団子のように貼り付いた木、まともじゃ見られない遺体が報道されたらしい。









「事故機の JA8119 事故の前年、1984年春 大阪国際空港にて撮影されている」







此のJA8119を事故前日、阪神タイガースの選手たちが利用していたらしいね。掛布や岡田、バースに真弓等だったんだろうね。

当時の大物政治家も利用していたらしい。運命なんだろうね。

金属疲労が事故の原因と云われているけど定かじゃない噂が絶えないんだね。





乗客509人・乗員15人を乗せた東京(羽田)発、大阪(伊丹)行同社定期123便JA8119は18時12分に離陸した。

お盆の帰省ラッシュのこの日は、子供や若い女性の姿が目立っていたという。18時24分、離陸から12分後に緊急事態が発生した。

突然、ドーンッという衝撃音が鳴り響いたらしい。すぐさまの大きな異常の連続はなく機内はざわめく程度だったらしい。





しかし、垂直尾翼が垂直安定板の下半分のみを残して破壊されて、此の時点で123便は、操舵不可能な状態に陥っていたんだね。















其のときの様子を東京奥多摩付近で写真が捉えている。墜落の7分前(18時49分頃)とある。後部の垂直尾翼がない。

やがて、機体は上昇、下降を繰り返し安定を保てなくなっていく。機内は、パニックになり、あちこちから悲鳴が挙がる。

全員が、酸素マスクを着け緊急着陸態勢をとるが、慌てた男性客数人が救命胴衣を膨らませたりして混乱した。





しかし、生存者の証言によれば、大きな混乱には陥らず乗客は指示に従い安全姿勢をとり衝撃に備えるなか、

最期を覚悟し不安定な機体の中で懸命に家族への遺書を書き残した者が複数いたという。凄いことだね。

突然、死に直面して、残す者に思いを伝える行動をとれるなんてのは、余程の愛情深さと腹の据わった人でなければ出来ないことだよ。





状況に慌て恐怖に慄(おのの)き、今、まさに起こらんとすることに集中するのが一様だろうね。

「おまえは?」 恐怖で泡吹いて気が狂ってるよ。ウンコもオシッコも漏らして臭いよ。「こんな恥知らず知らんわ」

おまえね、みんな元気なんだよ。飛行機に乗るなんてのは、生活も安定してんだよ。明るい明日があることが濃い人たちだよ。





「じゃ、なんでおまえが乗ってるんだよ?」 おまえが、急に乗せるからウンコを漏らしたんだよ。馬鹿か、こいつ。









「日本航空定期123便ボーイング747SR-46ジャンボジェット 機体記号JA8119の当日の搭乗員の方々」







18時27分、東京航空交通管制部が123便に緊急事態を宣言するか確認し、123便から宣言が出された。

18時28分、東京航空交通管制部は123便に真東に向かうよう指示するが123便は操縦不能と返答。

管制部はこの時初めて123便が操縦不能に陥っていることを知る。

18時31分、東京航空交通管制部は羽田より近い名古屋空港に緊急着陸を提案するが、123便は羽田行きを希望する。




此の時点で、連絡は通常、英語で為されるが、パイロットの負担を軽減するため日本語に切り替えたんだね。

18時47分、「操縦可能か」と質問すると、123便から「アンコントローラブル(操縦不能)」と返答がきた。

18時48分、 無言で123便から機長の荒い呼吸音が記録されている。









「機内の様子が写されて残っている」






一方、123便機内コックピットでは、操縦不能の機を相手に、機長、副操縦士、航空機関士の3名が必死に戦っていたんだね。

18時46分、高濱機長の「これは駄目かも分からんね」 123便は、この頃から山岳地帯上空へと迷走していってる。 

18時47分頃から、彼らの中でも会話が頻繁になり焦りが見え始めていた。





機長が、操縦している佐々木副操縦士に対して「山にぶつかるぞ」と緊迫した会話が数回記録されているという。





18時48分頃には航空機関士が、操縦する副操縦士に「がんばれー」と励ますとともに、たびたび副操縦士の補助をしていた様子が記録されている。

18時49分頃、機首が39度に上がり、速度が落ちて失速警報装置が作動する。

18時50分、困惑する副操縦士に機長が「どーんといこうや」と励ます音声が残っている。映画と同じような雰囲気だね。





機長が「頭下げろ、がんばれ」との励ましに対して副操縦士は「今、舵いっぱいです」と叫んでいる。

18時55分12秒、フラップを下げたとたん、南西風にあおられて機体は右にそれながら急降下を始める。

18時55分15秒から機長は機首上げを指示。43秒、機長が「フラップ止めな」と叫ぶまでフラップは最終的に25度まで下がり続けた。





18時55分45秒、「あーっ」という叫び声が記録されている。50秒頃、機長の「フラップみんなでくっついてちゃ駄目だ」との言葉に

混じって副操縦士が「フラップアップ、ラップアップ」と叫び、すぐさまフラップを引き上げたが更に降下率が上がった。

この頃、高度は、10000ft (3000m) を切っていた。秩父の山々は、もう、目の先スレスレだったんだね。





18時56分、機長がパワーとフラップを上げるよう指示するが航空機関士が「上げてます」と返答する。

18時56分07秒には、機首は36度も下がり、機長は最後まで「あたま上げろー、パワー」と叫んだ。

18時56分23秒、衝撃音、機長「もう駄目だっ」 ボイスレコーダーには、18時56分26秒に激突音が残されていた。















御巣鷹の尾根に激突した123便は後部機体が捻じ切れて急勾配を滑落、火災から免れた。後部座席に居た乗客4名が奇跡的に助かる。

また、救助隊が到着するまで生息していた者が、ほかに複数名いたらしいが重傷のために持ち堪えられず息絶えたとある。

搭乗すれば一蓮托生だね。パイロットの技術と機体の命運に全てを賭けた521名の人々は、どんな思いだったろうかね。





ただ、座席に頭を埋め込みつつ待った32分間は、彼らにとって長かったのか短かったのか、覚悟を要する時間には短か過ぎただろうね。

無念の思いは、御巣鷹の尾根の至るところに散っただろう。

搭乗して44分、異常が発生して32分後に宣告された突然の死を受け入れられぬ。納得し難い思いに打ち震える魂も在るだろうね。





1985年(昭和60年)8月12日 月曜日18時56分26秒、520人大方の人生は、一瞬にして問答無用で閉じられた。





東京から大阪への帰郷の人も多かっただろうね。日本航空定期便のジャンボジェットJA8119は、当時、大阪空港の常連機だったんだね。

オレも知らぬ間に、大阪の空を飛ぶこの飛行機を目撃していたかも知れないね。

大阪(伊丹)空港を目前に着陸態勢で飛ぶジャンボ機を数え切れぬほど、淀川の河原で何気に見ていたものね。

















この事故の原因は不透明なままにあるように未だに云われているね。

事故機には多量の医療用ラジオアイソトープ(放射性同位体)が貨物として積載されていた上、

機体には振動防止用の重りに劣化ウラン部品も使用されていた。





これらの放射性物質が墜落によって現場周辺に飛散し、放射能汚染を引き起こしている可能性があった。

このため、捜索に向かっていた陸上自衛隊の部隊は、すぐに現場には入らず別命あるまで待機するよう命令されたという。





当時123便を捜索したロッキードC-130輸送機に搭乗していた元在日アメリカ軍中尉が、事故直後に厚木基地のアメリカ海兵隊の救難ヘリを

現場へ誘導したが、救助開始寸前に中止を命じられ、またその事実も他言しないよう上官から命令されたと証言した。

また、いち早く救助活動開始していた米軍のヘリが、事件現場の近くに来たにも関わらず中曽根総理から中止要請が出され引き上げた。





これらのヘリコプターが、頭上まで来て、引き上げて行くのを生存者等が確認している。

其の時には、まだ、生き残った4名の他に、多くの重傷生存者が、助けを求めて居たらしいんだね。見殺しだね。

マスコミ各社は「日本側がアメリカ軍の救助協力を断った」などと報道し、救難体制の不備や関係当局の姿勢に対する批判が高まったとある。








 『護衛艦 まつゆき』








同日、相模湾で当時の最新の高度ミサイル防空システムを備えた新型護衛艦「まつゆき」が試運航中で、同艦は

来襲するミサイルや戦闘機という標的を正確に攻撃して防空するのが目的。ミサイルの発射訓練があってもおかしくないんだね。

弾頭を取り外したミサイル、もしくは、無人標的機が、123便に衝突したことも疑われているんだね。





翌日の18時55分(墜落から、ちょうど丸一日目)に この 「まつゆき」が尾翼の破片を回収している。偶然かねえ? 





墜落現場の御巣鷹山一帯が、自衛隊特殊部隊の秘密訓練地帯に在ることから、隠蔽工作を想定の上、123便を御巣鷹山に導いて

証拠隠滅を図ったなんて憶測もあるらしい。まだ、あるんだね。自衛隊は一晩中でたらめな現場情報を流し続けたとか、

当時のボイスレコーダーは最近まで公開されなかったとか、待機命令を無視して救助に向かおうとした隊員が射殺されたとか。





翌朝、救助隊が現着したら既に自衛隊が人命救助そっちのけで何かしらの物体をヘリコプターに吊り上げていたとか、

現場に漂う悲しみの異臭に混ざって、隠そう隠そうと必死な汗臭さも漂っていたらしいんだね。





もし、そうなら、死んだ彼らは死に切れないだろうね。恨みは深し御巣鷹の尾根となるね。









「頭の写真では、解り辛いので追加しときましょ」 「撮影側は八ヶ岳を背に南東側(東京方面)を望んで撮影してるね」






高天原山(たかまがはらやま)は群馬県と長野県の県境にある標高1978mの山である。別名、蟻ヶ峰・ショナミの頭。




群馬県と長野県の県境に位置し、群馬県側では南部の多野郡上野村大字楢原、長野県側では中東部の南佐久郡川上村大字梓山と南相木村の各一部である。

山頂には「蟻ケ峠」という名称の二等三角点が設置されている。

当山の群馬県側の尾根には、墜落現場(北緯36度0分5.42秒東経138度41分37.7秒、標高1565m付近)がある。

多くの報道では「御巣鷹山に墜落」と伝えられていたが、正確にはこの「高天原山に属する尾根」である。

しかしその後、墜落地点である高天原山の尾根は当時の上野村村長により「御巣鷹の尾根」と命名されたとある。










「123便が羽田空港を離陸して墜落するまでの44分間の航路」







大まかではあるけど、収容された遺体のうち「完全遺体」は、3割ほどで、あとは原型を留めない遺体が、身元判明を遅らせ

収容先の現地、高校の体育館は異臭に包まれ大量の線香の煙で、それらを和らげるのが精一杯だったらしい。

身元が解らぬままの遺体は荼毘(だび)に付され、現地に「慰霊の園」を建立、其処に納骨されているんだね。





自分が破壊されて死んだことを誰も知らない。見知らぬ山の頂き近くに葬られた人たちは、声を涸らして訴えたい思いがあるだろうね。
















「Googleマップ、右手上の緑矢印が、御巣鷹山」







ガタガタと安定を失った機内で、緊急着陸に備えて安全態勢にあった乗客たちのほとんどは死を覚悟したんだろうね。

其の中で、残し往く人たちに必死の思いで遺書を書かれた人たちが居る。

また、最後まで、職務遂行に全力を絞った女性乗務員もいた。 





河口博次 さん(52)

兵庫県芦屋市。大阪商船三井船舶神戸支店長。遺体の上着の胸ポケットに入っていた手帳に7ページにわたって、219字。

マリコ 津慶 知代子 どうか仲良くがんばって ママをたすけて下さい パパは本当に残念だ きっと助かるまい

原因は分らない 今五分たった もう飛行機には乗りたくない どうか神様 たすけて下さい

きのうみんなと 食事をしたのは 最后とは

何か機内で 爆発したような形で 煙が出て 降下しだした どこえどうなるのか

津慶しっかりた(の)んだぞ  ママ こんな事になるとは残念だ さようなら 子供達の事をよろしくたのむ

今六時半だ 飛行機は まわりながら 急速に降下中だ 本当に今迄は 幸せな人生だった と感謝している





谷口正勝 さん(40)

大阪府箕面市。チッソ株式会社ポリプロ繊維部主任。機内に用意されている紙袋にシャープペンで、20字。

袋に自分の運転免許証が入っていた。

まち子 子供よろしく 大阪みのお 谷口正勝  6 30





松本圭市 さん(29)

埼玉県狭山市。阪急電鉄社員。愛用の中型ノートにボールペンで、60字。

PM6・・・30  知子 哲也(両親を)をたのむ 圭市 突然 ドカンといってマスクがおりた ドカンといて降下はじめる

しっかり生きろ 哲也 立派になれ






村上良平さん(43)

千葉県柏市。富士電機サービス課。社名入り封筒に。

機体が大きく左右にゆれている 18・30 急に降下中 水平ヒコーしている 日本航空18・00大阪行事故  死ぬかもしれない 村上良平

みんな元気でくらして下さい。さようなら 須美子 みき 恭子 賢太郎

18・45 機体は水平で安定して 酸素が少ない気分が悪るい 機内よりがんばろうの声がする 機体がどうなったかのかわからない

18・46 着陸が心配だ  スチュワーデスは冷せいだ





吉村一男 さん(43)

横浜市金沢区。日建設計社員。横浜市金沢区の会社員、

「しっかり生きてくれ。(二人の子供を)よろしく頼む」という短文を残していた。
 

吉村さんの遺体は16日早朝、自宅に帰ったが、遺族が同日、遺品の整理をしていて、遺書が見つかった。社用の便せんらしい紙

にボールペンで走り書きされており、勤務する会社の茶封筒の中に入っていた。
           





白井まり子 さん(26)

大阪府豊中市。日本航空大阪支店。フライト時刻表の余白に、24字。

恐い 恐い 恐い 助けて 気もちが悪い 死にたくない まり子






対馬祐三子 さん(29)

東京都目黒区。アシスタントパーサーの一人。不時着を想定して書いた緊急アナウンス用のメモ。ところどころ英文をまじえて、書いてあった。

おちついて下さい ベルトをはずし身のまわりを用意して下さい 荷物は持たない 指示に従って下さい

PAX(乗客)への第一声 各DOORの使用可否 機外の火災CK(チェック) CREW(乗員)間CK

ベルトを外して ハイヒール 荷物は持たないで

前の人2列 ジャンプして機体から離れて下さい ハイヒールを脱いで下さい 荷物を持たないで下さい

年寄りや体の不自由な人に手を貸   火災  姿勢を低くしてタオルで口と鼻を覆って下さい 前の人に続いてあっちへ移動して下さい


















此の年、1985年(昭和60年)には、阪神タイガースが21年ぶりにセ・リーグ優勝し、日本シリーズで、西武ライオンズを4勝2敗で破り日本一に。

コロンビアのネバドデルルイス火山が噴火、2万人超の死者が出る大惨事も11月に起きてるよ。

エジプト航空648便ハイジャック事件が発生、乗員乗客98名のうち60名死亡なんて、事件もあったね。




芸能界では、女優の夏目雅子が急性骨髄性白血病により死去(27歳没)

スポーツ界では、第67回全国高校野球選手権大会で大阪・PL学園高校が3度目の優勝。

決勝戦(対山口・宇部商業高校戦)で清原和博が1大会新記録となる5本塁打を放つなど、桑田真澄とラスト甲子園を有終の美で飾る。

ゲーム界では、スーパーマリオブラザーズ 発売(9月13日)が大ヒット。社会現象に発展した年だったよ。






























カメレオンの独り言-905 『剃刀(かみそり)』

2013年09月23日 | 日記







 明日(9/23)の分です。









行ってきたよ。「何処へ行ってきた?」 ツタヤだよ。 「おまえ、其処しかないのかよ?」 明日(9/22)は雨らしいからね。

映画を借りておかんと時間を持て余すからね。「何処か行くとこないのかよ?」 並みでは面白くない。

意味無くウロウロ出歩いて小遣い減らして何になるの? ちょっと小遣いを貯めるよ。 「なんで?」 「釣り道具を買う」





オークションで売り払った道具は、今になれば古い。最新のカーボン竿に高級リールが要るね。ふふふふ。

「なんで高級品が要るんだよ?」 上手い人は良いものを使うんだよ。よーしっ、買うぞっ。「おまえ、買うことが目的じゃなかろうな?」 

それもある。しかし、こと釣りに関しては別人の如しだよ。もう、いつものオレは居ないよ。「ホンマかよ?」





でも、カメラを持ってうろつくのは予定通りだよ。視野を広めないと明日がない。「大層なこと云うとるわ」

明日が無いってのは、ブログのことだよ。ブログの内容や展開に行き詰まるってことだよ。「明日(9/22)は晴れるらしいよ」 なにいっ?

そうか、じゃあ、明日はホントに出かけるよ。明石海峡大橋を写して来よう。皆さん、ご期待ください。「誰が期待するかっ」 だろうね。





この二日は、天気が悪いって出てたぞ。人が腰砕けになるような予報を出すな。此の薄ら呆けの気象庁め。



















自分の存在について、ふっと感じることがある。常日頃、居て当たり前のような場所に対して、果たして、ホントに居るべきところか?

そんなことを思うんだね。土地に執着する思いもない。土地に執着するなら西がいい。

オレは、なんで、ここに来たんだろう? 仕事だからだろうね。ただ、それだけか、ただ、それだけで20年近くも動かない。





自分の意思で動いて此処に来た。オレが本来の目的とする意思じゃない。生活に追われた故に此処へ来た。

そこで人生の3分の1では寂しいので、4分の1を費やした。人生の4分の1を費やした価値があったのか?

流れて生きるってのは、そう云うことなんだね。自分の意思ではない他力に任せた時間だね。半分の自分だよ。





「そんなの云ったら、みんな、半分の自分じゃないか」 そうだね。何かに半分託して、人は生きているんだね。

生きて行く上の担保なのかね? 担保足り得る人になるのが、幸せへの近道なんだろうね。なるほどね。

オレは、苦しくとも自分の夢に九割以上の担保を託したかったよ。一割未満の自分でもいい。そういう人生を生きたかった。





其れが、好きなことを生業(なりわい)として生きる人生なんだろうね。



















あれえ、もうお昼を回っておるじゃないかっ。朝が遅かった。あかんねえ~このブログは、オレの足を引っ張るね。

好きだから、文句は云わないけど毎日ってのは、きついよ。此れを仕上げて行くつもりなんだけどつらつらと書けないよ。

気が急(せ)くとウンコがしたくなってきたよ。「なんやねん、臭いこと書くな」 臭いってね、生き物は本来臭いんだよ。





本質を持って生まれて、不完全な自分に知識と知恵をつけてだね、綺麗に保って生きて行くのが人間なんだよ。

「じゃあ、おまえは、上品さが足らないよ」 品は意識してるけど、上品なんて厚化粧はしたくないよ。ロクなのいないよ。

なにごとも度が過ぎると嘘になる。嘘を保つために人間が落ちるんだよ。





事実と虚飾のバランスってのがある。此れをわきまえて生きれば品のある人に育つんだよ。無理の無い生き方だよ。

「ああ云えば、こう云うおっさんやで」 事実から目を逸らさない、事実を見詰めて生きて行く、簡単なようで実に不快で抵抗がある。

だから、嘘を減らせるんだよ。嘘を無くすんじゃなく減らす努力だよ。





己の心に巣食う負の重みを意識して傍(はた)を見れば、人に対して優しくなれるんだよ。愚かに対して寛容になれるんだよ。

己の心に負など背負わぬ人は、傷の痛みを知らぬが故に、優しすぎるほど優しくなれる度量を身に付けねばならない。

貴方の言動は、剃刀(かみそり)の如く人の心を傷つけることになる。





善きにせよ悪しきにせよ、人は、それぞれに求められるもんなんだよ。



















では、行って来ようか。「2時回っとおるやないか」 じゃあ、よそうか。「なんやねん、そんなん云うてたら何処も行けんぞ」

では、出かけようか。「昼過ぎから何処へ行くねん?」 明石海峡大橋を見に行くんだよ。

「とんぼ返りで、電車賃がもったいないやないか」 じゃ、よそうか。「こんな日ぐらい、もっと、早く起きろよ」





過ぎてしまったことを、今更、グデグデ云っても始まらんよ。よし、明後日の分を今日仕上げて明日は朝から出かけようか?

「う~ん、そうだね、其のほうがいいだろうな」 じゃあ、そういうことで。「朝は何時からだ?」 起きた時間だよ。

起きたら昼だったなんて傑作だろうね。「早く寝ろ」 明日、休みという前夜は、くつろぎの誘惑がきついからねえ。





しかし、オレって、いつから、こんなんに為っちゃったのかなあ? 

「おまえは、釣り以外は昔からだよ」 そうだったかなあ? 根っからの釣り師だね。「ええように云うな」













カメレオンの独り言-904 『釣り、無我夢中の世界』

2013年09月22日 | 日記






 明日(9/22)の分です。









遠い昔のオレに戻ろう。独り夢中で釣りの世界で遊んだあの頃に戻ろう。

何も要らなかった。自分の世界が全てだった。深夜の淀川の河原で独り夢中になってた。「変わってんねえ」

淡水域なんか、部分的に真っ暗なんだよ。ヒタヒタ流れる川面が、所々のネオンや明かりに照らされてユラユラ揺れている。





それでも目が慣れてくると、それなりに明るいんだね。市内の明かりが、河原まで届くんだろうね。

鯉釣りの団子を丸めて釣り針を埋め、適当な辺りに投げ入れたら、あとはじっと待つだけ。

座り良い石なんかに腰掛けて、竿先見詰めつつ、いろんなことを考えていたね。一生、釣りで生きて釣りで死ぬって本気で思ってた。





しかし、この淀川では、通い詰めて粘ったわりには鯉は釣れなかったねえ。「下手なのか?」 誰に云うとんねん?

上手いんだけど釣れなかったんだよ。「でも、釣りは釣って上手いんだろ?」 何を云うとんねん?

釣りが上手いってのは、釣りとこよなく遊べる人が上手いんだよ。釣りの味を知ってる人は、皆、上手いんだよ。










「手前二つ目が赤川鉄橋、向こうへ菅原大橋、豊里大橋、その次は鳥飼大橋だね」








漁師じゃないんだからね。一日に小魚一匹のみ、「ああ、愉しかったあ」これだよ。この味だよ。

「下手糞の言い訳みたいだよ」 なにいっ、アホンダラッ、しばきあげるぞっ、ど素人が黙っとけっ。解らんガキはすっこんでろっ。

水面を境にして頭上の敵と眼下の敵だよ。頭上の敵はよく見えて、眼下の敵は、水面の反射で全く見えない。





水面下に垂らす糸に気配が消えたら奴等は来るね。見えてるだけじゃないね、糸から人の気を感じ取ってるよ。

オレは、気を入れすぎた。「ホンマかよ?」 いちいち勘に触る奴やな。釣りは、遣り取りの世界だよ。

見えぬ水面下に対して、いろんな想像を巡らせるんだよ。僅かな竿先のブレで「弄(いら)ってる」って緊張が走る。





淀川の鯉は此れが、やたらと多いんだね。喰わないんだよ。「おちょくられてんじゃないの?」 かもね。

オレの面(つら)を覚えて遊ばれていたのかね? 来るのは、鮒やニゴイ(キツネ)にソウギョにナマズばかりだよ。

それは、それなりにドキンッとさせられて、釣り上げるまでは、やたらと興奮したけどね。





体高のある大和鯉が大方なんだけど、中に丸太のような寸胴型の野鯉が居る。こいつは、鯉は鯉でも力が全然違うんだね。

大和鯉は60~70センチ級でも、最初の一押しは強烈なんだけど、あとは引き寄せに重いだけって感じ。

そこへいくと同型サイズの野鯉は、最初の一押しも強烈なら、へばることなく抵抗する力は半端じゃないよ。





海の投げ釣り用のごっつい竿をひん曲げて、大型リールのドラグをギーイッと唸らせて寄ってこないからね。

子供の日に、大空に舞う鯉のぼりの鯉は、野鯉だよ。悠々として強い。子にそう在って欲しいとの願いだろうね。









「左手が、高槻前島クリーンセンター 淀川右岸流域下水道前島ポンプ場 檜尾川に架かる河川敷内の橋」







高槻市を流れる檜尾(ひお)川が、淀川に流れ込む少し上流側に前島ってところがある。

当時は、妹夫婦が、この須賀町南の交差点近くの社宅で暮らしていて、よく遊びに行った。









「土手から、左側ポンプ場の横手は、広大な河川敷が広がってる」







須賀町南の交差点を東に坂を上がり土手の道路に出て、高槻前島クリーンセンター 淀川右岸流域下水道前島ポンプ場の横手を走る。

最初のカーブを曲がってすぐのところで河原に下りるんだね。此処からは土手から一番河原まで近い。

今はどうなってるか解らないけど、当時は、流れに運ばれて出来た広範な砂地の河原だったよ。





マップで調べると少し地形が変わってる。砂地が減少してるみたいだけど先端は同じようだね。






















砂地に沿ってドン深で流芯も近い。田舎だから深夜は真っ暗だよ。「よくやるねえ~怖くないの?」 やや怖い。

霊感が発達した人だったら気が狂うかも知れないけど、オレの場合、隣に居ても前に居てもわかんない。

でも、流石に、暗い川面は気味が悪いよ。でも、釣りの世界は、それらをも魅力に変える。「ホンマかよ?」





実は、妹の婿さんも一緒だったので遣れたんだよ。此処は独りじゃ、ちょっと無理だと思うよ。

婿さんは、釣りは素人だったのに、大和鯉の60センチ級を3尾も釣ったの。ついてる男とついてない男の差かね?

この男は、寡黙で純朴で男らしい人だね。「よっよっ」なんて驚きつつも落ち着いてんの。オレと全然違うよ。





この男も自然児だから喜んでいたね。「〇〇〇さん、いいねえ~」って悦に入ってたよ。オレは全然良くないよ。

どん深から岸寄りの下流側、流れが緩やかになる浅場に放ってる竿がピクリともしないまま。

竿尻にでかい石を重石にしてたんだけど、「〇〇〇さんっ」婿さんが呼んだ。瞬間、ブユユーンッと撓(しな)って重石を飛ばしたよ。








「枚方辺りから向こう岸大冠辺りかな? この右手が前島になる 暗いでしょ」






ここらの河川敷は広大で、土手までかなりの距離があるから町の明かりも遠いよ。でも、撓って暴れた竿は見えた。

ここで粘って、その野鯉を釣ったんだね。悪戦苦闘の末だったから感動一入(ひとしお)だったよ。63センチだったかな?

メーター級だったら、下手したらバラして釣り上がらなかったんじゃないかなあ? そのぐらいに豪引きな力を持ってるよ。





巨大な鯉を釣ってる人からしたら「何云ってんだか」って一笑に付されるだろうけど、滅多に釣れなかった鯉が野鯉だったから衝撃だったね。





人間って、仕事なら文句の塊みたいなことでも、好きなことなら嘘みたいに頑張るんだね。

嘘の上に飾りつけ、上辺なぞりで騙したり騙されたり、先は見えているのに夢に踊って現(うつつ)に泣いて、浮世の世界は馬鹿らしい。

嘘の世界は好きじゃない。馬鹿らしくても釣りに嘘はない。今こそ、独りの世界で遊ぶ時だね。





若い時は、釣りで一生を染め抜く積もりだった。人生の終わりで現抜かして若い時の想いを通して〆てやろうか。





竿やリールは、オークションで売り払ったから、また、お金を貯めてチョコチョコ買い揃えようかな。此れもまた、愉しいからね。

「それはそうと、おまえ明石海峡はどうなった?」 そういえばそうだね、何処へ行っちゃったんだろ?

「おまえは、朝から此処に居るじゃないか」 明石海峡大橋が何処かへ行っちゃう訳じゃない。また、今度だね。「なんやねん」





晴れの日は勿論、風の日も、雨の日も、時間を惜しんで釣行してたね。口だけなんて無かった。人は、ホントに好きなことをすべきだね。


































カメレオンの独り言-903 『隣の映画』

2013年09月21日 | 日記






 明日(9/21)の分です。









いい天気が続いてる。湿気が軽くなったのかして不快感は前ほどではないように思える。

でも、暑いね。休みに入る明日(9/21)も晴れそうだから出かけるか。「ヘボカメラマンは何処へ行く?」 放っとけ。

風の吹くままさ。西がいいね。神戸、う~ん、山陽本線の舞妓がいいかなあ、明石海峡に架かる大橋でも眺めてボ~としようかいな。















蒼い海原も長い間、目にしてないからね。記憶には新しいけど、流れた年月は、もう、ふた昔かね。変わってんだろうねえ。












日本の映画は、今ではほとんど観ない。観なくても質の落ちた馬鹿らしい映画って解るから。

「観ないで、なんで解んの?」 役者の顔ぶれと題材で読めてしまうよ。

テレビで放映してるのをちょい観で、やっぱりねって外れてないわ。落ちるとこまで落ちたねえ~。





お隣の韓国の映画なんか、観る観ない以前の代物だよ。のっぺらした気味の悪い薄手の男前、なんなの、こいつら。

でもね、不思議なんだけど刑事ものとか人間ドラマの中に、今の日本映画なんか足元にも及ばん優れた作品がチラホラあるよ。

「悪魔が来た」って映画を観て、日本映画は負けたねって思ったよ。





これに押されて「息もできない」って映画を借りて持ってんだけど観ずままだね。「なんでや?」 気が進まんの。

観るのは楽しみにしてんだけど、今んとこ気が進まんだけ。

で、今度ツタヤで借りた中に「アジョシ」って、韓国映画を5枚目に含んだよ。映画案内で記憶に残ってたからね。







 韓国映画『アジョシ』







主役のウォンビンって人も、のっぺら薄手のキモ役者なんだけど、映画の彼はいいね。

哀しい過去を引きずり生きてる元特殊部隊の精鋭だった男を演じてる。ほとんど話さない寡黙さがいい。

うらびれた質屋を営み、長髪もボサボサで陰気で暗い、近所じゃ変態と思われてる。








 少女ソミ(キム・セロン)








キャバレーでダンサーをして生活を支える母親と二人暮らし女の子が、そんな男を慕って常に遊びに来るんだね。

事件が絡むような設定じゃないんだけど、女の子の母親が、ヤクザが取引中の麻薬を横取りしたことから怖い展開になるんだね。

麻薬と臓器販売の裏世界と繋がってしまう。過去の自身に戻って行動するウォンビンが、とんでもなく強いんだね。







 テシク(ウォンビン)

















ヤフーの映画案内に、 過去の出来事が原因で心に闇を抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男テシク(ウォンビン)

隣に住む孤独な少女ソミ(キム・セロン)は、テシクをただ一人の友達として慕っていたが、

ある日、ソミが麻薬中毒の母親共々犯罪に巻き込まれ、組織に誘拐されてしまう。ソミを救い出すため、立ち上がったテシクは・・・とある。

















それが、必ずしも、いいとは云わないけど、暴力描写が凄まじいから迫り来る恐怖が生々しく感じるんだね。

悪(わる)も鬼気迫ってるから脅しが利くよ。そいつ等を相手にウォンビンも、其れにも増して鬼気迫ってる。

映画創りに遠慮をしないところがいい。とことんリアルに徹して目を背けない、だから、本筋が生きてくるんだよ。













此の手の映画なら、また借りて観たくなるよ。いいの出て来るのが楽しみでもあるよ。





あくまで日本人から聞いた場合だけど「チャンワン、ニャンワン、フニャー、ホウニャー、コーテルリャンガアー」って、

響く言葉のアクセントは、実に格好悪いし喧しい。だから、耳障りで聞きたくない。

なのに、何故か、落ち着いたアクセントになってるね? なんでかなあ? 彼らは、トーンを落とすことを覚えたんかなあ?





「チャンワン、ニャンワンって、出鱈目だろ?」 そうだよ。そうとしか聞こえないの。韓国も中国も似たようなもんだよ。 















感じるのは、韓国は紙芝居か学芸会なみの恋愛ドラマで売ってるところは、とことん低いけど、此の手の映画では上を目指しているね。

今で止まって固まらなければ、欧米に負けない作品を創り上げる力を持ってるよ。

こんなの観ると、我が日本の映画界は、なにをしとんねん? 





云っちゃあ悪いけど「許されざるもの」って映画、賭けてもいいよ。駄作だね。 「おまえ、観もしないで失礼だろ?」

何度も、何度も観て裏切られるもんの身になれっ、うんぬやあろうっ。「この野郎だろ?」

創る奴より、観てる奴のほうが、映画をよく知ってるよ。クソばかり観せられたら、ちょい観でクソを嗅ぎ分ける能力がつくわ。
































カメレオンの独り言-902 『存在の意味』

2013年09月20日 | 日記






明日(9/20)の分です。







最近は、自転車だと云って馬鹿に出来ない。自分の子供が自転車乗って遊びに行くなんて当たり前なんだけど、

其の子が、誤って事故を起こして、被害者が意識不明なんかで入院したらとんでもない賠償金問題が発生するんだね。

当然、その賠償金は親が支払わねばならない。新聞に9500万円の支払い請求が科せられた事件が載ってたよ。




親にしたら「ええーっ?」って、絶叫して気を失いそう。治療費、介護費等々の必要経費から額面が決定するらしい。

怪我をさせれば治療費の負担は当たり前だろうけど、間違っても相手が植物人間になるような事故を起こしてはいかん。

子供に言い聞かせて解るかなあ? 年寄りには、特に気をつけねばいかん。転んだら、その確率は甚だ高い。




「おまえも、人のこと云えんで」 そうだね、爺婆どけなんて勢いでぶっ飛ばすもんね。オレも爺だけどね。兎角、この世は生きにくい。

















「★★ちゃん、世間知らずでぼ~とした奴がいるねん」 同僚か? 「うん、同期やねんけど現場ではオレが半年ほど早い」

そいつがどうした? 「なんて云うか、何も考えてないねん、そいつ」 居るな、そんなやつ。「ムカつくねん」

次を読めんらしいね。当然機転も利かんし、云われるまで行動する姿勢は皆無に等しいらしい。





回りの社員さん等には恵まれて文句はない、同期のそいつのあしらい方が解らんと云う。

教えてやってもヌカに釘で反応が無い。「どういうふうにしたらええのかな?」 放っておけんのか? 

「同じ処を担当するからウザイねん」 そうか、なんで、そんな奴が居ると思う? 「同期で工程が同じやからかな?」





それもあるだろうけど、どうにも関わらなあかんと云うことは、そいつは、おまえのために居るんだよ。「よう解らんわ」 

おまえの成長のために居るんだよ。呑んでやれ、なんでも呑んだるって器を大きく育ててくれるんだよ。

怒って育てようなんて思うな、おまえのために良くない。労力を惜しむな。些細なことを褒めてやれ。





人は、褒められて気付いて育つんだよ。よしんば、其れが功を奏さなくても、おまえの器は大きく育つよ。

「★★ちゃん、そうかあ、解ったわ、俺の考えにそれは無かったわ」 おまえは大人になったね、租借が速い。 

この青年は夢を持ってる。夢を実現して磐石に育てるには自分が要になる。そのための試練だよ。無駄も生かしようで宝になる。

















そんな話をしたあと、独り煙草を吹かせていて 「そうか」って気付いたよ。教えたつもりが教えられるんだね。

オレにも、あの青年と同じように、関わり続けて縁の在り方が解らなくなった娘(こ)が居る。なんなんだろうって不明のままだよ。

オレのためか? オレの成長のために、あの娘(こ)が居たのか? 人は見えても自分は、からきし見えないで居る。





そう思うと、バラバラだった点と線が繋がっていく。見守っているつもりが、試されていたんだね。

あの娘(こ)の存在で悶々と苦しんだことも、自分を改めて見直す機会を与えられたことも、

出来ることをして向上を図ろうとしたことも、そして、意味の解らぬ嘲りに似た行為に翻弄されたことも、オレは試されていたんだね。





でも、今更、なんで試されるのかねえ? 神さんは、あの娘(こ)を配して、何を試しているんだろう?

よしんば、あの娘(こ)が意図して遊んでいたんだとしても、オレは、怒りも嘆きもしないよ。

愚かは愚か、恥は恥、思いは思い、心は心、真は真、誰の指図でもない、全て、オレの思いで為したことだから後腐れはない。

















周りに存在する人に意味なきものはないね。良ければいい影響を受け、悪ければ己の試練と受け取めて向かい合えば、

気付かなかったことを知り得る機会だね。自分を成長に導く教材みたいな存在かな?

人は、マイナスから学び取る。負から自分の立ち位置を思い知る。為らぬことから我慢と諦めを知る。きつかったね。





逃れられない苦しみは、染み入るような成長をもたらす。良薬は口に苦(にが)しだね。しかし、オレは、そんなのばっかしだったね。

で、神さんは、なんか答えを見たのかね? 「えらそうに云うな」 今更、何を知りたいのかね? 「バチ当たるぞ」

なんでも呑んでやるよ。また、来てね。「生意気な」 何でも来い、相手になってやる。 「誰に云うとんねんっ?」 神さんにだよ。





でも、もう、真夏の山の頂に氷を背負って運ぶ愚かは、やめにすべきだね。思いやりも行き過ぎたら、ただの馬鹿になる。

オレが、傍に居て遣ろうなんてのは昔の話、もう、好きなように生きている。オレの出る幕ではない。

終わりを教えているのかも知れないな。けじめのつけどころを教えているのかも知れない。そろそろだね。





山中鹿之助の「我に七難八苦を与えたまえ」の向こう意気で生きて来たオレだよ。逃げない、返しを望まない、オレの道だよ。














カメレオンの独り言-901 『聞く耳 映画あれこれ』

2013年09月19日 | 日記





 明日(9/19)の分です。










この休みは、雨が降り続いてどうしようもなかったね。車を買って乗り慣れておくべきだったかなあ? 

埠頭にでも走らせて、海を眺めて音楽聴きながら考え事でもできたのにね。

今更、云ってもどうにもならんことは、来世で遣ることにしょう。「なんやねん、爺の発想やないか」 爺だもんね。








 『神戸埠頭』









映画を観まくったね。「LAギャング・ストーリー」 「フライト」 「ヘンゼル&グレーテル」 あと一本題名も中身も忘れた。

「LAギャング・ストーリー」 なんか物足りないような気分だね。

おっ、ブスンッとでかい屁を期待したのに、プスッと肩すかしのようなスカ屁だったって感じかな? 「なんやねん、それはあ~臭いなあ」





残忍凶暴なギャングのボス役のショーン・ペインは上手いんだけど、ひとり気張り過ぎて浮いてるよ。

対抗する警官役の連中が、いまいち押しが足らんね。これはミスキャストだよ。

灰汁(あく)の強い役者には、其れ相応の相手を持って来んと跳ね返りがないから、浮いて見えるショーン・ペインが気の毒だよ。








 『ショーン・ペイン』 
 







トミーガンを乱射するのはいいんだけど、全然、当たらないね。ホテルの装飾の花壇を撃ちまくってるのに花の向こうの奴に当たらない。

花が盾になんのかよっ。花や葉っぱは、ハチャメチャ飛び散ってんのに、向こうの奴は負けじと撃ちまくって当たらない。

「オレにも当たらないぜ?」 こっちで撃ってるショーン・ペインも云ってるよ。 遊んでんのか、おまえら?








 『LAギャング・ストーリー』








「フライト」 アル中のパイロットが、機体の異常で絶体絶命の危機を背面飛行でバランス取り直して窮地を脱する。

此のシーンは迫力あったね。犠牲者は6名、100人近い乗客を救う。でも、飲酒及び薬物が体内にあって操縦した場合、重罪になる。

事故調査委員会が、原因究明に乗り出し搭乗員室でアルコールビンを発見したことから、ヒーローに祭り上げられたパイロットが疑われる。





このパイロットが、どうしようもないアルコール中毒で薬物もやってるんだね。いかに誤魔化すかに弁護士が奔走するけど無駄に終わる。

「どういうことや?」 観れば解る。「おまえなあ、そんな映画紹介があるか?」 回りくどい隠蔽工作なんかで時間稼ぎした駄作だね。

デンゼル・ワシントンがパイロット役だよ、良心の呵責で自白しちゃうってのが見えている。悪(わる)でも救えるような最後にするだろ? 








 『デンゼル・ワシントン』








「ヘンゼル&グレーテル」 黒悪魔と白悪魔、黒が悪くて、白は優しい。誰や、こんなしょうもないの考えたんわ?

悪魔退治のプロの兄妹は、実は、人間の男性と白悪魔の女性との間に生まれた事実を知っても、然程、驚かない。おまえらも悪魔なんだよ。

兄は泉の中で、命を助けた白悪魔の娘とニャンニャン、ええ加減にせい、なんやねん、悪魔同士のセックスと殺し合いが主題なんやね?





良かったのは、白悪魔の娘が泉に浸かるときに見せる豊満なお尻が綺麗だったねえ。「それだけかえ?」 うん。








 『ヘンゼル&グレーテル』








寄って集(たか)って金注ぎこんで出来上がったんがこれかい? 単独で、ただで駄文書き続けてるオレのほうが、まだマシやでえ。









人のことは、よく見えるのに、なんで自分のことは見えないのかねえ? 「じゃあ、鏡なしに自分を見てみろ」 おまえを見るようにはいかんね。

脚や手、胴体は見えるけど、顔や頭は見えないね。「それと同じさ」 なるほど。相手や周りを見るためにあるね。

「自分を見るのは耳だよ」 「自分を知るために聞くんだよ」





「人を見て知り、聞いて己れを知るんだよ」「だから、人が、自分のことを云ってくれることは、不快であっても聞く耳と心を養うべしだよ、貴重だよ」





人は鏡と云うからね。話すより聞くほうに重点をおけってのは、そのことだね? 「見えぬ自分が、よく見えるようになるんだろうよ」

そういえば、オレは、盲目状態で、このブログを書き続けているのが怖いときがあるよ。

ショーン・ペインと一緒で跳ね返りがないから、浮いてる自分が無様に思える時があるんだよ。





でも、恥は承知の上で始めたからね、だから書き続けるんだよ。オレの場合、坂道転げるボールと同じで止まらないよ。































カメレオンの独り言-900 『時の悪戯』

2013年09月18日 | 日記






 明日(9/18)の分です。










深夜に目覚めて夢の続きを想像するときがある。夢自体は漠然としているんだけど、なにやら心に引っ掛かることが尾を引いてる。

覚醒せぬままの状態で忘却のドアを開けてしまうんだね。そして、考えていることが常識を逸脱しているのを思い知らされる。

それでも想像は思考に転じて、より深みに落ちていく。砂地獄に自ら足を踏み入れてもがき苦しむ愚かものが居る。





想像は現実に照らされて愚かという名に変わり、蒙昧(もうまい)なる恥の意識が熱を発して体温を上昇させる。

シャツがビションコになるほど汗が噴き出してる。何度も寝返りうって思考の遮断を試みる。もう、いいから睡魔よ、迎えに来い。

全てを忘れよう。ドアを閉ざせ。身体が熱い。冷っと風が肌をさすって我にかえる。遠くで扇風機がやわい風を運んで来てる。





濡れたシャツに風が当たって冷っと心地いい。仰向けから横臥(おうが)して熱した背中に風を当てる。心地がいい。















忘却の彼方から、閉ざしたものが溢れ出て津波のように押し寄せてくる夜がある。

悶々と熱にうなされて闇の中で出口を探す、出口など無いんだよ。無いから、思いを殺して閉ざしたんだろ? そうだね。

何度も繰り返し聞いた答えを境に思考がかすれゆく。やがて、津波が引くように身体から熱が冷めていく。





そして、いつしか暗闇の中に引きずり込まれて気がつけば、いつもと変わらぬ朝がある。















9月17日火曜日、快晴じゃないか。空に雲ひとつ無いよ。真っ青だね。まさに台風一過だね。

堤防一杯に膨れ上がって逆巻いていた濁流も嘘みたいに消え去って、河も平常通りの顔してるよ。

いい日も、悪い日も、いつまでも続かない。だから、明日を信じれるし、油断も出来ない。





一難去ったら、また一難、その種がフィリッピンの東辺りに生まれて19号台風になっている。

そんなの繰り返して年月を積み上げていくんだね。途中で奪われぬように注意しながらね。





そして、当たり前のように働いている。「普通なら隠居暮らしで暢気な年頃ではないのんかいな?」 そんなん、わしゃ知らん。

「歳を忘れて生きるのもいいけれど、錯覚で大恥かくようなことはすんなよ」 たしかに云えてる。肝に銘じよう。

「おまえの歳で、背中に汗かく夜なんておかしいで」 そうかなあ? 





ちゃんと自覚はあるけども、人間なんて、どうにもならん宿命(さだめ)の道を歩かされてる部分が多いよ。

そんな中で自分の思いに気付いてとまどう時もあるわいな。

運命の悪戯なんだろうと思う時がある。





諦めず向上しようとする姿勢を気付かせてくれたね。














カメレオンの独り言-899 『宙を飛ぶ』

2013年09月17日 | 日記






 明日(9/17)の分です。







「ジョー・ブラックをよろしく」って洋画があった。ブラッド・ピッドとアンソニー・ホプキンスが光ってたね。

大会社の社長のアンソニー・ホプキンスの娘役をクレア・フォラーニって女優さんが演じてた。

冒頭、街のコーヒーショップで、ブラッド・ピッドと知り会う。気が合って、また会おうと別れた直後、ブラット・ピッドが、交通事故に遭う。



















交差点を渡ろうとして車に跳ねられるんだけど、それが、また派手に宙を飛ばされて落ちてくるところを、逆から来た車にも弾き飛ばされる。

笑いをとろうとしてオーバーに描いてんのか?と思ったほど派手なんだね。

今の今まで、いい雰囲気の出逢いのシーンだったのに、余韻がハチャメチャになっちゃうの。








 『ジョー・ブラックをよろしく』








死神が、彼にのり移ってジョー・ブラックと名乗り、映画の本題に入っていくって筋立てなんだけど、嘘っぱちなのにそうじゃないんだね。

落ち着いた内容で、味わいのあるいい映画だったね。









昨日、猫と猫の死闘なんてフイルム紹介に目がとまってクリックして見たんだけど、凄まじい喧嘩を道路の真ん中でやってる。

おもろいので、次々と見ていくうちにユーチューブに繋がって「事故 グロ 観覧注意 ロシア編」ってのを、何気にクリックしたの。

人が跳ねられるのを、遠い昔、日本橋筋一丁目の交差点で目撃したことがある。おばちゃんが、ゴロンと転んで動かない。





これも、同じ日本橋筋一丁目のバス停で、停まっているバスの前を横断しようとしたおばちゃんが、車に跳ねられてゴロンと転んだ。

どちらも、ドンッ、コロコロのゴロンって感じだったね。

他には、中型のオートバイに自転車ごと跳ね飛ばされて、車三台分向こうの地面に叩きつけられた中学生が居た。それは、オレだったの。





飛んだことは着地した位置で理解したけど、どんな風に飛んだかは解らない。自転車はグニャグニャになったけど、オレは、無傷だったね。

頭をしこたま打ったんだけど後遺症はなかった。いや、今、思うと、それから脳味噌の回転がおかしくなったなあ~そうかあ、そうだったのかあ。

みんな、あのオートバイ野郎が悪いんだ。昔の優秀な脳味噌を返せっ。「ホンマに優秀だったの?」 知らん。 「じゃあ、云うな」

















「事故 グロ 観覧注意 ロシア編」をクリックしたら、冒頭から凄まじい交通事故、最近は、カメラレコーダーを搭載した車が多いんだね。

そんなカメラが収めたフィルムを集めて編集したんだろう。カメラ載せた当の車が弾き飛ばすのもある。

次から次から、跳ね飛ばされるわ、弾き飛ばされるわのオンパレードだよ。男も女も子供も宙をクルクル舞って飛びまくる。





「ジョー・ブラックをよろしく」の交通事故のシーンは、オーバーでもなんでもないよ。人間って縫い包みと変わらんね。





よく見てると跳ねられる人には共通点があるね。横断に際して左右の確認をしないね。

突然飛び出す。車の影に意識なし。安全は人任せで大胆だよ。当然の報いに見えるよ。ロシアには、交通安全ルールなんてないのかね?

運命の2メートルだね。横断2メートルで危険を感知した瞬間にぶちかまされて飛んでるね。戻れないんだね。





遭遇する車のスピードが明暗を分けてるのも事実だね。ブレーキの制動距離と衝突のタイミングがよければ、跳ねられた人が起き上がってる。

宙をクルクル舞う人は、跳ねた車が相当のスピードを出してるね。

交通安全教室なんか、こういうフィルムを見せながら解説すべきだよ。居眠りする奴も居なくなるよ。真に迫って脳裏に焼きつくよ。





しかし、あっちはプライバシーも制限もないんだね。事実をそのまま公開してストレートだね。

日本みたいに、車がハチャメチャなったのを映すだけだから親身に迫らないんだよ。「すっげええ~」なんて笑ってる。

ズタズタのボロボロの死体を隠さず公開してみろ、やがて道路が閑散とするよ。仕事の車が走り易くなって運転手さんが喜ぶよ。





車のメーカーが、人道的にどうたらこうたら必死に血眼(ちまなこ)なって、公開を止めさせようと運動を起こすだろうね。「車が売れんじゃないかっ」

















小笠原諸島に沿って北上してた台風18号、すぐにも温帯になりそうなこと云ってたのに徐々に勢力増してるじゃないか。

気圧も975hPaに下がってる。最大風速も40メートルに上がってる。大きさも大型にイメチェンしてるがな。

長い間、大阪で物が荒れ飛ぶような台風なんか来た記憶がない。50数年ほど前かな? ここらで一発来るかあ?





屋根が宙を飛ぶなんて見たことないよ。「それは、おまえ期待してんのかよ?」 生ぬるい大阪に育った怖さ知らずの憧れみたい。





朝起きたら、洪水警報で避難勧告が出てるがな。近くの川が濁流になって膨れ上がっておるよ。

京都も大変みたいだね。鴨川の三条大橋が流れに洗われている。桂川も氾濫して大変な被害が出てるよ。

寝てる間に降りまくりよったなあ。嵐山の渡月橋も下の写真のとおりだよ。此の様子だったら土産物店は水に浸かったね。















雨雲が北へ移動して峠は越えたようだから、もう、水嵩上がることはないみたい。良かったよ。






























カメレオンの独り言-898 『徒然(つれづれ)の戯言(たわごと)』 

2013年09月16日 | 日記







 明日(9/16)の分です。








雨だね。嫌だね。なんか恨みでもあんのかよ? オレさまを足止めして、なんか得でもあんのかよ?

「誰に云ってるのん?」 空だよ、根性の悪い空に云ってんだよ。

視野を広めようと一念発起したオレの決意を嘲笑うかのような天気の配合を怒ってんだよ。「天気の配合なんて云うか?」 どうでもいいんだよっ。











人を好きになる。その人の表を好きになる。万人を愛すってのは、こちらなんだろうね。

互いが礼儀を守り、一線を踏み入らない関係においては、万人を愛することもできる。つまり、浅く広くだね。

互いが、互いのプライベートを尊重する暗黙の約束で成り立つ間柄だね。節度と責任を自覚した行動の規範がある。





ペットを好きになる。従順に尽きる。表も裏もない。ただ、ひたすら従順だからに過ぎない。

人に疲れた人が、のめり込む。人の裏まで知る付き合いに辟易して、単純な愛情で懐(なつ)いて裏切らぬ相手に癒される。

人は、表の香りに酔いしれて、とどまればいい線を敢えて越えてしまう時がある。裏など見えているのに見えないんだね。





表で夢の種を蒔いたぶん、幻滅と現実と裏切りは、慣れ合いと云う気安さの、その裏側から咲いて出る。















結婚もそうだろうね。ただ、結婚は、互いの表裏を認め合い、納得しての覚悟の上の約束事だね。

それでも、幻滅と現実と、悪くすれば裏切りさえも味わうことになる。其の上に、互いの身内の問題も当たり前のように乗ってくる。

結婚とは、ある意味、戦いだろうね。夫婦が、愛情と信頼で結束し癒し合わねば乗り越えられない現実の戦いが待っている。





愛し合って信頼していても互いに譲れぬ主張がある。どちらかが折れて受け入れることが多くなれば息を抜きたくなるんだろうね。

愛情が要だから愛が醒めたら、ともに戦う意味がない。一緒になってからの試練が長すぎるんだね。

周りが見えぬほど愛し合っていた者同士が憎しみ合って別れる。人一人の重さってのは、表だけじゃ量り知れんほどのものがあるね。





オレの両親は、オレが結婚したときには、もう居なかった。兄弟夫婦とは、仲が悪い訳じゃないのに、便りの無いのは無事な証拠って付き合いだね。

親戚も警察官の小父さん(従兄弟)夫婦だけで、これも何か無い限りは顔を合わせることも滅多にない。

奥さんとこには、沢山の人が居て、義父さん以外は今も健在で、互いの連絡が密過ぎて呆れるよ。





ただ、オレんとこには、とんでもない訳の解らん弟が居た。奥さんに負担はかけられないので身を擦る思いでオレがカバーしたよ。

長い結婚生活で、2度ほどカバーしきれず奥さんとかち合って嫌な思いをさせた。

その二度ほどのかち合いの不快を、未だに呪うように云うもんね。弟は、不快そのものだから自業自得で仕方がないけどね。





夫婦も恋人たちも合わされば一本の川だね。幾筋もの支流が注(そそ)ぎ込む。注ぎ込む処で馴染む水、馴染まぬ水に絡んで物語が生じる。















オレは、弟の存在で人間という生き物に対して軽々しく付き合えるものではないことを骨身に染みて知ったよ。

人と人の付き合いは、互いが礼節を弁(わきま)えて在ってこそだね。自分の責任の範疇(はんちゅう)を自覚する人間性が在ってこそだね。

人と深く付き合うということは、その人の人格全てが相手となることを前提とすべきだね。





人を推し量れない、推し量れなければ、まず、真っ直ぐに見た自分自身を秤の片方に載せればいい。

御し難し自分の欲求、裏側に潜む自分の姿と計れば、相手も似たようなものを抱えて生きていると推し量れるよ。

問題は、それらを自制する制御力と、改善しようとする向上心が備わっているか否かで、その人の人間性が問われるんだね。





人を見るときは、その人が、回りの状況から意識を抜いた瞬間だね。その人の人間性が、諸出しで見える時がある。

オレも、そういう処を見られて量られてんだろうね。表裏のない人に成りたいね。

悪い奴が、善い人より良いところは、表裏一体の誤魔化しがない処だろうと思うよ。愚かなりに純粋なんだろうね。うちの弟がそれだね。





駆け引きができない、不器用、知恵が無い、作為がない、真っ正直、世を渡り辛いね。緩衝するものがないから直撃喰らうんだね。

神さんは、人に舞台を与え、其処で、物語を演(や)らせる。上手い人も居れば、下手な人も居る。善人も居れば、悪人も居る。

生きて往くということは、自分の役どころを心得て、しっかり、その芸をこなすことなんだろうね。「おまえは?」 駄作と駄文だね。















話のネタも浮かばない、天気は悪いわ、金無いわで、退屈のままに想うままのお話で今日もなんとか乗り切ろう。














カメレオンの独り言