カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1561 『泰然自若(たいぜんじじゃく)』

2016年01月30日 | 日記







 2016年1月30日







1月も、もう終わりだね。前々から云ってる2段階作戦が、ようよう動き出したみたい。

動いて道筋引いた通り、此の件に関してケツの重い奥さんが、一昨日、出かけて行き気に入って帰って来たよ。「綺麗なマンションやなあ」

この2月早々に決めて引っ越しの段取りをつければ前に進むよ。3月から向こう数か月でオレもここを出る予定でいる。





「あんたは何処へ引っ越すねん?」 そうだね、野宿でもするか。「それがええわ」 クソッ、何処でもええやろ、ワンルームでいいの。

安もんのワンルームで生きてりゃいいよ。兎に角、オレは、一人で生きるからな。「おうおう、勝手にしてんかあ」

不安が無くもないけど作戦その2は、跡は野となれ山となれなんだからケセラセラ(なるようになる)の心境だね。「おまえ、大丈夫かあ?」 





馬鹿め、オレの人生は、そんなので彩られて、ここまで来たんだよ。「カメレオンの独り言」を「ケセラセラの独り言」に変えよかなあ。

「とんでもない目に合うんじゃないか?」 そん時はよろしく頼むわ。「そんなもん、俺もお前と同じ目に合うとろうがっ」 ざまあみろ。

自由とは、それほどに価値あるもんなんだよ。しかし、なんにもないオレが、ことここに至っても悠々としている自分が解らない。「アホやねんやろ?」





大きな石も梃子(てこ)を用いて少し浮かせば、蹴りを入れるだけで転がり落ちて行き付くところへ行くまでよ。「もう止められへんで」

誰が止めるか。独り暮らしで自分の思い通りに邁進(まいしん)する。「どう邁進すんねん?」 そんなもん知らん。「それは、ただの無謀だろ?」

「そんな、漠然とした状態で別居なんかしたら後悔するぞ」 後悔するかしないか遣ってみなくては解らんだろ? 「9割がた泣くで」























あのね、波の立たぬ港で繋がれていれば沈没の憂き目に合わずに済むけれど囲まれた中で何も変わらないままだよ。

今までは港の中で救われた。其の事実には、ありがとうの思いだよ。船旅は、正直、弱いし怖いんだけれど海原に出てこそ見えるものもある。

よしんば、流されることがあっても、流され往けば、おかげで知らぬ処を知る機会に恵まれるってことも無くはない。辿り着いたら新天地だよ。





「なんか、無茶苦茶やね」 無茶苦茶の中を働き通して牛の歩みでここまで来たよ。悲観して電車に飛び込んでもおかしくない時もあったよ。

こんなの読んだら、どんな奴やと皆さん思うだろうね? 「思われても仕方ないね」 ここで断っておこうか? 「なにをや?」

オレの人柄についてだよ。「自分で云うか?」 オレが云わずに誰が云うねん? まず、云ってることと、オレの人柄が必ずしも一致してないです、





ちょっと普通じゃない考え方で生きてる男です。「どんな考え方や?」 常日頃の駄文で解ると思うよ。

見た目は、至って常識的な雰囲気を漂わしたいい男です。「何処が、いい男やねん」 馬鹿め、それはおまえの目線だろうが。

読まれてる人の中には女性もおられるんだぞ。オレをイメージする時の助けになるよ。なにかしら、優しそうな男に見えたりします。





「それは誰が云うたんや」 オレだよ。残念ながら賢くはありません。「それは、其の通りや」 やかましいわ。























奥さんが云ってたよ。案内してくれた担当の人が「今日はご主人来られなかったんですか?」 仕事で来れないことを云うと

「凄く感じのいい方ですねえ」って、えらい褒めたはったわだってよ。歳を聞いて 「ええっ」って吃驚してたらしいよ。「わ、若いですねえ」

「ご主人は、営業されたら敵なしでしょうね」 聞いたか? オレって男は、正体不明なんだよ。「ええことか?」 う~ん、奥が深いってことだよ。























ホントは浅いけど。そう感じさせる趣だけなんだね。「見せかけか?」 中身が欲しいね。「空箱か?」 云うとけ。

残る命燃やして、自信と幅で空箱を埋めたいね。 「ズッシリとか?」 そうだね。何処でも浮くよな空箱は要らん。「沈むんかえ?」 

沈思黙考(ちんしもっこう)、深く静かにね、何があっても悠然と構えて優しく笑っていたいよ。そんな人になりたい。
































カメレオンの独り言-1560 『とことん泥々男の野々村竜太郎』

2016年01月28日 | 日記







 2016年1月28日







ビルでも北と南側では温度にかなりの差が生じるもんだね。南側は、お日さんポカポカ空気も幾分温もるのかして、然程、冷えない。

でも、北側に長く居ると底冷えしてきよるね。太陽の有難味を感じるね。夕刊配る新聞配達のおじさんと

そんな話をしていたら「★★ちゃん、そんな時は買ったダウンを着たらええねん」 あれは余所行きだよ。「なあにがあ~そんなもん」





2万5千ほどしてんで。「そおんなもん寝間着やがなあ」 寝間着? 「わしらパッチ3万やでえ」 ええっ?あんな無様なもんに3万っ。

「ラクダや」 ああ、ラクダのパッチは温もるらしいなあ。「ここっちゅうとこは使わなあ~★★ちゃん」 嫌なおっさんやねえ。

3万のパッチの上には何を着るねん? 「ダウンなんか10万以上が常識や」 10万以上って、50インチの液晶テレビ買えるで、型落ちやけど。





「金散りばめたパッチもあるで、100万やで」 金粉散りばめたパッチ~? そんなもん誰が履くねん? 気持ち悪いやろ?

高利貸しのおっさんが履いとんかえ? 「そ、そやなあ」 云いながら笑っておるよ。高い金払って品落としてどうすんねん? 「履かんわなあ」

「バーゲン行って目を肥やしてな型落ちの半額を狙うんやがなあ、ええのんあんで」 そらあ、知ってるけど好みのがないやろ?

























「そんなん、物が良かったらええねん」 オレは、物が良かっても好みじゃなかったら欲しくないで。「そんなもん、云うてたらあかんわ」

はは~ん、このおっさん、デパートの7階催し会場で、矢鱈、高価な値をぶら下げた時代外れたバッタ品みたいなんを云うとんな? 

そんなもん、200万のもんでも要らんわ。2万5千の方が価値があるわ。そう云えば、いつか、緑色のズボンなんて云うとったなあ。





いつだったかなあ? サングラスの話で、3万近かったアイスバーンのサングラス持ってるよって云ったら、フンって鼻先で笑って

「そんなもん、わしの度付きのレンズ一枚の値段にもならんがなあ」 へえ~どんなサングラスや? 

「偏光の度付きや、★★ちゃんは、なんにもっ知らんねやなあ」 なんて云うから、10万其処等の光り方すんかいな? 





「そんなん安もんでも光るわな」 水面の反射を殺して水中がよく見えるらしい。まあ、おっちゃんはヘラ釣り師やからね。「そや」

ヘラ竿も一本うん十万円のを何本も所有してるらしい。欲しいものを高級品で揃える甲斐性は大したもんだけど、

このおっさんのいかんのは、はたの奴を悉(ことごと)く貶(けな)すとこだね。オレも似たような癖をもってるけど、ここまでは行かんわ。





まあ、そうだね、そうして高ぶって云いたいこと云って、気分が高揚して仕事に精が出るんなら、こちらが凹んだ分、勢い出ばらして励んで頂戴。

























記者会見で記者たちに問い詰められて号泣しつつ釈明する元県議員の野々村竜太郎がテレビのニュースで映ってる。記憶を新たにするね。

甚だ恰好悪い醜態を曝して有名になったけど、殊更に、その場面ばかり放映するのは、どうかと思うよ。

この人も嫌疑の白黒どちらにせよ社会で生きて往かねばならん。甚だ格好悪い場面を何度も何度も放映されたら忘れられることがない。





県民の信頼を裏切るようなことをしたんだから、それ相応の報いは返って来ても仕方ないんだけど其れは其れ相応に裁かれる。

裁判に出頭しないから報道されるのも仕方ないけど、この人を写した動画や写真は他にないのかね? 報道の仕方が、あまりにも惨いよ。

面白いからって、その場面を何度も何度も映すことによって、この人は、顔に剥がせぬレッテルを貼られたようなもんだよ。





信頼を裏切る行為の典型みたいに晒し者にされてるね。誰かが傷ついたとか死んだとかじゃない。

大なり小なり役得とばかりに同じようなことやってる奴もいる。いわば氷山の一角に過ぎん詐欺罪だよ。身の処し方間違って傷口広げて大恥かいて

公共の電波に乗って醜態が全国津々浦々まで行き渡ってしまって、未だに念押しされて皆の記憶に焼き付き印刷されちゃった。





甚だ、珍しい醜態だったから面白さが手伝って有名になっちゃった。では、学校の先公どもの変態行為はどうなるのだ? 

教え子にハレンチ行為しても、名も顔写真も出さずに言い訳の決まり文句 「ストレスが原因」が、さも尤もらしく記載されてる。

馬鹿か、ストレス抱えずに社会で生きてる奴などおらんわっ。こんなクズ野郎どもを覆面報道で流して済ませて片手落ちではないのかっ。





聖職たる仕事に就いておきながら社会の信頼、親の信頼、子供の信頼を裏切って恥ずべき行為をする変態教師どもをなんで庇うねん?

こんな先公ばかりではないかっ。まともな先生の面汚しではないか。徹底糾弾しないから、この手合いの人が増えてばかりで減らんのだ。

新聞一面に顔写真を曝(さら)せっ。テレビ報道に顔写真をしつこいくらいに映せ。そうして子供を守れ。社会の制裁を思い知らせろっ。

























スケベになるな、変態になるなとは云わない、本能の致すところだからね、其の欲求は、許される範囲にとどめて息を抜けばいい。

社会の責任に於いて自制の利く良識ある人間であるべき人たちでなくてはならない。導く者の誇りというものがあろうが?

職権を笠に着て破廉恥するに至っては、秩序維持のために抹殺されても文句は云えんぞ。それほどの社会の信頼の上にある仕事だろうが。





サラリーマン根性の損得勘定だけでやれる仕事じゃないんだよ。定年後の安泰なんて生きてるか死んでるか解らん向こう先まで勘定して

右から左、知識の猿真似連続教育だけで片付く仕事じゃないんだよ。奉仕だよ、人間を人に成長させるという導きの奉仕だよ。

子供に変態強いて心身ともに染みを残せって誰が云ったっ。教え導き守らねばならん子供たちを我欲の餌食にするとは言語道断だよ。





似非先公の毒牙にかかった子供たちの心身に及ぶ被害に比べたら、根性のせこい県議員の詐欺など取るに足らん。

























最近のニュース見てたら、先公イコール変態って図式じゃないか。男社会の象徴みたいな按配だよ、女性教員の変態って聞かんで。

世にインテリほど残酷でスケベな奴はおらんって云うのだ。 「ホンマかえ?」 よくよく戒めてあるべきだよ。

ストレス溜まった先生は、週に何日かは体育会系になって身体を運動で虐めまくれ、ストレスもはけてスケベな欲求なんか忘れるよ。





「体育会系って淡泊なのか?」 単純なんじゃないか? 奥の深い想像力が働かんのじゃないか? 頭のいい奴ってのは、妄想力が長けてんだろうね?

脳みその癒しに、そればっかし妄想して、身体使わないから余った体力の制御が利かず脱輪するんじゃないかね?

体力余ってるからしつこいんだよ、考えたら気持ちの悪い奴らだよ。知識と本能だけの生き物だよ。「ホンマか?」 知らん。「じゃ、云うな」

























ニュースもね、タレント集めて視聴率上げること躍起の番組ではないだろ? こいつの醜態は受けるから流せってフィルムの暴力じゃないか?

言葉の暴力、ペンの暴力、どつく蹴る首絞めるの実際暴力といろいろ暴力あるけれど、ついに報道暴力ってのが出てきたよ。

文句があるなら依怙贔屓(えこひいき)せずに、どいつもこいつも法を犯した奴らを曝(さら)しまくれっ。エロみたいなボカシなんかやめろっ。





しかし、この県議員、パフォーマンスして売っとんか? 無理やり引っ張り出された法廷での彼を描いたスケッチ見ると、

なんとスキンヘッドにしとるがな。 余計に目立つじゃないか。こいつ、ホンマに、だいぶんおかしいで。ひょっとしてタレント目指してんかなあ?

ふつう、泣いて地固まるって云うけど、こいつの場合、いつまでも泥々いうイメージやねえ。もうちと大人の自覚を持たんとあかん。





「おまえは?」 オレか、オレは、なんでも笑う癖が抜けんから、こういう展開になったら、アホの標本みたいに曝されるだろうね。

不思議なのは、こいつ、どういうところを支持されて県議員になれたのかねえ? 議員全体の器が疑われるよ。

選ばれたら、他に選ばれた人たちの面子(めんつ)も背負った責任を持たんといかんね。それが自身を制する力になるんだよ。





夜のNHKニュースでも映っておるね。裁判での受け応えも相変わらず格好悪い、もう、とことん泥々男って感じだね。こんな奴も珍しいね。































カメレオンの独り言-1559 『モンベル(mont-bell)ダウンパーカの羽根の量』 少ないんかえ?

2016年01月27日 | 日記







 『mont-bell アルパイン ダウンパーカ Men's』 2016年1月27日







24日、午前8時か、晴れてるね、カーテン越しに朝日が差し込んでるよ。カーテン開けると空気は冷えてるけど雪も糞もないがな。

よし、予定通りの行動をとれるね。今日は出かけて人と会わねばならん。ちょっとパソコンやってから朝飯を用意する。

昨日、炊いたご飯は残ってる。湯を沸かして味噌汁を作る、豆腐を浮かべて少し煮ると豆腐が浮く、これでよし。





冷たいご飯は少し硬くなってるけれど湯気をあげてる味噌汁が口の中で合い混ざって、何とも云えん美味さのハーモニー、幸せ気分がオレを包むよ。

醤油昆布がご飯の肴、熱い煎茶が、これまた美味い。食卓の上を日差しを透かして湯気がフラフラ暖かそうに泳いでる。

この糞熱い味噌汁と煎茶と冷たいご飯と醤油昆布の織りなす日本の味、世界最高だね。「お前の世界最高ってのはそれ如きか?」 そうだよ。





馬鹿どもが、日ごろ目にしないような食べ物を糞贅沢が世界最高なんて云ってるけど、常日頃、目にする食べ物の食しかたで最高の味にできるんだよ。

ご飯は、冷たいものがいい、パリパリ固くなっていてもかまわない。味噌汁も熱い、煎茶も熱い、これがミソだよ。

味噌汁には、きぬこし豆腐にストストストと包丁入れて1センチ幅程度に切る、煮過ぎてはいかんけど放り込んだ豆腐が浮き上がるまでは煮る。





灰汁(あく)を救い取って捨てる。出汁(だし)を足して味付けて、よしって決めたらお椀に注ぐ、刻み葱(ネギ)を入れる。それだけのことさ。



























土瓶の網カゴに煎茶を程合いに入れて熱い湯を注ぐ、モア~と湯気が躍ってお茶の香りが漂って、ああ~しあわせ。

白菜の糠漬けがあれば最高、なければタクアンでもいい、梅干しでもいい、今日のように醤油昆布でも構わない。全て、気合で味は決まる。

今日のご飯は、カリコリと固まってる部分が多いけど熱い味噌汁と煎茶が温めて程よく柔らかくして食べるになんら不快感はない。





冷たいものに熱いもの、この相対する熱加減が美味さを引き立たせるんだね。オレは、これえさえ食ってりゃ他はいらん。日本人で良かったよ。

「そんなので力は出んぞ」 馬鹿め、昔の侍を見ろ、肉なんか食ってないぞ、それなのに1キロ強の大刀振り回して人を二つに割るんだぞ。

なんなら、三つ四つに割ったろかって云ってるよ。一汁一菜(いちじゅういっさい)一汁三菜(いちじゅうさんさい)に御膳で過ごしてこれだよ。





今の日本人どもはクソ贅沢の上の軟弱者ばかりなんだよ。「嘘つけっ」 皆が皆じゃないけどね。

今の日本人は、栄養取り過ぎで死ぬ奴と栄養切れたら死ぬ奴ばかりだよ。そんなのを纏めて軟弱者と云っておるんだよ。

「じゃあ、おまえはっ?」 ただの貧乏人だよ。武士は喰うわねど高楊枝、することないから寝てばかり。「栄養が足らんのじゃないか?」





ああ~幸せの朝食を頂いた後は、30年前のラングラーのGパン履いてGAPのタートルネックセーター着て、そしてモンベルのアスペンパーカを着る。















『mont-bell アスペンパーカ』 『製品説明  雪や雨を遮る防水性と高い保温性を備えた全天候型・防寒パーカ。

表地にはモンベル独自の防水透湿性素材を使用し、縫い目にシームテープ処理を施すことで優れた防水性を実現。

中綿には高品質ダウンを使用、保温力に優れた三枚差し構造を採用。冬季の旅行などに最適とある』









さすがに空気が冷えてるね、でも、半袖アンダーシャツにタートルネックセーターだけの身にアスペンパーカなんだけど温(ぬく)いよ。

さすが、モンベルだね、薄手のダウンなんだけど温もりを維持してるよ。インディゴっていう色は、外で見るとブルーが浅く見えるんだね。

男前の色だよ。「なに?」 いやね、このインディゴって色は男前の色だと云ってんだよ、色がだよ。オレじゃないよ。「紛らわしいわ」





電車に揺られて目的地で2時間かね? 用事を済ませて帰って来たよ。「よく冷えてますねえ」って、相手さんも背中丸めて云われてたよ。

でも、オレは、温(ぬく)くていい按配だったよ。大阪だったら、このアスペンパーカで充分防寒を果たすね。

でも、もっと北へ行けば、もう少しホカホカ温が恋しくなるかも知れない。モンベルのダウンは、全体的に薄目が特徴みたいだね。





昔、買ったデサントのリバシブルダウンは、当時としては高かった、5~6万したんだけど、もっと羽根が入っていてモコモコとしてたよ。

羽毛布団に包まるように温温してた。あの雰囲気ではない。当時のと比べると、温いんだけどもスカスカの表現のほうがあってるよ。

それだけ質が向上したんだろうけど、感覚的には、もう少しモコモコ感が欲しいなあとは正直思うね。





アスペンパーカを購入する前後にモンベルのダウンのことを取り上げて駄文を書いたけど、それが検索に引っかかるのかして訪れる方が増えたね。















『mont-bell パーマフロスト ダウン』









皆さんも、冬らしくなって購入を考えて下調べを楽しまれているようだね。なんでも買うまでが華って感じもしなくはないけど、

後々まで満足を着れるものに当たればいいね。スタイルか実質か、北国の人は、絶対に実質優先が正解だね。一番大事なのは軽いってことだね。

それでいてモコモコ感が優しく身体を包むんだけども動きやすい、少々の濡れなら弾いて、汗をかいても水分を放散する生地、なんてのが肝だね。





オレが、この駄文で紹介した次のダウンパーカは、実質、ダウンの効果は悪くないけど意外と薄目に仕上がってる。

mont-bell アスペンパーカ パウダーランドパーカ(ゴアテックス) パーマフロスト ダウン  

柔らかな羽毛で包まれた感覚を欲している人は、当てが外れるんじゃないかね。首回り、腰回りを締めることによって中の空気を温めて逃がさない。





パーカと称されてるのは、このタイプだね。で、モコモコ流は、ジャケットと称されて区分されてるね。まあ、パーカだからね。

パーカってのは、首の根元に帽子となるフードが付いているものの総称だとある。ヨットパーカなんて軽装を思わせるからね。

パーカに防寒を頼るってのが間違ってるのかね? もっとハッキリと防風用と防寒用って区別しろよ。田舎者には解らんじゃないか。





紛らわしい売り方すんな。「ペラペラ風」とか「モコモコ風」とか誰でも解るよう区別しろ。 写真見たら完全な防寒風じゃないか。















『mont-bell アスペンパーカ ¥26.460  パウダーランドパーカ(ゴアテックス)¥42.660  パーマフロスト ダウン ¥30.024』 









写真を見るとダウンらしくモコモコ感が出てるんだけど手にしたら、ええ?って思う薄さだよ。悪く云えばペラペラだよ。

写真通りの厚みを期待するなら モンベル ベンティスカ ダウンジャケット グレー GYだろうね。街にも山にも良しってしろものだよ。

購入された人のレビューを見るとダウンの厚み、温もり感なんてのがモコモコ流だね。皆さん、揃って満足されてるよ。















『モンベル(mont-bell)ベンティスカ ダウンジャケット グレー GY ¥26.310~¥28.944 返品無料 amazonとなってる』









超高品質の800フィルパワー・ダウンを、スリーピングバッグで培った独自の構造でたっぷりと封入した極寒地にも耐えうる

高い保温力を確保したダウンジャケットです。表地には世界最高レベルの撥水性を誇るポルカテックス®加工を施し、

雪が付着しにくくなっています。摩耗しやすい肩から袖口にかけては耐久性の高い生地で補強していますなんて仕様を解説されてる。





こうして好みは別としてモコモコ流を一つ例えに出してみると、また、おかしなもんで、嵩(かさ)高いかなあ? 暑苦しいかなあ?って思いが

湧いてくるから不思議だね。「二種類買えばいいんですよ」って、モンベルの店員さん。アホか、小遣い無くなるじゃないか。

嫁さんの承認とるのが、どんなけしんどいか解らんのか。其処等の水鳥絞め殺してアスペンパーカにもっと羽根を入れろ。「なんちゅうこと云うねん」





こうして語ってくると『パーマフロスト ダウン』を買うべきだったのかも知れない。「失敗かえ?」 いや、失敗ではないけど中途半端なんだね。

『パーマフロスト ダウン』は、パーカとは称していないからジャケットの部類なんだろうかね? 

尤も、購入された皆さんのレビューでは、一様に、やはり、薄い感に戸惑ったとあるよ。「ペラペラダウンなんかえ?」 みたいだよ。





でも、極寒地でも充分に防寒能力があるって口を揃えて仰ってるよ。「モンベルに気を使ってんか?」 なんでやねん、なんで気い使うねん。

























他所の名だたるブランドものでも良いのはあるんだろうけど、雪山の防寒ノウハウを心得た山男が興したブランドだから人気が高いんだろうね。

触り心地のいい裏地がホンワカ膨らんで身体を優しく包んでくれる羽根の量ってのがあるはずなんだけどね。

荒くたい気質の山男なんかねえ? オカマの気持ちが解らんのかも知れん。「おまえ、オカマか?」 





おまえ、解らんか? 表面は風雪に耐え忍んで闘う側、しかし、その裏側では、嘘のような柔らかな暖かさに満ちている、これだよ。

アスペンパーカには、防寒能力はあるんだけど、残念ながら、その抱擁されるような温もりが欠けているんだね。

凍えたオレをおまえの肌で温めてくれって思いに応えてないね。なんか、ただ、寒くないだけって感じだよ。「それは、おまえ贅沢だろ?」





オレの心が求める包み込むような安心感を誘う温もり、そんな微妙な感覚ってのが解ってないね、モンベルは。 「そんなもん、解るかっ」 































カメレオンの独り言-1558 『どうでもいいこと書いて茶を濁す』 ごめんなさい。

2016年01月25日 | 日記







 『征服されざる人々』 2016年1月25日







最強の寒波が週末に来るってニュースで云ってるよ。大阪の明日(23日)は5℃、明後日(24日)は4℃、大した気温じゃないけどね。

西日本って云っても広い範囲だから山陰側や近畿だったら山間部がメインかも知れない。でも、今回は、沖縄も雪が降るってホンマかいな?

前もってニュースが大層に騒いで、実際、なった例(ためし)は少ないように思うよ。(ここまでは、22日に書いた)





今日も明日と同じく厳しい寒さなんて云ってたのに日中は、然程の冷えも感じないよ。もし、寒くなるんなら今日の深夜からだろうね。

まあ、冬だから気温が落ちて北風吹いて雪が舞っても不思議じゃないけどね。

明日は、出かけて人に会わねばならん予定なんだけど、大丈夫かね? 朝、起きて雪景色だったら予定変更の連絡を入れようか。





滅多に出かけないのに、雪ん中、わざわざ出かけて滑ってこけて骨折ったらお笑いだよ、末代までの恥だよ。「大層な」 爺はそのくらい用心だよ。

若いときのようにはいかん。我が身では、どうってことないと思ってんだけど実際はさにあらずだよ。

若い時ってこけても平気だもんね、恰好悪いだけだよ。身体が固くなってるのかなあ? しかし、無様にもろに落ちたことがあるね。





数か月前に150センチの高さの脚立から一回転してブロック敷きの地面に落ちた時は、無傷で平気だったけど運が良かったんだろうね?














『1763年の独立前のアメリカを舞台にインディアンと白人の戦いを描いた物語 征服されざる人々 1951年作品』









歳を取ると平均感覚が鈍くなるんだろうね。テレビでやってたね、目を閉じて片足で何秒立っていられるか、そんなもん永遠に立っておれるわ。

なんて馬鹿にしてたけど、いつか思い出して目を閉じてやってみたら7秒ぐらいしか立ってられないの。

それも身体がグニャグニャ、バランスとるために浮かした片足は変な方向に踊らせて口ほどにもない爺だよ、馬鹿が。「おまえやろ?」





若い女性アナウンサーは身体も揺れずに37秒だったかね? 今どきの女の子にしたら大したもんだねって思ってた。

若い男性の司会が2秒程度で終わってた。こいつら、頭だけやねって笑ってたけど 「おまえの場合は、なにも残らんな」 そうなんだよ。

身体で押していける時代は終わったよ。そんなのを痛切に感じたね。昔の身の軽い鉄人は、今いずこってやつだね。





螺旋階段(らせんかいだん)を、今まで2段上がりで10階半まで一気に行けてたのが、今じゃ6階で脚が突っ張って動かなくなったよ。

去年の夏頃から、長い間、やってなかったから余計だろうけど、あとは深呼吸しつつ回復を待ちながら一段づつ上がったよ。

オレは、気合で動くタイプだから常に鍛えなくても本番実行で大概のことはこなせてたけどね。もう、あかん。自信が崩壊したよ。





「腕立て伏せは?」 これが最後の砦でだよ。80回をキープして続けてる。おかげで腹より胸が出てるよ。腕も更にごつくなったよ。














『征服されざる人々 ゲイリー・クーパー ポーレット・ゴダード』 全然、関係ないけど貼っておこう









子供たちが 「★★ちゃん、胸が出てる」って、云って叩くんだよ。やめてぇブラジャーが凹むわって叱るんだけど堪えないよ。「当たり前やないか」

面白いから余計に叩きよるんだよ。「嘘云うなっ」って調子に乗りよるから締め上げてやるんだよ。「馬鹿やで」

まあ、そんなことはどうでもいいんだけどね、弱くなると歳を意識するもんだね、今まで、肉体的には歳なんか忘れてたけどね。





今日は、土曜出勤で残業で帰宅したら10時を回ってる。昨晩は、もう、ハチャメチャ眠たくなって10時頃にバタンキューで朝まで寝てしまった。

で、今日は、眠くないかと云えばそうでもない。シャワーを浴びて、夕食頂いてビールを飲んだら目が回る。

何を書いていいのか、ろくに頭も回らない。思いつくまま、どうでもいいこと書いてお茶を濁して寝ることにする。































カメレオンの独り言-1557 『悲しい話で茶を濁(にご)す』

2016年01月23日 | 日記







 2016年1月23日







春から真冬に逆戻りしたような按配だね。昨日(18日)は東京に雪が積もって大変だったらしい。滑ってこけて脚の骨を折った人もいるね。

今日(19日)は、大阪は強風が吹き荒れ気温は4~5度に落ちてさっむい一日だったよ。風に押されて進めないんだよ。

温暖化、温暖化って云う声に信憑性を感じる冬だったけど、今日みたいに冬らしくなると温暖化なんて忘れてしまうよ。なんなら、温暖化でもいいよ。





明日は、大阪も雪が積もるかもって天気予報が云ってるよ。こうなってくると遅まきながら冬服が売れるんじゃないのかね? 今、バーゲンだし。

『アスペンパーカー』も着応えがあるってもんだよ。それと『パーマフロスト ダウン』も暑苦しいなんてこと云えなくなってくるよ。

『アスペンパーカー』を着て外へ出かけたけど、然程、羽毛が膨らむってこともないね、薄い仕様のものなのかね? 雪国では、ちょっと頼りないかもね。





雪国にお住いの人は、モコモコでも『パーマフロスト ダウン』の方がいいですよ。大阪なんてのは、寒い寒いって云っても可愛いもんだから

薄目でちょうどいいけれどね。すぐに地下とかデパートとか入って暖をとるから暑くなって脱がねばならない。

脱いでも下に程よく着込んでおけるし、手に持っても嵩張らない利点がある。雪国では、着続ける時間が長いから温いに越したことはない。



























「えらい寒くなったがなあ」って新聞配達のおじさんが覗いてる。おう、そうやねえ、寒いねえ。なんか、おもろいニュースはあるか?

「SMAPやがなあ」 ああ、昨日、テレビで映っとったね、解散したんやな? 「なっに、云うとんやがな、解散取り消しの挨拶やがな」

ああ、ホント。「なんにもっ知らんなあ~★★ちゃんはあ」 解散しようが引っ付こうが、どうでもええ話やがな。





「なっに~云うとんやがな、大変なことや」 なんでや? 「外国でも大騒ぎやねんでえ」 外国ってアジア圏で騒いどんやろ? 「う~ん、主にな」

それで、みんな揃って頭下げてたんかいな? 「お騒がせした云うてやがな」 オレは、解散するから頭下げてんかいなって思ってたよ。

「安倍首相も気にかけてんねんで、解散せずに良かったねって云うとるがな」 まあ、経済に貢献してるからね。「そうやで、大したもんやで」 





オレが映画が好きなように、そんな芸能界の歌の世界が好きな人にとっては大きなニュースなんだろうかね。「そういうこっちゃあ」

おっちゃんは、この世界のことが好きみたいやな? 「そらあそや、なんでも知ってるで」 うん、よう知っとるわ。

「★★ちゃんは、なんにもっ知らんなあ」 そう、なんにも知らんわ。「真面目なだけや」 そう真面目でもないよ。「いやっ、真面目や」 





えらい人も賢い人も普通の人も、それが創りものであることを分かった上でも、酔いしれて夢を見る想いに癒されるのは、皆一緒なんだね。



























昼下がり、おませな中2の女の子が芸能界志望の子と帰って来て 「★★ちゃん、飴ある?」 あいよ、引き出しから飴の袋を出してやる。

「バンドエイドある?」 あいよ、更衣室の救急箱から持ってきてやる。なんや、怪我したんか? 「うん、ちょっと」

芸能界志望の子が指に巻いてる。ア〇〇、おまえ、最近、お姉ちゃんになったね? 笑ってる。





女の子ってのは、いつまでも子供の子もいるには居るけど大人っぽくなるのが早い子が多いかね? じいっと顔見て笑ってるよ。

部活で毎日頑張ってるから背丈も一人前に伸びて落ち着いてんだね。

たまに早く帰れたんだから家でのんびりしろ。「うん、そうするわ、ほなあ、★★ちゃんバイバイ」 手を振って帰って行ったよ。





高校、大学と進学するにつれ顔を合わす機会が少なくなって、時折、「★★ちゃ~ん」って声をかけられると、その変わりように驚く時があるよ。

社会に出るとほとんど会うことがなくなるね。この前、表で煙草吹かせてたら、すう~と寄って来て「久しぶりやわ~」

振り返ると武井咲もどきが立ってる。なんや、おまえか。 「誰やと思ったん?」 もう、立派な社会人だよ。





おう、久しぶりやねえ、どや、調子は? 「滅茶苦茶忙しいねん」 いつも帰りは何時頃になるの? 「9時前後かなあ」 



























今日は休みか? 「うん」 彼氏とデートか? 「あんなん彼氏と違うわ」 どんなんや? 「もう、別れてん」 

退屈しのぎに置いときゃいいのに。笑ってるよ。まあ、おまえは選び放題だからいいけどね。「そんなことないわ、全然、いてへん」

会社に若い連中が居ればいいのにね、おっさんばかりじゃどもならんね。「おかしなことばかり話してくるねん、通じえへん」





何処かでね、おまえに縁のある奴が生きているんだよ。「居てるかあ?」 居るんだよ、ピンとこないだろうけど居るんだよ。

遡って人生を振り返るとね、人間なんて知らぬ間にレールに乗せられて生かされてんだなあって思える節があるよ。

前から見ても見えないけど、後ろからだったら見えるんだね。人生とは、そんなところがあるよ。いつも、死ぬこと前提に生きてないだろ?





見えないから楽しいんだよ。可能性だよ。笑って聞きながら、ちょろちょろ振り返ってるから誰か居るのかなって見たら

背後の大きなガラスに映る自分の姿に目をやってるんだね。 服買ったのか? 「ええ?」 似合ってるよ。「ちゃうわあ~」 

お洒落して何処へ行く? 「眼医者さん、コンタクトで目が疲れるの」 そうか、今、そこらでバーゲンやってるだろ? その足で行っといで。





しかし、女の子って、いつも自分を磨いて綺麗に見せて売れるまでが花なんて悲しいね。時折、そんなのを感じるよ。



























女のひとって感じる仕草ってのかね、女であることを意識して生きてる人ってのは、足元に落としたものを拾い取る仕草で伺い知れるね。

脚を合わせて膝を斜めに折って腰を屈(かが)めて拾い取る仕草を当たり前のようにこなす人は女性だね。

脚を広げて膝をやや折って上背倒して拾い取るなんてのは、もう動物だね。「動物ってなんやねん、失礼だろ」 人間も動物だよ。





たしなみ知って人間だろ? それを自然にできて人だよ。そんなのを女性に強要するのをどうたらこうたら青筋立てて云うのはブスだけだよ。

「おまえ、云い過ぎではないか?」 美というものを理解してないんだよ。だからブスにならざるを得ないんだよ。悲しい話だねえ。

「なんでも書きゃあいいってもんじゃないだろ?」 話題が浮いてこないんだよ、この際、なんでもいいんだよ。































カメレオンの独り言-1556 『映画 リオ・グランデの砦  Rio Grande 2』 写真集だね。

2016年01月21日 | 日記






 『リオ・グランデの砦』 2016年1月21日







オレは、心が疲弊してくると、知らず知らずヘッドホーンをつけて音楽を聴く癖がある。高尚な音楽じゃないよ、余計に疲れる。

昨日も『パリは燃えているか』を何べん聴いたかね? そいで更新してからユーチューブをウロウロして

オレの心の故郷、アメリカ西部のほうに散歩してきたよ。「おまえはインディアンか?」 イメージが潰れるような悲しいことを云うなよ。






オレの前世は、白人の騎兵隊員だよ。「なんで解んねん?」 血だよ、血が、それを気づかせてくれるんだよ。「ホンマかよ?」

『リオ・グランデの砦』のタイトルバックに流れるビクター・ヤングの音楽は、俺の心を癒してくれるんだね。

曲の題名も知らないんだけど好きなんだねえ。開拓者たちの出どころだったヨーロッパ民謡を編曲してるのかなあ? 解らんね。






ジョン・フォード監督が撮った西部劇には、此の「リオ・グランデの砦」に拘わらずバックグラウドでよく流れるんだよ。










































昔の録音だから音質がいいとは、とても云えないけど抒情を駆り立てるような趣というのかねえ? よう言い表さないけど、兎に角、いいんだねえ。

メインとなる優しいメロディーの部分だよ。繋ぎのドッタンバッタンドンドンドンなんてとこはどうでもいいの。

「なんやねん、其のドッタンバッタンドンドンって? せめて楽器で表現しろよ」 解らん、ドラムかな? 激しい音色のところのことだよ。






映画でも、其の優しいメロディーの部分だけが流れるんだよ。それらしいシーンの情景が目に浮かんで心が熱くなるんだよ。











John Wayne - RIO GRANDE (1950) - Soundtrack Victor Young












いろんな運命を背負った者たちが寄り添って助け合って生きていかねばならない開拓時代、絶対死なないジョン・ウェインは、心の拠り所。

屈強な身体にタフな精神、頼りになって道を創る人、そして優しくて陽気で豪快、憧れの人柄に人々は寄り来るんだね。

迷える西部に道を照らして人々を導いた男、アメリカが生んだ正義の人だね。



















































『カービー・ヨーク中佐役のジョン・ウェイン』

























製作:メリアン・C・クーパー、ジョン・フォード

監督:ジョン・フォード

脚本:ジェームズ・ケビン・マクギネス

原作:ジェームズ・ワーナー・ベラ

撮影:バート・グレノン、アーチー・J・スタウト

美術:フランク・ホテリング

音楽:ヴィクター・ヤング

編集:ジャック・マレー






『リオ・グランデの砦』原題: Rio Grande 1950年製作 アメリカ映画 ジョン・フォード監督作品








 『モーリン・オハラ』







 『ジョン・ウェイン』








ジョン・フォード監督作品の中の『アパッチ砦』 『黄色いリボン』と並んで「騎兵隊三部作」と評される最終作の『リオ・グランデの砦』

何年経とうが関係ないね、オレは、こんなのが大好きだね。生きてるって実感するんだよ。「そんな大層な」 やかましいっ。

粗筋はどうでもいいんだけど、「映画紹介してストーリーを書かん奴おらんぞ」 此処にいるよ、めんどいね。















『ベン・ジョンソン、モーリン・オハラ、クロード・ジャーマン・ジュニア、ハリー・ケリー・ジュニア』








カービー・ヨーク中佐(ジョン・ウェイン)は、南北戦争では、シェリダン将軍(J・キャロル・ナイシュ)の率いる北軍に参加して、

或る作戦中に妻(モーリン・オハラ)のシェナンドーの親族の所有地を焼き払ったことから、

怒った妻は、一人息子ジェフ(クロード・ジャーマン・ジュニア)を連れて東部に残って別居してしまった。





戦後、ヨーク中佐は西部でインディアン討伐の任に当たっていたが、凶暴なアパッチ族は西部を荒らしては、国境を越えてメキシコへ逃れるので、

米騎兵隊は、それ以上追うこともならずイタチゴッコを繰り返すばかりだった。此のくだりは 『ダンディ少佐』と内容が似てるね。

そんな折、隊に新兵が派遣されてくる。その新兵の中に一兵卒としてヨーク中佐の一人息子ジェフが居た。


























『長く会えなかった息子ジェフと対面するも軍隊上下関係の規律は厳しい。一兵卒の姿勢を崩さぬ息子がテントを去ると

大きくなった息子の背丈を自分と照らしてテントの生地に書き込むんだね』








シェリダン将軍が砦に視察に来る際、息子を追ってヨーク中佐の妻キャサリン(モーリン・オハラ)もついて来るんだね。

キャサリンは息子の除隊を願うが、それは許されず彼女も砦に滞在することになる。モーリン・オハラは、ジョン・ウェインの映画でよく共演するね。

この映画の彼女は、飛び抜けてすごく綺麗だね。綺麗盛りの時だったのかなあ? 














『キャサリン(ヨークの妻)は、クインキャノン軍曹(ヴィクター・マクラグレン)とは顔見知りなんだけども「放火魔」と称して敵視している』









シェナンドーでクインキャノン軍曹等が親族の所有地を焼き払ったのは、「軍の命令で 彼は、それに従っただけだよ」とヨーク中佐は、

事情を説明するんだけど、キャサリンの怒りは収まらない。このクインキャノン軍曹を演じるヴィクター・マクラグレンって人は、ジョン・フォードの

映画では常連で騎兵隊の軍曹役のイメージがぴったりなんだね。憎めない人柄だね。













『互いに相手が嫌いで別れたのではなく、南北戦争故の北部と南部の事情が二人の間に溝を設けただけなんだね』










『大西部の静寂の夜、ヨーク中佐のテントでは、ランプの明かりに照らされて、遠い昔のように夫婦水入らず夕食』










『シェリダン将軍を迎えて晩餐会、キャサリンが出席して花を添える』





















『砦の生活に馴染んだ頃、ヨーク中佐は儀礼服で正装してキャサリンに復縁の申し出をするんだね』









クインキャノン軍曹等古参の上官が新兵を乗馬訓練するシーンがある。新兵の中にとんでもない乗馬の達者な男たちが居て

古参の者たちを驚かせるんだね。その新兵をベン・ジョンソン、ハリー・ケリー・ジュニアが演じてる。

誰もができるものではないローマ式立ち乗りをやってみせるんだね。ジョン・フォード監督映画ならではのスピード感が心地いい。














『クインキャノン軍曹を演じるヴィクター・マクラグレン』











『ベン・ジョンソンとハリー・ケリー・ジュニアのローマ式立ち乗りのシーン』








併走する二頭の馬の背を跨いで立って走るハイレベルな乗馬術であるローマ式立ち乗りをジョン・フォードからマスターするよう命じられた

ベン・ジョンソンとハリー・ケリー・ジュニアは、三週間でこの乗馬方法を身につけ撮影ではノースタントで挑んだんだね。

ベン・ジョンソンは、ジョン・フォード映画の常連で馬の扱いは素晴らしいものがある。





















そうこうする間にアパッチ族の襲撃があり、危険が差し迫った砦から女子供を幌馬車隊で避難させることになる。























ヨーク中佐の妻キャサリンも、その幌馬車隊に同行、息子や息子の仲間を含めた護衛隊が随行する。























しかし、アパッチ族は、砦ではなく、この幌馬車隊を襲撃してくるんだね。逃げ遅れた幌馬車が捕獲されてしまう。其の幌馬車には、多くの

子供たちが乗せられていて世話係の婦人は惨殺される。

保安官に追われて軍に入隊したベン・ジョンソンの働きで、無事、ヨークの息子を伝令に走らせる。













『陰に日向に幌馬車隊の前後を見守っていたベン・ジョンソン、ヨークの息子を伝令に走らせ、追ってくるアパッチ3人を撃ち倒す』










『馬の扱いが実に鮮やかで、盾代わりに馬を寝かせて、走り来るアパッチを狙い定めて撃ち倒すと、

落ちた帽子を被りつつ馬を起こしたら乗馬の態勢になってる。生きてる馬を思い通りだね、オートバイでも、こうはいかんで』










『一方、猛追するインディアンから幌馬車隊を安全な場所に誘導する護衛の将校 もう、おもくそ、ぶっ飛ばしてるね』











『馬車を倒して障害物を構築、向かい来るインディアンを迎撃する騎兵隊員ら』











『ヨーク中佐の大隊が間に合った』











『インディアンを蹴散らし駆け付けて、円陣の中にキャサリンの無事な姿を見届けて胸をなでおろすヨーク中佐』











『ヨーク中佐の援軍が到着、伝令に走った息子の安否を気遣うキャサリン』









追撃を躱して円陣を組みインディアンの攻撃に耐えた残りの者たちは、ヨークの息子の伝令で駆け付けたヨーク中佐の援軍で救われる。

キャサリンも、その中に無事に居た。事態は急を告げて、ついにシェリダン将軍はヨーク中佐に越境の内諾を与えた。

越境は、軍法会議で裁かれる違法行為であることを知りつつ、その任を受けたヨーク中佐は、敢然と部下を指揮して長駆メキシコへ





追撃する行程にあった。伝令の役を果たしたヨークの息子も、その大隊の中に在って、無事な姿にキャサリンは安堵する。

アパッチは、さらった子供たちを連れメキシコへ逃亡している。ヨーク中佐は、救った民間人を砦に戻し

その足でアパッチを追撃するんだね。

























フィルムから画像を取り出すのと違って有り合わせで繋ぐのは、しんどいねえ~。後先、訳解らんようになってくるんだね。

「写真の配列、合ってんか?」 多分合ってるだろうかね? 「多分、合ってるだろうかねって頼りないな」

まあ、写真の閲覧って感じで見て貰えればいいんじゃないの? みんな、恰好いいし美人だし目の保養になるよ。





オレは、少年の頃は、物語よりも場面、場面の恰好良さにしびれていたからね。こうして写真を見てると、当時のオレを思い出すよ。

「なかなか終わらないね」 そうだね、オレも、そろそろ終わって欲しいんだけど、まだ、漁った写真が残ってるよ。

「下手な解説やめて貼って終われ」 そうしようか? 粗筋書くのは、ホンマに苦手なんだよ。













『どの辺りのシーンだったかね? 格好いいから貼っておこ』











『リオ・グランデの川を渡れば隣国メキシコ領なんだね』












『これも格好いいから貼っておこ』











『インディアンの馬鹿どもは、メキシコへ逃げ込んで酒盛りして油断している、未明の闇に紛れて総攻撃』











『慌てふためくインディアン、ヨーク中佐率いる部隊が夜襲をかける』











『メキシコの村を占拠して巣食うインディアンの真っただ中を突撃する騎兵隊』











『子供たちが閉じ込められている教会跡を奪取、無事、子供たちを救出する』











『映画の中では、無かったシーンだね。それなのに映画チラシでは、ジョン・ウェインのこの姿が大きく取り上げられてんだね』









ジョン・フォードの西部劇では、戦闘シーンは大雑把に描かれる。これでもか、これでもかっていう緻密な戦闘シーンは、ほとんどないね。

モロ出しじゃなく、ちょい出しの魅力だね。それに及ぶまでが丁寧に描かれる。人物と情景、それらが織りなす情緒を追う監督だね。

だから、この人の映画は、人間味があって温もりを感じさせるんだろうね。












村の端から端まで駆け抜けて、何度目かの突撃態勢に入ったとき、インディアンの放った矢がヨーク中佐の胸を射る』










『息子に「矢を抜け」って命令して抜かすんだね、お前を信頼しているって言葉なんだろうね』

















『帰還した大隊を迎える砦の人たち、先頭に居るはずの中佐の姿がない、キャサリンは隊列の脇を走り夫を探す、馬が引く担架に彼は居た』

















『ラスト、騎兵の閲兵行進の行進曲で南部の「ディキシーランド」が演奏される。シェリダン将軍がリクエストしてキャサリンに捧げるんだね』























『故郷の南部を想い演奏に合わせて肩にかけた日傘を回しながら嬉しそうに夫を見上げるキャサリン』





















『キャストのスナップ写真』










Rio Grande 1950 Movie










Rio Grande - 1950
































カメレオンの独り言-1555 『手相に明日を夢見る乙女たち』

2016年01月19日 | 日記







 2016年1月19日







今日は、土曜出勤で眠たい仕事を片付けて、ほっと一息、外に出て煙草を吹かせてたら「★★ちゃ~ん」って、おませな中2の女の子の連れの子が

芸能界志望の女の子と二人連れで何処からか帰ってきたよ。今日は、部活は昼までって云って、どこぞへ遊びに行った帰りだね。

「★★ちゃん、10分で戻って来るから帰ったらあかんで」 なんでやねんなあ、疲れてんだよ。「ほなあ、5分で戻って来るわ」





「な〇、行くでえ」 走って帰って行ったよ。おっさん待たせて、なんの用なのかね? ちょっと、暗くなるのが遅くなったかな?

暫くすると 「★★ちゃん、早いやろお」 ああ、ホントに早いね。芸能界志望の女の子も戻って来たよ。

他愛ない話相手になってたら、「★★ちゃん、手相みてえ」 オレは占い師じゃないよ。「せやけど、知ってるやん」 ほんの少しね。



























「★★ちゃん、生命線云うたら、この線か?」 そう、手のひらの親指の土手をなぞるように手首の方へ伸びてる線だよ。

運命線ってのは、その生命線に沿って手のひら中央辺りを中指まで伸びてる線を云うの。感情線は小指の下から手のひら横断して中指下辺りまで

上がりカーブを切って走ってるだろ。その下を頭脳線が逆の位置から手のひら中央を下り気味に走ってる。





う~ん、感情線と生命線と運命線、それに頭脳線が交差して「M」という字を形成してるね、これがあるとね、どんな仕事でも順応できるの。

おまえは、ほら、手のひらにそれを持ってるよ。「ああ、ホンマや」 芸能界志望の子が 「わたしは?」

う~ん、まだ、子供だからね、大人になって運命線が出てきたら「M」になるよ。「良かったあ~」 う~ん、おまえは、親離れが早いね。





「死ぬのん?」 アホカか、生命線と頭脳線が離れて線を引いてるだろ? 「うん」 早いうちから一人で住みたいって云いだすの。

つまり、巣立つのが早いってこと。 「わたしは?」 おまえは標準かな? 23~4で巣立つね。「ええ~嫌やあ~」 なんでや? 

おまえな、精神痛めるほど拘って考え込んだらあかんで。「わたし、めっちゃ考え込むねん」 頭脳線が手首の方へ落ちてるやろ、「うん」 





これが行き過ぎると自殺するで。「ええーっ」 冗談やがな、「★★ちゃん、コワイこと云わんといて」 

心配しなくてもね、おまえらのは、まだホンマもんやあらへん。心を清く行い正しく生きればね、手相は、どんどん良くなっていくの。

「変わるんか?」 手相はね、生き方を反映してるの。善いも悪いも、その人の生きざまで線は如何様にも変わるらしいよ。



























「清く正しく生きよ」 おまえ、いつになく素直やね。 「そんなん、コワイやんか」 「もうないかなあ?」 二人して考えてる。

「せやっ、★★ちゃん、結婚線は?」 うん、これは、おまえたちにとって大事な問題だろうね? 「おらんかったら独りでええわ」 突っ張ってるね。

うん、二本入ってるね。「離婚すんのんか?」 縁のある人が二人ってこと。「ああ~そうかあ~良かったあ」





「わたしはっ?」 ええ~と、おまえ、真剣な顔してるね? 「そんなん当たり前や」 そうか、おまえも二本入ってるよ。「良かったあ~」

二人して手のひらまじまじ見詰めて 「★★ちゃん、お金は?」 ああ、財運線か? それはね、小指の下に感情線を突き破って縦に伸びる線や。

「無いわ」「わたしも無いわ」 これから出て来るもんや。大方の人はね、感情線から上に出るの、退職して纏まったお金が入るだろ?





「★★ちゃんは?」 オレか? オレは金が無いのに線だけあるよ。 「宝くじと違うかあ?」 だったらいいねえ。

最強はね、生命線から枝分かれして小指の下までと薬指の下まで伸びる縦線が入っていたら神さんに感謝だよ。「薬指の下の線は、なんや?」

太陽線って云って人気があるって線だよ。人受けがいいんだよ。この世は、人と人の間で生きていかねばならんだろ? 「ふ~ん」



























それから、もう一つ最強はね、頭脳線が手のひら端から端まで横切ってると、升掛(ますかけ)って云って、これも強運なんだね。「そんなんないわ」 

「わたしは、運命線がないなあ」 芸能界志望の女の子が手のひら見詰めて云ってる。女の子はね、無くてもいいの。「なんで?」

女の子が、はっきりとした運命線を手首から中指の下まで持ってると、しっかりし過ぎて不幸になるらしいよ。皆が皆じゃないんだろうけどね。





男は、ある方がいいみたいだね。自分ってことだよ。中指の先まで伸びてたら天下を取るってぐらいのもんだよ。世を創る勢いなんだろうね。

「★★ちゃん、長くて濃いなあ」 我が強いだけだよ。「完全なMの字やんか」 これで、オレは、なんとか生きて来れたんだろうかねえ?

知らぬ間に、近所のご主人らが寄って来て聞き耳立ててるよ。働けど働けど我が暮らし楽にならまじ、じっと手のひらを見るって云うだろ? 「知らん」 





それほどに人生というものは、絵に描いたようにはいかないもんなの。ご主人さんらが笑ってるよ。手相で全てが決まるほど人生は単純じゃないからね。





























たしかに、ほんのこころもち、日が長くなってるね? 街灯が点灯してから、その明かりが役立つまでの時間が長くなってるよ。

「★★ちゃん、帰るんか?」 おう、おまえたちは? 「まだ、もう少し遊ぶねん」 そうか、じゃあな。 「バイバイ」

外で立ち話してても冷えてこないね。秋の夕方って感じだよ。歩きながら、もう一本吸うか、しかし、最近、咥え煙草してる奴って見なくなったねえ。





「おまえは?」 アラン・ドロンは永遠だよ。































カメレオンの独り言-1554 『映画 パリは燃えているか (Brennt Paris?) 2』 1966年度作品

2016年01月17日 | 日記






 『パリは燃えているか』 2016年1月17日







何度か書いたけど、昔(1966年/昭和41年)当時は、正月映画で封切られた 『パリは燃えているか』を初めて観たよ。勿論、DVDだけどね。

封切られた道頓堀の松竹座の前で、大きく掲げられた看板の下、陳列ケースの中に貼られた写真を食い入るように見てた。観たかったんだね。

でも、この映画は、観ずじまいだったよ。流れる主題曲に、当時、ラジオ放送でサントラの映画音楽をよく聴いていたのを思い出したよ。





これを耳にするまで、NHKの『映像の世紀』で流れる「パリは燃えているか」の曲が、ひょっとするとサントラでは?と思っていた。

以前に書いた折にコメントを頂き、曲名は同じでも 『映像の世紀』の「パリは燃えているか」は、加古隆の作曲で別箇のものと教えて頂いた。 

この曲は、日本人の感性ではない旋律を感じさせるんだね。ドキュメンタリーの映像のバックに流れて、抗しがたい時代の奔流を感じさせる名曲だよ。












大日本帝国 ドイツ イタリア 枢軸国の敗戦 ....パリは燃えているか



『ユーチューブに投稿する人は、総じて編集が下手だね、なんで、短編映像にわざわざ太平洋戦争まで挿入すんの?』 「文句云うな」











実際の『パリは燃えているか』のサントラは、花の都のパリらしく、フランス調のパリの空の下セーヌは流れるって感じで、芸術的なんかねえ?

「なんやねん、お前しか解らん解説やで」 じゃあ、おまえが音楽を語ってみろ。音楽は聴くもので語るものじゃないんだよ。「ホンマかえ?」

オレはね、音楽なんて解らんけど、オレの感性からするとフランスの国は嫌いじゃないけどフランス調の音楽は嫌いだね。全然、心が躍らんよ。















『ナチス・ドイツ軍、パリを占領行進』 下3枚ともに実写 



































1940年、ドイツ軍による占領下のフランスは、アドルフ・ヒトラー率いるドイツ国の四カ年計画に基づき、ドイツ企業によるフランス企業の吸収や

輸出入の統制、占領経費の供出を強いられるなど経済的支配を受けた。

占領初期から中期には自由地域が設定され、ヴィシー政権による一応の独立が認められていたが戦局の変化に従い1942年11月から全土が占領された。













『パリは燃えているか』 有名な写真だね パリの地下水道からマンホールを上げて地上を見回すレジスタンスの若者』









長く観ることのできなかった映画なんだけど、簡単に感想を云えば、本物と作り物の合体作品で役者で味を出していたのは、ゲルト・フレーベだね。














『ディートリヒ・フォン・コルティッツ ドイツ国防軍歩兵大将を演じるゲルト・フレーベ』









「誰や、それ?」 かの『007/ゴールド・フィンガー』の悪役やってた人だよ。オールキャスト映画らしく、そうも多くの出演時間はないんだけど

戦局不利に傾く当時、精神に異常をきたしていたであろうアドルフ・ヒトラーが狂人のように「Brennt Paris?(パリは燃えているか?)」

「Brennt Paris?」 「Brennt Paris?」って、3回、怒鳴って問うた相手がゲルト・フレーベ演じる





ディートリヒ・フォン・コルティッツ ドイツ国防軍歩兵大将だったの。尤も映画では、降伏後で無人になった部屋に空しく響いて答えるものは居なかった。

この映画の4年前に公開された『史上最大の作戦』(1962年/昭和39年公開)これも正月映画で封切られたんだけど、同じくオールキャストで

ゲルト・フレーベも出てたよ。「今日も仕事かよ」なんて顔して、「おまえみたいな役やね」 ロバに乗り海岸の丘を行くドイツ歩兵役だったね。





気怠い面持ちでいい雰囲気を醸してたよ。連合軍の一斉艦砲射撃で辺りは炸裂しまくって慌てふためいて死んだか生きたか解らぬままに出番は終わった。

あんなのと比べたら、この『パリは燃えているか』のフレーベは、重要なる役柄だね。

コルティッツ大将はナチ党員ではない軍人なんだね。当時は、将軍クラスの軍人でもナチ党員の親衛隊は脅威だったみたいだね。














『実際のディートリヒ・フォン・コルティッツ ドイツ国防軍歩兵大将』 実写








ディートリヒ・フォン・コルティッツ大将は、ヒトラー総統から直々にパリの防衛と戦況次第ではパリ全土の破壊の任を受けて司令官に就任する。

着任早々、パリの歴史的建造物、橋等に爆薬を設置する計画を練り実行する。

映画では、エッフェル塔やルーブル博物館、セーヌに架かる橋などに大量の爆薬を設置するシーンが描かれているけども、





実際には、爆薬の量は充分ではなくパリ全土を破壊することは到底不可能だったらしい。

ノルマンディ上陸作戦を成功させパリ近郊まで進撃する連合軍を一刻も早くパリ解放に導きたいフランスレジスタンスが危機的状況を

大仰に報告したためにドイツ軍のパリ壊滅作戦に尾びれが付いたのかも知れないんだね。















『イギリス全土から船という船をかき集めて、ダンケルクの海岸に追い詰められたイギリス、フランス連合軍の大撤退作戦』 実写










過去、1940年5月、フランス軍を含むイギリス連合軍は、ドイツ軍の電撃作戦の攻撃に敗退を続けダンケルクに追い詰められた挙句、

一切の武器を放棄して敗残の連合軍兵士36万人はドーバー海峡を渡りイギリスへ大撤退を余儀なくされた。

この撤退作戦で、イギリス軍は深刻な兵器不足に見舞われたが、熟練の兵士を多く救ったことで人的資源の保全という意味では非常に大きな成功を収めた。





しかし、兵器とともにフランスの防備をも放棄した撤退作戦(5月24日~6月4日)後、本土に残るフランス軍は雪崩を打ったように崩壊した。

6月13日にはパリを占領されて、6月22日に興和(降伏)を受諾されたフランスはナチスドイツに屈服したんだね。

ドイツ軍の電撃作戦は駆逐の勢いでオランダ・ベルギー・ルクセンブルク、そして、フランスと瞬く間にヨーロッパ諸外国を席捲した。





ドイツの統治下に置かれたフランス国民の4年間は長かった。特に降伏を良しとせず地下に潜って闘い続けたレジスタンスの闘士に於いては

ドイツ親衛隊、秘密警察のゲシュタポを相手の過酷なる暗黒の4年間だったろうね。過去の映画で嫌というほど描かれてるよ。

暁の来ぬ夜はない。そして、今、再び、1944年年6月6日、ドーバー海峡を渡り、参戦したアメリカ軍を筆頭に連合軍が巻き返しに戻って来たんだね。















『史上最大の作戦 ノルマンディ上陸作戦 最大の激戦地オマハ・ビーチを制して進撃する連合軍のアメリカ海兵隊』 実写









この日を、今か今かと待ちわびていたフランス国民が各地で連合軍の進撃に狂喜して熱烈な歓喜の元迎えるんだね。

独軍下のパリでは、地下組織に潜ってレジスタンスを指導するド・ゴール将軍派と自由フランス軍(FFI)の二派が在った。

武装蜂起について、自由フランス軍(FFI)の強行策に対し、ド・ゴール派は、連合軍到着まで待つというものだった。





ド・ゴール派が懸念するのは、「パリをワルシャワの二の舞にはできない」 1944年ドイツ軍占領下の東欧ポーランドの都市ワルシャワで

ロシア赤軍の進撃のニュースに呼応、国内軍とレジスタンスが武装蜂起して善戦するも一向にロシア赤軍の到着がなく兵器に勝るドイツ軍の反撃に

抗しきれず敗退。蜂起に激怒したヒトラーの命で都市を完全壊滅、全土焼け野原と化したんだね。多くの市民が略奪、強姦、虐殺されて地獄だったとある。















『ワルシャワ蜂起軍の鎮圧に向かうドイツ武装親衛隊第36擲弾兵師団の将兵』 蛮行を働いた連中らしいね。 実写









ナチスドイツと云うとユダヤの弾圧の悲劇がクローズアップされるけど、このポーランドの国民もそれに劣らず大変な目に遭ってるね。

ナチスドイツだけでなくロシア赤軍からも弾圧を受けて踏んだり蹴ったりだよ。ロシア赤軍は、ナチに引けを取らない残虐行為を平然として行ってるよ。

ロシア赤軍のワルシャワ進撃のニュースは、ワルシャワ蜂起を誘い自滅に至らせるスターリンの意図するものだと疑われている。





国を思い、勇み立つ者の数を減らすんだね。ポーランドをドイツから解放した後の計算が働いたとみえる。乗っ取る気なんだね。こいつは、そういう奴だよ。

パリに戻る、パリ防衛について左翼のFFIは武器弾薬が手に入りしだい決起すると主張を譲らない。

ド・ゴール派は、連合軍の首脳と面会しパリの実情を話し解放のために進撃を促す交渉をするため使者をたてる。結果、これが功を奏した。














『ド・ゴール派のレジスタンスを演じるジャンポール・ベルモンド、アラン・ドロン等』














『連合軍ジョージ・パットン将軍を演じるカーク・ダグラス』 このカーク・ダグラスが、今99歳で、なお健在ってのには驚いたよ。









ド・ゴール派の幕僚には、アラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモンドなんてのが演じてるけど芸を見せるほどの場面もなく顔見世程度だね。

なんか、この映画は、オールキャスト映画の悪い見本みたいな出来だね。愚作の教本だよ。「エラそうに云うな」 

ただね、この映画の封切られた時代から湧き上がってくるスターとの親近感ってのかね、嬉しくさせるものが漂ってるんだね、それだけ。「貶しとるわ」














『連合軍の戦車隊の上官役のイブ・モンタン』 映画館の陳列写真だったかなあ? なんか、この写真が凄く印象に残ってるんだよ。








連合軍のイブ・モンタン、戦車の乗員なんだけど戦死するために出てきたって感じがするよ。そこへ至るまでに、同じく、別の戦車の乗員が進撃に加わって

故郷のパリに帰って来るんだね、戦車の窓越しに見える建物や看板に昔を思い出し仲間に嬉しそうに語りながら煙草を分けたりしてる。

街ん中を走行していてドイツ軍の攻撃を受け戦車が破壊されるんだね、爆発があって燃え盛る戦車の脇にキャメルの煙草の箱が落ちてるって描写があるの。














『パリに向かって進撃中の連合軍』













『パリに向かって進撃中の連合軍 向かって右がイブ・モンタン』












『パリ市内に入る連合軍』









何かしらエピソードを前もって描かれた奴は死ぬんだよ。イブ・モンタンも進撃中の戦車の上で仲間と話してるシーンがある。

パリ市内に入ってドイツの戦車と一騎打ち、一発、先にかましたけど弾は発煙筒だった。敵は砲塔を回転してお返しが来る、弾込めする時間がない。

「体当たりだっ」 速力上げて敵戦車の横っ腹にズッシーンと体当たり、敵の乗員は逃げ去る。ハッチから出て、銃を片手に「腰抜けどもが」なんて云って














『別に死なさなくてもいいようなもんなんだけど、それが戦争なのかね? イブ・モンタンは背中を撃たれて死ぬ』








敵戦車の中へ手榴弾を放り込む。この後だね、砲塔に戻って戦車を誘導する背後から射撃を食らって「な、なんでなの~?」なんて顔して死ぬの。

アメリカ軍のアンソニー・パーキンスも、進撃途中で仲間と話していて不吉な思いが過って表情が陰る。

パリ市内に入ってバズカー砲で戦車を破壊、レジスタンスの男が「一杯やろう」って酒場に誘う。夢に描いてたパリがどうたらこうたら云ってると














『向かって右がアンソニー・パーキンス』








忍び寄ったドイツ兵のMP-40シュマイザーマシンガンで撃たれて死んでる。どうでもいいよなエピソードが多いから、

それを書く駄文もどうでもいいよな内容になる。「おまえが下手なだけじゃ」 で、矢鱈、くだらなく長い。「ここ等でまとめてスッキリさせろ」

全部を知ってる訳じゃないけど、実際の映像に残ってるシーンを被せて繋いでるようだね。そんなのを想起させる場面が多いよ。















『パリの有名な大通りなんだろうね? ジャンポール・ベルモンドと、このブス、誰だったかな? ドイツ兵の狙撃を躱して道路を伏せて渡る場面』













『連合軍の援護を受けて闘うレジスタンス』










歴史を守ろうとする者、歴史を破壊しても、それが歴史として残るんだけれども何千年をも引きずる建造物の歴史は破壊すれば戻らない。

わが身は、明日を知らずに倒れても、歴史を明日に繋ぐために命を懸けて闘う人々の思いが矢鱈と重いんだねえ。

創りものではないからね。愛国心とは、こういうものなんだろうかね? 時代が目覚めさせるのが愛国心なんかも知らんね。





極めて弱い立場に在りながら不可能を可能にせしめて、今もパリは、昔のままに在る。愛するという心と不屈の精神の賜物だね。

電流が走るが如くヨーロッパを破壊して駆け巡ったナチスドイツの威容は、故国の名誉を汚しめて消えぬ愚かの歴史を残したね。















『ナチスドイツ総統 アドルフ・ヒトラー』 実写










パリ占領司令官のドイツ国防軍歩兵大将ディートリヒ・フォン・コルティッツは、この戦の勝敗の結果を図り知っている。

パリを壊滅しても戦局をなんら好転できる訳でもない。それを命じる総統ヒトラーは、今や狂人化して付き従う意味を失っている。

戦車が表の道路で破壊された爆風が指令室にまで押し寄せ書類や小物が吹き飛ばされる。連合軍が、もう、目と鼻の先に迫っている。





2階の自室に上がり部下等に最後の言葉をかけて降伏の時を待つ。始めあることは、やがて終わりが来る、互いが、その終わりを見る時が来た。

昼過ぎ、ドイツ指令室の在るオテル・ムーリスの玄関にフランス軍のカルシェ中尉ら4名の兵士が乗り込んで来た。

コルティッツ大将は、落ち着いて降伏の意を伝えて連行される。





実際は、カルシェ中尉は、司令官室に乗り込むと緊張のあまり 「ドイツ語を話せるか?」とドイツ語で叫んだとある。

「貴官よりいくらか上手だと思う」と答えたコルティッツ大将は、降伏する旨を伝え、司令部員たちが、これに倣い武装解除したとある。

1944年8月25日、パリは解放された。













『パリ解放行進するアメリカ軍』 実写











『三色旗を振って歓喜するパリ市民』 実写











『解放の喜びを祝う大通りの人々』 実写









午後1時、パリの状況に苛立ったヒトラーはパリ廃墟命令が実施されているか、最高司令部作戦部長アルフレート・ヨードル大将に質問した上で、

パリ司令部に電話を通じて 「Brennt Paris?(パリは燃えているか?)」と3回にわたって叫び、

長距離砲やV1ロケット、空襲などあらゆる手段でパリを灰にするよう命じたが、結局外部からの焦土作戦は実行されなかった。



























映画は、映画館で見るもんだなあって、今更のように思ったね。僅かな時間の映像の中で微妙な演技の味わいが光って印象に残るんだね。

DVDでモニターを睨んでも伺い知れない独特の雰囲気を伴って感性に訴えかける。

大スクリーンに、それが迸(ほとばし)って強烈なインパクトとなる。忘れられないシーンってのは、そこから生まれてるね。





だから、映画自体の出来は然程のものでなくても印象に残る絵が、それを補って余りあるんだね。

この映画も、昔、大画面で観ていたら、そういう気づかぬ場面が、あちらこちらに散りばめられてんだろうね。

なんでもないシーンにも意外とあるんだね。50年目で初めて観て、そんなのを感じさせる映画だったよ。













『1985年(昭和60年) 大阪道頓堀 松竹座』 御堂筋側から見る。
 




























カメレオンの独り言-1553 『98 と Windows10 と 僕ならばここにいる』

2016年01月15日 | 日記






 『Windows10』 2016年1月15日






Windows10 へアップグレードしたよ。アップグレードには1時間30分強かかった。待つってのは、長いね、イライラするしドキドキもするね。

完了後、アイコンやタスクバーの表示が小さくなって、毎度の馴染みが消えて寂しいね。なんか、画面が白々しく感じるよ。

タスクビューなんてアイコンが増えてる、クリックすると開いてるページが並んで表示されるんだね。余計なことだね。「なんでやねん?」 なんとはなく。





Microsoft Edge なんてアイコンも断りなしに増やしてるよ。クリックするとマイニュース・フィードなんて開いて 「次はどこへ?」 余計なことだね。

ストアなんてアイコンもある。開くとアマゾンとか楽天とか映画とか写真なんてのが案内されてるよ。余計なことだよ。

「何か聞いてみてください」なんてのもある、何を聞くねん? 端っこの検索をクリックしたら、上の余計なことが纏めて表示されてるじゃないか。





余計なお遊びだね。あっ、そうだ、フォトスタジオのソフト動くかな? アイコンはあるね、クリックしたら開いたよ。機能を試すと支障なしだね、よかったあ。

しかし、なんか全体のフォントが小さくなったんじゃないかなあ? 表示の文字サイズは125%で同じだね。 気のせいかな?

ディスクトップ設定で色とアイコン表示拡大の設定をしたら画面の雰囲気とアイコンの大きさが元の姿に戻ったよ。いつもの馴染んだ雰囲気に返ったよ。














『Windows10 へ アップグレード』








タスクバーIME表示がお粗末になったね。オレがいつも愛用してる辞書がどっかへ隠れてしまったよ。余計なことすんなよ。迷うじゃないか。

暫くしてエクスプローラが無いのに気づいて焦ったよ。コンピューターを何処から開くのよ? 検索の中にあったよ。汗かかしよるね。

セキュリティやプログラム等のコントロールパネルも見当たらないからウロウロしたけどスタートを右クリックしたらズラっと出たよ。





フリーソフトで一番世話になってる強力アイテムの調子が悪くなったね。これは、フォトスタジオと同じくらいに大事なの。

よし、アップデートで解決するかも知れん、早速、アップデート。おおっ、デザインが一新されて恰好いい。

不良の箇所も解決してるやんか、助かったあ~。まあ、他に大きな支障もなくグレードアップできたよ。ホッとしたよ。





なんだかんだと云っても、こんな凄いもの提供して貰ってんだから、ありがとうの一言だね。

























ずっと前から気になっていながら二の足踏んでたことを思い切ってやって改めて気が付いた。

なんでも線を越して踏み込まないと次が来ないね。肝に銘じておこう。先に延ばせば不安や恐れ、果ては怠惰な姿勢が増幅するばかりだよ。

この調子で懸案だった事柄も壁を壊して前へ進めよう。沼のように腐って動かぬ水面(みなも)に石を放りこむようにね。





リリースされて7~8年後かな、FM放送で耳にしてから追いかけて聴いてた。テープに録ってヘッドホーンで聴いていたよ。

当時は、仕事に追いかけられて自分の時間が深夜しかなかった。

近所の人に「98」のパソコンを頂いてフリーズと闘いながら操作と機能を習得しつつ顔の知らない歌手の歌を聴いていたね。





僕ならばここにいる~なんて身体で調子とって下手くそなパソコンに夢中だったよ。「今は?」 下手くそのままだよ。

若いときはドラム叩きながら歌ってたんだね。おっちゃんになったね。

そいで、下手くそなまま、Windows10のパソコンを前にして、また、ユーチューブで行き当って聴いてんだよ。時代は繰り返すね。









1993年リリースの稲垣潤一 『僕ならばここにいる』 








稲垣潤一 僕ならばここにいる



『良いのが消されちゃったね、では、もう、これしかないよ』 ユーチューブって根性が臭いよ。





















届きそうな夢に

投げ出したすべては

たかが 二人の人生だけさ

今の君がきっと

求めている愛は

引き止めるやさしさより

見送ることさ























僕ならばここにいる

君がどこへ行っても

わかるように

僕ならばここにいる

遠くまで抱きしめて

いつまでも

守りたい

























君の華奢な腕に

両方は持てない

愛か仕事か 後にまわして

同じ夢を二人

見れたならよかった

IFばかり並べるより

CERTAINLY 探そう























この僕にできるのは

君がやがて傷つき

帰る日まで

この僕にできるのは

この場所で 待つことさ

いつの日か

迎えよう

























悲しみに

どこかで出逢ったなら

思い出せよ

永遠に

愛しているよ























僕ならばここにいる

君がどこへ行っても

わかるように

僕ならばここにいる

遠くまで抱きしめて

いつまでも

守りたい

































































カメレオンの独り言-1552 『ハードの中味が壊れて緋牡丹お竜も泣いてるよ』 どういうことや?

2016年01月13日 | 日記







 2016年1月13日







昨日、サブのハードディスクに繋がらないアクシデントが発生して慌てたけど、どうにもならない。パソコン本体のハードもサブも600GBなの。

息子が揃えてくれた日立のハードが、オレにしたら珍しいので信頼してたんだね。「どういうことや?なんで珍しいから信頼できるねん?」

日立だよ。オレは、関連機器は、大方 「I-O DATA製」がメィンで購入してるから、ネームバリューで良さげに感じたんだよ。





で、DELL本体のハードをカバーしてだね、バックアップもそれに保存して、此のブログの解析結果の記録も、集めに集めた貴重な写真集も、

良からぬ写真集も少し、「おまえ、前、全部処分した云うとったやないか?」 其の後の傑作集だよ。「何が傑作やねん」 凄いんだよ。

そんなのが全部消えちゃったよ。「ハードが壊れてアクセスできません」なんて出たから、痛あって思ったんだけど、





「フォーマットしたら助かるよ」って云うから、ええいっ仕方ない消えっちまえって頼んだの。「おまえ、誰と会話してんねん?」

これには、伏線があったね。それは昼頃だったよ。何気に日立のハードにある写真集のファイルを見てたら、尤もらしいファイル名が並んでる。

あれ?こんなのファイルしたかなって開いたら良からぬ写真集が残ってたんだね。「その後までの奴か?」 そうだよ。























オレは、必死になって集めるんだけど後から見ることが皆無に等しいんだね。で、消しちゃえと削除クリックしたら、「なんだらかんだらの理由で消せません」

あれ? なんで消えないのと何度も削除をクリックしても同じ繰り返しなんだよ。困ったねえ、消せないってことになんか焦りを感じてる。

「なんでや?」 隠滅を図れないってのは人間性に関わるだろ? 「スケベな変態な部分が残って消えないからか?」 そう、澄まし顔ができないよ。





「そんなもん、嘘やないかえ、集めたってことが変態なんだから、もう、遅い」 ああ、そう。しかし、手はある、画像編集ソフト開いて片っ端から

黒くペイントして保存すれば闇に葬れる。「なるほど」 これが面白いんだよ、いいのは、どうしても残すね。「いじましい奴やね」

そいでソフト開いたついでに遊んだれって思って、藤純子の写真のそれらしい表情の顔を繰り抜いて、あられもない組んず解れづの女性の顔に移植する。





「何をするねん?」 トリミング、回転、方向なんてのを駆使して位置決めしたらスマッジツールの強弱大小微調整で輪郭を馴染ませると合体OK。















『緋牡丹博徒』 矢野 竜子 通り名は、緋牡丹のお竜  藤純子









オレはね、こんなことさせたらプロ顔負けの腕前だから、色合い、陰影、コントラスト、鮮度や彩度なんて矛盾のない描写を施して、背景も時代に合わせて

置き換えて、転がる小道具も時代物、そうして仕上げたら、此の世でたった1枚の写真が出来上がるよ。緋牡丹博徒番外編なんてのが出来上がるんだよ。

当然、元写真の女性の身体つきなんかも、藤純子と照らし合わせて考慮してるから 「見たんかえ?」 スケベな想像力だよ。「こいつ、危ないで」





ちょいちょいと3枚ほど傑作を仕上げて 「ちょいちょいかよ?」 そうだよ、時間は、然程、かからないよ。時間がかかるのは表情選びだね。

あられもない組んず解れづの姿態に合う表情選びが難しいんだけど、オレの感性は並じゃないから、これって決めたら怖いほどばっちしだね。自分でも感心するよ。

出来上がりを此処へ貼ってあげたいけどgooが 「けしからんっ」なんて削除しよるから駄目だね。 「永久追放されるわ」 だろうね。

























27インチ一杯に拡大しても矛盾はないね。緋牡丹お竜さんも女なんだね。悪い男どもに弄ばれて泣いてるよ。やけに艶かしいよ。

「悪い男ってのは、おまえだよ」 あのね、創り出すってのはね、その仕上がりに集中するんだよ。矛盾を探してんだよ。だから、腕が上がるんだよ。

話が、おかしな方向に進んでしまったけど、消せないんで、真っ黒けの写真と一緒に其のファイルに仕舞ったのが伏線なんだよ。ハードに支障が発生してたんだね。





「じゃあ、此の世で一枚のあられもない藤純子も消えちゃったのかっ?」 そうだよ。「う~ん、もったいないねえ」 おまえもスケベだね。

あんなの造作なく創れるけど、人が創ったものじゃなくて自分の創ったものって冷めてんだね。技法的な方に興味がいくからね。 

でも、今、愛用してる旧式の「フォト・スタジオ」ソフトでないと手が動かんね。慣れ親しんで、他のじゃ開拓するのが面倒で気が折れる。「もう、折れとけ」





十数年前の日立のプリウスに入っていたソフトなんだけど、其処から抜き出して、今、Windows7で動いてる。でも、10に変えたら、どうだろうかねえ?

同じくバンドル版の動画編集ソフトも手に馴染んでサッサッとこなしてたんだけど、Windows7に入れ代えたら動かなくなっちゃったからね。

画像に関してはフル稼働だから 「フォト・スタジオ」は、なんとしても動いて欲しいんだけどねえ。 これが、Windows10へのグレードアップを躊躇わすね。























もう一つはだね、大阪の今昔写真集、集めに集めた写真が一切合財消えちゃったのは面倒が増えたね、また、泥棒して歩かねばならんよ。

こんなのは、もう、お目にかかる機会はないって思えるような写真が多くあったんだよ。「何処かに載ってるよ」 まあね、その辺が、収集の意味を問うね。

「持ってたいんだろ?」 そうだろうね、エロ写真なんか収集する労力がもったいないよ。エロ、一切、禁止ってなったら、がっつくだろうね。「哀しい奴だねえ」





「おまえの撮った写真は?」 それもパーだよ。しかし、無くなったものの中では、一番、どうでもいいもんだね。「腕を磨けよお~」 無理っぽいね。

携帯で思うつくまま撮った写真も消えたんだけど、考えたら、まだ、メモリーに残ったままだったよ。其れ以外には、記憶に無いね。

ハードも、絶対的じゃないから幾つかにバックアップしておかんといかん。不意打ちだから手の打ちようがないわ。





120GBのハードには、いろんなのが記録されてるけど、これがアウトになったらショックだろうなあ。「バックアップしとけよ」 めんどいんだなあ。

滅多に開かないから余計にめんどいんだよ。こんなのを考えると、人間の脳味噌は、喩えアホでも素晴らしいものがあるよ。

映画も2テラのハードに、どんどん溜まっていってるけど、これもファイルが破損したら全部がアウトってなると手間を返せと云いたいよ。











  『I-O DATA LCD-MF272CGBR 』











ああ~、I-O DATAの27インチのグレアモニター(LCD-MF272CGBR )欲しいね。6万5千円か、下がらんね。この型は、人気が高いね。

価格コムのデーター見たら去年の11月末から12月中頃まで5万9千円に価格が落ちてたね。でも、昨日かな? 一時、8万まで上がってるよ。

オレが、良いって云ったやつは、間違いなく良いんだよ。I-ODATAのグレア使ったらノングレアなんかイモだね。オレが、言い返しておいてやろう。





「今時、グレアなんて」のお返しだよ、今時、ノングレアだなんて新聞紙の写真で満足できる人向けだね。「なんで、おまえが熱入れんねん?」 

なんか腹立たしいんだよ。これでグレア愛好家の人も溜飲を下げるだろう。「そんなの、このブログ見んことには解らんだろうが」 見た時でいいよ。

DELLの本体も、もう、一台欲しいね。強力なi7がいいよ。まあ、来年の話しかねえ。「まだ、今年、始まったばかりじゃないか」 





ダラダラと、なんの意味もない話しにつき合わせてしもうて、ええのんかいな? 「読み終わってから腹が立つかも知れんぞ」 ごめんなさい。

































カメレオンの独り言-1551 『天気晴朗ナレドモ波高シ』 全然、関係ないね。

2016年01月12日 | 日記







 2016年1月12日







今日は、ネットで引越先の物件を探しながらいろいろなことを考えていたよ。思考は、容易に先走りする。

でも、実際に展開させるのは容易じゃない。それを進めるために考えている。為さねば成らぬ、そう自分に言い聞かせて考えているんだね。

昔から、道筋作って展開する段取りを考え出すのは早い。オレの弱いのは、それを実践するエネルギーが不足してんだね。





「考え出すだけで終るのか?」 そういうのが多いね。オレの案通りに進めば間違いないのにって、自分の弱点棚に上げて、よく思ったもんさ。

なんにも無いところに道を創るのが上手くて早いんだよ。まあ、謂わば司令塔みたいなもんだよ。

でも、司令塔が動かないから誰も動かない。「自信がないのか?」 自信のないことは云わない、思うさま動ける人間になりたいんだけどねえ。





天は二物を与えずって奴だね。オレは、此れでだいぶん損をしてるよ。考え出す案には自信があるんだけど自分自身に自信がないから動けないんだろうね。

「それは、情けない話しだね」 情けないけど仕方ないよ。頼りない俺が出張るより、それに強い奴が実践して答えを出す。理想的だよ。

餅は餅屋だよ、其々に得意分野がある、其れを活かして成るんだよ。「じゃあ、おまえは考えるだけか?」 そうなるね。





昔、頭は頗(すこぶ)るいいんだけど、事の解釈がへそ曲がりなために訳の解らん奴って判子押される弟に、こうしろって知恵を出すだろ、

「おまえは、何をする?」とくる。俺が行っても埒があかんから、おまえの押しで行けって云うの。「おまえは楽やのう」って動かない。

アイデアは、流れに乗ってるときが活かし時だからね、機を逃がしては意味がない。そんなのばかりだったね。「おまえが悪いのか?」 そうだね。















『日本海海戦』 これは、我が連合艦隊ではないみたいだね?









そんな悪い弱点を後生大事に今も持ち続けてるよ。「その弱点の根拠はなんだ?」 コンプレックスだろうね。

「おまえのコンプレックスって学校嫌いか?」 流石にオレの客観氏(視)だね、よく見てる。 

オレは、学校嫌いで学校を蹴飛ばした癖して、そのマイナスに捉われて社会に臆病になった卑怯者さ。本来なら馬鹿の強さで突き進むべきが男じゃないか。





オレは、その勇気を何処かに落してしまったかね? 「いや、おまえは、それを蛮勇と捉えたんじゃないか?」 厳しい視点だねえ。「感心すんな、アホ」

オレはね、馬鹿なんだけど見えないところも知恵走って見えるんだよ。先読みが的を得て外れ知らずなんだね。

「想像力が冴えておるのか?」 そうなんだよお~。敢えて馬鹿をしない知恵だね、そんなのをフル活用した結果の成れの果てが今のオレさ。





オレはね、オレが大スカン。もっと素直な男がいい。「素直じゃないか?」 作られた素直じゃないか? 「地じゃないか?」 そうじゃないか? 「何云うとんねん」

おまえが、じゃないか? ばかり云うからだよ。「おまえはな、コンプレックスを逆手にとって笑いに変えるほどの悪知恵が働く奴だよ」

そういえば、そうかも知らん、沁みこまないんだね、それがどうしたんじゃいなんて気がなくもない。ただ、頑固なブレーキにはなってるね。





「引くのか?」 そうだね、引く、控えるって姿勢が身についてしまったね。垣根は越さぬって処世術かも知れん。「分を弁(わきまえ)えるか?」















『日本海海戦』 どうもロシアのバルチック艦隊みたいだね? 此の黒色火薬ってのかね? 撃ったら煙で前方の視界が利かなくなるんだね。敗因になったね。









「それでは伸びんぞ」 背は伸びた。「それがいかんのだっ、余計な冗談云うなっ」 解っておるよ、自信が身につかん、だから伸びないんだよ。

「垣根を踏み倒して行けっ」 言うは易い。だから、垣根の向こうに繋がる道を必死に考えて道なき道を探すんだよ。

既に標識が立ってる道なんかは、大通りを歩き往く奴等のための道なんだよ。雑草覆う荒地を掻き分け、掻き分け歩いて獣道を探すんだよ。





「そんなのして何を得る?」 知恵を磨くんだよ。草や木にこすられ続けて磨きがかかるんだよ。オレの知恵は並じゃないよ。

学んで磨いた知恵じゃない、探して擦られて恥かいて拾って身につけた知恵なんだよ。価値とは、片方にだけ有るものじゃない。

なんでも対照してあるんだよ。表には裏、上には下、右には左、対極するところで価値ある人間に育てばいいと思って生きてきた。





「そんな人間になったか?」 あかん。「なんやねん、意地をみせろっ」 だから、この歳ぶら下げてでも、まだ、戦う意志力をもっておるわ。

と、まあ、そんなこと考えながらだね、次なる作戦を実行する段取りを組んでおるんだよ。まずは別居作戦だよ。

まず、奥さんと息子の引越先の物件を決めて其処に落ち着かせる。独り残った俺は、跡は野となれ山となれだよ。 「それが作戦か?」 そうだよ。















『日本海海戦』 バルチック艦隊かね? 「調べてから盗って貼れよ」 時間がなかったんだよ。









今のままでは変わらない、変える為の陽動作戦だよ。「何を陽動すんねん?」 常識ばかりで動かぬ水面(みなも)に石を放り込むんだよ。





























カメレオンの独り言-1550 『生きとし生けるものの春』

2016年01月10日 | 日記






 2016年1月10日






10度前後で寒いなんて云うのかなあ? 北国だったら暖かい温度だろうね? 暮から正月、厳しい寒さがないまま3連休が来たね。

今日は、久ぶりに頭ん中、空っぽで話しのネタが浮いて来ないよ。浮ばないから居眠りして気付いたら焦らねばならん時間になってるよ。

昨晩は飛ばしてるから今日は書かねばならん、しかし、書くことがない。こういう場合、どうすればいいのかね? 「飛ばしたらあ」 なるほど。





え~とね、今日ね、彼女が来て、毎度のようにコンビニへ付き合ったの。勘定を済ませた後、彼女がレジーで店員さんと話してるから、もう一人の店員さんと

なんの話からだったかね? ネットで占いしたら来年1月1日に大金が入りますって出たのって、云ったら、もう、手にしたみたいに「へええ~」って驚くの。

オレは、それを見たのは、この年末だったんだけど、来年1月1日を勘違いして再来年の正月と思ったからピンと来なかったの。考えたら今年なんだね。





此の正月なんだよ。元旦に大金が入るって云えば年末ジャンボと捉えるだろ? 「お年玉って歳じゃないからね」 で、まだ、見てないんだよ。

当たったら皆に封筒に万札詰めて持ってきてあげるよって笑って店を出ると、後ろから来る彼女が「わたしは1億円貰うで」って云ってんの。

いつも、オレが宝くじの話ししても「当たらへんわ」って一笑に伏すのに、今回、皆に負けじと、大きく唾つけるってことは可能性ありと見たのかなあ?





「それは、おまえがそう思いたいからだろうが?」 そうだよ。「じゃあ、俺が云ってやる」 「当たらへんわ」 ああ、そう。

なんで、当たらないほうが確率が高いんだろうかねえ? 「当たり前やないか」 本来、世に当たり前なんてのは無いんだぞ。

たまには大盤振る舞いして大赤字に泣けよ。毎度、なけなしの金払って空クジばかり買う奴等の気持ちを味わえ。ゴミを売って儲けてばかりじゃ罰当たるぞ。





















なんとか絞って1000字まで書いたね。近所に知恵遅れの少年が、いや、もう、青年だね。ちょっと、顔つきが、いかにもって感じの男の子なんだけど

いつも、スゴスゴと通り過ぎていくんだけど、オレと顔を合わせると、ニタニタ笑って馴れ馴れしくちょっかい出しに来るんだね。

一昨日(おとつい)は、事務所まで来て、なにやら一生懸命に話すんだけど、ろれつが回らない話し方だから、云ってる内容が汲み取れないんだね。





単語を繋ぎ合せて解釈するところ、大きなオッパイのAV女優に興味があるらしい。其れをなんとかしろとは意が読める。オレは、そんな人と面識ないで。

DVDと云ってる。そうか、AVのDVDを見たいのか? おまえは、パソコンしないのか? 首を振ってる。

おまえなあ、パソコンしてみろ、次から次から、もう、ええわってぐらいに出て来るぞ。「馬鹿か、おまえは、火に油注いでどないすんねん」 そうだね。





おまえ、ツタヤの郵便配達利用してんだろ? 頷いてる。それで頼めば送ってくるぞ。「あぎゃんのん」 お父さん、お母さんにバレるからか? 頷いてる。

「そんぎゃらな、自分が、ほいたらなあ、いってだらな、ええねん」 う~ん、察するところ、オレに身代わりを頼んでおるな? 

おまえも年頃だな、綺麗な女性に興味を持っても不思議はない、思いを叶えて遣りたいけれど、おまえが両親に内緒で済ませるかと問えば、甚だ、無理だろうね。





ご両親には、ご両親の考えがある。其処へは入れぬ領域だから、よし、任せておけとは云えんのだよ。














『ソフィア・ローレン』








其の日は、なにやら独りで納得したような顔で帰って行ったけど、昨日、終業間際に、また、来たよ。「こここれやっ、ほいだら、おっちゃん、わかるやろっ?」

A4紙に大きな字で書かれた女の子の名が並んでる。此の娘達は、おまえの好きなタイプの子か? 恥ずかしそう笑って誤魔化してるよ。

AV女優って書いて、其の下に6人ほどの女の子の名が書かれてる。此の中で、どの娘が一番好きや? 





書かれた名前の上に指を這わせて、言葉にならぬ声を漏らして首振って、こいつ、赤くなってるよ。欲求不満を増幅させるのか、どうかは知らんけど

こんな話しは、心が弾むね、解る範囲で相手になってやる。しかし、おっちゃんはね、おまえと同じだよ、此の子等は知らんで、どんな娘かなあ?

「オッパイ、大きいっ、可愛いっ」 そうか、おまえのほうが、よう、知っとおるなあ。なんか、嬉しいのかねえ? 顔を赤らめてニタニタ笑ってるよ。





男に生まれたら女の子に興味を持つ、女も然りだね。何かの記事で読んだ覚えがある、この子のような人たちの欲求を晴らしてあげる女性が居るらしいね。

表には出ない奉仕なんだろうね、善いとも悪いとも云えないけれど生きる喜びを知る機会を潰すことは要らん。

人は、春を知って、夏を笑って生きて、秋に心で泣いて、冬に人生を振り返って幕を引く、生きとし生けるものの思いは、皆、同じなんだろうね。

































カメレオンの独り言-1549 『映画 ボヴァリー夫人とパン屋』

2016年01月09日 | 日記







 『ボヴァリー夫人とパン屋』  2016年1月9日







『ボヴァリー夫人とパン屋』 舞台となるフランス、ノルマンディーの田舎の風景が綺麗だね。望遠レンズでボケて見える背景のよう彩りを思わせるよ。

「ボヴァリー夫人』ってのは、フランスの官能小説の題名なんだね。そんなの知らないから、ほんわかしたような映画と思って観たんだけど 

ほんわかとはしてんだけど、映画でも同名のボヴァリー夫人が夫の眼を盗んで、若い男と大胆して、其の上、昔の男も出てきて拒絶してんのに危なっかしい。























 『ボヴァリー夫人とパン屋』











いい歳したパン屋のおっさんが一目惚れして、愛読する小説「ボヴァリー夫人』の顛末を、其の夫人に被せて気を揉んで男たちの間で独り妄想してる。

夫の優しさに気づいて目が覚めて出直そうとした、矢先、パン屋のおっさんが作ったパンを喉に詰めて夫人は窒息死しちゃうんだね。

自分のために人が介在するのか、人のために自分が介在しただけなのか結果で解る事の成り行きってのがある。そんな運命を感じさせる女性だったね。





















もうちと夢のある綺麗な筋立てで描いて欲しいね、背景の美しさが虚しくなるよ。大人の映画は書きにくい、「おまえも大人やろ?」 そうだけど。










7/11(土)公開 『ボヴァリー夫人とパン屋』 予告篇














『ジェマ・アータートン』










『ジェマ・アータートン』










『ジェマ・アータートン』








ジェマ・ボヴァリーを演じるジェマ・アータートンって女優さんは、美人ってんじゃないんだけど肉感的な色っぽい女性だね。

一目惚れするパン屋のおっさんが夫人を見詰る目つきはなんかコワイよ。亭主が眼の先に居ても変わらない、もうちと芸をせいよ。すぐにバレるで。

オレなんか、長い間、若い彼女と付き合ってるけど、そんな目つきでは、とてもよう見んで。歳らしい遠慮ってもんがあるよ。














『ボヴァリー夫人とパン屋 原題 GEMMA BOVERY』 2014年 フランス映画









映画を観ていて、愚かな自分を見るような気持ちになったよ。こうして二人して木漏れ日の下、肩を並べて歩いてりゃいいのさ。
































カメレオンの独り言-1548 『好きこそ物の上手なれ』

2016年01月07日 | 日記







 2016年1月7日







暮から正月にかけて映画 『あの日の声を探して』と『カリフォルニア・ダウン』 を観たついでに駄文を更新したんだけど、お休みって断わっていたので

見て貰ってないみたいだね。「そらあ、おまえが悪いんだよ、しかし、なんで、観てないって解る?」 編集欄の解析を見ると解るんだよ。

お正月だから、休みは、休みなりに忙しいところもあるからね、帰省だ、初詣だ、お客さんだ、お節だ、酒だ、ビールだ、テレビだって目白押しだよ。





尤も、いつかは観て貰えるだろうけどね、お正月の挨拶ともども書いたから、今が見頃ではないかいなと思うんだけど、どうでしょうか? 「知るか」

でも、新しく、このブログに行き当たった方々が、次から次へと読んで頂いてるみたいで、休み中は、訪問、閲覧数ともにうんと増えてるんだね。

解らんもんだねえ。常連さんがお休みの時は、新しい人たちが変わりに見てくださるよ。235万強のブログの件数の中から行き当たるご縁のある方々だね。





「おまえは、今、どの辺りに居る?」 この一週間ほどは、1千程上がって2~3千台の位置に置かして貰ってるよ。

オレの此の駄文が235万強のブログの件数中、2~3千位台だぜ、信じれるか? 「不思議だね」 オレも、そう思う。

昔をご存知の方々も、「そう思ってるだろうね」 這い上がる喜びだよ、数集めなど一切しないで書きまくって這い上がる、これが堪らん味やねえ。





「ズドンと落ちたら?」 うっふふふ、なんのお~書いて書いて書きまくって、また、這い上がるまでさ。これがあ~実にしんどくても堪らん味やろねえ~。

なんて、馬鹿を書きつつ、休憩がてら解析を覗いたら、喜べ、皆さんが帰って来たよ。遡って読んで貰ってるよ。ざまあ見ろ、帰って来た用心棒だよ。

「皆さんが用心棒か?」 そういうことになるだろうねえ。「三船敏郎か?」 クリント・イーストウッドもいるよ。「栗塚旭もか?」 古いねえ~。
























今日は、午前中は暖かかったけど午後になると空を雲が覆って少し気温が落ちたかな? 寒くなってきたよ。

こうなって来ると地球が、この先、滅びても暖かいほうがいいね。滅びるのは先々の話しだしね、今が大事だよ。「勝手なおっさんやね」

気も身体も平日に馴染んできたかね? しようもない。「なんで、しょうもない?」 流されるがままだね。でも、今年は、流れを変えて見せるよ。





其れより何より、なんでこんなに眠たいのかね? 夜中は死んだみたいに寝てるのに矢鱈と眠たいんだよ。

欠伸の連発で、ちょっと動きを止めるとス~と睡魔に落ちるね。で、カックンと跳ね起きて、頑張るんだけど、また、カックンと跳ねてんだね。

歳食うと眠れないって、よく聞くけど嘘やでえ~。寝て寝て寝まくりたい欲求があるんだけど、休みの日は、パッチリ目覚めて寝直し利かないんだね。





「休みにがっつくからだろ?」 それもある、寝てるのが惜しい。「仕事の日は?」 起きるのが惜しい。「情けないねえ~」

オレは、好きな仕事をするべき人間だったのね、「誰でもやろ?」 オレは、特にだよ、大失敗だよ。

好きなことしてたら喰うのも寝るのも休憩するんのも忘れてるよ。歳とるのも忘れるよ。朝の目覚めもいいからね。仕事の日でも寝てるのが惜しいよ。























好きなことに向き合って生きるってことは、苦しむことが快感なんだよ。其れを克服することが喜びなんだよ。

だから、オレは、なんとか成った奴を尊敬などしない、ただただ、幸せ者だなあ~って思うんだよ。いい星の元に生まれたんだろうね。

尊敬する人は、その逆を生きて負けなかった人だよ。自分に克った人だよ。そう思って生きてるから、オレは負けそで負けないんだよ。





「で、なんで、ここでツタヤなんだ?」 知らん。「おまえって変わってるねえ」 写真を探すのも大概しんどいんだよ、まあ、お世話になってるし。





























カメレオンの独り言-1547  『映画 キングスマン』 一世(いっせい)を風靡(ふうび)する魅力あり。

2016年01月06日 | 日記







 『映画 キングスマン』  2016年1月6日








新しいスタイルを創り出したね。一言、素晴らしい。英国紳士のシークレット・サービスが矢鱈と格好いい、これでなければいかんのだよ、映画は。

観るものの胸が躍るような爽快感と溜飲下げてスカッとする醍醐味だね。そして、あくまで格好良くだよ。

主演のコリン・ファースという人の出演映画は、『英国王のスピーチ』以外では観てないんだけど、これに限って云えば全くの別人だね。











  『007ジェームズ・ボンド (James Bond)』 ショーン・コネリー











1962年に公開されたイギリス映画『007 ドクター・ノオ』(当時は、邦題の007は殺しの番号)007の第1作だね。

ショーン・コネリーが英国情報部の諜報員007ジェームズ・ボンド (James Bond) を演じて人気大爆発を起こしたよ。何が当たるやら解らんね。

其れまでにはなかった格好良さなんだろうね。英国女王陛下の007って後ろ盾を冠してエリートのジェームズ・ボンドが遣りたい放題なんだね。













『007は殺しの番号』 1962年イギリス映画  ショーン・コネリー








「それはええ意味で云ってんか?」 そうだよ。「遣りたい放題なんて云ったら傍若無人に聞こえるぞ」 それに近いよ、007は殺しの番号だぜ。

原作のイアン・フレミングが創り上げた男の嗜好品をそのままに紹介して、さも実在するかのように宣伝しまくる。

腕時計は、 ロレックス、オメガ。スーツは、 サヴィル・ロウ、トム・フォード、ブリオーニ、アルマーニ。ワイシャツは、 ターンブル&アッサー。





革靴は、 ジョン・ロブ。眼鏡は、ペルソール(サングラス)ライターは、 ロンソン、エス・テー・デュポン。葉巻は、 モーランド。なんて嘘っぱち。

そして、車は、アストン・マーチン。射撃、格闘技に秀でて英国海軍少佐だったかな?中佐だったかな? 表の肩書きも遜色がない。

そして、モテまくりの色事師でダンディで脚が長い、もう、ないか? 兎に角、俺ほどの奴は何処にも居ないって男なんだよ。





そんなのが颯爽と出て来たもんだから世界中は、もう、半狂乱だよ。「どう半狂乱やねん?」 誰も彼もが憧れの男なんだよ。創り上げるってことはそういうことさ。














『キングスマン』 コリン・ファース








この『キングスマン』には、そのときの007/ジェームズ・ボンドと合い通じる魅力が充満してるよ。男の夢が詰まってる。それが素晴らしい。

007のようにシリーズ化するつもりかどうかは知らんけど、して欲しいと思わすね。理屈じゃない格好良さに酔わせろ。

云っとくけど、この魅力は、コリン・ファースがばら撒いたって事実を忘れてはいかん。なんで、殺しちゃったの? 後を継ぐタロン・エガートンでは持たない。





まあ、映画だから、どうなとなるから面白い。死んだ奴も生き返る世界だからね。『キングスマンは2度死ぬ』なんて云って戻って来い。

冒頭、ヘリの両脇のロープにぶら下がり古城を攻撃するシーン、城壁が爆発して瓦礫が飛び散る、向い往くヘリから見て転がり来る瓦礫が

フォントになってタイトルに化ける仕掛けが斬新やね。映画の出来は初っ端で読める。こらあ~おもろいわ、となる。





何処だったっけ? 辺り一面雪景色、絶壁に建つ山小屋、誘拐された学者が屈強な男たちに見張られて軟禁されてる。其処へドアをノックして男が

「砂糖を分けて頂けまいか?」と訪れる。怪しむ屈強な男の動きが早いか、訪れた紳士風の男が早いか、目にもとまらぬ早業でサイレンサーを撃ちまくり

屈強な男たちは、ことごとく床に這っている。この紳士風の男も格好いい。キングスマンのメンバーなんだね。













『キングスマン』 ジャック・ダヴェンポート







でも、この格好いいキングスマンを惜し気もなく縦真っ二つに切り離して殺してしまうんだね。「縦真っ二つ?」 そうだよ、ビシッて音とともに

顔面を縦に血筋が走り、ズレて二つに割れるんだよ。両脚ふくらはぎから下が無い脚に恐怖の義足を着けた怖ろしや、女殺し屋の仕業。

最初から最期まで義足としか思えないよ、精巧なる特殊撮影なんだろうね。ソフィア・ブテラって云う女優で身のこなしはダンサー上がりかね? 













『女殺し屋 ガゼル(ソフィア・ブテラ)』





『ソフィア・ブテラ』 これは、ダンス映画の一場面かな? 「此の通り、足はあるわよ」だって それにしても関節異常じゃないの?







実際は、ちゃんと脚があるよ。もう、映画に不可能はないで。

ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているハリー・ハート(コリン・ファース)。

ある日、組織の一員(ジャック・ダヴェンポート)が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになる。














『キングスマン』 ハリー・ハート役のコリン・ファースとロンドン、サヴィル・ロウの高級テーラー「キングスマン」









ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたエグジー(タロン・エガートン)をキングスマンの候補生に抜擢する。

キングスマンメンバーが各自1名選出して7名の候補生が集まる。生命保証なしの特訓を受けてエグジーと女性のロキシーがキングスマンに成る。

一方、その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が、前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。





此の首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)のボディガードを兼ねた殺し屋がソフィア・ブテラが演じるガゼルなんだね。

キングスマンを真っ二つに割ったのは、義足のヒールに当たる部分に仕込まれた鋭利な刃物なんだよ。此の娘の脚捌きが凄い、クネクネ、シャッシャシャッだよ。

「なんやねん、それは?」 身のこなしが並じゃない、止められへん速さやで、ダンサーでないととても無理な動きをする娘(こ)だよ。





エグジー(タロン・エガートン)の父親は、キングスマンの一員で、エグジーが幼い頃、破裂寸前の手榴弾に身を伏せ仲間を救って死ぬ。

妻は、やがて、落ちぶれて粗野な男の女になり荒んだ生活の中、エグジーは成長して青年になってる。とんでもない野蛮な義理親なんだね。

義理の親父の仲間といざこざを起こし警察に逮捕されて監獄送りになるところをハリーに救われる。














警察からエグジーを釈放させて 「君のお父さんには、命を救って貰った」 











「おっさん、怪我するぜ」 話は通じない。











ハリーは、「失礼」と云って席を立ちドアに向う。











「マナーが」 「作るんだ」 「人間(紳士)を」 こういう手合は身体に教え込まないと解らないって感じだね。









酒場で話していると義理の親父の仲間たちが現れる。エグジーに仕返しに来たんだね。ハリーは落ち着いて「わたしが此れを呑むまで静かに願う」

「おっさんは黙って消えろ」 ハリーは身のこなしは紳士然として 「失礼」ゆっくり出口に向うとドアの前に立ち止まり、ドアの錠差しを止めつつ

「マナーが」 「作るんだ」 「人間(紳士)を」と順に鍵をかける。振り返る男たち、エグジーも展開がヤバイほうに向ってるから困るんだね。





「意味が解るか?」 背後に迫る男たちに「では、教えよう」 傘の柄で引っ掛けたテーブルのグラスをすっ飛ばす、男たちのリーダー格の額にストレートで

炸裂、ぶっ倒れる、5人の男が暫し、呆然、立ち尽くしてると 「一日立ってる気か?」 ハリーが歩み寄っている。一人の男が拳を振り上げる。

このシーンは、目が覚めるね。奥歯が飛んでいく、男も飛んでいく、暴れても、あくまで紳士然として桁外れに強くて格好いいんだねえ。エグジーも唖然。














『キングスマン』 マイケル・ケィン








キングスマンのリーダー役をマイケル・ケィンが演じてる。此の人も爺になったね、かの『ズール戦争』では、若い将校を演じて名を馳せた。

1964年だね。もう、52年が経ってる。其れを映画館で興奮して観てたオレも同じく歳を喰った。こいつと違って、オレは進化が止まったままだね。

順調に財を成したイギリス人だね。人間を血統で価値付ける貴族主義の爺を演じてる。「貴族も廃れて力もない」ってハリーに戒められてる。





人間的には成長しておらんね。「映画の中でやろ?」 『ズール戦争』の将校ブロムヘッドは貴族出身だったよ。垢抜けた軍服姿で優雅なもんだよ。

スタンリーベイカーの演じる工作隊の隊長ジョン・チャード中尉は平民だったよ。「関係ないやろ」 

野蛮な土人どもと戦って人間を知るんだね、いい勉強をしたよ。しかし、ビクトリア勲章を貰ってもとに戻ったかねえ? 「なんの話しやねん?」 














『ズール戦争』 1964年イギリス映画  マイケル・ケィン スタンリーベイカー








ハリー・ハート役のコリン・ファースが前半でキングスマン組織と敵の存在をも明るみにしてスマートに小気味良く展開させるね。

しかし、敵の罠に嵌まって教会での集団大乱闘で殺して殺して殺しまくって一人生き延びた後、ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)に射殺される。

この映画が15歳制限がついたのは、このシーンのためだろうかね? 集団大乱闘ってのは、映画を安っぽくする馬鹿らしさが露呈し易いんだけど





此の大乱闘は、よほど、眼を凝らさない限り興醒めさせる馬鹿らしさがないね。男は勿論、女も婆も隔てがない、撃っては殺し、刺しては殺し、

殴り飛ばして蹴り飛ばして容赦が無いんだね。ハチャメチャなんだけど正確に致命傷を与えてる。

ハリー・ハートが狂ったんじゃなく、ヴァレンタインが操る秘密兵器が人々を凶暴にするんだね。人類の減少によって地球を救う新兵器の作用なんだね。





こうして説明すると内容の馬鹿らしさが、それこそ露呈するんだけど、さに非ず、物語の流れは荒唐無稽なのにスマートなんだよ。007と同じだね。

悪の考えることは、みんな似たようなもので、とんでもないことを尤もらしく進行させるんだね。

ハリー・ハート亡きあと、エグジーとロキシー、それに教官のマーリン (マーク・ストロング)の3人が悪に挑む後半に繋がる。













キングスマン養成の教官 マーリン (マーク・ストロング)







まだ新しい映画は、下手な紹介でも最期までは書いてはいかんからこのぐらいにしておこう。此の映画はホンマにスマートで面白いよ。

ラスト、字幕が流れた後のエピローグ、義理親や仲間たちが酒場に巣食ってる。エグジーが、ハリーのようにダンディにスーツ姿で現れる。

暴力で母親は青あざが絶えない。「何処に隠れてた?」なんて義理親が馬鹿にする、エグジーは不敵な笑みを浮べつつドアに向き直り、





ドアの錠差しを上げながら、「マナーが」 「作るんだ」 「人間(紳士)を」と、云って鍵を閉めるんだね。













ロキシー(ソフィ・クックソン)









ロンドン、サヴィル・ロウの高級テーラー「キングスマン」は、何処の国にも所属せず秘密裏の活動を行い数々の難事、テロを解決する、スパイの本拠地









ハリー・ハート(コリン・ファース) エグジー(タロン・エガートン) 諜報員が身につける秘密兵器の数々が陳列されてる









ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン) ガゼル(ソフィア・ブテラ) 









ハリー・ハート(コリン・ファース)


























映画『キングスマン』予告編













イギリス映画『キングスマン(Kingsman)』 (The Secret Service) 2015年公開 イギリス映画 






























カメレオンの独り言