『ゼロ・グラビティ』 2018年3月11日
此のところ、映画でも観んことには書くこと無いから、どないしようかいなと困ってます。映画を観ると、其れに付随して思い出すことも
あるんやけども付録みたいな感じで流してしまうね。愉しいことなんかで話題を続けるなんてのは、オレには不似合いかして
話の糸口を掴む材料がないに等しいよ。下手糞なカメラ持ってウロウロしたら、なんか出てくるかいな? 「腹立つんとちゃうか?」 かもね。
あと、暫くしたら部屋ん中も暖かくなってきて、氷を踏んでるような冷たさから解放されるかいな? ホンマ、足先が冷たいのが難やね。
なんでも我慢が身に着いてるから、其れまで待てば済む話ではあるんだけど、あまりにも芸のないことやね。
そこで、ハタと気づいてアマゾンを覗いてみた。ダウンでできたスリッパ、フワフワと温そうやないの? 1000~3000円程度。
スリッパのようなものから靴下みたいなものまであるんだね。2500円で見るからにダウンを靴下状にしたような履物がある。
こんなのを見ると、着古して羽根が抜け飛ぶデサントのダウンジャンパーを捨てなきゃ良かったのにと思うよ。
長い間、押入れに仕舞ってたんだけど引っ越しの時に処分してしまった。高級ダウンのリバシブル、袖はなんともなってなかったから
袖だけ切り落として靴下に応用すべきだったよ。何でもいつか役立つと思うから捨てずに仕舞って置くのは悪くないんだけど、物置がある訳じゃ
ないから押入れの中がゴミのテンコ盛りみたいになって貧乏臭くなっていく。貧乏臭いのはオレ自身だけで充分だよ。そう思って処分した。
ダウンのスリッパのレビュを見てるとフローリングの部屋ってのは足先が冷えるって、皆さん、仰ってる。
オレは好きじゃないんで暖房は滅多に点けないから足先冷えると全身に及んでブルッルルルって身を震わせて寒い。
一旦、暖かかな日々を過ごすと、ぶり返した寒い日は余計に堪えるわ。小ぶりの毛布を脚に巻いてんだけど動きが制限されたようで鬱陶しいんだね。
今回はお気に入りに入れて置こう。次の冬まで待つべき時期には来てるからね。また、暖かくなるって予報も出てる、我慢で済まそうか。
『ゼロ・グラビティ』
今日(10日)は、いい天気だね。洋間のベランダガラスドアからお日さんが差し込んで足先も冷えないよ。
近くで、小さなコーム(櫛)を買って胸ポケットに入れてる。バーコードを気にせねばならんとは情けないけど櫛で梳かすってのは意外と
気持ちのいいもんだね。スウッ、スウッと髪の毛が素直に流れて馴染んでるよ。鏡で試してみて納得してる。オールバックが簡単だね。
ブラシでしか梳いたことがないから新鮮な感覚ではあるね。髪が薄くなったぶん、常に落ち着いていて嫌いじゃないね。
此れから暑くなっていくとお気に入りのニット帽も被れない。汗をかいて髪の毛が濡れるとバーコードになるのが気になって
コームを持つようになった。男の身だしなみ、クソ。
『これは、国際宇宙ステーションの観測用モジュール「キューポラ」のガラスにできた7mmのキズ』
此れは宇宙のゴミが当たってできた疵。もちろん国際宇宙ステーションのガラスは何層にもなっているので直接的な危険はない。
吃驚するのは其のゴミのサイズ。これはおそらく数ミクロンの小さな塗料の剥がれか、金属の極小な破片によってできた疵だと欧州宇宙機関の
説明にある。地球では目に見えないほどの数ミクロンのものが、軌道速度ではこんなに大きな損傷を与えるらしい。
此れは小さなキズだが、大きなゴミはもっと深刻なダメージを与える。わずか1cm以下の大きさのゴミでも、衛星の機器や飛行システムを
完全にダメにしてしまう。1cm以上のゴミは国際宇宙ステーションのクルー・モジュールの甲板を貫通してしまうし、
10cm以上のゴミになると衛星や宇宙船自体を粉々に破壊してしまう。宇宙は地球とは環境が違いすぎて甘くはないってことらしい。
2013年公開の 『ゼロ・グラビティ』 アマゾンプライムで、昨晩、何度目かね? また観たよ。
ロシアが自国の衛星をミサイルで破壊した際に出た破片が宇宙空間を漂っているとの連絡が入る。現時点では、その破片が自分たちの
ところまで来る可能性は低かった。船外活動で宇宙ハップル望遠鏡を修理している博士(サンドラ・ブロック)は何度も調整してはデータを
送信するが、なかなかデータが送信されず何処が悪いのか解らず修理に手間取っていた。そして事態は急変する。大変なドジ女やね。
『ゼロ・グラビティ』 2013年公開 アメリカ映画 サンドラ・ブロック ジョージ・クルーニー
衛星をミサイルで破壊した破片群が別の衛星に当たって二次的に被害が広がり、其の破片群が、同じ地上600kmの上空で地球を周回している
スペースシャトルの軌道に入ってしまう。スペースシャトルのチームを率いるマット(ジョージ・クルーニー)は、
すぐに船外活動を中止してシャトルに避難するように指示するが、サンドラ・ブロックはもう少しで作業が終わるといい船外に残ってしまう。
気が付いた時には、破片群は、もう避けられない位置まで襲来していた。無数の破片が時速3万2000kmで襲いかかって来るんだね。
凄まじいゴミの襲来は、修理していた望遠鏡はもちろんのこと、シャトルでさえも甚大な被害を被ってボロボロの上、
アームも破壊されて振り回されてサンドラ・ブロックは、一人、宇宙空間に放り出されてしまう。まあ、緊急事態を甘くみた報いだね。
地球を下に見、上に見、クルクル回転して止めようもない。身から出た錆と諦めて仕方なくクルクルクルクル飛んで行け。
ジョージ・クルーニーの言葉で冷静さを取り戻したサンドラ・ブロックは、現在地をマットに知らせ助けに来るのを待つ。数分後、彼女を見つけた
ジョージ・クルーニーが助けにやってくる。酸素残量が問題だね、酸素残量が9%しかない。視界に広がる大宇宙、美しくも奇々怪々なる地球を
其れどころじゃないけど形容し難くも見てしまうのは仕方ないね。酸素残量に慄きながら海の底で身動きできないのに空を見上げるのと同じだね。
『ゼロ・グラビティ』
『ゼロ・グラビティ』
ジョージ・クルーニーは彼女を命綱で繋ぐとシャトルに戻るんだけど、シャトルはゴミの襲来でボロボロに全壊されていて他の乗組員らは
死んで船内を浮遊してる状態。船外に放り出されたのかね? 宇宙服装備で浮遊するクルーを引き寄せると
ヘルメットのガラス突き破って顔面突き抜けて向こうが見えている。数ミクロンの微小な塵が突き破ったんだろうね。
絶望的な状態になってしまった。嘆いても悔やんでも元には戻らない。ISSに往けば脱出の可能性がありそうなことを云ってる。
ISSって、何だったかね? 人工衛星のことだろうね? 兎に角、其処へ二人は向かう。
こんな状態で、何をしようというのかね? とんでもない迷子じゃないか、行方不明の典型じゃないか。でも、帰るべき所は目の先に見えてんだね。
ISS目前でジョージ・クルーニーの噴射用燃料も尽きる。二人は体当たりする勢いでISSに加速度に乗るようにして突っ込むんだけど
しがみつこうにも勢いが止まらない。今度、離れたら永遠に戻れない。二人は必死にしがみつこうとするけど思うようにいかない。
サンドラ・ブロックは偶然に浮遊する紐に足が絡まって止まる。ジョージ・クルーニーはISSの機体を掴めず離れ行くが、辛うじて
サンドラ・ブロックと繋がる紐を掴み持つ。加速がついてんだろうね? 紐が一杯に張られて彼女の脚に絡まる紐がズルズルと滑り外れようと
してる。 ジョージ・クルーニーは、「此のままでは、二人とも飛ばされる」 そう云って、
辛うじて二人を繋ぎ止めてる紐のジョイントを切り離す。 どうにもならない。一度、勢いついたら絶体に止まらないんだね?
ジョージ・クルーニーは、彼女に永遠の別れを告げて宇宙の彼方へ飛んでいく。 「なんでやのん? なんでドジ女が助かるのん?」
『ゼロ・グラビティ』
『ゼロ・グラビティ』
人の宿命(さだめ)ってのは解らんもんさ。善い人だから救われるなんて約束ないからね。自分のドジから始まって皆殺しにしても助かる奴は
助かるもんなんだよ。ジョージ・クルーニーは、大宇宙のゴミとなって地球の周りを周回するんだろうね。
そんなことになっても幽霊なってでも助けに現れるなんて、なかなか出来ないことだよ。 「幽霊じゃないだろ?」 似たようなもんさ。
『ゼロ・グラビティ』
此のジョージ・クルーニーって男前の役者ね、此の人は、まだ無名の頃から、ずっと助け合って付き合い続けた14人の友達に、
今の自分が在るのは、彼らのお陰だと感謝の気持ちを込めて一人づつ一億円を贈ったって人だよ。
其の友達たちが鳴かず飛ばずの生活をされていようがいまいに拘わらず、誰しもが幸せになって欲しいとの想いの動機らしい。
道理で情の濃さそうな顔してるよ。そんな男だから宇宙のゴミにさせられても恨み言一つ云わず幽霊になってでも人の無事を導くんだろうね。
「おまえ、芸能界のことは興味ないわりに物知りだね?」 うん、いつだったかね? ネットのMNSニュースに目を通してたら
記事で紹介されてたよ。 此の 『ゼロ・グラビティ』を見てて思い出した。
『ゼロ・グラビティ』 ジョージ・クルーニー
映画を観た皆さんが、大宇宙の素晴らしさに酔われたようでレビュで口を揃えて仰ってる。たしかに凄い光景ではあるね。
でも、オレの場合、こんなのは映像の世界で充分だよ。何故か? いつも空を見上げれば大宇宙が見えてるがな。太陽も月も星も其処に在る。
幸い、地球には、まだ、酸素は充分残ってる。顔を突き抜かせるような凶器の塵も飛んで来ない。そして、美しい青い地球の上に立ってるよ。
Gravity - Official Main Trailer [2K HD]
GRAVITY Extended Trailer