『The Gunman (2015)』 2016年2月28日
時折、過去に書いた駄文を読み返して「馬鹿だねえ」と思うんだけど「う~ん、なるほど」って頷く自分も居るよ。
考えたらオレが書いたんだね。ケッサクだよ。オレには、記憶力なんて無いに等しいから、みんな忘れてるよ。
その時、その時、思いついたことを、そのまま書いてる。とりように依れば正直な人だね、書かずにおけばいいことも書いてるよ。
「人って、自分のことだろ?」 今はなき過去の人だね。「またや、過去も今もおまえや」 そんなことはどうでもいいの。 「ええことあるかい」
こんなのも居るんだなあって思われてんだろうね。そう、こんな奴も居るんですよ。世の中は広いからね。足元で蠢(うごめ)いて生きている。
世界地図で見れば小さな島国で端から端まで一目で見ることが出来るね。でも、実際は、自分の居場所から見れば近所しか見えない。
見えない処が圧倒的に多い中で情報を頼りに地図で見渡す如くに解ったつもりで生きてるね。大局に視点をおき過ぎて足元を見ない。
会社は、大きなビジョンで仕事に取り組む姿勢が求められる。現役で浸透する。退職で近所に戻る。架空の大空から現実の足元へ戻るね。
近代戦に召集された兵士と同じだね。戦場と平和な母国の落差に戸惑う除隊兵士、足元の近所でさえ迷わずに居られなくなる退職者。
身を預けて生きたなれの果て、足手まといと切り離されて仲間外れ、元居た近所に馴染めない、架空の大空は誰のためにあった?
と、まあ、企業戦士の終焉を、こんな具合に喩えられることがあるね。ふざけるなっ、そのぶん、架空の空を舞って優雅に生きて来たわい。
これからも蓄えや年金で優雅な老後が待っている。そうあるべきだね。なのに、そうでない人が少なくないのも事実だね。
人生は事実であって理想ではない。決まっていないんだね。退職と同時に亡くなられた人を複数人知っている。
退職に至るまでに廃人同様になった人が多いんだよって聞いたこともある。生きるということは、皆が忌み嫌う戦争と同じなんだね。
足元で爆弾破裂するか銃弾が頭を吹っ飛ばすかの地獄の中でも生き抜く奴も居る。平和でも戦争でも状況は変わらないものがあるよ。
と、まあ、ここまで書いたけどやめた。「なんやねん、落ちを入れんかえ」 貧乏人しててもね、マイナス思考は、あまり好きじゃないんだよ。
そうせざるを得ないから始まってる人が圧倒的に多い。報われるよ、捨てて生きた分、報われて然るべきだよ。
「なにを捨てた?」 誰しもが持っていた其の人、其の人の夢だよ。こう在りたいとの想いだよ。
「じゃあ、なんで書き出した?」 云ってるだろ、思ったことから書き出すんだよ、しかし、話の流れが気にいらん。
「じゃあ、消せ」 馬鹿かあ~こいつ? 一から書き直すより二から始めた方が完成は早いだろ。
苦労を知らんなあ、おまえは? 「苦労じゃなくて、単なるズルだろ?」 そうとも云う。「地に蠢いてろ」 人間が滅びてもゴキブリは生き残る。
今日も、中2の三人娘が学校からの帰りにキャッキャッと騒いで事務所に入って来たよ。テスト終わるまで続くみたいだね。
「★★ちゃん、昨日の約束は?」 ああ、しまったね、すまん、今日はね、昨日と同じく肉体労働してたから時間がなかったんだよ。
「チョコが欲しい」って、昨日、云ってたね。オレも調子いいから、あいよって安返事したかねえ~? 「した」 ああ、そう。
飴ならあるよ。「飴よりチョコがええねん」 そうか、じゃあ、明日は買っといてやろう。「ホンマやで、ほなあ、飴」 喰うんかえ?
「なにを云うてんねんや?」 また、新聞配達のおじさんが覗いてるよ。「ああ、おっちゃ~ん」 後ろから連れの子が声かけてる。「おう、おう」
おませな中2の女の子は、このおじさんが苦手なのかして窓際から離れてす~と場所替えしてる。
「おっちゃん、チョコが欲しいっ」 連れの子が、ねだってる。こいつも、計算高い奴で、キモイとかクサイとか陰で云いまくってるのに愛想がいい。
そんなの知らないから、おじさんはバイクの籠からチョコを取り出し 「あいよ」 気前がいいね。「おっちゃ~ん、ありがと~」 声だけ。
あとは知らん顔して3人で向こう向いてはしゃいでる。なんちゅう奴等や。 おっちゃん、飴あるで。「二つ貰っとこ」 横っちょにマルコメミソが居る。
「なんやねん、そのマルコメミソって?」 お味噌のコマーシャルにくりくり頭の男の子が出てるのあるだろ? よく似てんだよ。「飴か?」 頷いてる。
そら、持って行きって袋ごと出してやる。「これが欲しいんかえ?」 なんか云ってるね。「要らんのかえ? はっきりせい」 恐がっとるやないか。
このおっさんのいかんのは、女子にはネコナデ声で喋るのに男の子には高飛車になりよるんだね。「行ってまいよった、ハッキリせん奴や」 可愛そうに。
このおっさんの大人気ない処が着いていけんわ。もうちと、分け隔てのない姿勢ができんかね? 3人娘が 「★★ちゃ~ん、帰るわあ」 おう、
「★★ちゃん、バイバイ」 「★★ちゃん、ありがと」って行くのはええけど、おっちゃんにも云うたれよ。チョコ貰ったんだろうが。
「★★ちゃん」 おませな女の子が小指を出して 「約束やで」 小指を絡めて、あいよ、「ほなあ、帰るわ、バイバイ」
「昔と違ごうて、みんな大きくなったから嵩高いこっちゃあ」 だんだんとオレたちは、崖っぷちに追いやられて行くんだよ。「ホンマやなあ」
煙草買いがてらチョコも買ってきて引き出しに仕舞ってたら 「★★ちゃん」 おませな女の子が着替えてステップ踏んで、また、来たよ。
おう、「コンビニ行くねん」 おやつを買いにか? 「うん」 試験勉強に甘い物はいいらしいよ。「コンビニ行くねん」 うん?
こいつ、お小遣いか? 笑ってるよ。ポケット探ると、おう、500円玉があるわ、「ありがと」 「★★ちゃん、戻って来るから居ててや」
あいにく、仕事が入って場所を離れてる間に戻って来たみたいだね。おませな女の子は、オテンバだったけど、最近は、おっとりしたね、
高校生になったら綺麗な娘さんになるだろうね。オレは、子供が出来るなら女の子が欲しいって思ってたけど、今の息子が可愛い子だったから
忘れてしまった。今になったら、代わりに沢山の女の子たちが 「★★ちゃん、★★ちゃん」って寄って来てくれるよ。
「★★ちゃん」 おう、すまん、すまん、仕事で出たよ。「家へ帰って、また来てんで」 そうか、ア〇〇、どちらがいい? 好きなほう持って帰れ。
さっき買ったチョコを差し出すと 「こっち」 喜んでるよ。なんだらかんだら話してる、幼い頃は、オレの膝にちょこんと座って 「お話しして」って
正座姿勢で待つんだね。 ちょっと、エロっぽい話をすると、ニタア~て笑うんだよ。それがおもろかったねえ。
もう、背は160超えてるね、綺麗な女の子になったよ。「ほなあ、★★ちゃん、勉強頑張るわ」 おう、そうしい。 「バイバイ」
臭い、身体に悪いって煙草を目の敵(かたき)に排斥するのに、車が歩道を突っ走って次から次へと歩行者を跳ね飛ばしても車排斥の声は挙がらない。
挙げようにも挙げられないから諦めてる。実際は、目も当てられない悲惨なことになる。煙草どころじゃないよ。
あちらこちらで、うかうか歩道も歩けない事故が起こってる。ついに大阪の番が来たね。
鉄の塊を人が走らせて人が止めるんだけど、其の人がおかしくなったら鉄の塊が自分で走る。障害物に当たるまで走り続ける。
走らせていいから車体をプラスチックにして布団で巻いとけ。そんなもん誰が乗りたい? 知るか。
歩道に柵はもとより歩道の出入り口に誰でも 「気づきやすい」車止めを設けることだね。気づきにくいものは躓いて怪我して藪蛇(やぶへび)になる。
『ショーン・ペィンのガンマン』 この映画も面白そうだね。
The Gunman (2015)
The Gunman Official Trailer #1 (2015) - Sean Penn, Javier Bardem Movie HD