カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1280 『冷めてひび割れても、思いは思い』

2014年11月16日 | 日記







 111月16日








午後5時、仕事を終えて外に出て一服しながら陽が沈み行く西の空を眺めていたら「うん?」って気がついた。

薄くオレンジ色に染まった夕暮れの空にライトを照らしたような小さな光が、此方の東の方に向って来てる。

其の光の此方側には、南北に延びた電線の位置が変わらずあるから、視点を変えずに居れば、光は上昇するように見えて近づいてるのが解る。






ジェット機かな? 沈むお日さんに反射して光ってるのかなと思ってたの。でも、反射光にしては照りかたが納得いかないんだね。

通りすがりの顔見知りの奥さんが、こんにちわって挨拶されるから、奥さん、あれは何ですかね?と指差して教えてる。

「あっ、あれ、光ってるわあ」 こっちへ来てるんだわ。奥さんもじっと見てる。暫くするとフワア~と消えたの。「あら、消えたわ」






さっきから、こっちへ向って飛んできてたの。視界を遮る雲は上下にあるけど光の位置には無い。消えた位置に機影など無い。あれええ~?

「いやあ、おかしいわ」って、笑って奥さん、行っちゃった。女ってのは、こんなのに興味ないんだねえ。

これは、おかしいって思って西の空を見詰てたら、「どないしたん?」って馴染みのカメラ好きのご主人さんが近づいてきた。



















今しがたの成り行きを説明してたら「あっ」 消えた位置から南側上空に急に光が現れた。ご主人、あれやっ。「ああっ、ホンマや」

光は楕円形で上下に長い、南の上空に斜めに上昇してる。黒い雲が浮いてる方へ向ってる。雲に隠れる手前で、また、ホワ~と消えた。

「あらっ、消えたなあ」 あいつや、あれはなんなんやろ? 「解らんなあ~」 消えた後に機影など無い。






ご主人、あれはUFOやでえ。「ホンマや、ちょっとおかしいなあ」 しかし、その空は遠すぎるから判然とせん。

冗談云ってご主人は行かれた。「どないしたん?」 オレたちの様子を見てた近くの小柄な奥さんが聞いてくる。

事情を話して西の空を指差してたら「あっ」 逆方向の空に機影らしきものが北の上空に向ってる。突然、現れたよ。あれ、あれ、あれやっ。






「どれ、どれ、どれやっ?」 右手の黒い雲の上やっ。手前下の電信柱の真上っ。「めえへんねんなあ~」 めえとるがなっ。

「どこ、どこ、どこ?」 もどかしい人やなあっ。あんな角度で飛行機やジェット機飛んだことない。ああっ、消えたっ。忽然と消えるがな。

「UFOちゃうかあ?」 いや、ホンマ、UFOちゃうかなあ? おかしいでえ~。位置的に、大阪湾の上空辺りとちゃうかなあ?






暫く、西の空を見詰てたけど薄暗くなってきたので諦めた。寒いがなあ~。あれは、なんだったんだろうかね~? 寒っ、冷えてきたよ。



















今日は、土曜日か、よし、ツタヤへ行こう。あれ? 空いてるね、ははあ~ん、紅葉シーズンで休みはお出かけが多いんだね。

おお、「300 帝国の進撃」 が出てるね。「キリング・ゲーム」「エージェント・ライアン」「2ガンズ」 

あとはだねえ、古いので「ボルサリーノ」 今日は、簡単に揃ったね。行き帰りの道は、よく冷えてるわ。厚着してきて正解だったよ。






空を見上げても、いつもと変わらんね。夜空に丸こいのがギラギラ光って出てきたら怖いだろうね。最近の奴等は、少々のことでは驚かんね。

CG慣れしてんかね? 薄らボケた光ぐらいではお笑いごとだね。その存在の裏側までは、面倒だから考えないんだね。

宇宙のタコも、いざ、出現する時には、それなりの演出効果も考えた登場の仕方をせないかんよ。ポッと現れてポッと消えるだけでは相手にされないよ。






ああ~寒かった。家ってのは有り難いもんだね。あったかな空気が迎えてくれるよ。明日は休みだからゆとりだね。

今日は、映画で感性を刺激して充電しよう。「大層なことやのう」 たかが駄文、されど駄文、毎日、駄文を書き続けることを甘くみるなよ。

云うとくけど、ホンマにしんどいで。「じゃあ、やめとけ」 遣ると言ったら遣るのがオレさ、やめる訳にはいかん。「じゃあ、泣き言云うな」






そこまで厳しくする意味がないよ。文句や泣き言云えばいいんだよ。しかし、書く、これでいいんだよ。



















DVDをハードに盗り込んでる間はパソコン使えないから、前々から気になっていた洋服ダンスの中を見ることにした。

オレ専用の、わりと大きな洋服ダンスなんだけど、なんか服が詰まって入れにくいので出し入れするたびにイライラせねばならんの。

オレの服だけで詰まるなんて有り得ない。やっぱりっ、「なんでオレんとこに、おまえのが吊ってあるの? 「入れといてっ」






でっかい洋服ダンスがあるのに「おまえとこへ吊っとけよ」 「わたしのとこ入らへんねん」 「大昔の服なんか衣装ケースに移せよ」

「なんで、今、開けなあかんねんなっ」 「時間が余ってる」 「もうっ、あんたはパソコン遣ってたらええねんっ」 

バンッバンッと閉めちゃった。ホンマア~、着もせん服を後生大事に守ってどないすんねん? 胴回り入らんスカート束ねて吊ってどないすんねん?






で、常に着てる服は、そこらに掛けて、おまえの洋服ダンスは廃品収納ダンスかよ? 「女の遣ってることに口出しなっ」 

なにをしようが、そんなのは、どうでもええねん、こっちへ其のつけ回すなちゅうことを云ってんの。「そんなぐらい、ゴチャゴチャ云いなっ」

う~ん、こいつに云っても通じんから、もう、片方のスペースも活用出来るようにしようか。まだ、3割ほどの収納スペースがある。



















鞄とかタオルとか新品に近い雑品が詰まってる。これ等を他に移せば吊るすところが増えるね。奥さんが買い物に出た折にやっちまお。

でも、すぐに侵略して来よるからな、このおばはん。エイリアンみたいなおばはんやで、ほんまあ~。

最近は、遣らなくなったけど、昔は、押入れの中とか、家具の移動なんかの大片付けは、オレがクソ馬力だして一人で整理してやる。






「ああ、広くなったわあ」って喜ぶのはいいんだけど、何ヶ月かしたら押入れの戸が開かない。

なんでや? 中はガラガラやのに開かない。無理して開けたら、買い物袋やナイロン袋に詰まった荷物がギュウギュウ詰めになってる。

「なんやねん、これはあ?」 「入れるとこないねんっ」 使い古した絨毯、マット等々、永遠に使うことの無いものばかりが詰まってる。






放ってまえよ。洗濯はしてあるんだけど、こんなの、また、使うかあ? 褪せておるではないか。また、見事に隙間という隙間に詰まってる。



















オレは、自分が甲斐性がないから、せめてと思って、奥さんの遣りたいように遣らせてる。給料明細書なんかも見たことも無い。小遣い人生だよ。

小さな貯金を大仰に云って、ゆとりの気分に浸ってる姿を見ると、空振り重ねても、未だに、今に見とれっ、おまえを有閑マダムにしたるって思うんだね。

愛情は冷めてひび割れて久しいけど、必ず、ゆっくりとした生活を、おまえにさせてやるって誓いを新たにするんだね。






オレって、底抜けた馬鹿だね、不思議と思いは成るってのが消えないんだよ。「死にかけのおっさんの台詞かよ」 オレがいつも云ってるだろ、明日は解らない。
























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