カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1925 『ホンマに苦しい今日この頃』 寝とけ

2017年11月30日 | 日記





 2017年11月






11月も終わっちゃうね。何と申しましょうか、年月、人を待たず、季節は音もなく移りゆくもんだね。

パソコンの画面に目をやりつつ、其の間に手を浮かして、小指側の下、側面、手刀の部分だね、マメが出来て硬くなってるのを

もう片側の手の爪を立てて皮を破り取ってやろうとするんだけどマメの表面が白くなるばかりで頑固だね。





毎日、マウスを操作する際に机の角で擦るんだね、知らぬ間にマメになってる。同じことを意識にもとめずほどに繰り返していると

或る意味、強くなるんかね? 日々80回の腕立て伏せも、今じゃ40回の苦手だった腹筋も苦にならずに淡々と続けてる。

馬鹿らしい散歩も、時折、意図的にサボるけど、毎度の距離など慣れてしまって、ほんの散歩の範疇に過ぎなくなってる。





些細なことでも自分に克つってことの意志力を鍛えてる。馬鹿らしいことでも意義があるみたいだね。

時間も日も年月も人を待たない、置き去りだね。意味なく思えることでも止めずに進む。何かしらは身に着いて残るものがある。

簡単に降参しない、此れだね。せやけどもやねえ、何度目かの苦しさなんだけど、今、駄文ね、ホンマにっ苦しい、冗談じゃないよ。

















7年近く書いてきたけど、ちょっとひと休みしようかな? 止めてみたほうが自分の成長具合を把握できるかも知れん。

そうしてだね、もし、最初から変化がないこと解ったら、もう、ヤンペにするよ。「ヤンペにするって書くのをやめるのか?」 そう。

今度はだね、字で駄目なら、絵で勝負したろかと思ったりするけど、其れは其れで面倒臭いからねえ、そうだ、カメラだよ。





「やめとけ、やめとけ」 手間要らんだろ? カシャ、カシャで、はい、出来上がり。「何事も、その道、どのみち、厳しいんだよ」 

じゃあ、頭を虐めるのをやめて寝てようか。「そらあ、楽だろうけど退屈になるぞ、どんどん劣化する一方だぞ」 

今以上に劣化したら廃品になってしまうよ。そんなことなったら笑ってしまうよ。そういう経過を書くのも面白いだろうけどね。





実はだね、今、何を書けばいいのか、ホンマに解らなくなってきたよ、一匹狼も困ってしまって、さあ大変。

まあ、成るようになるのが人生、今日が駄目なら明日があるさ。 「明日が駄目なら?」 明後日もあるじゃないか。

何ごとも急がば周れ、其処に落としものを見つけて汚い鞄を拡げたら、ゲッ、万札ガッポリ、ありがとう。 「根性が卑しいね」





アマゾン、楽天、モンベル、ユニクロなんて買い放題、何をクヨクヨ川端柳。 よし、散歩、下を見て歩いて来よう。
































カメレオンの独り言-1924 『腹切り』 泉州堺 土佐十一烈士の切腹

2017年11月30日 | 日記




 2017年11月





1868年(慶応4年)2月15日 泉州堺事件





当日、堺港に停泊するフランス海軍のコルベット艦「デュプレクス」は、港内の測量を行った。此の間、士官以下数十名のフランス水兵が

上陸し大坂の町を散策、遊びに興じた。夕刻、近隣住民の苦情を受け当地警護を預かる土佐藩八番隊警備隊 長箕浦元章(猪之吉)、

六番隊警備隊長 西村氏同(佐平次)らは、仏水兵に帰艦するよう命じたが言葉が通じず土佐藩兵は仏水兵を捕縛しようとした。





酒の勢いも手伝って仏水兵側は土佐藩の隊旗を奪った挙句、逃亡しようとしたため土佐藩兵側は咄嗟に発砲。双方銃撃戦の末、仏水兵を射殺または、

海に落として溺死させ、あるいは傷を負わせた。遺体は、16日にはフランス側に引き渡しを終えたが、事件の詳細な原因は、相応、食い違っており、

フランス側は何もせぬのに突如銃撃を受けたと主張した。死亡した仏水兵は11名。いずれも20代の若者であった。












『堺事件  ルモンド・イリュストレ紙挿絵(1868)』





駐日仏公使レオン・ロッシュ以下、フランス軍艦の艦長、アベル・デュプティ=トゥアールデュプレクス等は、

殺害された仏水兵11名を、駐日イギリス公使ハリー・パークスのほか、オランダ公使ら在阪外交官

立会いのもとに神戸居留地外人墓地に埋葬した。レオン・ラッシュは、此の件において相応の復讐を誓った。





死亡した仏水兵は11名。いずれも20代の若者であった。



シャルル・P・アンドレ・M・ギヨン(第一級見習士官、22歳)

ガブリエル・マリ・ルムール(第一級一等水兵、28歳)

ヴィクトル・グリュナンヴェルジェ(機関運転手、24歳)

オーギュスト・ルイ・ランジュネ(三等水兵、22歳)

ラザル・マルク・ボベス(三等水兵、22歳)

ピエール・マリ・モデスト(ニ等水兵、27歳)

アルセーヌ・フロミロン・ユメ(三等水兵、23歳)

ジャン・マチュラン・ヌアール(三等水兵、22歳)

ジャック・ラヴィ(三等水兵、22歳)

ヴァンサン・ブラール(三等水兵、20歳)

フランソア・デジレ・コンデット(水兵希望、23歳)





箕浦猪之吉率いる土佐藩八番隊は、鳥羽・伏見の戦い直後の1月7日午後2時に京を出立、淀川を下り淀城に立ち寄り、その足で

仁和寺宮(現 寝屋川市)の警護を予定であったが、当地の警護には既に薩摩藩兵に代わっており、八番隊は当初の目的を失った。

1月11日、八番隊の新たな任務が堺町内の警護に決まった。箕浦猪之吉率いる土佐藩八番隊は、この時点で運命が決まったんだね。





後、箕浦猪之吉の応援要請を受け、京から西村佐平次率いる六番隊が到着したのは2月8日である。彼らも同じく悪い籤を引いたことになる。

当時の堺は、幕府方、大坂町奉行の支配下にあったが、1月7日の大坂開城で大坂町奉行は事実上崩壊し、旧堺奉行所に駐在していた

同心たちも逃亡して無法化の状態だった。急遽、治安担当を勤王がたの土佐藩が受け持ち、其の八番隊、六番隊の土佐藩士が任にあたった。





鳥羽・伏見の戦い(明治元年/慶応4年1月3日 ~6日)(1968年1月27日 ~30日)の直後とあるから、

此の時点で幕府会津藩や新選組は戦に敗れ、京、大坂を捨て、海路、江戸に落ちのびた。

そして、慶応4年2月15日 フランス海軍のコルベット艦「デュプレクス」から上陸した乗組員らと交戦事件が発生した。











『駐日仏公使 レオン・ロッシュ(1865年頃)』





事件発生の報は翌2月16日の朝には京に届いた。山内容堂は、2月19日早朝、たまたま京の土佐藩邸に滞在していた

英公使館員アルジャーノン・ミットフォードに藩士処罰の意向を仏公使に伝えるように依頼した。

この伝言は淀川を下り夕刻には大坂へ戻ったミットフォードにより、兵庫に滞在する仏公使ロッシュに伝えられた。





ロッシュは、同じく2月19日、在坂各国公使と話し合い、下手人斬刑・陳謝・賠償などの5箇条からなる抗議書を日本側に提示した。

当時、各国公使と軍艦は神戸事件との絡みで和泉国 摂津国の間にあった。

一方、明治政府の主力軍は、戊辰戦争のため関東に下向するなどしており、一旦、外国と戦端が開かれれば敗北は自明の理であった。





明治政府は憂慮し、英公使パークスに調停を求めたが失敗。2月22日、明治政府はやむなく賠償金15万ドルの支払いと

発砲した者の処刑などすべての主張を飲んだ。これは、結局、当時の国力の差は歴然としており、

この状況下、日本側としては無念極まりない要求も新政府と土佐藩は受け入れざるを得なかったものとされる。











『大坂長堀の藩邸(大阪市西区)の稲荷神社』








『『大坂長堀の藩邸(大阪市西区)の稲荷神社』 所在 大阪府大阪市西区北堀江4-9 






事件の翌日、任を解かれた土佐藩の6番、8番両隊の73人は、18日に大坂長堀の藩邸(大阪市西区)で藩の警察機関よる聴取を受けた。

当時の堺は外国人遊歩地域として認められていたため無断上陸ということはあり得ず、事件での水兵による土佐藩士への発砲の記録はない。

つまり、土佐6番、8番隊の一方的な銃撃とされた。





従って、賠償金として15万ドル(7~8億円相当)の支払いや発砲にかかわった全員の処刑などを求めてきたんだね。

家老の深尾鼎(かなえ)が見守る中で別室に1人ずつ呼び出し事件当日の射撃の有無を確認したところ、

「発砲した」と供述した隊員は29名にのぼった。詮議でお構いなしとなった他の44人の隊員は土佐に帰藩手配となった。





大坂に留め置かれた29名の武士は、22日、藩主の申しつけとして「朝廷から20名の下手人を差し出すよう」下知があったことを伝えた。

ことの成り行きから隊士たちは、此の事件の責任を取らされて切腹の覚悟の程、腹に決めたようだね。

家老の深尾鼎(かなえ)は、29名の者から20名を選ばねばならず、誰を下手人にしてよいものか解らず苦渋の末、





藩邸の稲荷神社に参り籤(くじ)で決めるほかないと決めた。当時は、判断迷える事案では、此の籤引きをよく用いたようだね。

すでに死罪が決まっている8番隊隊長 箕浦猪之吉、6番隊隊長 西村左平次と小頭2名の計4名以外の

16人の生死を稲荷神社での籤引(くじび)きで25人のうちから選んで決めることになった。





土佐稲荷神社(現在の大阪市立中央図書館の北西隣)は、18世紀初頭、伏見稲荷から神を勧請して藩の蔵屋敷に祭ったのを始まりとする、

まさに藩の守護神といえる存在だった。社殿前に集まった25名は、下横目(役名)の呼び出しに1人ずつ前に出て

大目付の小南五郎右衛門が持つ籤を開いては下横目に渡すといった行為を繰り返して、神なる籤は16名を決めた。





神社は一般にも開放されていたため参道を藩士らが取り囲む中で行われた。厳粛に悲愴感を漂わして在ったのだろうね?












『妙國寺』  所在 大阪府堺市堺区材木町東4丁1-4  









『妙國寺』  所在 大阪府堺市堺区材木町東4丁1-4  






そして箕浦猪之吉ら20名は、翌23日、事件現場近くの日蓮宗寺院、妙國寺にて切腹することと相成った。





23日は晴天だった。20名は藩から出された酒を振舞われた後、用意された駕籠(かご)に乗り込んだ。周囲は、熊本、広島両藩の兵に

護衛されながら堺へ向かった。沿道には、話を聞いて駆けつけた関係者や市民らがいた。大和川を越えて(大和橋の紀州路かな?)

堺に入ると、これまでとは比べようもないほどに多くの人が集まり手を合わせてすすり泣く人もいたとある。





大坂の長堀の土佐藩邸から約8キロの道のりを経て、駕籠は妙國寺の山門前に着いた。現在の山門は寺の北側に建っているが、

当時は寺の南側にあり、門の脇、土塀に沿って20人分の白木の棺おけが一列に並んでいた。

駕籠はそのまま境内へ入り本堂まで進むとようやくとまり20名は駕籠から降り立った。





しばし時間があるということで20名は境内を散策、「死に場所を見ておこう」と中に入ると、山内家の家紋が入った幕に

囲まれた空間の中、四隅に立てた竹ざおと茅葺(かやぶ)きの屋根でできた簡素な建造物が目にとまった。

地面には、粗いムシロが敷かれ上質の白木綿で覆った2枚の畳、更にその上に毛氈(もうせん)が重ねられ、

傍らには人数分の毛氈が積んであった。(毛氈とは獣毛をフェルト状に加工した織物、敷物)





「此処で死ぬのか」 「戦(いくさ)で死にたかったよ」 言葉少なに思いを語る20名だったが、そうしているうちに

処刑は、午(うま)の刻、つまり正午からと告げられた。最期の時がいよいよ迫った。大坂の土佐藩邸から同行してきた熊本、広島両藩の

藩士から 「準備が整いました」と告げられた20名は妙國寺の本堂前の庭に設けられた刑場へ移動した。





ところが、朝のうち晴れていた空が急に雲に覆われると、にわかに雨が降ってきたため、儀式は雨が止むまで待つことになる。

寺の周囲に集まった多くの人たちは慌ただしく動きまわっていたが、既に銃の発砲を自己申告したときから死を覚悟していた20名の

心に乱れはなかった。雨も約二時間程でやみ、再び準備を整えたころには夕刻が迫っていた。

 










『妙國寺 本堂』 現在










『妙國寺 本堂』 明治後期撮影 1868年慶応4年当時の姿そのままと思われる








そこに名簿を開いた役人から 「箕浦猪之吉」との声が境内に響き渡った。すっと立ち上がり仲間の衆を見ると一礼し、

「世話になった、お先に参る」 静々と座についた箕浦猪之吉。血の色を目立たせないよう黒い羽織と袴(はかま)姿の箕浦の後ろには

介錯人 馬場桃太郎が刀を構えていた。箕浦(みのうら)は右から着物を緩めて目の前の三方(さんぽう)を引き寄せて、















刃先のみを残して奉書紙で巻かれた短刀を逆手に取ると、前で居並び検分する駐日仏公使レオン・ロッシュ以下、フランス軍艦の艦長、

アベル・デュプティ=トゥアールデュプレクス等を鋭い眼光で睨み付け 

「フランス人ども聴けっ。己は汝等のためには死なぬ。国のために死ぬる。日本男子の切腹をよく見て置けっ」と一喝。 





左手で左脇腹を3度さすったあと、刃(やいば)を深々と突き刺して横一文字に切り裂いた。衣服がみるみるうちに鮮血で染まった。

つづけざまに 「うーんっ」と唸って返す刃で心の下から臍下まで、むっ、むっと切り下げる。苦痛にゆがむ箕浦の形相、

噴き出る汗の滴垂れ落とし歯を食いしばって、短刀を抜き置き、裂けて血を噴く腹に手を入れるや臓物を掴みだして投げたとある。





鬼神の形相でフランス人を睨みつけたところで、介錯人の馬場桃太郎が 「御免っ」とばかりに、一太刀を首に振り落とす。

しかし、馬場も臆したのか打ち損じて斬り口が浅い。 「馬場君っ・・・どうした、静かに遣れっ」 箕浦猪之吉が血達磨なって

必死の思いで馬場に叫ぶ。一瞬、戸惑いを覚えた馬場桃太郎だったが動揺する心を抑え、再び血だらけのうなじに目がけて刀を振り落とす。

 



今度は深く入ったが、まだ、死にきれない箕浦猪之吉が目の前にいた。そして荒々しい呼吸をする箕浦に3度目の刃を振り下すと

おびただしい鮮血とともに首が落ちて、体は前のめりに倒れた。8番隊隊長 箕浦猪之吉、行年二十五。

6番隊隊長 西村左平次がそれに続き割腹。佐平次、行年二十四。





これ以外にも、深く切り裂いた口から内臓が外に飛び出すなど、すさまじい切腹の連続だったという。

 











『泉州堺 土佐十一烈士の墓』  切腹で亡くなった11人は妙國寺の向かいの宝珠院に葬られている









『宝珠院』 の近くには今も11人を顕彰する石碑や道標などが残っている 







切腹の起源は、平安時代に遡ってあるが、戦国時代、備中高松(赤松)城の戦いからだといわれてる。秀吉勢の水攻めに

籠城戦で戦う敵の毛利方は物資の補給路を断たれて兵糧米に窮していた。秀吉は本能寺の変で急ぎ畿内に戻らねばならず機を見て毛利がたに

同城主 清水宗治の自害にて和睦の条件とした。宗治は兵は痩せ細り籠城で持ち堪える状況ではないことを覚悟し、











『戦国時代、備中高松(赤松)城の戦い』





水上に舟を出し、其の場で腹を切り介錯人に首を刎ねさせた。此れが秀吉ら武将に感銘を与え名誉な死に方と伝わったとある。

江戸時代に入って武士の切腹は作法も確立され定着するが、江戸中期には、切腹の儀式は簡略化され切腹人は短刀の代わりに扇子を用い、

切腹の形に倣い、扇子を手にした時点で介錯人が首を落とす方法が一般的になったらしい。





切腹だけでは、それこそ死ぬほどの激痛に苦しんで、其の上、なかなか死ねないらしいね。

出血多量で早く死ぬには腹部大動脈を断ち切らねばならない。しかし、腹部大動脈は背骨の横ほどに深くあって深切りが必要となる。

中途半端に腸を斬ると即死せず便が漏れ出し腹膜炎、敗血症で悲惨な状態で悶え苦しみのたうつような死に様となるらしい。











『戦国武将 柴田勝家』






介錯人なしで切腹する場合は、或る程度、腹を刺し斬り、抜いて喉にもっていき頸動脈を掻き切る手順を踏む作法をとった。

これならば即死に近い状態で死ねる。戦国時代から江戸初期では、このように自力で切腹した者も多く、なかには、

腹を十文字で切り裂く十文字腹、切り裂いて内臓を掴みだす無念腹なんて、そうそう出来ぬことをやった武士もおったようだね。





そのひとり柴田勝家。織田信長、小田信秀の代から仕えた鬼の柴田と異名をとるほどの武勲誉れ高い戦国武将。

「腹の切りようを見よっ」と左手で背骨側に引き付けて切り、返す刀で心の下から臍下まで切り裂いた十文字腹、更に五臓六腑を

掻き出して無念腹、家臣の中村文荷に首を討つよう頼んだという。中村文荷は勝家の首を刎ね、其の刀で腹を切って死んだ。





秀吉に対する無念やるかたなしの怒りの腹切りだったとある。其れらしい記述が残ってるらしいね。

土佐藩8番隊隊長 箕浦猪之吉は、戦国武士の気骨充分な侍だった。十文字に切り裂き十文字腹、臓物を掻き出し無念腹。

異国のケトウの心胆寒からしめて日本男子此処に在り、侍日本の心意気、大和魂恐るべし。





彼等11人の切腹の模様はフランスの検分役を務めた者が、克明に記したものが残っているという。










『戊辰戦争の頃の薩摩藩士 当時の風体が参考になる』





次から次へと残酷この上ない切腹を見なければならないフランス政府関係者も戦慄に震え顔は青ざめていた。

そして12人目の橋詰愛平が刃を腹に当てようとしたところで、「しばし」の声がかかった。

政府関係者とともに立ち会ったフランス軍艦の艦長、アベル・デュプティ=トゥアールが中止を要請したのだ。





この時点で切腹したのは11人。つまり、今回の発砲事件で亡くなったフランス水兵と同数になったところでの要請だった。

「喧嘩(けんか)両成敗」とみたのだろうか。

艦長の武人としての配慮を感じさせなくもないが、酷い切腹の連続にフランス公使がいたたまれず席を立った。





切腹で亡くなった11人は妙國寺の向かいの宝珠院に葬られている。

今も箕浦猪之吉を先頭に一列に並ぶ墓石に刻まれた「慶應四戊辰年二月廿三日」という年月日が生々しい。

一方、生き残った橋詰ら9人は死ぬ覚悟だっただけに、突然の中止は、梯子を外されたような気分だったに違いない。





訳も分からず関係者を問い詰めもしたが、いろんな人の説得で熊本、広島両藩が預かったのち、土佐に戻ることになった。

ただ橋詰は、翌25日、舌をかんで自殺を図ったが傷は浅く大坂の藩邸で医師の手当てを受けている。橋詰は相当に悔しかったのだろう。

明治10(1877)年に死去するまで11人の墓を守り続ける。そして死後は11人の墓の末席に埋葬された。





死刑となった顔ぶれは以下の二十名である。


箕浦猪之吉元章(25歳)

西村佐平次氏同(24歳)

池上弥三吉光則(38歳)

大石甚吉良信(35歳)

杉本広五郎義長(34歳)

勝賀瀬三六稠迅(28歳)

山本哲助利雄(28歳)

森本茂吉重政(39歳)

北代堅助正勝(36歳)

稲田貫之丞楯成(28歳)

柳瀬常七義好(26歳)

以上が切腹した(括弧内は没時の年齢)


橋詰愛平有道

川谷銀太郎重政(恩赦直前の1868年9月5日病死)

金田時治直政

竹内民五郎都栄

岡崎栄兵衛重明

土居八之助盛義

横田辰五郎正輝

垣内徳太郎義行

武内弥三郎栄久


川谷以外は恩赦八士と呼ばれた。












『妙国寺にある泉州堺 土佐十一烈士の供養塔』 

































カメレオンの独り言-1923 『駄目でも駄目でも駄目なら諦めろ』

2017年11月29日 | 日記





 2017年11月






今日は暖かいね、ベランダに出て一服しようと柵の前に立ったらコンクリートの塀の上に設けられた目隠しのプレートの打ち抜きから

お日さんが水玉模様を照らし出してる。うん、ちょっとデジカメで撮っておこうか。

こんなのも、もう少し構図を考えて撮ればいいのかも知れないけど、オレの頭では浮かばない。カシャッ。まあ、こんなもんでしょう。





腕時計を綺麗に拭いておけばよかったね、どうでもいいものを撮り直しするほどのもんじゃないから脚色なしの自然体だね。

空は青いしいい具合、18度前後は有るんじゃないかね? 暖かいってのはいいね。

毎度、同じようなこと書いてばかりではいかんと思い、長い駄文をメモ帳に下書き打って次のを用意してんだけど調べもので時間がかかる。





では、今日のを即席で仕上げねばならないから、今考えながら煙草を吸ってる。でも、何も浮かんで来ないから水玉模様に気を取られて

デジカメ落としそうになって、ドキッとしつつ、しょうもない写真を撮ってる。コンパクトでいいけど小型の泣き所だね。

ツルッと滑ったらアウトだよ。指に引っ掛ける凸部などを適当な箇所に設ければ滑り落ちを防げると思うけどね? 





キーホルダーみたいなのが沢山売ってるけど、あれはあれでぶら下げてるホルダーが藪蛇になる恐れもあってドキッとさせよるからね。




















お日さんに照らされて身体も暖まって部屋に戻ってパソコンの前に就いたけど熱くなるネタが浮かんで来ない。

下手でも熱が生じると、それなりに、なにかしらでも書く勢いが出てくるもんだけど寒くなって冷(さ)めて来たね、こらあ、あかんわ。

仕方がないから今昔写真のファイルを広げて気になってた写真の撮影年月を調べてた。調べると云っても当てになるのは映画の看板が頼りだけ。




都会の大きな映画看板は、封切りもしくは予告が大方だから看板を読み取れたら封切り年月を割り出すのは簡単。

其れに照らして写真の撮影年月も解る。写りの悪いやつは拡大して濃いめにしたりコントラスト高めたり修正して探り出すんだね。

題名が薄れて読めなくても看板に描かれた役者の素振りや身の置き方など構図で読み取れることがある。





目っこを入れて実際の映画写真と一致したりすると、うん、オレの目は誤魔化せないっなんて悦に入れる。

写真の全体像で大凡の年代は掴めるから読み取れる部分を絞っていくんだね。洋画は、その点、記憶の映像に自信があるから合点の確率が高い。

邦画だね、興味も薄く記憶に浅いから同じようにはいかん。しかし、何か一点でも引っ掛かったら是が非でも見つけ出すことに夢中になる。





こんなことに夢中になり出すと時間は知らず知らずに経ちまくり気がついたら青空晴れて昼間の積りが、アレ? 夜になってるよ。




















4時半回ったら、もう暗いじゃないか。どうしてくれるんだよ、駄文、なんにも書けてないじゃないか。こまったねえ~。

ちょっと長めの駄文の下書き、メモとってるやつね、調べものも放ったらかしだよ。オレは夢中になると他のこと忘れるんだね。

此れが手間食うから次に延ばしてるのに目先の即席の駄文も書けてないってのはヤバイではないか? 





一日、二日、休んだからって、どうってことないんだけど、此れが、なかなか大胆になれないんだね、オレって小心者なんだよ。

「散歩に出る時間じゃないのか?」 そんな呑気なこと云ってられないではないか。

ベランダで頭を冷やして一服すれば、仕方がない、という言葉が浮かんだね。どうにもならないなら、次に取り掛かろうと答えが出たね。





そういうことです。「なんやねん?」 金鉱でもそうだろ? 掘っても出なけりゃ次の場所を掘るもんさ。

































カメレオンの独り言-1922 『石狩沼田幌新(いしかり ぬまた ほろしん)羆獣害事件』 

2017年11月27日 | 日記





 『こいつは月の輪熊だね?』 2017年11月






石狩沼田幌新(いしかりぬまたほろしん)事件は、1923年(大正12年)8月21~24日に北海道雨竜郡沼田町幌新地区で発生した、

5名死亡、2名重傷者という被害を出した国内史上2番目のヒグマによる獣害事件。

事件の現場は、石狩沼田の幌新地区で留萠本線の恵比島駅から北東10kmほど離れた地区内を雨竜川の支流、





幌新太刀別川(ほろにたちべつがわ)が流れてる。大正12年8月21日、沼田町内の恵比島地区で、太子講の祭りが開催された。

日ごろ娯楽も少ない開拓地ゆえ、余興で上演される浪花節や人情芝居を目当てに近隣の村落から多くの人々が詰め掛けた。

沼田町地区と海老島地区は隣同士なんだけど留萠本線の恵比島駅から沼田町地区の間は大凡10kmってとこかね?





北海道は広い、地図で見ても大まかに印されてるだけで実際の居住箇所なんては解らない。相当の距離を隔ててんだろうかね?

大正12年頃の北海道石狩なんて、なあ~にもない森林に埋もれた僻地だろうね。現に今の沼田町の幌新地区でも867号線の道路が走ってる

だけで他になあ~にもないとこだからね。もっとも、事件の舞台となった幌新太刀別川上流部では、後年、炭鉱が開発されて、それに伴い





山中に2千人以上の人口を有する小都市が生まれ、恵比島駅を基点とする留萠本線の支線、留萠鉄道も開通して大いに栄えたらしい。

しかし、昭和40年代の炭鉱閉山と共にゴーストタウンと化し現在では幌新ダム貯水池の底に沈んでいるとある。

グーグルマップで見ると幌新ダム貯水池は干し上がって水一滴もない状態だね。そんな栄えた状態じゃない頃の話だね。












『北海道雨竜郡沼田町幌新地区周辺  幌新ダム貯水池』






1923年(大正12年)8月21日、北海道沼田町恵比島地区、聖徳太子を職人の神と崇める民間信仰である「太子講の祭り」が

開催されていた。近隣の村々からも人々が詰め掛け祭りは大盛況だったと伝えられている。村民を熱狂させた祭りも

午後11時30分頃にはお開きとなり、幌新地区の支線の沢や本通筋から参加していた一団も夜の山道を家路へと急いでいた。 





一行が幌新本通りの沢に差し掛かった頃、小用のため50mほど遅れて歩いていた参加者の一人、林謙三郎(19)は

背後の藪の中で何かが動く物音を聞いた。その物音に引かれるように謙三郎が振り向いたと同時に、藪の中から突如として、

黒い巨大な塊が姿を現し、謙三郎目掛け襲い掛かってきた。 この時、幸運にも謙三郎は、着物と帯に爪を引っ掛けられた為、





咄嗟に、それらを脱ぎ捨て難を逃れる事ができた、恐怖に震える脚はもたついたけど必死に闇夜を走った。

先を歩いていた集団の最後尾に這々の体で追い付き彼等に 「ヒッヒグマが出たあっ」と、喉が引き攣るような絶叫で伝えた。

だが、ヒグマの行動は迅速で一団の先頭部に先回りし、歩いていた村田幸次郎(15)を一撃で撲殺した。





闇夜に、とっか現れ獰猛な唸り声をあげて襲い掛かるヒグマの姿に、知らせに狼狽えていた一団は腰抜かすような慌てぶりで逃げ惑った。

隣にいた幸次郎の兄、村田由郎(18)も間髪入れずに襲い掛かかられて重傷を負い気を失った。

彼は引き摺られて生きたまま土中に埋められた。ヒグマは保存食用として獲物を埋めておく習性がある。そして、其の傍らに横たわる弟、





幸次郎の遺体を不気味な咀嚼(そしゃく)音を立てながら、顔面に齧り付き腹を裂き内臓に喰らい付いて腹を満たした。

















その一方、突然のヒグマの出現に混乱に陥った一団は、その場から約300メートル程離れた木造平屋建ての農家・持地乙松宅に逃げ込み、

玄関に篝火を焚き、囲炉裏に大量の白樺の樹皮を投込み火を強め、屋根裏や押入れの中に身を隠し出来うる限りの立ち向かう手はずを整えた。
 
半時間ほどの後、ヒグマは幸次郎の内臓を咀嚼しながら持地宅に現れ周囲を徘徊しながらガラス窓から屋内を窺っている事が解った。 





そこで、家人は座布団や笊など周囲にある物を手当たり次第に投付け追払おうとした。ヒグマが玄関に回り込もうとしているのが目に映り、

村田兄弟の父親、村田三太郎(54)は、入れるまいと必死に戸を抑えたが、ヒグマは扉ごと三太郎を押し倒し侵入、

三太郎は近くのスコップを手に取り必死に立ち向かうが、当然、敵うわけもなく一撃で叩き伏せられ重傷を負った。





ヒグマは三太郎に重傷を負わせた後、奥の隅で怯える三太郎の妻、ウメ(56)を見据えると囲炉裏で盛んに燃え上がる火を恐れることもなく、

巨大な足で火を踏み消し、ウメを咥え上げると家を出て行く気配を見せた為、夫、三太郎は自らの深手も忘れ、半狂乱になって

ヒグマをスコップで打ち据えるが、意に介すこともなく向かいの山中へとウメを引き摺り、悠々と深い暗闇の山中へと姿を消した。 





ヒグマの去った方向からウメの助けを求める叫び声が二、三度響いた後、かすかな念仏が何度も何度も続けて聞こえてきた。

その声すらも次第に遠ざかり夜風に吹き消されて闇夜は静寂に戻った。なんとも怖ろしいことかいな。

人の話では、ウメは戸外に残したわが子を案ずるあまり、自ら戸外に出たとされているが定かでない。いずれにせよ、ウメは喰われた。

















8月22日、妻子を無残に奪われた三太郎はじめ、避難民らは心身ともに苦痛に苛まれ焦燥に駆られるばかりであった。

銃の備えもない農家故、屋内に閉じこもり我が身を守る以外に打つ手も無く異様なまでに血生臭い臭気が漂うままに日の出を迎えた。

早朝、事情を知らない村民が持地宅の側を偶然通りかかった為、屋内の一団は大声で助けを求めた。





周囲にヒグマがいない事を確認した上で一斉に戸外へと転げ出た。そして、皆でウメの捜索を開始。

暫くすると、近隣の藪の中で下半身を全て食されたウメの亡骸を発見、その後、土中に埋められていた由郎も発見した。 

この由郎は、まだ息があった為、直ぐに沼田市街の病院に搬送されたが、手当の甲斐無く間もなく死亡した。





8月23日、22日には、既に惨劇は沼田全域に知れ渡り、翌23日には地元で羆撃ち名人として有名なマタギの砂澤友太郎を筆頭に、

雨竜村の伏古集落在住の3人のアイヌの狩人が応援に駆けつけた。そのうちの一人、長江政太郎(56)は、

凶悪なヒグマの暴虐振りを聞きつけて憤慨し、「そのような悪い熊は、是が非でも自分が仕留めなければならない!」と、





周囲が引き留めるも聞かず、単身でヒグマ退治に赴いたものの山中で数発の銃声を響かせのを最後に行方が解らなくなった。















8月24日、24日には郷軍人、消防団や青年団など、総勢300人余りの応援部隊が幌新地区に到着。更に幌新、恵比島の

集落民の内、60歳未満の男子は残らず出動し開村以来のヒグマ討伐隊が結成された。
 
早速、討伐隊はヒグマを探索すべく山中に入った所、討伐隊が入ってくるのを予測していたかの様に、突然、討伐隊後方に黒い巨体を現し、





最後尾に付いていた上野由松(57)を一撃の下で撲殺、側に居た折笠徳治にも重傷を負わせた。さらに、ヒグマは雄叫びを上げ、

別の討伐隊メンバーに襲いかかろうとしたが、傍にいた現役除隊間もない軍人が咄嗟に放った銃弾がヒグマの体に見事に命中し、

ヒグマが怯んだのを合図に鉄砲隊が一斉射撃を浴びせたことにより 凶悪なヒグマも遂に倒れた。 





その後、この現場の付近で昨日から行方不明になっていた長江政太郎が、頭部以外を全て食い尽くされた状態の遺体として発見された。

ヒグマは雄の成獣で、体長約2メートル、体重約200キロだったと伝えられている。

解剖の結果、胃袋の中からは笊(ざる)一杯分程の人骨と人間の未消化の人の指が発見された。





後の調査の結果、一行が最初にヒグマに襲われた地点では、斃死(へいし)した馬の亡骸が保存食として

埋められていたことから、此のヒグマは数日前より

この亡骸を食し、偶然現れた一行を「餌を横取りする外敵」と見なし排除に及んだ事が事件の発端だと推察された。





クマが怒ればどれほどの狂暴さで怪力をみせるものなのか、実際、見たことが無いから測りようもないし想像も貧困だろうと思うよ。

目の先、突然、仁王立ちしよったら、優しく笑顔で口笛拭いて手懐(てなづ)けても聞く相手ではないね。「余計に怒りよるわ」

大正時代も平成時代も関係ないだろうね。何処でも、おもくそ、グワッて噛み砕くように咥えて振りたくりよると思うよ。





映画『レヴェナント(蘇えりし者)』でディカプリオがヒグマに襲われてるシーンがあったけど、映画とはいえ相当のものだったからね。  

そうだよ、思い出したよ。獰猛そのもの、まさしく其処ら噛み放題で振りたくりよるからね。あんなの相手になったら即アウトだね。

悲鳴のあと、念仏を唱える声が闇に消えていくなんて怖ろしいことだね。通じない相手程どうにもならんものはない。











『石狩沼田幌新事件のヒグマの毛皮、雄の成獣で、体長約2メートル、体重約200キロ』 沼田町郷土資料館に展示










『こいつは、グリズリー(羆類)の体長3メートル級の奴らしいけど、こんな爪でやられたらズタズタにされるよ』







現在の沼田町は、北海道でも有数の米どころだが、開拓以前は面積の8割を原生林に覆われ、まさにヒグマの天地だったらしい。

この環境の中で開拓民とヒグマの接触事故は頻々と発生し、「開拓小屋にクマが侵入し収穫したての

トウキビ(トウモロコシ)を食われた」 「収穫間近のトウキビを一晩で一反(10アール)分食われた」などの逸話には事欠かない。





石狩沼田幌新事件以外の人身事故では、家畜殺傷事件も相次ぎ、1913年(大正2年)には奔々地区で

通学途中の小学生が体重200キロのヒグマに襲われ内臓をすべて食い尽くされたとある。

同じ頃、安達地区では農作業中の若い女性が襲われて瀕死の重傷を負った。





さらに昭和30年代に至っても、共成、東予、更新、真布、さらに幌新など町内各所にヒグマが出没し農作物や家畜に被害を与えている。

グーグルマップで沼田町の幌新地区を走る867号線、何処まで行っても何もないんじゃないかいね?

オレだったら、こんなところで車から絶対に降りないよ。 「トイレしたくなったら?」 大人用のオムツがあるじゃないか。











『用もないのに車降りてフラフラしとったら、追いかけて来よるぞお~』






ちなみに国内史上最悪の獣害事件は 「三毛別羆(さんけべつひぐま)事件」がある。以前に駄文で書いてるね。

1915年(大正4年)12月9日から14日にかけて、北海道苫前郡苫前村三毛別(現、苫前町三渓)六線沢で発生した、

エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。










『三毛別羆(さんけべつひぐま)事件』


































カメレオンの独り言-1921 『師走なんて書き出して失敗したよ』 今日はお休み

2017年11月26日 | 日記




 2017年11月






今日は25日の土曜日か、12月の師走も目の前にして全国のスケベな先公どもが、あちらこちらと破廉恥撒き散らかして

ストレスの為せるわざと尤もらしい云い訳の風呂敷被って走り回るんだね。嘆かわしいことだね。

教員たる誇りのもと聖職を足蹴にした破廉恥どもをリンチにかけて木にぶら下げて晒しものにしろ。けじめがないから崩れ往くんだよ。





これも時代の流れかね? 人を導き往く聖職者の誇りを忘れて、教員、教頭、校長、揃いも揃って、我れも我れもと色欲の

餓鬼に堕ちて情けない。人の想いは止められず、人の口にも戸は立てられず、人の行いに先読み利かん。人生棒に振って後悔先に立たずだね。

智ばかりが先走りして人の道知らず。貴方がたは、其の職に生きたら人生を賭して裏切ってはいかんということだよ。

















師が走ると書いて師走(しわす)、坊さんが走る、先生が走る、忙しい季節とあてて12月。坊さんにしときゃよかったね。

坊さんなら、昔からエロ坊主で通ってたんじゃないの? 「不埒(ふらち)ものっ」

こんなこと書いても面白くも糞もない。なんか面白い話はないかいな? 出だしを間違うとシラけて後が続かんね。
































カメレオンの独り言-1920 『ポケットから零れて落ちて転がるような話し』

2017年11月25日 | 日記





 『システム障害』 2017年11月






ユニクロの33年間ありがとう 「誕生感謝祭」 此の23日から27日まで特別な5日間なんて前宣伝派手だったけど

初っ端23日午前9時からアクセス集中でオンラインがシステム障害発生して回復予定もままならず、未だにお買い物出来ないままだね。

オレも前日からオンラインの予告などを見てたけど、然程の安売りでもないように思ったけど、そうでもないのかね?





感謝祭当日の朝からシステム障害で、安もんの売れ残りをドサクサに紛れて消化する作戦は失敗したね。「なに云ってんだよっ」

こんな場合のメンテナンスってのは、どんなふうな作業をして格闘してんだろ?

「まだ繋がらんのか?」 「今、やってますっ」 「復旧の見込みはっ?」 「今っやってますっ」 「大きな損失じゃないかっ」





「気合入れてっ全力で頑張れっ」 「今っ全力でやってますっ」 「売れないじゃないかっ」 「うるさいっ」 「誰だっ今のは?」

「うん? 今、云った奴は誰だっ?」 黙々の必死感。 「オンラインの利用者から苦情はっ?」 「テンコ盛りでーすっ」

「直接、店へ行って貰えっ」 「アクセスすんなっ云うとろうがっ」 なんて悪態ついて必死に汗かいてんだろうかね? 大変だね。





アマゾン、チョロチョロ覗いてるけど、「残り1点 ご注文はお早めに」 コンバースのホワイト・ブラック、ずっと売れないね?

「関係ないやろ?」 いやいや、これはね、オレが買ったブラック&ホワイトとタイプが違うんだよ。で、気になってね、

カートに放り込んで 「後で買う」の列に並べてんだよ。誰も買わないならオレが買おうか、なんてね。 「コレクターか?」



















今日は、散歩して帰って来ても、いい具合で汗ひとつかかずに済んだよ。ヒヤッとする外気、このぐらいがいい按配だったね。

で、さっきベランダに出て煙草を吸ってたら、さぶう~って、そそくさ部屋に戻ってパソコンに向き合ったら、アレ? 何処行ったの?

インターネット エクスプローラーのアイコンが見当たらない? タスクバーに配列してるアイコンが消えてるよ。





スタートの中のタイルに固定させてるからタスクバーにドラッグさせて回復したけど、なんで意味なく消えるんだろうかね? 

で、オレは何をしようかと思ったのかね? もう、忘れて出て来ない? こんなのって脳の枝が枯れて落ちたんだろうな。コワイ話だよ。

思い出せないから煙草をもう一本吸ってこようか。冷えるねえ~、ダークブルーの晴れた夜空に真っ白な真綿のような雲が流れてるよ。





西から東へ早いね。冬の空だよ。チカチカ命知らずの航空機が真綿を追いかけて飛んでいくよ、馬鹿だね。でも、追い越して消えちゃった。

毎度変わらぬ歳月を、何をクヨクヨ川端柳のオレから見たら皆さん忙しなく生きておられるんだねえ。「おまえがおかしいねん」 

だろうね。凍えるような濃紺の夜空を思い出したよ。夜中の職場に向かう道、強張る掌に熱い息吹きかけて、行くかって気合を入れて橋の上、





濃紺の空の向こう北風に吹かれて工場の煙が横一直線になびいてる。道行く人らはクリスマスの夜、知ったことかよ。

ハンドル握って坂道転がせば、枯葉を砕いて舞い散り飛ばす音が後を追うのを置き去りに、人っ子一人通らぬ遊歩道を全力で風切って突っ走る。

イヤホーンから流れるFM音楽がオレに合わせて鳴り響く、いかんかえっ、舞い来る枯葉どもが頬を叩(はた)きよる。



















僅かな時の流れるような独りの世界、オレは笑っていたね。そして、ちょっと男前だったねえ。 「おまえってふつうじゃないね」
































カメレオンの独り言-1919 『自分のアホを見るほど不快なものはない』 映画 バーニング・オーシャン

2017年11月24日 | 日記






 『バーニング・オーシャン』 2017年11月






過去に書いた駄文の数々を長い時間読みかえしていたよ。まず、感じるのは、苦痛が人を成長させるね。話の中身は、経験、体験から

学んだことが基になってるけど、其れをどう表現すれば読む人に伝わるのかなと考えれば言葉の壁にぶち当たる。

当たりまくって顔がボコボコ腫れる思いだよ。顔を腫らさずに書くにはどうすればいい? すかさず、飾るなって、声が帰って来たよ。





なるほど、脳裏にある思いのままにキーを打てばコピペと似たよな作業かも知れないね。素直に思いのまま書けばいいということか。

飾ると脚色が入ってホントじゃなくなる。そういうことだね。自分をわたしと表さないと失礼だろうと世の常識に倣うんだね。

自分じゃない自分を書くほうが失礼に当たることを知った。オレはわたしじゃないんだね、オレはオレでしかない。





それから一人称は、わたしを止めてオレにした。品のない一人称だけれども嘘を書かないオレを守ることが容易になったね。

余所行きのわたしや僕の一人称に替える時、其の後ろに、常にオレが居て責任を持つという意識付けが身に着く。

語彙と表現法を僅かでも成長したいという欲求がある。人間として生きて思いを言葉で表せないことほど悔しいことはない。












『バーニング・オーシャン』






遅々と進まぬ成長を如何にするか、思いのままに書き続ける外に道はないと思って今がある。

其の頃の駄文を読み返して思いをそのままに言葉にかえて形にしてるじゃないかと、うがる言葉になって納得させる駄文に

なってるじゃないかと、知らずしらず読み耽って時間を忘れてた。嘘を書かず、愚かも稚拙もそのままに在ることが、実に素晴らしい。





「しかし、もう、そろそろ愚かな駄文は消せばいいんではないか?」 愚かも、稚拙、拙劣も、事実は事実であって

事実は往々にして不快なるもの。蓋をして隠しても事実は事実、オレは目を逸らさない。ホンマはだね、ホンマは消したいんだけどね。

遡ればのぼるにつれて恥ずかしくて背中に汗かく思いだよ。「もう、ほとんど自虐的な意固地の世界やね」 なんなと云え。





まあ、いい。だけど、今、書いてる駄文より中身の濃いのもあるよ。オレって、解ってるところは、しっかり解ってる男でもあるよ。

遠い昔のオレの苦節の年月が蘇って、笑って通していたものの、どよお~んと黒雲覆った空に合わせて涙雨って感じで、思わず遠い目に

なってる自分が居るよ。そんなのを読み返してるとね、人は、苦しみから成長するもんだろうなと改めて思う。そう、駄文の成長も然りだね。













『バーニング・オーシャン』







2010年4月20日、アメリカルイジアナ州ベニス沖にある原油掘削施設 ディープウォーター・ホライズンにおいて、

大規模な暴噴事故が発生し噴出した油が大爆発。この爆発事故で現場で従事していた126名のうち11名が行方不明となった。

掘削施設は二日間燃え続け22日に沈没したが海底には採油パイプが残り破損箇所などから原油の流出が続いた。





其の流出原油はメキシコ湾一面に広がり10日後には長さ200km、幅120kmの広大な海面を埋め尽くし、ルイジアナ州、アラバマ州、

フロリダ州、ミシシッピ州の4州で非常事態宣言が発令された。其の後も流出は止まらず流出量は日々増大し、

1日当たり、12000~19000バーレル(1バーレル×159リットル)最大量3.021.400リットルが噴出、海洋は死の海と化した。





1日で20リットル缶151.050缶分。メキシコ湾から海流にのって他の地域にも原油が流れ、世界の生態系に重大な影響を

及ぼすことが懸念されたが、7月15日、ようやく原油噴出停止に成功した。総流出量は約78万キロリットル、最悪の原油流出事故となった。

この海洋に浮かぶ原油掘削施設ディープウォーター・ホライズンが 映画 『バーニング・オーシャン』の舞台になって映画化されてる。













『バーニング・オーシャン』







実話に基づいて制作されたとあるけど、実際、人間ドラマも何もない日常の掘削施設からアクシデントが発生、事故に至るまでを

技師たちがコントロールタワーで機器の異常を心配しつつ、本社の指示で監督官が作業の遅れと損失を取り戻すために安全性を軽視して

掘削を急がせた結果、事故に突入していくんだけど、其の行程での技師たちや監督官の意見対立が冗談と本音が矢鱈と入り混じり過ぎて、





素人の日常会話以上に纏まりがなく主役も糞も、みんな一緒で芸の盛り上がりもなにもない。ドキュメンタリー色がきついんだね。

海底の泥をポンプで汲み上げて此れを積載すべく近海で大型船が停泊して持ってる。

其の泥を汲み上げるか、上げないかで皆が躊躇ってるんだけど、観てるこちとら何が支障があるのか無いのかサッパリ解らん。












『バーニング・オーシャン』






状況説明が不親切で、皆が真剣な顔したり、笑ったり、冗談云ったりで、厳しい顔した奴が、泣いたカラスがもう笑うって感じやね?

結果的に監督官に任せて現場の責任者は 「風呂に入るよ」って、なんやのん? 今、其処にある危機じゃないのかよ?

疑心暗鬼な現場の技師たちの不安をよそに本社派遣の監督官にポンプ稼働の決断を任すのはええがな、神妙な顔して、ポンプ稼働が





今にも危険が危ないようなことを進言してて 「風呂入るよ」って、すぐに緩和よろしく消え去るか? 理解できんわ。気になるやろお~?

で、此の責任者は、ホンマに風呂へ入って身体洗ってる。主役の技師役のマーク・ウォールバーグも其処らの普通の男になり過ぎやね。

マーク・ウォールバーグでなくても誰でもええ役やで? 此の男が居ても居なくても物語になんの影響もないで。













『バーニング・オーシャン』








こんな流れ方したら盛り上がりも危機感も迫ってこないよ。まず、泥が噴きあがって凄まじいんだけど海底の泥だからバルブで止めれば済む

話しではないのかいな? コントロールタワー内では絶叫挙げてアタフタして、其処らの意味不明な数あるメーターの針を睨んでる。

噴き上げの現場は泥だらけの泥シャワーで作業員が飛ばされたり転んだりして、一応、慌ててるけど泥遊びの範囲ではないのかいな?





其のうち、あちらこちらのバルブ辺りから油が噴き出して、今度は原油の凄まじい大噴出、其れが何かの火の気に接触してドドッドブワーン、

原油は噴き出すわ、炎は唸りを上げて暴れ狂うわ、鉄骨やらボルトどもやら飛びまくるわ、もう、シッチャカメッチャカ。

主役のマーク・ウォールバーグ、お部屋に戻って和んでる。こいつ、オレと一緒やで、様子がおかしいと顔芸してるけど聞き耳立てても聞こえない。





なんだ?なんだ?ってケツ上げて、ようよう気づいて部屋からでようとしたら、ドッドーン、ちぎれ飛んだ鉄のドアで下敷きなって気絶してる。

『ローン・サバイバー』のラトレル上曹のおまえは何処へ行った? 暇な役どころやね。

こんな時に風呂入って玉洗ってる場合やなかろうがっ? 責任者のおっさん、こいつカート・ラッセルやないかいな? 





異常に気付いて風呂のドアを開けようとしたら、ドヴァーン、吹っ飛ばされて全身ガラスの破片のハリネズミ、「こっこっ此の糞っ」

ブスッとデカいガラス引き抜いて繋ぎの作業服をパンツなしで着込んでる。「クックッ糞っお~」 痛いやろねえ~。

ドブアーン、ドッシュウッ、ズバババ~ン、書いてて面倒臭いだけの映画やないかえ。そんな映画でした。 「コラ、待てえ~」











『バーニング・オーシャン』






「何がなんやら解らんやないか?」 ドブアーン、ドッシュウッ、ズバババ~ン、115名は助かったんだけど、なんにも一切せんうちに

全員甲板デッキに集まって脱出のボートの順番待ってる。辺り一面粉々の火の海なんだけど、此の大スペクタクルの火災の中で、

ようも上手い具合に皆さんご無事に集まったもんだね? 此の映画、前宣伝のわりにお粗末やで。アマゾン有料500円返せ。





「マーク・ウォールバーグとカート・ラッセルは?」 放っといたらええねん。こんな映画を紹介したオレも無視して放っといて。





値が下がるの待ってられないから大枚500円払って観たけれど、期待して観たら、必ず、裏切られる確率高い。










































カメレオンの独り言-1918 『家ん中のお掃除みたいな話しばっかしだね』

2017年11月23日 | 日記





 『ぜんざい』 2017年11月






ぜんざいが欲しくなったのでキッチンの棚を見たら、おお、やっぱり買ってあるね。パックの北海道産って銘打ってある。

寒くなってくると、ふっと欲しくなるんだよ。鍋に火を入れ放り込む。グラグラ沸いてる湯に溶かすと出来上がり、ホンマ、簡単やね。

トースターで焼いた切り餅がプクプク膨らんでおるよ。ポイポイと二切れ、三切れ入れてグラグラ噴いてるぜんざいをしゃもじで注ぐ。





木のお盆に熱いお茶とぜんざいのお椀をのせてパソコンの前で、熱っつう~とフウフウ吹きながら頂く。美味い。

焼けた餅の皮の部分を箸で潰すとプッシュ~と破れてぜんざいの汁が中身に流れ込む。此の部分が、ホンマに美味い。柔らかい餅と合わさって

絶妙の味わいではないかいな。パック品でも馬鹿にならないね、お店で頂く味と然程変わらない。





変わらないのは美味い味わいなんだけれど、どうしてもおかわりが欲しくなる。一杯でやめとけば上品な味わいの余韻を愉しめるんだけど

二杯目を頂き、残り三杯目も食べきってしまうから苦しくなってくる。お店で頂くのと違う処だね。

味わいと云うのは7~8分目を指すと思う。満足仕切ると、喰ったあ~という征服感みたいになってしまって情緒が失せるね。












『遠い喇叭』  トロイ・ドナヒュー   「全然、関係ないじゃないか」 気にすんな






昨日は、寒いと思って厚めに衣服着て散歩に出たけど、さにあらず途中から汗が噴き出してエライ目にあったよ。

オレって、ちょっと体内が熱めに出来てるんだね、格好悪い人間だよ。でも、体臭は、あまり無いみたいよ? ちょっと、断っておこうか。

で、今日はベランダに出ても寒くてそそくさ部屋に戻る程ではなかったから煙草一服をゆっくり味わったよ。





これなら気温の具合は昨日と同じ按配やなと察して、薄いハイネックにモンベルのコットンジップを羽織って早めに散歩に出たの。

此れが失敗やったね、此のコットンジップは軽装の部類と認識しておったけど裏地がしっかりしてるのかな? 意外と厚めなんだね?

出掛けた時間が早かったから小学生やら高校生らが下校時間で、わんじゃか行き来しておって一般車道の狭い歩道が一杯なんだよ。





オレは、さっさか歩くタイプだから、群れになってダラダラ歩いて道を塞がれるとテンポがずれて疲れるんだね。しまったねえ。

行きの道は、普通の道だから車道も歩道も関係なしに歩けるんだけど帰りの道は車道沿いで歩道を歩かねばならん。

男子の高校生は気配に敏感で背後に近づく歩行者に道を譲るんだけど、女子の高校生は、そんなの知ったことないって群れを押し通しよる。





追い越してスウ~と抜けて行ければいいんだけども、其の前にも、其の前にも群れが居ると抜けて行っても意味がないんだね。

また、詰まって、追い越した後ろの連中が迫って来よるから挟まれて格好悪いことになる。意味ない笑い声が自分に被ってるように感じるよ。

こちとら、もう、暑くて熱して汗だくなのに余計に暑くなるよ。難しいもんだねえ。やっぱり、散歩は遅めに出かけた方が無難だね。











『脱走特急』  フランク・シナトラ





汗だくで帰って来て、取敢えず、熱い湯で身体を拭き衣服を着替えベランダに出て腰掛けて体内の熱を発散してホッとする。

邪魔臭くて面倒で汗だくでロクでもない散歩だけど、こうして帰って来てホッとすると歩いてきて良かったとは思うんだね。

煙草を一本取り出し火をつける、これが、また、美味いんだねえ~。





背もたれに身を沈めるように腰掛け熱っ気が引いて寒くなるまで空を見てる。釣瓶落としの秋の夕暮れは、ホンマに落としたような

速さで夜になるね。そんなのを、じい~と見上げてて昨日のお告げのような夢を思い出してる。

吃驚三連発の、お告げのような夢の内容は、ハッキリ云って歳を喰い過ぎて遅きに失したね。其れに、お知らせも遅すぎだよ。





もし、来世があるとすれば今世の連続物語のお愉しみかね? 来世じゃ 「ご破算に願いましてはあ~」 なんて、また、ゼロからかよ。

お告げの内容を思い出そうとしても断片的にしか残ってない、ただ、俯瞰視するように捉えた感触は、

実際には有り得ない結構な顛末に繋がってたね。ふっふふふ、まあ、いいか、夢のお告げで満足してだね、もう、続きの来世は要らん。





願わくば、神さんとこのお家の庭掃除担当で雇って貰えんかねえ? 退屈なったら鬼どもをおちょくってだね、笑いを教えてやるよ。












『・・・・?』   グレコリー・ペック






気がついたら、身体が冷たくなってサンダル脱いで両足擦り合わせて暖をとってたよ。「寒ぶう~」

































カメレオンの独り言-1917 『訳の解らん夢で逃げる』 

2017年11月22日 | 日記




 2017年11月






引き続き気温が落ちて寒く冷たい外気に煙草を吸うのもそそくさって感じで部屋に戻る。ベランダに長くのんびり出来ないよ。

朝食がコーヒー、ミルクにトマトジュース、トーストした食パンにマーガリンを塗ってイチゴジャム。これはこれで美味い。

此処暫く喫茶軽食で済ます日が続いて、今日もかいなと炊飯器を覗いたら昨晩のご飯が残ってる。うん、日本人の食事ができるね。






茶瓶に火を入れ、隣のコンロで鍋の湯を沸かす。面倒臭いから、沸いた湯に、其のまましゃもじで味噌を溶かす。

だしの素があるからパラパラと放り込んできぬこし豆腐を短冊切りして放り込む。グチグチ中火で沸かして豆腐が浮くのを待つ。

まな板出して白菜の漬物を刻む。豆腐が浮いた。茶瓶がフカフカ湯気噴いてるから急須に茶を摘まんで湯を注ぐ。






ねぎの刻みを放り込んだ木のお椀に味噌汁注いで急須と一緒にテーブルに並べる。茶碗と湯呑と箸と醤油、タクアンと梅干の容器も

並べて炊飯の鍋も出して椅子に腰を下ろす。味噌汁とお茶からフワフワ湯気が立ち上がって幸せの朝の食卓。

茶碗のご飯は冷たいけど、湯気立つ味噌汁とお茶とは冷ご飯の相性はいい。頂きますと手を合わせて箸を持つ。






漬物にカツオ節をば混ぜて醤油をかけ、タクアン二切れ、梅干し一個を添えて、まず、熱い味噌汁をふう~ふう~と吹いて呑む。

ああ~なんと贅沢な味わいかな、冷ご飯が口ん中で温もってるよ。其処で入れたての茶を湯呑で頂く。

ああ~なんと素晴らしい純和風なハーモニ~、素晴らしいっ。朝から、カレーやスパゲッティや焼きめしなんて喰う奴の気が知れんわ。






時折、時間が重なったら息子に同じものを並べて出してやってたね。「おとんのは、なんでやろ? 美味いわあ~」って、云ってたね。

















今日は、隣の奥さん、前々からの知り合いの奥さんと京都へ紅葉見物に出かけたよ。

おまえも因果なことやね、京都は寒いぞ。「そうや、なんで約束した日に限って寒いねんやろ?」 京都は盆地で冷えるとこや。

出掛ける用意に追われてる、「あんた、なんで、もっとゆっくり寝とかへんねん?」 寝とぼけで天井見てたら覚めてしもうた。






いやな、あんまり云わんほうがええと思うねんけどな、お告げみたいな夢をみて目覚めたんや。「お告げ?」 そう、不思議な夢や。

「どんな夢や? 悪い夢か?」 いや、えらいええ夢やねん。それがな、前のマンションに住んではった年配の奥さんが出て来てな、

〇〇〇〇さんや、「ああ、あの奥さんがかいな?」 そんなもん、もう忘れてるし、ニッコリ会釈程度でお話したこともないで。






せやねんけど夢に出て来て何やら書いたものをくれはったんや。でも、オレは、其の奥さんの姿は見てないねんで。兄貴がいてな、

「〇〇〇さんかいな?」 兄貴がなんで出てくるんやろね? 「おまえ、これを、あの奥さんから預かったで」って枕元で云いよんねん。

差し出された紙を受け取りながら話しを聞くと、何やら占いかいなと思ったんだけど解らん。難しい墨の字で文句が羅列されてるねん。






で、其れを見ると、姿は見えへんねんけど其の奥さんが読んで聞かせはるねん。手が込んでるねん。「なんて書いてあった?」

















其れがやね、想いもせんことが書いてあるねんなあ。おまえのことも書いてあるねん、と云うより、其の奥さんが読んで云う訳や。

筆を持って文句の頭に丸で印して云う訳や。「せやから、なんて云うてんねんな?」 ずっとな、おまえ、ゆっくりと暮らせるらしい。

「別れるようなことかいな?」 おまえ、鋭いな? 筋を追うとそうなるみたい、せやけど、オレはええ男らしいで。「何処がいなっ?」






それはな、其の人の云うには、「あなたはね、気一杯の思ひの優しさで人を包むのに報われない悲しさを背負って生きて来はったな」

ガ~ンッと来たね。「それでも、いつも笑ろうて生きて来はったな」 オレは、此の言葉で、此の人は、占いしたはんのかなと思ったんや。

だから、これは、当たってるみたいっと思って、憶えてるんだよ。其の人は一方通行で話してんだけど姿が見えないんだよ。






隣の奥さん、真剣な顔して考えてるな? 「あんたの願望やろ? 其れが下地になって夢にでたんや」 そら、オレも解らん。 

あっ、せや、おまえが其の奥さんと帰って来たんやで。そういう展開やったで。「ふう~ん、話ししたことないなあ~?」 オレもや。

「で、あんたわいなっ?」 それがな、それが、信じられないけど信じられない。「なんやねん、それ? 早よ、云いなっ」 






まあ、悪いことではないからええけどな、言葉で表せば、お告げという感じやったよ。せやから云わんほうがええような雰囲気やったよ。

半分、目が覚めて天井を見上げてたら薄緑色かな? 其の部分が淡く薄っすらライト照らしたような余韻が残ってたんや。はっきりせんけどな。

夢ん中では、なにかしら衝撃を受けて言葉が出なかったように覚えてる、それらが空気に溶けて消えていくような感じでもあったね。






なんか不思議な夢ではあったよ。まあ、オレの場合は、すぐに忘れてしまうと思うけどね。実際、粉吹くように消えていくんだよ。


















日中は、昨日の寒さ程ではないね、少し冷えはましかな? でも、お日さんの直射を有難く感じるけどね。

奥さんが出かけた後、駄文を書いてたけど、朝6時半頃に目覚めたから日中に眠たくなってきて脚に被せてる毛布の温もりに誘われて

座ったまま眠ってたみたい。1時間程かな、目覚めたらスッキリしたよ。しかし、もうちょい詳しく鮮明に見せて欲しかったなあ。






「思い起こしてんのか?」 いまいちハッキリせんかったね、夢を見てる間は鮮明だったんだけど、お告げの内容がだね、

「こうして、こうして、変わるんだよ」って云って丸印を筆で書き込みながら、読んで聞かせて棒線引き下ろして強調もたせて「こうなるね」って

薄っすら微笑むんだよ。で、オレは、ええっ? はあっ? ええ~っ? って驚き三連発だったように思うよ。






でも、其の人は見えないんだよ。言葉も微笑みもオレが感じる気配でしかない。思うに、オレの心の中で話してたんじゃなかろうかね?

後で負担が乗るような内容だったら夢でも気分が悪いけど吃驚三連発の驚きは、そんなん有ろうはずがないがな、と喜び半分、嘘半分って

感じで正座して聞いてたよ。あの人はなんやったんやろねえ? 考えたら目覚めてから記憶がすう~と消えていくような按配だったよ。






今になったら、いい印象だけがきっちり残ってるっちゅう夢だったよ。しかし、日頃、顔見ん兄貴が、なんで特別出演しとったんかね?

訳の解らん夢を薄らボケのままで書いて、今日の駄文に仕上げて逃げる。C級映画なみやね。

寒いと思って厚着して散歩に出たけど帰って来たら久し振りにド汗かいてしまったよ。暑っ~う。今日、意外と冷えてないで。

































カメレオンの独り言-1916 『濃いめのチャコールグレーは闇に溶け込んで黒になる』

2017年11月21日 | 日記





 『チャコールグレーのスーツ生地』 2017年11月







昨日と変わらず今日もよく冷えておるよ。日中で10度前後かね? 洋間で調べものしてたら冷あ~としてくるよ。

腰掛けから下ろしてる片足が冷える。胡坐をかける腰掛けは座面が広くていいんだけどオレの図体ではちょっと狭い、両足胡坐で座るには

背もたれにへばり付かないと無理だね。だから片足だけ折って上げてる。この姿勢は、凄くリラックスできるんだよ。





ただ、冷えてくると下ろしてる片足がチメタい。隣の奥さんが「あんた、此れ足元置いて暖めたら?」って温風器を出してくれてる。

でも、あまり効き目がないんだね。熱射的に暖めてくれるタイプがいいんだけど奥さんリビングに持って行きよったなあ?

ふんわか温もってんかね、どうかね、と様子を窺って首傾げるようなのはオレには必要ない、電気代が勿体ないよ。足元だけでいい。





と、云って、霧ヶ峰の暖房は頭がフラフラして好きじゃないから、もっと寒くならないと点ける気がしない。

ああ、そうだ、これだよ、ソファベッドの脇に丸めて置いてる毛布に気がついたよ。1.5メートル四方のキャラクター柄の毛布がある。

腰から下に巻くようにひざ掛けしたらバッチシではないか。おおっ、此れはいい。暫くすると暖かいではないかいな。





ああ、此れは助かるよ。此の冬は、此れで乗り切ろうかい。足元温めたら全体に及んでポカポカするよ。気持ち良くてウトウトしそう。
















前々から一着スーツを張り込んでやろうかと思ってたんだけど濃いめのチャコールグレーがいいね。ほんの少し光沢があるやつね。

禿げチャビンになるまでに一丁買ったろうかな。しっかりしたお店でオーダーして決め込んで、うっふふふふ、妄想の世界に浸ろうかなあ。

「考えることがないのか?」 馬鹿め、僅かなりとも自分の人生愉しんで彼の世へ逝くんだよ。そして、棺桶には其れを着て逝くんだよ。





まあ、そんなことを考えたり、迷ったり、馬鹿らしくなったり、正気に戻ったり、時間ばかりが経っていくよ。

何かないかなあ~? お話しのネタの連続ものってのも書き応えがあるかもね。稚拙、拙劣など気にしないオレだけの文句を集めてだね、

何かを創り上げたい欲求があるような無いようなモヤモヤしたものが思考の周りに蠢(うごめ)いておるよ。





誰の真似もしないオレの言葉で創り上げたいんだよ。それには、濃いめのチャコールグレーのスーツが要るね。「どういうことやねん?」

素人には理解不能な奥行の浅さかねえ。「その場合、奥行深いのが普通じゃないのか?」 普通なんてのは用が無いんだよ。

人生なんてのはね、奥が深かろうが浅かろうが表面こすってりゃいずれは剥げ落ちるもんさ。生きてる奴らのおもちゃに過ぎないよ。





「出任せで、さも意味ありげに喋ってるな?」 探れば浅い言葉も深く感じ取れなくもないのが言葉のマジックだよ。

人さんに任せて負んぶに抱っこ。「其れは無責任ではないのか?」 濃いめのチャコールグレーのスーツが教えてくれるよ。 「訳解らんなあ?」 

年の暮れの冷えた夜の街を靴の踵を響かせて濃いめのチャコールグレーのスーツで歩けば暗闇に溶けるような黒に近い点にしか見えない。





人なんてのはね、個々を論じてなるんじゃなくて胡麻の容器をぶちまけて点、点、点、の集合体が寄り合って形になってるだけのものさ。
















「なんか意味があんのか?」 ないさ。「無いのに有るように云うなっ」 黒い絨毯って知ってるか? 無数の蟻の大軍のことだよ。

気取って個人を演出しても群れて塊になったら無個性な集団でしかない。其れが時代の流れの胡麻粒だよ。

蟻の種類もノコギリハリアリ属、ヒメサスライアリ属、オオアリ属、ヤマアリ属、ヒメキアリ属なんて数え上げたら30万種類に及ぶ。





でも寄って集(たか)って塊になったら胡麻粒の蟻でしかない。「此の話に解決はあるのか?」 おお、納めどころを知ってるね。

オレも、この話を何処で納めようかと不安になってたところだよ。「なにか云いたい処はあるだろ?」 有るよで無いよで困ってる。

「困るような話をするな」 まあ、そうだね、ゴマ粒の塊に流されようとも個に在れば捉われるものはないということさ。 「もとに戻ったか?」 





闇に静まる山の麓の岩棚に腹伏せなって人生をば逆さに辿って考えたいけれど、年老いた一匹狼の身にとっては寒さが身に沁みる。

何かないかねえ~。胡坐(あぐら)をかける広い座面の椅子に腰掛けて、背もたれに身をもたげて片足乗せて、くだけた姿勢で

毛布に包まって寒さ防いで温もって、何かないかねえ~って考えてる。山の麓の岩棚よりは、暖をとる火は無くとも遥かに居心地がいいよ。
















ほんの少し光沢のある濃いめのチャコールグレーのスーツか、無地のネクタイなら何色が似合うのかね? 

トラッド風に仕上げて、ウィングチップのリーガル履いて似非紳士に化けて靴の踵の響きも軽やかに街を散歩するのも悪くはないね。

オレは、此の頃になると不思議と夜の冬の街を絵にして、そんなのを想い浮かべるんだよ。





何かないかなあ~なんて考え込むと脳味噌フル回転が祟って支離滅裂になってくるみたい。「だから毛布に包まって夢見て癒すんだな?」 そう。

































カメレオンの独り言-1915 『映画 マグニフィセント・セブン』 駄作と駄文

2017年11月20日 | 日記





 『この人は永遠に変わらんね」 2017年11月







今日は寒いねえ~。大阪の早朝は10度を割って6~7度ってとこだったんだろうね? コーヒー沸かして熱々のを頂いてから、

ベランダに出て煙草を一服吸うんだけど、ちゃっぷいねえ~と思いつつも胸張ってるよ。なんでぇ~こんなもんっ、だよ。

昼になって10度前後かな? 家ん中のデジタル温度計は21度、暖房も何も点けてないのに大きな差だね。でも冷えるね?





其の寒さに怖気(おじけ)づくよ、ちょっと出掛けようかなって気が失せる。日が落ちてベランダへ出たら、しんしんと冷えて冬じゃないか。

散歩も汗だくならずに済むんだけど、実際、冷えてくると爺になったような弱弱しいオレになってるよ。あぁ~ホゴホゴ。

くわばら、くわばら、羽毛布団に包(くる)まって寝たろかな? いかんっ、熱いお茶を沸かして体内に熱を取り込み気合を入れねばならん。





ふう~ふう~息吹きかけて湯気立つお茶をズズビィ~ズズビィ~と頂く。ふうう~美味い。うん、温もったよ。よぉ~しいっ行くぞっ。

考えたら、こんな馬鹿らしい散歩を続けること自体が爺婆でしかないじゃないか。自分の若さを崩壊のほうへ導いてるようなもんだよ、全く。

糞、糞、糞、糞、糞、糞、糞、糞、糞、勢いよく滑るような歩行で帰って来たけど流石に汗はかかなかった、ちょうどええ具合やったね。











『マグニフィセント・セブン』  「素晴らしい七人」ってことだね





昨夜、若者を駅まで送って帰って来てから駄文仕上げて、アマゾンのプライム無料映画を覗いたんだけど初っ端から『マグニフィセント・セブン』

が案内されてたよ。此の映画は、封切って、まだ、間がない西部劇だよ。デンゼル・ワシントンが主役の「荒野の七人」版だね。

内容の程は、大方、似たようなもんだろうから期待もせずに観てみた。昔観た西部劇は、もう、戻って来ないんだね。





ハリウッド製の西部劇にマカロニまぶして掻き混ぜてゴチャゴチャの味付けしたような西部劇だね。哀しくなるよ。

映画自体は、マカロニウェスタンよりはアメリカ風の味が濃い。でも、老舗の味は消え失せて新種というか変種西部劇って感じかね? 

なんで黒人ガンファイターなの? なんで中国人なの? なんでインデアンなの? 昔ながらの良き時代の西部劇を破壊してるつもりか?





ガンベルトの腰周りにいろんなナイフをチャラチャラぶら下げて子供映画のお遊びかよ? ハットを脱いだら髪の毛にも手裏剣さしてるよ。

何処からこんなの発想したんかね? 其の時代の常識までも無理やり今流に正義面して偏見を無くそうなんて姑息なことすんな。

此の頃の大陸に渡った中国人は、誰も彼も藁の笠被って民族服着てハツカネズミみたいにチョコマカチョコマカしておったではないか。





「其れは、古いフィルムで動かすからだよ」 やかましい。その時代では黒人はアンクルトム以外も、皆、アンクルトムだったんだよ。

其れがなんで黒い服に統一したファッションでガンベルトつけて出て来るんだ? 笑かすな。

事実を歪曲するから全てがおかしくなるんだよ。昔は昔、今は今だよ。今を昔に持ってくるなっ。嘘八百なシチュエーションじゃないか。





中国人で出てくるならチョコマカチョコマカ歩いてくれ。其の時代の君たちは残念ながらそんなのばっかしだったんだよ。











『マグニフィセント・セブン』




アランドロンとマンダムと三船敏郎が西部劇で共演してた 「マンダムって誰や?」 ど忘れして名前が浮かんで来ない。

『レッド・サン』って西部劇に三船敏郎が侍姿で出て来て西部劇の破壊の序曲だね、しかし、三船敏郎は我れを忘れず侍のままだった。

此処が素晴らしい。椿三十郎かと思わせる其の姿の凛々しさ、此の男は、自国のどんな映画に出ても、皆、一緒だった。「其れはエエ意味か?」





変わらんのだよ、時代に忠実そのもの、他国に行っても変わらん生一本の日本人を演じてたよ。「羅生門」 「蜘蛛巣城」 「七人の侍」

「無法松の一生」 「用心棒」 「赤ひげ」 「グラン・プリ」の社長役 「山本五十六」 「東郷平八郎」 「阿南陸相」等々、 みんな一緒っ。

このぐらいになったら、もう、誰も文句は云わない。アランドロンもマンダムもビックリだよ。





リ・チョンヤンだったかな? チャイナ服で出て来いよ。「リ・チョンヤンだったか?」 ええ~と、イ・ビョウホンだったかな?

「イ・ビョウホンは韓国の役者だろ?」 そうだったか? まあ、中国も韓国も当時はチョコマカチョコマカ似たようなもんだよ。

インデアンが、オレの真似して一匹狼で仲間に入ってくるんだけど、こいつは、まだ許せる。弓矢の威力は手慣れて見せ場を活かしてるよ。





矢鱈、撃ち合いは派手なんだけど西部劇に慣れてない役者の悲しさで、どいつもこいつもガンファイトの見せ場が活かせてないんだね、

総じて、銃捌きがぎこちなくて下手糞。退屈しのぎのB級似非(えせ)西部劇どまりの駄作一歩手前と思うよ。

こんなの映画館で観たら、このぐらいでは済まんと思うよ。ボロボロにこき下ろして摺りこぎで潰してしまわな収まらんよ。











『マグニフィセント・セブン』




しかし、オレの駄文も滅茶苦茶で仕上げて、こなくそにこき下ろされると思うよ。『マグニフィセント・セブン』と、どっこいどっこいやね。






注 ー 文中の「マンダム」ってのは、チャールズ・ブロンスンのことだったね。思い出したよ。「雨の訪問者」 一本調子のはしりだったね。

































カメレオンの独り言-1914 『気に入ったコンバースで歩けるだけでも結構』

2017年11月19日 | 日記





 2017年11月







散歩は隔日で充分だから、今日はやめておこうと思ってたけど明日の土曜日は雨みたいなこと予報で云ってたな?

仕方がない、寒いけど歩いておこうか。ユニクロのヒートテックのハイネック着てモンベルのクリマプラス200のジャケット着たら

暖かいではないかいな。よし、行って来よう。此のハイネックは薄くて首回りがしっとりと優しいからこそばゆくないのがいい。





スタコラ、スタコラ歩くのは、どうってことないんだけど、ホンマ、馬鹿らしいね。こんなことして意味あんのかよ?

なんてこと思いながら、時折、足元見下ろしてコンバースの履き心地、なかなかいいねって慰めてる。

真っ暗な歩道の脇に寄って歩くんだけど音もなく自転車が擦過して行きよる。際どく走り抜ける奴に限ってどいつもこいつも無灯火だよ。





無灯火でこちらに向かって走ってくる奴の顔辺りだけライトが、ユラユラ、フラフラ揺れてんだね、スマホを見ながら下見て走ってる。

四つ辻なんか知らん顔して横断しよる。そんなので横っちょから車が飛び出して来て跳ねられたら、おまえが悪いで。

正面からの車のライトが視界に被さると前方がなんにも見えなくなる。車が走り去ると目の前に俯いて歩く制服の女子高生かな?





打ちひしがれてるように見える。フラフラ歩く横手を追い抜くと俯いた髪の毛被せた顔がスマホの明かりでボヤ~と浮かんでる。

コワイなあ~、こいつらスマホが無かったら生きられへんのか? そういえば、いつからかオレのスマホ真っ黒けで放ったらかしてたね。

帰ったら忘れずに充電しておかんとアカンね。 「そのうち腐ってまいよんとちゃうか?」 まだ、ローンが残っとおるよ。クソしたな。













『モンベル クリマプラス200のジャケット』







ヒートテックのハイネック、真冬やないと暑いねえ~。クリマプラス200のジャケットも防寒効果充分だよ。暑すぎるわっ。

帰って来たら、同じマンションにお住いの息子さんとエントランスで顔が会ったので、歩いたら、まだ、熱いね~って云ったら、

「ええっ、そうですかあ?」 オレだけか? みたいな顔して笑ってたよ。玄関入ったらポトッと額から汗が一滴落ちて、暑っうう~。





クリマプラス200のジャケットは常日頃に気楽に軽く羽織れて充分暖かいってのがよく解ったよ。

ユニクロのフリースフルジップジャケットも悪くないけど下に厚みのあるセーターなど着こまないと13度前後では寒いだろうね。

オレの場合は、汗っかきだから、此の気温なら薄いヒートテックのハイネックにフリースフルジップジャケットがピッタリだろうと思うよ。





ユニクロとモンベルのサイズは、ユニクロでは迷わなくて済むんだけどモンベルはちょっと不安が付き纏う。

オレは元々デカめが好きだからモンベルでも当てずっぽうで決めてるけど全体的にデカいね。

モンベルのコットンジップパーカなんか上背はピッタリなんだけど着丈が長すぎでデカ過ぎるよ。ワンサイズ落とすべきだった。





胴の長さを強調してるようなもんだよ。「無様だね」 だからGパンのケツポケットに小さなタオル差し込んで引っ掛けて上げてんだよ。












『モンベル コットンジップパーカ』






長くて裾辺りに締まりが全然ないからだらしなく感じて腹立つよ。もうちと裾を絞れよ。例えればゴムの切れたパンツみたいだよ。

ただ、仕上がりは上々でコットン自体も上質だし裏地も凝ってる。サッと羽織って行っても暖かいから、その点、文句は出ないね。

着るほどにしっくりと馴染む心地よい風合いで、裏地はボーダー柄をあしらった暖かい起毛地を使用してる。





すそ回りはリブ編みでストレッチ性を高め動きやすくなってると云うよりフリフリのスカスカじゃないか。なんとかならんのかね?

心地よい肌触りで襟が高く首元が暖かいデザインなんだけど、すそ周りに伸縮性なんか全くないよ。

オレは腰回り85だけどストレッチが活きるのは95センチ以上だと思うよ。なんとかならんのか?





そういえば、此れは気にはならんのだけれどクリマプラス200のジャケットも裾にゆとりがある方だね? 

モンベルは筒抜けデザインが好きなのか? ほなら余計な手間なリブ編みでストレッチなんか不要だよ。

なかなか、全てに於いてお気に入りってのは当たらんもんだね。だから、沢山有っても、結局、満足な同じ衣服で過ごすほうが多くなる。





行き着く処はタンスの肥やしだね。もう、オレは服など買わんぞ。しかし、おっ、これいいね、なんて懲りないから、また、悩むんだよ。












『ユニクロ フリースフルジップジャケット』






今日は、毎度、月毎に訪れてくれる若者が来たよ。何する用もないだろうにご機嫌で時間潰してニコニコ明るい子だよ。

「★★ちゃん、体調はどうや?」 そうね、極めて健康だね。「其れはええことや」 もう、立派に社会人してるね。

明日は京都でデートって云ってたな、紅葉の京都か。「★★ちゃんは、何処か行かんのか?」 何処へ行くねん? 笑ってるよ。





隣の奥さんは、姉さん夫婦と車であちこち出掛けて気晴らししてるよ。おうおう、行ってこい、行ってこいと送り出してホッとするよ。

独り気ままはいいねえ~。「★★ちゃんは、いつも何してんのん?」 パソコンあったら何も要らんよ。

「暗くなるのが早いね」 そうだね、秋の寂しいところだね。「もう、云うてる間に正月やで」 ホンマやなあ。





駅まで送ってやる。オレの聞こえのいい右耳の方に回って 「★★ちゃん、聞こえるか?」 おう、聞こえてるよ、おまえの声は

通りがいいのかしてよく聞こえてるよ。もうね、もし、なんにも聞こえなくなってもね、不自由とは感じないよ。

オレはね、不自由を不自由とは、殊更、拘らないみたい、すべからく、成るように為るもんだよ、人生は。





「★★ちゃん、歩きは軽やかなままやな、コンバースが似合ってる」 そうだろ、おまえもそう思うか? あっはははって笑ってるよ。

































カメレオンの独り言-1913 『訳の解らんクレーマーは一発で解決』 スッとするやろね

2017年11月17日 | 日記





 2017年11月







此の前から、ちょっと気になってたことがあるの。自分のパソコンでは、なんの影響もないんだけど大きな写真を貼りまくると

容量の加減でCPUかな? 重くなって動きが悪くなるらしいみたいですね? よう解らんけど?

もし、そうならこれはいかん、と思ってます。どんどんエスカレートして写真もデカくなり放題だから意外なとこで迷惑かけてるかも知れん。





DELLも第7世代インテル® Core™i5プロセッサーでWindows 10 Homeになってるし、モニターも27インチから31.5インチの

大きめに替えたし、皆さんが同じようなのを使用されてるとは限らんことに気付いたよ。自分が良ければ独りで酔っているとこあるからね。

どれ程の影響が出るのか知らんけど、そんなのを考慮して此れからは画像サイズを小さく抑えるようにします。





gooの画像サイズ 長辺最大 640ピクセル(推奨)に倣って押さえて貼ります。推奨だから、これならええのではないか?

写真にウェイト置くようでは駄目だね、お話しに重きを置いて書かねばオレの存在なんか無いのと同じだよ。 「泥棒と一緒だろ?」

まあ、その通りだよ。気づいたら改善しよう。他人(ひと)さんの写真で逃げておったけど、此れからは誤魔化しが利かんね。





「知らんかったことで澄まし顔ってのはどうだ?」 欠片でも知ってしまったら澄まし顔はできないよ。クソ、受けて立ってやる。

恰好つけてもだね、貼る写真は変わらんよ、小さめにするだけだよ。ビッグな写真で目先を誤魔化すのを控えるんだよ。

「じゃあ、泥棒のままだな?」 コソ泥と云い給えよ。「同じじゃないか」 コソ泥のほうが可愛いだろ? 「一緒やないかえ」


















此の2日程散歩をサボってる。汗かかずに歩けるように気温も落ちていい按配になってからサボりが増えてるよ。

あまり間を空けるとだらしなくなるから今日は行かねばならん。クックックウウ~ 「なんや?」 面倒臭いっ。面白くないっ。

「コンバース履いて恰好つけて歩いて来い」 そんなの本気で云ってんのか? 「本気じゃないのか?」 アホらしい。





昨日は、映画 『マリアンヌ』を観て、暫くは余韻を味わえる中身だったね。あのぐらいの作品を出して貰わないかんよ。

タダと謳われると止めどなしってとこもあるかね? 観たけりゃ幾らか出して借りれば済むことだね。

出て来るまで黙って待たせて頂きます。「ええ心掛けやね」 最近、スーパーやコンビニなんかへ行って無理難題喚いて困らせる





のが居るらしい。「なんで店に置いておかないんだっ?」 「当店では扱っておりませんので」 無けりゃ仕方ないだろ? 

無かったら電車賃に迷惑料を請求するなんて輩が居て店の人が困り果てるらしい。なんなんだろうかね? 「店長を出せっ」だって。

度の過ぎたクレーマーっていうらしい。外国映画なんかだったら負けてないもんね。店長が出てきて、「何を寝言ほざいてるっ?」





「なんで商品を揃えておかんのじゃっ?」 「無いもんは無いんじゃっ」 ボコッ、太い腕振り回して、どついて放り出しよるで。

で、クレーマーが顔腫らして逆恨みして、今度はピストル持って入って来よる。しかし、店長は負けてない、ショットガンでぶち殺しよる。

テキサスなんかじゃこんなもんだよ。南部の男は気が短い。 「ホンマかよ?」 保安官も見て見ぬふりだよ。





テキサスは、こういう風に解決してるよ。「其れは映画だろ」 我が国では、無理難題云われっぱなしでストレス溜めて割りが合わんよ。
































カメレオンの独り言-1912 『映画 マリアンヌ』 

2017年11月16日 | 日記





 『マリアンヌ』 2017年11月






暑けりゃ暑いまま、寒けりゃ寒いままってのがオレの過ごし方だったけど、やっぱり歳喰うと、其れなりに合わそうとしてるね。

家ん中で着込むのは好きじゃないから軽めの衣服で暖房など使わずとも平気だったんだけど、もう、アカンね。

今の住まいは夏は涼しく感じるんだけど冬は其のぶん一段と寒くなるんじゃないかね? 去年の暮れに転居して、やけに冷えると感じたから、





絶対に嫌いだった暖房を文句云わずに使ってたからね。すぐに消すんだけど冷えて来たら度々使ってた。

今年、秋も深まって来て、うん、やっぱり、もう寒いって思うよ。独りパソコン相手に居ると12畳の洋間の空間が広過ぎるように感じる。

ソファをベッドに拡げて寝てしまえば解らんけどね。しかし、軟(やわ)になったかね?





20年を、おおかた仕事着で過ごしたから衣服はオシャレもクソもなく無頓着で奥さん任せだった。

遅まきながら、最近、自分の好みを選ぶようになってから其れなりのを揃えれば温もりを維持できることを知ったよ。

ヒートテックなんて機能をもった衣服があって着てみると、たしかに温いね。モコモコ着こまなくても済むから、こらあ、ええわ。












『マリアンヌ』 2017年公開 アメリカ映画  ブラッド・ピッド






今夜は、もう空っぽになって話しするネタが底尽きた状態。仕方がない、アマゾンプライム無料映画でも観て感性を呼び覚まそうか。

しかし、無料映画も底尽きたかして観ようかなと触発する作品がない。もっと、補充しろよ。

昔懐かしい映画がごまんと有るだろうに? 陳列してる映画は同じものばかりじゃないか。気を引くようなの無いんかいな?





『マリアンヌ』ってのに目が止まったよ。ブラッド・ピッドとフランス女優のマリオン・コティヤール、何かで観た女優さんだね。

まあ、いいかって、なんの用意もなく期待もなく観たんだけど、昔、いろんな戦争ものレジスタンスやスパイものの映画と同じ匂いを醸して

懐かしさを覚える描写についつい引き込まれて夢中のうちに観終わったよ。なかなか観応えのある映画だった。











『カサブランカ』  ハンフリー・ボガード  イングリッド・バーグマン





モロッコのカサブランカって地名が出て来たところで、映画『カサブランカ』を思い出したよ。

ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマンが共演してた。『カサブランカ』もハンフリー・ボガードも観たことはない。

1942年制作で日本公開は1946年だったから、当時は、オレは人間ではなかったからね。 「なんやってん?」 「無」だった。





「じゃあ、何故知ってる?」 オレは、これでも映画通だよ、偏ってるけどね。イングリッド・バーグマンのおまけで知ったんだよ。

時代から外れたようなおっさんには興味はなかった。でもね、此の人の映画、なんだったかな? 遠い昔に

オードリ・ヘップバーンと共演してたのをテレビで観たんだけど、調べるのは邪魔臭いけど、なるほど、主役になれる魅力はあったね。





何でもええけど、『マリアンヌ』はどうなってん? 『カサブランカ』となんの関係があるねん? いや、地名で思い出しただけさ。













『マリアンヌ』  ブラッド・ピッド  マリオン・コティヤール






時は第二次世界大戦下の1942年、ケベック出身のカナダ人諜報員のマックス(ブラッド・ピッド)は、

モロッコの砂漠にパラシュートで降り立ち、工作員の案内でフランス人諜報員のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と接触する。

二人で協力して、モロッコで開かれるパーティーに出席しナチス・ドイツの要人を暗殺を果たして脱出する作戦に従事する。





ナチス・ドイツ軍下、フランス人に身をやつしマリアンヌの夫としてドイツ軍のクラブなどで顔を売り作戦の下地を作っていくマックス。

紳士然とした身なりで街を闊歩しつつ、身元がバレて危ない状況にもなるが本職007になって危機を脱する。

粗筋は苦手で邪魔臭いから、「映画紹介して邪魔臭いはないだろ?」 苦手なんだよ。007なんて簡単に表してるけどそんな軽さはない。













『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール  ブラッド・ピッド







「軽くないなら重く表現しろよ」 街のホテルの喫茶店かね? 路にテーブル並べてお日さん当たってコーヒーを愉しむような処で

マリアンヌと夫婦気取りで人目に馴染んで居るんだけど、後方のテーブルにドイツ将校が此方を見るでもなしに窺ってる様子なんだね。 

「以前、取り調べを受けて顔に覚えがある」 マリアンヌに告げて素知らぬ顔で居る。やがて、ドイツ将校が席を立ち背後のホテルへ。





マックスが席を立ち無言で後を往く。廊下の角の電話ボックスで将校が応援を頼んでるが上司に繋がらず焦ってる声。

突然、マックスの身の動きは速い、壁に押しつけ喉元指で絞め潰し絶命させて口腔の奥にガムを詰め込む。事故死を装うだね。

蒟蒻(こんにゃく)畑と一緒だよ。正月の餅も気をつけよう。 「関係ないだろ」 「其処で人が倒れてるよ」 ウエーターに告げて





マリアンヌと風のように去る。実際はドキドキさせて重い雰囲気だしてる。「おまえが軽くしてんだろ、なにが蒟蒻(こんにゃく)畑だよ」












『マリアンヌ』  ブラッド・ピッド




 

夫婦で仲良く生活してるさまを演じてるけどマックスはマリアンヌの誘いに気づいてる。でも、作戦中の色恋は支障するってケジメが大事。

今回のブラッド・ピッドは髪の毛伸ばして男前刈りで 『ジョー・ブラックによろしく」風だね。前髪垂らしたりして気は引いてるね。

こんな場合は、男前は余計なことで疲れてしまう。作戦前日、砂漠にドライブ、砂嵐の車中で誘惑に負けて腰を振ってしまう。「なんやねん」





昔の映画と今の映画の違いが歴然だね。衆目の前で平気で腰振るなんて昔にはなかったよ。「みんな、やってるわ」 アホか、

トイレをオープンで遣って見ろ、ものには慎み、嗜みってのがあるだろ? 実際、この場合、女のほうが意外と大胆な解釈にこけるね?

此れの前だったかね? 明日のパーティに出席の許可を貰うべくナチ親衛隊の本部に二人して申請に行く。













『マリアンヌ』






明日、パーティでナチの要人を暗殺するためだね。マックスは鉱山技師を装って申請するんだけどホバーという親衛隊の将校が 

「トランプはどうかね?」 此の将校は頭脳明晰で抜け目のない男とマリアンヌから人となりを聞かされてる。

「わたしが勝ったらパーティへ、負けたらトランプの相手を頼もう」 マックスは、トランプの技を披露すると将校は内心その技に驚く。





「君がカットしてくれ」 山を二つに分けて片方を見せる。スペードの6、将校が上のカードを開くとダイヤのクィーン。

「はっはは、パーティだな」 煙草を吹かしつつマリアンヌは動じることなく危なげが無い。席を立って部屋を出ようとすると

「ちょっと、君は鉱山技師だね、此れに化学式を書いてくれるかな?」 オレだったら、即、逮捕、拷問、拷問、拷問で銃殺だろうね。





口数の少ないマックスは、デスクの上の紙に化学式を書いて見せる。将校のホバーは納得して「では、パーティで」と送り出す。













『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール  ブラッド・ピッド







マリアンヌは砂漠で 「明日の身の上は解らない」って云ってたね。一目惚れのように好きになった男と一緒になりたいと、車中で

マックスを押さえつけ跨って犯してしまう。「おかしいのんとちゃうんか?」 勢いだよ、抑えがたい欲望だよ。マリアンヌが勝ってたね。

そんな思いと覚悟をもってパーティに出席、表の車に仕掛けた爆弾が破裂する時間を待つ。遅れて現れないナチの要人に気が急(せ)く。





常に落ち着いてことを運ぶマリアンヌの表情にも焦りが漂う。タイミングが合わない。テーブルの裏に機銃を貼り付けてある。

数集まったドイツ将校や其の妻たちに微笑みかけて、二人は、其のテーブルの脇に立って要人の現れるのを待つ。

柱時計の秒針は滞りなく回るんだけど、肝心の要人が現れないからオシッコしたくなってくる。 「なんでやっ?」 緊張が催さすんだよ。












『マリアンヌ』  ブラッド・ピッド  マリオン・コティヤール  







マックスの表情も強張って破裂時間を無視して2階の要人の部屋へ機銃を持って往くべきかっ。其の時、要人が2階の廊下に現れた。

階段を下りつつ踊り場で挨拶が始まる、其の時、突然、爆発が起こり皆が狼狽える、マックスとマリアンヌがテーブルを倒す。

パーティ会場はパニック、マックスとマリアンヌが機銃を構え乱射する。踊り場の要人が吹っ飛ぶ、警護の将校もなぎ倒す。













『ステンガン (Stengun)を乱射するマリオン・コティヤール』   弾倉のマガジンを双方テープで縛り弾切れの装填に備えている







凄まじい乱射シーンだね。ホバーという将校が驚愕の展開に銃を取り構えるが額に一発喰らって倒れてる。

会場出入り口から警備の兵隊が雪崩れ込もうとするが辺り一面粉々の破片と粉塵の中、バタバタと射殺されてぶっ倒れる。阿鼻叫喚の様相。

顔なじみの軍人の妻が亭主を撃たれて呆然としてマリアンヌを見る目と合う。 「行くぞっ」マックスが怒鳴る。













『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール  ブラッド・ピッド 







駆けて建物を脱出、破裂した車が道路で闇をとかして 炎を上げてる。機銃を脇に隠し垂らして車に乗り込み走らせる。

追っ手は居ない。角を曲がって「生きてるっ」ってマリアンヌが叫ぶ。ハンドルを握るマックスが頷きながら「イギリスへ行こう」

物語は、一つのクライマックスを終えて、二人はイギリス本土に渡る。












『マリアンヌ』  ブラッド・ピッド  マリオン・コティヤール  






そして二人は結婚して子供が生まれ生活は幸せに満ちていた。と云っても、第二次世界大戦の最中(さなか)緊張の糸は切れることはない。

或る日、マックスにイギリス諜報局の地下に在る部署Vセクションから出頭命令が下る。

其の暗い部屋には席を隔てて幹部の男が待っていた。何処の国にでも、こういう怖さをたたえる部署ってのは存在するんだね。













『マリアンヌ』  







此の幹部の男がインテリ風の底冷たい雰囲気を醸して無表情で高圧的に話す。ナチ・ドイツのゲシュタボとなんら変わらない。

其の幹部は、「君の妻マリアンヌに二重スパイの疑いがある」 思いもよらぬ嫌疑にマックスは、必死に何度も聞きただすが

幹部の男は書類に目を通して聞く耳もたない素振り、マックスは怒り心頭で椅子を蹴り飛ばすが幹部の男の冷たい眼光は揺るぎもしない。





此処から第二幕へと入っていくんだね。、「何度涙を流せば愛する妻を守れるのか」、「全てが明かされた先にある涙の物語」なんて

映画公開のチラシなどには、こんなキャッチコピーがあったようだね。

マリアンヌを演じてるマリオン・コティヤールが映画を引き締めて芸が達者な女優さんだよ。













『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール  ブラッド・ピッド







今の観客のレビュを読んでると脳味噌から観る人が増えたね、理屈で武装したような批評ばかりが目に付くように思うよ。

オレには、そんなの元から無いから感性のみで其の善し悪しを選ぶしかない。

でも視覚から入る映像は訴えかける元だから、あながち間違っても居ないと思うよ。今日の映画は、久方ぶりに素晴らしかった。















『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール  










『マリアンヌ』  ブラッド・ピッド










『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール 
















『マリアンヌ』  マリオン・コティヤール 

































カメレオンの独り言-1911 『モンベルとユニクロ、どちらがお得?』 

2017年11月14日 | 日記





 『モンベルとユニクロ』 2017年11月






トランプって人は、人間の好い処悪い処を脚色しない人間味のある人だね。人の魅力を備えてる。口に絹着せぬ発言なんか小気味いいよ。

実にアメリカンチックな男だよ。「金正恩は、なぜ私を『年寄り』と侮辱するのだろうか。私は彼を『チビでデブ』と決して呼ばないのに」

『小さなロケットマン』などとからかうけど「チビでデブ」とは呼ばないと云った上で、「よし、頑張って友達になる努力をしてみよう。





いつか実現するかもしれない」と自身のツイッターで云ってる。其の後、共同記者会見で、友人になる可能性を問われ、

トランプは 「あらゆることに可能性はある。人生、不思議なことが起きる」と回答。 「もし友人になれば、北朝鮮にとって、

世界にとって良いことだろう。可能性は確かにある。そうなるかは分からないが、そうなれば非常に素晴らしいことだ」 うん、その通り。





Grit グリット(やり抜く力)やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める 「究極の能力」 「情熱」と「粘り強さ」が人生の成功を決める、

そんなのを持ってると云うより目指して前向きに生きてるんだろうね。成功を祈る。「他人事やね」 人は、其々に生きてる。

オレはオレでちっぽけな人生に振り回されつつ、なけなしの知恵一杯に必死の思いで頑張ってる、然程、変わらんよ。「そうかああ~?」












『ユニクロ フリースフルジップジャケット』    『モンベル アスペンパーカ』






話しは変わるけどね、気に入った服ってのはヨレヨレでも着続けるもんだね? 「おまえみたいに30年前の衣服を、未だに平気で着てる

んだから、あるだろうね」 もう、何年になるかね? 隣の奥さんが息子に買って来たユニクロでフリースフルジップジャケットってのを

オレが貰って着てんだけど気楽に着れて暖かいし軽いしサイズもちょうどで気に入ってるの。





此の前、ユニクロの製品を見てたら同じのが陳列されてるのを目にしたよ。お値段値引きで¥1990、安いねえ~。

モンベルのクリマプラス200ジャケットと暖かさも軽さも似たようなもんで変わらないんだね。ユニクロのフリースフルジップは、

数年着古しても古びた感じじゃない。クリマプラス200ジャケットは、まだ、1~2度袖を通しただけだから経過は解らない。





気に入った服ってのはヨレヨレでも着続けるもんだねってのは、経年から来るイメージを云ってる訳で、実際は何処が傷んでる訳でもない。

此処は、考えどこだね。常日頃の衣服はユニクロで充分だと思うよ。隣の奥さん、今からユニクロへ行くみたいで、

「あんたあ、何か買うものあるか?」って聞くから、ちょうどいいね、フリースフルジップ、安くなってるから明るい色ひとつお願い。





モンベルのクリマプラス200ジャケット、¥7500程したのを自腹で買ったけどフリースフルジップは小遣い痛めず手に入る。

オレが、服や靴を自腹で買うのは嫌みタラタラいちゃもんつけて煩いのに、頼んだ場合はオレの負担はなくタダかいな?

なんか、余計に馬鹿らしくなって来るよ。もう、此れからは、なんでもかんでもユニクロでええわ。












『モンベル シャミースジャケット』   『モンベル クリマプラス200ジャケット』






この際だから云うけどね、モンベルシャミースジャケットなんかポイントで半額だったからいいようなもんだけど、ヘラヘラの薄着なんか

ユニクロで買うべきだったよ。写真の映りも鳥目かなって自分の目を疑うような色合いの違いだった。

モンベルは上着に限定だね。限定だけど、なんか総てに於いて薄いんだね。此れは、冷えた処で試着しないと納得するには勇気が要る。





提案だけど、モンベルのお店には冷蔵、もしくは冷凍庫のような試着室があって然るべきではないか? と、思うよ。

「はああ~なるほど、素晴らしいっご提案を頂きましたです」 おちょくってる訳じゃないですよ、ボクもアスペンパーカを買って

感じたことなんですよ。なにか、兎に角、軽い、薄いってのがインパクトだね。もう、ホンマ、ペラペラなんですよ。





表地の素材がドライテックレイヤー(50デニール・ナイロン56%+ポリエステル44%〈超耐久撥水加工〉なんだけど、まず、感触が冷たい。

此れはね、冬に向かって感じるにはマイナスですよ。冷ああ~と寒々しく感じるんじゃないかねえ? 

思わずユニクロの安もんのほうがフワフワと柔らかくて断然ええわと思ってしまうよ。重くて厚いだろうけどね。





裏地はね、10デニール・バリスティック エアライトナイロン(超耐久撥水加工・帯電防止加工)で中綿は650フィルパワー・ダウン。

たしかに裏地は柔らかくて救われる、けども、中綿650フィルパワー・ダウンってのが救うより薄くて軽くて不安を誘うんだね。

なんで、こんなにペラペラなの? 実感ですよ。此れは実体験で温もりを感じないと納得できないと思うんですよ。





まず、「これ間違ってんじゃないのっ?」と、オンラインで購入して箱から出した人たちの総体的な声ですよ。「そうですかあ~」











『モンベル パウダーランド パーカ等』





これはね、実際にアスペンパーカを着て冷凍庫試着室で凍ってもらえば、モンベルの底力が理解できるんじゃないかね?

「いやあ~実に素晴らしい画期的なご提案を頂きましたですです」 実際に山で培われた経験値を活かした本物を知って貰えますよ。

此れは老婆心ですが試着室のドアは表でも裏でも自在に開放が容易なことが必須です。凍ってしまったら大変ですからね。





「その場合は、ベンティスカダウンジャケット、ローガンダウン パーカ、パウダーランド パーカ等、極寒地にも耐えうる

高い保温力を誇るラインナップを取り揃えておりますです」 ほお~う、抜かりはないですね。 「はあいですです」 

「この度は、わざわざご来店の上、素晴らしいご提案を賜りまして誠に有難うございますです」 いやいや、なんの、なんの。





「早速、本社に上申して当企画室に於いて検討させて頂くよう図らせて頂きますです」 

それはそうと、此の前、此方で買ったシャミースジャケット、あれは薄すぎるんじゃないかね? 春先、秋口の季節向きかね?

「上着の下にもご利用できますですねです」 なるほど、でも、薄過ぎるように感じるね? 返事がないね?





ボクね、「おまえ、いつもオレ、オレって云ってんのに、何がボクだよ」 アホんだら、他所ゆきだよ。お店の雰囲気も大事、

来客の品ってのも考えてだね、他所ゆき言葉で飾ってんだよ。ボクね、「キモイね」 今度、またお世話になるかも知れないんだけど、

パーマフロスト ダウンパーカが気になってるんですよ。それもね、最近気がついたんだけど価格 ¥27,800+税の品番#1101510ね、





US パーマフロスト ダウンパーカ 価格 ¥32,500+税 品番#2301220と何処がどう違うのかね? 「男性オンリーで海外向けの

製品でございますです。サイズが大きめに仕上がっておりますです。此方ではワンサイズ小さめが目安ですねです」

「目立っては右腕袖口にワンポイントあしらって差別化していますです」 なるほど。しかし、¥4700の差は大きいね。「さようですね」











『パーマフロスト ダウンパーカ』   『US パーマフロスト ダウンパーカ』






架空のモンベル店で冷やかしして帰って来たら 「あんた、云うてたん有ったでえ」って、忘れた頃に隣の奥さん帰って来たよ。

「此れと此れや」 注文したより多いやないかいな? おうっ、ええやないかっ。ライトグレーのフルジップジャケット¥1990。

えらいええがなあ、モンベルのクリマプラス200ジャケットと何処が違うねん? 「ちょっとモンベルのほうが厚みがあるな」 そうかあ?






軽くて柔らかくて暖かくて乾きも速くて着心地の良さもデザイン性もアップしたフリースだって。モンベルと何処が違うねん?

「此れがな、タートルネックやねん、薄すぎたかな?」 おう、此れは薄いほうがええ。ありゃあ~肌触りがええなあ、伸びが利いて

襟回りも柔らかく苦しくなく締まって伸縮性がある。いつかダラリと伸びてくる雰囲気じゃないね。こらあ、ええわ。






ドライ機能で汗冷えを防ぎ消臭機能がありアルガンオイル配合で乾燥する季節でも、しっとりとした肌触りとあるけど、ホンマにしっとりしてる。

いつぞやの記事で、タートル着てる若者は気持ち悪いから一緒に歩きたくないなんて女性たちが云ってるってあったけど

「オカマみたい」っていうのは顎まで被さるような厚めのフワフワタートルではないのか? オレのは、薄目のタートルだよ。





「おっさんはどうでもええ、対象外や」 ああ、そう、口の減らん女どもだよ。しかし、我が懐痛めずエエのが当たったね。


































カメレオンの独り言