11月9日
エボラは、遠い国の物語なんて云ってられないね。関空にも感染を疑われる人が発見されたらしい。
東京では、アフリカに一ヶ月滞在してた男性が、熱っぽい身体で空港を出てウロウロ歩いて家に帰り寝てたって騒いでる。こらあ、あかんで。
このおっさん、自分がアフリカに居って、熱が出てきて帰って来て姿眩ませるって無責任もええとこやないの。エボラを撒いたらどうすんねん?
去年かねえ、今世紀は、細菌が人類の最大の脅威になるんじゃないのって、従業員の人たちに冗談云ってたけど、ホンマになるかも知れんよ。
デング熱どころじゃないよ。東京なんかで、ポロポロ出だしたら、あれよあれよと云うまもなく拡がるんじゃないの?
空気感染がないのが救いだね。排泄物や唾液に直接触れると感染するらしい。排泄物を直接触るなんてないだろうけど間接的にはあるだろうね。
電車の吊り皮、手摺、商店の品物、スーパーの品物、自動販売機、券売機、其れにお金だね。お金の価値が落ちるよ。「落ちるか」
でも、あちこち拡散し出したら、受け取るのが怖いから、釣りは要らねえよ、が流行るだろうね。「昔の江戸っ子気質(かたぎ)だね」
ナイロン手袋が流行するね。すぐさま、色柄豊富になるよ。ナイロン袋被って歩く奴も出てくるだろうね。吐く息で前が見えなくなって交通事故も増えるよ。
道で気分悪くなった人などに助けは、まず、入らないだろうね。エボラと違うか? の一言で周辺10メートルには、誰も近づかないよ。
こいつ、エボラだよ、なんて冗談流行るだろうね。「流行るかっ」 エラいことだよ、外国人の姿は、あっと言う間に消えるよ。
繁華街は閑散とするだろうね。デパートも商業施設も、遊園地やテーマパークも開店休業だよ。外食産業は、閑古鳥(かんこどり)だけが喧しい。
学校も長期の休校、もう、東京の機能は停止するよ。全てが大打撃に泣き濡れる。いずこも死活問題ですよと顔を曇らせる。
方や、すぐさま、色柄アイデア追加してナイロン手袋製造メーカーは昼夜突貫作業で笑いが止まりませんって社長も、顔、真っ赤にして興奮してる。
いやあ、今の季節、水中眼鏡の需要自体考えられませんが、休日返上で製造に全力を上げていますって、こっちの社長さんも天井突き破る勢いで高笑い。
いやあ、細菌様様ですわあ、今度はエボラですかあ、お蔭で休めませんわあ、なんてマスクのメーカーも、其の分、冬のボーナスで還元ですわって満面笑顔。
サラリーマンは、エボラ雨降る中でも往かねばならん。男女揃って、水中眼鏡に大きなマスク、色艶やかな花柄のナイロン手袋で通勤だよ。
色柄とりどりのナイロン手袋が印象的な通勤ラッシュなんて見出しが新聞に載る。テレビも水中眼鏡とマスクで歩くサラリーマンを映し出す。
東京駅前の道路を渡る異様ないでたちの大集団が遠景からアップで撮らえられ、死の街を往く企業戦士たち、なんておちょくられてる。
我々は、エボラを駆逐しますって安倍首相が宣言してる。大臣が街を視察する。付き添いの誰もが通常服なのに、こいつだけ全身防菌服で固めてる。
なんてことにならなければいいんだけどね。地図からしたら地球の裏の遠い国の話しだったけど、現代では、全てが近い他所の国だね。
なにを中心にして地球は周り続けてるのかねえ? 「人間だろ?」 誰が云った? 人間が云ったんだろ? 「そうだよ」
人間を含める全ての生物のためかも知れん。それとも自然のためかねえ? 誰のためでもないのかも知れんね。
恐竜が地球の支配者になるきっかけは、約2億年前の大規模な火山活動だったらしい。
恐竜の繁栄したことと絶滅したことは大規模な火山活動が起因してるらしい。
溶岩の噴出で大気中の二酸化炭素量が2倍になり、地球規模の気温上昇や海水の酸性化など異変が続いた。
急激な地球温暖化による気候変動で、海洋が酸欠状態になり有毒ガスを吐き出すようになった。
温暖化により、海底のメタンハイドレートが溶けて、大気中に大量のメタンガスが放出されたため酸素欠乏になって大量絶滅が起きたという説がある。
これにより、地球上の生物の少なくとも半分が絶滅した。それまで繁栄していた哺乳類の祖先の大部分はここで絶滅したと考えられているんだね。
生き延びたそれまで小型だった恐竜たちは種を増やし、そのあと酸素が増加した三畳紀末期から急速に大型化していったんだね。
その後、恐竜たちは、1億5千万年も地球上に君臨していたという。1億5千万年だよ。凶暴でアホのまま1億5千万年だよ。進化しないんだね。
それはそうと、温暖化により、海底のメタンハイドレートが溶けてと云うくだりで思い出したよ。
今、当時と同じく、温暖化に依って、その大規模なメタンハイドレートが溶け出しているんだよ。「何処で?」 ロシアの北シベリアの海洋でだよ。
北シベリアなどの沿岸永久凍土の地下数百ー数千mの堆積物の中に固形化して埋まってるんだね。
その永久凍土が、最近の温暖化で溶け出しているんだよ。低温なところ、もしくは低温を維持できる深海などに埋もれて眠ってる。
我が日本列島の周りにも多いんだね。南海沖トラフの辺りだよ。石油に代わるエネルギー利用を期待するむねもあるんだけど石油のような自噴効果がない。
だから、パイプ突き刺して噴き上がりを利用できないんだね。コストに見合う掘り出しの技術の発展を待たねばならない。
「じゃあ、シベリアの永久凍土のメタンが溶けても影響はないのではないかいな?」 其れが、無くもないらしいんだね。
シベリアは、大方が永久凍土に覆われてるんだけど急激な温暖化で溶ける部分も出てくる。其処は広大な湿地帯になり樹木が茂る。
しかし、地盤が緩み樹木が倒れて枯れ、湿地帯が乾燥化するに至っては、「ちょっと待て、何年先の話や?」 何百年先かねえ? 「居らんやないか」
時間は地球規模での差し迫りだろうかね? 話が、全然、面白くないほうへ転んだね。「子や孫辺りの時代の心配に留めとけ」 せやね。
なんの話だったかなあ? 「恐竜だろうが」 ああ、そうか、恐竜の絶滅は、巨大隕石(直径10キロ)が地球に衝突したためと云われてた。
恐竜は、6500万年前、隕石落下で噴き上がったチリが太陽光を遮って起こした気候変動で絶滅したとされるんだね。
でも、火山噴火や温暖化で生存環境が悪化したところに隕石の衝突でダメ押しされたからだって新説がでてる。「じゃあ、前のは嘘か?」
インドの一連の火山噴火が長期の寒波などの劇的な気候変動を引き起こして恐竜たちを苦しめていたんだね。
恐竜たちは、読みが利かないから、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ、運任せだね。「おまえみたいなもんやな」 だろうね、可哀想に。
そこらの火山軒並みに大爆発起こして溶岩溢れ出して地球は真っ赤っかだったんだろうかね? 空恐ろしい光景であったろうね。
大きな恐竜たちは、溶岩の流れる反対側にノッサ、ノッサと逃げるわなあ、でも、こっちにも溶岩流れて来よる。
ノッサ、ノッサと溶岩に挟まれて海際へ逃げるしかない、救いの海はボコボコボコと熱湯、湯気あげて煮えてるよ。
ここで、生まれて初めて恐竜は、真剣に考えたんじゃなかろうか? 「遅いがな」 溶岩に飛び込むか、熱湯の海に飛び込むか、其れが問題だ。
その切羽詰った状況に打ち震える恐竜の頭上に直径10キロの隕石が落ちてきたと考えられるね。「考える意味がなかったね」
1億5000万年もの長~い年月、地球上に君臨した恐竜たちは滅んだ。1億5000万年だよ、カレンダーが1億5000万枚だよ。
人間の原型かね、猿以前だね、そんなのは1億年から7000万年前に、地球上に最初の霊長類として現れたらしいね。
600万年前から500万年前くらいになると、より人間に近い、ヒト亜科として区分される動物になってるね。
『ホモ・ハビリス』
200万年前になると、ホモ・ハビリス。これは、初めてヒト属(ホモ属)に属する生物種に進化したんだね。でも、見た目は猿だよ。
でも、ホモ・ハビリスは、石器を使って他の動物を以前よりもはるかに容易に殺傷する能力を得てるんだね。
そして原人に進化する。ホモ・エレクトスと云う。背丈も160~180Cmぐらいに伸びてる。「おまえは、ホモ・エレクトスか?」
それ以前のアウストラロピテクスは、身長140~150Cmくらいだったらしい。「小柄な人は、アウストラロピテクスか?」
大体180万年前くらいからアウストラロピテクスから進化したのがホモ・エレクトスのようだよ。「おまえが、先に進化するのはおかしい」
50万年くらい前には、火を使用した痕跡が中国の北京で見つかっている。これが北京原人(ホモ・エレクトス・ペキネンシス)というらしい。
『ホモ・エレクトス』 まだ、ゴリラだね。
ホモ・エレクトスって、眉や目の辺りなんか、西郷隆盛に似てるね。「中村半次郎に、ちぇすとおーって、叩ッ斬られるぞっ」
『ネアンデルタール人』 こんなおっさん今でも居るで。
原人の次が旧人類なんだね。ネアンデルタール人。こいつの登場したのが、大体50万~30万年前くらい。
脳の大きさは1300~1600ccくらいで、むしろ現在の人間より大きいらしいんだね。知的な奴が多かったんだろうかね?
精神的にも進化して、亡くなった者の身の周りに花を飾ったらしいんだね。もう、感傷的な面持ちになるんだろうね。
かかあが逝っちまたあ、これがっ酒呑まずして居れようかっ、悲し~い気持ちで一杯だようっ。そんな顔してるね。「酒、あったんか?」 知らん。
そして、新人類が登場したのが、20万年前くらいなんだね。今でも、生態が異なる新人類が登場してるね。ひょっとしたら進化かも知れん。
ホモ・サピエンス、ラテン語で知恵ある人、賢い人の意で、現代の人間の先祖って雰囲気になるんだね。
18世紀の中頃、スウェーデンの生物学者 C.リンネは、生物の体系的分類を行うにあたり,この語をもって人間を表わす学名としたんだね。
なんか、おかしいよ、こんな話しをするつもりじゃなかったんだけどね。「地球は誰のために回ってるのかね?からだよ」 そんなん解るかいっ。
「おまえが云ったんじゃないか」 停まらないから回ってるんだろうね。抵抗の無い空間の自転だよ。
太陽は100億年の寿命で、現在、50億年を消化したらしい。太陽なくして生物の存続は有り得ない。暗黒の宇宙だよ。
太陽が熱を失うときが全ての終わりってことになる。人が熱を失い亡くなるときと同じだよ。
そうして逆から考えると、地球ってのは、生きとし生けるもののために在るんだろうね。1億5000万年間、何の進化もない恐竜が生き続けた。
人間は、進化、成長する生き物だから、もし、仮に恐竜と同じ年数を地球上で君臨するならば第2の地球、第2の太陽を作ることも可能かも知れない。
今の人間が、未来を空想することは、実際に成り得るものばかりなのかも知れない。
それは、未来からの反射であって、想像という働きを促せて人類の英知の可能性を知らしめるものなのかも知れないね。
賢い奴って、とんでもなく賢いからね。気持ち悪いよ。「その人たちは、アホって、とんでもなくアホだから気持ち悪いよって云ってるよ」
そうか、しかし、気持ち悪いところが共通してるね。人類の英知って、賢い人たちのことを指して云ってる訳で、その他、諸々は関係ないね。