カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1290 『映画 ラスト・ミッション 久ぶりにケヴィン・コスナーがいいねえ』

2014年11月26日 | 日記








 『アンバー・ハード』 11月26日








長く人生を生きると、ああすれば、こうなり、こうすればどんな展開になって最終的な結果も見えてくる。そして、溜息をつくんだね。

そんな読みを外す奴も現れるんだけれど、不思議なことに何段階目かの行程で、やっぱりねって、溜息をつかされる。

人生は、ゲームだね。軽々しい表現ではなくゲームと似通った趣があるね。越すに越されぬ田原坂ってところが在るんだね。






抱えきれないほどのアイテムを持って武装しても、変えがたき己れ自身が行く手を阻むこともある。現実と映画の違うところだね。








 『ラスト・ミッション』








『ラスト・ミッション』って映画を観たよ。ケヴィン・コスナーがいい味出してタフな男を演じてるね。

「ボディ・ガード」の頃に戻ったような感がして嬉しくなったよ。1995年の「ウオーターワールド」辺りから影が薄くなったような気がする。

この「ウオーターワールド」って、映画が馬鹿らしくて致命傷になったね。役者は、映画を選ばなきゃダメだよ。「観たんかよ?」 観てない。






ツタヤでDVD借りて、待てよ、当時は、ビデオだったかな? 兎に角、借りて映して飛ばし飛ばしで糞映画だと解ったんだよ。






其の上、オレの思うに、1994年「シンドラーのリスト」で レイフ・ファインズ がスターになってダメ押し喰らったね。「ホンマかいな?」

ケヴィン・コスナーと似たようなキャラクターの役者だから役柄がダブって、お株をとられたんじゃないかね? 「そうかあ~?」 自信ないけど。

2003年に「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」でカウボーイ役で健在ぶりを見せたけど、また、頭髪とともに影が薄くなっちゃった。「人のこと云えんだろ?」



















しかし、この『ラスト・ミッション』は、成功だね。返り咲きしろよって思ってしまう魅力があるよ。オレは、滅多に応援なんかしないんだよ。

ケヴィン・コスナーの魅力が復活したように感じたね。観るものが、嬉しくなるような筋運びだね。「おまえがだろ?」 

おまえがだろって、誰が、ここで感想を話すんじゃ? オレはね、単純だろうけど、強い奴は、あくまで強いのが好きだね。弱いのは要らん。






外国映画で、いまいち素直になれないのが、家族を巻き込んで主役の負担が増えてオタオタする設定なんだね。これは、鬱陶しい。

やたら嫁さんに気を使って、そのほうに比重がかかるのがあるだろ? そんなもん、どうでもええんじゃって思ってしまうんだね。

旦那の仕事に理解が、全然ないんだね、足引っ張ることに専念しよるのが居るね? こんなのは、バスッて消音で撃ち殺してしまえばいいんだよ。












『ケヴィン・コスナーとコニー・ニールセン』







「そんなんしたら悪者やないか」 ブ~ン、ブ~ン集(たか)って来よる蠅(ハエ)は、しばかれる運命だよ。ペチャンコだよ。

此の映画でも、家族が絡むんだけど、しつこくないのがいい。例に倣って奥さんは、ケヴィン・コスナーの仕事が嫌で別れてるんだけど娘が居る。

この娘が、珍しくブス側の女優が演じてる。「ブス側ってなんや?」 ブスに属すってことだよ。「ケヴィン・コスナーに撃たれんぞ」



















派手に銃撃戦やったり追撃やったりしてんだけど、その間隙にちゃんと間をとって緩衝の時間を生かして情緒を大事にしてるよ。

父と娘の情愛のシーンとか、留守中に勝手に住み込んでる黒人家族らとの触れ合いとか、奥さんとより戻すとか織り交ぜて、この監督は器用な人だね。

余命幾ばくもない病を抱えるケヴィン・コスナーに、特効試薬品と交換に暗殺の仕事を持ちかけてくるCIAの美人諜報員が絡むんだね。












『アンバー・ハード』








ちょっと、顔が子供っぽいんだけど、この諜報員の女性は冷酷無比でセクシーなんだね。屈強な部下を顎で使うんだよ。

こんなのだったら、オレも顎で使って貰ってもいいよ。ハイッ、ハイッて忠実な部下になるよ。「向こうが要らん云いよるわ」 猿ちゃんは日本へお帰りってか? 

ケヴィン・コスナーは、いとも簡単に仕事をこなしていくんだね。射撃も格闘も敵なしだよ。スカッとするだろうね。













『アンバー・ハード』








で、ラスト、最期の仕上げ、ボスに引き金引けば終るのに、奥さんが反対だからって撃たないの。なんとひ弱い男だろうか。向こうの奥さん最強だね。

薬の影響で身体がいうこと利かないで倒れてるケヴィン・コスナーの顔を跨いで見下ろすセクシーな女諜報員。ミニスカートで大胆だねえ。

意識朦朧とするコスナーだけど、そこだけきっちり見てる。「なにを見てんねん?」 男の本能だよ。仕上げは、女諜報員が無造作にボスを射殺する。






フランスのノルマンディみたいな海岸沿いの家で寛(くつろ)ぐコスナーと家族、ハッピーエンドなんだね。

家に入る前に、コスナーが、ふっと辺りに気配を感じて窺がう仕草があるんだね。もう、みんな殺しちゃったから気のせいかなんてね。

窓際の椅子に腰を降ろし脇にある赤い包みに気付いて解く。メリークリスマス、愛するあなたへって書かれて試薬品の注射器が入ってる。



















最近、こんなのが流行ってんか? それらしい態度も微塵もなしに、突然、愛をうち明けるんだね。

女諜報員は、ケヴィン・コスナーが好きだったんだねえ。だから、顔を跨いで挑発したんだねえ。やること大胆なのに心はか弱いんだね?

この女性の設定は、なかなかいいと思うよ。「どう、ええねん?」 ケヴィン・コスナーを惑わせて終るんだよ。ドーヴァーの海も波打ってるよ。






此の前、紹介した「ブロークン・シティ」も、秘書の女性が、其れらしい気ぶらもなしに、

ラストで、初めて主役に愛している意思表示を見せて、殺人の再審に向う主役の明日を明るく照らしてたね。

サスペンス・アクションなのに、それに偏(かたよ)らず、ほのぼのさせる筋運びが良かったね。まあ、そんな映画でした。「今日は、ちょっと解ったよ」






しかし、ケヴィン・コスナーって男前だねえ。こんなのだったら別に強くなくたって、ただ、道歩くだけでモテモテだよ。続編を創ってよ。




















勿論、女諜報員も再登場だよ。なんなら、邪魔な奥さん消してもいいよ。「殺人やないかっ」 事件に巻き込まれて消される設定だよ。

そして、事件は、最強コンビで解決、妻を失い悲しむケヴィン・コスナーの傍らには、セクシーな女諜報員が醒めた顔して髪をなびかせ見詰てる。

エピローグでは、メインテーマ曲が流れるなか、個々に生き往くながらに寄り添い歩くふたりの姿、新しい人生が始まる。






「娘は?」 ニューヨークで所帯もって幸せに暮らしてる。「奥さんは?」 墓の中。「なんか、都合のいい展開だね」 映画は、どうにでもなる。













『ケヴィン、コスナー』






『ラスト・ミッション』 2014年アメリカ作品

監督 マックG  原案リュック・ベッソン   キャスト ケヴィン・コスナー アンバー・ハード  コニー・ニールセン










3 Days to Kill TRAILER 1 (2014) - Kevin Costner, Amber Heard, Hailee Steinfeld Thriller HD









3 Days To Kill International Trailer #1 (2014) - Kevin Costner Movie HD











う~ん、良かったねって思える映画にめぐり会うと幸福感に浸れるね。ちょっとした矛盾なんて論(あげつら)う気も起きない。

何処がどう良かったって聞かれたら、うまく云えない。見終わって、言葉じゃなしに「ニッタア~」と笑いが出るんだね。満足感なんだろうね。

単純でもいい、明日に繋がる終わりがいいね。久ぶりに面白い映画に出会ったよ。



























カメレオンの独り言