カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1265 『対等なる戦いの中の男女平等』

2014年10月31日 | 日記







 10月31日







昼過ぎ、暖かい日差しが階段に差し込んでいるところに下りてみて、足元を見下ろすと誂えてもらったスラックスに、思わず、いいねえって呟いたよ。

ありきたりのチャコール・グレーの色柄なんだけど生地がいいと、吊るしのやつと、やっぱり違うね。お金は、ただ、取らないもんなんだえ。

満足して事務所に戻り、誰も居ないから煙草に火を点けて一息入れて椅子にのけぞってたら、彼女が来た。






慌てて煙草の火を消して、おお久しぶりって、誤魔化してるけどバレている。今日は、気分がのらないのかして大学休んだって云ってるよ。

電車で出かけるらしい。用事があったので駅まで一緒に出てあげる。日差しのところで、いいだろ?このスラックスって見せてんの。

彼女は、短いパンツに長い脚を剥きだして大胆だね。一緒に歩くとオレの脚はケツからすぐ踵って感じがするよ。






駅で別れて用事に向う道すがら、彼女は、随分遠くへ行っちまったなあって思ってる。昔から、見送るのがオレの役目だね。

走り出した電車は、もう、停められない。ホームで、虚しく立ちつくすばかりが能じゃないねって、馬鹿に見える自分を笑いつつ、

交互に差し出す足元見下ろして、いい生地だなあと改めて思ってんの。もう一本、オレの小遣いで拵えて貰おうかな。

















戻って来て、ふっと思い出し階段の日差しに両手をかざして見る。ああ、やっぱりだね。小指の下に縦線が一本はっきりと入ってる。

感情線から小指の付け根まで深く縦線の皺が入ってる。こんなの無かったのにね。

彼女に生命線が延びてんだよって話した時に、あれっ?って思ったんだね。この線は、財運線だよ。オレに縁の無い線なんだけどね?






手相は変わるっていうからね、また、消えちゃうかもね。日差しにかざさずとも、はっきり視認できるほどになったら信じよう。

でも、日陰でも見えてるね。「そう、思いたいからだろ?」 そうかもね。でも、見てろ、人生を変えてやる。

思いは、その道を引き寄せる。気合は、運気を高めて財運線に表れる。「ホンマかよ?」 ホンマだよっ。

















また、ツタヤに行かんとあかんね。「みんな、観たんかえ?」 前に借りたのは4本観たよ。1本裏切りで1本肩すかし、2本拾いものってとこだね。

「その内訳は?」 もう、ええがな。「なんでや?」 邪魔臭いがな。「一つ云え」 「レディ・エージェント」が拾いものだったね。

でも、女性を戦争なんかに参加させるもんじゃないよ。酷(むご)すぎる。

















今のイスラエルなんか、大変な目に遭ってんのに、女性の兵士は当たり前ってのが解らないね。国を守るように女性を守れ、それが国たる責任だよ。

参加させるなら男のような女に限れ。「おまえなあ~」 参加したいと云う女性での話だよ。「それでもなあ~」 止めても聞かん女も居るだろう。

日本にも居るだろ、なでしこか、なんか知らんけど、そんなんとかプロレスしてる女どもみたいなの。「おまえ、決定的なこと云うとるぞ」 そうかあ?






「おまえみたいな奴を偽善者ってんだよ」 正直なんじゃないのか? 止めても聞かん女の中で、仕方なく参加を許す基準を云ってるんだぞ。

「それがいかんのだ」 どういかんのだ? 「美醜で決めるなんて偏見だろ」 誰も美醜なんて云ってないよ。「ウソつけっ」 性格を云ってるんだよ。

「サッカーのなでしことかプロレス女って云ったろ?」 云ったよ。「男のようにしか見えん女だろうがっ」 おまえが云うとるのではないか。

















「ああっ、引っ掛けたなあ~、誘導したろっ」 してないよ。偏見、偏見って、声高に唱える、その裏側にあるもんだろうが。其れが事実なんだよ。

事実を正視しろ、事実を歪曲するなって、よく云うだろ? 黒を白だと云うか? 青を赤だと云うか? 黒は黒で語り、白は白で語るんだよ。

戦争は味方は味方、敵は敵なんだよ。男も女もないんだよ。容赦がないんだよ。だから、女子供年寄りは後方へ、前方を男が守らねばならんのだよ。






守らねばならん女が前方に出張って来て、ともに戦う男の気の負担を考えろ、馬鹿者っ。男は男、女は女、分を弁(わきま)えるとは、このことだよ。

それが、解らん男のような性格をした女に限って参加を許すということを云ってるんだよ。「ああ~そういうことかあ」 

おまえを解らすために長くなってしまったよ。当然、オカマも男だから前方だよ。






テレビに出てる横幅の広いブヨブヨのオカマタレントも化粧落として男に戻ってもらおう。「誰やねん?」 知らん。

他にもオカマが居るやろ。なんで、こんなのがテレビに出るねん? 実にヘンな時代やで。 これも偏見か? 「そうだろ」 オカマバーからの進出だね。

戦争は罪悪だけど、長すぎる平和は、世の中を乱す、秩序を保つのが大変だね。人は、対極するものがないと崩れ往くばかりなのかねえ?

















でも、愚かな戦争よりは遙かにいい。何でも認めて自由がいい。なんでも自然淘汰されて入れ代わる、馬鹿らしいことでも裏を覗けば戦いのないものはない。

銃弾や砲弾や地雷や殺戮がないだけで、生きていくだけでも、人は、やっぱり、戦わねばならん。

そこには、女性が、対等に存在する。男にとって、戦場とは違うやり辛さがある。男らしさは映画の世界に任せて、単なる男性として生きればいい。






平和な時代は、銃が要らぬのと同じく、男のプライドも捨てて守ってもらう立場も有りかも知れん。平和な時代は、不思議と女らしい女も強いからね。























カメレオンの独り言-1264 『人は、夢で大空を飛ぶ』

2014年10月30日 | 日記







10月30日








もう、此れだけ思いのまま駄文を書き続けたら、おっと閃く、何かが浮かんでもよかりそうなもんだけどね。腐っておるのかねえ?

まあ、仕方がないか、これで精一杯なのかも知れないね。分不相応な欲求かも知れん。

頭の上で、雷がゴロゴロ喧しいね。ピカッと光って、暫くしてからゴロゴロは遠いんだね。ピカッゴロゴロは真上だね。






真上の雷みたいに閃いて、即、なんか浮いてこんかいなあ。そんなこと思ったら、雷やんじゃったよ、なんやねん、気分悪いやっちゃなあ。

もう、寝る時間がきたね、続きは、明日にしようか。寝たら死んだのと一緒だね。「息しとおるやないか」 意識がだよ。朝になったら生き返る。

















オレが、嬉しいのは、見てくださる人が、毎日、とんでもない数のページを読んでくださることだね。

大阪なまりで語るおっさん言葉は、読み辛いだろうなあと、思いつつ、標準語で語る自分が気持ち悪いから、どうしても大阪弁になってしまう。

初めの頃は、綺麗に話さなくてはとの思いから無理してたけど、後から見たら自分で噴き出すよ。オレじゃないよ、恥ずかしくなるよ。






どんどん読まれていくから後を追わねばならん。更新、週3~4日サイクルだと、消化の穴埋めに追いつかない、なんて焦ってしまうんだね。

焦ってしまうけど、悲しいかな、話のネタが浮いて来ないときなんか、今日は、沢山、読まないでねって思ってしまうんだね。贅沢な話だね。

それでも、最近は、逸(はや)る自分を抑えて、間をおくことに慣らそうとしている。思考の時間と休息を大事にしようと思ってるの。






しかし「これしきのもん、毎日、書けんのかッ」 なんて、角立てて云われたら、意地でも書かんではおかんっ、「なんでやねん?」 オレの性分だよ。

毎日、覗いてくださる人さんの期待に応えたい。「期待してるかあ?」 してると思いたい。オレのを好んで読む人って、この方達も変わってると思うよ。

「どう、変わってるねん?」 どう、変わってると聞かれたら、どう、答えるねん? 「思ったこと云え」 そうね、一般好みじゃないね。






自分の薀蓄(うんちく)を充分に持たれてる方達だね。「なんで解る?」 得体の知れんおっさんの意見でも耳を傾けるだけの興味の幅の持ち主だよ。



















もしくは、「もう、一押し欲しいね」とか、「少し、変化球を覚えて欲しいね」とか、「直球が緩いね」とか、もどかしさに悶えてる方達だね。

「なんで悶えるねん?」 表現の貧困に対する欲求不満だよ。ええとこまで云うとるが、どうにも行き渡らないところが惜しい、なんてね。

この不満足っていう奴に一度悶えると、其の変な快感が病みつきになる。また、今日も、悶えようかなんてね。 「おまえは、失礼な奴やで」






もしくは、代弁に足るところで喜ばしい。「なんや?」 誰もが、我が意を九官鳥みたいにペラペラと話せる訳じゃないよ。「なんで九官鳥やねん」

なんとはなしに。腹にはあるんだけど、それを言葉にするのは面倒なんてあるだろ? そんなのを、このおっさんが、云うとるなんてね。

まあ、あくまで勝手な想像だけどね。思いはどうあれ、励ましを頂いてることには変わりないよ。だから、応えねばならないんだね。






休みには、三日分ぐらい仕上げる時がある。ああ、此れで、この一週間は、ぼ~としてられるなんて思える時があるんだね。

でも、沢山読んでくださる数を見ると、ええいっ、出してしまえって毎日更新するんだね。で、また、必死になって、次を考えるんだよ。

結局、毎日、書かなくていい日はないんだね。「なんで、マイペースでことを進められんのや?」 オレが、聞きたいわ。






時折、自分のを振り返って読むときがあるんだけど、殺し笑いして読んでるの。で、こころの中で、バッカやねえって呟いてる。

ホンマに、おもろいときがあるんだけど、オレだけが笑ってんのかね? オレの笑いの感性は、果たして、皆さんに通じてるのかね?

ティッシュで涙と鼻水、拭き拭き、笑ってるときがあるよ。「それは、おまえだけやろ? おまえは、書いた裏側知ってるから光景が拡がるんだよ」






なるほど、そういえばそうだね。活字になってない部分が背景にあるからかあ。では、其れを書き表して付加すれば、皆さんも泣き笑いするかもね?



















そうか、季節、背景、其の場の空気感、登場人物のひととなりってのも大事だね。オレは知ってるけど、読んでる人は知らないね。「当たり前やろ」

しかし、そんなの詳細に書いてたら、毎日、大作になるで。「なにが大作やねん」 長くなるって意味だよ。「簡潔でいいんだよ」 簡潔にねえ。

「写真が、手っ取り早いんだけど、おまえの貼る写真は、全然、関係ないものばかりだからなあ」 葉っぱなんか季節感が出てるよ。






花は、あかんね、季節の花が解らんから当てずっぽうだもんね。「杜撰(ずさん)なやっちゃで」 そんなのを、絵で表したい思いはあるんだけどね。

「そうだよ、それがおまえのオリジナリティじゃないか」 横文字使ったなあ、では、オレも、ドローイングでさっさっと仕上げて淡く色づけなんて描きたいね。

「描けよ」 時間がないんだよ。思うのは度々だけどね、スケッチ風なの描かせてみろ、玄人も倒れるで。「大きいこと云うから描けなくなるんだろうが」






謙虚に小さめに云っても描けないよ、今の状態では、やっぱり、時間がないね。盗んだ写真を貼るほうが早い。「いつか逮捕されるわ」



















終業間際、表で煙草吹かせてたら、もう社会人になった男子が脇に立って、同じく煙草に火を点けてる。

此の子は、少年の頃の雰囲気とは打って変わって、金髪にピアス、唇の脇にもピアスってんかね? 派手ないでたちしてるの。

ミュージシャン志望なんだね。ドラマーやってる。自分の好きなことを追いかけて青春を生きてる。






高2の女の子が、学校帰りに「★★ちゃん、待っててや、其処に居ててなあ」って云って小走りで帰って行った。この娘さんは、ホンマに綺麗なんだねえ。

雑誌の表紙を飾れるほどの顔立ちしてる。お嬢様って感じ。「★★ちゃんは、相変わらず人気者やなあ」って、男子が笑ってる。

軽薄なおっさんだよ。噴き出しておるわ。この一週間ほど関東に遠征してくるらしい。頑張っとおるね。






「★★ちゃん、呼んでるよ」 ええ? 振り返ると高2の女の子が袋持って笑ってる。 

あれ、もう、戻ってたの? ごめん、全然、聞こえないの。劣化品だよ。可愛い顔してニコニコ笑ってるよ。

「★★ちゃん、これ、北海道のお土産」 ええ、旅行してきたの? 「修学旅行」 ああ、そうなの? こんなに貰っていいのかなあ、ありがとう。






ヒグマは見たか? 「ううん、おらんかった」 そうか、なんで、ヒグマなのか自分でも解らん。ありがとうね。頷いてニコニコして帰って行ったよ。

「★★ちゃん、俺も耳があかんねん」 はあ~ん、音か? 「そう、ドラムやエレキでやられるねん」 なるほど、職業病やな。

何ごとも経験や。 頑張れよ、姿勢を売れ、懸命を売れ、夢を売れ、期待してるよ。「うん」



















夢は、現実の上を飛んでいる。蝶々もトンボも空を飛ぶ。でも人は、単独じゃ飛べない。だから、夢で飛ぶんだよ。沢山の人を飛ばせてやれ。


























カメレオンの独り言-1263 『遠い昔の我が家のハチ公』

2014年10月29日 | 日記








 10月29日








どこぞで捨てられていたワン公を拾ってやって、タライのお湯で洗ってやって牛乳飲ませて一息入れさせて、ハチ公と名づけたね。

捨てられて間がなかったのかして、風呂上りを乾かせてやったら、コロン、コロンの丸こい可愛い子犬だったよ。

それから数年、ちっこい兄弟4人に囲まれて、ハチ公は大きく育って5人目の兄弟になっていた。






当時、我が家は。親父が仕事終えたら、毎度、家族で、大阪南の心ぶら(心斎橋をぶらぶら)や映画を観に行くのが、恒例だったけど、

こいつが、「わしも行くうう~っ」って、言い出してからパターンは崩れた。

番犬の仕事をしながら、云うことを、よく聞くんだけど、これだけは、聞き分けがなかったね。






ハチ公は、アホじゃないんだけど部分的にアホだった。「おまえと似てるね」 うん。 此の犬は、自分も人間だと、大きな錯覚とともに生きてたね。

ガタガタの引き戸が我が家を守っていた。さんの中にガラスが入ってる引き戸なんだけど、ちょうど、鍵穴の上のガラスが三角に割れたままだった。

指を入れたら鍵が開けられる。「鍵じゃないやんか」 鍵は鍵だよ。夜、寝る時は、つっかい棒で二重ロックだよ。「なにがあ、二重ロックだよ」






みんなが出かけるなりをすると、いつの頃からか、ハチ公も慌てだすんだね。「おまえは待っときや」って云って出かけてた。

何度か目に、その割れたガラスの三角の穴から鼻先出して「キャ~ン、キャ~ン」って絶叫あげて近所迷惑しよる。「おまえは待っとけっ」

「ズギャーン、ズギャーン」って、カタカナで表せないような悲鳴をあげよる。親子6人は困り果てる。






酒呑んだら狂人化する親父だったけど、素面(しらふ)の親父は優しかった。「仕方ないなあ、こいつは放っとけんな」って、お出かけは中止。












『当時の頃の、1958年(昭和33年)中之島、北浜交叉点、右へ難波橋』








其の頃は、オレたち兄弟は、家でも外でもオモチャのピストルや刀なんかを振り回して、それぞれが思い入れの役者になり切った積もりで、

妄想の世界に浸りきって遊び狂っていたね。「おまえとこの奴は、みんな、キチガイか?」 ハチ公なんか、其の上いくよなアホだった。

家の中の端から表の路地の出入口までの間を、全速力で走りくり回して止らないんだよ。もう、コワイみたい。並みのスピードじゃないんだよ。






家の中の台所、今でいうダイニングキッチンみたみなもんだね。そこが板の間なんだよ。今で云うフローリングだね。

家ん中へ飛び込んだらガチッガチッガチッガチッガチッて爪で板の間叩きまくってっ畳の間の端まで入ったら、勢い余って引っくり返ってもんどりうって、

またあ、表へ突進しよるの。「外も家ん中も一緒かえ?」 そういうことだね。其れを見て、仕事場で親父、笑ってんの。






「お父さん、ちょっと怒ってえなあ、畳がボロボロになるわ」って、おふくろも呆れて笑ってる。

でも、不思議なのは、小さな家だったけど、いつも家ん中は綺麗だったね。板の間なんか、ピッカピカに光っていたよ。「それは、お母さんのお蔭だろ?」 

今、思うと、そうだったんだね。其の頃は、ただ、只管(ひたすら)に遊ぶことが全てであった。「親不孝もんがっ」 まだ、小3の頃だよ。






ハチ公は、大阪下寺町の生玉、高津神社を中心に遊び狂うオレたちと、常に行動をともにして活き活きとしておったよ。












『当時のグリコ アーモンドチョコレート』








グリコのアーモンドチョコなんか分け合って食べたね。ガリガリッて喰っちまって味わう間もないんだね。鼻が濡れてビッカビカなんだよ。

こいつは、幸せもんだったよ、親父のお昼は、ハンバーグを挟んだ凄い贅沢なサンドイッチを料理玄人はだしのおふくろが素早く拵える。

これが、ホンマに美味いの。オレもよく貰ったけど、ハチ公の奴は、いつも家に居るから、昼頃なると、親父の仕事場覗いて動かないんだね。






毎日のように親父から貰って食っておったらしい。云ってないのにお手なんかして催促するんだね。だから、豚みたいに肥えておったよ。

ある日の朝、中学生の兄貴が通学するのに着いて往き、いつもなら交叉点の前で止って見送り帰って来るんだけど、兄貴の云うには、帰りって云うのに

交叉点を渡って着いてくる。帰りって怒って背を向けると、ようよう戻ったんだけど、右折か左折か、走り来た車に跳ねられたんだね。






ハチ公は、ヨロヨロと起き上がって、身体引きずるようにして交叉点ロータリーの芝生の上まで来て倒れた。兄貴が、駆け戻った時には息絶えていた。

今、思うと、ハチ公は、この時、どんな絵が頭に過(よ)ぎったのかなあって考えてしまうんだね。

犬に生まれて、人間と錯覚するよな日々を生きて、本来の仲間をほとんど知らぬままだったね。それで、幸せだったのかなあ? 






汚れて捨てられていた雑種だった。我が家に拾われて5年だったかね、我が家の日々のパターンを変えるだけの存在感はあったね。

学校で、あとから来た妹に知らされて、ショックで視界が朦朧(もうろう)としたよ。

帰ってきたら、保健所の人が引き取って、もう、ハチ公の姿はなかった。其の日は、うろ覚えだけど、我が家の子供たちは、いつになく静かだったね。











『当時の頃、住まいが在った日本橋筋一丁目』
























カメレオンの独り言-1262 『姿なき誠』

2014年10月28日 | 日記







 10月28日







人間の諸悪の根源は、欲だろうね。人間の発展向上のエネルギーの源も欲だろうね。よくよく考えてみると欲から発生してんだね。終わり。

「なんやねん、始まったとこやないかえ」 馬鹿だね、始まって、そして終わりだよ。 「愛想がなさすぎるわっ」 

人間は、欲とともに成長するんかねえ? 「おまえは、あまり欲どおしくないね?」 だから、このざまなんだよ。






欲の旺盛な奴は、なんとか成るんだよ。欲と二人連れだよ。欲を絡めて行なうことには波が付きもんだね。よくしたもんだよ。

自身の裏側から波が起こるんだよ。波は、欲が起こすんだよ。戦うことが増えるね。その代わり、得るものは大きく成って往く。

「おまえみたいに欲の薄い奴は?」 足らぬところから波が襲うんだね。散々な目に遭って得るものは、なにもない。






欲は、裏切りと隣り合わせだね。欲は欲を呼ぶんだよ。打算が働くから嘘が介在し易くなる。悪知恵にも磨きがかかる。ギラギラだよ。

得ることが最優先になる。多くを得るためには欲は強欲に進化する。知恵走るね。純粋から程遠い人間性が築かれて往く。

足し算、引き算の世界だね。得るほどに失うものも比例する。無償という思いは消え失せる。還りなきものに価値など見出せなくなるんだろうね。



















いい人で在りたい、好かれたい、嫌われたくないってのも欲だね。自分を売りたい、高めたい、人は、我欲に忙しい。

求める像に成りたければ、自分を捨てることが出来ずに成り得ない。方法ではないんだね。得したとは思えない徳だね。

幾多の試練を乗り越えて身に着く徳なんだろうね。筋の通らぬことばかり、おのれを殺して生き細る、それでも自分を見失わない。それでも相手を憎まない。






善悪、正邪の境界線の幅在ることを知るね。それだけ器が大きくなるんだよ。人を受け入れ、己までも受け入れて溢れない、そんな器だね。

人は、仮面を被れば誤魔化しはできるけれども、並みの器では、すぐに溢れて正体を曝す。

厳しさの伴わない優しさと云うのは、己のみに厳しくある生き方だろうね。変態性から生じるタイヘン性なんだろうね。「なんやねん?」






うっふふふ、オレが、生きてきて、ただひとつ、自分が信じることに執念燃やし続けて微動だにしなかったことが、それだったのかも知れないね。

「どんなことや?」 お話しできることじゃないよ。自分の立ち位置に、ただ、只管(ひたすら)、忠実だっただけだよ。

「話さなきゃ解らんよ」 解らないままでいいんだよ。話して解るもんじゃないよ。結果的に、そうだったのかって、思いに至る二十年だったよ。






「欠片でも云えよ」 欠片? 「その二十年ってのを、大まかに表現しろよ」 報われぬ誠だよ。自分を太陽に照らして云える思いは、誠だよ。



















オレは、臆病者でひ弱い男だから、新撰組の男たちのような生き方はできない。でもね、オレの誠は、土方歳三にも負けないほどの執念が有ったよ。

あの人を見てると、そんな想いが被さるんだよ。新撰組が表の誠なら、オレは、裏の誠を生きたよ。

答えは、急がない。信じることができたら、もう、その答えの中で生きているんだよ。



















なんで、俺(私)だけって不遇を呪う人たちは、大きな機会を神さんに貰っているんだよ。人間性を高める試練の道の前に立っているんだよ。

人間に生まれたら、人生の味わいを土産に彼の世へ逝きたいね。創ることだよ、自分の人生を創る道だよ。

マイナスから始まったことを喜べ。全ての気づきはマイナスから生じるんだよ。マイナス無くしてプラスはない。






試練を乗り越えた先で、新たな自分とめぐり合えるよ。そんな道が、君の目の前にあるんだよ。

試練を乗り越えるってのはね、何度も云うけど自分に克つことだよ。これに尽きるね。

そこから、足の裏に大地を踏みしめて生きている自分を知るよ。そこから、無形の徳を得た君の人生が始まるんだよ。






この無形の徳はね、自分を苛め抜いたぶん、優しさとなって君に還ってくるんだよ。大きな味方になってくれるんだよ。























カメレオンの独り言-1261 『君臨する糞っ金(かね)野郎』

2014年10月27日 | 日記








 10月27日








全国的なのかどうかは知らないけど自転車が歩道を走れば5万円の罰金ってホントなの?

自転車は、車道を走れって、自転車乗ってる奴は、歩行者より命が安いの? 車が、ビュンビュン走る車道脇を走れって随分危険だよ。

車も、危なっかしくてスムーズに走れないよ。引っ掛けたり、引っ掛かったりしたら終わりだよ。で、ヘルメットを被れって危険度高まったからかよ? 






自転車で気安く出かけるのに、いちいちヘルメットを被るかあ? 禿が、余計に禿げるではないかっ。

で、歩道は、爺婆がヨタヨタ歩くだけにあるのかよ? そこまで守らなあかんもんかあ? 「おまえなあ、逮捕されるぞ」

そんな閑散とした歩道があるのに、其の横手の車道で自転車が跳ねられて死んだらどうすんねん? 






幼い子を前にも後ろにも乗せてる自転車だったら命が三つだぞ。顔面おもくそ打って死んだらヘルメットは暑いだけだぞ。

幼い子は、轢かれて内臓破裂で死んだら、ヘルメットなんか、ただの飾りじゃないか。

オレは、ツタヤへ行くのにヘルメットを被るのか? 仕事の合間に、ちょい、宝くじ買いに走るのもヘルメットかよ? 大層でサボりにくいよ。




















着物に革靴ではないかっ、無様な格好押し付けるな。其れより何より、歩行する爺婆にヘルメットを被らせろ。的が外れておるではないかっ。

なんなら、鎧兜(よろいかぶと)でもいいよ。「重いだろうがっ」 体力ついて健康になるよ。どちみち、急ぐ用事なんてないだろ。

しかし、こちとら、急がねばならんのだよ。猛スピードだよ。「おまえみたいな奴がおるから、こんなことになったんだろが」






オレは、閑散な歩道と車道を、うまくミックスして飛ばすんだよ。ほぼ、停止したような爺婆の姿が見えたら車道へ逸れる、これだよ。

「其れは、おまえの都合だろ?」 そうだよ、行く手でトロトロされたんじゃ邪魔で仕方ないのと、急かしては気の毒という思い遣りだよ。「ウソつけ」

歩行者を守りたければ歩行者にヘルメットだよ。「歩くのにヘルメット被らな歩けんのか?」 年寄りだけだよ。






そんなの若い奴らに強制したら「デートすんのもヘルメットかっ」って、暴動が起きるよ。石やら催涙弾が飛んで大変だよ。

通勤、通学、みんなヘルメットなんて戦時中かよ? セットが乱れて、どうしてくれるのよっ。ケッサクだよ。ヘルメット屋と行政の癒着だよ。

止めろよっ。「ああ、そうか」 守れば守るほどに、此れからの若者たちが背にする負担は大きいままだよ。「どういう意味やねん?」






自転車を車道走行させるのは、歩行者との衝突もあるけど、交叉点で歩道から飛び出して起こる事故が激増しているかららしいね。

現状、歩道走行が一般的だから、ドライバーにとって自転車の存在感を薄れさせる「心理的死角」を生んでいるとも指摘されてる。

そんなとこへ自転車を追いやって、其れが原因で沢山死んだら、やっぱり、歩道走行しようなんて云うんじゃなかろうかね。



















やっぱり、軽自動車でも買おうかなあ。「やめとけ、自転車乗っとけ」 ヘルメットみたいなもん被ってツタヤへ行けるか。

車道なんか、昔は、当たり前やった。ガタガタ道を車と一緒に走りまくったよ。交通規制も軟(やわ)かったから飲酒運転当たり前の時代だよ。

でも、今は規制が厳しくなったかわりに、ネコも杓子もハンドル握って危なっかしいし走る台数も昔の比じゃない。






そんな中で、車道を走るとなると自転車の方が、事故る危険度は高いよ。「じゃあ、歩けよ」 馬鹿か、時代に逆行しとるではないか。

ワゴンRなんかでいいよ。自転車代わりで走りゃあいいんだよ。雨でも平気だしね。「今から乗れるかあ?」 

大丈夫だよ、アクセル踏んだら走る、ブレーキ踏んだら止るよ。オレの免許はゴールドだぜ。「乗ってなかったら、皆、ゴールドだよ」






「お金は、どうする?」 金は天下の回りものよ。金なんかに振り回されて生きたと云えるか。金なんかは、振り回すものさ。

そんな人生を生きたいね。「なんやねん、妄想を混ぜるな」 混ぜなきゃ、あまりにも愁嘆(しゅうたん)やないかえ。ワゴンR、要らんかったら貰うよ。

「誰がやるかっ」 もっと、豪胆になれ、しみったれた根性では大物になれんぞ。欲しけりゃ持って行けえ~、これだよ。






豪放磊落(ごうほうらいらく)な奴は居らんのか? いちいち、細々、勘定せんことには生きれんのか? 

ちまちま、損得、目盛りで測って、僅かでも得にこける奴ばかりで嫌になるよ。世の金持ち、こんなんばっかし。実際は、ちっちゃい奴ばかりだよ。

男気出さんかえっ、オカマどもがっ。 ああ~スッとしたよ。 「そいで、現実に戻るのか?」 いや、もう、暫し、妄想の世界に留まっておくよ。



















損を笑いにかえて、辺り一面明るくするよな人間になりたいね。でも、そんなことを考える奴には、不思議と金は寄らんね。糞っ金っがあ~っ。























カメレオンの独り言-1260 『ネタ切れ』

2014年10月26日 | 日記







 10月26日







空が真っ青だね、心地いい気候に仕事なんか放っぽりだして何処か行きたくなるよ。宅急便の兄さんが窓から覗いてる、

「今日は?」 おう、ご苦労さん、今日は無いね。こんないい天気の日に仕事かよ?なんて、云ったら「ホントですね、何処か行きたいすよ」

休みなんかドライブするの? 「行きますよ」 いいねえ、オレなんかハンドル握ったら人を轢き殺すよ。笑ってる。






「北海道なんか、よく行きますよ、フェリー乗って」 へえ~いいねえ。直線道路だね。「何も無いっすよ」 

ヒグマなんかに出くわすの? 「いや、まだ、見たことないっすね」 気いつけやあ、あいつは凶暴やから。近づきよっても解らんらしいで。

全身の毛を立てて草や葉っぱに圧を掛けずに摩(さす)るように移動しよるから音がせんらしいね、スウ~だよ。「へえ~」






誰も居ない景色のええとこで車降りてよ、ああ~気持ちええ~生き返るわあなんて、云ってたら、後ろに立ちよって、生き返らんようにしよるど。

「はっははは、怖いですねえ」 いや、ホンマにコワイぞ。熊は訳解らん奴やからな、話せば解る奴じゃないぞ。ケタケタ笑ってるよ。

暇につき合わせて時間を削る。「なんちゅう奴や」 ええやないかえ、ええ天気やし。「関係ないわ」 






「ほなら、またあ」 あいよ。ご機嫌で行ったよ。笑いは、次の行動を軽やかにするんだよ。気分を高揚させるんだろうね、気と身体は一体よ。





















オレって、面白いよ。「なにが?」 話のネタが浮いて来なくなったらね、知らず知らず、目の前の丸型サングラスをかけてんだよ。

で、それでモニターを見て考えてんの。「目を守ってんのか?」 違うね、雰囲気に酔ってんじゃないか? 「ホンマにアホやね」












『 ケンフォード メンズ ビジネスシューズ KENFORD KB35 DBR ダークブラウン ウイングチップ リーガル 紳士靴』 仕事にもってこい。








そろそろ、仕事の靴をおろそうかな、ケンフォード(リーガルの兄弟会社) のウィングチップ ビジネスシューズの新品がストックされてんだよ。

オレのは、黒だけどね。余所行きのリーガルのウィングチップは新品3足あるの。こんな贅沢、オレの人生に無かったことだよ。

仕事は、ケンフォード、余所行きは、リーガル、此の前、リーガルを久ぶりに履いたけど、やっぱり、値打ちあるわ。






それとカジュアルってのかね? 軽く街ん中歩くシューズのいいのが1足、これがだね、ネットウロウロしていて一足限りで超安売りに出くわしたの。






「ロックポート」の28センチ、2万4千のやつが8千円だったかね? 写真で見る限り、オレのお好みスタイルなんだね。

これは、買い物って慌てたね、キー打つのが遅いからアタフタして購入したよ。「なんで慌てる?」 取られちゃうじゃないか。売り切れ品が多いの。

で、届いたら、オレ好みで文句なしのお誂え向きだったよ。本皮の高級品だよ。大事に履いたら一生もんだよ。「そんなにもつかあ?」






そんなに外歩きしないよ。オレには流行も糞もないからね、気に入ればそれでいいんだよ。いいものを長く着る、履く、使うだよ。

よし、月曜日からおニューをおろそ。足元は、常に綺麗に踵(かかと)の真っ直ぐなのを履くように心掛けてるの。運気に影響するらしい。

長くもたすコツは、常に履き替えることがいいらしい。今履いてるのと交互に使えばいいね。






「なんで、靴の話しなんだよ?」 話すネタが浮かばないからだよ。今日は、もう、目茶苦茶に眠たいんだよ。欠伸、百連発だよ。












『REGAL (リーガル) 牛革(革底)ビジネスシューズ(EBサイズ)・ウイングチップ・2235EB(ブラウン)』 高級感抜群だね。








此のクラスで3万3千円。此れ、欲しいね。リーガルは、27センチで足がぴったりサイズだから安心なんだね。

イタリア製のキザな靴からしたら、此の値段でも安いもんなんだろうけど、オレは、あの手は好みじゃないから金があっても買わん。

まあ、オレの場合は、見てるだけで満足してしまうところがあるからね。流行を追わないスタイルが好きだね。






新調のものを身に着けると気分が至って軽やかに好くなるのは事実だね。でも、笑って軽やかになるのに、お金は要らないからね。
























カメレオンの独り言-1259 『映画 レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち』

2014年10月25日 | 日記








 『レディ・エージェント』 10月25日







時折、テレビの前でボ~としてるときがある。滅多に観ないから映る画面の綺麗さに今更のように感心してる。映像の魔法だね。

タレントたちが連れもって街ん中を散策し、綺麗なお店に入って美味しそうなものを出されてきゃっきゃっと騒いでる。出てる奴等が、皆、テカテカだよ。

金持ちの家をお邪魔して、その豪華さに驚きの声を上げている。映るところ映る人が、皆、幸せ一杯、喜び満開、夢一杯で馬鹿らしい。






苦しみごとなど微塵もない。たしかに太陽が燦燦と輝いて眩しいだけの世界だね。こんなのから外れた人々から観れば羨望の的なのかねえ? 

世の中の生活基準は、ここまで達して当たり前のように錯覚しても仕方ないね。

こんな番組、毎度のように見せ付けられて育った子たちに、こんなのが当たり前なんて思うなと云っても、同じように出来ない不遇を呪うだけだろうね。






映像は、レンズを通すと鮮やかさが際立つからね、おまけに強力な照明も使用して、実際に見たら何でもないものでも綺麗この上なく映える。

大手の民放の映像に厭くときがある。創りすぎて綺麗過ぎるんだね。所有する映像機器も優れたものを使用してるんだろうかね? 

其処へいくとUHFの地方局のなんか、何処を撮っても、やぼいし、もっさりしてるよ。肉眼で見る実際に近いと思うよ。






司会やゲストで出てくる奴等も、そこらに生息してる人たちって匂いがプンプンだよ。顔色悪い奴は、やっぱり顔色が悪い、これが本当なんだよ。



















綺麗に写すことが悪いんじゃないんだけどね。あまりにも現実離れが甚だしく感じるときがあるよ。煽ってるように感じるんだね。

コマーシャルでもそうだよ。ウソばっかしだよ。ふつう、洗剤持って踊ったりするか? 「売りたいんだよ」 CMの場合は、目的がはっきりしてるけどね。

まあ、どうでもいいことで字数を稼いでだね、なんとか、半分までは来たね。






映画の題名は、なかなか浮かんで来ないけど、昔は、レジスタンスやスパイなどが、ドイツ占領下のフランスなどで暗躍して、ナチス・ドイツの親衛隊や

秘密警察のゲシュタボの脅威に曝される物語が多かったね。ホントに怖かったよ。捕まったら、最期、拷問が待っている。男も女もないからね。

挙句は殺される。そういう手合の映画に、最近、とんとお目にかからんね。






此の前、ツタヤで借りたDVDの中に『レディ・エージェント』ってのがあった。期待してた2本がハズレだったので、なんとはなしに観てみた。

ネットの映画紹介では、評判がいいほうだったよ。女伊達らにたいしたもんだね、実話だから、尚更、大したもんだよ。

可愛かったソフィー・マルソーも中年の女性になってる。ライフル銃の腕が達者で、貨車の操作場に現れるドイツの部隊を相手に狙撃のシーンから始まる。






出だしで、ああ、これは観れるねって解るんだね。久ぶりにハラハラドキドキを味わったよ。そして、悲しい思いにさせられるよ。

ナチスと戦った特殊部隊のリーダー、ルイーズを、ソフィー・マルソーが渾身の演技で魅せる戦争アクション。

実在した女工作員が遂行した衝撃のミッションのすべてを映画化。



















夫をナチスに殺された女スナイパーのルイーズは、英国特殊作戦執行部から極秘の任務を言い渡される。

それは連合軍のノルマンディー上陸を成功に導くための決死の作戦だった。

爆弾の専門家ガエル、殺人罪で服役中のジャンヌ、天才的スパイのマリア、ナチス将校の元愛人スージー。

















ルイーズは美女5人で編成された部隊を率いて、独軍の陸軍病院にいる英兵の工作員を救い出すミッションを開始するなんて、紹介されてる。

史上最大の作戦ノルマンディー上陸作戦が表側の戦争なら、彼女たちの戦いは裏側の戦争だね。

上陸作戦てのは、拠点を奪還し後続機動(戦車や車両)部隊の揚陸を容易にさせるため、港を含む周辺が目的地に選ばれるらしい。






大型船が埠頭に横付けして揚陸し易いから尤もだね。フランスを占領するナチス・ドイツは、ドーヴァー海峡を挟んでイギリスとフランスが最も近く

大きな港があるカレーが連合軍の上陸拠点と睨んでいた。そのためカレーには、機動部隊も含めて迎撃の態勢が強固に敷かれていた。

ドイツ親衛隊のハインドリッヒ大佐は、唯一、極秘撮影されたイギリス港湾に浮く何基もの巨大なブロックの謎と、






ノルマンディ海岸で地質学者が調査を行なっていた事実とが、憶測を呼び、上陸地点をノルマンディだと上層に進言する。

しかし、憶測で機動部隊の移動ができるかと受け付けられない。ハインドリッヒ大佐は、自論を裏付ける証拠を是が非でも手に入れねばならない。

行方の解らない地質学者は、味方の爆撃で重傷を負い、ドイツ人になりすましてドイツ軍の病院に入院していたんだね。灯台下暗しだね。



















連合軍の戦時諜報組織SOEも、地質学者の救出は、上陸作戦を内密裡に進行させる上で絶対に成功させねばならないんだね。

この戦時諜報組織SOEは、イギリス首相チャーチル自らが創設したらしいね。ルイーズの兄も、この組織に所属していて地質学者救出作戦の指揮をとる。

かくして兄のピエール、ルイーズら女性5名は、夜間の飛行でフランスへ。パラシュートで落下し作戦を実行する。



















救出作戦決行日と地質学者の身元が割れて逮捕された日が重なるんだね。ハインドリッヒ大佐が病院の一室で彼を尋問、警備も厳しくなる。しかし、

地質学者の救出作戦は、彼女ら、それぞれの任務を遂行して計画通りに成功する。しかし、逃走する車中で、学者は拷問に耐え切れず秘密を自白したことが解る。

地質学者を迎えの飛行機に乗せ、彼女たちは、ハインドリッヒ大佐暗殺の作戦変更のため当地に残ることになる。彼女たちの落胆は大きかった。






ハインドリッヒ大佐は、病院から逃走した車の行き先が飛行場の代替地であると予測、迎えの飛行機が着陸の可能な平地の箇所を調べさせる。

案の定、逃走車両を見つけたドイツ軍は、車両付近に居た者を銃撃、「殺すなっ、脚を撃てっ」暗がりの中、一人の男が脚を撃たれて倒れる。

ルイーズたち女性は、車両から離れた場所に居て難を逃れるんだね。銃声で事態を悟ったルイーズが駆けつける。






兄のピエールは、一度、ナチスに捕らえられ拷問を受けた経験がある。そのことをルイーズに聞かれてもピエールは、語ろうとしなかった。

そのピエールが脚を撃たれて、また、ナチスに捕えられた。連行されるピエールの恐怖はいかばかりかね。草陰から射殺しようとルイーズは銃を構えるが撃てない。

タイル張りの拷問室に両手錠で吊るされた素っ裸のピエール。壁際には、ペンチや鋸やらメスやらと台に並べて置かれている。嫌やねえ~。






人間って、本当は、優しい生きものなのか、えげつない冷酷な生きものなのか、どっちやねんやろねえ? 戦争だからって、こんなの平気で出来るもんかねえ?

オレなんか、拷問室の雰囲気だけで気い狂うわ。拷問係りの奴って、サドッ気が旺盛な奴なんだろうね。

平和時の社会で、変態や鬼畜やらの事件を引き起こす手合が、軍権持つと動物園の野獣が檻から解放されたのと同じだろうね。






こういう手合が居る軍隊に鉢合わせしたら地獄だろうね。オレは、昔から、こういう場面を観ると、そいつの人間性を凄く考えてしまうの。

人が苦しみ、のた打てば打つほど興奮してエスカレートする。なんやねんやろねえ~。可哀想とか憐れとか同情心って無いの?

拷問器具を使わずに、どついたり蹴ったりしてるとほっとするよ。「アホかっ、痛いわ」 痛いけど、西部劇の酒場の喧嘩と一緒やないの、救いがあるわ。





















此の映画では、爆弾の専門家ガエルって娘が捕えられる。着ているものを剥がされて素っ裸にされそうになるんだけど、ハインドリッヒ大佐が「もういい」って止める。

ガエルは、恐怖で失禁するんだね。拷問に耐えて口を割らないピエールを目の前にして、ガエルが椅子に腰掛けさせられて羽交い絞めにされる。

もうひとりの男が、ヤットコ持って来て押さえつけられたガエルの手の指の爪を挟み抜く。ガエルの絶叫。ガエルは、自白するんだね。仕方がないよ。






でも、自白は、仲間の身を危険に曝すんだね。ガエルは、熱心なキリスト教徒で自殺はできない。出撃前に配られた自殺用の青酸カリも捨てて無い。

久ぶりに、此の時代に活動した工作員等の物語だったけど、昔と変わらず、弱い癖して観てしまうんだね。

恐怖を克服して母国のために身を挺する人たちの勇気に頭が下がるんだね。オレは、此の人たちのような行動は不向きだね。表側の戦争で死にたいよ。






盗撮の巨大なブロックは、ノルマンディ上陸後、砂浜から沖合いに沈めて人工港湾施設を築くための潜函(ケーソン=コンクリート製の箱)だったんだね。

ハインドリッヒ大佐の予想通り、連合軍は、1944年6月6日ノルマンディ海岸に上陸、8月25日パリを解放した。

「史上最大の作戦」を成功に導いた5人の女性工作員は、ルイーズを除いて、皆、死んだ。死んだ4人の女性たちは。勇んで行ったんじゃないんだね。



















兄のピエールは、目の前で拷問を受ける妹(ルイーズ)の命と引き換えに全てを自白する。

そして、僅かの隙にメスで首を切り裂いて自殺する。その後、仲間たちに救出されたルイーズは、ドイツ軍服に身を包みハインドリッヒ大佐暗殺に向う。

全ての情報を把握したハインドリッヒ大佐は、休暇でパリに居るノルマンディ防衛軍司令官ロンメル将軍に列車で注進に向う。なんとしても止めねばならない。


















途中、下車したホームは、ドイツ軍が警備して物々しい。ルイーズは、これまで活躍甚だしいマリアとともにホームへ入り堂々と検問を通過する。

もう、後が無い、失敗は許されない、突然、マリアは「そのまま構わず行ってっ」ときびすを返し、列車の脇で別れを惜しむアベックの兵隊に向って発砲する。

マリアは、警備のドイツ兵の注意を引き付けるべく決死の行動をとった。連行されるマリア、動揺しつつも突き進むルイーズ。



















汽車の煙に曇ったホームの先端にハインドリッヒ大佐が居る。「ハインドリッヒ大佐」 凛としたルイーズの声に振り向く、ルイーズは消音ピストルを発射する。

脇腹を撃たれて蹲(うづくま)り驚きの表情を浮かべるハインドリッヒ大佐に、慟哭の消音ピストルが火を噴く。

ノルマンディ上陸作戦決行の数日前の影の戦争だね。ルイーズは、98歳の長寿を全うして2004年に亡くなった。




























 『ソフィー・マルソー』






















カメレオンの独り言-1258 『自分でも解らん自分という人間』

2014年10月23日 | 日記








 10月23日








昼過ぎから雨がポトポト零れだしたね。明日(21日)、明後日(22日)は天気が悪いらしい。此れから一雨ごとに冷えていくのかね?

長い年月、変わらぬ日々の中で、ただ、ひたすら、勤めて年数をついやしてきたけど、そろそろ、変わらねばならんような時期だと感じるんだね。

オレは、人は、なにかしら果たさねばならんものを背負ってると解してる。だから、果たさねば次に進まないなら、とことん果たし切る思いでいる。







「間違っていたら?」 オレは、オレの第六感を信じてる。それからすると果たし終えたと感じるんだね。此処での責務を清算したよ。

「じゃあ、どうする?」 どうしよう? そんなもん、すぐに答えがでるかよ。こつこつと働き続ける姿勢から得る安定を知ったよ。人の道だね。

「また獣の道に戻るのか?」 もう、そんな勢いはないよ。昔の一匹狼は、すっかり安物の飼い犬になっちゃったよ。貧乏な飼い犬だよ。







「貧乏な一匹狼のほうが絵になるね」 おまえも、そう思うか? オレもそう思う。オレ独りなら一匹狼に戻る。そこらの山でのたれ死にだよ。

「考えたら、おまえって凄い業(ごう)を背負ってるね」 オレも、そう思う。終らないんだねえ、終わりの無い人生を生きてるようだよ。

果たしたのはいいけど、まだ、果たさねばならんことがてんこ盛りだよ。オレが、人さんより若くあるのは、そのためかなあ? 「一種の拷問だね」



















オレが、借金の欠片を背負って、此の地に来て、引越し屋さんの電気係りの人と擦れ違ったとき、相手が、嫌な顔をしたのが解った。

オレは、覚悟を決めて来たんだけど不安の波が押し寄せて、自分の判断を疑い切ってたときだよ。そんなのが形相に出てたんだろうね。

その電気屋さんが家のクーラーを設置してくれてるときに家ん中へ入ったの。「主人やの」 「ああ、ここのご主人さんでしたか?」って驚いてる。






「あんた、このお兄ちゃん、凄い霊感持ってて占いが怖いぐらいにあたるねん」って奥さんが云ってる。みて貰ってもロクなことしか出んだろうね。

へえ~そうなの、お兄ちゃん、宝くじでも当らんかねって笑って聞いたよ。そしたら、気が抜けたような目をして「ご主人は~死にませんねえ」って云うんだよ。

いずれは死ぬわなって大笑いすると、はっと気がついたみたいに我に戻って、中断した奥さんとの卦の話に戻ってんだよ。






あとで、「あんたと入り口のとこで会った時、凄く嫌あな感じがしたって云ってたわ」 だろうね。オレの不安のドツボを見たね。鋭い霊感だね。

「それでも、なんで、あんたに、あんなこと云うたんやろ?」 聞きもしてないのにね。あん時の、様子もおかしかったで。「そうやなあ」

意識が飛んでたみたいだよ。 「おとうさんは、死ねへんのか?」って、幼い息子も聞いてたね。死なない人は居ないよ。




















此の地に来るまでは、とんでもない肉体労働で食い繋いでいた。汗みどろで帰宅して風呂に入って、息子を自転車の前椅子に乗せ深夜の街を走ってやる。

日課なんだね、息子は、オレの帰りに合わせて目覚めて待っているんだね。疲れてヘタヘタでも走りまわしてやる。喜ぶんだね。

或る日、そんなのを終えて寝間に入ったら、突然、身体がバンッバンッと跳ねたんだね。吃驚したね、エクソシストだよ。心臓だと思った。






横たわる全身が布団の上で跳ね飛ぶんだよ。宙に浮くんだよ、ものの20秒ぐらいかなあ? 死ぬなって思ったよ。でも、治まったので黙って寝た。

一週間くらいして、また、布団の上で跳ね飛んだ。激しく打つ鼓動が轟くようなんだね。治まったあと、このときは、奥さんに云ったよ。

奥さんは、黙ってたことを怒り倒して、即刻、肉体労働を禁止しよった。病院へ行きって強行だったけど行かなかったね。めんどいよ。






で、此の地に来て今の仕事に就いた。肉体を酷使する仕事から、一変して、神経を酷使する仕事に転じて慣れるまで4、5年かかったよ。

なるほど、死なずに生きてるね。あれは、心臓だったんだろうかね? そう思い続けてたけど、最近、近所の学校関係の仕事をされてた奥さんと話すうち、

あれは、筋肉痙攣だったことが解ったよ。陸上部の男子が、突然、運動場に倒れて砂埃立てて跳ね飛んだらしいんだね。






「もうっ、吃驚しましたっ」って、オレと同じ症状を細やかに説明されて、救急車で運ばれた先の病院の診断で、原因は筋肉痙攣だったらしい。





















死ぬのは嫌だし死ぬのは怖い、でも、死ぬときには死ぬ。そう、思ってる。想像もしなかった症状で度肝抜かれたけど、これで死ぬなと意外と冷静だった。

オレの人生は、くだらん事で気を使いまくり、神経擦り減らし、身体こき使って、身に着くものは無いんだね。

なのに、オレは笑ってる。なのに、なんとかなるさで明日を憂いない。成ったためしの無い夢を見続けて飽きることがない。妙な人間だね。






此の歳なっても何も無い。なのに焦燥に駆られてアタフタしない。なお、果たさねばならんことが山積してる。死んでられないんだね。

あの、お兄ちゃんは、此れを云ったのかねえ? 死にたくても死ねないと解釈すべきなのかねえ? そう思うと、なんかしんどいね。

幸いなるか、体力的にも、精神的にも、不思議と若い。他所で鏡を見たら、ガクッってなるほど老けて見えるときはあるけどね。






オレの歳を知ってるおばさんが、世間話で冗談云って「わては、もう、あかんわ」 お互い年食ったらあかんね。

「なに云うてんの、お兄さんなんか、まだまだ若いんやから、これからやん、わてらは、もう、あかんわ」 同い年やねんけどね。錯覚なんだろうね。

オレは、頭がズル剥けなろうが、どうなろうが、死ぬまでは諦めない。背筋を伸ばして凛として、成らずとも成ることを目指して死ぬまで生き切る。






「そんなの云っててもコロンと逝ったらどうする?」 神さんが可哀想になって 「もう、見とれんわ、早よ、こっちへ来い」って、蝋燭消したんじゃないの?























オレは、いつも思うの。オレみたいな人間は、独りで生きねばならん男だったんだろうね。誰も巻き込まず独りで処すべきだった。若いときには解らんかった。






日中は、ちょっと暑かったね。半袖がちょうどいい感じだよ。ぐずつくなんて云ってたけど雨なんか降らずに晴れてたよ。

明日に成らなきゃ解らないんだよ、涙に濡れる確率が甚だ高くても、明けてみなきゃあ解らんもんさ。

だから、人生は、諦めてはいけないんだよ。






















カメレオンの独り言-1257 『ヤマト宅急便が走る別天地』

2014年10月21日 | 日記







 10月21日







一度、遠いところへ行ってみたいね。気紛れでバスを降りて彷徨うの。山に囲まれて渓谷があって透けるような水が流れる渓流の

せせらぎの音を聞きつつ、熊が出るんじゃないかとビビリながら可愛い冒険に酔うの。

昔風のお店が並んでる。「渓谷の中だろ?」 最近は、何処でもお店が並んでるの。「ホンマかあ?」 想像でも安心なほうがいい。






観光客が沢山居るよ。「なんか出だしとイメージ合わんね」 右も左も解らないところで、カメラぶら下げてぼ~としてるの。「迷子か?」 

そんな雰囲気だね。通りすがりの人に聞きつつ、バスにも乗らず、テクテク歩いて旅館に向うの。「どんなところを歩いてる?」 

ヤマト宅急便が走ってる。「ええ?」 自動販売機も並んでる。うどん屋やステーキの店もマクドナルドも並んでる。「幹線道路かえ?」






車や人ばかりの道路を歩いて、喧騒の中、疲れ果てて旅館に辿り着いて温泉に入る。「其処は、どこやねん?」 よくある観光地だよ。

一歩、外れると街ん中ってあるだろう。日本の観光地は、大方、こんなのだよ。ロマンなんてあったもんじゃないよ。

しかし、緊張と歩行で疲れている。「なんで、そんなとこで緊張すんねん?」 危ないがなあ、車だらけだよ。大阪と変わらんよ。






風呂上りの艶姿、「オカマか?」 美味しい料理を頂いて贅沢味わって畳みに転がる。布団を敷いて貰って夢の中。寝たら、家と変わらんね。



















其処へいくと外国は、全てが観光地って感じがするだろうね。何もかもが異国だよ。でも、死ぬまで行くことはないだろうね。「残念だろ?」

べつにい。「見なけりゃ解らんだろ?」 其の地の人に聞いてみろ、大阪へは行かれましたか? 一度、行ってみたいねえ~って云うよ。

日本も外国も、其処に住む人たちからすれば、別段、珍しくもない。こんな糞みたいなとこから脱出したいって人も居るよ。






「おまえみたいなシラケた奴も珍しいわ」 男と女に似ているよ。目新しいものに惹かれ惹かれて、結局、同じってやつだよ。

人は、クルクル回った揚句に、それを知るんだよ。金と時間と労力をついやして探し続けて生きてるんだろうね。「夢も希望もないよな捉え方だね」

こんなのに夢中になれる人ってのは、上辺の快感に素直な反応が出来るタイプなんだろうね。素直さのいいところだよ。






「おまえは?」 捩(ねじ)れまわして解(ほど)きようのない救われないタイプだよ。「可哀想に」 ありがとう。

印象に残った記憶のアルバムだろうね。深くなくあっさりとした交流でしか有り得ない心の接点が醸す安堵感なんだろうね。

許容の範囲のおもてなし。せせらぎのように、さらさらと流れて澱みがない。商売道だろうね。上辺で生きる人の軽さに似てなくもないね。



















「上辺で生きる人の軽さって誰のことや?」 オレみたいな人だろうね。でも、オレの場合は、人が喜ぶさまが自分の幸せに繋がってるけどね。

相手のこころを大事に付き合うの。自分のこころがナイーブだから 「なに?」 知らんのか? 純粋で傷つき易いんだよ。「ウソつけ」 

単純で未熟とも云えるよ。「それなら解る」 随分だね。自分のこころが単純で未熟だから、人に優しく出来るんだよ。なんかおかしいよ。「そいでええ」






オレは、何処其処あまり行ってないから、いや、だからこそかも知れないけど、旅先のホテルや旅館のロビーなんかでくつろぐのが好きだね。

もしくは、部屋の窓際にある椅子に腰掛け、限られた景色を飽きることなく眺めてぼ~としてるのが好きだよ。勿論、煙草が吸えたら云うことなしだね。

煙草が吸えないなら、熱いお茶を呑みながらでもいいよ。日頃、思いもしない此の地でも、日々の生活が営まれているんだねって感慨深いんだね。






満足できるような景色が見える部屋なんかに泊まったことないけど、田舎っぽい町に雨がしとしと降って瓦の屋根やら道路が濡れて光ってる。

寂しい風情なんだけどこころが落ち着くんだね。仲居さんが、部屋ん中の世話をやいてくださって、一言、二言話しを交わして礼を云う。

遠い向こうは小高い丘陵が連らなる姿が靄(もや)ってる。足止め喰らって外歩きも侭ならないけど時間の止まった優雅なひと時に癒されるんだね。






「何処やねん?」 さあ、何処だったかねえって格好つけるほど行ってないから金沢だよって即答だよ。銭湯みたいな温泉にガックリだったよ。



















生活の匂いのしない自然の中へ旅行くには歳を食い過ぎた。ヤマト宅急便が走っていても田舎は田舎、鄙びた景色が迎えてくれる。

見慣れぬ田舎を散策して疲れたら路傍の朽ちたベンチに腰掛けて、一向に手慣れぬ一眼レフを構えて遊ぶよな旅をしたほうがいいみたいだね。

屁理屈ばかり捏ねずに素直になって電車に乗ろう。「気がついたか?」 






カタンコトン、カタンコトン、線路の音に運ばれて駅を降りれば、其処は景色も匂いも違えば空気さえも変わったかと思わせるほどに新鮮な別天地なんだね。
























カメレオンの独り言-1256 『秋の日差しが柔らかい』

2014年10月20日 | 日記







 10月20日







皆既月食の夜、電気代をかき集めても足りませんって、泣いて、助けてくださいと近所のおばさんが来た。オレの小遣いで間に合うから手渡した。

生活が荒れ放題ってとこまでいってるお家だから返って来るとは思わなかった。

昨日の夜、おばさんが訪ねてきた。「助かりました、本当に嬉しかったです」って、封筒に入れたお金を持って来られた。役に立ってよかったですね。






泣いて喜んで居られた。「お酒は召し上がられますか?」 いやいや、下戸もいいとこです。おかあさん、お気持ちで充分ですから入用に回しなさい。

手に持った封筒見せて、これで充分ですよ。「娘も、お礼をと申してます」 いいです、いいですって断るのに汗かいたよ。

今日の夜、また、訪ねて来られて「これを受け取ってくださいっ」って聞かないんだね。おかあさん、この前は、オレの小遣いで賄えたから出来たんですよ。






何度も助けられる器じゃないからと、云ってるオレに無理やり手渡されたよ。煙草のカートンが包まれてる、買っちゃったんだね。馬鹿だねえ。

おばさんは、お礼を繰り返して帰って行かれたよ。これは、まずいねえ。仕方ない、非常用に5千円を財布の名刺入れに忍ばせておこう。

追い詰められて、ほっとして、また、追い詰められての繰り返し、ほっとしてはいかんとは云えないね。経験済みだから手に取るように解るんだね。



















これから厳しい冬に向う。やりきれないねえ。濃紺の冴え渡った夜空に、工場のエントツの白い煙が真横に流れてる。自転車のハンドル握る手がしばれてる。

空気が凍るように冷たい。仕事に向う道すがら、暫く、橋の上で流れる煙を見てたね。道往く人たちは、何故か誰も彼もが愉しそう。なんでかねえ?

ジャケットの襟を立てジッパーを顎下まで引き上げて身震いして白い息を吐く。「オレの人生を生きるしかない」 






そう言い聞かせて小型ラジオのイヤホンを耳にする。なにやら話が続いて音楽が流れ出す。「行くかっ」 地面を蹴って自転車を転がす。

橋から坂道下って遊歩道、ボリューム上げて流れる曲が格好いい、「おんどりゃあ~」 誰も居ない夜の遊歩道、おもくそペダルを漕いで風のよう。

末端労働、消化労働、肉体労働、身体がもの云う仕事だね。あの頃から思えば、今は、見せ掛けでも落ち着いたもんだね。






来年の春には、此処を出れるよう公団を申し込んでいると云ってたね。おばさん、当ればいいね。動くのは暖かい頃がいい。冬は身も心も凍るよ。





















目覚めて跳ね起きた。時間がまわってる、仕事の日と間違ったよ。ああ、そうかあ、今日は日曜日だったね、良かったあ。

カーテンを引いて窓を開ける。暖かい日差しが窓越しに差し込むよ。いいねえ。オレは、この雰囲気が大好き。

9時前だね、夜明けのコーヒーを呑もう。「夜明けか?」 オレにとっては夜明けなんだよ、何度も云わすな。





















柔らかい日差しを背にしてパソコンを起動させる。I・ODATAの27型モニターは、ホンマにいいねえ。輝度を落とせば目に優しいわ。

画面に染みも現れないし、グレアの映り込みなんて、全然、気にならないし、映画は綺麗に観れるし、ホント、お気に入りだよ。

此れの新型「LCD-MF272CGBR」が欲しいんだけど、¥62000程するから、宝くじが当らないと買えないね。「じゃあ、永遠に買えないね」




















悲しくなるよな応答をするなよ。明日は解らないもんさ。いい意味でも悪い意味でも、奢ったり悲観したりなんてするもんじゃないよ。

ついでに、150~600mmまでカバーするタムロンの超望遠ズームレンズ「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011) キヤノン用」も欲しいよ。

夢を失わず明日を信じることだよ。信じるものは救われるって云うだろ。幸せになろう、欲しいものは、必ず、いずれ手に出来る。これだよ。






タムロンの超望遠ズームレンズは、防湿庫に入れたままと思っておこう。「おまえの場合は、実際、そうだもんね」

アイオデータの「LCD-MF272CGBR」は、勿体無いから、届いて梱包したままに置いてると思っておこう。「おまえの場合、有り得るね」 

こころは、実に贅沢に潤っているよ。よし、今度は、何を買おうかな? 今んとこ無いねえ。「おまえの欲求って、其の程度だね」 そうだよ。






窓の外の日差しを、丸型サングラスかけて見てるの。いい具合だね。「どう、いい具合なん?」 目に優しいよ。アラン・ドロンの趣だね、視界がだよ。

アラン・ドロンのようになりたいって云ってもなれないから、人は、欲求から外してる。不可能でも可能な事柄には、人は、執着する。

諦めは、敗退だけれども我が身を救う術でもある。戦うか退くか選択するは自由だよ。だから、自由が好きなんだよ。自分の意思が働いてるよ。






自分の意思が働くと云うことは、誰のせいでもない、すべからくおのれ自身の責任の範疇だよ。厳しいね。だから、人を選ばず優しくなれるんだよ。


























カメレオンの独り言-1255 『我流 敵は本能寺に在り』

2014年10月19日 | 日記







 10月19日








今日(18日)は快晴、秋らしい爽やかな一日だった。秋は、これでなくてはいけないよ、で、今日は仕事。

昼下がりから、大きなオレンジ色の太陽が西の空を染める頃まで、おませな中1の女の子と連れの子に机を占領されてお手上げだよ。

あいだの時間に「★★ちゃん、また来るからな」って消えてくれてほっとしてんのに、「★★ちゃ~ん」 某私立大学付属の高2の女子が入って来る。






彼氏ができたって云って、うっとりしてる、おお~いいねえ。いろいろ聞かれるのが愉しいみたいだから期待に応えて喜ばせてやる。

我が意を得たりで、益々、うっとり喜んでる。〇〇〇〇なんか、もう、眼中にないか? 「う~ん、全然、どうでもええわ」 なあんやねん。

男と女って、こんなもんなのかねえ? 「★★ちゃん、なんかない?」 ああ、飴ならあるよ。「あっ、これがいいっ」






芋ケンピの袋ごと通学鞄に仕舞ってる。ああ、おまえ、全部取るの? 「えへへへ」 食欲もあるんだね。「ほなあ~★★ちゃん、また、来るわあ」

夢うつつで帰って行ったよ。入れ代わりに、おませな中1の女の子等が戻って来る。次は、おまえ達の番だね。

ランドセル背負っていた子達が、もう、異性を求めてやきもきしてる。人類が滅びることはないね。花は咲いて、しおれて、咲いての繰り返しだね。






みんな、どんな人生を生きて往くんだろうかねえ? 誰も彼も幸せに生きて往ける人生であればいいね。



















オレが、此処まで、何とか生きて来れて、生きるとはと問われたら、どう、答えようか? それには、オレがなんとか成っていればの話しだね。

こんな体(てい)たらくでは、答える資格が無い。でも、息子には、解ってもらいたい信条がある。

それは、何ごとに於いても、自身がせねば為らぬことは、克(か)つことだね。自身に克つことが全てと云うことを伝えたいね。






人に勝つのではなく、自分自身に克つことが、人生の勝負を決める最大の試練だね。此れを教えたいね。

敵は本能寺に有りだよ。信長が光秀に殺された本能寺、オレは、この本能って言葉が自分自身に感じて捉えてる向きがある。あくまでオレ流だけどね。

自分に云うんだよ、我慢できない事柄が目の先に生じたら、敵は本能寺にありって。 自分と戦えって命じるんだよ。そうして生きて来た。






まだまだ、克ち得ないことが多いけど勝ち抜いて往こうと思ってる。背中に差した旗印は折れてはいない。克ち進むんだよ。意気軒昂だよ。

勝ち得ない相手だから克たねばならんのだよ。死ぬまでに負(ふ)に通じるオレを駆逐する。オレは、そう思ってる。

こいつは、何時の日か、必ず、顔を出す。備えがないと、こいつに足をさらわれる。






人は、気付いているんだよ、そいつの存在を自分自身が、一番、知っている。なのに目を瞑(つぶ)るんだね。其れを、逃げるなと息子に伝えたい。



















思いが為らぬことも、身動きできぬことも、思いもせぬことにうろたえようとも、試練と思えば克つことに意識がいく。

越えねば為らんなら越えてみせる。越えるまでは諦めない。「しんどいねえ」 しんど過ぎるよ。「無駄じゃないのか?」 しんどいことに無駄は無い。

苦しいことに無駄は無い、悲しいことにも無駄は無い。愉しいことに無駄を生む、だから、不快なことで学んでゆとりをもつんだよ。






「今時、そんなこと云ってる奴居てるか?」 居ようが居まいが知ったことか。人生は、良いこと悪いこと均等に来る。笑って一生なんて有り得ない。

苦の中に楽があるか、楽の中に苦があるかの違いだよ。

楽は彩り伴って華やかに目立つ、苦は、たった一人でもがき苦しんで孤立する。気を支えるのは自分だけだよ。だから、鍛錬が必要なんだよ。






苦のない人生もあるには有るだろうけど、其れは、変わり身のお蔭ってのが相場だよ。誰かが影で泣いて成る幸せだね。

もうひとつは、苦しみとともに続く幸せかね、傍(はた)からは、解らないんだよ。苦労を表に生きるほうが楽な場合もあるよ。

オレが、遣ると云ったら遣り続けるのは、すぐに楽な方へこける自分を知ってるからだよ。楽はさせない。苦痛とともに笑わせる。「変態やね」



















そやけど、ホンッマに、続けるのはしんどいねん。もう、脳味噌擦れて血が滲んでるよ。甘い、甘い、削れるまで続けんかいっ。「間違ってるんじゃないの?」
























カメレオンの独り言-1254 『長い間には、いろんなことが有るもんさ』

2014年10月18日 | 日記







 10月18日







風に吹かれて道を転がる落ち葉が目につくね。道往く人の、夏の名残の半袖姿もめっきり減った。朝が寒いからね。







昨日は、話のネタが思いつかないから、あっさり、諦めて、此の前、借りたDVDの映画を観ていたよ。

新作の「アイアン・グラッド ブラッド・ウオー」一枚だけ残っていたのをラッキーって借りたけど裏切られたね。

一作目の「アイアン・グラッド」の続編じゃなしに、似たような映画ってだけのこと。わけの解らん野蛮人同士の殺し合いの物語だね。







イングランドとスコットランドが仲たがいしてる頃の遠い昔の時代背景。殺陣もクローズ・アップで誤魔化しの演出が目立つ。真似しいの映画か?

雄叫びや怒号ばかりがけたたましくて大仰なだけ、出てくる奴等の設定が取って引っ付けたようなのばかりで、人物像の奥行きがないから訳が解らん。

生き残るべき奴等が生き残って、その他大勢、皆死んじゃった。こんな時代に生まれ会わさなくて良かったって思わせるだけの内容だね。







マサカリやオノやなんかで脳天カチ割られて目剥いて死ぬ、そんなんばっかし。物語が、しっかりしてないと狂人同士の殺し合いにしか見えないよ。

結局、何が云いたいねん? オカマが両刀使いで首ちょん切られて死んだけど、過去が希薄だから思わせぶりだけで、どうでもええいう存在だったのね。

獣のような女も、そうなった経緯も何もないから、ただの狂人女だったということなんだね? 







第一、主役がはっきりせん奴やね。普通の人って感じじゃないか。強くなったり弱くなったり当てにならん。あかんわ、此の映画。





















久ぶりに、また、やっちゃた。此処から1000字程絞り出して書いたのに 「自動保存された記事データが存在します。反映する」 なんて、

赤字で表示するから、何気にクリックしたら消えちゃった。人をおちょくっとんかっ。今、話のネタが浮かばずに困っているのに、なんで、消すんだよっ。

「自動保存された記事データを復元しました」 書く前に復元してどうすんだよっ、馬鹿もんっ、ドジッ、カスッ。なんやねん、これは?







ミカンの話から拡がりつつ有ったものを、クックッ悔しいっ~ダルイ、しんどい、気分悪い、眠たい。

しばらく、休むかも知れません。「どうしてん?」 1254回でダウンだよ。実際は、くだらんのも入れたら1378回目でダウンってことになる。

ブログ始めて1277日、100ほどオーバーしてる。消去したのが多いから30程のオーバーとして、少しは休めるだろ? 「数字的にはね」







内容の視野を広げるとか、ひとつのことに拘るとか、なにか、変えたい欲求が、前々から燻(くす)ぶってる。

そのほうに気をとられると、毎度の話のネタが浮かんで来ないんだね。

此処で、少し、頭の中を整理してだね、変化が思いつかなければ元通りの形で出直すとかしたいの。其の場合、また、ゼロからやり直すよ。





















それでは、皆さん、長い間、大変、お世話になりました。「待たんかえっ」 なんや? 「終わりの挨拶やないかえ?」 続けてなんぼだよ。

暫く、休んだら、ゼロからだよ。根気よく続け出してたら、また、気付いて見てくださるかも知れん。

正直、今、最悪にしんどいの。誠に不本意ながら、暫く、休みます。「何日の予定や?」 解らん、風に聞いてくれ。「格好つけんなっ」







足元転がる枯葉にでも聞いてくれ。なんなら、西の空を焦がして染まる夕焼けにでも聞いてくれ。「なんや、おまえ、病気か?」

今、何字や? 「1940字や」 よし、これで写真貼ったら2000字越えるな? 「なんや?」 そのぐらいにしんどいと云うことや。

話のネタが浮かばんから、ダラダラと引っ張って消えた分を取り返してる訳だよ。ホンマあ~、gooのアホがっ。「おまえが、アホやないかえ」







今日は、まあ、そういうことで。「どういうことや?」 長い間には、いろんなことがあるもんさ。「休むんかえ?」 長い間には、そんな日もあるもんさ。
























カメレオンの独り言-1253 『鋼(はがね)は剛直にして刃は鈍ら』

2014年10月16日 | 日記







 10月16日








このまま秋が深まり往くようだね。昨日、今日、明日と朝は冷え込む一方みたい。

テレビの天気予報で各地の様子を映してるんだけど、奈良の鹿が、朝もやの中、空に向って白い息吐いてるよ。冬かよ?

今年は、紅葉が早いかも知れないね。映ってる木々が、大方、もう、黄や赤に染まっていたように見えたね。







好きだった秋が、いつの頃からか、ただ、寂しいだけの季節に変わってしまったよ。いい思い出で塗り変えねばいかんね。

オレは、超スロースターターだからね、ジワジワと足元固めてからの話だけどね。「死んでまうぞ」 構わんよ、其れはそれで楽だよ。何も思い悩むこともない。

生きてりゃの話さ。明日の約束なんて誰もない。綺麗な御嶽山で灰に埋まって明日が消えるって誰一人想像もしてなかったはずだよ。







今日一日一日を紡(つむ)いで結んで未来に繋ぐ、問題は、今だよ。今をどう生きるかだよ。眠たくなってきたよ。「なんやねんっ」 仕方ないよ。

そういえば、最近、ブログを書いてるときに舟漕ぐことがなかったような気がするよ。いい傾向だったのに少ししかもたないね。

布団が気持ちいい季節になってきたよ。其の分、起床の時間が呪わしい。寝かせておいてくれよっ。いつも、あと5時間は寝れるよ。







「そんなことでしっかり紡げるか?」 紡げるよ。決まったパターンに流されて通り一遍なのはオートメーションだよ。既製品なんだよ。

マイペースで気を抜かずに時間を忘れて打ち込む、オーダーメードだよ。オレは、これが好きだよ、仕事は、こう有るべきだと思ってる。

「なにが違う?」 自発の勢いは執念を呼ぶ、成らぬことも成らせてみせる、気だよ、気概、気迫、気合だよ。自分が自分を仕切るんだよ。





















不安という塊を抱え込んで生きて来たよ。忘れることなく常に有るんだね。緊張を持続させる作用が働く。隙が無くなって行くんだよ。

何ごとにも表裏があるようにプラスに働けば鋭利な人になる。マイナスに働けば、負担に負けて道を歪めるね。苦なくして得るものはないよ。

オレの人生は、その不安との道連れだったよ。「おまえが鋭利か?」 切れ過ぎてはいけない、刃を落として鈍(なまく)らを造る。







世渡りのコツだよ。鍛えられた鋼は死なない。まあ、こういうふうに成りたいもんだね。「憧れか?」 憧れは、その道に誘(いざな)われるもんだよ。





















昨日、仕事を終えてからツタヤへ行って来たよ。『アイアン・グラッド ブラッド・ウオー』一枚だけ残ってた。ラッキー。「期待を裏切るなよ」

『ハミング・バード』が出てたね。ジェイソン・ステイサムの映画に裏切りは、今のとこないから大丈夫だね。あと3枚が、いつも困るんだね。

『ミッドナイト・ガイズ』 ああ、これは、アル・パチーノだね。これは、たしか、予告編を観て借りようと思ってたヤツだね。







あと2枚、もう、カタカナばかりで目がおかしくなるよ。なんでもいいやで、パッパッっと抜き取って5枚、1080円也。





















「ミッドナイト・チェイス」 オランダ映画、なんでオランダ映画なんだよ。知ってる役者がオランダろ。「それが云いたかったのか?」

「レディ・エージェント」 フランス映画、実話を映画化、日本未公開作品なんだけど、ネットの映画紹介では評判がいいから。

ソフィー・マルソーだね。さあ、この5本のうち、まともなのは何本かねえ? 







全て、面白い映画に仕上げろっ。其の道の奴が寄って集って創るんだろうが、それで当たり前だろう。いちいち客に不安を与えるな。「切れ過ぎてはいけない」





















カメレオンの独り言-1252 『995回に頂いたコメントのお返事』

2014年10月15日 | 日記







 10月15日








昨日、『995 千日センター(デパート)の火災』にコメントを頂きましたが、コメント欄に、どうして返事を打てばいいのか解らないので

此処でお礼申します。「調べろよ」 滅多にないので面倒臭い。ごめんなさい、内々の話しです。この度は、有難うございました。






はじめまして、

私は埼玉県下に住んでるみやのこと申しますが、以前日本橋二丁目(もとの御蔵跡=おくらと=町)に住んでた事があるので、ミナミ界隈のことはよく憶えてます。

まず、千日デパートのテナントにはイズミヤではなく、ニチイ(当時)千日前店が入居してましたけど、往年の大阪市電の側面広告にも出してた様です。



次いで、千日デパートの建物ですけど、昭和50年代半ばに解体・撤去され、その跡地に建つ予定のビルの仮の名称は『新・千日デパート』だったものの、

イザ蓋を開けてみるとご存じの様にメインテナントのプランタンなんば(当時)で板についたそうです。



私も大阪に住んでた当時、よくプランタン(のちのカテプリ、今のビックカメラさん)さんにはチョコチョコ行ったりしましたけど、

様々なテナントがある故に千日デパートの魂は生きてるのだなと、感心した想い出があり、未だに忘れる事が出来ないです。 それでは、失礼いたします。






お教え頂きました通り 「ニチイ」 です。なにを思い違いしたか自分でも解らない。995回の中でお断りを入れておきました。有難うございました。






お住まいだった日本橋二丁目(もとの御蔵跡=おくらと=町)は、当時、私の常なる活動範囲でしたが御蔵跡町という町名は初めて知りました。

堺筋と交差する2丁目の通りか、もしくは、三丁目の通り(旧、松坂屋の横手の通り)、松屋町通りまでの下駄屋さんのお店が並んでいた辺りですね。 

懐かしいですね。あの通りには、当時から数年後、片思いの女性(ひと)が住んでいました。「関係ないやろ?」 ええやないかえ。



















堺筋の二丁目にある「大源味噌」こんな字だったかなあ? 小学生の頃、毎度、おふくろの使いで、赤味噌を買いに行ってました。

きぬこし浮かべて、これが、また美味かったあ。此処は、今も営業されてるみたいですよ。

記憶力に自信がないのに、昔が懐かしく、この近辺のことを織り交ぜながら駄文を書いてます。退屈なときにでも読んでやってください。有難うございました。



















オレのが、埼玉まで行ってるよ。「当たり前やろ、世界中に行っとおるわ」 巨大なる恥曝しだね。

しかし、実際に、こうして、ちょろちょろとコメントを頂く都度に緊張するね。独りよがりだから書けてるところがあるんだよ。

反応を頂くと、自分の拙さを改めて思い知るのかして萎縮するよ。其処に人さんが居るんだね。厚顔無恥力を養わなくてはいかんね。
























カメレオンの独り言-1251 『音もなく気配すら消して過ぎ去る大型台風』

2014年10月14日 | 日記







 10月14日








昨日(12日)の深夜0時前頃だったかね、煙草を買い溜めしておこうかと外に出たら雨が降ってたよ。そろそろ台風の兆しが出て来たかな?

中心気圧 970hPa  最大風速 中心付近で35m/s  最大瞬間風速 50m/s、かなり精力は落ちたね。「精力落ちたって、おまえのことか?」

ああ、間違った、勢力じゃないか。何が、かなり精力落ちたねだよ、朝鮮人参の宣伝かよ。しかし、此のパソコンの変換は気が利かんね。






変換キーを叩きまくらな出て来ないよ。昔使ってたワープロのほうが打てば響いたよ。思う漢字がさっと出てたね。

こころなしか雨の滴の浸透率が高めに感じるね。「なんのこっちゃ?」 薄くなった頭だよ。枯れゆく季節に向って歩いていく気分だね。

コンビニのおじさんが 「明日は、ちょっとコワイですね」って、外を見ながら云ってる。間口が全部ガラスだもんね。






外に出たら雨脚が強くなってる。暴れるなら暴れろ、地球の明日を止める力は、おまえにはない。「人の明日を止める力は持っとおるで」 せやね。



















朝(13日)、目覚めたら曇ってるけど平常と変わらないね。台風は九州に上陸してるみたい。三日の連休は価値があるね。のんびりするわ。

壊れてから久しいブラックホークのパソコン、それに繋いだ27型の三菱モニターの前にロジクールのキーボードもお休み中、埃避けに布を被せてる。

その上に、ペンタブもタオルを被せたままに立て掛けてある。キーボードの布の上のガラクタの数が増えてるね。






歳を忘れて衝動買いした丸型サングラスも置いたまま。老眼鏡を外して掛けて見る。視界が暗くなっただけ、自分が見える訳じゃない。

かけることなく夏は終っちゃったね。また、来年、何処からか引っ張り出して独りかけて悦に入るんかね? 馬鹿だね。

背中でテレビの台風(19号)情報が途切れなしに放映されてるね。夕方頃から大阪在来線、全てが運行中止、前代未聞だって。デパートも閉店が早いね。











「大阪中部、午後2時頃の空、雨は降ってない。風も無いに等しいね」







3時半頃から雨が降り出したよ。テレビを見てたんだけど、いつも思うのは、暴風雨の中を傘を壊されてまで往来する人って何の用事で出歩いてんかね?

世間知らずのオレとしては、これが、ホンマに解せんのだね。風に煽られて飛ばされそうなおばちゃんなんかも、よく映るね。

転んでる人も映るんだね。報道してる記者は、こういう人々へインタビューをすべきだよ。「こんな状況で、なんの用事なんですか?」なんてね。






ネタが浮かばないのでパソコン消して、テレビの台風報道を見てたら此方に向ってる。午後8時30分頃、大阪府岸和田に再上陸したよ。

おかしいんだね、雨もパラパラ降る程度で風の音さえ聞こえない。何処の岸和田かいなって疑うよ。

窓の外見たら黒い影を落としてる木々は固まったままだし自転車も並んで立ってるよ。なんなの? なんにも無いまま名古屋へ行っちゃった。






拍子抜けしてしまうよ。大阪って、ホンマに台風に嫌われてんだね。最強の台風なんて前宣伝ばかりで最低の台風ではないのんか?

音も立てずに気配も消して素通りする忍者みたいな台風だね。「今日の稼ぎをどうしてくれるっ」 電車も、デパートも、お店も、怒ってるだろうね。

まあ、いいや、何もなく無事ほど結構なことはない。しかし、今日のブログは調子が乗らん、明日、仕事で気分が悪い。



















調子狂ってしまって仕方ないから、パソコンで映画を映して観たけど、馬鹿らしいのも通り越すと感情も停止するね。「RONIN47]って、なんなの?

飛ばし飛ばし観たけど我慢できなくなって消去しちゃったよ。何処の国の物語なの? 赤穂だ、吉良だなんて、尤もらしく云ってるけど日本じゃないよ。

中国系の仮想国だね。欧米映画に東洋は不向きって象徴的な作品だね。全てが、野暮臭く映るから不思議だよ。超を超越する駄作だね。ゴミを創るな。





明日、晴れたら、仕事の帰りにツタヤへ行こ。






















カメレオンの独り言