カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-624 『大晦日』

2012年12月31日 | 日記






2012年の大晦日ですね。


雲が多いようだけど晴れ間が出たら、暖かなお日さんが差し込んでくるね。





あちらこちらの神社やお寺は初詣で賑わうんでしょうね。

神さんに頼みごとをするのは間違っているらしいですね。「今年もありがとうございました」って、感謝の意で手を合わせるものらしい。

でも、人々は、この大晦日の深夜から出かけて、寒い中、長い行列を待って、賽銭箱にお金を入れて手を叩き願い事をする。











凄い数の人々の願いごとなど「そんなもん、覚えてられへんがな」って、神さんが云ってるよ。









  お茶でも呑んでゆっくり,年の暮れ。





昔、絵を描きまくった時期があったね。次から次から、頭に浮かんできて楽しかったけど「絵」が解らなくなってやめた。

いっぱしの絵描きになったつもりで悩んだね。でも、なにがなんやら解らなくなちゃったんだね。

写実画なんか、我ながら感心するほど上手い、しかし、我流には限界があるね。




デッサンには理屈がある。遠近の描写を心得ないと本当の絵は描けないんだね。そんなの知ったことかよ。

書き溜めた絵は、何処へやっちゃったのかな? 頭にきて捨てちゃったのかなあ?







『 なんで写真に撮ったのか忘れたけど、ほんの一部が、写真で残ってたよ。他の迷作たちは何処へ消えちゃったのかなあ? 』






ブログ書くのに、これでも頭を使う。頭を使わなきゃ固まってくる。

だいぶん、柔らかくなってきたかいな?と、思えるんだけどね。

また、昔のように無責任な発想をば、呼び起こしてブログで遊びたいんだけど、仕事がねえ~足を引っ張りよるね。




夢を喰うのが好きだね。俺の頭の中は、架空ごとで渦巻いてたよ。今でも、欠片がばら撒かれたまま、それを掃いて寄せて集めてるの。

もう一度、気が狂ったみたいに、夢絵空ごとに夢中になれたらいいね。




昔は、誰に見せるでもなしに、ただ描くだけだったけど、今は、素人でもネットに載せれば他人(ひと)さんにも見せてあげられる。「要らんわ」

要らん人は見なきゃいい。とんでもない時代だね。

多くの人を雇い、多くの人の能力をもって企業は成り立つ。ネットって、いうのも、有象無象の能力の集合体と捉えれば凄まじいもんだね。




世に云う知識人とか、エリートとか、政界、財界人とか、とんでもない人々も、難しい意見などを載せられている。

1時間ほど講演したら桁外れの報酬を得るような人が、注文ではなく、自発的に想いを書かれている。柔らかい生の声かも知れない。

強制ではなく、義務ではなく、持てる知識と経験からくる知恵などを、己が欲求に倣って無償で提供されている。ボランティアだね。




自発の力ほど強いものはない。義務や強制で出る力も弱くはないけど持久力に乏しいんだね。打算が働く時が来る。











インターネットは第二の世界、現実の世界よりも一歩前を行く自由と本音と共有の世界だね。


















休みに入ったら、ああしよう、こうしようと思っていたけど、結局、家ん中でパソコン三昧、「オレって、ホンマにお宅やねえ」

良い歳をお迎えください。皆さんにとって、良き一年でありますようお祈り申し上げます。              















カメレオンの独り言-623 『退屈』

2012年12月30日 | 日記







なんだよぉ~雨が降ってるよ。本降りじゃねぇか、まったく、アホッ。

カメラのバッテリー充電して用意してたのに、今年も「暮れの街をぶらりと行こう」も、口だけで終わるのかよ。

休みに入ったら、もう終わりってのが毎度のパターンやね。「あっ」と、云う間に仕事だもんね。「休み入って、早々、そんなの言う奴居らんで」

















来年は「こうなりたい」って、願いを、常に念じようと思うの。「必ず、成る」って、信じて疑わない思いをね。

そして、来年は、お小遣いを貯金しよう。小遣いだからって湯水のように使っていてはいかんね。

そして、健康に留意しよう。病気知らずなんて、当てにもスッポンにもならんわ。タバコだね、節煙宣言せねばならんな。

















世の中の大方は、気にもとめぬ処で流れ往くのに、身の回りの、ほんの僅かなことがらのみに捉われて、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、

些細なことまで、気をもみ、心を痛め、喜怒哀楽の日々を生きているんだね。ちっちゃいねえ。

世界の中の一人、日本の中の一人、大阪の中の一人、ともに生きているのに知らない人ばっかしやね。ちっちゃいねえ。




でも、自分が死んだら全てが消える。大きいねえ。 「おまえが消えただけやがな」 








大阪、梅田周辺の写真を撮って、此のブログに貼りたいのに「まだ、降っとおるがな」 貼れる写真がないんやで。










『 悪いこととは知りつつも、ちょっとお借りして貼っておこう。中央の道路が梅田阪急に向かって御堂筋だね? 』 何処から撮ってるんだろかね?







梅田周辺は、江戸時代は辺り一面沼地だったようなんだね。その沼地を田んぼとして利用するために埋め立てをしたことから、埋田(うめた)と呼ばれ、

現在の名称の梅田(うめだ)になったと言われてるんだね。まあ、昔は、当然、何処もかしこも自然のままだわね。




イナゴやねずみやらが異常発生して、その大群が進み往くところ食い荒らされて荒廃と云い、人間が、自然を踏み潰して進み往くところを発展と云う。

本当に都合のいい解釈やね。










雨天につき足止めくらって、することないので、退屈しのぎのブログです。
















カメレオンの独り言-622 『なにかいいことないか? 子猫チャン』

2012年12月29日 | 日記

















「なにかいいことないか? 子猫チャン」と、毎度云いつつ、何もないまま年の暮れ、最後にあるかも知れないよ、年末ジャンボ 「あるかいっ」










ピーター・オトゥールも、アウシュラー・アンドレスも若いね。他、ロミー・シュナイダー、キャプシーヌ共演のコメディ。







この映画は観てないけど、遠い昔、心斎橋を家族連れでぶらぶらした時、道頓堀川に架かるえびす橋袂のキリン会館で上映してたのを覚えてる。

子供だったけど、題名が、なんか印象に残って、その後、退屈なったら「なにかいいことないか子猫ちゃん」 が、口癖になってしまった。










『 なにかいいことないか子猫チャン 』 1965年度作品 イギリス映画








裏切られても裏切られても、信じるものこそ救われない 宝くじ


























カメレオンの独り言-621 『映画 キラーエリート』

2012年12月29日 | 日記









雨だと云ってたのにポカポカとして晴れとるやないの。

明日が雨って云ってる、明日晴れろよ。また、オレの足を止めよんな。オレは、晴れ男って云われていたのになあ、変わったのかなあ?

考えたら、昨日が、皆さん仕事納めやってんね。オレは、明日からなのに雨だなんてふざけてるね。
















昨晩、夕食時にテレビを観てると「日本縦断温泉制覇」だったかな? 九州から北海道まで電車を乗り継ぎ各地の温泉巡りをする番組を

遣ってたけど、息が切れそうな強行軍なんだね。電車の待ち時間にも温泉に入って駅に駆け込むなんて考えられんわ。

でも、温泉はいいねえ。ゆっくりと行きたいなあ。





乗ったこともない電車に揺られて、行ったこともない地の温泉に浸かってボ~と温もりたいよ。





それなりに温泉にも行ったことはあるけれど、大衆浴場みたいな温泉なんか要らないよ。

そんなもんだったら、昔、銭湯通って嫌と云うほど浸かってるからね。独りでのんびりとゆっくり気侭に浸かっていたいよ。

露天風呂がいいねえ。温まった身体に浴衣を着て、温泉街通りを散歩してお土産買ったりして楽しむんだよ。





なににも捉われずに一日を、思うように気侭に過ごして、ただ、ボ~とするんだよ。いいだろうねえ。





心の何処かで、必ず、そんなことが、当たり前のように出来るようになってやるって、想いがあるんだね。

「そんなぐらいのこと、みんな、遣ってるよ」 遣ってる人は遣ってりゃいいの。未だに、遣れないオレのお話なんだから。

人生、何かを追い続けるってことは大事じゃないかね。





もっとも、オレの場合は、ずっと、追ってばかりで掴まえたことがないっていう格好悪さだけが目立ってるね。大したもんだね。「なんでやねん?」














『 キラーエリート 』 2011年度 アメリカ作品 出演 ジェイソン・ステイサム ロバート・デ・ニーロ






昨日は、何もすることがないので映画を観たよ。期待もせずに観たんだけど「面白かったね」

ジェイソン・ステイサムの主演映画のポスターを見ると、また、似たようなのだねって思うんだけどね、観ると「面白いね」

この人は、ホンマに強いんじゃないの? そう思わせるよ。タフを絵に描いたような男だね。向かうところ敵なしだよ。





ステイサムは、プロ中のプロの暗殺者を演じている。ロバート・デ・ニーロも先輩の暗殺者。対して、国家レベルの秘密結社“フェザー・メン”も

暗殺者集団なんだね。なにか、実際にあったお話らしいよ。世の中には、怖い奴等が居るんだね。















無理に恋人を出さなくてもいいようなストーリーなんだけど、お色気を加味するために出すんだね。

でも、この映画に出て来る女性は、出張りもしなければ、霞もしない、ほどよい存在感で、荒々しい映画を柔らかくしてるよ。

ステイサムの恋人を、友人のロバート・デ・ニーロがボディガードするんだけど、彼女は、至って普通の女性って感じでいいね。
















熟練の技で彼女の危機を、彼女が気づかぬうちに処理してしまうデ・ニーロも老練の味を出してるよ。

でも、なんで、デ・ニーロみたいな役者が、こんな活劇映画の脇役に出るのかね? 歳をとると脇に回るのかね? 人生だね。

























デ・ニーロのお陰で危険から解放された恋人が、ラスト、パリの通りを独り歩いてる。後ろから車が静かに近づいて来て、

運転席からステイサムが声をかける。「すべて終わったよ」 非現実的な世界から、ごく普通の恋人たちに戻るシーンがいいね。












  2013年








明日30日から来春6日まで、当ブログを、お休みさせて頂きます。休み中「気分が乗ったら書きます」

本年は、拙い文にお付き合い頂きましてありがとうございました。

来年も、変わりませず、よろしくお願いします。皆さん、良いお歳をお迎えください。




















カメレオンの独り言-620 『買い物』

2012年12月28日 | 日記







空はどんより寒々しくて雨がパラパラ降ったりやんだりだね。

もう、休みに入ってる人も多いみたいだよ。正月用の買出しに忙しそうな気配がするよ。

















昨日も、早く寝てしまったけど、朝までストレートに寝ちゃったね。ちょっと、疲れてるみたい。

毎日、深夜遅くまで、パソコンばかり相手になって、若者のお宅族に負けてないもんね。いつかは祟って当たり前だね。

しかし、睡眠時間だけじゃなしに時間帯にも問題があるらしくて、深夜の0時から2時の間が最も深い睡眠をとれるらしい。




早く就寝した、この二日の朝の体調がすこぶるいいよ。草木も眠る丑三つ(うしみつ)時って昔から云うからね。

解っちゃいるけどやめられないんだね。深夜の静けさと、集中度の高まり感ってのは外しがたいね。

お化けが、背中に立ってても知ったこっちゃあないし、気配を感じても振り返るのも面倒なくらい集中できるのよ。「なにしてんの?」 放っとけ。

















パソコンのランケーブルの差込部分の爪が折れたらしくて勝手に抜けてしまう。ブログの書いた部分が、バッサっと消えたりしてたので、

昨晩、アマゾンで購入した。それが、もう配達されてきた。 買いに行くより「早いねえ」

ただのケーブルだと思ってたけど、ピンからキリまであるんだね。どういいのか解らんけど高品質、エレコムのLaneed 5メートル¥664。




ギガバイト、Cat6スーパーフラットタイプってのを、注文したんだけど、なんと、速いじゃないのっ。

eo光ファイバーだから、もともと速いんだけど、その上を行く速さだよ。切り替わりが瞬時だね。伝達能力か?ケーブルも馬鹿にできないね。

フラットでなくても良かったかな、気がつかなかったよ、線が弱弱しく感じる。嵩が低いけどね。壁伝いにとめて這わすならこれだね。

















何度も云うけど、このモニターはいいね。三菱のDiamondcrysta RDT27IWV 丸一日見てても目が全然疲れないの。

27型なのに肌理(きめ)も細かくて綺麗に映るよ。今なら、価格コムで¥35.400で売ってる、お勧めだね。

詳しい人なら「もっと良いのがあるよ」なんて云うだろうけど、画面の大きさと映りと値段で、これだね。




美味いうどんが喰いたいね。「話が飛ぶね」 寒い街を歩いて「おっ、此処良さそうだね」 なんて云って暖簾をくぐり「らっしゃーい」

店内のホカッとした空気で弛緩した頃、出されたうどんの湯気が辺りを包む。「美味そう」

休みに入って雨が降らなきゃ、カメラを肩に掛けブラリと街へ出かけようか。




「行く前にパソコンで調べとけばいいんだよ」 其処へ向かって歩くかどうか解んないよ。東西南北、何軒も覚えられないの。

外へ出たら足の向くまま気の向くままだからね。オレの行く先に、美味しいうどん屋さんがあればいいって感じ。それが無いんだねえ。

求めてないときは、よく目にしてんだけどね。

















来年は、なにか始めよう。「なにを?」 「解らない」 だから、独りでぶらりと出かけて、いろいろ考えながら歩くんだよ。


















カメレオンの独り言-619 『節煙』

2012年12月27日 | 日記







30日から来春の1月6日までブログはお休み、後、2日やね。よおし、なんでもいいから絞り出さんとあかん。






「毎日更新に、なんで、そんなに拘るの?」 まあ、病的と云いますか、自発的に「遣る」と云ったら遣らずにおかんちゅう精神やね。

来年は、3度目の正直、「節煙」を、自発的に「遣る」って、云おうと、思ってる。

「一日五本」遣ると云ったら、死ぬまで守る。今までの、2回の節煙は、傍(はた)からの影響があって、正味自発じゃないんだね。






動機は、正直、健康がどうたら、副流煙がどうたら、臭いがどうたら、なんて知ったこっちゃない。

煙の中で生まれて、育って、生きてきて、今更、何が社会の迷惑なんよ。

もっともな理由は、経済的に苦しい。「なんやねん、貧相な動機やねえ」 お小遣いが、全然、貯まらんのだよ。ほんまに堪らんわ。



















気温が下がってんだから当たり前なんだけど、毎年、暮れの仕事納めの夕方辺りの空気の冷え込みは普通じゃないね?

建物の中に居るんだけど、冷え方が身体の芯までいくんだね。なんでかね? オレだけかな?

これが、家に帰っても大掃除してて、カーテンも、皆取っ払って寒々しいんだね。この冷え方は特別だね。






心まで凍りそうなんだけど、お休みに入る喜びの熱で、なんとか溶かしてはいるけどね。






昔と違って、正月も平常通り、デパートもスーパーも量販店も、何処もかしこも営業してるから正月風情ってのがなくなった。

昔と変わらんのは、唯一、暮れの大晦日の夜だね。何処もかしこも、早めに閉店して閑散とする。

寂しいんだけど、新年を迎えるんだなあって、そんな雰囲気を味わえるね。






田舎に帰省して新年を迎える人たちは、その地方、地方の趣の中で、まだ、昔のままの正月を堪能されるんだろうね。いいねえ~。

オレは、幾つになっても、お正月が大好き。幼い頃の、遠い昔の思い出がダブるんだね。






テレビで、新年を迎える各地の様子を観ていると、「ハッピーニューイヤー」って、言葉が氾濫するようになってからだね、がさつになったのは。

金髪、茶髪、剃りこみ、ピアスに眉剃りなんてのが、当たり前に為った頃から、お正月の雰囲気も品も糞もあったもんじゃないね。

けじめごとってのは、馬鹿らしくとも正して守らねば、全てに連鎖して崩壊していくもんなんだね。






若者にすれば、なんでも否定されて、押さえ込み喰らった反動ってのもあるんだろうけどね。

そうさせた古い融通の利かんおっさん連中も悪いわな。






















今日は、久しぶりにいい天気でポカポカ陽気だったけど、夕方からは冷えが厳しくなってきたよ。

風呂で温もってビール呑んだら、眠気が襲って来たよ。昨晩も、睡魔に勝てず早くに寝てしまったら、未明に目が覚めて朝まで眠れなかった。

今日も、此れはもたんな、未明に目が覚めるの覚悟で寝たろか。今日は、なにも浮かばんわ。






寒い夜、暖かい布団の中で寝てる時は幸せやね。 













『 阪急ファイブビル上の 梅田のHEP FIVE観覧車からの景色 』
























カメレオンの独り言-618 『映画 50/50』

2012年12月26日 | 日記





ジョゼフ・ゴードン・レヴィットってアメリカの俳優さんが、いいねえ。

アル・パシーノ、ロバート・デ・ニーロ、ジーン・ハックマン等々の味のある俳優が歳をとり、若手の個性ある俳優が期待されるんだけど、

なかなかお目にかかれないねえって思っていたら、此の人に目がとまったよ。この人は伸びて欲しいね。










『50/50 フィフティ・フィフティ』 2011年度 アメリカ映画 監督 ジョナサン・レヴィン 出演 ジョゼフ・ゴードン・レヴィット








この俳優さんの映画を観るのは、これで3本目だったかな。500日のサマーと、もう1本の題名は忘れちゃった。

この人独特の雰囲気を醸してるように思うんだけどね。逞しいとか、格好いいとかなんてのじゃないね。そこらに居るような人って感じだね。

















題名の50/50とは、5年後に生きている確率。ガンを宣告された青年の心の葛藤を、暗くならない程度に抑えて、ややコミカルに淡々と描いてるよ。

明日が有るか無いかで、今日の全てがいつもと変わるだろうね。漠然と、明日の有ることを疑わずに生きているから笑ってる。

若い者は、勿論、オレみたいな歳とった奴でも、それは変わらない。人間って、約束のない、すこぶる不安定な生き物なんだね。





なにか、今の自分の有り方を改めて考えさせられる映画だったね。

今、背負っている苦しみや、悲しみや、虚しさや、不満なんてのは、謂わば、生きていればこそ味わえる感情ということになる。

そう思うと、それらは、経過の中の一つの出来事にしか過ぎない。それら以上に、生き物にとって、この世との大きな訣別の試練がある。





歳を加えるごとに人は丸くなっていくらしい。

老化に伴い、その訣別の時を悟り受け入れることで、あらゆる事柄の逆算が利いて鷹揚になれるんだろうね。

若いうちに死と向き合わねばならぬほど過酷なことはない。悟り知るには、人生が未熟すぎる。受け入れるには、あまりに未練が大きすぎる。



















どこかで、必ず、誰かが宝くじを当てて億万長者になっている。どこかで、必ず、病に命を削られる日々に嘆く人が居る。

我が身にならねば、その喜びも、悲しみも、切実に感じられないのが、人間なんだね。

考えたら、人間って、鈍感でアホなんだね。 





でも、それで救われてるとも云えるんだけどね。










『 500日のサマー 』








此の映画も、コミカルな青春ものってのかね? それでいて、終始、文句も出ずに観れた映画だったね。





















カメレオンの独り言-617 『クリスマス』

2012年12月25日 | 日記







目が覚めて顔を洗って「気持ちいい~」 携帯のお知らせランプが点滅してる。

メールを開くと、中2の男子が、遠く北海道から銀世界の写真を送ってきてる。スキー合宿で歳を越すらしい。いいねえ~。

北海道か・・・どんなところなのかねぇ? 関東から北方面には、全くご縁がない。今は、全てが真っ白けなんだろうね。










『 なんだよ、これ? いや、北海道だよ、真っ白けなんだよ 』








それはそうと、地球が壊滅だったかな? 人類が絶滅だったかな? マヤ暦云々の事象はどうなったのかね?

なにも変わらず生きておるではないか。よくも、まあ、無いこと有るように騒々しく喧伝しよるなあ。

こんなのが、まかり通るところに世の中の「幅」ってのを感じるね。だから、オレみたいな稚拙なブログも、のうのうと通用するんだろうね。






この3日間の休みも瞬く間だったね。クリスマスイブも知らぬ間に過去になっちゃった。

と、云うことは、正月休みも、風が吹き抜けるように過ぎ去るんだろうね。「なんなんだよお~」 味わいも糞もないね。

早く感じるか、遅く感じるかは、人それぞれだろうけど、その感覚は、充実、充足感ってのが影響するんだろうかね。






毎年、暮れになったら同じこと思ってるね。変化がないからかな? 

変えねばならんね。生きる姿勢を変えんことには、全てが、変わらぬままだね。

来年は、変えよう。「何を変えるの?」 生きる姿勢だよ。「どういう風に?」 う~む、まず、行動を起こしてから考える姿勢だね。






行動の前に考えると、止まっちゃうんだね。これがいかん。言うは易し、するは難しだけど努力しよう。





















昨晩、夕食時に、テレビを観ていると、日本の歌謡曲を外国の人が歌ってるんだけど、なんなの? 日本人より上手いよ。

出て来る人が、揃いも揃ってプロ顔負けの歌唱力だね。角ばった日本語を流暢に操り違和感がないよ、なんてことだろうね。

日本の文化が広まって、各国の人に愛されるってのは結構な話だね。






特に、白人、黒人系は、音楽を身体で感じ取るってのかね、生活の中に浸透しているのかね、本能的に反応するのかね、音楽との一体感が凄いよ。

リズム感が身についてるんだね。好きこそものの上手なれって云うやつだね。至って感心したよ。

クリスマス・イブ、テレビの中だけ、やたらと賑やかな夜だったね。





















世の中は、クリスマスで浮かれているのに、オレは、なんか、気分が滅入るよ。

暗い空洞を滑り落ちていくような感じがするね。こういう時は、落ちろ、落ちろって、素直に落ちていくんだよ。

なまじ這い上がろうなんて抵抗するから、症状が悪化すんだよ。どうにでもなれえ~ぇ~ぇ~ってね。











『 なんだよ、これ?  暗い空洞を滑り落ちて、とことん落ち込んだんだよ、なんにも見えねえよ 』
























カメレオンの独り言-615 『あっさり』

2012年12月24日 | 日記




















雲が幾重にも重なり、暗雲が垂れ込めようとも、其の向こう側には真っ青な空があり、燦々と輝く太陽が変わらずにある。

信じて生きるということは、そういうことなんだろうね。 「いいねえ~」






終わり。   「なんやねん、それだけかよ?」 たまにはいいんじゃないの?  あっさりしてて。
















カメレオンの独り言-614 『一匹狼』

2012年12月23日 | 日記







天王寺の近鉄ハルカスって云う超高層ビルが、完成に向かって着々と工事が進んでいるね。

上六台地の高台に立地するから、海抜20~30メートルの高さが加算されて実際の建造物よりも更に高くなる。

昨日だったかな? テレビで、その工事中のビルの中を紹介してたね。






展望のある上階までは、まだカメラが入れないんだけれど、途中の40数階だったかな? 

眼下に広大な大阪のパノラマが広がっていた。神戸も淡路島も、其れを繋ぐ明石大橋も、何も遮るものなく一望だね。

今、在るものは、こうして高ければ高いほど見渡し利いて把握が出来る。






己が人生は、どのような高場に上がろうとも、何一つ、正確な見渡しなど得られようも無い。

其の、明日をも解らぬ盲目の人々の知力と労力で、見えぬ遠方を見渡し利く高層ビルが、次から次へと建っていく。

明日が見えずとも、明日へと繋ぐ夢は、止まることなく着々と進みゆくんだね。 「凄いことだね」

















超高層ビルの寿命がどれほどの年月なのか定かじゃないだろう。周期的な修繕工事で補強を繰り返し維持を図っても、

いずれは、建て替えのときは来るんだろうね。その寿命を支える基礎や柱が要だね。

人を支えるさまと同じだね。






知らぬ間に、自分を支える支柱が増えていて、知らぬ間に、それに心を委ねて成り立つ自分が居る。

その支柱を、今、取り除いても瓦解はしないけど、心は支えを失って落ちていくもんなんだね。真っ暗だね。

常日頃の覚悟が救いだったかね。こうなるだろう日は、必ず、来ると覚悟の上だったからね。






幸せとは、自らが笑えなくとも、幸せなんだよ。不幸とは、自らが泣かずとも、不幸なんだよ。幸せになればいい、それで充分だよ。



















一日、一日の繰り返し、今年と来年の切り替えも同じこと、人生は、ただただ、一日、一日の繰り返しと解っていても、

言葉の上では、来年は、自分に正直に生きてみようと思う。なるべく、自分に素直に生きてみようと思うんだね。

こんな簡単なことが、此の歳になるまで出来なかった。素直では、成り立たぬ自分だったのかねえ?






人は、最終的には、「何も解らない」まま、あの世に旅立つんだろうと思うよ。解ろうはずもない「存在」 なんだからね。

解ろうはずもない不明に満ちた人生に、手かせ足かせかけて我が身を縛り、わが意を封じ、限られた社会の常識の枠でしか生きれないなんて馬鹿みたい。

オレって、成長してないね。いつまで経っても青二才だね。青二才のまま、あの世に逝ってやろ。「理由なき反抗」だね。






「おまえの、萎(しお)れて冴えない人生は、この気侭を貫きたいがために在ったんじゃないの?」 どうだかね?

持って生まれた性格が、反社会的だったから、為るようになって、こんなのに出来上がったんだろうね。

別に、暴れるわけじゃない、至っておとなしい性格なんだけど社会システムに馴染めない反社会的人種なだけだよ。「ただの落ち零れか?」






馬鹿者っ、其の、ただの落ち零れの中に、本当は、凄い奴が居るんだよっ。「痩せ犬の遠吠えか?」 アッタマにくる奴やね。

寄らば大樹の陰に蠢(うごめ)くロボットどもには魅力を感じないんだよっ。財界の飼い犬ではないかっ。「堕ちた奴の決まり文句だね」

くっそお~っ、多くに媚びる我無しどもではないかっ。「彼らは社会の基盤だよ」 そんなので騙されんぞおおおお~っ。






「疲れるだろ?」 ・・・うん。






安全な公園内で遊びましょう。うじゃうじゃと子供たちが右に左に走り回り、こちらではバットを振り回し、あちらではサッカーボールを

追い回す集団が走くりまわり、硬いボールが飛び交うその中を、子供自転車が擦り抜ける。何処が安全やねん? 公園外の方が安全やがな。

社会は、そんなのに似ているね。宛がいぐちで働かせる、それに誰も文句も云わなきゃ、疑問の声も上がらない。よく管理された社会だよ。



















隙間、そう、隙間ってのは、何処にでも存在する。その隙間に恵まれると、変わり者として、その存在を容認するむきがある。

オレの人生は、其れみたいだったね。「隙間の人生か?」 それでいいんだよ、自分の人生を生きたって実感を伴うよ。



















「おぬしは、一匹狼だな」って、大手の会社の所長さんが、鳴門を渡る船のデッキから蒼い海原眺めつつ、称してくれた言葉が消えないよ。


























カメレオンの独り言-613 『クリエーターもどき』

2012年12月22日 | 日記






流れに逆らうことなく、流されて、今、在ることに懸命に生きてきた。

なにごとも携(たずさ)われば、其れが一つのパターンを掴んで落ち着くまでには、それなりの期間を要す。

こともなげに捨て去るような些細なことでも、誠意を持ってこなしてくれば信頼というかたちで報われる。






一朝一夕でなるものなどないね。それなりの戦いの年月があればこそだね。

もう、遣りつくしたって自負がないこともない。集合体をまとめるのは人心掌握が不可欠「まとめたね」に、近いね。

信用は、一つ、一つ根気の継続、積み上げるしかない。でも、壊すのに時間も手間も掛からない。






気を抜くということは壊すに繋がる。だから、気が抜けない。反射のように身体が動いて気を引き締める。






自分の姿は、よく見えていた。第三者の目で自分を見ながら生きてきた。今も、そうか? そうだと云うには、躊躇(ためら)いがあるね。

意図して見ぬ時間があるね。大きな隙かも知れない。昔の独りの自分に立ち返らねばいかんな。

世の中は甘くない。どこぞに勤めて生きるということは、そうでなくてはいかんもんだから。






自分自身を掌握して、制御して、目標に向かって築き上げていく。いいだろうね。

今世で、其れが叶わぬなら、来世は、遣ってみたいね。自分の価値観に忠実に責任をもって自身の世界を築き上げていくんだよ。

クリエーターか、クリエーターもどき、真似事でもいいから遣ってみたいって思いがあったね。お金よりも魅力があるね。






























カメレオンの独り言-612 『鎧男』

2012年12月21日 | 日記






暮れも、段々と押し迫ってきたね。

昔は、この暮れに、滞った支払いが出来ずに追い詰められて自殺するしかない人が多くでたんだね。

此の人たちからすれば、抗しようもない日々の流れを無情に感じただろうね。






笑いと嘆きが入り混ざって、悲喜こもごもって云うのかね、人々は否応なしに、暮れに追われて、今年のけじめに奔走するんだね。












『 写真不足で仕方ない、綺麗なお姉さんで繋いでおこう。「また、盗ってきたな?」 うん 』









小耳に挟んだんだけど、なんか今日か明日辺りで人類が滅亡するらしいね。マヤ暦の言い伝えだったかな?

なんか、中国では、大きな騒ぎになってるとか誰か云ってたよ。よく騒ぐ国だね。

「2012」って映画を観たけど、あの映画もマヤ暦に倣って創られたのかな? あんなのなったら、そらあ、もう、あかんで。






映画では、ノアの箱船みたいなのが、何隻か建造されていて乗船できた者たちだけが、助かるようなラストだったけど、実際には、そんなの無いしね。

ヒマラヤの頂上に津波が到達するんだから、そらあ、全滅だわなあ。世界中の人類、生物全てが、死ぬんだから、諦めなしゃあないね。

そんなので生きながらえても「寂し~いっ」こと、この上ないで。こういう場合は、一緒に死んだほうが楽だね。






仮に、こちらで若い男一人が助かった。あちらの方で若い女一人が助かった。映画だったら、いつか会えるように設定されるんだろうけど、

地球は、二人にとって、あまりにも広すぎる。めぐり合う確率は極めて低く過ぎて床底突き破るが如し。(高くて・・・になってたね、馬鹿)

まかり間違って二人が出会う。どちらも80過ぎの爺と婆になっている。「生きてて、なにが、おもろいねん?」






人類が滅亡するとともに、すべての価値も消滅するだろうね。一人生き残って、てんこ盛りの札束を手にしても、びっくりサイズのダイヤモンドを

手にしても、アイフォン5を束にして持っても、なんの感動もないんだろうね。「生き残ったことに腹立つだけだよ」

自分が直接介入せずとも、取り巻く世界があるから、すべてに価値が生じている。人間は、誰一人、独りで生きているんじゃないんだね。






第一、パソコンが出来ないよ。「アホッ、なんもかんも出来ないの、原始時代に一人だよ」 あっさり、死ぬ用意しよ。「遅れるなよ」





















心を解放しようって思ってる。いや、努力しようと思ってる。もともと歳なんかに捉えわれるオレじゃない。

ガッチンガッチンの自分が居る。ブレない自分を構築してきた。本当に、それでいいのか?って、問いかける自分がいる。

今頃、問いかける自分が居るとは思わなかった。一度、鎧(よろい)を脱いで考えてみようと思ったりするんだね。






鎧を着続けて考えても、何も変わらない。尚一層に隙を無くした鎧男になっていくだけだろうね。






何のための鎧だったんだろうかね? 身を守るためか? 違うね、オレの鎧は、自分の弱さを隠すためだったんじゃないかね。

鎧は重い、常に身に着ければ自分も重くなる。そういうのが、嫌だねって思うようになってんのかね?

弱さが、なんなんだよ、弱いところがあっても不思議じゃないよ、何故、隠す? 晒すのが嫌と云うより、自分自身が、それを見たくないんだろうね。






日々に追われて、自分を省みる時間を失っていく。 日々を成り立たすために、後回しで置き去りにする。 そして、気がつくときが来る。

鎧を着だした時よりは、強くなっているんだろうかね。小心で臆病でデリケートな自分が、何処まで強くなってんのかねえ?

薄ガラスの心が強くなるんだろうかねえ? 嘘と云う名の鎧を脱ぎ捨てるには勇気が要るね。





















あれええ~? 脱げないよっ、なんでだよっ、うう~んっ、糞っ、あかんわ。

「嘘を演出する間は脱げるんだよ、でも、嘘が習慣になって、其れは、やがて本質になると、おまえの皮になっちゃうんだよ」 げっ。

だから、オレは、重たいなんて云われる時があるんだね。「鎧も長くなると錆びてくる、そういうのを、身から出た錆びって云うんじゃないの?」 げっ。



























カメレオンの独り言-611 『蒸発』

2012年12月20日 | 日記







パソコンの前でヘッドホーンをつけ映画の予告編をずーと観てたよ。

何本観たか数えきれないよ。「で、なんか、良いなあって、思ったのがあったかい?」 「リンカーン」だね、スティーブン・スピルバーグが、

監督してる。人民による人民のための人民の政治、だったかね? 奴隷解放、南北戦争、あちらでは市民戦争って云うんだね。















少しの場面の繋ぎなんだけど映像から受ける映画の質は高そうに感じるよ。ずっと心に残る映画を観たいね。




なんか、このリンカーンが斧持って暴れるような「リンカーン・秘密の書」なんて、紛らわしい映画も封切られるみたい。

コバンザメ商法ってのかね? 間違って観る人もいるかもね。ややこしくなるような映画を併せて封切るなよ。

なんで、エイブラハム・リンカーンが斧持って暴れんだよ。鳩山前首相が、タイツはいて舞台で踊るってんなら解るけどね、この恥知らずめ。










目を開けているにも関わらず、神経が働いてないのかして見えるものに意識がいってないときってあるね。

考えるでもなく、ただ、ぼ~として時間を潰しているんだね。時折、キーの上に添えられた手の甲に視線が移動してる。

そして、また、遠いところを見るように視線を投げて、これでいいのか?って、問いかけてるよ。




なにが、これでいいのか? と、問うてるのかも定かじゃないんだね。だから、いいのか、悪いのかも解んないよ。

「田舎に帰りたいよ」 帰る田舎なんか無いのにね、こんな時に、決まってポロッと、出るんだね。「逃避したいのか?」

のんびりしたいんじゃないのかなあ? なにも考えずに飽きるまで、ぼ~と、していたいなあって、思う時があるよ。




金の計算せずに、もういいよって思うまで、温泉旅館に泊まって、のんびりできたら、この世の天国だろうね。









『 季節外れの紅葉で申し訳ない、この写真は三日前に撮ったもんなんよ、出遅れの紅葉ですわ 』







昔、妹の婿さんが、ほんの少し「蒸発」したことがあったね。

大手の会社に勤めて長いんだけど、或る日、出勤途中で消えちゃったんだね。

純朴で優しくて男らしい人で、厭味が全くないんだね。責任感も強く、会社にも大事にされて危なげがない。




中間職の立場で疲れが溜まってたのかなあ、後で「恥ずかしいね、自分が、こんな弱い男とは知らなかった」って、云ってたね。

何処へ消えたかと言うと「気がついたら、育った土地の九州、湯布院に来てたよ」って、笑ってた。

手前の天ヶ瀬温泉旅館に数日泊まった後で、妹に連絡して戻ってきた。「あんな男でも切れるときがあるんだね」って、思ったね。




人は、知ってか知らずか、自分の中に弱い部分を隠し持ってるもんだろうね。

あからさまに出せるもんなら曝け出して諸に生きれば、どれほど気楽なものかと思うね。

隠さねば、今の自分が成り立たない。そして、それは、誰あろう、自分自身が許せない部分なんだね。




傍(はた)の人からすれば、別段、隠さねばならぬほどの問題でもないことが多いんだろうと思うよ。

隠さねばならぬものが、あると云うことは、隠して生きるもの同士が、互いに思い遣れる幅を持つという作用に繋がる。

男同士が、女同士より、あっさり、澱みない付き合いが出来るのは、互いが、男の辛さというものを、深く理解し合ってるからだよ。




弱さを知るということは、思いやりの心が広がるということだね。妹の婿さんは、それから、もうひとつ、人間に幅ができたね。 















実は、この男も、よくモテるんだねえ、 低音で甘くていい口跡しててね、声だけで女性は妊娠するんだよ。「なんやねん、コワイ奴やがな」

















カメレオンの独り言-610 『カラスの嫉妬』

2012年12月19日 | 日記







何時になく仕事に追われていると、外で、数羽のカラスが「カアアー、クワアー」なんて絶叫あげて近くの公園に飛んでくる。

日頃、カア~カア~鳴いてる声じゃない。「カッカカッ、クッククワアー」なんてデカイい声張り上げて尋常じゃない。

「なにごとかいな、地震でもくるのか?」って、様子を見に出る。






公園の隅でデカい3羽のカラスが、ギャアギャア喚(わめ)き合い叩(はた)き合いしてる。

グワッカッカア(なにさらすんじゃっ)って聞こえてる。コワッカッカアー(なにもしてへんわっ)って、言い返してる。

カッカアアー(あんた、やめときっ)って、女のカラス。クワッカッカー(おまえは黙っとけっ)って、亭主のカラス。 






カッカッカアーッ(ヒトの嫁さんに、ちょっかいだすなっ)なんて云ってる。「なんで解んねん?」 三羽の状況と雰囲気からやね。

近づいても気づかないほどの興奮状態。じっと、間近で見てるオレ。状況からして三角関係と見たね。「ホンマかよ?」 

怒り狂ってる奴が、オレに気づいて、クワッ(なんや?おっさん)なんて顔して見てる。






オレの出現で、3羽とも絶叫、金切り声あげながら飛んでったよ。カラスも嫉妬で狂うんだね? 「おまえの勝手な思い込みだろ?」












『 遅まきながら、近所の紅葉盛りだね 』 なんで、こんなに遅いんかね?









毎日、代わり映えがしないね。カラスの揉め事でも拾わんと書くこと無いよ。

お客さんと話してると、お客さんの背中越しで女の子たちが、中を覗いてはクスクス笑ってる。「?」

お客さんが暇(いとま)されたら、先ほどの女の子たちが寄って来て、窓の外で此方をじぃと見て笑ってる。






「どうしたの? なんか用事?」 と云いかけて「ああ、〇〇の友達か?」 思い出して貰ったのが嬉しいのかね?キャッキャッ笑ってる。

某私立大学付属の中3の女子が、一度連れて来た子だね。あの子が、スマートフォンにオレの写真を保存して見せ回ってるって云ってたね。

だから、あの子の学級では、オレのことは知れ渡ってるらしい。おもろい歪んだ顔を見せるなよ。






女子の家に遊びに来たと言う。なんだらかんだら話してるうちに、クリスマスの話になって「夜のUSJは凄いよ、テレビでやってたよ」

「あっ、あれっ?」「見たの?」「うん、凄いっ」 ピースのサインしてる。なんなの? 

「彼氏と行っといでよ」「そんなん、居てないわあ」って、声揃えてる。「★★ちゃんと行きたいわあ」って、声揃えてる。なんなの?






「オレは、もう、古びてあかんわあ」って、云いながら喜んでる。「大丈夫、大丈夫」って、声揃えてる。なんなの?

「あんたら、阪急沿線のええとこの子やろ?」 笑ってる。見れば、どこぞのお嬢さんって感じかね。でも、意外と気さくだね。

「オレも昔は、京都線の上新庄ってとこに住んでたよ」「ああっ、知ってる、知ってる」 なんでも嬉しいんだね?






でもね、もう、5年ほど経つかな?一度、行ったことあるんだけど環境が堕ちたね。オレが居らんとアカンねえ。 「厚かましいねえ、こいつ」

でも、わが意を得たりなんて顔して頷いてるよ。「合わせてるの」 ああ、そういうこと。

約束の時間が来たらしく「ほなあ、また、来ます、★★ちゃん、バイバイ」って、嬉しそうに手を振って女子の家へ行ったよ。






オレは、あまり行動範囲は広くないけど、★★ちゃんは、オレを置いてきぼりに、あちこちウロウロしてるみたいだね。



















今日は、退屈埋めるようにして女の子が訪れるね。大学生の娘さんが、学校帰りに立ち寄って笑ってる。グラビアから出て来たの?って、思うよ。

この辺と云うより相当の周辺を含めて、ぴかいちだろうね。武井咲って女優さんに、そっくりだよ。其の上を行くかも知れないね。

「彼氏、出来たか?」 「ううん」 「おまえ、その気はないの?」 「あるよぉ~」 おまえの容姿は、もう居るって、男が引くね。






容姿のわりに性格が控えめで、ちょっと地味なんかね? 武井咲を洋風にした感じかなあ? この子は、小さなときからフランス人形さん

みたいだったからねえ。ちいさな時に、あまりにも可愛い子って、大きくなると「ええっ?」って、その変貌ぶりに

倒れそうになるんだけど 「おまえなあ、失礼やぞ」 正直なだけだよ。此の娘さんは、みなの予想を裏切らずに完成したね。






「★★ちゃんに、できたあ~って云いたいんやけどぉ」 そうか、まあ、焦ることはないよ。引く手あまたで、実際、選ぶのに困る時は近いよ。

「そうかなあ~」 おまえ自信を持たなあかんよ。蹴散らしても相手は無くならんと思うよ。「なんでやのん」 それほどに魅力があるってことだよ。

おまえは、小さなときから、可愛い、可愛いばかりの声にうんざりしていたからね。中身を褒めて欲しいんだろうね。






満てても満てぬ思いってのがあるからね。容姿が良ければ良いほど、容姿そのものが軽く感じられて「綺麗、綺麗」が「軽い、軽い」に

思えてくるかも知れんね。容姿は経たって行くもの、自分が容姿でもっているなんて思いたくないんだろうね。

おまえが、容姿とは裏腹に、なにかしら地味に感じられるのは、その辺が影響してんじゃないかね。まあ、おっさんの老婆心かもね。 





















人間は、中身から滲み出る個性かな? これが容姿を際立たせるんだろうね。

十人並みの容姿でも、その人の持つ独特の個性ってのが、人を振り向かせる魅力となって、容姿が、それに倣うんだろうね。

此の娘さんは、人間の魅力とは? そんなところで引っかかるものが有るのかも知れないね。






学校が休みに入ってから顔を合わせないオレの彼女は、中身の濃い、個性的な 「謎の美人」 だね。



















カメレオンの独り言-609 『親父の胡坐の上で』

2012年12月18日 | 日記








ちょっと、気が早いかな? そうでもないか、此の暮れと正月のお休みをばお知らせ申し上げます。


暮れは、30日から、正月の6日まで「カメレオンの独り言」は、お休みさせて頂きます。

本年は、当駄文にお付き合い頂きましたこと、大変、ありがとうございました。

来年も、相変わりませず、お付き合いの程、頂きますれば幸いです。よろしくお願い申し上げます。


こうして見て頂くのも、なにかしらのご縁かと思います。皆様の更なるご多幸をお祈り申し上げます。





















こうして、休みを確保させて頂くと気分的に大きなゆとりを生むね。不思議だね。満杯の湯船に深々と浸かった気分だね。

休みと云うのは、気侭を確保したということです。気分が乗れば、休みでも書きます。自由ほど、いいものはない。





















さて、まだ、自由じゃないね。

ここで、サントリーウイスキー黒ラベル43度を小さなグラスに注ぐ。チビッっと舐めるだけで酔う。「なんやねん」

チビッ、チビッと呑む。ぐでんぐでんに酔う。「呑むな」 そのぐらいに弱いということだよ。





さあ、もうすぐお正月。「子供か?」 其の前にクリスマス。なにかしら、気分がいいね。年の暮れは、気もそぞろ、ウキウキするね。

遠い昔、小さな家ん中で、職人の親父が、追われて徹夜で仕事してる。布団の中で聞く機械の単調な音が子守唄のように睡魔を誘う。

おふくろが、石油ストーブに注油して、手押しのハンドルで、カタン、カタン、カタンって圧を入れて点火すると、ブオオ~って炎が立つ。





炎を調整したストーブが赤々熱を発して冷えた空気を暖める頃、親父が「ありがと」って、夜食をとる。

油で真っ黒な手のまま、おふくろの造った豪勢なサンドイッチを「美味いっ」って頬張る。

「〇〇〇、まだ、起きとおるんか? 食べるか?」 うん、待ってましたと寝床から跳ね起き、親父の胡坐の上に座って豪勢なサンドイッチを貰ったね。





兄貴や妹、弟は、もう寝てる。オレだけ起きてて儲けたよ。おふくろの料理は、天才的に美味かった。

サンドイッチも、ハンバーグを挟んでプロ並みの味、其の料理捌きがとても早いんだね。料理が出来るのと片づけが同時に終わってる。

親父が休憩しておふくろと話してる、オレは、豪勢なサンドイッチを、親父の胡坐の上で大事に食べている、石油ストーブが赤々と熱を発してる。





暖められた空気に、親父の身体から発する油の匂い、おふくろの優しい笑顔、そんなのに包まれてるの。オレは、こんな年の暮れが大好きだったよ。





















あれから、もう、50数年が過ぎ去ったね。・・・夢幻の如くだね。幼い頃の、暖かな思い出は大切なもんだね。

子供たちには、そんなのを沢山プレゼントしてやらねばいかんね。大人になっても脈々と活き続けて人としての栄養になってるよ。





半口笛で(空気が漏れて霞んだ口笛)で、映画の騎兵隊や史上最大の作戦、クワイ河マーチなんかを演奏(自分ではオーケストラのように聞こえる)

しながら、幼い息子を膝の上に抱きテンポで揺らしつつ月刊誌の漫画を描いていた。

息子が、時折、思い出して「おとんのお陰で俺の感性は研ぎ澄まされた」なんて、大仰なことを云ってるよ。





















なんでもいい、おまえがオレぐらいの歳になって「ふっ」っと、昔を思い出す一篇になれば、おまえの心を少しでも暖めて遣れるだろう。

その温もりを人に施せ。人を暖めることの出来る人間になれ。

一人が出来ることなど、たかがしれている。だから、せめて、他人(ひと)さんには、暖かい気持ちで接して気だけでも和ませてあげな。





「おとん、俺はな、最近、変わったで」 そういえば、こいつ、最近、やたら難しい言葉連発して哲学めいたこと云うとるけど、

「おまえ、進路変更したんか?」 「内から変わらんとあかんのや、俺は目覚めたで、おとん」 

なんでもええけどな、おまえ、なんで、話すときに聖徳太子みたいな顔を、ドバアッと、オレの顔に寄せてくるの? 顔と顔、10センチ幅で喋る奴おるか?





「くっわっはははは」って笑って、30センチ幅に引いて喋くりまわしておるわ。で、声がでかいねん。 なんやねん、こいつ。































カメレオンの独り言