カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1595 『映画 連合艦隊(1981) 嗚呼、戦艦大和』 

2016年03月31日 | 日記






  『連合艦隊』 2016年3月31日







1981年(昭和56年)に東宝映画 『連合艦隊』が公開された。松竹の俳優佐田啓二の息子中井貴一のデビュー作とは知らなかったよ。

小林桂樹 丹波哲郎 高橋幸治 古手川祐子 佐藤慶 奈良岡朋子 永島敏行 金子信雄 神山繁 財津一郎 佐藤允 長門裕之 藤岡琢也 中谷一郎

中井貴一 小沢栄太郎 鶴田浩二 森繁久彌とオールキャスト(主役級総動員)の大作で 当時、爆発的ヒットし興行成績の一位になったらしい。





古き良き時代の匂いが、まだ残っていて、何処の国の戦争かと観るものを惑わさない一途さが漂っていたね。「どういうことや?」 

新解釈、今流なんて馬鹿らしさがなかったってこと。其の時代を知らない奴らが今流の解釈で作った戦争映画なんて観てられないよ。

インディアンの獰猛、野蛮扱いは偏見だとか、白人主体が間違ってるとか云って物解りのいい奴ばかりが出張って来て西部劇を粉微塵に破壊しただろ。





そのほうが事実の歪曲だよ。今の知識人はロボットだよ。「そんなの云って怒って出てきたらどないすんねん」 そんな暇な奴は居ないよ。

あいつ等は、アホを相手にしないよ。 「良かったね」 だから事実を知らないんだよ。アホの恐ろしさってのが理解できないんだろうね。

人間は、教育で知性に磨きをかけて見えぬ向こうも見えるようになる。知識、教養を育み人となって成長する。















『戦艦大和』 実写 数少ない大和の雄姿を捉えた写真









昔は、真っ当な教育なんて受けてない奴ばかりだよ。その人間性に正義は託されていたんだよ。「お前も、その時代の人間か?」 似てるね。

損得が最優先の人間どもの世界と云っても差し支えないよ。文明の欠片の影響で身に着けた教養、知識、知恵、道徳、倫理観、正義感なんてのが頼りだよ。

そして、なによりも勇気だよ。生きるための覚悟だよ。彼らは、まず、国を意識していた。国を棄てて夢に懸ける覚悟を知っていたよ。





原っぱや砂漠で獣と暮らして太鼓叩いてタキ火の周りをフンドシ姿で踊ってる奴等とは環境の影響のなせるわざで考え方の隔たりはできる。

そんな奴らに新大陸アメリカを任せてはおけない。邪魔立てする奴は敵、互いが排除するんだね。殺したり殺されたり終わらない。

正義とは、悪の上に冠するものなんだよ。だから、時代の愚かが先行して正義を創りだして往くんだろうね。





正義と悪なんて、絶対定義はないんじゃないかね? 人間の感性に倣って決めてる節を感じるね。「それはなんだ?」 

恰好じゃないの? 「馬鹿っ」 怒るな、人は恰好良さなど取るに足らぬと云うけれど、意外と大きな影響を受けてるのも事実だよ。

しかし、なんでこんな話になったのかね? 今日は、我が国、日本の「戦艦大和」を語ろうと思ってたんだよ。「寄り道せんと本題へ行け」














『戦艦大和』 実写 数少ない大和の雄姿を捉えた写真









戦艦大和は、大日本帝国海軍が建造した史上最大の戦艦で大和型戦艦の一番艦。正式な呼称は「軍艦 大和」奈良県の旧国名、大和国に由来する。

大和の存在は最高軍事機密であった上、開戦直後の1941年(昭和16年)12月16日に完成就役したため其の姿を捉えた写真は非常に少ない。

翌年2月12日に連合艦隊旗艦となった。1944年のレイテ海海戦に参戦するが旗艦ということもあり取り立てて戦火を交えていない。





全長263m、幅38.9m、最大速力27.46ノット(時速約51km) 航続距離16ノットで7.200海里(13.334km)

兵装は、装備を重ねて、45口径46cm3連装砲塔3基 60口径15.5cm3連装砲塔2基 40口径12.7cm連装高角砲12基 

25mm3連装機銃52基 25mm単装機銃6基 13mm連装機銃2基。45口径46cm3連装砲塔3基と排水量(艦船の重量を示す数値)は世界一だった。















『呉海軍工廠で最終艤装(ぎそう=艦船に装置、設備を施し航海や戦闘ができるための工事)中の大和 1941年(昭和16年)9月20日』 実写 









映画『連合艦隊』では、第二次世界大戦(太平洋戦争・大東亜戦争)の日米開戦に至る経緯から始まり、

真珠湾攻撃で宣戦布告、常勝日本の破竹の勢いから敗戦色濃い沖縄戦までを背景に描かれてるね。

船大工上がりの財津一郎は、18年間の海軍勤務でも准士官止まり、息子の中井貴一が海軍士官学校に合格したことを大層喜ぶ。












『財津一郎 中井貴一 小田切家親子』









『財津一郎 中井貴一 小田切家親子』 息子に敬礼で応える日々を愉しみにしていた父







二つの家族が主軸で、財津一郎の息子二人、森繁久彌の息子二人がそれぞれ戦地に向かうんだけど、オレが心打たれて泣いたのは

財津一郎と息子の中井貴一の別れのシーンだったね。海軍士官学校に合格した息子の昇進を夢見て喜ぶんだけど、折しも戦争勃発。

戦勝気分は長くは続かず、時は流れて、ミッドウェイ海戦に敗れたのを機に形勢は逆転、日本は各地で敗退を重ね本土決戦の土壇場に追い込まれる。












『奈良岡朋子 古手川祐子 金田賢一 永島敏行 森繁久彌ら本郷家の一家団欒』







国家の危急に卒業を目前に中井貴一は、神風特攻隊に志願するんだね。財津一郎は、息子を早死にさせるために士官学校に入れたことを悔やんで泣く。

この財津一郎がいいねえ、「試してえ~チョウダイッ」なんて云ってる男じゃないね。立派な職業軍人然として戦艦大和の乗員となる。

此のころ、沖縄は米機動部隊の総攻撃を受け、本土からの応援に一縷の望みを訳し特に首里(現・那覇市の一部)北方で激戦状態にあった。





風雲急を告げる中、大本営は、第二艦隊大和以下、第二水雷戦隊(司令官:古村啓蔵少将、旗艦軽巡洋艦矢矧、第四十一駆逐隊(防空駆逐艦の冬月、涼月)、

第十七駆逐隊(磯風、浜風、雪風)、第二十一駆逐隊(朝霜、初霜、霞)を編成して、沖縄救援部隊を向かわせる作戦を決定した。

昭和20年4月5日、大本営から説得の要請を受けた草鹿参謀長は、大和の第二艦隊司令部を訪れ、長官の伊藤整一中将に作戦命令の伝達と説得を行った。













『大和の第二艦隊司令長官の伊藤整一中将(鶴田浩二)』







なかなか納得しない伊藤中将に 「一億総特攻の魁(さきがけ)となって頂きたい」と言うと、伊藤中将は「そうか、それなら解った」と即座に納得した。

そして、同日15時、乗組員が甲板に集められ、「本作戦は特攻作戦である」と初めて伝えられた

作戦内容は、「沖縄本島に揚陸(ようりく)可能の兵器、弾薬、人員を揚陸して陸上防衛兵力とし、残りを浮き砲台とする」





この特攻隊は、連合艦隊長官 豊田副武大将によって「海上特攻隊」と命名された、作戦名は、天号(てんごう)作戦(菊水作戦)と云う。

























通常、艦隊には戦闘機隊が上空護衛で随行するが、もう、此の頃は、戦闘機は特攻のために数足らず見送る程度の随行で帰還する。

天号(てんごう)作戦は、半ば成功を諦めた作戦だったらしね。兵器、弾薬、人員を揚陸して後、艦船を座礁させて砲台代わりに使用するには、

座礁時の船位がほぼ水平であること、主砲を発射するためには、機関および水圧系と電路が生きており、射撃管制機能が全滅していないことが条件となる。





現実には、アメリカ軍の制海権、制空権下を突破して沖縄に到達するのは不可能に近く、

作戦の主意は、攻撃の主役である航空特攻を支援するための陽動作戦、菊水作戦であったんだね。作戦名が二つなのは、このためなんだね。

つまり、捨て石なんだね。しかし、ことここに至れば往かねばならない。映画では、上空援護の戦闘機に搭乗する息子の中井貴一が、













『小田切武市 海軍兵曹長、大和工作科分隊班長(財津一郎)』








見上げているであろう父の財津一郎に主翼を振って自分の存在を知らせるんだね。帽子を振って別れを惜しむ艦隊乗り組員の中に財津一郎が居る。

「もう、いい、もう、いい、行け」って、叫ぶんだね。別れを惜しみつつ援護隊の戦闘機が本土に帰還する。

4月7日、援護隊の戦闘機が去り往くと、入れ替わりに米戦闘機が現れる。「総員戦闘配置に就け」号令が飛ぶ。





















戦艦大和を主力とする海上特攻隊は、此の時、鹿児島県坊ノ岬沖90海里=約167km(1海里は1.852m)の地点に在った。














『戦艦大和 右』 実写








50キロ遠方に米海軍艦上機を認め一斉に射撃を開始。8分後、空母ベニントンの第82爆撃機中隊(11機)のうち

ヘルダイバー急降下爆撃機4機が艦尾から急降下、大和に向けて中型500キロ爆弾8発が投下された。右舷機銃群、艦橋前方、後部マストへの直撃。

一発が大和の主砲に当たり、装甲の厚さから跳ね返されて他所で炸裂したという。同時に、後部射撃指揮所(後部艦橋)が破壊された。























さらに中甲板で火災が発生、防御指揮所の能村副長は副砲弾庫の温度上昇を確認したが、すぐに「油布が燃えた程度」と鎮火の報告が入ったという。

建造当初から弱点として問題視された副砲周辺部の命中弾による火災は、沈没時まで消火されずに燃え続けた。

25mm3連装機銃52基 25mm単装機銃6基 13mm連装機銃2基の機銃は、薬莢を跳ね飛ばして狂ったように連射する。
























さぞかし凄まじい光景であろうね。戦艦の威容を誇る時代は終わっているんだね。群がり散らばり上空を飛び狂う戦闘機の敏捷性と行動範囲の自由さは

巨体を這うように移動するものにとっては、なんとも煩わしい敵となる。もう、撃って撃って空に弾幕を張るしか術がない。

米軍は戦闘機、爆撃機、雷撃機が大和に対し同時攻撃を行った。複数方向から多数の魚雷が発射される上に、戦闘機と爆撃機に悩まされる。























海面に尾を引く幾筋もの魚雷を回避仕切るには、全速で旋回、移動が必要となる。巨艦であることが恨めしく思えるだろうね。

幾筋かを避けても除け切れぬ魚雷が命中の水柱が上げる。12時45分、左舷前部に1本命中。

ベニントン隊に続きホーネットの第17爆撃機中隊が大和を攻撃、艦首、前部艦橋、煙突後方への直撃弾を見舞う。













『旋回行動で直撃を避ける大和』 実写 船首右舷傍らに至近弾炸裂








米軍攻撃隊は魚雷命中8本、爆弾命中5発と主張し「風評通りに極めてタフな戦艦だった」と述べている。

大和では主要防御区画内への浸水で左舷外側機械室が浸水を起こし、第八罐室が運転不能となっていた。

これにより左舷に5度傾斜するも、これは右舷への注水で回復した。13時、第二波攻撃が始まった。米軍攻撃隊94機中、大和に59機が向かった。














『旋回、蛇行を繰り返し爆撃、魚雷の攻撃をかわす戦艦大和』











『左舷至近弾炸裂』 実写








エセックスの攻撃隊が大和の艦尾から急降下し爆弾命中によりマストを倒す。さらに直撃弾と火災により、大和から米軍機を確認することが困難となる。

米軍機は攻勢を強め、エセックスの雷撃隊が大和の左右から同時雷撃を行い9本の魚雷を命中。バターンの雷撃隊9機は4本を命中。

バンカーヒルの雷撃隊は、13本を発射し9本命中。キャボットの雷撃隊は、大和の左舷を攻撃、魚雷4本を命中。





これで第一波、第二派攻撃が大和に命中させた魚雷は29本となったが雷撃隊が同時攻撃をかけたため戦果の誤認も含まれる。














『船首甲板に直撃弾命中』 実写 先の呉軍港の写真と同じくカラーに仕上げてあるね









この情報を3分の1に縮小しても10本もの魚雷が大和の脇腹に命中していることになる。輸送船の大型でも一発で沈む。大和、恐ろしや。

大和の速力は18ノットに落ち左舷に15度傾いた。左舷側区画は大量に浸水し右舷への注水で辛うじて傾斜は回復したが、もはや限界に達しようとしていた。

左舷高角砲発令所が全滅し、甲板の対空火器が減殺されて沈黙した。





13時30分、空母のイントレピッド、ヨークタウン、ラングレーの攻撃隊105機が大和の上空に到着した。もう、大和は瀕死の状態にあった。

13時42分、空母ホーネット、イントレピッドの第10戦闘爆撃機中隊4機は、1000ポンド爆弾1発命中、2発至近弾。

第10急降下爆撃機中隊14機は、雷撃機隊12機と共同して右舷に魚雷2本、左舷に魚雷3本、爆弾27発を命中。





このように14時17分まで、大和は米軍の航空隊386機による波状攻撃を受けた。今は、もう、大和の対空火力は尽く破壊された。

大和乗組員の多くは爆弾、魚雷の炸裂で砕け散った。甲板の対空砲周辺は一面砕けた鉄片や血肉が散乱、壮絶な状況となった。

大和は、最後の力で左旋回を繰り返すばかり。浸水する艦内では 戦士者の死体が累々と浮き沈みするばかりなり。













『上官の本郷眞二 海軍少尉(金田賢一)に駆け寄り、指示に従う小田切武市 海軍兵曹長(財津一郎)』








火薬庫の温度上昇の赤ランプが点灯する中、鉄の破片の下敷きになりながら上官が、息も絶え絶えの声を振り絞り「だ、第3砲塔っかか火薬庫注水っ」 

そこへ財津一郎が駆け寄り 「第3砲塔ー火薬庫注水っ」 復唱して注水バルブに向かう。バルブが炎に焼かれたか

赤く焦げている。財津一郎が、それを睨みつけて帽子を片手にとるなり、絶叫挙げて握り締め手のひら焼けただれつつ回すんだね。













『赤く焼けたバルブを握りしめ開栓する小田切武市 海軍兵曹長(財津一郎)』








しかし、もはや全ては終わった。14時、注排水指揮所との連絡が途絶し舵操舵室が浸水で全滅した。

一方、坊ノ岬沖海戦において、戦艦大和と運命をともにした軽巡洋艦 矢矧 (やはぎ)は、

海上特攻隊の艦船の中では、戦艦大和に次ぐ大型艦で在ったため米軍戦闘機から集中して狙われることになった。















『洋艦軽巡 矢矧 (やはぎ)』 実写










戦闘開始早々の12時46分、アメリカ軍の雷撃機アベンジャーが投下した魚雷1本が艦尾に命中した。

このため航行不能となり護衛すべき大和から離れてしまった。矢矧からは10~20キロ遠方に左舷へ傾斜した大和が見えたという。

標的状態となった矢矧は多数の魚雷や爆弾直撃、至近弾で損傷が拡大した。積載する攻撃用魚雷を海中へ投機、火災の誘爆をいち早く避けたため















『集中爆撃を受ける軽巡洋艦 矢矧』 実写









長い時間、戦闘を継続している。「もう早く沈んでくれと思うくらい沈まなかった」と生存者の回想が残っている。

駆逐艦磯風が何度も矢矧に横付けして乗組員の避難移乗を図ったが、其処を米戦闘機に狙われて叶わなかった。

矢矧は最終的に合計魚雷6~7本、爆弾十数発を被弾し、大和よりも早く14時05分に沈没した。















『直撃爆弾、魚雷を多数身に受けて満身創痍の戦艦大和』 









大和の有賀艦長は最後を悟り、艦を祖国を望む北に向けようとしたが大和は既に操艦不能状態だった。大和は、艦橋に「我レ舵故障」の旗流を揚げた。

14時15分、警報ブザーが鳴り全弾薬庫に温度上昇を示す赤ランプが点いたが、もはや対処する人員も時間もなかった。

大和への最後のとどめになった攻撃は、空母ヨークタウンの第9雷撃機中隊アベンジャー6機による右舷後部への魚雷攻撃であった。













『有賀艦長(中谷一郎)』







5本の魚雷が投下されたが回避することが出来ないので有賀艦長は何も言わずに命中するまで魚雷を見つめていたという。

最後の複数の魚雷が大和の右舷に命中してからは20度、30度、50度と急激に傾斜が増した。





伊藤長官は、森下参謀長と握手すると全員の挙手に答えながら、第一艦橋下の長官休憩室に去った。森下参謀長は第二艦隊幕僚達に対し、

駆逐艦に移乗したのち沖縄へ先行突入する事を命じ、自身は大和を操艦するため艦橋に残った。





有賀艦長は号令機で「総員最上甲板」を告げたが、すでに大和は左舷に大傾斜して赤い艦腹があらわになっていた。このため、脱出が間に合わず

艦内に閉じ込められて戦死した者が多くいた。有賀艦長は羅針儀を掴んだまま海中に没した。

第一艦橋では、茂木史朗航海長と花田中尉が羅針儀に身体を縛り艦とともに沈んだ。14時20分、大和はゆっくりと横転していった。














『昭和20年4月7日14時23分、北緯30度22分東経128度4分 戦艦大和の大爆発のキノコ雲は、遙か鹿児島でも確認できたという』 実写








そして、14時23分、大和は、お椀をひっくりかえすように横転した直後に大爆発を起こし、艦体は2つに分断されて海底に沈んだ。











「群 青」? 神風特攻隊 Kamikaze corps in Japan
















『小田切正人 海軍中尉(中井貴一)』









時を同じくして北の空から飛来した日本の神風特別攻撃隊の数機が天を焦がす猛煙を囲むようにして旋回する。

沖縄の米機動部隊に特攻に向かう息子の中井貴一が搭乗している。空の上から沈みゆく大和と父の躯(むくろ)に敬礼して見送るんだね。


そして、「お父さん 親よりもほんの少しだけ長く生きていることがせめてもの親孝行です」 「さよなら、妹たちよ、お姉さん、さようなら」





別れの言葉が突き刺さる、このラストのシーンは泣かせるね。何故、哀しいのに美しいんだろうかねえ? 














『小田切正人 海軍中尉(中井貴一)』








「群青」  作詞/作曲:谷村新司







空を染めてゆく この雪が静かに

海に積りて 波を凍らせる

空を染めてゆく この雪が静かに

海を眠らせ 貴方を眠らせる




手折れば散る 薄紫の

野辺に咲きたる 一輪の

花に似て儚なきは人の命か

せめて海に散れ 想いが届かば

せめて海に咲け 心の冬薔薇




老いた足どりで 想いを巡らせ

海に向いて 一人立たずめば

我より先に逝く 不幸は許せど

残りて哀しみを 抱く身のつらさよ




君を背おい 歩いた日の

ぬくもり背中に 消えかけて

泣けと如く群青の海に降る雪

砂に腹這いて 海の声を聞く

待っていておくれ もうすぐ還るよ




空を染めてゆく この雪が静かに

海に積りて 波を凍らせる

空を染めてゆく この雪が静かに

海を眠らせて 貴方を眠らせる














冬月、第四一駆逐隊の先任指揮官吉田正義大佐は、沖縄突入より生存者の救助を命じた。

軽巡矢矧から脱出後、17時20分に初霜に救助された古村啓蔵少将は一時作戦続行を図って暗号を組んでいたものの、結局は生存者を救助のうえ帰途についた。

残存駆逐艦による救助作業は19時30分まで継続されたが、まだ重油にまみれた海面には生存者が残っていたが、そこで打ち切られた。





戦艦大和では、伊藤整一第二艦隊司令長官、有賀艦長以下2.740名が戦死、生存者269名または276名。

護衛していた軽巡の矢矧が446名(沈没)、駆逐艦の磯風が20名(自沈)、浜風が100名(轟沈)、冬月が12名、涼月が57名(大破)

雪風が3名、霞が17名(自沈)、朝霜が326名(轟沈)、第二艦隊将兵計3.721名が戦死した。初霜は負傷者2名だったとある。








海ゆかば水漬(みづ)く屍(しかばね)

山ゆかば草むす屍(しかばね)

大君の邊(へ)にこそ死なめ

かえりみはせじ









「海ゆかば」は、本来は、国民の戦闘意欲を昂揚させるために作られた曲で出征兵士を送る際に歌われた。

太平洋戦争末期の大本営による戦地玉砕のラジオ発表の際に、テーマ音楽として用いられたことで国民に強く印象付けられたようだね。

詞は万葉集にある大伴家持(おおとものやかもち)の歌から採られているとある。





海の戦いに往くなら、水に漬かる屍ともなろう。

山野を戦いに往くなら、草の生える屍ともなろう。

天皇のおそばにこの命を投げ出してもけして後悔はしない、という意。





正直、天皇の在られる意味もいまいち解らないから、「天皇のおそばにこの命を投げ出してもけして後悔はしない」の思いもピンとこない。

日本人として生まれ、日本の悠久の歴史の中の微々たる期間を、其の恩恵にあずかり生きて死ぬ。

だから、其の在り様をどうたらこうたら文句を云う気はない。銃後に残す愛する者たちのためならば、「恐い」に蓋(ふた)してオレも往く。
















『在りし日の戦艦大和』 カラーに蘇(よみがえ)って素晴らしい実写







































カメレオンの独り言-1594 『弱くて強いけど弱い新種』

2016年03月29日 | 日記







 2016年3月29日







今日(26日)は、土曜出勤で残業まで付けてくれてありがとう。おかげで我がごとする時間も削ってくれてありがとう。

そんなので残った寿命も削ってくれてありがとう。「なにを云うとんねん、ええ歳こいて恥ずかしいやろ」って、常識でしか物事判断できない

ロボット君もありがとう。「どういうことやっ」と、鼻白んで大人気なしにムキに相手になってくれてありがとう。230字だね。「遊んどんか?」





いい天気で寒さも緩んで良かったよ。これで寒かったら、あと3行は、同じような文句を書かんと憂さが晴れないよ。

風呂に浸かって夕飯頂いてビールをのんで休憩してパソコンの前についたら11時だよ。気分の切り替えの時間もなしに何を書けと云うのだ?

なんも浮かんでこないよ。ホントは、この月の分は、2日に一本の割合なら昨日で消化してんだね。そう思うとリラックスしてしまうね。





音楽でも聴こうか、日々の現実作業に遠慮して奥で寝てる感性を呼び覚ますんだよ。起きろよお~って。起きないよ、じゃあ、寝ようか。

「寝るんならゴタゴタ云わずに最初から寝ろ」 助手席でスヤスヤ寝られると、つられて眠くなるって云うだろ?

目一杯、釣りしての帰りは、これが危ないんだよ。ハンドル握ってる手がオレの手じゃないんだよ。「誰の手や?」 知らん。





「こんな奴に運転させるなっ」 だからしてないよ。オレは、何処でも寝てしまう男だから運転はやめたよ。ウカウカ乗ってられないよ。

























乗り物は人任せがいいよ。昔、親子で阪神間の須磨に釣りに行ってね、帰り、疲れて、電車に乗るなりグッスリ眠ってしまったんだね。

まだ、一歳ちょっとの息子を膝の上に置いて両手で抱っこしながら眠ってしまった。うちの奥さんも隣で眠ってしまったらしい。

親が二人グッスリ寝てる間、息子は、前の座席に座った白人のアベックの外人さんを相手にキャッキャッとご機嫌だったらしい。





オレが目覚めたら息子は膝の上で腕を上げ身体を揺らしフエフエフエなんて笑って前の外人さんを相手に遊んでるんだよ。

尼崎だったかね? 外人さんが手を振り振りバイバイして降りて行くと隣の席のおばさんが、「ずっと今の調子で遊んで貰ってましたよ」だって。

奥さんは、何度か起きて息子の様子を確かめつつだったらしいけど須磨から武庫川辺りまで、オレは何も知らなかったよ。





「よお、息子を膝から落さなかったな」 ふっふふふ寝てても性根は起きている。「嘘つけ」 息子が落ちなかったんだろうね。

それぐらいに、オレは、よく寝るんだよ。だ~れも止められないし、オレも止められないんだよ、ざまあみろ。

その昔、デートの日の朝まで徹夜で釣りしてデートはフラフラのモヤモヤで帰りの電車で寝てしまってフラれた男だよ。「馬鹿やで」 





そのぐらいにオレは釣りとは縁濃い男でもあるんだよ。その女の子はスタイル抜群で妖艶で美しい人だったんだよ。それでも寝ちゃったの。























人さんを相手にしてたら、それなりに愉しいと云うか、人さんが愉しがってるから愉しいんだね。「なんやねん? 愉しいんだろ」

違うんだよ、何故かオレが入ると周りが変に愉しそうになるんだよ。笑わない人も笑って心が開襟するんだろうね?

オレって、しょうもない奴なのに 「〇〇〇〇さん、〇〇〇〇さん」って、みんなが輪になるんだね、なんなんだろうかね?





別に、その中に参加したいって気はないんだけど、オレは、人さんが愉しそうにしてるのが好きだね。それなのに独りが大好きなんだよ。

だから、釣りが大好きで、駄文書いてる時が大好きなんだよ。オレの世界なんだよ。

それはね、オレが思うに悲しい場面を見たくないんじゃないかなって思うんだよ。人が寄れば愉しいだけじゃないからね。





悲しみは、人と人が織りなす物語から生まれ出るもんだから、勝手な話、知らない方がいいって避けてるんじゃないだろうかねえ?

悲しみや苦しみは独りで我慢して去るのを待つってのには慣れている。でも、人さんの悲しみや苦しみには狼狽(うろた)えるしか能がない。

助けるなんて、そんな器じゃないって思うんだね。なんの役にも立たなくて、ただ、付き合うだけなら出来ないことはないけれど、それじゃ意味ないもんね。























オレは恰好つけて云うんじゃないけれど苦しいのも悲しいのも耐えて笑って生きて来たから、そんな思いが手に取るように解るんだよ。

でも、それはこうすればいいって、的確なことはなにも云う術を持たないんだよ。オレが出来るから、おまえも出来るなんてよう決めん。

物事は、人それぞれで、それぞれにニュアンスが異なる、同じ思いで解決するほど単純じゃないからね。





思いが伝わらず誤解を生んで苛立たせるんなら知らぬほうがいい。「愉しさは買っても悲痛は買わずってことか?」 そうなるね?

別に見て見んふりするんじゃないよ。知らないってことは知らないんだよ。心痛めることもないよ。「知ったら?」  

どうすればいいのか全く解らないんだね。解ることもあるかも知れないけど役には立たないって、思いが強いんだね。





オレが、それを知っても、其の悲痛を解決してあげられる自信が無いんだよ。ただ、寄り添って離れず居てあげることしかできないと思うんだよ。

自分ばかりに向き合って来た奴の哀しさかも知れん。それほどに弱い自分だったのかも知れんよ。

だから、弱い人を見ると我がごとのように思えて気になるんだろうね。弱い力も寄り合えば一人前の力になるかも知れないけどね。





「おまえ、そんなに弱いかあ?」 弱いよ、フニャフニャだよ。「ホンマかあ?」 お前が一番知っとろおがっ。感じたまま云ってみろっ。

「弱強弱(よわつよよわ)そうだよ」 新種か? うん、弱さが少し勝ってるね、「強弱強(つよよわつよ)そうでもある」 それは間違いだよ。

それは、オレの納得の世界のオレだよ。現実は、弱強弱(よわつよよわ)そうなんだよ。「こんなアホなこと云うてる奴居てるかあ?」 此処に要る。























そんなもん居てようが居てまいがどうでもええんじゃ。「強い」 問題は、どうするかだよ。「どうすんねん?」 解らないんだよお~、「弱い」

オレはね、弱いとか強いとかじゃなくて、人間は、何処まで自分を信じれるかで決まるんじゃないだろうかね?

自分を信じれない奴は、人を信じることはできないと思うんだよ。「強いけど難しい」 上手くは、とても云えないけど、究極は、自分に帰結するね?





どのようなことが起ころうとも泰然自若に在るには、元を正せば自分に在るんだよ。あとは、釣りに行って考えよう。「待てっ中途半端やないか」 

此処で完結しなくてはいけない制約はない。だんだん難しくなってきて収拾がつかないんだよお~。「アホの癖に風呂敷広げるなっ」

拡げていかんもんなら畳めば済む。「そんなんだから、いつまで経っても子供なんだよ」 それは褒めてるのか? 「馬鹿かっ、貶(けな)してんだよ」





答えを急ぐなっ、今晩死ぬ予定ではないわっ。「解らんぞ」 よしんば、此処で解答して、今晩くたばったら、単なる用済みではないか。

此処で解答しないから明日に期待を繋ぐんだよ。まだ、用が残ってる、死ねないね、こうして命は繋ぐものさ。

「そんな話ではなかったろ?」 どんな話や? 「弱強弱から強弱強になって自信の話だよ」 そんなものはね、自信を持てば全て解決する問題だよ。

























自信がないから、あれやこれやと言い訳がましく言葉が増えるんだよ。「その自信はどうして持てる?」 なんとしても悲痛を乗り越えるんだよ。





































カメレオンの独り言-1593 『お父さん、お母さん、ごめんなさい』 なんやねん?

2016年03月28日 | 日記







 2016年3月28日








昼間はなんでもなかったけど夕方になって来たら、なんなの、この寒さっ、脚が小刻みに震えてるよ。三寒四温が顕著だね

暖かい日が続いいて急に気温が下がると、こんなもんかね? オレがここまで寒いって思ったのは珍しいわ。

いつも、突っ張って済んでたけど、今日はアカン。事務所から出たくないって思ったね。弱くなったなあってつくづく思うよ。





吹きっ晒しの外で仕事して吹雪が舞ってても笑い飛ばしてた、あの頃のオレは何処へ行っちゃったんだろうかね? 「老いぼれて事務所の中だよ」

云っとくけど気持ちは一緒だよ。でも、今日は身体が戦慄(わなな)いて肺炎なるんじゃないかと心配したよ。「えらい弱気だね」

今はね、気分はトンネル通過中だよ。「抜けるまで止まらずに走り続けろ」 ゼエゼエ、ハアハア、オレはね、短距離タイプなの。





オレは、子供の頃、親父の仕事の配達で自転車乗って車道を飛ばしてる時ね、目印に覚えるのが変わってるの。飯屋の看板とか、変わったタイプの家とか、

小さな橋の欄干とかを目標に走るんだよ。バスや市電の停留所の駅名なんか目に入らなかったよ。

おお、あの看板過ぎたら、もう、ちょい、ゼエゼエ、ハアハア、漕ぎまくるんだよ。オレからしたら、非常にオレが目立ってんだけど、





横っちょ走る車やバスや市電、歩道の通行人らからしたら、視界の端でチョロチョロ危なっかしいガキにしか見えんかったんだろうね? 

今のオレが其れだよ。オレからしたら歯を食いしばって頑張ってる姿に見えるんだけど端からしたら視界にも入らんおっさんに過ぎん。空しいねえ。

「見られたいんかえ?」 違うがな、昔も今も、おんなじだということを云ってんだよ。















『1961年(昭和36年)3月 弁天町 大阪環状線開通 中央が国鉄弁天町駅』











あの頃の弁天町は、なあ~にもない殺風景なとこだったなあ~。あんのは、道路だけだよ。「なんで、ここで弁天町やねん?」 

今の記憶に繋がって断片的に残る過去の映像だよ。夜に向かって寂しい処だったよ、いや、恐くなるほど暗~いところだったね。トンネルだよ。

川口町だったかな? 当時のオレには、大きく感じた土佐堀、安治川に架かる橋を渡ると、今ほどじゃないけどビルの明かりが見えだすんだよ。















『中之島 土佐堀川』












『御堂筋を渡る市電』











それから土佐堀川沿いを走ったのかね? 記憶もまばらで正確じゃないけど、今日の仕事は、これで終わりだな、なんて一人前の心境だったね。

堺筋を南に折れて高麗橋の三越前を走って小西六の昔ながらの佇まいに目をやり 「古いねえ」なんて思いつつ 「ホンマかよ?」

平野町の右手角の生駒時計店を見上げ、通りを渡れば駿河屋総本家、「これも古いねえ」なんて眺めて 「ホンマかよ?」 本町通を渡って福助本舗、うん?















『堺筋? 本町一丁目』 ひょっとすると東西の本町筋(通り)かも知れないね?









「なんや?」 ビルの一階にガラス陳列されてた福助は? 本町通りを渡る前だったかな? 今だから拘るけど、当時は、流れの中に在っただけだからね。

もう、このぐらいになってくると疲れてくるのかして車道から歩道に乗り上げて走るんだよ。

当時は、堺筋は対面交通だったからラッシュ時は市電を挟んで車が混むんだよ。帰りは、急がずともいいから無理をしない。半ズボンから覗く素脚が冷たいよ。














『手前、堺筋 長堀橋』




 







『市電が渡る橋が長堀橋』 西から東を望む












『丸善石油ビル』 左上(北浜、本町)から右下(道頓堀、日本橋筋一丁目)に伸びるのが堺筋』










末吉橋通り(長堀通り)を渡って長堀橋、フウ~、橋の欄干に足をかけ河を覗いて帰って来たよって独り言、ポッチャって魚が跳ねたよ。

さあ~、帰ったら遊ぶど~って欄干を蹴って走り出す。丸善石油ビルを横手に走り清水町通りを越え、周防町通り、八幡筋(通り)を風のように抜け

道頓堀の安井道頓の碑をチラリと視界の端に拾い、道頓堀川に架かる日本橋を渡って日本橋筋一丁目の我が家に帰るんだよ。





交差点のロータリーまで来ると麻雀屋さんの前で出店を張ってる元やくざ風のおじさんが仕舞いがてら「ボウズ、何処へ行ってた?」 配達です。

「そうかあ、えらいのお~」 「今日は、親ッさんの酒は買いに行かんでええのんか?」 はい、あした。「そうかあ」 

「はよう帰って、お母さん、安心させたり」 はい、さいなら。「おう」 五分刈りでデカくて、いかにも、その筋の人って感じだったね。















『日本橋筋一丁目』









日本橋筋交差点は、お店も多くて人も車も賑やかで活気に満ちてたね。当時は、車の中でも三輪トラックが、やけに目立ってた。

ああ~疲れた。「話だけやろ」 記憶を辿って書いてんだよ、24インチの自転車乗って弁天町の向こう? 何処だったっけ? 忘れた。

兎に角、弁天町方面から帰って来たんだよ、帰ったら、親父とおふくろに報告してタイヤに空気を入れて明日に備えて抜かりなし。



























遊びだしたら途中でやめるのは辛い、もういっちょう踏ん張るか、親父の仕事場の掃除にとりかかる。あああ~っ、またあ、やっとるわ。

猫の親子の福とクレオとパトラが、機械の下にピーピーのウンコしとるがなあ~。もうっ、やめてくれよっ。

親父の笑い声が聞こえるよ、なんだよっ。狭い機械の下に潜って、狭いわ、苦しいわ、臭いわ、もうっ、大概にせいよ。





ニャア~、ニャア~、ニャ~ン、おふくろのご飯の用意を急かして鳴いておるなあ? 遠慮がちな犬のマルが、其の後ろで尻尾ちぎれんばかりに

振りたくって、身体をブルブル震わせ居てもたってもおれん状態で板の間の板をカチカチカチカチカチカチと爪で鳴らしてる。

「どんなやねん?」 あとから拾われて、先に居た福に遠慮して前に出ないんだよ。きっちりお座りして順番待つんだけど我慢限界なんだよ。





座ってる身体が身悶えて手が地団太踏むんだよ。目の前でニャア~ゴ~、ニャア~ゴオ~って、おふくろにまつわりついて優先権を誇示する福の野郎っ。

もう、掃除したからすんなよっ。猫どもが出されたご飯を食べだす、もうっアカンッ、悶え狂ってる。可哀想だよ。

「よしよし、マルできたよ」って、おふくろがご飯を置くと脱兎のごとくなんだけど決まって福が匂いを嗅ぎに来る。いけずでスケベな奴なんだよ。





急ブレーキがかかって震えまくって我慢するんだね。福っ、自分のを喰えってオレが怒るんだよ。福は、オレには弱い、すっと戻りよる。

マル、食べって云うと、こいつも凄いんだよ、皿ごと喰う勢いで「アッ」と云う間にピッカピッカのお皿になってるよ。洗わなくてもいいね。

「いけずなのは解るけど、なんでスケベなんだよ?」こいつはね、なんか妖艶な雰囲気のメス猫で男漁りが絶えないんだよ。



























子供のクレオとパトラは、マルが育てたと云っても過言じゃないよ。産んだら放ったらかしで男を追い求めて行っちゃうんだよ、淫乱系だね。

行かず後家のマルが乳を宛がって育てたんだよ。「へええ~」 「其のクレオとパトラって、誰が名をつけたの?」 

こいつらのゴッド・ファーザー(名付け親)はオレだよ。絶世の美女クレオパトラの名を真っ二つだよ。クレオがオス、パトラがメスだよ。





で、こいつらの糞を掃除するのもゴッド・ファーザーのオレだよ。で、糞掃除片付いたらマルを散歩に連れて行くのもオレだよ。なんなんだよ。

昔の子供は、親の云いつけに素直だった。説教も耳にタコが出来るほど聞かされたよ。親父に説教される時は、正座もんだったよ。

躾は暴力だ、親子は友達だ、なんて云いだしてからだね、親子の殺人劇がやたらと増え出したのは。親が威厳の堅苦しさを放棄してからだよ。





優しさと厳しさで包(くる)んで子は真っ当に育つんだよ。 「おまえは?」 何事にも例外というものは着いてまわるもんだよ。

お父さん、お母さん、ごめんなさい。 「いつまでも在ると思うな親と金」 そうだよ。「解ったときには、もう、親はいない」 そうだよ。

オレが、親父やおふくろの歳になって、ようよう、その時の親の気持ちが、よ~く理解できる事柄が多いよ。





解らぬままにあの世へ逝って、あの世で親を泣かせるほど不幸はない。解り合えて、あの世で友達みたいになればいいのが順当だろうね。



























この話には、続きがあってね、次の機会に書こうかと思ったけど思い出したついでに書いておこう。





此の妖艶な猫の福は、次から次へと子を孕んで帰って来ては産むんだよ。その都度、柴犬の雑種のマルが大きな籠の中で赤ちゃんの世話をする。

そして、何匹もコロコロと可愛いい盛りになって遊び呆ける姿に情が湧く。うちのおふくろが貰われて行く子猫に泣くんだね。

優しい人だったから貰われる度に泣くんだよ。妹も泣いてたね。罪深いメス猫だよ。あまりの身勝手さに 「捨ててこい」って、親父が怒ったの。





それはそれで、また可哀想なんだけど身から出た錆だよ、猫は人につくより家につくって云うから布袋を持って福を抱き外に出た。

一丁程離れた道の脇で福を袋に入れて捩じるんだね、頃合いで手を放すとぶら下がった袋がクルクルクルと回転する。止まったら袋から出してやると

福は目が回ってフラフラなんだよ。へんな歩き方でヨロヨロとして、そのうち走って知らない家の塀を乗り越え行っちゃった。方向音痴にするんだよ。





それから一週間ほどして道頓堀の車道の脇で車に跳ねられて死んでる猫が福そっくりやったって、妹が何処ぞから帰って来て云ってたね。




























捨てられ泣いてる犬や猫を可哀想って拾ってくるのはオレなんだよ。捨てたのは、この福が初めてだったね。

そしてクレオとパトラが残ったんだけど成長に連れてオスのクレオがギャアーギャアとメスを欲して鳴きまくるんだね。親の血を引いてんだね。

外へ出て相手探せって親父が笑って放り出すんだけど、帰って来てはギャアーギャー鳴くんだよ、女が欲しい~って鳴くんだよ。「カラスの歌かよ?」





そのうち、あろうことかっ、大人しい妹のパトラに襲い掛かるんだよ。「アホンダラッ」ってしばくの。当家は、近親相姦は許さない。「どこでもじゃ」 

あかんわ、この子、色狂いやわって、おふくろが親父に笑って云ってる。福に似よったなあって親父も笑ってる。

こいつも放り出されよるなあって感じてる。 「〇〇〇」 親父がオレを呼んでる。「こいつは、放したらそのまま何処ぞへ行きよるわ」って暗に匂わすね。





うんって返事してクレオを抱っこして外に出る。クレオ、おまえが悪いんやぞって話しながら道路を渡って住友銀行の裏手の路地に連れて行く。

此の路地を南に抜けると黒門市場、喰うものには困らん、クレオ、行けって放してやるとギャア~オ~、ギャア~オ~って、

絶叫あげて見向きもしないで走って行っちゃったよ。本能の赴くままなんだろうね。そうして我が家は静かになった。





昔は、捨てたり拾ったりが当たり前だったからね、今みたいにペットを買うなんてのは金持ちだけだったよ。何事も度を越さぬが肝要だね。


































カメレオンの独り言-1592 『昨日を投げ出して、また拾い集めて、明日に向かう』

2016年03月26日 | 日記






 2016年3月26日







木々の枝に葉っぱの芽がちらほら出て来たね。足元の植え込みの葉っぱにも花が咲きだしてる。暖かな日差しに照らされて春だね。

昨晩、更新した駄文を読み直しつつ間違いを訂正したり追加を書き足したりしてて、オレの駄文の成長は、此れが限界かなって感じたよ。

頭を使う苦手な文章だから限界が来て当たり前なんだけどね、来る道を間違ったかなって立ち止まって振り返ってるんだね。





振り返っても他に何か有る訳じゃないけどね、「絵があるじゃないか?」 それも我流だからね、遣るのも支えるのも自分だけしか居ないから

絵にしても、いずれは、振り返る時が来るだろうね。夢追うときは妄想が煽ってくれるから前だけを見て走ってんだね。

答えの出ないことに没頭して時間を失っていく、ホンマにええのんかいな? ただの時間の浪費に過ぎないんじゃないのか?





頭痛めて時間潰して春夏秋冬繰り返して振り返ってたら世話無いね。振り返って何もないこともない。「なんや?」 うっふふふ、釣りだよ。

丸一日、時間を浪費して没頭してボウズ繰り返しても振り返ったことがない。気分的に躓(つまづ)くと此処へ帰って来るねえ。

椅子から立ち上がり箪笥の脇に立て掛けて眠っている竿袋を持ってくる。スル~と抜き出して持つ。美しい、素晴らしい、悦に入ってる。





スマートな竿なんだけど、もう古~い型番になってんだろうね? 使わずの真っ新(さら)だよ。ダイワの磯竿、トーナメントだよ。

シルバーのボディ、竿尻にかけてのグリップ部が格好いい。SZ IL トーナメント ISO 1-53 INTER LINE

インターライン(中通し)だから夜釣でもガイドにラインが絡んだりしない。まあ、それはそれで弊害がなくもないけどね。

























高級リールを何個もオークションで処分したけど、此れだけはって、置いてあるのが、シマノのお~? ステラだったかなあ? 名前忘れたね。

大きな箱に仕舞って押し入れにあるから出すのが面倒臭い。ステラ1000のスピニング・リール、ダブルハンドル、これも未使用だよ。

こいつは、当時で¥56.000だったかな? 上手く買って半額で手に入れた。リールの回転に振れが一切ない。フルゥゥゥゥ~って感じ。





どちらが幸せなんだろう? 我流でも自分の満足に酔いしれて遊び呆ける世界のほうが幸せかも知れない。長年浸かった消化労働の癖がモノを云う。

隣に幽霊が居っても知ったこっちゃない程、夢中になれる夜釣りの世界、ユラユラ揺れる水面と電子ウキと竿とオレだけで充分、堪らんねえ~。

オレみたいな怖がりが平気なんだぜ。誰も居ない夜中の川縁(かわべり)や海辺だよ。もう、夢中なんだよ。あの夢中感ってなんなんだろうかね?





其処へ 「APPLE iPad mini 4」が新たに追加されてスマートな釣り師になってる。「まだ買ってないだろ」 もう買ったも同じさ。

もう一丁、釣り師に戻って死に花咲かせてやろうか? 「おまえ、若い時みたいに仕掛け結べるか?」 げっ、「老眼鏡かけたり外したり忙しいのお~」

そう云えば、外で iPadするにも困るね。「忘れてるだろ?」 オレは歳を考えないから忘れてるね。














『こんなのが有ったよ 「女のだろ?」 老眼鏡だぜ 「女もかけるぞ」 ああ、そうか 「アホか?」 男用を買えばいい』










恰好いい老眼鏡を買ってもらおうか、薄っすら紫の色の着いたやつ。「なんで、紫やねん? スケベなおっさんに見えるぞ」 人のを見たんだよ。

「其の人には似合っていても、おまえには似合わんぞ」 そんなもん解るかえ、また魅力UPするかもね。「サングラスしとけ」

夜釣りにサングラスなんかかけたら何も見えんじゃないか。河ハマって死ぬわ、アホ。しかし、誰も居ない処で恰好つけても仕方ないね。





おもろいんだよ、「何がや?」 gooから1年前の記事がメールで送られてくるんだけど、オレ、今日の一年前にも同じようなこと書いてるね。

頭の部分しか見てないけど、やっぱり、此の竿引っ張り出してんだよ。同じこと云ってんじゃないの?

春の温もりが外界へ誘い出しておるのかねえ、もう、穴籠りはやめて外へ出ろってね。オレも、そう思わぬでもないよ。

























「弱気が周期的に来るようだね?」 ホントは、いつも弱気だよ。強気が周期的に来るってのが正しい。

駄文の成長も遅々として進まず、計画も座ったままで動かぬこと山の如し、段々とアホらしくなってくるんだね。

オレは、遣ると云ったことは何としても遣り通す。今は、それだけで生きてる。足を払われ地に這おうとも絶対に起き上がる。





オレがオレに誓って貫き通す、でもね、オレがオレに、もういいって云ったら嘘みたいに捨てる。それがオレだよ。後腐れなど皆無だよ。

「どんな時に、もういいって云う?」 全身全霊を傾けてしても結果が望めぬときだよ。

来た道を誤ったと知ったときだね。誤った道を歩くのは徒労に過ぎんよ。「時折、道標(みちしるべ)を見失うのか?」 道標など、はなからない。





戻る道標は、オレが立てて来てるから解るけどね。オレは、そういう道ばかり歩いて来てるから其処で培った勘が頼りだよ。

























仕事しながら、ふっと思いついて 「APPLE iPad mini 4」って実際の大きさがサイズだけだとピンとこないのでサイズ通りに段ボールを切ってみた。

フレームと画面を描き入れて持ってみると大きいね。スマホの3倍はある。「★★ちゃん、何してんのん?」 おお、カ〇〇か。

おませな中2の女の子の連れの子が覗いて笑ってる。 iPad の大きさを試してんだよ。「★★ちゃん、買うのん?」 この月末頃かな。





「★★ちゃん、よう扱うか?」 解らん、まあ、ゆっくり慣れるさ。「スマホは?」 う~ん、スマホも考えたけど使い道は、こっちの方が上やで。

電話は折り畳み式で充分だしね、遊びを考えたら、カメラもビデオも音楽も画面の大きさもiPadのほうが愉しいで。「綺麗に映るでえ」 ホンマかあ。

SIMカードと何やらWi-Fi装置を買い足したらネットも出来るらしいよ、7~8千ぐらいかな? 便利やで。





「此処へ持っといでや」 おまえらのオモチャにされるがなあ。「せや」 おまえが目を輝かせてどうするの? ヘラヘラ笑ってるよ。

























昼過ぎ、うん? 彼女が窓から覗いて笑ってるよ。おう、生きてたな。「生きてるわ」 ニコニコして元気そうだよ。就活の帰りだね。

「もう熱下がって治ってん」 それは良かった。「今日は寒いねん」 嘘つけえ、今日は暖かいよ。大阪の北の方は冷えるのかな?

「今日は、これからバイトやねん」 そうか、よく頑張るね。送りがてら外に出る。ポカポカ日差しが暖かい。





「わたしは、仕事が大好きやねん」 こんな人も居るんだね。オレは大嫌いだけど、好きだって云ってんのに水差すことも要らんから、ああ、そう。

「ああ~それでも働かせて欲しいっていうのが嫌いやねん」 プライド高いね。横顔が笑ってるよ。

わたしを選ばないと損するよって思っとけ。オレもね、アホだけど、オレを雇わないと損するよって思ってたよ。オレも、それなりにプライド高いね。





この娘(こ)は、根性があるし遣る気は旺盛だしキャリア・ウーマン・タイプだね。数年後には、ビジネス街を堂々と闊歩してる姿が浮かぶよ。

背が高くて脚が長くてスタイルいいし、表に出さないけど頭も相当切れるね、能ある鷹は爪隠すって云うからね。

桜咲く春だよ、良いことが待ってるよ。「今日は、10時までやねん」 そうか、頑張れよ。ニッコリ笑ってるよ。

























少し大人になったのかな? 頑張れよって言葉に怒らなくなったね。オレの頑張れは、ケツ叩く頑張れじゃないよ、労(いたわ)りの頑張れだよ。

彼女と話すと、どういうわけか言葉が出てこないんだね。圧倒されてんかね? 僅かに浮かぶ言葉の一つだよ。

おまえは、オレの僅かに絞り出す貴重な言葉で励まされてんだぞ。価値ある言葉だよ。「自分で云うか?」 云うよ。





此の娘(こ)は、嫌を殺して明日に向かってる。オレも迷いを殺して明日に立ち向かわねばいかんね。 「また、出した竿を直してんか?」 そう。


































カメレオンの独り言-1591 『パッシェンデールの戦い』 ヨーロッパ戦線の塹壕戦 World War 1

2016年03月23日 | 日記






 『パッシェンデールの戦い』 2016年3月23日









15日、南米アルゼンチンの沿岸警備艇が同国南部の排他的経済水域で違法操業していた中国漁船に発砲、これを撃沈した。

なんとも留飲の下がる報道だろうか。漁船が停泊命令に従わず警備艇に体当たりしようと危険行為があったため一発カマシタとある。

断固、撃沈すべし。よく遣ったっ、偉い。中国の無法は目に余るものがある。馬鹿め、気の弱い日本で味しめて他所でも無法が通ると思ったかっ。





中国外務省は、「政府指導者は重大な関心を示しており、アルゼンチン側に徹底した調査と再発防止を講じるように求めた」なんて盗人猛々しい限りだよ。

中国国民は、親方に対して疑問を持たんのか? 「普通じゃないで、おかしいでえ」とは思わんのか? 個人の意思を持てよ。

中国国民は、親方に対し重大な関心を示すべきだよ。親方に徹底した調査と再発防止を講じるよう求めて、無法は国民の恥だと拳を挙げろ。おわり。





道理の通らん訳解らん中国や、もう、ほとんど常軌を逸してる北朝鮮の話をしても仕方ないから、また、第一次世界大戦の話をしょうか。




















『タイム・オブ・ウォー 戦場の十字架』 2008年度カナダ映画 第一次世界大戦 ヨーロッパ戦線パッシェンデールの戦いを描いてる









ユーチューブで「Timeline of World War 1 (第一次世界大戦の映画) 」ってのをボ~と観てて、なんと愚かなることを何年もやったもんだねえって、

其の時代に生まれ合わせた人たちを痛切に気の毒に思うね。人間なんか消耗品だよ。弾丸、砲弾、雨降る中をよくも行かせたもんだよ。

敵の塹壕に向かって行く兵士たちは、バタバタ、バタバタ血煙上げて倒れるばかり、其処へ砲弾が容赦なく炸裂して跡形もない。





英語で怒鳴ってる、味方の兵士に拳銃を向けて突撃しないなら「撃ち殺す」なんて云ってんだろうね、腰が抜けて立てなくて当たり前だよ。

其の将校も身が砕け散った時点で、この世の務めから解放されてる。なんちゅう人生なんだろうね。

鉄の規則がなければ誰も行かない、行くほうがおかしい、しかし、行かねばならない、行かさねばならない、死なねばならないんだね。















『パッシェンデール』 実写 戦場となった地域の大部分は泥濘(ぬかるみ)の沼沢地(しょうたくち)で8月の大雨で至る所に底なし沼を作り出した









もう、敵も味方もバラバラの粉々じゃないか。このブログ1067回でも紹介した 『タイム・オブ・ウォー 戦場の十字架』 2008年度カナダ映画の

戦闘シーンも出て来たね。腕が飛び、脚が飛び、顔を弾が突き抜ける。そうして、ようよう相対したら壮絶な白兵戦。

刺したり斬ったりどついたり、挙句は大きな石で潰したり阿鼻叫喚の地獄絵だよ。泥沼のパッシェンデールの戦いだね。殺して殺して殺さねば自分が殺される。





『タイム・オブ・ウォー 戦場の十字架』 このカナダ映画は描写がリアルで何度観ても引き込まれるね。砲弾孔の泥沼の中、敵味方入り乱れて肉弾戦。

受けた手のひらを銃剣が貫き通す、間一髪、突き刺そうとする銃口を両手で掴み取って支えて踏ん張る軍曹、全身に力を入れて刺し貫こうとドイツ兵。

背後で恐怖のあまり戦慄く若い兵士に 「なんの為に銃を持ってるっ」 云われて背後からドイツ兵の頭を撃ち抜く、伸し掛かる死体を押しのけ立ち上がる。





背後で発射した銃を落とし恐怖で腰を抜かす若い兵士に、頭を撃ち抜いたドイツ兵が押し倒されてくる、

慌てて突き出す手が、ズボッと銃創で開いた後頭部から顔に突き抜ける。これ見よがしの描写じゃないのがリアルだね。声にならない絶叫。

軍曹が意にもとめずに、そのドイツ兵の死体を払い除ける。第一次世界大戦の戦闘は、この白兵戦なしには語れない。殺したって実感が色濃いだろうね。





英国擲弾兵や南北戦争の南北両軍兵士が横に隊列組んで徒歩行進突撃の時代の銃器や兵器じゃない、格段に進化してるから射撃場の的でしかない。

凄まじい機関銃の弾幕は、その間隙を通すことを許さない。戦法が昔ながらの突撃を主軸としてるから戦傷者の数が桁違いで跳ね上がる。

こんなのを4年もあちらこちらで繰り返して連合軍(主に英、仏)同盟軍(主に独)両軍合わせて1.600万人の戦死者、2000万人の戦傷者を出した。















『パッシェンデールの戦い』 実写 この写真は、以前見つけた時は、たしか「ソンムの戦い」って紹介されてたと思うけどね? まあ、似たようなものか









パッシェンデールは、第一次世界大戦(1914年7月28日~1918年11月11日)における大規模戦闘の残虐さを象徴しているとあるね。

ドイツ軍は約270,000人を失い、イギリス帝国の各軍は計約300,000人を失った。

この中にはニュージーランド兵約3,596人、オーストラリア兵36,500人、カナダ兵16,000人が含まれる。





カナダ兵の損害は殆どが10月26日から11月10日にかけての最終攻撃にて生じた。

イギリス・ニュージーランド・オーストラリアで合わせて90,000人の遺体は身元を特定できず、また42,000人の遺体は遂に発見できなかった。

空撮写真の分析では1平方マイル(2.56 km²)当りの砲弾孔(ほうだんこう=爆発した穴)は約1,000,000個を数えたとある。















『複葉機から撮ったパッシェンデールの砲弾孔』









オレは、あくまで外野席だからなんだけれど、この中途半端な戦争に惹かれるんだね。人間の匂いがプンプンするんだね。

人間の愚かさ云々を超越した視点で見ると、生と死の境界線で必死に戦う人間の諸の姿に感動するんだよ。塹壕の中で整列して突撃の合図を待つ。

恐怖に委縮する自分に克たねば一歩が踏み出せない。そういう逃げようのない土壇場に置かれて、それぞれが必死に葛藤する。





打ち克って合図とともに塹壕を梯子で上り出る。空気を切り裂きキュルキュルと砲弾が唸り飛び来て炸裂する。無数の敵弾が狂ったように擦過する。

死ぬまで歩き往かねばならない。真っ赤な焼き鏝(ごて)が身体を抉(えぐ)るまで、繋がる五体が引きちぎられるまで。

弱くて強くて弱い人間の姿に、なんだろうかね? いつも、「おまえならどうする」って問う声がするんだよ。その人たちを畏怖する自分が居るんだね。
















『パッシェンデールの戦い』 実写












『パッシェンデールの戦い』









戦場となった地域の大部分は雨が降らずとも泥濘(ぬかるみ)の沼沢地(しょうたくち)で、此れに8月の大雨で至る所に底なし沼を作り出し

42,000人もの将兵が沼に呑まれて行方知れずのまま、此の沼沢地の土になって眠っている。

従軍して、実際に此の地で戦ったエドウィン・カンピオン・ヴォーガン中尉は、「私は立ち上がって自分が入っている穴の前方を眺めた」















『パッシェンデール』 実写









「そこには泥と水の陰鬱な荒地のみ。何の文明の痕跡もなく、ただ砲弾孔だらけ…そして至るところに死体があった。

イギリス兵とドイツ兵の死体が、腐敗のありとあらゆる過程を晒していた」

同じく、兵卒のリチャード・W.マーサーは、「パッシェンデールは酷い、酷い場所だった。我々は木製の渡り板の上を歩いた」 





「地面に横たえた梯子のような物だ。ドイツ軍はこれを狙い撃ちした。兵士が撃たれて負傷し転落しようものなら泥の中で容易に溺れて

二度と見付からなかった。とにかく渡り板から落ちたくなかった」











西部戦線 パッシェンデールの戦い ドイツ VS イギリス Battle of Passchendaele










上の映画は『タイム・オブ・ウォア 戦場の十字架』でパッシェンデールの戦いを背景に描かれた物語だね。

「ドイツ VS イギリス」になってるけどドイツ軍とカナダ軍の闘いを描いてる。

カナダ映画なんだけど戦争シーンにかなり力を入れて描いてる。第一次世界大戦の戦場の雰囲気が良く出てるよ。




パッシェンデールの戦いは、三ヶ月に渡る激戦の末、カナダ軍団が1917年11月6日にパッシェンデールを奪取して戦闘は終わった。















『パッシェンデール』 実写









戦争は、総じて惨いの一言に尽きるけど、この第一次世界大戦のヨーロッパ戦線の塹壕戦ほど人の命の空しさ感じさせる戦いはないように思うね。

殺戮戦だよ。手にする武器は、銃剣、斧(おの)スコップ、石、殺せる物ならなんでもいい、普通の人々が鬼に化身して殺し合う。

逆毛立って身震いして血泥にまみれて殺すことに専念する。生きて帰れるなんて運以外のなにものでもない。





生きて帰って、運に恵まれたことを感謝して、やがて、普通の人に戻るんだろうね。




























カメレオンの独り言-1375 『我は汝に誓う、我が祖国よ (I Vow To Thee, My Country)』で貼ったけど、ここでも貼らずばなるまい。






次に流れる曲は、大英帝国愛国歌 『我は汝に誓う、我が祖国よ (I Vow To Thee, My Country)』なんだけど

平原綾香の 『ジュピターJUPITER』ってグスターヴ・ホルストの「木星」(管弦楽組曲『惑星』の第4曲)の旋律のエエとこ取りして

創った歌があったね。実は、英国では、1918年に同じく、この間曲に歌詞を載せて歌が創られていた。





其れも愛国歌なんだね。イングランド国教会の聖歌でもある。当時、ヨーロッパは第一次世界大戦の最中(さなか)であり、

一番の歌詞は、この第一次世界大戦でイギリスが被った多大なる犠牲者たちを強く意識して作詞されたようだね。

一番では祖国への忠誠心を、二番では平穏の理想の国家について言及している。










I Vow to Thee, My Country 'Orchestral'
  『我は汝に誓う、我が祖国よ』









『我は汝に誓う、我が祖国よ』(I vow to thee, my country)





祖国よ、地上の万物に勝り、

完全無欠にして余すなき祖国よ

我れは汝に誓う、

かくの如き愛を捧げん事を

疑義(ぎぎ)を呈さぬ愛、

試練に耐え抜く愛、

最愛の人 最良の友をも

贄(にえ)に供する愛、

磐石不動の愛、

恩に報いる愛、

怯(ひる)まず至高の犠牲を払う愛を

我は祖国に捧げ奉(たてまつ)らん




I vow to thee, my country,

all earthly things above,

Entire and whole and perfect,

the service of my love:

The love that asks no question,

the love that stands the test,

That lays upon the altar

the dearest and the best;

The love that never falters,

the love that pays the price,

The love that makes undaunted

the final sacrifice.






また他なる国あるを

久しき昔日(せきじつ)に我は聞けり

それは、愛する人には最愛の国

知る人にとっては至上の国

国軍は数えること適(かな)わず

国王には見ゆること適わず

その護(まも)りは誠実なる心

その誇りは艱難(かんなん)

そして精霊はつぎつぎて静寂に

その光満てる境は広ごりて

その優しき心のゆくところ

遍(あまね)く平穏が訪れんと






And there's another country,

I've heard of long ago,

Most dear to them that love her,

most great to them that know;

We may not count her armies,

we may not see her King;

Her fortress is a faithful heart,

her pride is suffering;

And soul by soul and silently

her shining bounds increase,

And her ways are ways of gentleness

and all her paths are peace.















『パッシェンデール』 実写  戦友の担架を運ぶ兵士、下の写真も含めて泥濘(ぬかるみ)の様子が解る













『パッシェンデール』 実写












『パッシェンデール』 実写












『パッシェンデール』 実写












『パッシェンデール』 実写





 



スティーブン・スピルバーグ監督の 『戦火の馬』は、同じ大戦下のソンムの戦いが背景だった。大砲や砲弾、装備品などの輸送は、

まだ、馬力に頼らねばならない時代だったから各国は馬を片っ端から徴用して戦場に送ったんだね。

人の死があまりにも多すぎて、死というものに鈍感になっていく。物言わず過酷な奉仕で死んでいく馬たちに流す涙は残ってるかねえ?





イギリス側だけで100万頭の馬が死んだらしい。全軍合計で1000万頭の馬が死んだと推定されてる。

イギリスから海外へ送られた100万頭の馬のうち、帰ってきたのは、僅か6万2000頭で残りの馬たちは、多くが兵士たちとともに戦死した。

また、生きながらえた馬もフランスで食肉処理されたかして消えた。悲劇は、何処まで辿っても悲劇だね。















『その後のパッシェンデール』 実写 遠い異国の冷たい沼沢地の土に還った4万2千の将兵の無念の涙で泥濘(ぬかるみ)の乾くときはない。























『印の位置が、パッシェンデール』











『印の位置が、パッシェンデール』







現在のパッシェンデールは、フランスとベルギーの国境近くベルギー領イーベルから東へ約10キロ、ベルギーの地方自治体である

ゾンネベーケ(en:Zonnebeke)に含まれる位置を指す。ブリュッセルの西方約100キロの位置に在り、

フランス領ダンケルクから東南東約60キロの辺り、同じくパリから北北東約350キロの辺りだね。

























































ちょっとGoogleマップで海外旅行して見て来たよ。「安うつくのお~」 頭使えばいいんだよ。ずっと座ったままで楽だよ。

綺麗なお家が軒を連ねて昔の写真の面影なんて何処にもないよ。沼沢地も見渡す限り田んぼになって、一面、緑に覆われて美しい。

後の第二次世界大戦でもナチス・ドイツ軍が行ったり来たりしたんだろうね。





パッシェンデールの戦いから100年かね、人間の愚かな破壊力、人間の弛まぬ再生力ってのを感じるね。

































カメレオンの独り言-1590 『APPLE iPad mini 4 Wi-Fiモデル MK6J2J/A』 スマホよりこっちだね。

2016年03月21日 | 日記







 『APPLE iPad』 2016年3月21日







APPLE iPad mini 4 Wi-Fiモデル 64GB MK6J2J/Aがいいね。価格コムで¥52.200だよ。スマホより安いし、いいかもね。

「もう要らんって云うてたやないか」 スマホは要らんって云ったんだよ。「その代わりかえ?」 表に出るとね、時間を潰す時にいいんだよ。

誰かを待つとか、電車を待つとか、目的地に着くまでとか、待つことが苦にならないのがいいよ。オレは、ボ~と待つのが苦手だからね。





美味い店かなんだか知らないけど列作って待ってる人たちを見るね、オレはあれが信じられないよ。そうまでして喰いたいか?

宝くじでも列に並ぶなんて出来ない、即、窓口でなきゃ買わない。だから、最近の映画館にはご無沙汰してんだよ。なんで待たなあかんねん?

昔は良かったよ、いつでも入りたい時に入って出たい時に出る、これがまともな映画館だよ。 最近の奴らは、右に倣えで従順過ぎるよ。





「嫌なら来るな」って云われないように行かなくなったよ。これもDVDのおかげだよ。こんなの無ければ我慢して待つんだろうけどね。

我慢が利くアイテムだよ。極薄ってのが人気らしいけど、オレは別に、それには拘らないけど恰好は良いだろうね。

写真もビデオも綺麗に撮れるらしいし、ネットもできるし、本も読める、メールも見れるらしいよ。いいねえ~、真剣に考えよ。「物欲に弱いね」





強くなったほうだよ、強く為らざるを得ないけどね。「貧乏だからね」 そうだよ、何が幸いするやら解らんね。














『APPLE iPad mini 4 Wi-Fiモデル(16GB 64GB 128GB) MK6J2J/A』  Wi-Fi + Cellularモデルってのもワンランク上にあるんだね?









同型の64GBを価格推移グラフを見ると、なんとっ、今年の1月28日に¥52.200が¥13.500まで落ちたんだね。

信じられない破格ではないかいな。このとき偶然買った人は幸運だったねえ。5個程まとめ買いして売ったら相当の儲けになってるよ。

iPad mini 2ってのもある。少し安いね。iPad mini 4の方が液晶が綺麗らしい。無理して買うなら、もう一つ気張ってこっちだね。





16GBなら¥42.200、10.000安いよ。16GBで十分だろうね? そんなに溜め込んで持ち歩く必要もないのではないか?

撮ったビデオが容量を喰うかも知れないけどね? オレは、なんでも多めに用意する癖があるけど、それで良かったって思ったことないね。

一眼レフにせよ、コンデジにせよ、バッテリーを予備に持って行くんだけど使った例がないよ。「おまえのは、ただの老婆心だろ?」 みたいだね。





iPad mini 2 には32GBが用意されてんのに iPad mini 4 は16から64GBに飛ぶんだね。

64GBも要らんだろ? 帰ったらパソコンに繋いでハードに移動しちゃうんだから16GBで充分ではないのかね? 

写真、ビデオ、音楽、音楽聴きもって歩くってのは好きだけど用意して好きなの入れておくのがシラケるね。「なんでや?」 





音楽って自然に流れてくるのがいいんだよ。その意味では、ラジオ放送は良かったね。それとネットを少々、後は本かね? 本は一冊分入れてりゃ充分だよ。

読み終わったら更新すればいい。「映画は?」 映画? 外で映画など見るかあ? 落ち着かんではないか。「動画を入れなきゃ16GBで充分だろうね」

家ん中で嫌と云うほどパソコンしてんのに外へ出てまで遣りまくることなど考えられないよ。待ちぼうけ用に持ってるって程度だね。















『APPLE iPad mini 4 Wi-Fiモデル』 フレーム部はスペースグレーのブラックの方が好み ホワイトは綺麗なんだけど画面枠が曖昧なのが好きになれない









容量が足るか足らぬかのスリルもあっていいよ。その程度の利用だろうしフル活用するタイプじゃないからね。ほとんど所有欲だろうよ。

と云うことで 「APPLE iPad mini 4 Wi-Fiモデル16GB」¥42.200。他にnano-SIMとか保護フイルムとかケースとか嵩むんだろうけどね。

最近は、液晶保護強化ガラスフィルムなんてのが出てるんだね。2.000円前後で売ってるよ。





レビュー読んでると「割れてた」「貼ってる時にヒビが入った」「ボタンの位置が狂ってる」なんてクレームがある。運が悪かった人たちだろうね?

大方の人は満足されてるよ。「ボタンが押し辛い」 普通のフィルムじゃないから幾分かは厚みでボタンが押しにくいってことは想像できるね。

なんにせよ、「傷をつけたくないから欲しい」 じゃあ、精巧なものを考えて造って、その要求に応えてくれる処があるから満足できる。





家ん中では、逆さまなっても作れんよ。百均製品でも無理だよ。有り難いことだよ。そういう感謝の気持ちで捉えれば良い物が当たるよ。

まあ、そういうことで、あとは買って手にして悦って舐めて 「キモイ」 操作や機能などをゆっくり習おうか。そうしようか? どうしようか?

「男ならスコーンと決めろ」 よしっ、決めた。お小遣いが入る今月の末頃に買おう。















『液晶保護強化ガラスフィルム』 硬質ガラスで疵に強くてガラス面が滑らかな上、指紋が付きにくい出来具合らしい










今ね、不思議と貯金が出来てるんだよ? 金が去ろうとしないんだよ。居心地が良くなったのかね? 「そうか、じゃあ、煙草やめたら金持ちになるぞ」

そうまでして金持ちになど成りたくない。「変わってんねえ」 自然がいいんだよ、流れ来る音楽と同じ趣(おもむき)だね。 

それに財布の中で7億円が眠ってるよ。今年の暮れまで眠らせておこうか。「年末ジャンボか?」 抽選結果見ない間は、7億円だよ。気が大きくなるよ。





iPad なんか、薄さもさることながら、その価値もティッシュ一枚と変わらないよ。「よく云うね」 夢を買ったら、そのぶん夢を喰って生きるんだよ。

大枚払って買って抽選日当日にゴミであることを確認する奴の気が知れんわ。何処で夢をみるねん? 勿体無いではないか。

オレが、そんな話をした人はね、「そんなん、すぐ見るで」って云いながら、「まだ見ないで置いてるよ」って方向転換してんだよ。賢いよ。





「次のジャンボを買ったら見るわ」 そうだよ、それが理想的な夢喰い買いだよ。夢が途切れないもんね。「いじましいんじゃないか?」 

馬鹿め、気分的に追い込まれて折れるような時でも、「当たってるかも? もし、当たってたら、アホンダラッ、馬鹿ども相手にやっとれんわ」って

「鍋釜割って、さようならができるなあ~」なんて考えてる間に熱も冷めて気分的ゆとりで持ち応えることも出来る。





その効用を考えれば、当たらずとも十分に支えになる投資だよ。「そう云われれば、そうかも知れんと思えてくるね」 なんでも考えて活かせよ。














『COOLPIX P600』 レッドは、¥35,600(価格コム)、ブラックより¥4.000程高いんだね まだ、いい値を保ってるね、意外だったね









「それはそうと、おまえ、例の超望遠カメラ COOLPIX P600 は、どうなった?」 なんなの、それ? 「おまえ、興奮して買ったじゃないか」

ああ~あの糞オモチャのカメラか。「使いもせんで、よく云うね」 使ったよ、あんなしんどいカメラ、ゴミ箱行きだよ。

今ね、COOLPIX P900 になってるよ。超望遠って売りに騙されて買ってる人が居るんだろうね、哀れな人たちだよ。「おまえが哀れじゃ」





振り返って防湿庫見たら奥に見えてるね。買って2~3度試し撮りして直した姿のままだよ。誰が触るかっ。

「使わないのなら誰かにあげろよ」 誰が喜ぶ? 「こんな疲れるカメラを貰って迷惑だよ」って怒りよるわ、正常な人だよ。

あんなもん買うなら「iPad」買っておけば良かったよ。保護フィルムもケースも一緒に買えてたよ。「時折襲う衝動買いのなれの果てやね」





まあ、しかしだね、時が経てば、また、見直すこともあるやも知れん。答えは急がぬことだよ。「オークションで売ってまえ」 

うちの婆が会員解約しよったから売りに出すには、また会員手続きせねばならん、面倒臭いんだよ。「売るなら、今が限界だろ?」 

もう、遅いかも知れん、この手の製品は後退が早いからね。もう、二束三文だろうね。それならば、置いておく方がいい。





まあ、防湿庫の中の賑わいの一つでも在るからね。それにオークションは、もう、充分に愉しんだからね、全てがプラスの内に引退が利口だよ。


































カメレオンの独り言-1589 『人生は勉強だよ、解らぬ答えは足元に転がってるよ』

2016年03月20日 | 日記






 2016年3月20日







某私立大学付属の高3の女の子が引っ越しして行ったよ。3人姉妹のサ〇もナ〇もミ〇も行っちゃったよ。別れってのは寂しいもんだね。

オレは、どちらかと云えば、そんなもんさって受け取るほうなんだけど、この子たちとは、この子たちが生まれた頃からずっとだからね。

子は親の背中を見て育つという。ご両親が仲が良くて、静かに暮らされる良い家庭で育つと、みんな真っ直ぐなもんだね。





お母さんは大学時代、オリンピックにも出場した体操選手なんだけど腰の低いにこやかな綺麗な人で、ご主人は学校の先生を経験して

親の会社を継ぎ今は経営者。絵に描いたような幸せ家族だね。それでいて控えめな静かな生活を守られていた。

謙虚の二字が魔を呼び込まぬ心得、そんなのを感じるご家族だった。





今日は、サ〇とこの引っ越しやったね。「せやなあ、もう、行ったあ?」 ああ、行ったよ。お別れ会してあげたの? 「そうやで」

中2のおませな女の子と連れの子が出かける前に立ち寄ってる。次は、オレかな? 「★★ちゃん、ホンマに辞めるのか?」 ああ。

いつになく静かだね。暫くすると 「ハッピーバスデーツーユー、ハッピーバスデーツーユー」っておませな女の子が身体を机にもたげて唄ってる。





「ア〇〇、それは誰に歌ってんのん?」 連れの子が聞いてる。「★★ちゃんに」 「もう過ぎたやんか」 「ええやんか」って云って 唄ってる。

























今日は、気温が上がって春の陽気だね。空は青く晴れ渡って心地いい。こういう天気のような人生であることを祈るよ。





この子たちは、これからオレが生きて来た年月を同じように生きて往くんだね。遠い道のりだね。

40年、50年、言葉で云えば一言に片付く年数の間には、言葉では言い表せないことも含めて、いろんなことが詰まっていくよ。

苦しいことや悲しいことがあったら、それを知って行くって捉えればいい。知って解って処して行くのが人生だと捉えれば勉強と同じさ。





習い知って行くんだね。生まれて育った可愛い子猫や子犬が親から引き離されて貰ってゆかれるね、一晩、泣いたら忘れるっていうけれど

子猫や子犬に直に聞いてみなくちゃ解らない。親も同じで子を探し回る、そのうち忘れるっていうけれど親に直に聞いてみなくちゃ解らない。

我が身の悲しみや苦しみがどれほどのものかと訴えても人からすれば他人事に過ぎない。子猫や子犬の気持ちと一緒で、人の気持ちを察する心が養われるよ。

























そうして物事を捉えれば本当の優しい人になれるんだよ。止むことなく絶叫挙げ続ければ捨てられるか保健所へ持って行かれて処分される。

助けれるものなら助けてやりたい。でも同じ境遇の犬猫が山ほどいる。助けるには助けるだけの経済力と時間を要す。人はそれぞれ限りの中で生きている。

子猫や子犬の命を以って、どうにもならぬことを学ばせて貰うんだよ。どうにもならぬ悲しみを知るとともに命の重さを知るんだね。





それを活かして生きていく知恵を育み、生きていることの感謝を知るんだね。そういうことから学び知らぬ人も居る。

自分の不遇を社会への恨みに置き換えねば収まらぬ奴は、最後には刑務所か処刑場のお世話になることに繋がってる。

単純なゲームは流行らない、あれやこれやと入り乱れて面白い、謎が在って奥行きが深い、人生がそれだね。





人生は、クジ引きみたいなところがあるね。面白くない人生を生きねばならんなら面白くない人生を語って聞かせてやれ。

なにも起きない眠たい惰性のような人生を生きてる人たちの刺激になるよ。映画と同じだよ。

そして、何も起きない退屈で腐るような人生の有難味を、改めて、其の人は知るんだよ。活かすとは、そういうことだよ。





この世に意味のないものはない、意味を活かさないから意味なく思えるだけさ。
































カメレオンの独り言-1588 『なんでもええわで、映画 戦争プロフェッショナル』

2016年03月18日 | 日記







 『戦争プロフェッショナル』 2016年3月18日







流石に昨晩は、パソコンから離れていた時間が長かった。左目が痛むんだね、耳が聞こえないのは我慢が出来るけど視界が閉ざされたら終わりだからね。

目罰子って書くのかね? 瞼の裏側に腫れものが出来るとメバチコって云うね。左の目の痛みは、そんな感じなんだよ。

朝、そんな具合を近所のご主人に話すと 「休憩をとらんとアカンわ」 「温めて血の循環を良くすればいいよ」って教えてくださった。





「顔中筋肉が取り巻いてるからね、凝ってるんだよ」 オレは、昨晩、氷で冷やしてたって云ったら、「そらあ、あかんわ」だって。

「僕らも会社で長い時間パソコン睨んでたら疲れる、そん時は、温めるんですよ」 話して良かったよ、

メバチコの場合は、痛くなるほど氷で冷やす、これを数回繰り返して寝ると朝になったら治ってるからね。話を聞かなかったら、また冷やしてたろうね。





今日は残業で帰宅したのが遅かった。ゆっくり風呂に浸かって身体を休めたよ。いい按配、左目の痛みも軽くなってる。

今晩は、風呂上りの温もった身体に冷えたビールを流し込んで、フラフラになって寝ようか、なんて思うと優雅な気分だね~チャポン。「なんやねん?」

晩御飯を頂いて、ビールを呑んで、ほんの少し次の駄文の出だしだけでも書いておこうか。これだけでも書き出す時が楽なんだね。





書き出す時に頭の文を読み返してると繋ぎの話が引き出し易い。でも引き出しが空っぽって時もあるけどね。「なんか入れとけよ」 















『戦争プロフェッショナル』 









しかし、間違いが多いね。解析に皆さんが読まれた題名が残るんだけど、それを見て出してみると間違いの無いのって少ないね。

自分で書いたものから間違い探しってのは意外と難しい。頭に出来上がってるから飛ばし読みしてしまうんだろうね。

でも、間を置くと気が付く。字が飛んだり、変換を間違ってたり、言葉足らずだったりボロボロだよ。皆さんもお困りだろうね? 「他人事やね」





今日も残業で遅くなった。疲れる程の仕事じゃないんだけど時間が長いと身が腐る。オレはこれでも仕事時間は、いつでも、即、対応できるよう

気を引き締めてる。「警察官かよ?」 警察官でも消防隊員でも自衛隊でも無いけど、本来、仕事ってのは、それが基本だよ。

だから、時間が長いと疲れてしまうんだね。抜くときは抜くってのはできてるんだけど抜け切れるもんじゃないからね。





終わったらホッとするよ。今日は、身体洗ってシャワーで済ませて晩御飯頂いて、パソコンの前についたのが十時半過ぎだね。

左目の痛みは、もう、ほとんどない。朝の瞼の腫れも引いたよ。ちょっと、無駄を削ぐように心がけよう。「浮気の時間も長いからね」

そう、ブログ以外に移行して潰す時間も馬鹿にならない。アマゾンと価格コムが邪魔だね。でも、捨てがたい。













『ワイルド・ギース』1978年イギリス映画

 






戦争屋って云うのかね、他国の紛争なんかに金で雇われて戦う兵士を傭兵と呼ぶね。映画にし易いだろうに、あんまり扱われないんだね。

1978年のイギリス映画「ワイルド・ギース」を封切りで観たときは興奮したね。

リチャード・バートン、リチャード・ハリス、ロジャー・ムーア、ハーディ・クリューガー等がプロの戦争屋で恰好良かったね。













『ワイルド・ギース』  ハーディ・クリューガー、リチャード・バートン、ロジャー・ムーア、リチャード・ハリス








その後、1981年にクリストファー・ウォーケン・トム・ベレンジャーの「戦争の犬たち」ってのが公開された。

この映画は、何かの封切り映画の劇場で予告編だけを観たね。1978年の「ディア・ハンター」で有名になったクリストファー・ウォーケンが

主役だったから、いまいち乗り気になれなかったんだね。オレから見ると、この役者は、脇でいい演技が似合ってる人だよ。












『戦争の犬たち』








1978年って云ったら、「ディア・ハンター」と同い年だったんだね? 傭兵映画の「戦争プロフェッショナル」ってのを2番館で観たよ。

2番館だったから、1~2年のズレがあったかも知れないね。大阪千日前の千日デパート横手筋に、国際シネマ、国際日活劇場の並びに

国際地下劇場って3本立ての2番館があった。そこで観たね。当時は、主役のロッド・テイラーは馴染みじゃなかった。













『戦争プロフェッショナル』  ロッド・テイラー








この映画の彼は、なんか、ごっつい奴って感じだったね。内容は、もう、覚えていて当たり前の歳だったけど、ほとんど覚えてないんだね。

観てた時は、迫力があって、結構、興奮してたんだけど、なんでかねえ? 「おまえがアホやからとちゃうか?」 随分だね。

問題は、役者じゃないのかね? 人の記憶に厚かましく焼き付けるような個性のある人でないと残らないのかも知れない。





大スターや上手い役者ってのは、芸もさることながらその個性が強烈なんだろうね。そういう人たちの映画は、ストーリーを忘れても場面、場面が

色濃く残ってるからね。消えないんだよ。そういう捉え方をすると大スターってのは、普通の奴等じゃないね。

「ロッド・テイラーは小物か?」 いや、そこそこのスターだったと思うよ。灰汁(あく)もあるし男前だしね。でも、場面が残ってないの。












『戦争プロフェッショナル』








アフリカの某国政府軍に4人の戦争のプロが雇われた。任務は、反乱軍に襲われつつある町から住民を脱出させること。

彼らは早速、現地へ飛ぶが、反乱軍も時を同じくして町へ襲いかかってきたなんてうたい文句なんだけど、ああ、そうだったかねえ?って感じ。

これにダイヤモンドの原石も絡んでんだね。この反乱軍ってのが黒人の土人なんだよ。「黒人の土人」 土人の黒人でも構わない。














『戦争プロフェッショナル』  この手の映画のお決まりの厄介者の宣教師(左)









それも野蛮な奴等なんだよ。古き良き時代の映画だから偏見も糞もないんだよ。たしか、宣教師の白人の尼さんたちが逃げ遅れて黒人の土人に弄ばれて

さあ、大変。酒飲んで酒場で彼女たちを寄って集って好き放題、「おまえ、そんなとこは覚えてるのか?」 不思議だね。

其処へ忍び込んだロッド・テイラーと土人から現代人に進化した黒人が 「なんやねん、誰や?」 ジム・ブラウンって黒人俳優だよ。














『戦争プロフェッショナル』  その他大勢に扱われた可哀想な尼さんの一人 化けて出たれ









「はじめから名前で云えっ」 その二人が容赦なく2回の廊下から吹き抜けの一階の酒場のフロアに機銃掃射を浴びせるんだね。

あれえっ?って思ったよ。「なにがや?」 フロアには半裸の尼さんらが居るんだけど助けないんだよ。この際、一緒にくたばれって感じ。

滅茶苦茶だよ。此の中に名の有る女優が居たら大変なことだよ。その他大勢の女性だから済んだようなもんだよ。「アホッ、一緒じゃ」





「それからどうなった?」 知らん。「なんやねん」 記憶にない。「じゃあ、白人の尼さんが危ないシーンだけが残ってるのか?」 みたいだね。

「それって、ただのスケベじゃないか」 お年頃だったからねえ~。その繋ぎになるのかどうか解らんけど、広い駅の操作場みたいな処で

機関車と列車が土人どもに襲われるシーンが迫力あったよ。この映画の土人は、土人らしく忠実に描かれていたね。「どう忠実やねん?」













『戦争プロフェッショナル』 








兎に角、くだらん理屈抜きの全体的に至って昔ながらの素直な野蛮人なんだよ。ゴキブリホイホイと一緒だよ、殺しまくれっ。

「おまえって、底知れぬ危険な奴やね」 現代人ぶるな、こいつらのへ行ってみろ、其処等中の杭の天辺に骸骨の頭突き刺して飾っておるではないか。

こんな奴らに若い尼さんたち連れて宣教に行く坊主の方が向こう見ずの世間知らずの馬鹿だよ。一人で行けっ。尼さん可哀想。













『戦争プロフェッショナル』








そんな映画を観て階段上がって来ると目の前に千日デパートが在る。記憶の何処かに当時見たままの光景が残っているのに、いざ、活字でそれを

表そうとすると薄らボケて見えなくなるんだね。この頃は、もう、千日前筋の北東角に在るアシベ劇場跡はパチンコ屋に変わっていたね。

アシベの筋向いの東映常盤座もパチンコ屋になって久しい。





オレがこの地を離れて6年ほどだったかな、昔の姿は今は無く、オレも頼りなくとも大人になっていたね。












『戦争プロフェッショナル』


Dark of the Sun (1968) Title Sequence












DARK OF THE SUN (Preview Clip)















今、ちょっと疲れた目を休めてます。今回のは、お粗末なのに3日かけて出来上がったよ。暫く、こんな具合が続くかも知れないです。「祟ったのお~」

間違い探しは、後日致します。 「ズボラやのお~」 しんどいんじゃ、アホッ。
































カメレオンの独り言-1587 『魔法の箱が、オレの夢を繋いでくれる』 

2016年03月14日 | 日記






 2016年3月16日







朝か、腕時計を見るといつもの起床時間より少し早い、起きるか、布団を捲り上げて気が付いた。ああ、そうか、今日は休みだった。

よく寝た感があるから寝なおしが利かない、起きるか。晴れてるね、休みらしい朝だよ。

オレ、昨日、今日と続けて勘違いしてるよ、「ボケてきたのではないか?」 意外と仕事に生きてるんだよ。それより、目がおかしいよ。





とんでもない時間をパソコンと向き合ってても疲れた意識ってのは、今までなかったけど、今回は、正直、疲れてるねえ。「南北戦争で疲れたか?」

考えたら、オレって仕事しいだね。丸一日、仕事してるようなもんだよ。「馬鹿やで」 仕事なんか大嫌いなのに変だね。

オレは、滅多なことじゃ薬なんか用が無いんだけど、昨日は、目薬2回打ったよ。何年ぶりかね? 目が腫れてる感じだよ。「今日は、もう、休め」





モニターの「輝度」をカチカチと落として5分の1にしたよ。彩色なんて駄文に用がないから暗くても困らないんだけど、まだ明るいね。

しかし、このI-O DATAのモニターはいいねえ。いつまで経っても鮮明で綺麗だよ。人の心も、こうあって欲しいね。

また、やる気が湧いてくるよ。「やめとけ」 嫌いな仕事では滅びたくない、なら、好きなことなら構わないってことになる。





滅びてもいいんだよ。好きなことで滅びるなら幸せだよ。上手い下手なんかどうでもいいんだよ。話さなかったことを話す、それだけだよ。























今ね、遠い昔から遣りたかったことが独りでも出来るってことに大きな感動を伴って在るんだよ。だから、否が応でも勢いが湧くんだろうね。

嬉しくて嬉しくて溜らんよ。創作の真似事が出来るんだよ。そして、毎日、200~300人の方が時間を割いて見てくださる。

これほど結構な展開はないよ。夢にまで見たことが、今、現実になってるよ。奴隷の人生からの解放だよ。「アンクル・トムか?」 云ってろ。





このWindows NT系列の基礎を造ったのは、ビル・ゲイツをはじめとするデビッド・カトラーを中心としたチームらしいんだね。

素晴らしいプログラマーたちだよ。第2の世界を創り上げてくれて、オレは、ホンマにありがとうと思うよ。

こんな素晴らしい魔法の箱はないよ。ドラえもんの 「何処でもドア」に匹敵する発明だよ。この世に在る間に巡り合えてホンマに幸せだよ。





なんでも苦手で億劫がりなオレが、その操作を必死のパッチで覚えたってことがその証だよ。自分が必要とする範囲を集中的に覚えたよ。

オレの独りの世界を想像を絶するほどに格段に拡げてくれた。感謝に尽きるね。これが若い時だったら、これを武器にと想うことが多々あるよ。

吸い終えた煙草は、もう、吸えないからね、過去をどうたらこうたら灰を弄って手を汚しても仕方ない。今だよ、これからだよ。





そう思うとね、目が疲れたぐらいで休んでる訳にはいかんのだよ。「何をするねん?」 芽の出ぬ腐った種でも撒くんだよ。「数撃ちゃ当たるか?」

撒かずに芽は出ない、土に撒いて撒いて撒き続ければ、忘れたころにピョコンと土を擡(もた)げて顔を出さぬとも云えんだろ?

宝くじと同じだよ。奇蹟ってのは無いこともないんだよ。全部、腐っていて無駄だったとしてもオレに損はない、夢を喰ってるからね、満腹だよ。























時代遅れなんだけど、オレが創ってて興奮するのはね、音楽を入れて、その歌詞を書き入れて仕上げた時の満足感が溜まらんの。とても好きなの。

流れる音楽との同時進行の妙だね、意訳を探して無いときがあるんだね。直訳で何がなにやら訳解らんのしかない時がある。

Googleの「翻訳」を開いて日本語に訳しても、まともな日本語じゃないんだね。先に探し出した直訳と照らし合わせて意訳を作り上げるんだよ。





元の歌詞を大きく外れないように注意して歌詞らしくするんだよ。これが疲れるんだよ。英語なんてチンプンカンプンだから、単語や 「of」 「to」

「if」 「from」  なんてのから、歌詞の方向性を探り出して矛盾のない詩を下地にして仕上げるんだね。これがしんどいけど面白いの。

こんなのは、オレ独りだから出来るの。 「これはどういう意味なの?」 なんて聞かれたら脳味噌がフリーズするんだよ。 「なんでや?」





言葉では表せないオレ流の推理力と直感で解いてるからだよ。笑ってしまうほどの労力を駆使して答えを見つけだすんだよ。

オレは、なんとしても見つけるっと思ったら徹底的に見つけ出すんだよ。それが呆れるほどの遠回りでもね。だから、アホは疲れるんだよ。

完全じゃないけど意味が解ればいい範囲だね。仕上げたら音楽流して恍惚状態になるの。「おまえ、それは自慰行為だよ」 へっへへへ。





昔は、歌詞も解らないのに洋楽を英語で聴いて恍惚状態だったんだから、この進み具合は素晴らしいものがあるよ。

「テキサスの黄色い薔薇」や「ジョニーの凱旋」なんかを未だに多くの人が見て(聴いて)くださってるよ。

ひとつ慰めはね、本場のアメリカ人でも流行りの歌を聴いてキッチリ歌詞を認識できる人は少ないらしいよ。飛んで流れちゃうんだろうかね?























スマホの型をネットで見てんだけど中国製が多いねえ、どうも、抵抗があるんだね。すぐに壊れるような感じがするよ。

それに格安SMカードの購入案内見てたら頭も目ん玉も疲れてしまうよ。なにを云うとんねん? なんて感じだね。「おまえの頭が悪いねん」

あらかじめ機種を持っていて、そいで格安のSMカードを購入するんだね? と、云うことは機種と格安のローンを支払うってことなのかね?





ソニーの4Kカメラのスマホ¥3.456を24回払い、SMカードを¥2.000として¥5.500程度になる。これって安いの?

スマホが、2年後、ボロボロになった頃に初めて安くなるってことなんだろうね? スマホをタダにしろよ。「アホか、なんでやねん」

スマホって10万もするんだね、知らんかったよ。なんか勿体ない感じだねえ。内容見てたら、おっさんの遊べないオモチャじゃねえか。





ガラケーって云うんかね? 古い折り畳み式、これで電話もメールも充分用を足してるからね、カメラも一応付いてるし写ってるよ。

結論として、欲しいって思う気持ちが購入の手間が面倒臭いってのに負けるね。

オレの物に対する欲求ってのは割と旺盛なんだけど、総じて物色してるうちにシラケて興味が失せる傾向にあるね、スマホ、もうええわ。























パソコンのi5~i7クラスのDELL、モニターのグレア液晶27もしくは40のI-O DATA、、もう、これに絞っておこう。

「40インチが増えたな?」 8万だよ。LCD-MF272CGBR が手に入らんなら40インチを狙うよ。「この欲求はシラケないのか?」

オレの必要とする範囲では、知識もあるから迷わずに済む。だからシラケないんだよ。今度買ったら一生もんだろうね。













『I-O DATA 4K対応の大画面40型ワイド液晶 LCD-M4K401XVB 39.5インチ ブラック』









パソコンは、知識を豊富にしてくれるし、オレの趣味を支えてくれるし、なによりも夢を繋いでくれるよ。

世界一の碁の名人がコンピューターの人工頭脳と対局して3勝一敗で打ち負かされたってニュースであったね。恐ろしいことだよ。

コンピューターの発展の行き着く処ってのは、人類滅亡のターミネーターの世界なんだろうかね? 人間の想像力は、ある意味、





予兆みたいなもんだから、コンピューターの古き良き時代を愉しんで、とんでもないことになる前にあの世へズラかるのが賢いみたい。
































カメレオンの独り言-1586 『南北戦争 フレデリックスバーグの戦い 勇猛なるアイルランド旅団』

2016年03月14日 | 日記







 『南北戦争』 2016年3月14日







1840年代後半のジャガイモ飢饉(ききん)により、210万人ものアイルランド人が海外に移住を余儀なくされ北米には180万人が押し寄せた。

当時のアイルランドの人口は800~900万人。しかし、飢饉の発生した直後、1851年に行われた調査では約650万人だったんだね。

ジャガイモを主食としていた被支配層のアイルランド人の間からは、この飢饉で80~100万人の餓死者が出たと考えられてるらしいんだね。





更に、餓えた故国を捨て新天地に生死を賭けて脱出した者は、連合王国内のグレートブリテン島への移住、連合王国の植民地カナダ、

オーストラリアなどへの移住、そしてアメリカ合衆国へ移住、これら移民は、合計210万人以上にのぼったとされる。

アメリカ合衆国に渡ったアイルランド人移民はアメリカ社会で大きなグループを形成し、経済界や特に政治の世界で大きな影響力を持つようになった。





この時代のアメリカへの移民の中には、あの35代アメリカ合衆国大統領ジョン・フィッツジェラルド・ケネディのケネディ家先祖も含まれていたよ。

アイルランドとイングランドの歴史的反目は、飢饉の際の連合王国政府(ふつうは英国政府と云う)の無策は、

アイルランドのイングランドへの不信感を増幅させ、宗教政策ともあいまって独立運動のきっかけとなった。アイルランド紛争の火種だね。

























連合王国政府の行動が意図的な飢餓輸出か、そうではなかったかについては定かじゃないけど疑われるほどの間柄ってことだね。

アイルランドの飢饉についての権威であるセシル・ウッドハム=スミス氏が怒ってるよ、「飢餓でアイルランドの人々が死んでいっている時に大量の食物が

アイルランドからイングランドに輸出されていたという疑いようのない事実ほど、激しい怒りをかき立てこの二つの国の間に憎悪の関係を生んだものはない」





子牛、家畜類(何故か豚を除く?)ベーコン、ハムのアイルランドの輸出量は飢饉の間に増加していた。飢饉が起きた地域のアイルランドの港からは、

護衛に守られながら食料が船で輸出されていた。貧困層は食料を買う金もなく政府は食料輸出禁止も行わなかった。

何処の国でも、いつの時代でも、絶対不変なるものは貧乏人は二の次、三の次ということだね。 「おまえも心致せよ」 致しておるよ。





犠牲者の多くが被支配層のアイルランド人で、彼らは、主にアイルランド語話者であったが、その人口減に加え、残ったアイルランド人も

その後の政策や生活上の便宜から英語を話すようになったため、アイルランド語話者の比率が回復不可能なほど激減して英語の優位が確立する結果となったとある。

せやから、オレは、大阪弁を遠慮せんと使って喋るんだよ。「関係ないやろ」 少しあるわいな。言語(方言)文化の衰退を防いでおるんだよ。





では、なんで、アイルランド飢饉なのか? アメリカ南北戦争で勇猛果敢にして、その名を轟かせた「アイルランド人旅団」のお話しだからなのね。



























騎馬上のトーマス・F・ミーガー将軍は、将校たちを従えてアイルランド旅団の個々の連隊をまわり訓示を与えていた。

ここでは、アイルランドを象徴する緑の旗が、アメリカを象徴する赤、白、青の星条旗と見事に調和され溶け合ってたなびいているんだね。

緑のツゲが、近くの庭から摘み集められている。トーマス・F・ミーガー将軍は、一本のツゲを軍帽に挿した。





将校も兵卒も全員がこれに倣い、ほどなくして相当の量であった灌木の束が全ての兵士の軍帽に飾られた。「敵の軍人たちに彼らの生国を思い出させるために」

リースが作られ、ズタズタに裂かれた軍旗にかけられる。エメラルド島の国の色は、星条旗と並んで彼らの上に雄々しくたなびき鼓舞して風を叩く。

絵画的で印象的な場面だね。成功の希望がないと解っている時に、希望から生まれる熱狂によって軍人が支えらている時よりも、ずっと高度な勇気が要る。





ひとたび指揮官が「突撃して死せよ」の号令一下、軍人一同「おうっ」と受けて応じたといいう。

全ての階級の兵士が、これは戦いではなく死だということを理解していたんだね。

フレデリックスバーグの戦いは、南北戦争の勝敗を分けたゲティスバーグの戦いとならんでアイルランド人旅団の壮烈の地となった。
















『進めっ、アイルランド旅団』










アイルランドからの移民は東部だけではない。南部にも住み着く開拓の人々も多かった。

例えば、映画「風とともに去りぬ」のの主人公、スカーレット・オハラの一家もアイルランド移民だね。彼らは南部に大農場を拓き裕福な階級にあった。

多くの着の身着のままのアイルランド移民とは異なり、もともと裕福なアイルランド人移民だったんだろうかねえ?





早くから開拓されたサバンナなど、ジョージア州の海岸部から離れた未開の土地のある場所にアイルランド系の人々は入植した。

オハラ家もそんな土地を苦労して切り拓き、そして、彼らはその大農園にアイルランドの「聖地タラ」の名前をつけたんだね。

アイルランドのミース州ナヴァンの12キロ南方にある丘陵をタラという。其処は、アイルランドにおける伝説上の王たちの国が存在した地として知られる。





映画「風とともに去りぬ」のタラのテーマってのがあるね。スカーレット・オハラを演じたヴィビアン・リーが美しかったよ。「関係ないやろ」
















『映画 風とともに去りぬ』  クラーク・ゲーブル  ヴィビアン・リー











There was a land of Cavaliers and Cotton Fields called the Old South.
かつて在りし騎士道と綿畑の地 人はその地を古き良き南部と呼んだ 

Here in this pretty world, Gallantry took its last bow.
その麗しい世界で最後に花を咲かせた  

Here was the last ever to be seen of Knights and their Ladies Fair, of Master and of Slave.
勇気ある騎士達と艶やかな淑女達  奴隷を従えた主人たち  

Look for it only in books, for it is no more than a dream remembered,
今は歴史に記されるだけの儚い思い出となった 

a Civilization gone with the wind...
大いなる文化は 風と共に去りぬ・・・・
















『スカーレット・オハラを演じたヴィビアン・リー』












フレデリックスバーグの戦いは、アメリカ合衆国バージニア州フレデリックスバーグ市の内外で、1862年12月11日から12月15日にかけて、

南軍のロバート・E・リー大将の北バージニア軍と、北軍のアンブローズ・バーンサイド少将のポトマック軍との間で戦われ、

南北戦争の中では最も一方的な結果になった戦闘である。





かくして戦線の火ぶたは切られた。アイルランド人旅団の兵士は、穏やかで抑制された口調の将校たちの号令を聞き逃すことなく粛々と遂行した。

彼らは、不平不満を口にすることなく自らの死を受け入れたとあるね。

この南北戦争で合衆国のために戦った人々は、アメリカのみならず世界各地から馳せ参じ連邦護持の大義に殉じた兵士たちなんだね。





これらの兵士たちは、なんと国際色豊かな人々だったかね。大西洋や太平洋側の諸州、更には大平原やミシシッピー川とオハイオの大渓谷から

やってきたアメリカ人、シャノン川地方からやって来たアイルランド人やライン川地方からやって来たドイツ人、セーヌ川地方からやって来たフランス人、

タイペル川地方からやって来たイタリア人。これらの人々が血を混ぜらせ、大義のため、連邦護持のために一緒に戦い死んでいった。
























そして、それらに相対して闘う者たちも、また、同じくして在るを思えば、互いに、その武勇を讃え上げずにはおれないものがあるね

弾丸が一斉掃射される平原を突き進む。隣の者が突っ伏する、前の者がのけぞり倒れる、バタバタと倒れて隊列はやせ細っていく。

唸りをあげて頬や額を無情の弾丸が擦過する。背中で絶叫とともにガシャガシャと銃が地に落ちる。それでも突き進む。





やせ細っていく戦列の兵士の勇気たるや鬼人の如し、上官の命令に倣って足を止め、銃を構えて応射態勢、横一列に硝煙が走って敵の遮蔽物に炸裂の粉塵。

顔面を撃たれてぶっ倒れる、隣の戦友の粉砕された血肉がぶっかかる。前が見えない。負けじと背後から手渡される銃に持ち替え掃射する。

前方、星条旗が倒れて地に這う、倒れた旗手の手を力一杯広げて次の者が取る。バッバッと旗が弾を受けて裂ける。





喰らわば喰らえっ、ビュッビュッと唸りを上げて飛び来る弾丸は音ばかり、「進めえっ」 バッバッ、号令を発した将校が血煙上げて倒れる。

後方に炸裂していた砲弾が隊列の中で炸裂する。土煙とともに肉塊が容赦なく身体を叩いて飛び散る。照準が合ったのか彼方こちらで炸裂する。

もう、前を見て突き進むことしか考えられない。おびだたしい銃弾、砲弾の擦過音、破裂音、絶叫が途切れない。巻きあがる粉塵は血生臭い。























遮蔽の石垣を盾に射撃する敵方の者たちは、射撃する者、背後で弾込めした銃を交互に渡す者が連携して射撃の間隙を作らない。

平原の中、突撃を繰り返す北軍は、無駄に戦死者を増やすだけで無謀に等しい戦法だったんだね。

射撃の的の如く撃ち倒しても撃ち倒しても迫りくる北軍が押し立てる星条旗と並んではためく緑の旗に「おおっ、なんたることかっ」























「ミーガー率いる同志たちがやって来るっ」 南部同盟の軍人たちの間から、うめきのような声が挙がった。

同胞殺しの悲劇に直面しながらも武勇の誉れを尽くそうと南軍のアイルランド系軍人たちは血と涙で視界が鈍りつつも射撃を続けるんだね。

戦闘と云うよりもの様相と云われた戦いだった。産まれながらのアメリカ人と移民とが連帯しアメリカの再生のために死力を尽くした戦場だったと云えるね。























北軍は12月13日に市の背後にある高台で塹壕に入って防御を固めた南軍に対して無益な正面攻撃を繰り返して恐るべき損失を出し、

北軍は、アメリカ連合国(南軍)の首都リッチモンドへ向かっていたその方面作戦を早期に切り上げ態勢補強の必要に迫られた。

両軍が蒙った損失を比べれば、いかに北軍の戦術が絶望的なものだったかがはっきり分かり、バーンサイドは一ヵ月後に指揮官から解任された。














『フレデリックスバーグの戦い』









南軍総司令官のロバート・E・リー大将は、リーズヒルと呼ばれることになるその戦線の中央の場所から、この大虐殺を見ており、

「戦争が大変恐ろしいのはよいことだ。でないと我々は戦争を好きになりすぎるだろう」と言ったとされている。

高台での戦闘の中には、アイルランド旅団の突撃もあり、戦力の半分を失ったが他のどの旅団よりも高く高台に駆け上がった。



































メアリーズハイツ(高台)での南軍の損失は1.200名程度だった。暗闇が訪れバーンサイド将軍の部下達の懇願で攻撃は止められた。

後に、南軍ロングストリート将軍は、「この北軍の攻撃は絶望的で流血が多く全く望みの無いものだった」と書いて残している。

数千の北軍兵士が12月の寒い夜を高台に続く戦場で過ごし、南軍の銃火のために負傷者を動かしたり助けることもできなかった。























第2サウスカロライナ志願歩兵連隊G中隊の軍曹リチャード・ローランド・カークランドの話がある。

メアリーズハイツの下の窪んだ道路側にある石壁にいた南軍のカークランド軍曹は、北軍兵士が苦しんでいる様を近くで目撃し他の多くの者と同様に、

12月13日の 「寒い冬の夜通し、助けを求める北軍負傷者の叫びを聞いてぞっとした」と述べている。




上官のジョセフ・B・カーショー准将の許可を得て、水筒を集めると、明るい日中の交戦中、戦場に横たわる多くの北軍兵士に水を与えて回った。

北軍の兵士は、カークランド軍曹の意図が明らかだったので発砲を止めた。カークランド軍曹は、この行動で「メアリーズハイツの天使」と渾名され、

その行動を実行したフレデリックスバーグ・アンド・スポットシルバニア国定軍事公園に銅像と標識で記念されている。























12月14日は、一日中、両軍はそのままの陣地に留まり、バーンサイド将軍は。その古くから率いる第9軍団でメアリーズハイツに

最後の攻撃を掛けようと考えたが思い直した。その日の午後、バーンサイド将軍は南軍リー大将に負傷者を引き取るための休戦を申し入れ、

リーは、これを寛大に受け入れた。翌日、北軍は川を渡って撤退し、戦いは終わった。





北軍の損失は、12.653名、内、戦死、1.284名、負傷9.600名、捕虜または不明1.769名だった。

2人の将軍、ジョージ・ダシール・ヴェイアード准将とコンラッド・F・ジャクソン准将が瀕死の重傷を負った。

南軍の損失は、5.377名、内、戦死608名、負傷4.116名、捕虜または不明653名だった。





この損失の大半は戦闘初期のジャクソンの前線でのものだった。南軍のマクシー・グレッグ准将とT・R・R・コブ准将が戦死した。














『エイブラハム・リンカーン』








東部では、此の戦況に対し、急進派共和党のザカライア・チャンドラー上院議員は、「大統領は弱い男であり、この場に臨んであまりに弱く、

かの愚かで裏切り者の将軍達は、決着のつかない戦闘と遅れの中で時間とより貴重な血を費やしている。」と憤慨した。

ペンシルベニア州知事アンドリュー・カーティンは、戦場に行ったあとでホワイトハウスを訪問した。





彼は大統領に向かって、「あれは戦闘ではなかった。あれは(とさつ)だった」と言った。

カーティンは、大統領が「戦闘を振り返って心を傷め、直ぐに狂気に近い神経的興奮状態になった」と報告した。

リンカーン自身も「地獄よりも悪い場所が有るとすれば、私はそこにいる。」と記した。









以下は、此の「フレデリックスバーグの戦い」に参加した主だった将軍たち。(実写)














『北軍 アンブローズ・バーンサイド少将』











『南軍 ロバート・E・リー大将』











『南軍 ストーンウォール(石の壁)トーマス・ジョナサン・ジャクソン将軍』











『南軍 ジェイムズ・ロングストリート中将』











『北軍 ウィンフィールド・スコット・ハンコック将軍』











笛DEマーチ/22.ジョニーの凱旋 (ミッチ・ミラー合唱団)







『ジョニーの凱旋』






When Johnny comes marching home agein.Hurrah! Hurrah!
ジョニーが凱旋したときは バンザーイ バンザーイ

We'll give him a hearty welcome then, Hurrah! Hurrah!
みんなで彼を心から迎えるぞ バンザーイ バンザーイ 

Oh,the men will cheer tha boys will shout
男性たちは喜び 男の子たちは叫び声を上げ

Tha ladies they will all turn out,
女性たちは みなお洒落に着替えて



And we'll all feel gay when johnny comes marching home.
皆 愉快な気分になるだろう ジョニーが凱旋するとき

And we'll all feel gay when johnny comes marching home.
皆 愉快な気分になるだろう ジョニーが凱旋するとき



















Get ready hor the jubilee, Hurrah! Hurrah!
記念祭の準備だ バンザーイ バンザーイ

We'll give the hero three times three, Hurrah! Hurrah!
英雄に万歳九唱だ バンザーイ バンザーイ

Well, the laurel wreath is ready now to place upon his loyal brow,
勝利の栄冠は 既に 彼の忠義な頭にのせられるを待っている



And we'll all feel gay when johnny comes marching home.
皆 愉快な気分になるだろう ジョニーが凱旋するとき

And we'll all feel gay when johnny comes marching home.
皆 愉快な気分になるだろう ジョニーが凱旋するとき





















In 1861, Hurrah! Hurrah!
1861年 バンザーイ バンザーイ

That was when the war begun, Hurrah! Hurrah!
戦争が始まった年だったね バンザーイ バンザーイ

In 1862, both sides were falling to,
1862年 双方が攻撃を開始した



And we'll all drink stone wine, when johnny comes marching home.
みんなでストーンワインを飲もう ジョニーが凱旋するとき

And we'll all drink stone wine, when johnny comes marching home.
みんなでストーンワインを飲もう ジョニーが凱旋するとき





















In 1863, Hurrah! Hurrah!
1863年 バンザーイ バンザーイ

Old Abe, he ended slavery Hurrah! Hurrah!
エイブ(エイブラハム・リンカーン)の親父が奴隷制度を廃止した バンザーイ バンザーイ

In 1863 Old Abe, he ended slavery
1863年 エイブの親父が奴隷制度を廃止した



And we'll all drink stone wine, when johnny comes marching home.
みんなでストーンワインを飲もう ジョニーが凱旋するとき

And we'll all drink stone wine, when johnny comes marching home.
みんなでストーンワインを飲もう ジョニーが凱旋するとき





















In 1864, Hurrah! Hurrah!
1864年 バンザーイ バンザーイ

Abe called for five hundred thousand more, Hurrah! Hurrah!
エイブの親父が 新たに50万人を召集した バンザーイ バンザーイ

In 1865, they talked rebellion --strife',
1865年 反乱の話になって--紛争へ!



And we'll all drink stone wine, when johnny comes marching home.
みんなでストーンワインを飲もう ジョニーが凱旋するとき

And we'll all drink stone wine, when johnny comes marching home.
みんなでストーンワインを飲もう ジョニーが凱旋するとき



































カメレオンの独り言-1585 『何も浮かばない夜は、闇に迷って世迷い言」

2016年03月12日 | 日記






 『クレオパトラ  エリザベス・テーラー』 2016年3月12日






昨晩は、風呂上りにビール(350ml)2缶グビグビといっちゃったらフラフラになってバタンキューで朝まで寝てしまった。

午後10時頃かな? 好い子が寝る時間だったよ。でも、寝てる時が一番幸せだね。

おかげで今日は目覚めが良かった。昨日と同じく、ちょっと、寒いかね、初春の三寒四温かな? 





テニス界のシャラポワが知らぬ間にドーピングしてたって騒いでたね。事情はホントかウソかは本人しか解らないけどミソが着いたね。

テレビで記者会見してるシーンを観たけど、もう、28歳になってるんだね、早いねえ、時たましか見ないからイメージは若いままだったよ。

17~8歳からテニス界の女王なんてもてはやされて収入もごっついもんだから仕方がないのか知れないけど、実際、女王気取りなんだろうね。





すわ、引退かって駆け付けた記者の問いに 「こんな汚い絨毯の上で引退発表すると思う?」だって。糞生意気な。

会見にホール貸したオーナー、「何処が汚いんじゃっ」って追い払え。「アホッ、使って貰えばホテルの格が上がるんだぞ」 貶されてもか?

高慢ちきな奴だよ、絶叫挙げてボールを打ってるだけじゃないか、「おまえ、わりと追いかけて観てたじゃないか」 だから頭にくるんだよ。





謙虚を忘れた言動は見苦しいね、一生、ボールと遊んどけ。ドーピングより、この驕りの台詞がファンを裏切っておるよ。「おまえファンだったの?」















『マリア・シャラポワ』 









男か女か解らんような選手を観てるよりは、「遥かに目に優しくていいね」と思って観てたよ。「で、ファンなのか?」 動機のひとつかね。

「技を観るんだろ?」 技だけでは、ルールも知らんのにしんどいがな。打ち込んで打ち返してのスタイルがいいんだよ。

「キョエッ~」パッコーン「チョエッ~」ポッコーンって絶叫挙げて迫力があるよ。優勝してトロフィーかざして笑顔が良かったね。





大金持ちも、大選手も、大スターも人間には変わりがない。目立つぶん、恥ずかしくない人となりに成長せねばならんもんだよ。

「なんでや?」 影響力だよ、品を高めるのも下げるのも其の世界に生きるものの人格で決まるんだよ。

しかし、プロ野球界は哀しいね、薬物だ、賭博だって、それも、ジャイアンツばかりじゃないか。 金銭亡者が寄ってるのか? 小遣いが足らんのか?





「拾ってるな?」 解るか? 「拾って字数を稼いでおるな?」 その通り、何にもないねん。冷蔵庫の中、空っぽって感じ。

「摘まむものがない時って寂しいね」 買っとけよなんてね。 今ね、次なる大作の下調べが忙しいんだよ。「大層なこと云うな」 ホンマだよ。

冷蔵庫って云ったから思い出した。また、ケーキが欲しいなあと欲求するんだね。「おまえが喰いもん欲するって珍しいね」 

























何処のでもいいってんじゃないよ、近鉄デパートの地下に出てる「アンテノール」のケーキが美味いよ。

ネットで、大阪の美味しいケーキ屋さんって検索したら「TOP100選」繰ったけど「アンテノール」は載ってないね。ふざけてるね。

まあ、いいや、オレが美味けりゃTOP1だよ。今度の休みに気が向いたら買ってこようか。喰ったら、また、欲するのは一年後だろうね。





「じゃあ、死ぬまでに、あと数回食べるだけか?」 そういう勘定になるね、人生なんてその程度のもんさ。「寂しいのお~」 そうか?

結婚して真面目に生きたら嫌でも嘘通して、それで終わりと似たようなもんさ。迂闊(うかつ)に誓ったりするもんじゃないよ。

「この人、素敵っ」 誰でも最初は、そう見える。男も女も長い年月経てば、自分の目の狂いに気づく。それからが、呆れるほどに矢鱈と長い。





美味しいケーキも、毎度、喰ってりゃ飽きる。「じゃあ、摘み喰いが理想的か?」 理想的ではあるけど浅ましい自分に気付く時がくる。

積み上げの利かない垂れ流しの人生に空しさを感じて落ち込むんだろうね。

だから、オレは、独りで生きるべきだったと思うんだよ。大失敗だよ。糞っ、糞っ 糞っ。「無責任に垂れ流しの人生がいいのか?」





人生は、男と女だけじゃないよ。生きる目的は他にもあるよ、それを見つけるために生きるんだよ。一匹狼の世迷い言でした。「なんやねん」

































カメレオンの独り言-1584 『咲き誇る花と、土に埋もれる根のよな話だね』

2016年03月11日 | 日記






 2016年3月11日







暖かな日が続くね。それなのにアマゾンに入るとダウンジャケットを見てる。「アホの一つ覚えか?」 お好みの品がタイトルに並んでるんだよ。

以前にクリックして確かめたことのある品だよ。オレは忘れてるのにアマゾンは忘れない、コワいね。

親切と云えば親切な配置なんだけど、これって忘れないように並べて購買意欲を煽ってんだね。煽られても金が無い。「並べ甲斐のない客やね」





大型のモニターも並んでるよ、それにテレビ、洋画のDVD、カメラ、なんてのがズラッと並んで買うのを待ってるよ。

ダウンジャケットのザ・ノースフェイス(アメリカ)のSUMMIT SERIES ダウンジャケット900 メンズ が安くなってるね。

38.800が19.800円だよ。今、入院してる梅宮辰夫が、此の正月だったかな? ここのダウン着てテレビに出てたよ。





モンベルのと違って本格的にモコモコだよ。いかにも温そうな感じがしたよ。「モンベルは寒そうなのか?」 う~ん、寒くはなさそうな感じだね。

「いかにも温そうではないのか?」 う~ん、寒そうではないね。「ちょっと温そうなのか?」 う~ん、そう思えばそう思えるかな?

「モコモコ感が無いんだな?」 無いっ。「ペラペラ感が上回ってるのか?」 話題を変えようか、「なんでや?」 26.000っだぞ。

























中学生になったばかりの女の子だったね、毎日、毎日、欠かさず学校帰りに立ち寄って、いつも長い時間一緒に居るんだね。

忙しい時は、ニコニコと仕事を手伝って助けてくれたよ。毎日、居て当たり前のような娘(こ)だった。

長い髪の毛をおさげに編んで根元にリボンを結んで、娘さんらしくこざっぱりして凛々しくて姿勢がいいんだね。実の娘のように思えたよ。





9年か、不思議な縁だね。背中でおさげを揺らして歩く姿を愛おしく感じた。守ってやるってね。

この娘(こ)には、言葉ではないんだけど、その存在でいろんなことを教えて貰ったよ。この娘(こ)は、オレの人生の花一輪だね。

あれ? 今日も行ったのか。 「そうや」 そうか、「今日、行ったとこは、感じが良かった」 そうか、良い職場が見つかるよ。

























送りがてら外に出て、オレもこの3~4月で引っ越して仕事の整理がついたらおさらばするよ。「そんなんズルいわあ~」 

いやいや、もう、頑張ったところで、あと一年の話しだよ。「わたしだけ頑張るんか? 来年まで居とき」 

整理がつくまで何か月かかるやもしれんからね、予定通りとは限らんよ。「何処へ行ったか解らんようになるやんか」





「近くに居てると思うからええねん」 「長い髪も、勤めなあかんから切ってんで、女の命やで」 そうだね。

でも、見た感じはそんなに変わらんよ。「なんでやのん、こんなけやでえ」 両手で長さを強調してる。慰めで云ってんの。

おまえのおさげの長さは目に焼き付いてるよ。淡いみずいろと淡いピンクのリボンを結んでたね。





なにごとも始めがあれば終わりも来るよ。おまえは、春に向かって行け、背中の冬は去って往くもんだよ。































カメレオンの独り言-1583 『今日は戯言(たわごと)で結んで次に繋ぐ』 

2016年03月10日 | 日記






 2016年3月10日







いつも思うんだけど、此のブログの編集機能と云うのかね? ページを構成する能力と云うのかね? 「なにを云いたいねん?」

日頃、使わないから適した言葉が出てこないんだよ。つまりだね、うん、構図だね、レイアウトだよ。

これが不満なんだね、遊びが、全然、ないから面白くないんだよ。「おまえが使いこなしてないんだろ?」 かも知れん。





ホームページを拵えようかと考えてるんだけど、これは難しいらしいんだね。オレは、どうしても必要に迫られると、自分でも信じられない

必死のパッチの勢いが出るタイプなんだけど、それを発揮して開拓する時間が無いんだね。

一生懸命に書いても、時折、あれ、誰も読んでくれないのね、なんて思う時があるんだけど何か月後に馬鹿ほど読んで頂くことがある。





とても嬉しいんだね。もっと夢中にさせてあげたいんだけどね、相撲をとる土俵が決まってるから目新しさが望めないんだよ。

「中身で勝負せんかえ」 大きく云うね、それもだね、オレの脳味噌も限度が決まってるからね、もう、無理じゃないかなと思ったりするの。

「目先で誤魔化すクサイ根性を云ってるのか?」 モロに云うね。 目を愉しませてあげたいというサービス根性、違った、精神だよ。





云っとくけど、花文字なんかをチャラチャラ入れたりするつもりじゃないよ。レイアウトにオレの特異なセンスを活かしたいんだよ。























今は、写真貼ってお話しして写真貼っての繰り返しだろ、まあ、ユーチューブと提携して動画を入れたり音楽流したりはできたけどね。

「ユーチューブと、いつから提携した? おまえが勝手に盗っとおるのではないか」 聞こえが悪いだろ。

ユーチューブの動画の出来には満足はしてないよ。「相手さんが余計に気分悪くするだろ、こんなのバレたら全部消されるわ」 ごめん。  





オレが拵えた動画のほうが遥かに上だよ、ごめん。 オレは、その映画や音楽の雰囲気を活かしても殺さない、ごめん。

気を悪くしないでください。「するわっ、アホッ」 これは、坂を転ぶような話の流れなんです。

オレはね、映画を自分の話に溶け込ませる術を心得て製作するからね、話の流れに合わさる調べだよ。「まだ、云うとるわ」 ごめん。





そんなのを皆さんに味わって頂きたいけど、やんぬるかなだね。使い慣れた動画編集ソフトが、ウインドウズの更新で動かなくなったし、

貧乏人だからクソ仕事で働かねば飯は喰えんし時間が無いんだね。フル稼働で現状が精一杯だからね。「やることが遅いんじゃないか?」

速くはないね、キーを打つのも遅いし、写真サイズを揃えるのもトロイのヘレン。「なんやねん、遊んで答えるな」 すまん。





なにを置いてもだね、話のネタ浮かびが命だよ。そうそう出て来るもんじゃないのをだね、チューブをペンチで押し潰して絞り出さねばならん。

「もう5年間、ほとんど書き詰めで続けてるにも関わらず苦しいか?」 これが不思議だよ、毎度、苦しいんだけども、なんで尽きないのかね? 

資源にも限りがあるはずなんだけどね? 「たしかにしぶといね」 その答えらしきものが見えなくもないんだね、「なんや?」 





知らず知らずながら気付いたんだけど話の種の根はだね、地中深く伸びて養分を吸収しとるんだよ。根だよ、根、これが基礎なんじゃないの?

取るに足らぬ話ではあるけれど、糞しょうもない人生から学んだものが基礎になってんじゃないかねえ? 

意味のない苦しみなんてのは無いのかも知れないよ。のちのち、何かの役に立つんだろうね。 「糞が駄文を支えてるんか?」 そういうことだね。





おまえもオレと同じで失礼な奴やね。「俺は、おまえだから、鏡になって教えてやってるんだよ」 そうか、ありがとう。「素直だね?」























元々、訪問者さんの数とか閲覧数とかは、あまり気にはしないんだけど、これもね、一つのパターンを読み取ると答えを見たような思いだね。

何かしらの検索で当ブログに行き当って「なんじゃい、これは」なんてペラペラと目を通して 「しょうもない」 縁のない人だね。

ペラペラと目を通して 「変わった文章書く奴やなあ」 と読んでみる、「おもろいけど底が浅いね」 なんてケチつけて縁のない人だね。





ペラペラと目を通して解釈がふつうじゃない、「こんなんも生きとおるねんなあ~」と、興味をもたれて明日も読もう、縁のある人だね。

ペラペラと目を通して、自分に固執して揺るぎなく「他に媚びずに我流を貫き通す姿勢が気に入った」と、毎度読んで頂く縁の濃い人だね。

そういう方々が、チョロチョロと混ざって覗いて頂く期間と、何故か、その他諸々の方が、どんと押し寄せる期間があるね。





イナゴの大群が押し寄せて滅茶苦茶読み倒して消え去る。なんなのこれは? 本屋の立ち読みかよ? 消えずに戻って来いよ、無礼だろ。

「無礼なのは、おまえだろ?」 そうか? 読み倒す閲覧数が半端じゃないんだよ。押し寄せてる期間は、閲覧十倍だよ。

毎度、長ったらしい駄文を、そんなに読めるかあ? イナゴの食い漁りだよ。新本が古本になっちゃうよ。「ええやないか、減るもんじゃなし」





おもろいのがね、このイナゴの大群は周期的に来るんだよ。順位も鰻登りだよ、もう、少しで10本の指に届く勢いなんだよ。届かせろよ。

3~4千位台がオレの定着層だね。イナゴが去って、定位置に戻ると何故かホッとするよ。またあ~冷やかしかよお~。「ガッカリしてんじゃないか」

そらあ、するよ、引っ張り上げるのも蹴り落とすのも相手任せだからね、あなた任せで上がるのは気持ちのいいもんだよ。





とどめるってのは、難しいもんだねって思うんだよ。見えない人たちを、何かしらの作用でとどめるってことは至難の業だね。

























昔懐かしい大阪の南区(現中央区)を中心に思い出したら、昔話を書いてたんだけど、最近、ちょっと遠のいてるね。また、書かんとあかん。

オレの心の第二の故郷、アメリカ南北戦争に関しても、また、書きたいね。「もう終わった、云うとったやないか?」 それは軍歌に関してだよ。

発見したのはね、オレだけじゃないんだよ。口では云わずとも心の中で南北戦争当時に思いを馳せてる人が居るんだよ。





わりと沢山の人が追いかけて見られてんだよ。これは意外だったね、嬉しくなるんだよ。「解ってる」人たちだよ。

この人たちにだね、満足できる南北戦争総集編を仕上げて見せたい欲求があるんだよ。これを見たら、もう、他のは見れんちゅうぐらいの大作よ。

「大きなことを云うな、期待させてガッカリでは裏切りだろ?」 おまえね、映画を観てるだろ? どれだけ裏切ったら気が済むのって思わないか?





大仰な宣伝かましてズッコケもいいとこだよ。その道のプロが余るほどの報酬を得て、寄って集(たか)ってアレだよ、信じられないよ。

文句なしに満足できる映画ってホンマに少ないよ。大方、泥棒だよ。「なんちゅうこと云うねん」 

其処で、このオレがだね、空振りに泣いてる皆さんにホンマものをお贈りしたいと思うんだよ。 「思うだけにしとけ」 





まあ、いつか、創り上げる積もりだよ。こんなのを考えて嬉しくなれるのは、見てくださる相手さんが居るからこそだね、有り難いことだよ。























今日は、久しぶりに彼女の顔を見たよ。「おう、生きてたか?」 「就活やねんで」 黒のスーツに身を包んできりっとしてるよ。

「嫌やわ~」 拒絶するほどに抵抗があるみたい。オレが見るに彼女は、女一匹狼ってタイプの娘(こ)だから群れの社会に馴染みにくいのかも知れん。

でも、オレと違って覚悟のできる娘だね。縁のあるところに入ってしまえば、それはそれで活き場を作りあげて能力を発揮するだろうね。





見た目で云えば、何処でも一発で通ると思うよ。「★★ちゃんが代わりに行って」 入口で蹴り出されるよ。笑ってるよ。

選んで貰おうなんて思うな、おまえの秘めたるパワーに気がつかん目利きの悪い会社は損をする。

水に馴染まねば実力が発揮できない人が居る。社員を育てる姿勢の会社がいいかもね。自信をもって笑顔と根性で決めたれ。

































カメレオンの独り言-1582 『映画 ゴッドファーザー』 

2016年03月08日 | 日記





 


『ゴッドファーザー マーロン・ブランド』  2016年3月8日












『ゴッドファーザー』原題: The Godfather 1972年(昭和47年)公開アメリカ映画。監督はフランシス・フォード・コッポラ。

マリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』の映画化作品。公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、

同年度のアカデミー賞において作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞した。1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されたらしいね。













  『ゴッドファーザー アル・パチーノ』















此の映画の公開当時は、 グアム島で元日本陸軍兵士横井庄一発見、連合赤軍によるあさま山荘事件、

大阪市南区(現・中央区)で千日デパート火災 死者118人の大惨事、イスラエルのテルアビブ空港で日本赤軍乱射事件で24人死亡、100人負傷。

6月に田中角栄通産相が「日本列島改造論」を発表して、翌7月に 第1次田中角栄内閣が発足したのもこの年だね。












『千日デパート火災 1972年5月13日』







8月には、 アメリカ合衆国が、ベトナムからの地上勢力の撤退を終了して、12月には、北爆を再開(ベトナム戦争)してるね。

オレは、朝6時頃から深夜の翌1時頃まで仕事に追われて生きていたよ。昼間の商いが落ち着くと2~3時間の休憩があったけど働き詰めだったね。

だから、好きな映画もとんとご無沙汰してた。行きたいなあと思っても行く時間がなかった。この時は、お小遣いは、たんまりあったんだけどね。






















上2枚とも、オレの記憶が正しければ 『1972年当時の道頓堀川に架かる戎橋』だね。









ビジネス街で店張ってたから休みだけが進んでいて週休二日制だった。でも土曜日は、もうガタガタで一日寝てたよ。

日曜日は、覚えたての釣りに嵌って丸一日淀川にこもってた。此の時間が、何よりも息が抜けて好きなことに没頭できる最大の愉しみだったね。

『ゴッドファーザー』の公開は知ってたけど封切り映画館では観なかったね。惜しいことしたよ。後、何処だったかなあ? 2番館で観たよ。













The Godfather Theme ? Nino Rota















マーロン・ブランドが上手いってのは、もう、周知の事実で、この映画でも素晴らしい演技だね。大画面に負けない存在感で圧してる。

此の映画でずば抜けて注目を引いたのはアル・パチーノだね。上体のみですべてを表す演技力、眼が言葉になって納得させる。

小柄な男と思わせない。役者のための顔を持ってるよ。オレは、なんでも貶(けな)す悪い癖を持ってるけど、この男には、文句が出ないよ。





根っからの役者の職人だね。グレート・プロフェッショナルだよ。「おおっ英語だね」 僅かに知ってる単語の貼り合わせだよ。思わず褒め言葉を探すよ。

こういう本物の役者が歳を喰って、そして消えていくってのは勿体ないねえ。ジーン・ハックマン、ロバート・デ・ニーロ、そしてアル・パチーノ。

他にも、名前が覚えられない役者の中に居るけどね、その中でも、この3人は、特に、グレート・プロフェッショナルだよ。「お前の好みで云うてんだろ?」





馬鹿め、役者の演技ってのはね、口に入れて誤魔化せない味と同じだよ。食べたときは美味いけど、流れるねとか、後味がしつこいねとか、食感は正直だよ。

万人が喰って美味いって云わせて味の虜にさせて、また喰う、本物だね。役者に限らず売るってことはそういうことだよ。

人を魅了するってのは、そうそう、簡単に身につくもんじゃない。見えない努力の為せる技だろうね。それと懲りない根性だろうね。





「才能だろ?」 そう才能もたしかに大きい、大きいけれど才能を持った奴は、花は容易に開いても、その分、苦しみまくらねば、すぐに枯れる。




















『マーロン・ブランド』 本物の職人としてブランドを残したね 無駄に年輪重ねてないね 「おまえは?」 年輪を感じさせないよ 「恥じろよ」















第二次世界大戦が終わった1945年。イタリア系アメリカ人のコルレオーネ家は、ニューヨーク市郊外の高級住宅街の一角を占める広大な土地に

屋敷を構えている。映画は、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の娘コニー(タリア・シャイア)の豪勢な結婚祝賀宴からはじまる。

大柄で気性の激しい長男ソニー(ジェームズ・カーン)、大人しい次男のフレッド(ジョン・カザール)





それに血は繋がらないが兄弟同然に育った弁護士のトム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)このロバート・デュヴァルも、なかなかいい味出してるよ。

この人は、この映画の4年前、スティーブ・マックィーンの映画 『ブリット』で、名もないタクシーの運転手役を演じてたんだよ。僅かなシーンだよ。

オレは、自分で見つけたよ、あれ、この人何処かで見たなあって思ったの。あちらの役者に歳は関係ないね。よく頑張ったよ。















『インテリらしい知性を匂わせてロバート・ヂュバル アル・パチーノ』 この映画で、ともに大スターに成ったね











宴の中、海兵隊大尉の制服に身を包んだ三男のマイケル(アル・パチーノ)が、恋人のケイ(ダイアン・キートン)を伴い久しぶりに帰宅する。

ケイは、突如現れた人気歌手ジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)に目を丸くしてマイケルに種明かしをせがむ。

マイケルは、ドンが非合法な手段により、この歌手を救った過去を明かすんだね。彼の父が組織暴力のトップ「ゴッド・ファーザー」であることも、
















『ケイ・アダムス(ダイアン・キートン) マイケル(アル・パチーノ)』













『ケイ・アダムス(ダイアン・キートン)』













『マイケル(アル・パチーノ)』










ソニーもフレッドも組織の幹部であることも、トムは組織の顧問、相談役としてあることも率直に伝える

驚くケイにマイケルは、彼らは家族として重要な存在だけれど、自分は、その家業には無縁であると誓う。それでも、やっぱり怖いと思うよ。

人気歌手ジョニー・フォンテーンは、ドン・コルレオーネに映画出演を干されて困っていると援助を乞いに来てんだね、















『人気歌手ジョニー・フォンテーンは、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)に助けて欲しいと縋(すが)る』










萎えてるジョニーに「しっかりしろっ」と喝を入れて引き受けるんだね。この人気歌手ジョニーのモデルは、フランク・シナトラらしいね。

フランク・シナトラは、女癖が悪く映画プロデューサーの秘蔵っ子の女優と引っ付いたために映画出演を干されたんだね。

其の映画は バート・ランカスター、デボラ・カー、モンゴメリー・クリフトら出演の大作 『地上より永遠に』らしいんだね。





ドンの計らいで映画に出演が叶ったフランク・シナトラは、この映画でアカデミーの助演男優賞に輝き復活を果たすんだね。















『地上より永遠に』 向かって左一人おいてモンゴメリー・クリフト フランク・シナトラ













『地上より永遠に』 有名なシーンだね、南街劇場の西階段を下りたところで、この映画の大ポスターを見た覚えがあるね。











後先になるけれど、ドンからの指示を受けたトムは、ハリウッドの大物映画プロデューサーに交渉するんだけど罵倒されて引き上げる。

その夜、ハリウッドの大邸宅で絶叫がこだまする。大物映画プロデューサーは競馬の馬主で高額な馬を見せびらかせて高慢この上ないおっさんなんだね、

深夜、異常な感触を感じて目覚めると全身が濡れているんだね、慌てて布団を捲り上げるとベッドは血の海、愛馬の首が血を噴いて足元に転がってる。



























こんなの追いかけて書いてたら明日になるね。まあ、怖い映画なんだけど、今までのギャングものと違って、裏社会なりに情緒があって品があって

流れる空気は人間的な情の温かみを漂わせて曲がらぬ掟の中で折れていく人たちの悲哀も覗く。

表も裏も生きているのは人間だから利害にかまけて姦計入り乱れるのも似たようなもので、其のけじめの着け方が優しくないだけだね。





表の世界の戦争や紛争となんら変わりはない。惨たらしく殺し殺されている事実を知りつつも、我が身に及ばなければ忘れて笑って生きている。

牛や豚や鶏などの所を目にする機会もあまりないだけで、人類の食を担って恐ろしい数の生き物が、日々殺されてる。

知らぬだけなんだね、知っているけど知らずに済んでるだけなんだね。そのスライスされた綺麗な肉を笑って気取って食してる。





裏社会の人たちは、それらを知って見て感じて、敵となる者を、直接、息の根を止めて明日を守ってる。

殺し殺され生きるということを常に肌に感じつつ、今日を生きているということに本当の感謝を知っているんじゃなかろうかね? 

こういうのを不条理って云うのかね? 不潔な奴を寄って集って洗濯して散髪して綺麗に身繕いして心がけを正せば清潔な人に変わる。

















『バージル・ソロッツォ (アル・レッティエリ)』 スティーブ・マックィーンの 「ゲッタウェイ」で殺し屋を演じてたね なかなか凄味があったね













『前線で勲章をもらう働きをしたマイケル(アル・パチーノ)だから生死を賭ける場面でも腹が座ってておかしくない』











つまるところ、それだけの事じゃないのかね? 人間は、所詮、上辺で生きているんだろうかね? 「そんなん云うても仕方ないやん」なんだろうね。

それを維持するために働いて金を作らねばならない。結局、人は儲けることが第一ってなるのかね? 
 
それならば、裏社会の存在も在っても仕方がないんじゃないの? 儲け方の違いだよ。リスク払って儲けの大きな方に懸ける、男じゃないか。





「何にが云いたいねん?」 よう出てきてくれたっ。ビール飲みながら書いてたら訳解らんようになってきたよ。

まあ、そういう世界のお話しでした。 「どういう世界やねん?」 蒸し返すな。収拾つかんようになってんだから、もう終わろ。

「じゃあ、おかしくなってきた処まで消せ」 アホか、邪魔臭い。疲れ果てて、あと少しで家に着くのに戻る馬鹿おるか。





読んだ人に頼ろ、良い答えを見つけてください。「ズボラなおっさんやの~」 













































ゴッドファーザー 愛のテーマ





Speak softly, love
そっと愛を囁いて

And hold me warm against your heart
そして、僕を暖かく抱きしめて

I feel your word
君の言葉を感じ

The tender trembling moments start
愛にうちふるえる時がはじまる

We're in a world our very own
二人だけの世界で

Sharing a love that only few have ever known
ごく僅かな者のみ知る愛を分かち合おう



















Wine colored days warmed by the sun
太陽に照らされワイン色に染まった日々

Deep velvet nights when we are one
共に過ごした ベルベットのような夜


Speak softly love
そっと愛を囁いて

So no one hear us but the sky
大空のほかには誰にも聞かれないように

The vows of love We make will live until we die
二人で交わした愛の誓いは死ぬまで変わらない

My life is yours and all because
僕の人生は君のもの そしてすべては

You came into my world with love
君が僕の世界に愛をそっと届けてくれたから

So softly love.
愛をそっと届けてくれたから



















Wine colored days warmed by the sun
太陽に照らされワイン色に染まった日々

Deep velvet nights when we are one
共に過ごした ベルベットのような夜


Speak softly love
そっと愛を囁いて

So no one hear us but the sky
大空のほかには誰にも聞かれないように

The vows of love We make will live until we die
二人で交わした愛の誓いは死ぬまで変わらない

My life is yours and all because
僕の人生は君のもの そしてすべては

You came into my world with love
君が僕の世界に愛をそっと届けてくれたから

So softly love.
愛をそっと届けてくれたから



































The Godfather - Main Title (The Godfather Waltz) - HQ - Nino Rota






























































































































































































































居並ぶボスたちの前で、『わしは、息子を安全に国に戻してやりたい。息子に罪は無い。わしは迷信深い。万が一、息子が事故にあったり、

警官に撃たれたり、あるいは首を吊ったり、雷に打たれても、わしは、ここの誰かを憎む。その時は許さん』 この雷に打たれてもってのが全てを指してるね。


























































































カメレオンの独り言-1581 『映画 栄光への脱出』 なんか解らんけどこうなったよ。

2016年03月06日 | 日記







  『栄光への脱出』  2016年3月6日







今日は、パソコンを前にしてから、いつもより長々と歴史に関わるサイトを見て回ってたから時間が無くなっちゃった。

「なんの歴史や?」 世界の歴史だよ。海外旅行と一緒だよ、気が向いた処へ行くんだよ。

「なんで歴史なの?」 歴史を調べてるとね、人間が見えて来るんだよ。人間を知りたければ歴史を勉強すればいいと、オレは思う。





オレは、頭悪いけどね、昔から、言葉と漢字と歴史は好きなんだよ。それに、なんにも解んないんだけども英語も好きなんだよ。

「解らんのに好きなのか?」 そうだよ。あの角の無い滑らかな流れるような言葉がね、オレの耳に心地いいんだよ。

あの26文字のアルファベットを並べ替えて配置するだけで人の思いの底までが疎通するなんて素晴らしいの一語だよ。





オレは、勉強しても勉強したことが頭に残らないんだよ。年月や地名や人名なんてのは、読んだ尻から消えていくんだよ。「なんやねん、垂れ流しか?」

オレの脳味噌は、極めてポンコツに出来てるからね、歴史を勉強して何を焦点に捉えてるのかと、ふっと立ち止まると、オレは人を見てんだね。

その時代、その時代に生きて歴史に名を遺す奴等、それを取り巻く人たち、人間を見てんだよ。凄い想像力を働かせてる自分が居るよ。














『栄光への脱出  エクソダス号』








それはそうと、また、最近、朝、目覚めたら、嫌だなあって身体が起きないよ。もう、どうでもいいやって捨て鉢になるよ。嫌な仕事でもないんだけどね。

「疲れてるんじゃないか?」 どうだかね? ホンマに嫌だって思うんだよ。このまま餓死しても構わんと思うぐらいだよ。

考えたら、オレって、なんもかんも嫌なことばかりで生きてきたように思うよ。ローマ時代の船底の奴隷だね、死ぬまで櫓をこいで終わるんだよ。





まあ、あんなのと比べたら、オレの苦痛なんか屁でもないけどね。「それなら情けないことを云うなっ」 おまえは大日本帝国陸軍の暴力上官か?

あれを云うな、これを云うなと日本人、あれも云え、此れも云えとアメリカ人。オレは、アメリカ人気質だね。「アメリカ人も情けないことは云わん」

日本人は嘘で生きてるところがあるよ。黙して語らず、ただ耐え忍ぶ美しさだよ。昔のオレが、それだった。





「ふつう、歳喰ってからそうなるんじゃないか?」 そんなもん、誰が決めたんや? 歳喰ってから、その美意識に疑問をもったんだよ。

雇われ人を黙々と働かせる親方たちの陰謀ではないか? 貧乏人を静かにさせとく金持ちの作戦ではないか?

そんな届かん話はどうでもいい、兎に角、嫌だなあって布団にしがみつく人生から脱出したいよ。栄光への脱出だよ。ポール・ニューマンだよ。














『栄光への脱出  ポール・ニューマン』









ユダヤ人国家イスラエルの建国の第一歩だね、1947年にホロコースト生存者らを乗せてフランスからイギリス委任統治領パレスチナに

向かおうとして、イギリス軍に制圧された不法移民船エクソダス号をモデルとした物語。

原題の『エクソダス(Exodus)』は、大挙した脱出という意味で、「出エジプト記」になぞらえているらしいね。





ナチスのホロコーストを生き延びたヨーロッパのユダヤ人多数がパレスチナへ移民しようとしたが、そのほとんどはイギリスが設けた移民枠を

超過した不法移民で、多くの者がイギリス軍に捕まりキプロス島の難民キャンプに送られていた。

難民キャンプで看護婦として働いていたアメリカ人のキティ・フレモント(エヴァ・マリー・セイント )の前に、エクソダスと名付けた貨物船を手に入れて














『栄光への脱出』








彼らを極秘のうちにパレスチナへ送ろうとするユダヤ人で元兵士のアリ・ベン・カナン(ポール・ニューマン)が現れる。

船に乗り込んだ移民たちは、イギリス軍との緊迫した駆け引きの末にパレスチナへとたどり着き、

キブツ(イスラエル集産主義的協同組合)に受け入れられて農民として働き、アラブ人やイギリス軍と戦って翌年のイスラエル建国を迎えるんだね。















『栄光への脱出』









当時は、いまいち映画の内容が理解できなかったんだけど、映画ではタイトルバックやエンディングなどに流れた壮大な主題曲の『栄光への脱出』は、

何か駆り立てるような、何もせず、じっとしていてはいけないようなものを感じたね。

のち、「シンドラーのリスト」で生き残った人々も、このエクソダス号に乗船してイスラエルに向かったのかなあ、なんて思ったよ。














『栄光への脱出  エクソダス号』










Ernest Gold: "Exodus" (1960) - Original Main Theme












当時、オレがよく耳にした 「栄光への脱出」の主題歌を歌ってたのはアンディーウィリアムズだったと記憶するね。

パット・ブーンとかマット・モンローも歌ってたんだけど、あの声はアンディー・ウィリアムズだった。「確かか?」 ほぼ、確かだよ。











Andy Williams ? This Land Is Mine [ From The Movie "Exodus" (1960) ]












This land is mine God gave this land to me
神が我らに与えし地

This brave and ancient land to me
雄々しき いにしえの地

And when the morning sun reveals her hills and plains
朝日のぼりて 山野を照らし

Then I see a land where children can run free
子らは みな自由に駆けまわる

So  take my hand and walk this land with me
さあ 手をとり ともに歩もう

And walk this lovely land with me
いとしき この地を

Though I am just a man
君がいれば

When you are by my side
主のみまえに

With the help of God   I know I can be strong
強き者となれるのだ






Though I am just a man
君がいれば

When you are by my side
主のみまえに

With the help of God   I know I can be strong
強き者となれるのだ

To make this land our home
怖れずに往く

If I must fight  I will fight
この地のために闘う
  
To make this land our own
死をいとわず

Until I die  this land is mine.
守れよ この地を












「お前の話は、何処から何処へ転ぶやら解らんね」 書いてるオレも解らんよ。題名は、書き上げてから、匂うようなのを書き入れるんだよ。









あとで何度か聴いたけど、どうもアンディー・ウィリアムズじゃやないような気がするね。

甘さが足らんね? 声が通り過ぎかな? 「ほな誰や?」 知らん。「無責任なもん貼るな」 

よく見たら、この動画貼ってる人も、Andy Williams 「?」なんて懐疑的だよ。こいつが無責任なんだよ。「人のん勝手に貼ってエラそうに云うな」


































カメレオンの独り言