カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1487 『アメリカン・ポリス』

2015年09月29日 | 日記







 『マグナム44』 2015年9月30日







台風21号は、北に上がらず西に進んで先島諸島、台湾を経て中国に向ってる。中心気圧 925hpa、最大風速50m、最大瞬間風速70mとある。

ごっつい勢力だね。先島諸島、台湾は、この勢いをまともに受けるみたい。仮に急カーブして進路を北に方向転換し日本直撃のコースをとっても

どの台風も海水温の影響かどうか、日本列島に至るまでに勢力が落ちるんだね。僅かに北に在るお陰で助かってるね。






ちょっと、外の空気を吸いにツタヤまで自転車走らせて覗いて来たよ。唯一、お目当てのリーアム・ニーソンの『ラン・オールナイト』は出払ってるよ。

なんやねん、それならジャズドラマー志望の学生とスパルタ教師の指揮者を描いた 『セッション』って映画を抜き取ったけど

二日で返却はしんどいので元に戻す。予告編で面白そうかなって記憶にあったイーサン・ホークの『プリデスティネーション』






『シンシティ』『シンシティ 復讐の女神』『ナイトミュージアム』の1~2の5枚、レジーで待ってる間、選択の大失敗って思ってる。

5枚で「540円です」 おお、安い。助かった、ゴミでも諦めつけ易い。しょうもないのを借りたなあって後悔してる。

『プリデスティネーション』 DVD割ってまうぞっ。宝塚の男役みたいな女が初っ端から1時間もバーで話して次へ進まない。ダレダレ。






時代をあっちへ行ったりこっちへ来たりしてタイムマシーン、観てる者にどう繋げちゅんやっ? 客をウロウロさせるなっ。疲れただけ。ミソクソ。













『プリデスティネーション』 イーサン・ホーク







今の映画を文句云わずに観れるのは、やっぱり刑事、警官ものだね、安い給料で命懸け、帰る家庭も誰れもが上手くいってるとは云い難い。

何とか持たせてるって感じかね。尽きぬ悩みを背負って仕事に精を出す。訳の解らん嫁さんのごたくを聞いて明日へ流す。

人間臭い刑事の生活が事件解決に奔走する彼らの姿と交錯するね。犯人撃つ前に嫁さん撃ちたい気持ちがよく解る。「おまえだけじゃ」 そんなの解るか。






また、あっちの嫁さんの主張のきつさときたら空いた口が塞がらんときがある。おまえの生活はなんで持たせてるのかを聞きたい。

午後5時になったらタイムカード押して帰れる仕事じゃありゃせんだろ? 婿(むこ)さんも帰れるもんなら帰りたい。

娘や息子の誕生日、参観日、発表会、結婚記念日、パーティ、デート、食事、こんなのに遅れたり出れなかったりしたら此の世の終わりのような嘆きよう。






これは一体なんなの? 「亭主、元気で留守がいい」の日本の嫁さんの臍(へそ)のゴマ貰え。こいつらもこいつらやけどね。ちょうど、中和するよ。

刑事、警官を選んだおまえが悪い。社会の治安に貢献する夫の背後を守る、誇りを持って主婦をしろよ。子供にも、其れを云って聞かせろ。

誰かが遣らねばならんのだよ。夫は、家庭も自分も犠牲にして頑張っておるんだよ。公僕の鑑じゃないか。






ともに生きるおまえが理解してやらんと、他所のおっさんが理解しても仕方ないだろ? なんで、そんなのが解らんの? 













『女性警官と結婚すればいいんじゃないのかね? よく事情を心得てるはずだよ』








そういう事情を背にしてだね、薬を売っただとか、殺人一歩手前の夫婦喧嘩だとか、痴漢だとか、誘拐、殺人、窃盗、強盗、いろはにほへとを犯す馬鹿どもを

捕まえなくてはいかんのだよ。悪する奴は、決まって黒人ばかり、もう、うんざり。「怪しいっ、黒人っ」 撃ち殺す。即決判断手間要らず。

現場に生きる警官しか解らない勘だね。逮捕しても明日には娑婆に戻って来よる。汗して掃除をした尻から汚される、誰でも怒る。だから、撃ち殺す。






誰よりも正義だと勝手に決めて憚(はばか)らない新聞記者どもが、「無実の黒人を撃った警官」なんて大騒ぎ。悪の権化のように叩きまわす。

夜の街の実体を知らない似非(えせ)社会人どもが、このときぞとばかりに警官をやっつける。命懸けで治安を守る彼らは、踏んだり蹴ったりだよ。

この際、似非正義漢の新聞記者も撃ち殺したい。新聞記者のこいつ等も商売だよ。商売人ほど利になるほうに平気でこける奴等は居ないと、世間では云う。






「なんで、其処だけ世間が云うやねん?」 みんながみんなじゃないからね。「それやったら警官もそうだろ?」 門口(かどぐち)広げるなっ、アホッ。

ここぞとばかりに攻撃する社会人どもは、交通反則キップ切られたり、常識外れを注意されたりで恨みを持つ奴等だよ。逆恨みの感情の捌け口なんだよ。

この際、根性の腐ったこいつらも撃ち殺せ。随分と社会は綺麗になるよ。法の一線を越える度胸もないズルくてナマ賢い腐った根性の奴等だよ。「どんなんや?」













『悪どもを、其の腕で締め上げてもうたれ』







法にがんじがらめに括られて法を破るものを捕まえる。網カゴの中から手足を出して自由に逃げ回る奴等を追いかけてるようなもんだよ。無様だね。

そんな矛盾を背負って昼夜を問わず頑張っている刑事や警官が不可解な事件解明に奔走する。

地味に展開する物語りも味わい深くていい。カーチェイス、銃撃戦なんて派手なストーリーもいい。悪を追い詰めていく捜査の過程が面白い。






法に倣えば悪はのうのうと甦る、追い詰めた刑事も観ている観客もやりきれない。「天誅っ」 正義の怒りを喰らえっ、殺してしまう。すっとする。

現実社会は、なかなかこうもいかない。しかし、アメリカは、やりよるんとちゃうか? フランスもイタリアもドイツもこいつも外国は有り得るんじゃないか?

そういう期待感があるんだね。個人思想が強烈だと感じるところがあるから、ここぞという時に個々の判断を優先しよるんじゃないか?






マグナム弾の破壊力は凄まじい、額に当たれば後頭部を破壊して脳味噌ブッ飛ばすらしい。なのに、何発も撃ち込んで怒りは止まらない。

あんなのしたら悪の原型はハチャメチャに破壊されて誰が誰だか解んなくなっちゃうよ。

悪は欲望で人を破壊する。正義は怒りで悪を粉砕するんだね。これが堪らん快感に繋がって、矢鱈滅多ら悪らしき奴等を粉砕していくから難儀なんだね。














『ダーティ・ハリー』 クリント・イーストウッド








映画にもこんなのが出てきて自制の利く正義の刑事を困らせるってのがある。記憶にあるのは 『ダーティ・ハリー2』 だね。

私刑執行人と称して勧善懲悪のために犯罪組織の大物を殺していくハイウェイ・パトロールの4人の警官、

その存在に気付いた刑事ハリー(クリント・イーストウッド)をも秘密維持のため抹殺を企てるなんてストーリーだった。






警官やってて相手が『ダーティ・ハリー』の場合、勝てる訳がないってのが解らんのか? クリント・イーストウッドやで、荒野の用心棒やった人やで。

若者は、まだまだ、社会に疎(うと)いんだね。 「おまえが云えるのか?」 ここでオレが云わなきゃ誰が云うねん?

しかし、ダーティ・ハリーのマグナム44の発射音は良かったねえ、腹に響く轟音だよ。バコオオ~ン、バコオオ~ン、刑事もんはいいねえ。













『マグナム44』








「なんでもええけどミソクソの『プリデスティネーション』の話から、何処へ行くつもりや?」 捻(ひね)ってるのさ、変化球だよ。

台風21号も急カーブして北へ方向捻りよらんかなって予報図見たら直球で台湾に上陸だね。素直な台風だったね。

そのまま進んで中国の福建省辺りに再上陸して西安辺りまでかき混ぜた後、北に進路を変え北京を舐めてから温帯かね?






文の組み立てでお決まりの起承転結なんて長く忘れてたよ。何を話そうかってのが頭に在って、浮かんだら、即刻、忘れないうちに書き上げる。

両足結んで転んで承って起き上がる、痛さ承知で転んで起きて傷口結ぶ、起きて転んで結んで承知した。「なんやねん?」

書きたいように書けばいいんだよ。書いてるうちになんとはなしに意味が解って来るもんだよ。器用転結でいいんだよ。






型から填まると堅苦しい。思いのまま話せば言葉は生きてるよ。器用に転んで結べばいい。






























カメレオンの独り言-1486 『映画 ザ・ウォーク 予告編でおしっこチビリそう』

2015年09月28日 | 日記







 『ザ・ウォーク』(The Walk)』 2015年9月28日







映画『ザ・ウォーク』 2016年1月に公開されるね。2001年、世界を震撼させた、あのニューヨーク世界貿易センターが舞台になってる。

下から仰ぎ見るばかりだった411メートルの高さを嫌と云うほど見下ろす立場に置かれる映画だね。

この高さから、逃げ場を失い窓枠にしがみついていた者たちが煙に押し出されて宙に舞う。その恐ろしいたるやを否が応でも実感できるよ。






南棟に続いて北棟も、この高さを崩れ落ちた、とんでもない事実だったんだね。そんなのを想像して改めて戦慄したよ。














『ザ・ウォーク』 遣れといわれて出来るものではない。遣りたいから出来るんだろうね。好きだから湧く勇気だろうね。













『ザ・ウォーク』 高所を高所と思わぬ平常心、優れた平均感覚、まずは、高い所が好きなんだろうね。好きこそものの上手なれだろうね。













『ザ・ウォーク』 道路に引かれた細い線、踏み外さず歩き切るのも難しい、こういう人ってのは、なんなんだろうかねえ~?











この予告編を観て2001年9月11日のあの日を思い起こさずにはいられない。もっとも、この映画は、あの日よりも遡って、

1974年に実際に在った出来事を描いてんだね。 当時の人々に27年後に起こる事件など解ろうはずも無い。

1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター(世界貿易センター)その北棟と南棟の天辺高さ411m 地上110階の道なき空間を






ワイヤーロープ一本で繋ぎ、命綱なしの空中闊歩に或る一人の男が挑む。その男の名は、フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レビット)

近作にしては、ジョセフ・ゴードン=レビットが若いんだね、製作は、昔なのかなあ? と思ったけど2015年作品なんだね。役者はコワイね。

ロバート・ゼメキス監督作品、最先端のVFX技術”を活かした映像で世界中を驚きと感動で魅了してきた監督って紹介されてる。






「高所恐怖症の人は、観賞に気をつけて」 なんて断り書きがある。該当者だから充分に気をつけて観たいね。











THE WALK - Official IMAX Trailer











しかし、高いねえ。一階から上へ壁面なぞるようにカメラが走るシーンがあるけど、まだかいなって思ってしまうよ。







オレは、オレなりに感受性が強くて想像力も活発だから、こんな動画や写真見てるだけで足元がこそばゆくなってくるよ。戦慄(わなな)くね。

現に、歳喰ったからだろうけど、高さ1500の脚立から降りようとして、支える手が空振りして身が崩れてモロに落ちたことがある。

あの時の支えが空振りした瞬間を思い起すと、こんな超高層の鉄骨の上を歩いたり、腰掛けたりの動作の一瞬の狂いってのを想像すると汗が出るよ。














エンパイア・ステート・ビルディングのアンテナを固定する二人の技術者。こいつらは人間か? 「高所平気症」なんだね? 信じられんわ。












『言葉が出て来ない』







エンパイア・ステート・ビルディング建設中のトビ職人たち(下)。腰掛けたり立ち上がったりするとき、バランス崩してパラパラパラと落ちるんじゃないの?

この人たちは、いったいなんなの? この人たちからすれば 『ザ・ウォーク』は、なんでもないお友達の映画なんだろうね?

世の中には、信じられないような人が居るんだね。こういう頼もしい人が居なきゃ高層建築なんて造れない。設計図仕上げる一級建築士だけでは絵に描いた餅だよ。






日本にも、通天閣、東京タワー、スカイツリー、海峡を渡る釣り橋、高層ビルなんかで従事した兵(つわもの)がわんさか居る。素晴らしいことだね。

誰もが出来ることではないけれど、高所平気症の才能に努力を重ねてプロになっていく、はっとする時も、必ず、あるはずだよ。

恐怖を乗り越えねばならん試練の時があるだろうね。大阪城は太閤さんが建てたって、よく云うけど、彼らなくして建つもんじゃないよ。













『どういうふうに腰掛けたの? どういうふうに立ち上がって仕事に戻るの? 凄く気になるけど見たくないね』







無いものを創り上げていく。無かったことを有ったことに変えていく。創造の情熱だね。職人の心意気だね。職人さん万歳。






『ザ・ウォーク』でツィンビルにワイヤーを張って繋ぐね。其れと同じく高層ビル同士、橋を架け合って互いの安全を高める設計が望ましいね。

上へは逃げようが無い。今の高層建築の発想は行き止まりを伸ばしているに過ぎない。伸ばせば伸ばすほど絶望に限りなく近くなる。

大阪新梅田シティの梅田スカイビルは、地上40階建て173mの2棟の超高層ビルが屋上で連結されている。屋上庭園になってんだね。













『梅田スカイビル』








この建築の発想こそが超高層ビルの理想の姿だと思うけど素人の発想は実際には無理が有るんだろうけどね。其れを可能にするのがプロだよ。































カメレオンの独り言-1485 『老いさらばえた一匹狼の独り言』

2015年09月26日 | 日記







 2015年9月26日







身構えない、期待しない、何ごとも欲を優先して考えないってことかね? なんにも考えずに休みの中でまどろむと大きな安らぎを得るね。

シルバーウィークの5日間の休みは身体も気もゆっくりできた。素直な気持ちが素直な安らぎをくれることを解したよ。

オレは、昔から休みに執着するところがあるからね、尽く、裏切られて不満足で終るんだよ。今回は、満足のうちに過ごせたよ。






すべからく答えは自分が創り上げてんだろうね。無理して答えを弾き出さずとも素直な姿勢がいい結果へ誘ってくれる。

いつもと同じ変わり映えはしないんだけど、時は緩やかに流れて趣くままの時間の中で好きなことして遊べたよ、しあわせ。

ノルウェーのガイランゲル・フィヨルドへも行ったことだし 「行ってないだろ?」 行ったも同じさ。「行ってないっ」 リキ入れてるね。






大滝詠一 の 『フィヨルドの少女 』を聴きながらガイランゲル・フィヨルドの景観のなかに埋もれたような想いが残ってるよ。「死んだんかえ?」

なんで、オレがわざわざノルウェーくんだりまで行ってくたばらなあかんねん。魂がうろうろして泣きよるわ、アホ。

無責任な奴等が金に物言わせてフラフラするところだよ。ふつう、住めるようなとこじゃないよ。一見に値する景観ではあるけどね。






実際は、奈良の若草山の8合目辺りでおにぎり食ってるほうが落ち着くよ。「ホンマに純日本人やね」 悪かったな。























日が短くなったね、お日さん傾いたら坂道転がるように夜になるね。秋の日の釣瓶(つるべ)落としって云うんだね。今の人に釣瓶落としなんて云ったら

噺家の笑福亭鶴瓶(つるべ)を何処かへ押して落としたのかなって思うだろうね。 「思うか」 

秋の夜長は読書に向いてるらしいけど、今は、パソコンに向いてるね。 「おまえは、朝も昼も夜もないだろ?」 ないよ、深夜もだよ。






「よく病気にならんことだね?」 なるまでは、皆、そう云うよ。 「なったら?」 我が意を得たりで、そら見たことかと笑う。

ざまあ見ろってね。 「それは、おまえのことやで」 誰のことでもそうさ。だから、云わんこっちゃないんだよ。

もう、これに懲りて少しは控えろよ。 うん。 「治ったら?」 遅れた分、取り返さねばばらん。しゃかりきよ。人間は懲りないんだよ。























髪の毛が伸びてむさくるしく感じるから散髪したよ。オレの髪の毛は天然パーマだから伸びるとクネクネモジャモジャ鬱陶しい。

ドライヤーで落ち着けても、湿気が多いと嘲笑うかのようにクネクネになりよる。素直な髪の毛を憧れるねえ。

素直な髪の毛にわざわざパーマかける奴の気が知れんよ。何気なく頭振ったらパサパサってなびいて元に戻るし、はらりと額に落ちるなんていいねえ。






此れを意識してやる奴が居るね。おまけに下唇出して上に息吹きかけて髪をなびかせる奴も居る。嫌らしい奴等だね。

「なんでやねん?」 オレができないから。 「もう、おっさんになって、そんなの云ってる奴居らんぞ」 ここに居るよ。

まあ、幸いにと云うか、負け惜しみと云うか、長々イラつかせよった癖毛も晩秋を感じさせる趣になって薄っすらとそよぐ枯れススキになってきたよ。






「フレンチ・コネクション」のジーン・ハックマンみたいな雰囲気だね。あっちの奴はいいね、無ければ無いで格好いい。堂々としておるよ。

顔見ても頭なんか見ないんだね、人間自体を押し出してんかね? 人間の魅力が全体像を納得させるんだろうね。

日本人が堂々としても 「ハゲてる」 頭ばかり見て他を見よらん。押しが弱いのかね? 遠慮気味に云われるままだね。オレもその時が来たよ。























まあ、オレの場合は、笑って吹き飛ばすけどね。しつこく云う奴には、光線の反射攻撃を見舞ってやるよ。

脇から毛を持ってきてハゲに被せるなんてのは死んでもやらん。あんなのやるなら、日本人らしく後ろ伸ばしてチョンマゲにすべきだよ。

風が吹いたら、片方だけ毛がやたら長く垂れ下がって滝の上に月が出てる。こんなのになるには、まだ、5~6年は先だろうね。






オレは、ハゲが目立ってきたらジェイソン・スティサムみたいに全体に短く刈って貰おうかと思ってんの。 「おまえの顔で似合うか?」 

ジェイソン・スティサムのつもりが、寺のエロ坊主みたいになるかね? 「なるだろ」 やっぱりね。 じゃあ、五分刈りだね。

毛が無くなって来てるのに長くして誤魔化そうなんてのは潔くない、逆に短くして迎え撃つ、これだね。 「いろいろと考えてるんだね」






オレが髪の毛で悩むのは癖毛だけって思ってた。まさか、ハゲに脅かされるとは夢にも思わなかったよ。其れまでに死ぬって思ってたからね。

でも、実際は、予定としていた歳を過ぎても、まだ、死ぬ訳にはいかん。もう一回、戦って状況を好転せねばならん義務が残ってるよ。

権利など口に出して望んだことはない。人間として義務を果たして笑って死にたい。戦いに出るには五分刈りが似合ってるよ。 「そうだね」























今年もあと残すところ3ヶ月か、日に準(なぞら)えて、刻まなきゃならんキャベツもまな板の上にあと僅か、薄く丁寧に刻んで時間を持たさねばいかんね。

昔、厨房で毎日のように、刺身包丁使って目にもとまらん早業で押さえ込んだキャベツを薄く細々と切っていたよ。「速いなあ」って感心するから、

見てろよって云って、同じ速さで、盲目(めくら)切りで刻んで見せてやる、「コワあ~」 そんなので手を傷つけたことはない。






なのに、ゴボウを4~5センチごとに切っていて指を切ったことがある。気を抜いてたんだろうね。気を入れて間違うことはない。

気を入れて毎日を生きていこう。商売失敗してから料理になんの興味も湧かなくなった。喰えりゃいい。包丁なんか弄(いら)う気にもならない。

好きになれない商売でこけた。こけるべくしてこけたから返しのでかいお釣を喰らっても文句は云わなかった。今、考えたら自業自得の大津波だね。






「足を引っ張る者が居たからなあ」って、周りは庇って云ってくれるけれど気を抜かなければこけずに居たろうね。

オレは気を抜いたよ。気がついたら右も左も解らん大海原を漂ってたよ。

幸せってのは、好きなこと、好きになれそうなこと、許せる範囲、意地になれそうなこと、そんな仕事に恵まれることかね。






嫌いを好きに変える人も居るんだろうね? 見えないところまで頑張り抜いて物事が転換するきっかけに気付くのかも知れない。凄い人たちだね。

何ごとも終わりのないものは無い、いつか、必ず、終わりの次が来る。「よし、遣り続けて行こう」って始まりが来るんだろうね。

30~40年、ひとつ処で生き抜いた人々を尊敬するよ。いや、学業から云えば50~60年、頑張り通した人生は敬服に値するよ。























夜空の月を上目で捉えて山の中腹辺りの岩の上、交差した腕に顎のせて「 ワン公で居るべきだったかなあ」って、老いた一匹狼が呟いてるよ。

「今時、こんな遅れたこと云ってる奴って居るかあ?」  居ないほうがいいよ、こんなのはオレ一人で充分だよ。

「鬱陶しい過去など忘れて放っちまえ」 過去ってのはね、自分が立って蹴り上がる足場だよ。其れを放ったら蹴り上げが利かんだろ。






前へ進む気が失せない限りは過去の上を歩く。明日を放棄して貧乏釣り師で明け暮れて生きるならば、なんもかんも放っちまうよ、まっさらだね。
































カメレオンの独り言-1484 『泣いても笑っても同じなら笑って生きよう ・ 何故かフィヨルド?』

2015年09月24日 | 日記







 『ノルウェーのガイランゲル・フィヨルド トロルの舌』 2015年9月24日







「おまえ、20~23日のシルバーウィークは休みますって云ってただろ?」 そうだったかね、なんか、書けたら更新しちゃうんだね。

「置いときゃいいんだよ、書き溜めしとけば後が楽だろ?」 そういう姑息なのは気が進まない。「なんで姑息なんだよ」

ものはね、出来立てが美味いんだよ。「料理じゃなかろうが」 更新してから慌てなきゃよかったかなって、ふっと思うことは思うね。「馬鹿だよ」






4年目からは、1日置き程度で更新してんだけど、更新したら待ってましたとばかりに30~40人の方が見てくださるよ。

この方たちを意識すると、あまり待たせる訳にはいかない気持ちになるんだよ。「なるほど」 しんどい人たちだよ。「どういう意味やねん」

ずっと、初期から見てくださってる方がおられると思うんだよ。少しでも精進したところをお見せしなくてはならない。






「精進してるか?」 そんなもん解らんがな。他人(ひと)さんのを見れば解るんだけど自分のは皆目解らんよ。体臭や口臭と同じだね。

でも、屁の臭(にお)いは解るね。「なんの話や」 足の臭(くさ)さもよく解る。でも、オレの足は、あまり臭くならないよ。

灰汁(あく)が抜けてきたのかな? 「枯れてきたのではないか?」 そんなことはない。






云いたいこと云う娘たちが 「★★ちゃん、凄い油やわ」なんて、オレのおでこ触った手を見て汚らしく顔しかめて云うよ。憎たらしい奴等だよ。

この娘(こ)たちの解らんのは、そんなの云って、また触るんだね、これは、どういうことなの? 女の子ってのは、意味不明な生きものだよ。

人は、自分のことは自分が一番知ってるつもりなんだけど、ホントは、何よりも自分を一番知らないで生きているのかも知れないね。

























休みの日の朝風呂は最高だね。ちょっと、朝風呂から遠のいていたので、尚更、気持ちよく感じたよ。ああ~スッキリしたあ~。

今日は、早く起き過ぎた、6時前だよ。風呂上りにコーヒーを呑んでパソコンの前に居る。

思い浮かんだことを、カチカチカチ、キーを打って、此処まで書いたら眠気がするよ。ちょっと、寝なおそうかな、休みの気侭ないいところだね。


























目が覚めたら12時だよ、よく寝なおしたねえ~。気分爽快だね。天気もいいし身体も軽い、さあ、パソコンの前に着く。「何処かへ行けよ」

何処行くの? 「天気はいいし身体も軽い、ふつう、よし出かけようってなるで」 行ってらっしゃい。「おまえが行くんじゃっ」

行きたいものを引止めはしない、行きたい処へ行けばいい。同じく、オレの遣りたいことも邪魔するな。「太陽に当たれ」 平日、毎日、当たってるよ。






出なくてはいけなくなったら出る、宛も無いのに時間を無駄にしたくない。 「パソコンの時間は無駄じゃないのか?」 魔法の虜(とりこ)さ。

昔なら辞書を脇にして鉛筆持って紙の前だよ。有り難い時代だね。書くことも習うことも調べることもキーを打ってクリックすれば表れる。

泣きたくなるよなアホでも賢くなれる可能性が広がったよ。オレは、奥さんをゴミ箱へ捨てても死ぬまでパソコンは放さない。「なんちゅうことを云うんや」






こんな素晴らしいものはないっ。このパソコンが30年前に在ったら、オレは10年で人生を変えていたと確信がある。それほどのもんだよ。

若さの勢いで四方八方鉄砲撃ちまくって跳ね返りを拾えば幾つかの機会は掴めたよ。「今は?」

アホな上に脳味噌カチンコチンになってきて融通が利かん。まだ、歳のわりには頑張っているほうだと思うけどね。






オレはね、最近、新規、座右の銘に従って生きているんだよ。 「新規?座右の銘」 終わりが来るまで諦めない、これだよ。「なかなか、しぶといね」















『ガイランゲル・フィヨルド』 有名な断崖絶壁があるらしいね。こんな断崖の端っこで観光客がはしゃいでる写真が沢山あるよ。「そいつらはトビ職人か?」 










しかし、明日あたり、ちょっと出かけるよ。「何処へ行く?」 用事を兼ねてウロウロと散歩なりしてくるよ。最近の下界はどうなっておるかね?

「おまえ、何処に居てんねん?」  此処だよ。「外を下界なんて云うかあ?」 人間界のことだよ。

「天上界から見て下界だろうが」  何処から見ても人間界だよ。青い空を見上げれば、其処は天上界だよ。「まあ、そういうことだろうね」
 





第2段階作戦の進展が想うように運ばんね。ただ、この作戦に於いて下界の相場が掴めたよ。「訳の解らんこと云うとるね」

もし、不測の事態が発生しても急場は凌げることを確認した、これは大きいよ。「それは、何の話しや?」 独り言さ。

断崖絶壁の淵に立ってた頃からしたら2メートル程内側に立ってる今の自分にほっとしたよ。「2メートルかよ?」 こけても落ちずに済むよ。















『ガイランゲル・フィヨルド』 目も眩むような断崖絶壁なのに腰掛けて憩う神経が解らんわ。オレだったら吸い込まれて勝手に落ちていくよ。










くう~くっくっく・・・「なんや?」 笑ってるのさ、笑いが噴き上がってくるよ。どえらい目に遭って、なんとか生きて来たけど20年で2メートルだよ。

これが笑わずにおれるかよ。実にケッサクな人生だよ。こんなの舐めて、そこらに転がってるような生き方が出来るかよ。

みちょれえっ、死ぬまでに、あと1メートル内陸部に移動したるっ。「笑っていいのか、泣いていいのか考えてしまうね」 笑っていいよ。






「おまえ、そんなので、なんで、常にニコニコ笑ってられるのかが不思議だね」 そうだよ、誰よりもオレが不思議だよ。























フィヨルド(fjord)とは、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾、入り江のことを云うんだね。峡湾、峡江などの異称。

湾の入り口から奥まで、湾の幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾を形成するとある。

日本の歌手が歌ってたね。誰だったかなあ? フィヨルドは、それを聴いて印象に残ったの。世界には凄いところがあるんだねえ。






















ソグネ・フィヨルド(ノルウェー) ノルウェー最大。

トロンハイム・フィヨルド(ノルウェー)

ベスト・フィヨルド(ノルウェー)

ガイランゲルフィヨルド(ノルウェー) 最もフィヨルドらしい景観と称される。世界遺産の一つ。

ハルダンゲル・フィヨルド(ノルウェー)

ネーロイ・ヨルフィド(ノルウェー) 世界遺産の一つ。





















デンマーク、アイスランド、ニュージーランド、チリ南部・パタゴニア地方にも同じようなフィヨルドがあるらしいね。

思い出した、大滝詠一 だよ。『フィヨルドの少女 』 だったね。オレの耳を悪くした一因だよ。「そんなに聴いたの?」 この人の歌はよく聴いたよ。

「過酷な人生を言い表した断崖絶壁の話から、なんでフィヨルドの美しい景観の話に移行していくのかが解らん」 オレも解らん。









フィヨルト?の少女 / 大滝詠一
  これは、すぐに消されよるで。














『規模が熊野川の瀞峡巡りじゃないね、この客船は外洋を航海する大型船だよ。雄大なもんだね』 








沢山貼られてる写真を眺めてるうちに、オレは、もう彼の地へ行って来た按配だね。「安うつくのお~」 楽だよ。遊びも楽じゃないからね。
































カメレオンの独り言-1482 『なんば大劇場 ・ 思い出は、晩秋の紅葉の如く舞い落ちるもの』

2015年09月20日 | 日記







 『007/ロシアより愛をこめて』 2015年9月20日







懐かしい映画「ダンディ少佐」を観ていたよ。封切りの時に観た映画館は、たしか 「難波ロキシー」なんだけど、当時の写真は全く無いね。

同じく「なんば大劇場」も写真が無い。高島屋を正面に見て一階右側の奥に位置した西側出入口付近だったのは覚えてる。

記憶に残る絵を描いてみたけど、この程度しか思い浮かばない。ロキシーに向って左側に階段が在って、踊り場を右に上がると「なんば大劇場」が在った。














『なんば大劇場』  『難波ロキシー』  絵に向って右側が高島屋西出入口になる。実際は、映画館の前は、もっと賑やかだったよ。







「あとで見て解ったんだけど、上のショーン・コネリーの顔は置き換えておるね。なんか、おかしいなあって感じたまま貼ったけど、やっぱりおかしい」







常に大きな看板が掲げられて目立たないんだけどロキシーの上にガラス張りが見えていて、其処が「なんば大劇場」のフロアになってるところだね。

なにくそって意地になって、考えつく検索用語を打ちまくっても無かったよ。激疲れしたよ。「馬鹿やで、なんで、そんなに拘るねん?」 

写真が一枚も無いからだよ。一枚ぐらい撮っとけよ。「おまえが撮っときゃよかったんだよ」 当時はね、フィルム写真しかないんだよ。






上手い人に撮って置いて貰わんといかん時代だったんだよ。コンデジでもボケた写真しか撮れんオレがフィルム写真をまともに撮れるわけがないよ。

どちらの映画館にもお世話になったよ、映画館の前に行くと上映中の映画の看板ばかりに気をとられてたからね、映画館自体は薄らボケだよ。

ロキシーは、いろいろ観たんだけど「北京の55日」と「栄光の野郎ども」しか出て来ないね? 






ロキシーは、「007/危機一発(ロシアより愛をこめて)」の封切り館だった。キップカウンターのお姉さんに 「パンフレットだけください」って、

買いに行ったよ。「えっ、パンフレットだけ?」って聞きなおして、ニコニコして、奥の売店へ取りに行ってくれたよ。

今も、其のパンフレットを持ってるよ。1964年(昭和39年)だった。あの時のお姉さんは、今じゃ、おばあさんになってるね。「当たり前やろ」














『007/危機一発』 1964年イギリス映画









あの時で、結婚前ってとこかなあ? いや、もう、結婚してたろうねえ? 「どうでもええやろ」 26~7歳ってとこだったかなあ? 80近いね。

「おまえも歳喰うとるやろ」 そうだね。映画館も消えて跡形も無い、人も、数え切れないほど消えて亡くなってることになる。

みんな、思い出撒き散らせて消えていくんだね。そんなの拾ってブログを書いている。「鬱陶しいおっさんやなあ~おまえは寺の坊主か?」 ちがうよ。
 





そいで、この「007/危機一発」がリバイバル公開されたのが「なんば大劇場」なんだよ。そん時は、「007/ロシアより愛をこめて」(原題)の

タイトルに変わってたね。1972年(昭和47年)だったね。前の人の頭が邪魔にならない勾配のある階段状の客席で観やすくて広々した場内が良かった。

場内中央を横断する通路に面して階段を利用する出入口が2箇所在って、その階段を映画の台詞に急かれて上がると、目の先に大画面が迫って圧倒される。






当時、最大級の大画面70ミリ映画を、そのまま映写できる大スクリーンを擁した一級の映画館だったね。

『007/ロシアより愛をこめて』は、視界に余る大画面で観たよ。ショーン・コネリーのジェィムズ・ボンドが格好良かったねえ。

ババババンッ、ババババンッ、ババババンッ、ババババンッ、パ~ンパパ~ンパパ~パンパパパ~ン~ 「なんやねん?」 ロシアより愛をこめての序曲だよ。






「音楽をそんな表現で書く奴おるかあ?」 居なけりゃ幸いだよ、なんでも最初がキモだよ。なかには、このとおり口ずさんで試す人も居るかも知れん。










ロシアより愛をこめて [日本語訳付き] マット・モンロー














『007/ロシアより愛をこめて』 1964年イギリス映画 (1972年リバイバル公開)








1959年(昭和34年)『南太平洋』ってミュージカル映画を、親父に連れられて家族みんなで観たのが「なんば大劇場」の最初だね。

第2次世界大戦の南太平洋対日戦線最中(さなか)のバリ島を舞台にフランス出身の農園主と米海軍看護婦との恋物語を描いてたらしいね。

「らしいねって観たんだろ?」 観たよ、観たけど覚えてないよ。覚えてるのは、場内中央の通路に階段から上がって来て大画面にビックリして、













『南太平洋』 1959年アメリカ映画







バリ島のおばはんが、「ヴァ~リ~ハア~イ」って、凄い声量で歌ってのをのけぞりつつ聴いたシーンだけだよ。

ああ、そうだ、米海軍の戦闘機グラマンが飛び立つ?シーンだったかね、凄い迫力だったね、それだけだよ。

親父も、なんでミュージカルなんだよ。70ミリ映画に惹かれて失敗したなあ? で、翌年1960年 『アラモ』に繋いだ訳かあ、な~るほどお~。














『アラモ』 1960年アメリカ映画








一年のことで『アラモ』は、端から端まで覚えているよ。やっぱあ、男は戦いの映画でなくてはいかんよ。

喋れば一分で済むものを絶叫上げてふし付けて踊って走って寝転んで十分、十五分もかかる。馬鹿じゃないのか? 覚えてるはずがないよ。

親父は、当時、今のオレと同じ思いで『アラモ』を観ていたんだね。親父は、オレより大人の雰囲気バリバリだったから感じ方も違うのかな?






歩き往く道を赤く染めて紅葉がはらはらと舞い落ちる。枯れて朽ちて土に染み入り重ね往く。人々の思い出も同じくして埋もれ埋もれて往くんだね。














20~23日、シルバーウィークは休ませて頂きます。

























カメレオンの独り言-1481 『関係者以外立ち入り禁止のMy Room』

2015年09月19日 | 日記







 『シルバーウィークはお休みします』 2015年9月19日







此のところ考えることが多すぎてブログに集中できんね。シルバーウィークの連休は、ちょっと休みを貰おうか。

今週の土曜日は、休みの予定だから5日もあるのか、長いね。

秋晴れの心地いい天気に恵まれれば、暑くもなければ寒くもない、皆さん、いい休みになるだろうね。






幸い、発生してる台風20号は、太平洋上でカーブ切って北へ逸れるみたいだから本土には影響はないだろね。

「何処か行くのか?」 金も無いのに何処へ行く? 「また、ツタヤか?」 ツタヤも悪くないけど、今、良いのが出てないと思うよ。

「ツタヤ新作情報」を検索したら、オレも通(つう)だよ、思ったとおり、面白そうなのが何にもないよ。






「おまえの好みのがないんだろ?」 こいつアホか? 誰の好みの映画を観るの? 隣りのおばはんの好みの映画を観るんか。「そう云やそうだね」

ちょっと、出かけて様子をば調べたい処もあるし、其処が駄目なら、また、新たに用事も出来る。「なんの話や?」 内緒の話。

オレは、ホントに家具やらなんやらかんやら荷物は、一切、要らんと思うよ。ゴミを引きずって生きるのが馬鹿臭い。























デカい豚皮のスーツケースってんかね? 寅さんが持ってるカバンのデカイい奴だよ。そんなのを5~6個程用意して、お気に入りの衣服は、

そん中に仕舞って部屋の隅に置いてね、デカい机とお気に入りの椅子、ソファとベッドと冷蔵庫に洗濯機にレンジ、そんなもんかね?

備え付けのクローゼットがあれば幸いだね。ミキサーも要るね。コーヒーメーカーも要るかね。






フローリングの部屋で静かにコーヒー呑んでりゃ生きていけるよ。他一切要らん。

「胴田貫は?」 う~ん、心の緊張と緩和の調整を図る意味では必要かねえ。瞑想に耽って答えを問う、鞘をはらう、ギラリと空気をも斬るような刀身を仰ぎ見て

是非もない、「なんや?」 やむを得ないってことさ。やむを得ないことに答えなど無い、終わりが来るまで付き合おうって、言い聞かせるのさ。






そういう心の整理に胴田貫は要るね。「模倣刀を仰ぎ見て整理がつくかあ?」 真剣だと思えばいいんだよ。

柄(つか)や鍔(つば)に鞘(さや)なんてのは本拵えだよ。

「今、持ってる7.800円の日本刀でもええのんとちゃうか?」 まあね、斬れない刀だから一緒かね、ただ、居合いの素振りで曲がらない、すっぽ抜けない






しっかりしたのが欲しいんだね。「なにすんねん?」 素振りだよ。一刀振り下ろして空を斬る「ピュッ」って音を鳴らしたい。雑念を斬るんだよ。

「もう、無理だろ?」 馬鹿めっ、何のために続けてる腕立て伏せなんだよ、腕の筋肉はヘタってはおらんよ。気合と力でぶった斬るっ。「危険やねえ」

でも、もう、歳だから、今、有る日本刀でもいいよ。「そうしとけ」 斬れない胴田貫でも7~8万円するんだよ。7.800円のでいいわ。























「おまえ、他は一切要らんって云ってるけど、茶碗とかお皿とか土瓶とか箸とか食器類も要るだろ?」 おまえも暇だね、生活用品並べて書くのかよ? 

「違うがな、それらを仕舞う食器棚も居るだろ?」 オレはね、そういう食器類は芸術的に揃えたい、其れも最小限度だよ。「芸術的に?」

一品、一品に愛着の湧く代物よ。「高いぞ」 無理してでも、そうしたい。使って洗って拭いて飾る、そんな代物だよ。もう、これでいい、他のものは必要ない。






「質素なのか贅沢なのか解らん趣味やね」 そんな茶碗で頂くお茶漬けは美味いぞ。「茶漬けかよ?」 喩えだよ。料理はね、器だよ。

無駄の無い生活をしたいね。いつも愛着の湧く道具とともに生きたいんだよ。買って溜めて増やして忘れるような物は、ただのゴミだよ。

オレに云わせれば、お店の陳列からの移動に過ぎない。選別した最小限度のお気に入り、物を大事にすることを知るよ。






溢れる水は、あって当たり前、ぞんざいに扱って意識にも留めない。同じ水でも、砂漠の中の水は金より価値あるものになる。

満てるってことは、価値を見失うに通じてんだよ。オレは、そういう生活は好きじゃないんだね。驕りの姿が見苦しいだけだよ。

と、云って、別段、毛嫌いもしない、価値観の相違、人それぞれだからね。その人たちは、目を愉しませてくれるよ。























自分の好きな僅かな空間を持ちたいと思うだけの話さ。オレの人生が終れば、それらも焼却されて跡形も無い。そいでいいんだよ。

「残したいって思わないの?」 オレの残骸など誰が欲しがる? 生き切れば消えて無くなれだよ。だから、自分を生き切りたい。

身動きできないような荷物は抱えたくない。狭くても広い空間を大事にして過ごせる部屋がいいね。






「なんか、寂しくないか?」 長い人生、金は無くともいろんなものを買ってきたよ。そんな中から無駄を知った。

目の前賑やかに飾り付ければ癒されたりすることもあるけどね、結局、埃を被って掃除の妨げになるだけで無くてもいいものばかりだよ。

ガラクタ荷物の中の隙間で生きる、誰のための部屋なんだよ。オレの理想の部屋は、常にスカッとした状態を保てるスタイルがいい。






できれば生きるスタイルも、そんなようなのがいいね。「だから、独りがいいのか?」 オレの好みを強いる訳にはいかんからね。

自分の部屋だけでも、そんなのができればいいだろうね。関係者以外立ち入り禁止だよ。























よくよく考えれば、周りの人の苦しみごとに振り回されて生きて来た。オレの責任は、アホだっただけだね。

来るなら来い、今更、逃げる気などない、毒を喰らわば皿までよ。負けてたまるかっ。なんてことを考えていたら、彼女が来たよ。

なにやら、気にかけてくれてるのかね、其れらしいことを聞いてくれてる。オレは、絶対に負けないよって笑って応えてる。






何を指して応えてるのか解ろうはずもないのに、彼女は、解ってくれてるように感じるんだね。それだけで力が湧く。





























カメレオンの独り言-1480 『映画 近々公開作品 と 今のオレ』 

2015年09月17日 | 日記







 『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』 2015年9月17日







13日までは、当たり前のように使ってたヘッドホーンからピーともスーとも音が出ない。あれえっ? ジャックが緩んだかなと入れ直すけどアカン。

なんでや?モニターには、映画予告編の「007/スペクター」が映ってる。なんやねん? なんで聞こえへんねんっ。

このボロヘッドホーンが壊れたかな? 膝に叩きつけてる、なんでも刺激を与えたら目覚めるって考え方やね。「パソコン蹴って直す奴やからね」






いつもなら、息子を呼ぶんだけど寝とおるがな。仕方ない、コワイけどコントロール・パネルを開いて、なんか解りそうなものがあるかいな?

「問題の発見と解決」なんてのがある。クリックすると「トラベル・シューティング」なんてのが開いた。

「ハードウエアとサウンド」 これやなあ? 「オーディオ再生のトラベル・シューティング」 これそうねえ? 






なんて弄ってたら、なんて出たかなあ? 「修正しました」みたいなメッセージが出たよ。ああ、聞こえたよ。爆弾処理みたいに冷や汗かいたけど直ったね。

「そんなのお子様用じゃないか?」 最近のガキは、怖いもの知らずでプチプチ平気でクリックしよるやろうけど、オレは、とっても怖いんだよ。

収拾つかんようになったらどないすんねん。クリック3回ほどしたら、もう、道に迷って戻れないよ。






そんなオレが、ひとつ不明を解き明かして解決したよ。自信だね。「もういっぺん、よう遣るか?」 解らん、自信ないね。「どっちやねん?」













『007/スペクター』







『007/スペクター』『カルフォルニア・ダウン』『キングスマン』『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』『ジョン・ウィック』

愉しみなのがあるね。ヤフーの映画案内の予告編は、画面一杯に拡大(綺麗)して観れるからいいね。

『ジョン・ウィック』 キアヌ・リーブスが復活なんて云ってるよ。ハチャメチャ強い元殺し屋が復讐のために暗黒街に戻って来て暴れるんだね。






とことん強くて格好良くて危なげない奴は大歓迎だよ。「なんでや?」 安心して観れるよ。

撃ち尽くして空になった弾倉滑らし落として、間髪、装填するなり撃つスタイルがいいねえ~。格好良さを心得てるよ。

オレは、こういう瞬間の格好良さだけで映画一本分の満足を感じるよ。「じゃあ、もう、観なくていいだろ?」 馬鹿か? 後先が解らんじゃないか。






『キングスマン』 スパイもののお笑いかね? でも、なんとはなくスマートな展開だね。こういうのも安心して観れるね。

『カルフォルニア・ダウン』は、大地震、津波をバックに、筋肉馬鹿のドウェン・ジョンソンが主役だね。CGスペクタクルシーンが凄いよ。

『007/スペクター』 このシリーズ特有の匂いを漂わせて誘うね。『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』 面白そうだねえ。











『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』 レベッカ・ファーガソン








『ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソンが、男の肩に飛び乗り股で首を捻って倒すシーン、オレも遣って欲しいよ。「死んでもええんか?」

昔は、この予告編が大きな愉しみだった。映画館で本編上映前に、ニュースの次に次回作品や近々公開作品の予告編が上映される。

目ん玉輝かせて観ておったよ。胸が躍るんだね。いつでも何処でも転がりまわしてる今の時代じゃなかったからね、わくわくしたよ。






注文した料理が出来るまでに、一品、おつまみの料理が出るね。ビールの肴に頂く。今日のは得したね、そんな趣きかね。














『ジョン・ウィック』 キアヌ・リーブス









最近、ちょっと、心が不安定だね。自分の行き先に迷いが顔を出して、こんなのに現(うつつ)抜かしてていいのかなあって思ったりする。

昨日、今日と残業で帰りが遅くなった。武井咲もどきが会社からの帰り立ち寄って「久しぶりっ」 おう、すっかり会社勤めの女性になったね。

もう、慣れたか? 「うん」 なんの話しだったかな? なんだらかんだら話してたら






「うちのお父さんに会ったら、★★ちゃんみたいに、いつも笑ってって、云って」 お父さん、難しい仕事で疲れてんだよ。おまえが笑わせてあげろ。

「話しすることないもん」 ないことないだろ? そうだね、会社でおっさんばかりで疲れて帰って来たら、とどめに、また、おっさんやったわ、とか、どう?

「それ、★★ちゃんのこと?」 そう。 クリクリ大きな瞳を輝かせて無邪気に笑う顔を見てると、小学生から急に大人になったような感覚になるよ。






「おまえは?」 若者から急におじさんになった感じだよ。「おじさんから爺になったんだろ?」 そうだったかね?














『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』 レベッカ・ファーガソン








中3のポッチャリ娘が友達連れて「★★ちゃん」 おう、ユ〇か、何処かへ行くのか? 「修学旅行やからおやつ買いに行くねん」 連れの子と笑ってる。

初めて見る子だね? 「これが★★ちゃんやねん」 オレは物か? 女の子は、中3にもなると大人びてるね。嬉しそうに笑ってるよ。

この子、珍しい生きもの見る目でオレを見てるよ。いつも感じるんだけど、オレと話した子は、なんか活き活きと明るくなって帰るよ。不思議だね。







終業間際、表で煙草吹かせて考えごとしてると社会人の若者が 「★★ちゃん、なんか名言聞かせて」 名言? う~ん、人生とは、誘惑の道だね。

「誘惑の道」 善いことにせよ、悪いことにせよ、人は惑わされて彷徨うのよ。「そやなあ」 おまえは、責任背負うまでに無茶もしたから免疫できてるよ。

オレみたいに初心(うぶ)で生きて来た男が危ない。「★★ちゃん、初心か?」 初心だよ。気弱な初心だよ。クックックと笑ってるよ。






タ〇〇、おまえ、ケツ割らんとよう頑張っとるね。「次が見つからんから」 うん、手堅いね。焦るな、若さってのは、宝箱の中に在るようなもんだよ。













『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』








「じゃあ、爺のおまえは?」  いちいち鬱陶しい奴だね、爺は、棺桶の中に在るようなもんだよ。「棺桶の中で迷ってるのか?」 そういうことになるかねえ。

「もう、迷う歳じゃないだろ?」 世間一般は、そうなんだろうけど、そんなことは、オレの知ったことではない。

慌ててフタ閉めるなっ、見えねえじゃねかっ。 真っ暗闇だよ。 「其れが現実じゃないのか?」 若さと老いには、そのぐらいの差があるね。







こんなの云われてヘタるようじゃあ駄目だね。棺桶を船にして大海に出(い)でるんだよ。浮かんでる間は、可否五分五分だよ。

こんな、どうでもいいよなことを話してると元気になって来るんだよ。現(うつつ)抜かしまくったる。

「今日のブログは、なんやねん?」 このグログは、そういうブログなんだよ。思いついたままだよ、作為が無いんだよ、純粋なんだよ。






なんだらかんだら混ぜくり反してできた料理など要らん。昔ながらの純な料理が良い。そういう駄文を書いてるんだよ。














『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』








「今日の写真は、もう、なんでもいいやって感じがするね?」 するだろ。いつもと変わらんけど、ちょっとのことで現れるね。

「題名にも、そういうのが滲んでるね」 そうだろ。 題名なんか、どうでもいいんだよ。

「慌てて書いて間に合わせたって感じもするね?」 そうだろ。 そんな日もあるわいな。


























カメレオンの独り言-1479 『映画 プリズナーズ いまいち解らん筋運び』

2015年09月15日 | 日記






 『ジェイク・ジレンホール』  2015年9月15日






金曜日(11日)は、久しぶりに晴れたね。真っ青ってとこまではいかないけど日中は雲ひとつなく青空が広がった。でも、なんか素直に喜べないね。

栃木、茨城両県の集中豪雨で鬼怒川の堤防が決壊して洪水、続いて宮城県の河川も決壊と大きな被害が出てるね。綺麗な家が軒まで浸かってる。

気の毒なことだね。水が引いたら、気力、体力で元に戻さねばならん。「何処から手をつけていいのか解らない」 テレビで観ていてもそう思う。 





「ゲリラ豪雨」の次は 「線上降水帯」だったかね? 新しい呼び名が出て来たよ。自然の猛威には為す術なしだね。













『鬼怒川の堤防が決壊』








12日、13日と休日は爽やかに晴れ渡ったね。開け放った窓からお日さんが差し込んで気持ちいい。

昨日は、家の用事で時間が潰れてしまった。まあ、いいか、来週はシルバーウィークで連休が長い、秋晴れに恵まれたら行楽シーズンだね。

防湿庫から一眼レフを取り出して青い空をバックに葉っぱを撮ったよ。なにもかも放っぽり出して、ゆっくり休みたいね。





















なんか、しんどいのかして頭が働かないよ。仕方ないから期待せずに映画を観てみよう。ホントは、昼間の映画鑑賞は好きじゃないけど。

『プリズナーズ』Prisoners 2013年アメリカ映画。こういうのをクライムサスペンスってのかね? 

娘をさらわれた父親を主軸に描いた物語って思ってたけど、刑事ものだね、これは、いいねえ、オレは刑事ものが大好き。













『プリズナーズ』Prisoners 2013年アメリカ映画 ジェイク・ジレンホール








『シャーヘッド』『ゾディアック』『ミッション: 8ミニッツ』『エンド・オブ・ウォッチ』のジェイク・ジレンホールが刑事役だね。

なんか癖のある役者なんだね、この人。娘をさらわれた父親役にヒュー・マイケル・ジャックマンって人が演じてる。

この父親が、また、バイタリティ溢れる男なんだね。警察無かったら犯罪者を皆殺しにしそうな奴だよ。嵩高い男だよ。













『父親役のヒュー・マイケル・ジャックマンに締め上げられる精神薄弱の男、この人は、よく出る脇役だけど上手いね』








幼い子供をさらっては殺す猟奇殺人犯は、ミイラになって発見される。呑んだくれの神父の隠し地下で椅子に縛り付けられて死んでる。

その嫁さんの養子の精神薄弱児が、誘拐を、まず、疑われて警察に連行されるんだけど証拠不十分で釈放される。

警察なんかに任せておけないオレがやる。父親は所有する廃屋に精神薄弱児を閉じ込めて拷問して口を割らそうとするんだね。






ボコボコにどつき上げ顔面破壊、熱湯かけられて絶叫、でも、何も云わない。友人の娘と二人が行方不明。

友人は、狂気の父親に着いていけない、「もう、よせっ」って、制止するんだけど「二人に残された時間がないっ、それでもいいのかっ?」

そう云われたらそうかいな? なんて優柔不断。でも、こいつが犯人じゃなかったらどうするの?













『友人は「もう、やめろ」って止めるんだけど、「ハンマーで手の甲ぶっ潰すぞっ」 オレは、怒りで狂ってんだっ』








刑事のジェイク・ジレンホールは、悲しみに沈む町の人々が行方不明の娘たちの無事を祈ってる場で、様子の怪しい男を発見する。

目が合う、男は、人ごみの中から抜け出し走り去る。刑事のジェイク・ジレンホールが追う。しかし、暗闇の中で見失う。

似顔絵を作成して街中に撒いて網を張る。捜査の過程で神父宅に寄るが、神父は酔って床にぶっ倒れてる。






室内の様子を窺がううち冷蔵庫の裏に隠されたドアを発見して猟奇殺人犯のミイラを発見する。

刑事のジェイク・ジレンホールが、なんで、神父宅に行ったのか、繋ぎがわからん? 「観たんやろ?」 観てたけど解らん。

ほいで、猟奇殺人犯のミイラが、何故、隠されていたかも定かでない? 取調べ室で二日酔いの神父が、「彼は神に挑戦していた」なんて云ってる。





















「オレのような奴を創ったおまえが悪いっ」なんてこと云ってたのかねえ? それなら一理あると思うよ、血がさせるってこともある。

なんで神さんは、飽きずに、こういう種を持った人間をこの世に排出するんだろうかね? これは大きな疑問だよ。

そうこうしているうち、似顔絵の男が「子供服を沢山買って帰った」って情報が入る。車のナンバーが割れた。






刑事のジェイク・ジレンホールが、其の車の停まる家のドアをノックする。見るからに怪しい若者がドアの隙間から顔を出す。

家の中に入ると、やにわ抵抗するのを抑え込み手錠をかける。室内を慎重に調べていく。キッチンのシンクに豚の首、こいつらは、家で何をしとるの?

オレも、大概、変わり者だけど、こんなタイプでなくて良かったよ。こんなのと比べたら、至って、まともだわ。













『怪しい若者は、署に連行され尋問される。こいつも口を頑として割らない、警官の隙をついて銃を盗り銃口咥えて自殺する』







結局、この若者も、どつき回されて熱湯かけられて散々な目に遭った薄弱児も事件に関係ないんだね。物語りも後半に入ってる。じゃあ、誰やねん?

そして、友人の娘が無事保護される。病院に駆けつけて、自分の娘は無事か?って、聞く父親に、「この人が居たっ」って怖がるんだね。

これも訳解らんのだよ。娘は、何処で父親を見たのか、さっぱり解らない。云われた当人も解らない。その場に居た人達も解らない。最後まで解らないままだよ。







刑事のジェイク・ジレンホールを摑まえては非難轟々、ボロクソに云って印象悪い父親は、何を思ったか、死んだ猟奇殺人鬼の嫁さん宅を伺う。

嫁さんが 「火傷をしてしまって」って手にタオルを巻いてる。思うところがあるのか、父親の顔は強張ってる。「まあ、お入りな」

ここで、なんで父親は、この嫁さんが怪しいって気付いたのかが解らない? 解らないうちに話は進んで行くんだね? 創ってる奴も解らんのとちゃうか?





















父親は、今度は、この嫁さんを拷問して口割らせる気だったのかね? こいつも危険な奴やね。しかし、この嫁さんのほうが上手(うわて)だよ。

火傷で撒いてたはずのタオルを取ると拳銃を握った手が現れる。父親万事休す。廃車の下に隠した穴凹に脚を撃たれて放り込まれる。

暫くして、そこへ刑事のジェイク・ジレンホールが来る。声をかけても返事が無い。家ん中へ入って行く。2階へ上がって行く。





















ふつう、トイレかなって待つだろ? ピストル抜いてる。2階の部屋で悪の嫁さんが横たわる行方不明の娘に毒薬を注射してる。「やめろっ」

振り向く嫁さんが銃を発砲、刑事のジェイク・ジレンホールの銃も火を吹く。嫁さんに命中、即死。

撃たれた額から滴り落ちる血で前が見えない、そこへもってきてフロントガラスを雨が叩いて視界は最悪。しかし、時間が無いっ。






刑事ジェイク・ジレンホールは、雨降る道路をブッ飛ばして病院へ。間に合って、解毒、娘は助かる。






翌日、回復した娘が母親に付き添われて刑事に礼にくる。でも、愛想のない娘だからせいが無い。「そんなの期待してないよ」

兎に角、よかった、よかったで事件解決。でも、今度は父親が行方不明。印象悪い上に拷問行為で有罪の男だから奥さんも探してって云えない。

立場が悪くなって逃げたかなって思われても仕方ない。何が祟るや解らないね。





















現場検証を終えて引き上げる際、か細く笛の音、「?」 振り返って、空耳かと行きかけて笛の音、穴ん中で見つけた娘の笛を父親が吹いてるんだね。

脚を撃たれて出血多量、笛吹く力も残ってない。刑事のジェイク・ジレンホールもはなから探す気ない。廃車の下など見る気もない。

風前の灯(ともしび)だね。「ピ~」 また、鳴ったよ、刑事のジェイク・ジレンホールが振り返って映画は終る。












『刑事のジェイク・ジレンホールの背後にボロボロの廃車が映ってるね、其の下の鉄板に隠された地下に父親は放り込まれてる』 ピ~、ピ~







確証も無いのに戦車みたいな男だね、なんでも行き過ぎてはいかんけど、この父親の気持ちはよく解る。頑張って笛を吹けっ。

刑事ジェイク・ジレンホールの推理力に全ては懸かってる。

もう一度観て不明な部分を補わなくてはいかんね。「筋運びが雑なのは、おまえの頭のせいか?」 かも知れん。



























カメレオンの独り言-1478 『最も美しい自殺の亡骸(なきがら)』

2015年09月13日 | 日記







 『アメリカ空軍のB25』  2015年9月13日







夏が被った秋空を見たことは見たね。それから久しく秋晴れの空を見上げてないよ。何処へ行っちゃったの?

空は毎日のように雨雲に覆われて湿気はやたらと高い、梅雨かよ? よく、地球は、ちょっとおかしいでって云ってるけど

ホントにおかしい症状が露わになるのは、200~300年先って、勝手に漠然と思ってた。でも、最近、病状が悪化するのは100年先に縮んでる。





「何を根拠に思ってる?」 そんなもん知らんがな、感覚的なもんだよ。見たり聞いたりした異常気象を記憶のバケツに放り込んでると

其の溜まり具合が、最近、めっぽう速くなってるよ。それだけ気象が狂ってきてるってことだよ。

気象が顕著に狂いだすと食料生産に影響をもたらすのが一番コワイ。日本近海の海水温が上がったままになって、毎度、南洋系の魚が泳ごうが、





海岸近くにホオジロザメがわんさか居ついたからって、別段、困らない。オレは泳がないから関係ないよ。「おまえだけの話か?」

台風や雨の量が変わるだろうね、四季の移ろいの中で育つ農作物が大打撃を被る。毎年、そうなってみろ、田んぼも畑も、いつも湖のよう、

温室は、いつもビニール飛ばされて寒室のよう、幹線道路は大河のよう、グラウンドは、池のよう、時折、獰猛なメーター級の噛み付き亀が泳いでる。





煙草屋の横丁を曲がって脇道折れても川は続いてる。浸かった家の窓から犬が吠えている。ホオジロザメがのらりくらりと泳いでる。そんな日本に誰がしたっ。



















「なんやねん、口から出任せ喋ってるやろっ」 そうだよ。異常気象の成れの果てを風姿してんだよ。

それはそうと、前回、『世界貿易センターの崩壊』をお話ししたけど、

その際、調べものしてたら、同じマンハッタンに聳える有名なエンパイヤ・ステート・ビルにも、昔、飛行機が突入してんだね。





これは知らなんだ。此方は濃霧の影響で起こった事故で消火も迅速で大惨事にまではいかなかったらしい。

1945年7月28日の9時49分、濃い霧の中を飛来したアメリカ陸軍の中型爆撃機 B-25が、ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港に

着陸しようとして同ビル79階の北側に衝突して機体がビル内部に突入するという事故が起こった。盲目(めくら)飛行だね。












『79~80階の壁が飛んでしまってる、新聞記者どもは、足元怖くないのかね?』








79階で火災が発生、衝突時の衝撃で機体から脱落したエンジンが、破壊されたエレベーターシャフト内に飛び込み上階の80階にも延焼した。

幸いにも消防隊の到着が早く約40分後に消火されて大事には至らなかったんだね。












『B-25が衝突した79~80階の損壊箇所から地上を見る、遙か彼方だね』








乗員3名を含む死者14名を出したものの、着陸直前で燃料残量が少なかった上に比較的小型の機体であったことから建物自体への損害は比較的少なく済んだ。

この事故でエレベーター1基のケーブルが切断され、エレベーターガールを乗せたままカゴが約300m落下した。

しかし、エレベーターガールは全治3ヶ月の重傷を負ったものの奇跡的に生存した。生命力だね。死ねない使命を持って生まれたのかね?













『エンパイア・ステート・ビルディング( the Empire State Building )








検索すると、事故当時の古い写真が並んでるんだけど、其の中に、突入された79階から吹き飛ばされたのか、炎に追いつめられて飛び降りたのか、

若い女性が路上駐車の車(キャデラック・リムジン)の屋根に落下して車体をペシャンコにして即死したんだろうね? 

その女性の亡骸(なきがら)が眠るように横たわって美しいんだね。車体がクッションになって衝撃を和らげて肉体の損壊を防いだみたい。





70~80階から落下したら蚊を叩き潰したような有様で原型を留めないのが普通だろうね。でも、此の女性は生きてるように美しい。













『イヴリン マクヘイルの「最も美しい自殺死体」ってのは、有名らしいね』 









写真を見て、そう思ったんだけど違うんだね。此の女性は、エンパイヤ・ステート・ビル展望台(86階)から身投げしたイヴリン マクヘイルという女性で

B-25激突事故とは関係ないんだね。1947年の出来事で、「彼女の落ち着いてエレガントな様子、彼女の頭と腕の位置、足首で交差した素足」

それらの姿態から 「最も美しい自殺」と題してライフマガジンの1947年5月12日号に全ページのイメージとして掲載されたらしい。





生きてても死んでても綺麗なほうがいいみたい。事故の写真と一緒に並べるなよ。こちとら、日本語オンリーなんだから。

あちらの写真掲載なんだね、英語なんて読めないから翻訳クリックして読んで解ったよ。

でも、86階から飛び降りて、このさまで死ねるなんて奇蹟だね。「は~い、カット」の声に起き上がって微笑みそうだよ。













『イヴリン マクヘイル 享年23歳』 婚約者に別れを告げた直後、イヴリンはエンパイアの展望台(86階)から身を投じたとある。









最初に異常気象の話しをしたね、ホオジロザメは馬鹿げてるけど、タイかカンボジアの洪水では、大量のワニが洪水地帯に入り込んで脅威となった、

実際、脚を食われた人も出た。世界的に見れば、あながち冗談の世界ではないよ。「サメが淡水域に上がって来るかっ」

馬鹿め、サメはね、川を遡上するんだよ。あいつは、常に獲物を追う習性に倣って常に泳がねばならん宿命を背負ってんだよ。「じっと寝ないのか?」





寝るより喰うことに生きてるんだよ。オレは、喰うことより書くことに生きてるんだよ。「ええ格好云うなっ」 そのわりに上手くならん。




























カメレオンの独り言-1477 『911・アメリカ同時多発テロの日 ニューヨーク世界貿易センター崩落』

2015年09月11日 | 日記







 『ワールド・トレード・センター・ツィンビル』 2015年9月11日







2001年9月11日、もう、14年前になるんだね。其の日が何曜日だったかも忘れちゃったし其の夜の記憶も怪しくなってるよ。

もう、深夜で日付も変わろうとしてた頃かなあ? いや、もう日付は変わってたかも知れない。

まだ、我が家にはパソコンはなかったね。さあ、そろそろ寝ようかと思いつつもソファに腰掛けリビングのテレビを何気に点けた。






当時で42型のテレビを観てたね。リアプロジェクションテレビと云って、画面に見立てたスクリーンの背面から内蔵プロジェクターで投影する形で

表示する大型テレビの一種なんだね。今の液晶と比べたら薄らボケた画像だったよ。

その画面にニューヨークの摩天楼が映って、ひと際高いビルの頭頂部から煙が上がってんだね。なにか深夜映画でもやってるって思ってた。






音量は、下げたままだから音声は聞こえない。暫く、ぼ~と眺めるように観てたんだけど映画じゃないね? なんて思ってる。

なんか記録物のフィルムでも流してるのかな? 欠伸が出て、寝るかとリモコンをテレビに向けて消す仕草、でも、おかしいね?

音量を上げたら、あちらの言葉で実況してる、「oh No」「oh my Good!」なんて悲鳴に近い声。 ニュースか? ニュースだよっ。
   













『まだ、無傷の貿易センター南棟の脇腹目掛けて、ユナイテッド航空175便が突入寸前』









ボストン発ロサンゼルス空港行きアメリカン航空11便(ボーイング767ー200型機・機体記号N334AA)は、

乗客81名・乗員11名を乗せて、現地時間、午前7時54分に遅延出発した。午前8時14分頃にハイジャックされコックピットを乗っ取られた。

午前8時23分に進路を南に変更、午前8時46分にニューヨーク世界貿易センターの超高層ビルツインタワー北棟(110階建)に突入し爆発炎上した。














『ボーイング767ー200型機・機体記号N334AA』(同型機)は、世界貿易センターの超高層ビルツインタワー北棟へ突入。









機体の残骸はほとんど原形をとどめなかったとあるね。11便衝突の瞬間をフランスのテレビ局から取材に来ていた兄弟のカメラマンが偶然撮影した。

このときのニュースの映像は、貿易センターの110階から上階が煙に覆われ、あたかも煙突から煙が風に流されたなびく風情だったね。

映像自体には、スワッ大惨事って緊迫感は無かったように思う。しかし、超高層ビルに飛行機が衝突した事実は衝撃だったね。






落ち着いた物言いで日本のアナウンサーが事態を説明してる。ええーっ?えええーっ? ホンマかよっ。眠気が昨日に飛んでったよ。これは一大事っ。

リアルタイムでアメリカのニュースが流れてる。何があったっ? 航空機が世界貿易センターの頭頂部に激突したって云ってるよっ。うわああ~。

息子や奥さんに、大変やぞっ、ニューヨークの貿易センターに航空機が激突したぞっ。「おとうさん、なんやなんやっ?」 「あんた、なんやっ?」














『ユナイテッド航空175便が、南棟へ突入爆発』









これはあ~エライことやぞおお~。「ツィンイビルやがなあ」 「おとうさん、みんな、死んだんか?」 いやっ、まだ、解らん。

「あんた、向こうは朝やで」 通勤時間か? 「おとうさん、燃えてる窓から仰山手を振ってるわっ」 ああっ、ホンマや、あらあ、もう、あかんで。

放映されてるニュースにモウモウと煙を噴出す北棟の状況をあらゆる角度で捉えた映像が多くなってきた頃だったかね? 






「現地時間11日午前9時過ぎ、アメリカニューヨーク市の貿易センター南棟に航空機が衝突した模様です」 「oh no」 あちらの音声もダブってる。






モウモウと煙を吐き出すビル上階の様子が映ってる、空はからりと晴れて青空が広がってる。そこへ 「ドドド~ン」って轟いたんだね。

あろうことかっ、今度は、南棟の脇腹に航空機が突っ込んだ。事故じゃないのは、遠い海の彼方の日本の寝とぼけ男にも解ったよ。テロやっ。

映像は、今、まさに信じられないことが起こっている現場を生中継してんだね。「うわああ~」 「いやああ~」 「どないなんのん?」






ボストン発ロサンゼルス国際空港行きユナイテッド航空175便(ボーイング757-200機体記号N612UA)は、

乗客56名・乗員9名を乗せて、午前8時14分に遅延出発した。午前8時43分頃までにハイジャックされコックピットを乗っ取られた。

直後にアメリカン航空11便を追うようにニューヨークへ進路を変え、午前9時03分に世界貿易センタービル南棟(110階建)に突入し爆発炎上した。






アメリカン航空11便と違い、強引な左旋回中に衝突したため多くの階を巻き込み、衝突時における犠牲者の数は多大だったらしい。













『ボーイング757-200機体記号N612UA』(同型機)は、世界貿易センタービル南棟へ突入。










911 米国同時テロ事件 あの時の衝撃中継映像




『画面の脇の字幕は、時間が経ってからだったと思うよ』 この映像は、編集されてる。後先バラバラだね。

『最初の場面は、もう、既に2棟ともに突入されているね。旅客機が飛行して突入の場面は南棟(北棟の影)へだね』










こんなのは、一生に一回、あるかないかの目撃者やでっ。もう、ニューヨークのマンハッタン区は地獄の中だね。逃げ惑い絶叫してへたり込む人、泣き叫ぶ人、

阿鼻叫喚の地獄絵巻だよ。遙か天井から噴き上げる恐ろしい猛煙、轟々と吐き出す猛煙に押し出されるように身を投げて舞い落ちる人々、

また一人、また一人、次から次から人が落ちて、ただただ逃げ降りたかったであろう地面に叩きつけられて粉砕される。















『死のダイブ』









ニュースでは、マンハッタンの顛末が放映されたあとだったと思うけど、このテロは、貿易センターへの攻撃だけではなく、

午前9時38分、バージニア州アーリントンにあるアメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)にも航空機が激突し爆発炎上したんだね。この旅客機は、

ワシントンD.C.発、ロサンゼルス空港行きアメリカン航空77便(ボーイング757-200機体記号N644AA)乗客58名・乗員6名が搭乗、





午前8時20分に出発した。午前8時50分頃までにハイジャックされコックピットを乗っ取られた。直後に進路を北に変更、そして南へ転回、その後東へ進路を変えた。

最初の進路離脱から3分間は管制塔と機長が交信していたが通信不能となった。

激突の瞬間の映像がペンタゴンの駐車場の監視カメラによって記録されており、付近を通行中の多くのドライバーや歩行者によって激突の瞬間が目撃された。





映像によると機体は水平の状態で地面を滑走しながらペンタゴンに衝突。高速で建築物に激突炎上したため機体の残骸はほとんど原形をとどめなかった。














『ボーイング757-200機体記号N644AA』(同型機)は、ペンタゴンへ突入。








また、ニューヨーク発サンフランシスコ行きユナイテッド航空93便(ボーイング757-200機体記号N591UA)は、

午前8時42分、乗客37名(テロリスト4名を含む)乗員7名が搭乗、滑走路の混雑で30分遅延で出発した。

93便離陸の僅か数分後、アメリカン航空11便が世界貿易センター北棟に激突してるんだね。





この93便は、乗客の機内電話からの通報に依り、午前9時27分にハイジャックされコックピットを乗っ取られた。

オハイオ州クリーブランド付近で進路を南に変更、更に南東へ向かった。

ワシントンへ向かうことを管制官に通告、標的はアメリカ合衆国議会議事堂かホワイトハウスであったと推測されている。













『ボーイング757-200機体記号N591UA』は、ワシントンへ向うが、乗員、乗客の反撃にあい航行不能墜落。








93便では、乗員乗客がテロリストに反撃を試みた武勇伝が残っている。反撃の際に「Let's Roll.(さあやろうぜ)」を合図にしたと言われているね。

しかし、午前 10時03分、ペンシルベニア州シャンクスヴィルに時速580kmの速度で墜落、

高速で地上に衝突したため機体は粉砕して原型留めず粉々に散ったとある。此の93便は、後に映画にもなったね。





空から、地上から、取り巻く摩天楼の高層の屋上から、ハドソン川を挟んで対岸のホーボーゲン辺りの海岸から、生々しい現場の中継が映される。

もう、寝るなんて忘れてる、親子三人がお膳の前に座って画面に食い入ってる。「これは、酷いなあ」 エラいことしよるなあ。

「あああ~っ」「うわああ~っ」 なんとっ、貿易センターが崩壊するっ、突然だったね、度肝抜かれるような信じられない場面を目の当たりにして、
























まだ頭の整理ができずに居る目の前で、想像もしていないことが起こったんだね。それは、一瞬だったけど、スローモーションの映像を見るような

脳裡に烙印押されるような光景だった。折れて崩れるでもなく、横倒しになるでもなく、上層階から下層を押し潰すようにして崩れ落ちてる。

「ああああーっ」「いやあああーっ」 ありゃああーっ、なんやこれはっ。盛り上がって膨れ上がって覆い潰すような噴煙がマンハッタンにとぐろを巻いてるよ。























凄まじいの一語に尽きるね。周辺を埋め尽くす消防車やパトカーの群れ、予想だにしなかった事態に消防隊員も警官も多くの人々も必死で逃げ惑う。

もう、滅茶苦茶なんだね、「oh No」「oh my Good!」って、悲鳴をどれだけ聞いたかね? 

そして、息つく間もなく北棟も噴煙を吐き散らしながら崩落したんだね。 「oh No」「oh my Good!」「oh No」「oh my Good!」





「うわああ~、あんたっ、これはっただ事やないでっ」 た、ただ事やないわっ。「うわああ~」 す、凄いなあ~此の世の終わりみたい。























日本時間、22時59分、世界貿易センタービル南棟が崩壊、23時28分、世界貿易センタービル北棟が崩壊。





北棟、南棟のいずれにも取り残されている人々が沢山居たと推測される。エレベーターは当然ながら階段の利用も叶わず、煙突と化した

超高層の上階で救助を待つ人の思いはどんなだったろうかね? 南棟では、最後まで電話で消防隊に現場の状況を連絡し続けていた人もいる。

重い石を持ち上げて足の甲に落せば、その痛さは誰でも解る。持てるものから持てぬようなコンクリートの瓦礫が渦巻くような中で砕けて死ぬ。





中継する画面から報道を忘れて、此の世の終わりのような悲鳴が続いたよ。誰もが信じられない光景だった。

遙か彼方、遠く離れた日本の大阪の我が家の三人も、もう、声を失って呆然としておったよ。信じられないってのは、こういうのを指して云うんだろうね。

寝とぼけ眼で思いもしない事件に遭遇し予想だにしない結末を一方的に見せ付けられたよ。凄い衝撃だったね。





後から衝突を喰らった南棟が先に崩れ落ちた。耐火被覆を施したコンクリートは破壊されて炎上する高熱で鉄筋が加重を支える強度を失ったのかね? 

ドスンッと上階部分が落ちれば、其の衝撃と加重を受ける階下に、それらを受けて立つ力は備わってないんだろうね。

ドスンッ、ドスンッ、ドスンッって感じで上階が階下に落ち沈み、我と我が身で押し潰すが如くだね。





「あの人たちはどうなったっ?」 センタービルの真下辺りに大勢の消防隊や救出に当たる人々が映っていた。

当時、少年だった息子にはショックがきつかったかも知れない。なるべく、遠くへ逃げたい人々の中、なるべく、多くの人を救いたいと向う人。

そんな勇気ある多くの人たちが瓦礫に潰されて亡くなったんだね。同時刻、画面の向こうで、今まさに押し潰されて引き千切られて多くの人の明日が消えた。























この無差別テロ事件の犠牲者は、すべての死者を合計すると3,025人とされている。

判明している内訳は、ハイジャックされた4機の旅客機の乗員・乗客が246人、アメリカ国防省(ペンタゴン)で125人。

世界貿易センタービルで2,602人とされている(確認された人数)





このうち世界貿易センタービルでの死者数には、ニューヨーク市消防署の消防士343人、ニューヨーク市警察の警察官23人、

ニューヨーク港湾管理委員会の職員37人が含まれている。世界貿易センタービルでは、この事件の被害者と思われる24人の行方不明者がいる。

なお、ビルの残骸に含まれていたと考えられる約1,100人の遺体は最後まで発見できなかった。





遺体はもちろんあらゆるものが粉々に破壊されて散乱した。近隣のビルの屋上で発見された遺体の破片もあったという。





地球の裏側にせよ、今、この時間、この瞬間、何千人の人々が、まさに信じられない状況下に置かれて亡くなった。極めて重たい事実だね。

この時、ニュースでは、NHKの記者が、次々と起こる惨劇を報道する中で「信じられないような映像をご覧いたただいていますけれど、これは現実の映像です」

って伝えていたようだね。目に飛び込んでくる衝撃の映像が、其れを補足する人の声など受け入れる余地がなかったよ。





此の貿易センターの北棟、及び、南棟の崩落による影響で、敷地内の他の4棟のビルも崩落し炎上した。

8時間後には、敷地北隣の高層ビル 世界貿易センター7号棟もともに崩落したらしい。

道路は完全に封鎖、世界貿易センターの地下をターミナルとしていた地下鉄やパストレインもトンネルの崩落で走行不能に陥ったとある。























21時46分、1機目のアメリカン航空11便が世界貿易センタービル北棟へ衝突。

22時03分、2機目のユナイテッド航空175便が世界貿易センタービル南棟へ衝突。

22時45分頃、3機目旅客機? ペンタゴン(国防総省)へ衝突。

22時59分、世界貿易センタービル南棟が崩壊。

23時28分、世界貿易センタービル北棟が崩壊。

23時40分頃には、4機目ユナイテッド航空93便がペンシルベニア州西部に墜落した。





日本時間での経緯だね、オレが、テレビを何気に点けた時間は、まだ、日付は変わらず、今で云うなら宵の口で起きてて当たり前の時間だったんだね。

考えたら、当時は、まだパソコンを所有してなかったから善い子の寝る時間が、オレの就寝時間だったみたい。

この日は、テレビに釘付けで深夜遅くまで中継を観ていたね。何千人の人々が一瞬にして亡くなっても、明日有る者の世の動きは変わらない。





でも、14年経っても衝撃の事実として歴史には残る。

後世に伝えられる事件に名を連ねて多くの人々よりも長く記憶に留められる。

そんなのは、生きてる奴等の、ただの慰め言葉だね。 










911【無念にも落ちていった人々】The falling man











上の動画は、ことの始まり、アメリカン航空11便(ボーイング767ー200型機・機体記号N334AA)が、

午前8時46(日本時間21時46分)、世界貿易センタービルツインタワー北棟(110階建)に突入し爆発炎上の瞬間を偶然にも撮影されている。

逃げ場を失った人々が、噴煙と熱に堪えきれずか、はたまた絶望故か、次々と飛び降りて亡くなった。









INCREDIBLY FOOTAGE OF 9/11 WITH SOUND WHEN PLANE FLIES INTO BUILDING!!










上の動画は、『ボーイング757-200機体記号N612UA』が、世界貿易センタービル南棟へ突入の瞬間を捉えてる。

北棟が『ボーイング767ー200型機・機体記号N334AA』に突入されて人々はパニックに陥ったけれど、報道陣、カメラマンが現地に飛んで

隈なく撮影する時間が得られたんだね。だから、南棟に突入する瞬間は、いろんな角度から撮影されている。











「テレビでは事件発生直後から、さまざまな場所・方向から記録された映像が放送された。

特に旅客機が建物に突入する様子や、建物が崩れ落ちる衝撃的瞬間をとらえた映像は1週間近くにわたり何十回、何百回となく繰り返された。

しかし、これは数千人が殺害された瞬間にほかならず、遺族や関係者、さらには子どもにショックやトラウマを与える可能性が懸念され、

次第に自粛を要請する声が上がった。





やがてニュースで、この事件の映像が放送されるときも、こうした衝撃映像は少なくなった」とあるように放出されている写真や映像の数が減ったね。

此の事件から3~4年後にパソコンを購入して操作や機能に慣れた頃に検索した折には、溢れていたよ。

崩落の瞬間を捉えた写真や動画が少なくなったね。 まあ、面白おかしく観るものではないから、それでいいのかも知れない。





目先の日常の中の一日を終えようとしていて、突然、世界の中に在ることに気付かされる。

時代の先端を行くようなマンハッタンの超高層ビルに働く人々が災いの惨禍に在る。目立たず冴えない人生に感謝の気も湧くね。





























カメレオンの独り言-1476 『映画 ザ・バッグマン ・ ジャッジ 裁かれる判事』

2015年09月09日 | 日記






 『ジャッジ 裁かれる判事』 2015年9月9日






前々から、今を変えねばならんと考えていたことが少し動き出してる。第二段階作戦だね。何度も頓挫してんだけど今度は進みそうだね。

「何をすんねん?」 其れは内緒だよ。「内緒の話を書くなよ」 出だしの油だよ。何も無いんだぜ、何かを引き出さないと語るに語れないだろ。

現実派と夢想派に分ければ、オレは、「夢想派だろ」 おまえが云うなっ、オレが云うんだよ。オレは、夢想派だね~なんか抜けるねえ~。





現実から掛け離れたような夢話に彷徨ってるように云われるけど、其の通りだよ 「なんや?」 否定するだろうと思ったろ? しないよ。

オレは、夢から現実を招きよせるんだよ。現実に疲れて夢見て救われるような夢など用はない。

オレが置かれている現実は、常に断崖絶壁の淵に立ってるのと変わらない。気を抜けば真っ逆さまだよ。ようも此処まで落ちずに来たもんだ。





其れは、寿命を通り越した遙か遠望の夢に懸けているからだよ。見えぬ夢のロープがオレを落ちぬように引っ張ってくれているんだよ。

切れたら落ちるだろうね。「劣化してないか?」 雨、風、嵐も、なんのその、しぶといぐらいに頑丈だよ。オレは、そういう夢想派なんだよ。

ここまで書けたけど、後が続かんね。「なんやねん、搾り出せっ」 つまり、異色の夢想派と思ってくれ給え。 「知るかっ」





まあ、自己紹介はこのぐらいにして、「今のが自己紹介か?」 そうだよ、最近、観た洋画を紹介しとこうか。これも簡単なようでしんどいんだよ。













『ザ・バッグマン・ 闇を運ぶ男』 ロバート・デ・ニーロ







『ザ・バッグマン・ 闇を運ぶ男』(原題 The Bag Man)映画の題名は「ザ・バッグマン」なんだけど、邦題に「闇を運ぶ男」って付いてる。

この邦題を考えた奴は、観たまま感じたままだね。最初から最後まで真っ暗闇の映画だよ。

観て見れない映画じゃないけど、随分と安上がりな出来具合だね。TVドラマだね。「借りたおまえが悪い」 そんな感じの映画でした。













『ザ・バッグマン・ 闇を運ぶ男』 2014年アメリカ映画








「それで終わりかよ?」 これで充分だよ。ロバート・デ・ニーロは、小遣い稼ぎの出演だね。

此の人は、役柄に応じて大きく見せたり、小さく見せたり、鷹揚にもなれば姑息にもなる、優しくもあれば冷酷にもなれる、人間をよく知った人だね。

主役はジョン・キューザック。流すように観てたからかも知らんけど、なんか余計な回り道をしてるだけのストーリーだったね。





これは、わざわざ観るほどの映画じゃないよ。「余計なこと云うな、営業妨害だろ」 オレが観たまま感じたままさ。他人(ひと)さんは違うかも知れない。

今ね、オレにとって一番しんどいときを迎えてるみたいだよ。どうしようもないんだね。

こうしてブログでは、云いたいこと云って気楽なように見えてるかも知れないけど実生活の悩み事で潰れそうなんだよ。





どう対処すればいいのか頭を抱えてんだよ。昔のように我慢しか他に道は無いという状態じゃないから、最もいい方法を考えるんだけど、

選択の余地が少しばかりでもあればあったで、踏み迷ってこうも疲れるもんかねえ?

下らぬ先取りはせぬように自身に言い聞かせてはいるけれど、過去の経験から苦しみの展開は読みが利いてしまうんだね。





オレは、此れから幸せになろうと思ってんだよ。 「ホンマかよ?」 なんで疑うの? 「おまえの話は、ズレ下がった辺りからの視点が多い」

足元を見て生きる、基本だよ。足元忘れて舞い上がっても身には着かないんだよ。引きずり降ろされることが起こるんだね。

全てが全てじゃないし、起こる時期もそれぞれに違う、だから、比べて云える事例もそうそう無いよ。人生の惑わしだね。





そんなの何の足しになるのと思うだろうけど、最悪のときこそ努めて明るく前向きな姿勢が乗り切る最大の術なんだね。好転の秘訣だよ。













『ジャッジ 裁かれる判事』 ロバート・ダウニー・Jr  ロバート・デュヴァル 







鬱陶しい天気の日曜日、休みなんだけど気分は重い、重いままではいけないから映画を観て気分転換を図ろうか。

『ジャッジ 裁かれる判事』(The Judge)2014年アメリカ映画。 ロバート・ダウニー・Jr  ロバート・デュヴァル ヴェラ・ファーミガ。

父は厳格な判事、次男は有能な弁護士、互いに優れた能力を持ち合わせていても理解に及ばぬこともあるんだね。





長い年月、親子の確執を引きずって母の死を機に顔を合わせる次男と父親。葬儀を終えた夜、判事の父親にひき逃げ殺人の嫌疑がかかるんだね。

息子の弁護を頑なに拒む父親。事件の謎を解き明かしていく法廷と、誤解の根を掘り起こしていく家族の姿が交錯して描かれる。

ラスト、子の思い、親の思いが互いに通じて湖畔のボートの上、末期の癌に侵された父親と二人、釣りに興じながら語り合うんだね。





幼い頃の、唯一、暖かな父親との釣りに興じた思い出が重なる。父は、息子の弁護士としての能力を讃えて息を引き取る。胸が熱くなる映画だったね。












『ジャッジ 裁かれる判事』 ヴェラ・ファーミガ この人、なんかの映画で観たねえ? う~ん、思い出せないまま貼っておこう。







しかし、オレは、これが得意ってのも無いんだけれど、映画の粗筋は特に苦手だね。普段の文より、倍、時間がかかるよ。しんど。

お陰で悩み事忘れて必死になって寝る時間が来たよ。今日の苦しみは寝て忘れる。明日は、明日で、また、向き合って頑張ればいい。

全てが良くなっていくと信じる力だよ。思いは、其れを引き寄せるらしいよ。





喜びごとが花ならば育て往く労を惜しんではいけない。雑草が苦とすれば捨て置いてはいけない、根こそぎ抜くほど刈らねば切がない。



























カメレオンの独り言-1475 『映画 特捜部Q 映画は英米仏伊だけじゃないね』

2015年09月07日 | 日記







 『特捜部Q』 2015年9月7日







オレが気付くまでニコニコ笑って待ってたよ。あれ、どうしたの? 彼女と友達の大学生のア〇〇が、大きなス-ツケースを横にして立ってるよ。

何処かへ旅行か? 「行って帰って来たの」 ああ、そう、何処行って来たの? 「長崎」 ほう、ハウステンボス行ったか? 「うん」 そうかあ。

「★★ちゃんに・・・」って、袋から土産を出してくれたよ。ありがとう。友達と行って来たのか? 「そう」





この娘さんは、十年一日の如しだね、変わらないんだね。いつもニコニコして人に安心感を与えるね。

彼女と同じくスラッと背が高くてスマートだよ。お嬢さんって感じの娘(こ)だよ。

彼女と二人してセーラー服のスカートまくって見せて、オレをビックリさせてた頃からしたら落ち着いたもんだね。





オレもね、ハウステンボスは、いつか行ってみたいなあって思うんだね。いい雰囲気か? 「うん、広くてのんびりしてる」 オレ向きだね。

たしかヨーロッパの国々を凝縮したようなテーマパークらしい。ここへ行ったら、ヨーロッパの海外旅行を一度に済ませるね。

爺になる前に行ってみたいね。 「もう爺だろ?」 ヨタヨタのヘボヘボになるまでにだよっ。「誰とや?」 独り旅だよ。













『 長崎県佐世保市 ハウステンボス』 イルミネーションが綺麗って云ってたよ。








「爺が独りで行くとこか?」 知らん。「若者たちが行くとこじゃないのか? おまえだけ浮くぞ」 そうかなあ? ア〇〇に聞くのを忘れたな。

仕方がない、そん時は、彼女を誘おうか。 「夢の中のお話か?」 夢は自由だよ、そうだ、そうしよう。

「おまえと行くと思うか?」  解らん、一緒に行けたらいいなあと思ってるだけだよ。「おまえ、大変なことを云ってるの解ってる?」 解らん。





「彼女は、おまえなんか相手にしてないよ」 そうだよ。「解ってるの?」 こういう処は常識が正常に働いているんだよ。「安心したよ」













『特捜部Q』 2013年デンマーク映画








何処の国の映画でも不思議と刑事ものは面白い。あまり馴染みのないデンマーク映画でも、映画の技法が劣ってるなんてないね。

馴染みのない役者でも、いい雰囲気出してるよ。北欧の風景なんだろうね、映画の中身に合わせて少し暗いって感じで撮られてるけど実際はどうなんだろうかね? 

「ハウステンボスで解るんじゃないか?」 それは笑いをとってるつもりか? 「上下の話を、それとはなしに繋いでる積もりだよ」 なるほど。










特捜部Q -檻の中の女-











女性議員が航行中の船舶から行方不明になる。捜査の結果、自殺で事件は処理される。5年経って、主人公の殺人課の刑事が、或る事件で家宅捜査中、

突然、現れた犯人に射撃されて、その場に居た同僚刑事の一人は死亡、もう一人は全身付随の重傷、主人公は額を撃たれる。

主人公は、傷が治癒して復職を希望するが、独断的な行動の責任をとらされて殺人課から、過去の事件を洗いなおす特捜部Qへ格下げされる。





薄汚れた地下に部署がある。地味で冴えない書類いじりが主な仕事。暗鬱なる気分になってる、部下が配属される、その男は、イスラム教徒の刑事なんだね。

要らないってにべもない。「判子ばかり押して一日が終る部署」から回されたと男は云う。この男が、意外と機転が利いて主人公を助けるんだね。

そして、航行中の船舶から女性議員が行方不明になった事件に行き当たり、自殺で処理された矛盾に気付いて再捜査を始める。





ホントは、数年間、気圧室に閉じ込められて女性議員は生きているんだね。女性議員と犯人との接点を主人公と部下の男が追うんだね。

謎は渦巻き捜査の手がかりとともに全ては巻かれて遠い過去へと吸い込まれる。

少年の家族が乗った車と、少女の家族が乗った車が一車線道路を併走している。互いに車内が見渡せる。












『殺人課の敏腕刑事カール・マーク(ニコライ・リー・カース)と助手の刑事アサド(ファレス・ファレス)』







少女が助手席の母親の顔を後ろから手を回して塞いで戯れ、今度は、運転する父親の顔を塞ぐんだね。激しい警笛が鳴り響き前方にトラックが迫ってる。

事故に至る一部始終を少年は見ていたんだね。両家族の車は大破して少年の両親と妹が死亡、少女の乗っていた車でも両親が死んでいる。

引っくり返った車の窓から少年が見たのは、無傷の少女が、何も無かったような表情で空を見上げてる姿だったんだね。「こいつはアホか?」





里親に引き取られた少年は、そこの変態親父の餌食になるんだね。こういう手合ってのは、どうしようもない生き物だね。

或る日、少年は家を飛び出し施設に収容される。少年は凶暴に成長するんだね。この親父は、拷問もどきで殺されてる。天罰喰らったと反省して地獄へ行け。

成人した男(少年)が、偶然、職場のテレビに映る女性議員の姿を観る。何も無かったような表情で空を見上げてる少女だったんだね。





アホみたいな少女が女性議員に成っている。パーティで接近を謀る男(少年)に一目惚れして、即、交尾。「待てっ、交尾なんて云わんぞ、性交だろ?」 

なんでもええねん。此の尻軽な女性議員は、根がアホなんだろうね? 気圧室に放り込まれてても、あまり、可哀想って思えないよ。

二人の刑事が気圧室にまで至る捜査の展開が引きつけるよ。昔を蒸し返して迷惑との苦情、予算を上回る捜査費用の出費など、上司の叱責を受ける。













『気圧室の所在は、ラストまで解らず内部のみが描写されてるんだね』







ついには、事件の輪郭が見え出した、矢先、停職にまで追い込まれる二人。気圧室では徐々に気圧を上げられて女性議員の命運も尽きようとしている。

下げられてだったかな? 「どっちやねん?」 鼓膜が突き破られそうな状況に追い込まれるんだよ。「下げるんだろ?」 どっちかだね。「なんやねん」

しかし、この復讐男も、大概、気の長い奴やで。5年だよ。気圧室に人間を飼ってるようなもんだよ。





大き目のバケツが二缶差し入れされる。一缶は食料、もう一缶はトイレ代わりなんだね。食料の配給と溜まった糞便の処理を5年もやるかあ?「異常者なんだろ? 

異常者ってのは、健全な者からすれば常識を逸脱するようなことでも平気なんだろうね、おまえと似てるとこあるよ?」 どういう意味じゃっ。

晴れわたった青空の下に居て、遠くの空が暗雲に垂れ込んでるときがあるね。時折、雷の音が響いてくる。同じ空の下に生きてるのに様相が変わる。





多くの人々は、遠くに眺めて他人事、わざわざ、その場に行って状況を知る、刑事とは、そんな仕事なんだろうかねえ?












『容疑者の痕跡を辿って、二人の刑事はスウェーデンに飛ぶ』







『ドラゴンタトゥーの女』のスタッフが映画化したとあるね。このブログでも紹介したよ。あれはデンマーク映画だったのかなあ? 忘れた。

「忘れたんなら書くなよ」 いいじゃないか、覚えてる部分だけ書いてんだよ。

此の一行で、「ああ、そうだったのお~」って繋がる人も居るよ。点と線が繋がる僅かな情報だよ。刑事映画を観てて解らんか?


























カメレオンの独り言-1474 『お騒がせ男 オリンピックのエンブレム』

2015年09月05日 | 日記






 『お騒がせ男』  2015年9月5日






オリンピックって、あんまり興味が湧かないんだけど、1964年から2回目の東京開催だから好きな人々からすれば嬉しいことだろうね。

ニュースで観てると初っ端からケチがついて、よろしくないねと思ってたら、まただね、エンブレムのデザインが盗作だって騒いでる。

目つきの悪い人がチョロチョロ出てると思ったら、この人が問題のデザイナーなんだね。面構えで損してるね、悪者って感じ。 「関係ないやろ」





次から次から紛らわしいのが出て来るから仕方が無いね。選考委員会も庇いようがない。世間に凄い無駄使いをさせて終ったね。

長方形に丸や丸型の凹みを配したエンブレムには、尤もらしい思いが詰まってる。ホンマかいなと思ってしまう。子供騙しではないかいなと思ってしまうよ。

昔、働いていた会社が新社屋を建てたのを機に新しい会社のマークを社員や関係者に募集したんだね。





絵が達者な話を耳にした専務さんが、オレんとこへ来て「〇〇〇〇君、いいのを考えてよ」 オレは、ヤボくても此処まで大きくなった会社とともにある

今のままのマークでいいと思いますよって、返事したよ。「うん、君の云うのも、たしかに一理あるね、しかし、新風を起こしたいんだよ」

「沢山応募があったんだけど、なかなか、プロのようにはいかんみたいだね」 今、浮かんだのはこんなのですよって、鉛筆で簡単に描いて見せると、





















「君っ、凄いねえ~」って、ホンマに吃驚してんの。そんときに、描いたマークの持つ意味を説明してあげたの。まあ、云わば簡単なプレゼンだね。

なんて云ったかなあ、此れが循環ですよ、そして、これがあ~なんか云ったなあ~? 尤もらしいこと云ったよ。「なるほど、素晴らしいっ」 

「いやあ、社の噂では聞いていたけど、君は才能があるねえ」 最初に閃いたやつが命を持ってるんですよ、これで納得されるんなら清書してお渡ししますよ。





「有難うっ、そ、それで行こうっ」 此の人、確か東京の有名大学卒のインテリさんだったよ。オレは待たせるのが嫌いだから、

深夜に仕上げて、翌日、本社回りの配送運転手に託したんだね。其の日の夕方だったかね、車で専務が来て「いやあ、〇〇〇〇君、有難う、有難う」

「社長も、大変、満足されてるよ、君が、これ仕上げたんだね?」 オレがせずに誰がすんねん? 「プロの仕様じゃないかっ」 大層な。





会社の対応も早かったね、暫くして、所長が「〇〇〇〇、これ見てみいっ」って、本社からトラック乗ってきて大声上げてる。ありゃあっ。

新車のトラックの荷台の両横、後ろにオレの描いたマークが描かれてんだね。「社のトラック全部に描きよるで」 こうして見ると、なかなかええねえ。

「新社屋の壁面にも大書しとるわ」 「電車の窓から見えてたわ」って、同僚が云ってる。ああ、そう、そらあ大変なことやったね。





















ど素人でも、自分の作品について意味を語る。オレは、語りながらに馬鹿らしいと思ってる。閃きが全てであって見るものを惹き付けたら完成だよ。

「意味をかるんじるのは教養がないからだろ」 それでも、閃きが全てなんだよ。マークに理屈は要らん、感性への直撃だよ。

何を思ったか、新聞配達のおじさんが「★★ちゃんも出しいな」って、オリンピックのエンブレムに応募を誘ってるよ。





アホかいなって云いながら、よく目にするショットを抽象してマークに出来る図案が浮かんだよ。瞬間の閃きだね。「どんなんや?」 未公開だよ。

「ずるいぞ」 何がどうずるい? 「嘘かも知れん」 オレの隠された能力を知らん奴は、そう思うかも知れないね。「どうなと云えるやないか」

実証を見せて躍らせて無駄金ワンサカ使わせて盗作です、よりは、はるかに奥ゆかしくて罪が浅いよ。





















名前も顔も売るだけ売って結果が此れだったらデザイナー生命は終わりだろうね。此の仕事は、発想力が衰えたら、其の時点で身を引くべきだろうね。

大きな賭けは土壇場で裏目に出たって感じだよ。言い訳に、自分の事務所のスタッフのせいにしてる向きがある。リーダータイプじゃないね。

自分の能力を見せ付けたいって思いが強かったのかなあ? 焦るから、目の前をチラチラしてる他人の案を拝借する方向に走ったのかねえ?





「おまえだったらどうする?」 能力ない顔をして下働きをさせて貰う。「そんなの用はないって云われたら?」 お世話になりました、さようなら。

へばりつく意味がないじゃないか。「で、肉体労働か?」 そうなるだろうねえ。でもね、ここでは、大きな顔ができてたんだよ。

「発展がないだろ?」 失礼なこと云うなっ。おてんとうさんに背を向けずに汗流す、みんな、夢を持って頑張ってんだぞっ。





時代の先端を行く仕事してても、何故か日差しに背を向けて 「アートディレクターの佐野研二郎氏」って呼ばれて振り返れば悪人の顔。

「そんなのは関係ないだろ?」 云っちゃあいけないと思って、皆さん、云わないだけだよ。思っちゃいけないとは思ってないと思うよ。

ここは、本当のことを云うブログなんだよ。感じたままだよ。感じたままをお話ししてんだよ。不快なら読むな。誰も手を引っ張ってないよ。





















勧誘もしてない、宣伝もしてない、人寄せポチポチボタンにも参加してない、ツィートとかフェィスブックとかも音信不通 「そんなん云うか?」 

金にもならないのに激疲れするだけだぞ、どうだ、参ったか。

人はね、それらしくない人物にならねばならん。オレの目は、お世辞にも綺麗とは云えん。名は体を表すってぐらい、目も同じくに云われる。





だから、オレは、絶対に腐ったことはしないと誓ってんだよ。「云い切れるか?」 ちょっとは、してるかも知れないけど、してないと思うよ。

イメージの逆を生きるんだよ。彼も、そうして生きるべきだったんだよ。見てくれ其の物じゃないか。自分の顔に責任を持てよ。

名誉と栄光のためでなく我が魂のためだよ。「煩(うるさ)いおっさんやねえ」 実際は、そんなに煩くないよ。いつもニコニコだよ。





何故かと云うとね、人は人、自分は自分と切り分けてる、でも、来る者拒まずだよ、そして、去るもの追わずだね。

しかし、2度あることは3度あるって云うからね、いや、待てよ、これで3度目だね、東京オリンピックが決まって、浮かれてんのに、

東京都知事が、金が鞄に入るか入らぬかを実演させられて耳たぶから汗滴り落して辞めたね。じゃあ、もう、安心だわ、厄は去ったよ。






























カメレオンの独り言-1473 『映画 スパイ・レジェンド ・ 007も老けたねえ』

2015年09月03日 | 日記







 『オルガ・キュリレンコとピアース・ブロスナン』 2015年9月3日







『スパイ・レジェンド』 2015年公開アメリカ映画。意外と面白かったよ。映画は、期待しないほうがいい。ピアース・ブロスナンも歳食ったね。

オルガ・キュリレンコって女優さんは、何かの映画で観たね? う~ん? 思い出せないけど思い出せないね。「日本語喋れよ」

冷血なロシア女の殺し屋に追われて逃げるんだけど、怖い女は速い。地下鉄の階段駆け上がって工事場のスコップを手に取ると振り向きざまバコンッ。





顔面まともに喰らって怖い女は階段転げ落ちる。キュリレンコが落ちてる拳銃を拾い身構えるんだけど、気絶したの? 死んだの? どっちやのん?

最後まで出て来なかったから死んだんだろうかね? 女殺し屋の怖そうな雰囲気はここまでかよ。

ふつうならしぶとく起き上がって痛さ忘れて暴れるんだけどね。だから、女は駄目なんだよ。「怖かったんだろ?」 ちょっとね。





陸上競技に出て来る選手をそのまま使ったような女殺し屋だったよ。「それは、どう云う意味やねん?」 キュリレンコみたいなのは居ないね。









映画『スパイ・レジェンド』予告編










オルガ・キュリレンコって、覚えるのが大変だよ。オレがキュウリとレンコンって覚えておこうか。「しょうもない、それでも忘れるだろ?」 忘れる。

しかし、歳喰ったらアクション映画は引退した方がいいね。アーノルド・シュワルッツネッガーもそうだったけど、

此のピアース・ブロスナンも、撮影技術で誤魔化してるのがありありだよ。身体が、思うように動いてないよ。老けるのが早いんじゃないか?





撮影の合間の休憩時間にやられ役の連中の声が聞こえてきそうだよ。「爺の世話は大変だよ」「ヨボヨボのくせして格好つけだけだから笑うぜ」

撮影さんに監督が 「足元は写さず上体のみで行こうか?」 「駄目だね、よたってるよ」 「じゃあ、全部、顔アップだけね」 

影でこんなの云われてもアクション・スターで居てたいのかね? もう、どこぞのリゾート地で優雅に隠居しとけよ。













『オルガ・キュリレンコ』 この女優さん、「007/慰めの報酬」に出てたんだよ。思い出したよ。









お客さんの相手になってたら、その脇で誰やら待っている気配がする。「じゃあ、わたしは、此れで失礼します」って、お客さんが気遣ってくださる。

そのお客さんに愛想してるよ。おまえかあ? 某私立大学付属の高3の女の子が入って来て 「★★ちゃん、行こ」 何処、行くの? 「コンビニ」

ええ?面倒臭いなあ。「ええやん、行こ」 なんで一人で行かないの? おっさん連れもっても花は咲かんで。「どういうことや?」 冴えないってこと。





「★★ちゃんは、ええなあ」 なんで? 「自由やん」 おまえが連れ出してんだろ? 「★★ちゃん、幾つになったあ?」 ええとねえ? 〇〇歳かな?

ああ、ちゃうわ、〇〇だね。待てよ、あっ〇〇だよ。昭和〇〇年生まれだから、そうなるだろ? 「そんなん解らへん」 古すぎて計算がめんどいか?

オレはね、見た目だけじゃないよ、不思議なんだよ、体力的にも、まだ若い奴に負けないよ。これで髪の毛染めてみろ、42~3歳に見えるで。





「今のままのほうがええわあ」 そうかねえ、髪の毛染めても禿げてりゃバレるわなあ。 あのねえ、おまえ、彼氏が居るんだから、こういうのは良くないよ。

「★★ちゃんやから大丈夫」 それって、もう、男のうちに入ってないの? オレも枯れたねえ。

オレも、あと少しで、ここをおさらばするよ。「いつ頃?」 う~ん、頑張っても、あと1年かね。 其の頃には、おまえも結婚してんだろ? 「なんでやのん」





コンビニで、キャンデーは「あずき」だよ、なんて奨めてる。これはね、空気を排して凍らすから、諸、カチンコチンなんだよ。それがいいんだよ。













カチンコチンの『井村屋のあずきキャンデー』








「じゃあ、あずきにする」 じゃあ、オレも。レジーに向ってる。あれ?もう、買わないの? 「うん」 レジーで勘定済ませたら彼女が急に現れたよ。

あれ? おまえ居たの? 「今日は5時まで」 そうか、「★★ちゃん、わたしも」 両手を受けてるよ。あいよ、お釣を載せてあげる。

じゃあ、頑張りよ。「うん」 あちこち花が咲いてるよ。「どう云うことや?」 いいだろうが、オレを取り巻く環境を表現してんだよ。 





「★★ちゃん、わたし顎が弱いねん」 噛めないのか? オレのを袋を取って噛んでやる、うん、ほどよい硬さになってるよ。「うん、噛めたわあ」 

美味いねえ。「うん、わたし、あずき大好き」 オレもだよ、知ってるかなあ? 東京の四角い最中(もなか)、あれは美味いんだよ。

「うん、知ってるっ、あれは美味しいわ」 銘柄も云わずに解り合うなんて、二人は相当のあずき通だね。「合ってんかえ?」 だと思うよ。





それはそうと、おまえ、学校帰りだったね? 「★★ちゃんとこえカバン置いてきた」 いつから始まってる? 「先週の火曜日から」

ニッチャラ、ニッチャラ笑ってんね、おまえ、人生が愉しいか? 「うん」 そうか、彼氏もできたことだし、それはいいことだね。「うん」

オレが仕事のようなことしてる横っちょにへばりついて携帯弄ってるよ。暫くすると「★★ちゃ~ん」って、おませな中2の女の子と連れの子が来たよ。














『女性は、完全な変身ができるんだねえ オルガ・キュリレンコ』









先客が居るから遠慮してるよ。「さあ、帰ったら、また勉強やわあ、★★ちゃん、そろそろ帰るわあ~」 おう、無理すんなよ。「ほなあ~」

入れ代わりに待ってましたとばかりに二人が入って来たよ。なんの話からか、また、オレの歳を聞いてる。なんなんだよ?

「★★ちゃん、〇〇歳やろ?」 連れの子が云ってる。おまえら知っとるやろ? 〇〇歳? ええ? しかし、ちょっとおかしいなあ? 





カレンダーの袋に差し込んでる暦と歳の早見表を開いて確かめてる。「わたしが数えてあげる」 おませな女の子が、1、2、3・・・数えてる。

「★★ちゃん、〇〇歳やわ」 そうだろお、アホッ、ひとつ多いではないか、おかしいと思ったよ。連れの子が舌だして笑ってる。

しかし、考えてみれば、もう、いつ逝ってもおかしくない歳になっちゃったんだね。





何を思ったか、「★★ちゃん、何処へも行ったらあかんで」 おませな女の子が小指を差し出しオレの小指に絡めて約束させてるよ。あいよ。























ピアース・ブロスナンって、オレより若いがなあ。 「おまえこそ、どこぞの川原のほったて小屋で隠居してろ」 隠居するほどの身分じゃないわ。

アーノルド・シュワルッツネッガーは、オレより、ちょい上だね。これから、歳の話をするときは、相手の歳を調べてからにしよ。

なんか、役者の話になると、自分の歳を忘れてるね。完全に自分を棚の上に置いて喋ってるよ。オレは、常に若者って意識なんだよ。





アーノルド・シュワルッツネッガーなんか、オレの親父ぐらいに感じてたよ。実際は、歳の差ない兄弟だったのかあ。「ちょっとは、恥ろよ」













007 慰めの報酬



『007/慰めの報酬のオルガ・キュリレンコを観てあげて』 「えらい肩入れやね」 そらあそうだよ、オレがキュウリとレンコンだよ。「訳解らんな」



























カメレオンの独り言-1472 『ただただ転び往く喜びごとを追い求める人たち』

2015年09月01日 | 日記







 2015年9月1日







この土曜日は休みだったから寝なおして目覚めたら10時を回ってた。寝直しができなくなってたのに3時間ほど余計に寝れたよ。

天気が冴えないね。ちょっと、机の周りを片付けしてたら昼を回ってる。

パソコンで暫く調べものしてたら時間の経つのは早いね。ツタヤへ行くか、外の空気を吸いに出よ。貰った自転車スイスイ調子いいよ。





新作の棚には、目ぼしいものがない。刑事ものはないかと探すんだけど、カタカナ表示が鬱陶しい。

「特捜部Q」「スパイ・レジェンド」「ジャッジ」「ザ・バッグマン」「プリズナーズ」の5本借りたけど、

家へ帰って借りたの覚えてたのは「特捜部Q」だけだね。今日は、何故か5本で540円だったよ。えらい安いね。





映画は期待しないほうが面白いのに当たる。そう思ってパッパラパと選んだんだけど、どれも大した映画じゃないみたいな雰囲気だね。

「特捜部Q」って北欧のデンマーク映画ではないかいな。まあいいか、北欧の刑事は、どんな捜査をするんかね?

「スパイ・レジェンド」って、最も007らしくない役者だったピアース・ブロスナンが主役だね、彼は、安っぽいんだね。「エラそうに云うな」





「ジャッジ」 サブタイトルが「裁かれる判事」 法廷もんだね、ロバート・デュヴァルが上手いからね、それだけで観れるだろうとは思う。

「プリズナーズ」って、予告編で何度か観たよ、さらわれた娘を探す父親が、犯人に対して凶暴化すような物語だったと思うよ。無理ないよ。

「ザ・バッグマン」 ロバート・デ・ニーロは、大物俳優ぶらずに作品を選ばずなんでも出るね。芸の虫って感じさせるね。














『プリズナーズ』 『スパイ・レジェンド』 『ジャッジ』 『特捜部Q』 『ザ・バッグマン』 








何が欲しいって、あまり思わないんだけど、時折、ケーキが欲しくなるんだね。よし、アンテノールの美味いケーキを張り込んでやるか。

此処のロールケーキが美味いんだけど無いね、イチゴやらメロンやらで賑やかに飾ったやつでいいだろう、これください。

お待たせ致しましたって、手渡されて、ありがとう。店員さんの姿勢でケーキの質も高まるね。肩凝るけど、いいもの買ったって気にはなるよ。





オレは、貧乏人のくせして値段を見ないんだね、ホンマに見ないなあ。云われて、はいって感じだね。値段見ながら勘定しつつなんてあまりないね。

「これくださいって云って、請求されて金が足らんかったら格好悪いだろ?」 金のない時は出歩かないよ。「じゃあ、意外と高かったらどうする?」

はい、ありがとうって笑って払うよ。お店を出て角を曲がったら汗が噴き出て、しまったあ~って後悔する。「馬鹿やで、ただの格好つけやないか」





そんな間違いなんか経験したことないよ。なんでも相場ってのがあるよ。本当は、それにも疎いけどね。

ああ、そうだ、つり銭なんか確かめたこともないよ、貰ったら、ありがとうって、そのままポケットへ仕舞うね。 「そらあ、金は寄らんわ」 

「金は、大事にして貰える処に寄るんだよ」 大事にしてる積もりだけどね。「使う姿勢がぞんざいだよ」 そうかねえ? 「反省は?」 誰がするかっ。





金は天下の回りものよ、世の中、笑ってクルクル回ってりゃいいんだよ、おまえの仕事だろうが。「永遠に好かれんわ」 好いて貰わんでもええわい。























思うんだけど、背負った袋から引っ張り出して、どうでもいいよな話を書くのも飽いてきたね。 「おおっ、駄文の危機だね」 

飽いてきたって云ってる、嫌だとは云ってない。見たこと、聞いたこと、知ったこと、それらに対する思いを書くなら何でも同じだよ。

しかし、生きてる世間が狭いからほじくり返しても似たり寄ったりだね。海外でも行くか。「おおっ、何処へ行く?」 淡路島辺りではどうかな?





「真面目に聞いてるもんをおちょくるなっ」 四国にしようか? 九州でもいいよ。「其れが、おまえの海外か?」 そうだよ。

つまり、見聞を広げたいってことだね。「川向こうにも渡れん奴が大きなこと云うな」 云えてるね、そのとおりだよ、上手いこと云うねえ。

だから、誰か「こんなのを遣ってみなさい」って云ってくれんかねえ? そういう親切も必要だよ。「誰に云うてんねん?」





誰でもいいんだよ、こいつ、この辺が、もうちと知恵回らんかとか、もうちと深みに掘り下げてみいとか、あるだろ? 「自分で考えろ」

あのね、自分が仕上げたものをね、自分でチェックするのは、見てないのと同じなんだよ。見えないんだよ、解らんのだよ。

まあ、だから、毎日欠かさず3年間書き続けられたのかも知れんけどね。解らんから同じことばかり書いてたのかも知れんよ。読まれる人が気の毒だよ。























ケッサクだよ、息子に、買って来たぞって、テーブルの上に置いたんだけど、「おとん、引っくり返ってわ」 開けたら尻を上にしておるよ。

自転車の前カゴにケーキの袋を入れて、なるべく静かにゆっくり帰って来たんだけど、箱ん中でコロコロ回転しておったようだね。

こうなったらアンテノールもコンビニケーキも駄菓子屋ケーキもないね。まあ、気は心だよ、姿は破壊されても、味は、アンテノールだよ。





「あんたなあ、手で袋をぶら下げて帰って来なあ」 そうだね、気がつかんかった、けど、細長いケーキに遊びの多いデカイ箱もいかんよ。

なんだらかんだら云ってるうちに、ケーキは跡形もなく消えちゃった。「美味かったあ」 あっと云う間だね。

喜びごとってのは、こんなふうに感じるね。滞りなく流れ消え去る。だから、人は、飽きずに追うんだろうね。





消化吸収し易くて心に栄養行き届いて身体が軽く感じられる。消化に悪いものばかり食して慣れると、それは、ただの水のように感じられるんだね。

「哀しいね」 そうだね、たしかに哀しいねえ。喜びごとはね、欲することのみ旺盛にするね。「それも哀しいね」 そうだね、それも哀しいねえ。

「苦しみごとは?」 好きな奴は居ないね、避けて通ることを覚えるね。「避けても追って来たら?」 消化せねばならんね。





心は害されて身体は重くなるけれど、人の嫌がることの中に宝が眠ってるってこともある。苦しみに浸かってしまったら、其れを見つけることに意義がある。




























カメレオンの独り言