カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-2001 『映画 コマンド』 昔懐かしい騎兵隊映画

2018年02月28日 | 日記





 『ジョアン・ウェルダン』 2018年2月28日






ポカポカポカポカ、暖かいねえ。ベランダに出てお日さん当たってたらホンマに春だね。空は青空で麗らかな陽気で風も無い。

冬物のダウンパーカもお呼びじゃないよ。しかし、ちょっと、暖かくなるのが早過ぎる感じだね。また、急に寒くなったりするのかね? 

四十物(あいもの)の上着をひとつ買っておこうかな? モンベルのO.D.パーカ、珍しくアウトレッドで安くなってるよ。





昨日はスーパーに寄って食パンやらケーキやらイチゴやらと買い込んでたから今日のモーニングは豪華であった。

朝食はニュースを小さなテレビで観ながら頂くんだけど、やっと影が薄くなってくれたよ。愛想なしだけどオリンピックが閉幕して

くれて喜ばしいよ。我がごとのように喜んでる人々には悪いけど、オレからしたら、ホンマ、鬱陶しいだけだよ。





テレビで文句なしに観れるのは日頃のニュースだけだから、オリンピックのドンチャン騒ぎなどしつこくやられると迷惑だよ。

歯の浮くような感動の褒め言葉も大概にしろよ。まあ、オリンピックが幅せずに平常に戻っても 「首を発見した」とか、「首だけ残ってた」

とか胴体バラバラで 「腕やら」「脚やら」広範囲に捨てられてたとか、何をしとるんかねえ? こんなのばっかしやねえ。





しかし、最近は、ホラー映画そこのけの殺人劇ばかりだね。SMSかな? SNSだったかな? 見知らぬ者同士が連絡取り合って付き合って

バラバラにされてたら世話無いわ。殺(や)る奴も殺(や)られる人も懲りないんだね? 怖さ知らずも程があるよ。

親子が殺し合う事件も後を絶たない、綺麗な大きな家に優雅に住んでて86歳で子に殺される? なんだろかねえ?












『コマンド』 1954年(昭和29年)アメリカ映画







こういう事件は、交通事故と同じ扱いだね、解決したら忘れ去られていくばかり。とんでもない事件でも忘れ去られていくばかり。

オレは、こんなのではなく、今日のネットのMSNニュースの 『広島で、海にいるはずの「クロダイ」の群れがなぜか川で目撃されている。

一体、何があったのだろうか?』 このほうが、興味津々、なんだとって驚いてるよ。なんでテレビで報道しないのか? 重大ニュースだよ。





「広島市の住宅街の川で、クロダイが度々目撃されている。この魚は、本来は海にいるはずだが、25日は河口から1キロ以上も上流で

確認された。なぜクロダイの群れが川をのぼっているのだろうか?」 広島湾の水温が予想以上に下がっているので、

水路にのぼっていった可能性があるらしい。今年は山間部で多く雪が降ったため雪解け水で海水温が平年より1~2℃下がっているという。


















そのため、住宅などから出る温かい水を求めて、クロダイが川をのぼったとみられるという」 う~ん、そういうことかっ。

橋の上から指さしておじさんが 「ウジャウジャ居ったよっ」って状況説明に熱が入ってる。オレも見に行きたいよ。

こんな水路みたいな川にクロダイがウジャウジャ、重大目撃だよ。 「そうかあ~?」 胴体離れた首なんか、ただの壊れた人形だよ。





「おまえ、なんてこと云うんだっ、人がバラバラにされてんだぞっ、それを壊れた人形扱いっ、重大発言じゃないかっ」 すまん。












『コマンド』 1954年(昭和29年)アメリカ映画






ユーチューブを観ていて遥か昔の映画に行き当たったよ。1954年度公開作品の西部劇なんだけど、当時は、まだ幼かったので

其れから5~6年後の2番館で公開された時に観たように記憶する。当時は、何が何でも映画は騎兵隊って思い込んでた頃だね。

憶えてるのは、兄貴が新聞広げて 「これは凄いでっ」って教えてくれて知ったんだね。 『コマンド』バリバリの騎兵隊ものだった。





映画館は、大阪市旧南区(現中央区)千日前の国際劇場。大きな劇場で3館を有してた。劇場向かって右手に国際シネマ、

中央に日活国際劇場、左手に国際地下劇場が在った。此の国際地下劇場で 『コマンド』を観た。興奮の坩堝(るつぼ)であったね。

なんと恰好のいい騎兵隊であろうか、素晴らしいの一言であった。極悪非道なインディアンどもらは撃たれて死にかたが上手い。












『コマンド』









『コマンド』   ガイ・マディソン






国際劇場表通り向かいには、千日デパート。千日前筋を挟んで邦画の大映映画館、其の筋隣に東映の常盤(ときわ)座、其の隣に千日会館、

其の隣は、大阪劇場(大劇)、其の向かいには敷島東宝、敷島シネマ、戻って千日デパート向こう側の千日前通り(車道)を北へ渡ると

洋画封切館のスバル座が在って映画館が建ち並んでいたね。アメリカの西部は、遥かに遠いけど、此の旧南区、北区の映画館では





ホイ、目の先、大西部を近しく感じて恍惚に浸ってたね。其処に居る白人の男前、美女らは格好良くて美しくて素晴らしい。其れを引き立てて

目立って見苦しいインディアンどもの凶暴さは目に余る人畜被害。 「ふつう、人畜無害って云うだろ?」 それはオレのことだよ。

「なんで、おまえが人畜無害なんだよ?」 若い時から、よく云われたよ。「まあ、害がないことに越したことはないけどね」 そうそう。












『コマンド』






「ワイオミング辺境、1878年。軍医大尉ロバート・マックロウ(ガイ・マディスン)は、中隊長フォーサイト大尉戦死のあとをうけて

部隊の指揮をとることになった。マックロウの隊は、街でジェインウェイ大佐の部隊と合流し、同行の幌馬車部隊を護衛しながら

目的地パラダイス河に向かった。途中、一行はインディアンの執拗な攻撃をうけ、加えて幌馬車隊に天然痘患者が出たため一行は恐怖に慄く。











『コマンド』





マックロウは看護婦マーサ(ジョアン・ウェルダン)とお互い愛し合うようになった」  なんで、こんな忙しい時に愛し合うんだよ?

引き続くインディアンの攻撃にジェインウェイ大佐も倒れた」  なんか、ジョン・ウェインに似た名の大佐だね?  「ホンマやね」

マックロウは、まず傷病兵たちを先行させた。夜明けになってインディアンは猛攻撃を開始したが、残った部隊は長時間にわたる奮闘の末、











『コマンド』





ついに敵を撃退。天然痘と思われた患者も実は危険のない水痘と判明し、先往く傷病兵たちを追ってマックロウとマーサの顔は明るかった」

なんて粗筋を紹介されてる記事が残ってたね。 「覚えてたか?」 部分的には記憶に残ってるけど、此の主役のガイ・マディソンって役者の

記憶がねえ? 乗馬して幌馬車の脇を駆けてるシーンとか、格好いい姿などは覚えてるけど全体的に薄っすらとしか残ってないよ。












『コマンド』









『コマンド』    ガイ・マディスン   ジェームズ・ホイットモア  (左から三人目の女装してるピンクの騎兵隊員がコワイ) 






部下らに女装させてインディアンをたぶらかすじゃないわ、欺くんだね。「インディアンを色気でたぶらかしておかしな関係になんのか?」

其処んとこのシーンを覚えてるよ。オレ、笑って見てた覚えがあるよ。古~い映画だから予告編も最後の1本だけみたい。

兄弟で観に行って 「恰好ええなあ~」 「迫力あったなあ~」 こんな感想ばっかし。頭の中は、回想しながら酔い痺れておったなあ~。










The Command - 1954 HD Film Trailer















『コマンド』   看護婦マーサ(ジョアン・ウェルダン)   軍医大尉ロバート・マックロウ(ガイ・マディスン)









『コマンド』   看護婦マーサ(ジョアン・ウェルダン)   軍医大尉ロバート・マックロウ(ガイ・マディスン)









『コマンド』









『コマンド』









『コマンド』   ジョアン・ウェルダン    ガイ・マディスン









『コマンド』   ジェームズ・ホイットモア    ガイ・マディスン 









『コマンド』 1954年(昭和29年)アメリカ映画










『大阪市旧南区(現中央区) 「コマンド」公開当時の頃の千日前』 1953年(昭和28年)






オレが観たのは、此の写真の頃から6年程のちだったように記憶してる。

































カメレオンの独り言-2000 『間に合わせの継ぎ当てのボロ着みたいな駄文』

2018年02月26日 | 日記





 2018年2月26日







あまり使ってない一眼レフを防湿庫から出して見た。時折、触ると其の重厚感に気圧されて持って歩くのがしんどいなあって思ってしまう。

200ミリズームのキャノン望遠は兄貴にあげた。たいそう喜んでいたよ。みんな持ってけって云ったんだけど兄貴が吃驚して遠慮して 

「おまえ、また、撮ろうかなって時もあるよ」って、勘定なしのオレを窘(たしな)めておったよ。防湿庫の中でオレみたいに出歩かずに





固まってしまっては可哀想だよ。兄弟でもいろいろとおるもんだよ、兄貴は、出歩くのが億劫にならないから大型オートバイでツーリング

仲間とあちらこちらと忙しいみたい。望遠レンズが役に立つだろう。歩きのオレには重すぎるよ。

しかし、兄貴の云う通り、今回は本気で使い切る積りで持ち歩こうと思ってる。 「ホンマか?」 其の一言がいかんのだよ。「なんでや?」





期待すんな。期待されると面倒臭くなるんだよ。さて、何を撮ろおうかなって考えてしまうんだよ。わざわざ写真にしなくても 

肉眼で見えておるがな。 「そらあ、見えてるがな」 それに上手い奴はバンバカ撮りまくっておるがな。 「そうして上手くなってんだよ」

パソコンで画像見てみい、綺麗な写真だらけで、今更、アホらしくて撮る気も萎えるで。 「其処を乗り越えねば上手くならんだろ?」
















今度、来よったら兄貴に全部やろか? 「こいつ、あかんわ」 無ければ無駄に苦しまずに済むよ。 まあ、いい、気負わず持って出るよ。

















今日は、駄文も2000回目だから切りのいいところで決めようかと思ったけど、なんにも浮かんで来ないよ、愛想のないことだね。

そんなもんだよ。 「どんなもんや?」 別段、なんでもないことだよ。天気も悪いし寒そうだし冴えない一日だね。雨が降ってんだね?

ありゃあ、5時回ってるじゃないか? オレは、今日は何をしてたんだろ? 「パソコンの前で固まって居ったではないか」 





そうか、いろんな調べごとに時間を潰しておったね。知らぬことばかりが出て来るね、知ってる積りの浅瀬ばかりを渡り歩いておったよ。

世界は広い、日本も見えぬところの如何に多いところか、所々、ズボッと沈んで深場を思い致すところも踏み当たるよ。

深場から深場に繋がって、なるほど、そういうことかと合点もする。 「明治生まれかよ?」 昭和生まれの出来損(できそこ)ないよ。
















そうだ、足が冷えるからって下ろしてない真っ新の白のコンバースを洋間限定でスリッパ代わりに履いていたけどキャンパス生地のOX AS100C

えらいもんだね、毎度、室内だけなのに汚れて来てるよ。靴紐の裏側のベロって部分の縁が薄く黒づんでる。踵の滑りの部分も皺が目立つかな?

キャンンパス生地だから当たり前なんだけど汚れ易いもんだね。こんなのに比べたらコンバースでもレザー(合皮?)造りは汚れないね。





運動する訳じゃ無しに歩くだけで汚れないのがふつうかも知れないけど何にもなってないわ。わりと歩いて使ってるけど綺麗なもんだよ。

LEAオールスターOXレザー、通常価格¥10260を上手い具合に、ブラック、ブラック&ホワイト、ホワイトの3足ともに

3~4割安で買えたのは幸いだったよ。踵の滑りを皺で潰すのが嫌で、愛用してるリーガルの靴滑りを活用してスポスポと滑らし履いてるから





見た目、真っ新なままだよ。此のコンバース4足で忘れるほど困らずに済むよ。至ってお気に入りだから、余は満足じゃ。「江戸時代生まれか?」


















昨晩は、アマゾンプライムの無料映画の棚を見て歩いたけど、一時のことを思うと作品が入れ替わりもすれば増えたりするのもいいことだよ。

でも、なかなか食指を伸ばすまでにはいかない。幾分かの有償になる作品の中には良いのが目立ってる。タダにしろよ。

おっ、『ジャック・リーチャー』なんてのを見っけ。 『アウトロー』の続編だね、トム・クルースが相変わらず頑張ってるよ。












『ジャック・リーチャー』 2017年公開 アメリカ映画






でも、たしか、どちらも観たやつだね。で、『ジャック・リーチャー』を観たけど、都会の夜空の星って感じで、おおかた見えない星ばかりで

見た覚えはあるけど観てないに等しい夜空の 『ジャック・リーチャー』だったよ。 「おまえの記憶がイカれてんだろ?」 そういうことだよ。

で、トム・クルーズのミッション・インポッシブルの一作目をついでに観たんだけど、若いねえ~、若すぎるよ。「覚えてたんかえ?」





不思議と覚えてたね。此のシリーズは全部観てるよ。でも、続けて観た 『ミッション・インポッシブル2』の忘れてしまってたタイトルでね、

とんでもない断崖絶壁をクライミングするトム・クルーズを観てて手に汗してんだよ。す、すごいっ、コ、コワイッって身がすくんでるんだよ。

ホンマ、初めて観た映画のようだったよ、儲けたねえ。どうやって撮影したんだろう? ホンマに登っておったのか? こいつは、命知らずの男だよ。












『ミッション・インポッシブル2』 2000年公開 アメリカ映画






1.5メートル程の脚立の上段に立って木の枝に上がったボールを棒を突き上げ落とそうと頑張ったけど、あと少しで、どうにも届かない。

足元がふらふらと頼りない。諦めて降りようとしたんだけどバランス崩して一回転してブロックの床にまともに落ちたことがある。

幸い、怪我も打撲もなく助かったけど、転落を見ていた人たちのほうが驚いたようだったね。オレもミッション・インポッシブルなみだよ。





「何処がやねん?」 無傷で笑っていたところだよ。「そんなもん恰好悪いだけやないかえ」 おまえは、そう云うけど高い処ってのは

断崖絶壁でも脚立の上でもコワイのは一緒だよ。 「嘘つけ」 まあね、あとで考えたらフラフラしてバランス崩す前に飛び降りれば良かった

だけの話しだよ。梯子(はしご)があるから一段づつ下らねばならんという思い込みの間抜けた結果だね。





なかなか格好良くはいかないのが現実だよ、映画は、そこんとこ心得て不可能を可能にして、ふつう死ぬよなことでも平気な顔してスカッさせるね。
































カメレオンの独り言-1999 『迷い迷って今が在る、顧みれば迷い道だけが残ってる』

2018年02月25日 | 日記




 2018年2月24日






嘘みたいにいい天気が続くね。真っ青な空にお日さん照って結構なことだよ。昨日かな、更新(投稿)ボタンの反応が悪い。

あとで、Gooからアクセス不能の修復完了なんてお知らせ流してたけど完了してんかね? こちとら更新(投稿)ボタンの調子が

悪いままだよ。何度ボタン押しても更新にならない、見落としてんかね? まあ、どうでもいいけどね。 「良くないだろ?」





急かされて汗流す者の身になってだね、そのうち修復するだろう、と待ってあげてもいいかいな、そんな気持ちだよ。しかし、

おかしいなあ、編集を書き足して途中で中断するのに更新(投稿)ボタン押しても反応しないよ。どうなってんの? 「待ってあげろよ」

頃合い見てプチッと押したら更新完了となったよ。汗かいて必死に修復してんだろうね、試しに、もう一度、プチッて押したら完了したよ。





もう一度、押したら完了したよ。 「おまえ、何度も何度も更新ボタン押してんだろ?」 時間を変更してんだよ。「遊んでんだろ?」

「おまえのせいでおかしくなってんじゃないのか?」 云って貰わないと解んない。あっ、また反応しないよ。

あっ、今度は完了したよ。 「もう、やめとけ」 プチッ、まただよ~反応しないわ。困ったもんだねえ。 「gooも云うとるわ」





週間天気予報を見るところ、気温は10~14度と少しづつ上向きになってるよ。いよいよ春に向かって転がり出るかね? 

















あと2回で2000回、ちょっと、更新に間延び頂いて自分の時間を遊ぼうか。いつ死んでも悔いないように、待ってろよ、春の海よ。

田舎の用水路も待っててくれ。其れまでに一眼レフも少し手慣れておくほうがいいな。 「ようよう一眼レフのお出ましかよ?」

ただ重たいだけの一眼レフだけどコンデジでウロウロするには見た目に頼りない。恰好だけでも一人前、伊達じゃない高級レンズの見せどころ。





「伊達だろ? 伊達以外何ものでもないだろ?」 云うとけ、田舎もんが。 「それは、おまえのことやろ」 馬鹿め、オレは都会人だよ。 

滅多に動かない都会人だよ。誰か、勝手に移動させてくれるんなら孤島人でもいいよ。日々の生活スタイルは都会人でも田舎人でも変わらんよ。

「何処で生きてたんや?」  大阪は中央区を根城にやや近辺を徘徊してウロウロと致し方なく風の吹くままに人間らしく生息しておったよ。





いやさ、人間らしくとは憚(はばか)られる向きもある。社会とは隔たりおいた人間性ではあるね。ただ、間違ったことはお呼びじゃない。

ニコニコ仮面を宙に飛ばして振り向けば、うふっふふふ、一匹狼の顔をもつ男さ。 「病気か、おまえは?」  或る意味ね。

モンベルのコットンジップパーカ、買っておこうかな? 「話がバラバラやね」 いやね、老眼鏡を買ったんだけど見晴らしがいいね。





「老眼鏡かけて見晴らしが良いっておかしいだろ?」 パソコンを観た場合だよ。ホンマの安物なんだけど綺麗に見えるわ。¥2750だよ。

隣の奥さんは 「お店で買い」って云うんだけど、オレからしたら1.5度なら不自由ない。信じられないほど毎日パソコンに向かってんだけど

目が疲れたなんて記憶にないよ。老眼鏡も使い出して15年以上経ってんだけど度数も変わらん。しかし、此れは、完璧な家ん中用やね。

















流石に眼鏡のレンズが経たってたから見通し悪かった。ブルーライト50%、紫外線99%カット、ウェリントンスタイル。

大きめのフレームだから似合うかなって決めたんだけど鏡みたらチンドン屋の猿だね。今迄の老眼猿と変わらんよ。

「なんで、カラーレンズにしなかった?」 少しのことでプラスで高いんだよ。家ん中で暗かったりしたらマズイかなってやめた。





貯まってたポイントで購入したからタダだったよ。ポイントなんてオレからしたら考えたことないけど貯まってたらお得な気持ちになるね。

「そんなんでええねんやったら、もう一つ着替えに買(こ)うとき」 隣の奥さん、坐骨神経痛のわりに態度大きく出たね。 

おおっ、それならばカラーレンズのを買っておこか? 「そうしい」 よっしゃ、話は決まった。とんとん拍子だよ、外用のやつ買えるね。





此れで釣りに使える隠し老眼鏡がウェポンとして携行できるじゃないか。外用となると格好に影響するから気合を入れて決めようか。

















劣化は厭わないんだけど耳がね、完全な劣化だね。左側の耳は全滅だよ。ステレオで聴こえてはいるけど左が特に弱い。

お話しの受け応えには支障をきたすだろうね。隣の奥さんなんか、たまに話ししたら通じないから怒り狂っておるよ、迷惑な話だよ。

「其れは、相手が迷惑なんだろ?」 そういうことかねえ? 思い遣りひとつで片付く話だよ。「通じないとイライラするだろ?」





聞こえる時は聞こえてるんだけど聞こえない時は目も焦点狂ってんじゃないかね? ボ~として反応が無いに等しいだろうね。

「そら見ろ、イライラするだろ?」 オレは解らないよ、焦点狂ってる方なんだから。そんなの顔見て笑ってりゃいいんだよ。

歳喰らって何処も異常がない、劣化も無い、完璧じゃないか。そんなのは贅沢にも程があるよ。





耳ひとつが思うように働かなくなったからって我慢も出来なくてどうする? 伝わらなければメモでも渡瀬恒彦、「なんやねん?」

それも面倒なら放っちいちいと相手にせずに歳だと諦めろ。しかし、此方から聞かねばならん時は辛いことではあるね。 「だろ?」

それも我が身が因なら仕方ない。どうにも伝え聞かなければならん話しならメモでも交換にて応答願って我慢を頂こうか。


















不自由に対して我慢が効かないってのは有難みを知らん奴の罰当たりだよ。不自由を知って人は進化し続けてるけども劣化で不自由に

戻るのが人間だよ。そんなイロハも気づかぬままに有って当たり前の途中経過の人たちはね、

はたと遥か昔に立ち戻り、其の頃はどうだったかと思いを致せば、先祖は純な思い遣りの中で互いを庇い合い助け合い





足らぬものへの心配りで護り守られて生きて来れたんじゃないんだろうかと気付くこともあるもんさ。

温もりに護られて生きた人は、温もりをあたえることを身をもって知るんだろうかね。其の逆な境遇の中には、哀しいかな、

温もりを知り得ず生きて、冷えた記憶に染められて温める術の使いようも解せない因果の法則に泣く人もいるみたいだけど





我が身が冷えた生い立ちなればこそと、人の哀しさ寂しさに優しく温かく手を差し伸べる人も居る。人はそう在りたいね。

















「おまえは、よく解ったようなことを話すけど、おまえ自体はどんな奴や?」 どんな奴って、こんな奴だよ。

「具体的に述べよ」 オレはね、正直、悪ものさ。嘘から出た誠、悪から生まれた偽物ええ男、「なんやねん、最悪男やないかえ」

底を知りたければ底から学べで生きて来た。逆転の発想だろうかね? ええ人から悪い奴になるのは底が浅い底儚い奴でしかない。





悪い奴からええ人になるには努力しかない。実際、オレもオレがよう解らんのだよ。「優しさでもったのか?」 冷酷非情さ。「ホンマかいな?」

冷たさから温もりを習ったとでも申しましょうか? 簡単に云えば、オレを逆さ向けにしてたら何とか人なりになったと云うべきか。

「早い話が、とんでもない奴だったってことか?」 そんなことも無いだろ? 「俺に聞くな」 オレもオレを語れない、何故か?





オレ自体がオレって人間を解ってないんだろうかね? オレは、常に俯瞰する中にオレが居た。客観する位置にオレが居た。

おまえなら解るだろ? 「そういえば、おまえはおまえでない処に立っておったように思えなくもないね」 其処を具体的に述べよ。

「あれ? なんで俺が述べる側に立ってるんだよ、自分で述べよ」 オレはね、眠れない深夜、自分をとことん考える時があるんだけど





オレはオレ自身、正体不明だよ。オレが動くんじゃなくて周りの何かが動かせようと引力が働いてた風に感じれるんだね。

ええ人ではない。悪い奴とまでは行かない。ズルい奴にはならない。一つ云えるのはオレは自分に優し過ぎる男だよ。 「なんちゅう奴や?」

自分に優し過ぎるってのは、自分の甘さを熟知してるってことだよ。人の弱さをも理解できるってことだよ。

















人は自分に厳しく在ろうと鍛え往くね。自己の発心で鍛えあげる人、習って鍛えられて鉄のような奴が出来上がる場合もある。

世の中は、鉄のような奴ばかりじゃない。いろんな個性が其れなりに頑張って生きてるだろ。

オレは、なんの能も無いんだけど一生懸命が取り柄だったから嘘みたいに護られて生きて来れた。人の弱さをも理解できるってことが





緩衝材になって人をホッとさせてあげるのも大事だと思ったよ。厳しいだけが能じゃないよ。よう解らんけど、そう思っていたね。

































カメレオンの独り言-1998 『口から出任せで今回を凌ぐ』

2018年02月23日 | 日記




  2018年2月23日







此のところいい天気が続くね。今日もベランダ、ポカポカとお日さん照って寒気を感じない。家ん中のほうが寒いんじゃないの?

いつも変わらぬ道路の前を眺めながらお日さんに照らされて右を見たり左を見たり、そして空に目をやり、頭の中で、なにかしら考えたり

思い出したりしながら片頬歪めて笑ってる。前を通るおばさんが此方を見やって怪訝な顔して、笑ってるな? 見るな婆な人。





「見るな、婆な人って付録をつけたな」 婆呼び捨ては失礼だから〇な人と云ってるんだよ。「じゃあ、女性は?」 女の人だよ。

「若い娘は?」 可愛い人だよ。 「じゃあオッサンは?」 そうね、年配の人、「若者は?」 若い人って云うだろ?

「じゃあ、年配のおばさんは?」 総じて婆な人って思うけど悪意などないよ。 「おまえに無くても思われた人は憤慨するぞ」





馬鹿か、オレが口に出したら、そらあ、憤慨、激怒するだろうけど聞こえないだろ? 「感じるだろ?」 そんなの感じさせるようでは

世間を順風には生きれんぞ。社会を円満にするために内緒の話さ。オレのことだって、毎度、ベランダでボ~と立ってるオッサンに向かって

腹ん内明かさないで素通りしていくだろ? 何を思ってるやら解らんだけさ。此れがね、道々会う人同士が、其の現場に気付いてね、





「あの人ぉ~、いっつも煙草吸ってボ~と立ってて気持ち悪いなあ?」 「せやねん、最近替わって来はったんかなあ?」 「もう一年は

経ってるんとちゃう?」 「嫌やわあ~」 「なんにもしてはれへんみたいやでぇ」 「夫婦もんかいな?」 「よう知らんけど鬱陶しいわっ」

どう、鬱陶しいねんっ? おまえらみたいな糞ババアども程、鬱陶しい生き物おらんわいっなんて声に出そうになるではないか。





他人(ひと)さんとは気付かぬふりの空気感だね、目が合えば、ニッコリ笑って会釈で応える、しつこく寄り来るならば話にも受け応え致そう。

しかし、オレが話の受け応えをすると何故か、後々、尾を引くんだよ。なんでかねえ~? 「其れがお付き合いだろ?」 疲れるんだよ。

「じゃあ、寄るな婆って顔をすればいい」 北朝鮮か? 其処らで戦争起こして処理出来んか? 「じゃ、笑ってろ」 そんなもんかね?


















今日は、外はそんなに寒く感じないのに洋間は寒いんだね。時折、我慢できずに嫌いな暖房のリモコン操作してる。

机の裏に取り付けた火燵(こたつ)ね、悪くないんだけど磁石で止めてるから囲いの布に引っ掛かると接着力が弱いから外れて機器ごと

落ちるんだね。もう、何度、落としてるやら解らん。その点、暖房は、ユラユラと覆うような気持ち悪さを我慢すれば手間がかからん。





即席櫓炬燵、アイデア倒れ一歩手前って感じだね。オレのアイデアを加えれば完全な物にはなるね。「じゃあ、加えろよ」 邪魔臭いんだよ。

だから、今は布を外して機器だけ取り付けてあるの。器機だけなら落ちることはないし見てくれも悪くない。

でも、布が覆ってないと、全然、役立たずなんだね。次の冬に備えて、気が向いたら不備なるところを改良しておいてあげようか。





あら、煙草が切れかかってるじゃないか、此れは一大事。 「最近は、そんなにがっつかなくても困らんだろ?」 たしかに慌てなくても

いいんだけども、最後のひと箱になると気が急くのは、昔ながらの癖だろうかね? 「無いままに慣れれば?」 

思わぬことも無いんだけども、今更、やめたからって意味ないんだよ。ニコチン、タールで体内真っ黒け、昔からの悪友の仕業だよ。





或る日、吃驚仰天、腰抜かせてやろうかと、癌を包んだ手土産用意して手ぐすね引いて、そいつが笑ってるよ。 来るなら来やがれっこの野郎っ。


















また、この頃、散歩をサボってるので、ちょうどいいやって近所回りして煙草を買っておく。脚と云えば隣の奥さんが

坐骨神経痛って診断されて顔色変えてるよ。最悪のコンディションって顔しかめてる。

奥さんの母上が、もう歳のせいなんだけど足腰自由にならんから姉さん夫婦に世話かけて車で、時折、顔を見に来るんだけど




此の最近、同じようなのが増えた感じだよ。「一緒にしいなやっ」って怒ってる。ガミガミ怒る口だけは達者。「ああっ、堪らんわっ」

歳を喰ったら何が起きても不思議じゃないんだろうね? そんな弱さと背中合わせで過ごしていく運命に覚悟の程も要るみたい。

どうにもならん貧富の差、どうにもならん顔かたち、どうにもならん脳味噌加減、どうにもならん寿命の宿命(さだめ)などなど、





本当は誰しも其れなりに、どうにもならん事を抱えて生きてるんだろうね? オレの思うに話題になった人たちを総じてイケメンだとか

美人だとか騒いでるけど何処に基準を置いて計ってんだろうかね? その基準で讃えるんなら此の世にブスやブオトコなど存在しない。

此れは、素晴らしい基準の置き方じゃないだろうか、全てに於いて、悲嘆に暮れる者も、どうにもならんことも、





其の調子で褒め讃えてあげてくれ。人、すべからく褒められて気の悪いものではない。気分高揚して死にかけの人も勢いづいて

復活の薬になる。病気なにするものぞ。褒めちぎって高揚させて前向きに生きる夢と希望の花を咲かさせろお~っ。はああぁぁ~あ。

「なんやねん、疲れたんか?」 いやいや、射(い)った矢は的に当たってるか?  「人に聞かな解らんようなこと云うな」 


















「おまえ、口から出任せ云ってたら、ネタが無いとか、浮かばないとか、湧かないとかの泣き言なしに喋りまくるね」  すまん。

































カメレオンの独り言-1997 『モンベル (mont-bell) O.D.パーカとコットン ジップパーカ』 

2018年02月22日 | 日記




 2018年2月22日






衣服をそうそう変えて着たいって欲求は、あまりないけれど、時折は、気に入ったもので身繕いして気分を変えたいとは思うね。

然程、大したものなど用はないけれど、其れなりに好みはしっかり持ってるもんだから出来ることなら

気に入った衣服を揃えて置いておきたい。アマゾンをウロウロしてたらモンベルの安いO.D.パーカが目にとまった。











『モンベル O.D.パーカ Men'』 品番#1103245 アウトレット価格 ¥5,580 +税 (モンベル オンラインショップ)






「コットンのような柔らかさと肌触りを持つパーカで適度なゆとりを持たせたシルエットに軽やかな着心地となってますです」

「襟には芯地を入れてコシを持たせることで首回りをすっきりとさせていますです」 コットンじゃないね? 「はい、素材は、70デニール・

フルダル・スパンライク・ナイロン・タッサーのポルカテックスR加工ですです」  触った感じはコットン風やね。 「そうですね」





O.D.パーカか、コットン ジップパーカとどう違うの? 「コットン ジップパーカ、こちらは一般にお馴染みコットンウェアですが

O.D.パーカは、欲しい方は着ますけど一応に迷われますですね」 なんで? 「お持ちになればお判りになると思いますです」

薄くて軽くて頼りない。 「正しく其の通りでございますです」 なんか中途半端な感じがするのかなあ? 





「ホロー的な役割を担っていると申しましょうか、必要に応じて鞄などに丸めて携帯に負担はございませんです」 

そうね、コットン ジップパーカだったら其れなりに嵩が張るからね。「其れでいて肌寒い時など、此れを上に羽織りますと暖を得れますです」

コットン生地の感触なのに、ただのペラペラではないのかな? 「そうでございますです、1年通しでご愛用の方が多いですね」 












『モンベル コットン ジップパーカ Men'』 品番#2104485 価格 ¥6,800 +税






冬場は中着に活用頂けますし、春、秋などの頃は、軽いシャツなどの上に羽織られれば活動の妨げにもなりません、また、夏場は、

強い風に対しても、日差しのきつさを和らげるにしても強い味方になってくれることでしょうです」 

お宅のコットン ジップパーカのグレーは、既に持ってるの。 「さようでございますかあ、お目が高いことでございますです」





其処でね、O.D.パーカもコットン ジップパーカにしてもコーン色やね、辛子風の色合いやねんけど? どちらにしようか迷ってるの。

「う~ん、コーン(CORN)、エバーグリーン(EVGN)、パープルネイビー(PUNV)、ヘザーグレー(HGY)など揃っておりますが、

ここは、お客様のお好み最優先でございますです」 コーン色でね、(昼間に羽織ったら工事中の作業服みたいに派手な黄色に





見えるのには参った)なんて人が居たの。 「はああ~、う~ん、蛍光色にはなっておりませんけどもおお~です」 

辛子色と黄色とは、見た目違うね? 「そうですね、同色系で判断されれば同色の部類でしょうね?」

そんなので参ったなんて困るね? なんかね、モンベルの製品には満足されてんだけど、色がね、豊富さに欠けてるのが痛いって仰るの。


















「参った、痛い、と仰ってるんですかあ~?」 オレはね、モンベルはバーゲンしないのが、辛いって云ってんの。

うちの隣の奥さんに云わせるとね、(モンベルは、お高くとまってセールせんやろっ、そんなとこで買いなっ)なんて大阪のおばはん諸なんだよ。

「なるほどお~、参った、痛い、辛いっ、大阪のおばはんモロ、此の貴重なご意見は、有り難くお受けさせて頂きますです」





一人ひとり云いたいこと云ってたら切りないよね? 「いえいえ、多くのご意見を真摯にお聞かせ賜り気付かし頂いて、皆さまの満足に活かし

繋げて参りたいと思う次第でございますです」  店員さんはええ人やから、ネットの此のお店に来ると気楽に見させて貰えるよ。

「ありがとうございますです」 今はね、コットン ジップパーカのコーンと7割がた決めてんだけど、O.D.パーカのコーンの見た目ね、





これが気になって迷わせよるんやねえ~。もう少し厚みが有ったらO.D.パーカのコーンのほうにコケそうな按配だよ。

モンベルの製品を手に持って、イメージ的なそれなりの重みを感じる衣服は少ない。知ってる範囲では総じて裏切られる軽さに良い意味で驚くよ。

そんな中では、コットン ジップパーカは、其れなりの重みがある。 「肌寒い季節のリラックスウエアとして最適なジップパーカです」


















着るほどにしっくりと馴染む心地よい風合いで、裏地はボーダー柄をあしらった暖かい起毛地を使用して、すそ回りはリブ編みで

ストレッチ性を高め動きやすくなっています、襟が高く、首元が暖かいデザインですです」 

オレは、身体がデカめだから、以前にグレーのXLを購入したんだけど、ちょっと大きめかね、そう感じさせるのはね、





其のストレッチ性が至って緩いから裾周りがデレ~ンと垂れてるように感じるの。だからサイズもXL以上に大きく感じてしまうんだね。

「はあ、そうですか?」 ハッキリ云ってすそ回りのリブ編みは無駄に近いよ。だから、今度はね、Lサイズで試そうかと思ってるの。

着丈1.5センチの違いだったら、然程、目立った差じゃないからね。胸囲も胴回りもゆとりサイズだから遊びが大きいの。












『モンベル 阿倍野店』






まあ、今日は、此の2点の品定めで覗かせて貰ったの。 「さようでございますか」 帰って、もう一度、よーく考えてから決めますわ。

ニコニコ 「ありがとうございました、またのお越しをお待ち致しておりますです」  オレもニコニコ、ありがとう。

「なんやねん?」 いいではないか。 「です、ですの店員さん、よく出て来るね」 そうだね。

































カメレオンの独り言-1996 『人は見えないレールを走ってる』

2018年02月21日 | 日記





 2018年2月21日








今日は、矢鱈といい天気で暖かいね。よしよし、此の調子で春に向かって行ってくれ。海の微風がオレを呼んでいるよ。

「まだ、早いんじゃないか?」 だろうね。しかし、此の天気は、そんなのを近しく感じさせるよ。

駄文も1996回か、あと4回で2000回だよ。2000回辺りで誕生日だよ。切りがいいね、駅前の並びに出店させて貰ってから





ほとんど、毎日、更新を続けてきた。思いのほか長く賑わいが続いたけど、そろそろ通常のスタイルに落ち着いてきたみたいだから

駅前の横丁に戻って、暫く、のんびりしようと思う。其の日任せで書いて回数増やしても過去の分を粗方読み終えられたら、

いずれは終わりが来る。皆さんの読んで頂く枚数が尋常じゃないと思えるから書き溜めた駄文の底をつくのも早まるんだろうかね? 





此の4月で8年目を迎える、なにか目新しい発想が湧かんかねえ? もじゃもじゃと考えてはいるんだけど、もじゃもじゃが絡まって

どうにもこうにも出口が解らない。ならば、入り口を探せばいいのではないかと、もじゃもじゃをかき分け、かき分け、もがいて

喘いで迷って余計にもじゃもじゃになって解らなくなってしまったよ。此れは、オレの限界かも知れんね? 「もじゃもじゃで終わりか?」



















何事も、ことを始めたら石の上にも3年の頑張りという。其の上に2年で5年、其の上に重ねて2年で7年の頑張りで展望は拓くという。

7年でもじゃもじゃに絡まって動きがとれん。やっぱり、此れが限界かね? パアーンと捨てっちまうか。「捨ててどうする?」 

捨てる神あれば拾う神があるやも知れん。 まあ、粗大ゴミのようなもんだろうかね? 「此れ、まだ使えそうってか?」 よくあるだろ?





変わらず見てくださる方がいる間は続けるべきだろうね。ただ、マイペースに切り替えるよ。笑える面白いのが閃いたら書くことにしよう。

訪れてくださる人さんの数が毎日コンスタントに300になったことは、もう、早くから目標を達成させて貰って満足してる。

何かを見つけることが、次の目標だね。 「見つからなかったら?」 田舎の用水路の小物釣り師にでもなろうかなって思ってる、ええよお~。



















新しい発想なんてのは、闇雲に探し回ったから出て来るもんじゃない、昔、実用新案や意匠登録なんかの特許庁申請手続きなんかも

自前で勉強して、実際、アイデアがモノになる手前まで行ったんだけど、運がなければ成るものもならないことを思い知った。

新しい発想も運が手伝ってくれて形になるもので、齷齪(あくせく)したから努力だけで成るってなもんじゃない。駄目なものは駄目に近い。





しかし、努力無しで成った例(ためし)も無いのも事実。兎に角、人さんが喜ぶことが先決であって、報われなくても一生懸命に努力を続ける上で

運なんてのが現れいでるんだろうと思うよ。つまり、出て来なけりゃ糞野郎なんか相手にしない。「それはおかしいんじゃないか?」 そうか?

「報われなくても一生懸命なんだろ?」 あのね、オレはね、昔から、そんなのばっかしなんだよ。一生懸命の安売り大バーゲンだよ。





だから心入れ替えて、的の外れた運なんてのがウロウロするだけでおちょくりやがったら足蹴にして踏みにじって糞壺へ放り込んでやるぜ。

「あまりに裏切らることが多いと、そんないじけた気にもなるわな」  いじけてんじゃあないよっ、怒(イカ)ってるんだよっ。

オレはね、運に見放された男だよ。 「ひがんでんか?」  ひがんでんじゃあないよっ、怒(イカ)ってるんだよっ。





まあ、そんなのはどうでもいいんだよ、遠い過去の糞だよ。「糞で大地を潤わせたか?」 涸れた大地には花は咲かないし、草さえ生えないよ。

風に飛ばされた砂ばかりを虚しくジャリジャリと噛む、なんか臭うな? ペッ、唾さえ涸れて飛ばせない。そんな自分を笑ってしまうぜ。

「ウンコに塗れた砂だったのか?」 えっ、其の臭いかっ? 「そんな自分を笑ってるんだろ?」 糞っ、糞っ、糞っ、思い出しても臭いぜっ。



















怒りと笑いは紙一重だよ。表で笑うか、裏で吠えるか、想いの熱が心を燃えさせてくれる。此れだよ、此のエネルギーを忘れてはいかん。

此のエネルギーから新しい発想が湧き上がってくるんじゃないだろうか?  「そうか?」 冷めた返事すんな。

そうだ、これだよ、怒りと笑いから本当の声が飛び出すんだよ。マグマだよ、煮えくり返った溶岩がムクムク膨れ上がって噴き上がるんだよ。





飾った言葉など虚飾に満ちた嘘八百だよ。噴き上がってドロドロと山肌焦がして、火砕流、暴れ狂えっ。乙に澄ました大木どもらめっ

片っ端から焼き払って墨にしてしまえ。 「人はどうなるんだっ?」 人はホントの声に感動するんだよ。 「なるほど」

で、まあ、そういうことで。 「どういうことや?」 根源の話だよ。謂わば、身を震わせて背のたてがみ膨らませ腹の底から





声張り上げ天に向かって一匹狼が遠吠えするんだよ。おおっおおっおおおおおおほほほおお~ そういうお話しでした。 「なんやねん?」
































カメレオンの独り言-1995 『映画 タッカーとディル』 ホラーなのに人間味があるよ

2018年02月20日 | 日記





 『タッカーとディル』 2018年2月20日






アマゾンプライム映画をちょろちょろ観てんだけど、無料の映画でいいのが当たらないね。なんか間に合わせって感じが付き纏うよ。

まともなのもあるんだけど過去に観た映画ばかりだから飛ばし飛ばし探してる。で、オレが絶対に観ないホラー的なのが目に止まって

クリックしたの。やっぱり、やめておこうかと躊躇ったけどレビュの星も悪い評価じゃないので騙されたと思って観てみたの。





「親友同士のタッカーとデイルは、念願の別荘を手に入れ、休暇を自分たちの山小屋で過ごそうと森へやって来た。しかし2人は、同じ時に

キャンプに来た生意気な名門私立の大学生グループに、人里離れた山に暮らす殺人鬼だと勘違いされる。

タッカーとデイルが川で溺れかけた女子大生を助けたことで、更に誤解が誤解を生み、次々と死人が出てしまう。仲間の女子大生を救おうと





大学生が襲いかかってくるが、事態はなぜか不思議なありえない展開に!気のいいタッカーとデイルの運命やいかに…?」 なんて粗筋が紹介

されてる。オレは、偉そうなこと云ってるけど、ホンマ、此の手の映画は弱い。化け物や殺人鬼なんてのはお呼びじゃない。

刑事ものは我慢してでも観るけどね。何でもかんでも怖いもの排除してたら今どきの映画なんか観れるものがないからね。





「タッカーとディル」 なんか血しぶき飛ぶわ、血肉は飛ぶわ、太い木の枝突き刺さるわ、指チョン切られるわ、ど太い釘が顔に刺さるわ、

もうメチャクチャなんだけどね、笑ってられるって不思議やね。此の手の映画で目を背けずに見通したのは、此れが初めてではないかいな?

アホらしいんだけど面白いよ。汚れてない優しい心ってのは、何よりも強いということを教えてくれるよ。





こんなのを観るとオレなんか、まだまだ悪者だよ。そんなのも気づかせてくれるね。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』  ディル  タッカー






ウエストバージニア州アパラチア山脈、大学生の男女8人が乗るハッチバック車が後ろから来るボロトラックに追い抜かれざま

大学生の乗る車内を怪しげな目つきで見る助手席の男と目が合う。見るからに目つき風体が怪しい男なんだね。

暫く走ってとある雑貨屋にビールを買い込もうと入ると、先ほどのボロトラックの男二人も店に出入りしてる。





何やら怪しい男だから女子大生の娘たちは警戒してる。タッカーという男が 「ディル、彼女たちに話しかけてこいよ」 「なにをだい?」

「別荘が在るって話して来い」 「駄目だよ、あっちは金持ちでオレは便所工事業だ」 「自分に自信を持て、女は怖いのを嫌がるんだよ」

「おまえは男前なんだ、多少はな」 「心も優しい」 タッカーも見栄えは悪いやつのよう。「行って話しかけて劣等感を克服しろ」





女子大生がタッカーやディルが話してる姿を警戒して見てる。「タッカー、おまえの云う通りだ、話して来る」 「待て、笑顔だぞ」

「笑顔を忘れるな、自信を示すんだ」 「解った、笑顔だな?」 「そうだ」 髭もじゃの顔に太った身体のディルは、タッカーに

押されながら歩み寄る。買い求めた雑貨を車に仕舞う作業をしながら女子大生たちが窺い見てる。





歩み寄られて女子大生たちが怪訝な顔つきで緊張してる。ディルは大きな鎌を持ってる。ディルは笑顔を絞り出して「君たちは

キャンプに行くのか?」って話しかけて無理して笑って愛想を振り撒いてる。其処へリーダー格の男子が「近寄るな、面倒は起こしたく

ない」ってカンフーで牽制して 「失せろ」 みんなが急いで車に乗り走り去る。見送る大鎌を持ったディルは、それ見たことかと振り返り、





様子を見てたタッカーに 「女はオレを見て怖がるんだよ」 「そんなことはない」 そう云うタッカーも怪しい風体なんだね。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』   ディル   タッカー





タッカーとディルが、走行中、パトカーに停止を求められる。免許の有無など調べられ「コツコツ貯めた金で別荘を買った、其処へ釣りに行く」

「女に振られっ放しの相棒を慰める旅ですよ」 此の警官が変に雰囲気あって効いてるよ。「云っとくが、あそこは非情に恐ろしい場所だぞ」

なんて云われてタッカーの顔が強張ってる。おかしな表情する警官が去って 「緊張したなあ」 「おかしな警官だよ」 





其れから、暫くして念願の別荘に辿り着く。ボロボロの小屋みたいな別荘。中に入って二人は、「酷い埃汚れだな」 「立派な別荘だよ」

クモの巣だらけ、壁に張られた新聞の切り抜きが一杯、「一人不明」とか「大虐殺」とか「被害者続出」とか、そんな見出しばかり。

宣伝の記事のホットドッグの内容に目がいって「通年、3個買ったら2個おまけっ」 「凄げえな」って喜んでる。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』  ディル   タッカー






「今、自分の別荘に居るなんて夢みたいだよ」って感慨深げなタッカー。「夢ってのは?」とディル、「かなうんだよ」とタッカー。

森林の中でキャンプしてる学生たちはヤイヤイ騒いで愉しんでる。リーガー格の男子が、此の地で起きた大量殺人の怖い話を聞かせて

「それは、俺たちみたいに遊びに来て被害に遭った大学生たちだよ」 「最後に行方不明は一人だけ、他は皆殺された」





血生臭い回想シーンから始まって、聞いてるみんなの表情が強張ってる。そんな話の後、川か池か知らんけど泳ごうってなって、みんなが

夜中に駆けだしていく。こんなの聞いた後、キャッ、キャッと勢いづいて騒いで行ける連中って馬鹿みたい。

女子大生の一人が岩から落ちて溺れてるのを、偶然、ボートで釣りしてたタッカーとディルが助け上げる。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』





此処から話は、互いの思い込みと、偶然と、不運の連続で血生臭いおどろおどろしい事故が頻発、次から次から大学生は死んでいく。

初っ端は、タッカーが木材を切ろうとチェンソーを操作して振り回されて慌てふためいて制御不能、其れを見た学生が、「殺されるっ」

此れも慌てて走り出し一緒に、森ん中、駆けるんだね。で、学生は尖った太い枝に激突、胸を貫いて死ぬ。





その間、助けた女子学生が回復して、最初は、互いがオタオタするんだけどディルの人柄に安心して仲良くなってゲームなどして時間を潰してる。

其処へ、慌て走り回った、挙句、ハチの巣の木を切って顔面刺されまくってボロボロになってタッカーが別荘に帰って来る。

大学生たちは、行方が解らない女子大生が誘拐されたと思い込み奪還を決意、「闘って助けるっ」 リーダー格の男子はヤル気満々。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』  大学生の連中 ブルーのシャツ男がリーダー格






成り行き解らないタッカーとディルは、学生たちに女子大生が無事だと伝えるため出掛ける。女子大生は、「あの人たちは快く思って

ないから気をつけて」 「大丈夫だよ、タッカーは話すのが得意だから、人当たりがいいからね」 タッカーは顔イボイボに腫らしてる。

学生たちを森に探しに歩くが、「何処へ行きやがった」 「出て来やがれ」 「出て来いっ」なんて汚い言葉を大声で怒鳴ってる。





学生たちは近くに積み上がった木材の影で身を潜めて聞いてる。探すのを諦めてディルは 「書置きをしておこう」 「早くしてくれ、

オレの顔は痔みたいに痛むよ」って蜂に刺されてタッカーは機嫌が悪い。立ち去った後に現れた学生たちは、ディルの書置きを見る。

「おめえの友達はあずかってる」って書いてある。学生たちからは、怒鳴り声と書置きの文面から良い印象は得られないから宣戦布告。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』  川へ落ちて溺れてディル等に救われる女子大生





別荘に戻ったタッカーは、散らばってる大きな木材を片付けるのに大きな木材粉砕機を駆動して木材を片付ける労に勤しんでる。

宣戦布告のモードに入ってる学生の一人がナイフを翳してタッカーに襲いかかるが、タッカーが地面の木材を拾おうと身を屈めた、瞬間、

其の大学生は、物の見事に粉砕機の投入口へ突入してしまう。タッカーは絶叫挙げて助けようとするんだけど、もう、どうにもならない。





粉砕された木材のチップは排出口から噴き出るんだけど、大学生が粉砕されて真っ赤な血肉が噴出、近くで身を隠していた他の女子大生が

頭からまともにドバアーって被ってる、絶叫。ディルもタッカーに駆けつけて二人で脚を引っ張り出してるけど 「ゲロ吐きそ」 胴体は無い。

其処へ、序盤に出てきた雰囲気ある警官のパトカーが来る。引っ張り出した胴体の無い両足を引き摺って二人はパトカーを見てる。





ありのままを警官に説明するんだけど 「自分から粉砕機に飛び込んだ? そんなの誰が信じる?」 溺れて救った女子大生も別荘に

あずかってるって説明する。「よし、見てみよう」 パトカーの後部座席には他の大学生男女3人も乗っていて様子を見てる。

警官は別荘の中に入って 「此処は危険な処って云ったろう?」と柱に身をもたげる、あっ。修理をする積りだった柱が倒れてきて





柱の上にくっついていた板切れが警官のおでこにまともに当たる。ごっつい釘が何本も突き抜かれた板が顔面突き破って突き刺さる。











『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』  まず話し合おうとテーブルを囲んで






次から次から壮絶なことなんだけど笑ってしまう。こんな調子で血だらけの展開なんだけど、役者が上手いんだろうね、面白いんだわ。

此のタッカーとディルがね、気は荒らそうに見えるんだけど、親友に花を持たせてやろうと気を揉んだり、萎えそうな思いを励ましたりと

互いが相手を思い遣って気配り優しいんだね。其れに反して見てくれいい奴らは、我が身大事で勝手に皆殺しにあっていくんだね。





最後に一人生き延びたのは、溺れて救われた女子大生だけ。タッカーも人質にされて逆さ吊りされて、リーダー格の男子に斧で指2本

切り落とされてえらい目に遭うんだけどディルに救われる。リーダー格の男子は、段々、狂暴になって行くんだね。

救われたタッカーは、ディルを掴まえて、昔の卑怯な事実を告白し 「おまえの実力だよ」 「冗談はよせよ」 「いや、本当だよ」





「おまえは自分に対する評価が低すぎるんだよ、自信を持て」 「彼女(溺れて助けた)は、おまえの真の姿を見てくれている」

タッカーは真面目に語るんだね。ディルは、真剣に聞いて、君は 「永遠の親友だよ」と応える。

「此の件が終わったら、彼女とデートでもしてこい」 全体的にハッチャカメッチャカなのに人間味があってホッとさせるんだね。












『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』









『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』  リーダー格の学生が異常剥き出しなって手が付けられない







記憶に残る優しい映画だよ。 「血飛沫あげて粉々なってんじゃないのか?」 不思議とね、そんなの気にならない良い映画だったよ。










映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』予告編















『タッカーとディル 史上最悪にツイてない奴ら』 2010年後公開 アメリカ映画

































カメレオンの独り言-1994 『闇ん中のトンネルでひと休み』

2018年02月18日 | 日記




 2018年2月18日






今日はいい天気、大阪市中央区午後1時50分摂氏8度、体感6度、寒くない。此の時期にしては、いい具合になるのが早いかね?

三寒四温を繰り返してるかなとは思うんだけど忘れてしまう。一週間で三日、四日を交互かね? おおよそ、そんな具合なんだろうね。

まだ、寒くて敵わん日もあるだろうけど、だんだんと春が近づいてるなって感じるね。今日もポカポカ陽気が、其れを教えてるよ。





昼食時、キッチン食卓で小さなテレビを点けたら太川陽介と蛭子能収の 『いい旅、夢気分』 ローカル列車で箱根、伊豆の旅が映ってる。 

芦ノ湖畔から九頭竜神社へクルージングで参拝し絶景ポイントを訪れ、箱根、熱海で温泉三昧なんて紹介されてる。いいコンビだね。

いろんな人が同じように、あちらこちらと旅番組をやってるみたいだけど、わりと観続けてるのは此の人たちの番組だね。





此の人たちのを観てると、なんか、触発されるのかね? 何処かへ行きたくなるよ。見とき給え、オレも行くよ。 「何処へや?」 何処かだよ。












『いい旅、夢気分』 太川陽介 蛭子能収






3時回った頃からかな、やっぱり、まだ、寒いね。ベランダで一服吸ったら慌てて部屋に戻ってる。

することないから部屋のお片付け。タンスの引き出しの下2段が詰め込みのままだから気になってたので、一度引き出して濡れ雑巾で

拭き掃除、お日さんに晒して乾燥後、放り出したものを整理整頓、なんと、買ったままのパっケージ入りの下着類がバカスカ出てんだよ。





なんじゃいな? 綺麗に整理して詰め替えたら相当量あるね。洗濯しては着替えて繰り返ししてると、そうそう新品を出さない、オレの場合。

「ヨレヨレだろ?」 洗濯してたら綺麗なもんだよ。しかし、こんなけ新品があるなら、この際、お古は暇を出してやろ。

パンツ切りちゃちゃくにして捨てようか? 「アホか、其れは女の娘(こ)だろ? なんで男がパンツ切りちゃちゃくにせなあかんねん?」 





そういえばそうだな。 今日の風呂上りは、新品下して真っ新男になるよ。オッ、キャップが出て来たよ。パンツの下敷きになってたね? 

ペチャンコだよ。まだ 「CARIBBEAN JOE」なんてタグが付いたままの新古品だよ。ワークキャップタイプってやつだね、

オレにはキャップは似合わないんだね。被ってみる、うん、此れは、まだ許せるんではないか? 暖かくなったらニット帽は被れないから、





此れは、其の為に出てきたのかね? しかし、残念ながら、此れでは男前とは云えない、でも鏡でチェックしたら、まだマシかね? 

「此の製品は、カリビアンジョーブランドの日本における正規ライセンス商品です」なんて明示してあるよ。

帽子の裏側の品質表示のラベル裏、細かい字で何やら書いてある、目を細めて見る処、う~ん、中国製と読めるよ。アホくさ。





もう、何でもかんでもチャヤンワンヤンの中国製だね、帽子の色は茶色のウンコ色。 「ブラウンだろ」 好きになれないんだね。


















4段の引き出しの棚があるんだけど、此の引き出しにもゴチャゴチャとどうでもいい物が詰まってる。いつか整理せんといかんと

思ってんだけど、矢鱈、DVDとかCDとか本とかがワンサカ詰まって開け閉めが重くて中身整理するのが面倒なんだね。

粗方、ざっと目を通した処、大方、粗大ゴミで処分した方がいいみたいだね。ああ、こんなとこへ仕舞ってたんかいな? 「なにをや?」





此れも、今となればタイミングがいいね、忘れてたよ、ハエ竿が3本出てきたよ。がまかつ製の高級コンパクトロッドが2本と安物が1本。

此の安物は韓国製だったと思うんだけど、一応、カーボンなんだよ。細くて軽くて使い勝手が良い4.5m竿。此れは胴調子だね。

此れの先調子のほうが長く愛用して気に入ってたんだけど、膝まで濡らして浅い川を渡ってた時に持ってたのが抜け落ちたのかね?


















気が付いたら竿の栓(吊るし紐が付いてる)だけを持ってて竿が抜け落ちたみたい。全く気付かずまま流れて行って行方不明になっちゃった。

兵庫の猪名川でハエを釣るのに重宝した竿だったよ。先調子だから掛けて抜くのに手返しが良かった。

そんなのを思い出したね。がまかつのコンパクトロッドは、5.4mと4.5m、カーボンで中硬タイプ、細くて、軽くてしなやかやね。





ただ、5.4mは、風吹きよると振られまくって、ちょっと落ち着きなくて扱いにくいみたい。フ~ラ、フ~ラ、フ~ラ、酔いそうになる。

抜き上げた糸(浮きと重しと針)がスムーズに手元に戻って来ない。何度も背後に周って掴み取れないんだね。

延べ竿で、こんな無様な竿は初めてだよ。もう少し、竿の芯に張りを持たせてくれないと無風の日にしか使えない代物だよ。





「おまえ、釣りのことになったら、どうでもいいこと、些細なことに説明が丁寧だね」 そういえば、そうだね。 「無駄だろ?」 かもね。


















今ね、目に付いたこと、気が付いたことに、なんとかしがみついてんだよ。 「なんでや?」 話に余力が無いんだよ。

夢中、情熱なんてのが欠乏しておるよ。なんとかして伝えたいっていう思いだね、此れが命なんだけど、此れが抜けてくるとね、芯を

失ったボンクラ竿と一緒なんだよ。フ~ラ、フ~ラ、フ~ラな状態だよ。なんにでも命を吹き込むと気迫が見えぬ人へも伝わるんだよ。





駄文の内容だけじゃないんだね、それを書いてる奴の骨と肉と皮、其れを生かしてる血だね、そんな見えないものが総じて活かすんだよ。

頭だけじゃ言葉は通じても思いが伝わらない。下手糞で稚拙で拙劣でも伝える思いが活きてたら、ただの活字じゃない言葉になるんだよ。

そういうのがね、絶えず燃え盛る溶鉱炉のようで在らば悩まずに済むんだろうかね? 「じゃあ、散歩で熱出して溶鉱炉になればあ~?」





散歩の話を夢中で書いてる時って、時折、気合が入ってるみたいだよ。 「そうだろ? 悩みたくないなら、ずっと歩いとけ」 しんどいがな。

まあ、そういうことで。 「どういうことや?」 だから、そういうことなんだよ。 「だから、どういうことなんだよ?」

穴掘り続けてりゃトンネルも、いつかは貫通するよ。貫通するまで掘らねば向こうは見えない、だから、掘り続けるしかないということだよ。

































カメレオンの独り言-1993 『標を背にして、ちょっと違う道をば歩いてみようかな』

2018年02月17日 | 日記





 2018年2月17日







天気もいいので散歩に出て町ん中ウロウロしながら、このぐらいの気温なら阪神間の垂水か舞子辺りの海でも見に行けそうかなって

考えてる。なんか海を見に行きたい欲求が高まってるよ。海がオレを、早よ来い、早よ来いと呼んでるよ。

そろそろ、ブログも2000回になることだし、話のネタもマンネリだし、少し駄文から離れて生き方考えようかなと思ったりしてる。

  



「今頃、生き方考えてどうする気なん?」 どうもしないさ、駄文を書くのも好きだけど、他にも好きなこともあるわいな。

「釣りか?」 其れもある。カメラを持ってウロウロするのも嫌いじゃない。いいなあと思える景色の中でぼ~としてるのも嫌いじゃない。

同じく、何もしないでダラダラするのもいいね、寝たい時には眠りこける、映画を観たい時には映画を観る。





放ったらかしにされて何とはなしに生きてるのも嫌いじゃない。「もっと建設的な生き方を模索してみろ」 そんな難しいことを云うな。

ただただ、気の乗るままに生きるべきではないかと思ってる。 「そんなのしてたら呆けるぞ」 呆けて、此れだよ。

思うように生きてこそ冴え渡るかも知れん。今までは、呆けておったのかも知れんだろ? 痴呆症で生きていたのかも知れんだろ?





狭いところで探しもの、穿(ほじく)り回して探しもの。井の中の蛙から飛び出さねば視野は広がらないのではないか? 「なるほど」


















身体の為とはいえ同じところを徘徊していても何も変わらない。そうだ、此れからは新しいオレを生きよう。 「新しいオレを生きる?」

そうだよ、今は寒いからね、暖かくなってから、新しいオレになるよ。 「そんなの、云ってるだけだろ?」

思うにね、口先は奔ること火の如し、行動は動かざること山の如しって 「おまえのことやな」 それではいかんと謂うことを云ってんだよ。





なんだか気分が乘らないかして、今晩は眠たくなって何もする気がしない。こんな時は映画に限る。アマゾンプライム覗いてる。

で、見たのが  『アイデンティティ』って多重人格者の殺人鬼の話、なんだよ~、観れないことは無かったけど気分は晴れないね。

映画紹介の真似事して駄文を埋めておこうかと思ったけど、粗筋書くだけでも困難な内容だからやめておこ。





オレの脳味噌ではついていけんわ。もっと、スカッとした映画ないのんかえ? 映画、観て疲れさせるなよ。











『ターミネーター2525』





『ターミネーター2525』って、アマゾンでDVDを販売してんだけど¥3990が¥553、お買い得と云うよりお気の毒と

いうようなもの。映画の質は、ジャケット見たら大方内容解るってのがある。此の映画なんか、其の典型たね。

「ジャケットとあらすじに騙されました。今まで見た映画の中で一番酷いかもしれません」 内容紹介が出鱈目で呆れてる。





「ターミネーター同士の激しい戦いが幕を開ける!」  そもそもターミネーターは出てきません。「手に汗握るアクション」 

全然、手に汗握りません。 「スリリングで予測のつかないストーリー展開は健在」 別に全然スリリングではないですし始終退屈でした。

「視覚的にも細部までより進化し人類史上かつてない戦いを迫力満点に描いてる」 CGは酷いし、進化ではなく劣化です。





アクションらしいアクションシーンは皆無。ストーリー紹介に、「そんな中に現れた美しき女性。その正体は、火星から現れた戦闘型

アンドロイドだった!」とありますが、そんな女性は出てきません。「ターミネーター対ターミネーター。人類の未来をかけ〜」とありますが、

はじめにも書いたようにターミネーターは出てこない。ジャケットに 「人類に裁きを」とかありますが、全然そういう感じではないです。





そもそも、アレはクローンとは言わないような・・・。ジャケットのようなターミネーターは出てこないし、あらすじも書いているのとは違うし、

詐欺だと思います」 「タイトルに騙されました。CG?が酷くて、絵で付け加えたような感じでした」

「ジャケットのお姉さんターミネーターはどこにも出てこず。なにがターミネーターなのか、さっぱりわかりませんでした」





此の方らのレビュで、大変、笑わせて貰って気が晴れたよ。また、駄作のおかげで勇気を貰ったような按配やね。

駄作も駄文と共通するところがあるんだろうかね? オレの駄文で笑って頂ければ 『ターミネーター2525』 程度はいってるかもね。

そつがないって文面は、オレからすると面白くないから寝てしまうんだね、駄作(駄文)は、腹が立って呆れて笑ってしまう処が取り柄だね。













『此処へ行きたいね、明石大橋目の前にして一日のんびりしたいね』 オレが釣りで通ってた頃からしたら、辺りは、コロッと変わったね






疲れてんかして目覚めたら朝と云うより昼前の11時、びっくりしたなあ~。死んだみたいに寝てたね、このままあの世へ逝ったら、

きっと、何がなんやら解らんままだっただろうね? 人生、落書きのような顛末って感じだろうね。まあ、ええけどね。

気温が緩くなって寒さを感じないな、気温10度、体感10度、ベランダに出てお日さん当たってたらポカポカ気持ちいい。





昨晩は、もう、眠たくなって風呂を飛ばして、ぶっ倒れるように寝たね。では、昼前のシャワーで身を洗濯して綺麗になって目を覚まそう。

駄文も飛ばして今日の分も進まないんだけど、まあ、いいか。今は、駄文よりも「海」だね。もしくは郊外の側溝、用水路などの探索もいいね。

「こんなところにも魚が居るのかっ?」 足元に自然を発見して興奮する。長い間、ザリガニも見てないよ。













『小物釣りってのも繊細で、なかなか愉しくて味わいがあるよ』







パソコンでその辺のところ下調べしておこう。近所の散歩を遠方に足延ばして忘れていた自然の中でウロウロと行動したろ。

衣服も揃ってるし、コンバースもあるし、リュックもあるし、カメラも、コンパクトロッドも、高級リールもあるし、何でもあるし、

引っ張り出したら滅多に使わないままの諸々小物類も揃ってるし、あとは無様な老眼隠しの眼鏡も、隣の奥さん 「買っとき」って云ってるし。





強面(こわもて)の黒い濃いめのレーバンサングラスもあるし、アマゾンで2~3000円出したら怖くない綺麗なサングラス一杯売ってるし、

何でも売ってるし、調子に乗って買ったら、大方、失敗して損するし、「無理して買うことないやろ」 そうやし。

買うにもお金が要るし、 「其れが大問題やの?」 そうやし。オレはね、衣服でね、いつも困るのが春先ものなんだよ。





なんか、中途半端で困るんだよ。しかし、今年はね、なんかそれなりに揃ってて、いつになくスタンバイOKだよ。 「良かったね」













『こういう処で小魚相手に遊んでたら、一日は、あっと云う間に過ぎちゃうんだよ』  






ひとつ狙ってるのがモンベルのコットンジップパーカの色違い、紺かトパーズのどちらかを持っておきたい。グレーは持ってる。

オレとしてはトパーズ(辛子色)を用意しておきたいんだよ。 「黄色だろ?」 辛子色だろうね? 黄色は持ってるんだけど

狂ったみたいな原色の黄色だから、少しはアレンジして貰わんと恰好悪い。オレは、黄色、好きなんだけどあまりにも派手過ぎて恥ずかしい。





モンベルのコットンジップパーカは生地がしっかりしてんだね、薄いストライプの裏地を合わせて安っぽくないところがいい。













『モンベル コットンジップパーカ』 価格 ¥6,800 +税






書くこと浮かばないから、どうでもいいことダラダラ書いて今回の穴を埋めておこう。

































カメレオンの独り言-1992 『自然浄化で救われる川のように』

2018年02月15日 | 日記





 2018年2月14日






長い間、忘れてなおしていた釣りの小物類を眺めていたら、オレの愉しい思い出が溢れ出てくるよ。メインの道具は、今は、

全部と云っていいほど処分した。いい物しか使わなかったから投げ釣りにしても鯉釣りにしてもルアーフィッシングにしても

名のある高価な竿やリールばかりだった。遊ぶだけ遊んだのにオークションでいい値で売れて結構有難い思いをさせて貰った。





物を大事に使っていたから、手前味噌だけどモノは総じて見た目は真っ新だったね。バスロッドのシマノのレサトは3本売りに出した

けど、今残ってるレサトの2本は置いたままだよ。キャストの練習でグリップ周辺が握り癖付いてしまった。

休日には、必ず、振って、振って、振りまくってたからね、腰も抜けてんじゃないかと思えたからオークションには出さなかった。





共用のピットに隠して仕舞ってたのを引っ張り出してみた。袋に入れて置いてたので意外と綺麗ままだね。ベランダのお日さんに照らして

見直して振ってみたけど、まだ、充分に使えるみたい。全長173センチのワンピース、1581Fと1582R。

もう、使うこともないだろうけど、こうして触ると手に馴染んで、いいねえ~って思う。グリップの握り癖も思ってたより酷くはない。












『シマノ レサト 全長173センチのワンピース、1581Fと1582R』






いつか、また、カルカッタコンクエストかアンタレスのどちらか一つ買っておこうかなあ? しかし、今となっては、いい値だからねえ~。

釣りの話で困らずに3日間を駄文で埋めれたよ。釣りの思い出振り返れば話のネタは尽きぬ程だろうね。

此の3日程は気温も落ち着いてたのかしら? 今日は、13日、中央区午後2時30分、摂氏5度、体感2度、それほど寒くは感じないけどね?





室内も暖房点けてないのに25度もあるよ。どうなってんのかね? オリンピックなんてテレビも滅多に観ないから他国のお祭り程度、

酷寒の中、ご苦労様としか云いようがないね。スポーツ遣ってる人は、必死で気合も入るだろうけど、観てる連中は、云っては悪いけど

ホンマに好きやねえ~としか云いようがないわ。震えまくって凍って、雪ん中、何が面白いのか訳解らんわ。爪先痛いだろぉ~?





此の応援してる人の心理ってのが理解に苦しむとこがあるよ。オレは薄情なんだろうけどオコタに入って知らん顔してるほうが賢いと思うよ。

いつだったかな? まだ開幕してない頃だったかな、ニュースでやってたね。会場前で長い時間、吹雪の中、行列並んで、皆、凍ってる。

リハーサルだったかな? 会場に入れたんだけど其処でも凄い寒気でプラの椅子が文字通り凍ってて座れず震えまくってたんだって。





立ちんぼして凍って固まってた八甲田山と変わらんやないの。列から離脱して早目に家路についた人が正常な人たちだよ。


















14日、大阪中央区午前10時、摂氏2度、体感2度。晴れて青い空、好き。暖房なしで室内14度、足元冷たい、懐寒い。

12時中央区現在で6度、体感4度、予報では今日は11度となってる。それなのにオレの洋間は変わらず14度、どういうことかね?

「どうでもええやないか」 どうでもええことでも、何かしら書かないと行が進まんのだよ。此れは、しんどいんだよ。





そうだ、此の3日間、ちょろっと出ただけで散歩に行ってないね? いいことだよ。お日さんがポカポカ照ってて外気のほうが暖かい。

することないからシマノのレサトを手にして軽く振って撓(しな)りを愉しんでる。オレは、見てくれに弱いね。

当時は、此れにアンタレスやコンクェストセットして全体像から味わうスタイルにうっとりしてたよ。





ロッドのリールシートがアルミで成型されてるから、其処に取り付ける金属のリールと一体化してウェポンさながらの趣きだよ。

「おまえも英語を駆使してんな?」 ウェポン、解るか? 武器を意味してんだよ。構えて差し出すと絵になるよ。

後、アンタレスもコンクェスもマイナーチェンジされて、淡水、海水隔てない仕様に改良されたんだね。マグネットの効果がどうのこうのと





機能を進化させたとか云うのを聞いた頃だったかな? 間に合わせの釣りにさえ出れなくなって釣りを諦めた。全部、手放したね。


















オレは誘惑には至って弱いから身を律すると決めたら惑わす素を断つところがある。未練はハサミで切り落とせばあとがない。

此の地に来る際に綺麗に溜めてた釣りの雑誌や本を思い切って捨てた。悪い頭だから躊躇したけどパソコンあれば昔とは違うから

思い出せば記憶の穴凹埋めるに苦労せずに済む。8コマ漫画を連載して残してた4年分の月刊誌も全部真っ新のまま処分した。





「この漫画を愉しみにしてます、記事の中で一番面白い」って、お遊びで書かれたんだろうけどレビュに載ってたのが記憶から消えないよ。

早い話が、彼の世まで竿やリールや本など持っていける訳じゃない。何処のどなたか知らぬけど、

其の人の言葉は心に残って魂とともに逝けるよ。 「不快な言葉は?」笑って消せばいい。そんなの持って彼の世で気分悪くすんのかよ。


















消して消えない恥や愚かな記憶のゴミは人生の中に蓄積されて厄介この上ない。正直過ぎると度が過ぎて、なんで、実際より膨れて

大きくなるんだよ? なんでもかんでも忘れることなど苦にならんのに記憶のゴミに関してはしぶといもんがあるね。

解決は、隠すんじゃなしに繕うんじゃなしに、事実を諸出しで話すことだろうね。 「脚色は?」 事実じゃないだろ?





秤に掛けてね、天秤の面(つら)が合えばいいんじゃないの? 「どうして量る?」 おまえの良心が量ってくれるよ。

もう少し掘り下げて解説しようと思うんだけど、無知無能で無学無教養で言葉が紡げない。 「其れは諸だしの事実だろ?」 そうだよ。

「心も痛まんだろ?」  うっさいわ、アホ。 そんなもん、嘘で飾りようもないわ。言葉が見つからないって寂しい話だね。

































カメレオンの独り言-1991 『釣りの話に釣られて魚籠(ビク)三杯目』

2018年02月13日 | 日記





 2018年2月13日






記憶を辿り辿って迷子にならずに在るべき所に辿り着いた。良かったあ~。其れも、待てよ、あの時、此処へ仕舞ったんだっ。

其の通りだったよ。クローゼットの上段の奥なんて間に合わせの思い付きに過ぎなかったよ。

アルミのアタッシュケース3個を並べて洋服タンスの横手に置いてたの。其の上に6~7冊のごっつい辞典を積み上げてたの。





其のアタッシュケースの中に仕舞ってたんだよ。釣り関係の小物類が綺麗にぎっしり詰まってた。完璧だね。

ただ、もっと在ると思ってたけど、考えたら若者に沢山やったのを思い出した。オレは、昔から気前がいいからね、持って行きなって

人が喜ぶと嬉しくなってあげちゃうんだね。後生大事に持っててもオレが使わなかったら誰が使う? そんなのを思ったことがある。





息子に、今は興味なくても、いつか遣ろうって時が来るかもしれんぞって全部あげようとしたんだけど、「おとん、俺はおとんみたいに

器用じゃないから貰っても使えない」って、全然、興味ないんだね。「おとんこそ、いつか、また始めるかも知れんで」

そうか、じゃあ、オレが持っておいてやろ。「俺が釣りしたら、俺は俺を釣ると思うでえ」って有りそうな按配やね、大笑いだったよ。





当時は、近場の川や池の釣りに着いて来るのに竿を持とうとはしなかった。横っちょで見てるのが好きだったみたいだね。














『ルアーは、スピン系のを5~6個使った程度で、全部真っ新だよ』 此の小型のルアーケース、ぎゅうぎゅうに膨れてたけど減ってるね?







ルアーの投擲は、プロ並みだったね。狙い外さずスポッと置くようにキャスティング、オーバー、サイド、アンダー、ありとあらゆる

キャストがベイトリールでこなせたよ。休日は河原で練習繰り返して小手先キャストがめきめき上達したよ。素晴らしい腕だったね。

10~20m先にバケツから空き缶、コップへと口径小さくして確実にキャスト、近所の子達が驚きの声を上げてたよ。





遠投は海の投げ釣りでコツを会得してたから容易だったね。2m前後のロッドで18gのゴムシンカーを80m軽く飛ばしてた。

ロッドもシマノとがまかつの格好いいやつ、ワンピース8~9本持ってたよ、でも名前忘れた。なんだったかなあ?

シマノは、グリップが金属製だったね。もう、振りまくって振りまくって練習で腰抜けたんじゃないかね? 今、まだ2本残ってるよ。





「持ち出して調べろよ」 共用のピットに袋になおして立て掛けて隠してある。出すのが面倒なんだよ。「ラグゼ?」じゃなかったね?

リールは、全てシマノだったね。ベイトリールで当時最高級のアンタレスが2個、カルカッタコンクエストが3個、最高だったね。

オレは、物の名を覚えようとはしないから記憶から駄々洩れして消えちゃうの。でも、此のベイトの名は記憶に新しく残ってる。





ルアーフィッシング自体は、ブラックバスやブルーギルなど外道扱いして駆除だなんだかんだと世間が騒ぎだしてから興味がそがれた。













追加 『シマノ レサト 写真左2段』 『がまかつ ラグゼ 写真右3段』 ネットで調べて出て来たよ








だから腕を上げて最高のタックル持って、実際に釣りに使用したのは数えるほどだよ。軽い気持ちで散歩がてら息子と出かけた

紀の川でポイントも解らずウロウロしてたら本流の脇に入り込んだ入り江かな? 小川の流れ込みみたいな処があって

20m程かな? 奥側の隅辺りが 「臭いね」 軽めのスピンソニックを狙ったところへポイ、惚れ惚れするよなキャストにうっとり。





40センチのブラックバスが一発でヒットしたよ。息子が興奮して 「おとんっ、す、凄いっ」 オレも、心ん中、慌てふためいてたけど

はっははは、なんて、ここはプロっぽく見せて笑ってた。内心、心臓破裂しそうな興奮だったけどね。

しかし、こんな簡単に釣れるもんかいな? まぎれもなくブラックバスだったね。その後、連続で20数センチを3本釣って大満足だった。





釣りの世界は、自由でなくてはいかん。自然は自由だよ。なんだらかんだら制約もって入って来んなっ、外道どもが。

魅力が失せて意気がシュボむんだよ。オレは気ままもんだけど、漁の期限を設けたり遊漁券とか遊漁許可書を要したりなんてのは好きじゃない。

だから、そんなとこでは釣りをしない。名も無いような魚でも自然に居る魚を相手に釣ってるほうが面白い。


















昔ながらの釣り師の世界もルアーフィッシングで掻き混ぜられた風情になって釣りスタイルの質が落ちた。やる気が失せたよ。

持ち物が高価になったからなんだろうけど、釣り場で人の道具を盗ったり、民家の近くで騒がしく迷惑かけたりする人が増えた。

昔ながらのむさ苦しい釣り人が我関せずで糸を垂れて愉しまれて 「放っとけ」って疎外されてたような位置に在った時代のほうが良かった。





第一次期のルアーフィッシングが盛んに云われた1976年(昭和51年)頃かいな? 当時は、まだブラックバスなんてお目にかかれない

頃だったね。キャスティングもオーバーとサイドスローを習得しただけでヘボキャストながら淀川でケタバス追いかけて興奮してた。

此れは此れで日本産の肉食系の魚だから捕食の際は猛然と襲いかかって来る。浅瀬に姿を見せてスピナーやスプーンなんかを追いかけよる。













『ケタバス』







大物としてはナマズだった。琵琶湖産の大ナマズが姿をみせる。ウグイが掛かる時があったね、赤い腹見せてジャンプして抵抗してたね。

其れと、時折、鯉が来る。其の頃から、中国産のグロテスクな雷魚(らいぎょ)が居ったね。

見るからに生で食べることはないと思うけど、こいつは、間違っても食さないほうがいい。寄生虫が怖い。でも、喰う人も居るみたい。





生で喰うと身体中に寄生虫が入り込み皮膚の表面に浮き上がって移動するのが解るらしい。 Oh No~。 「英語やな」

そんな時代のバスフィッシングには、釣り場に不似合いなおかしな釣り人の姿はなかった。 「どんな奴やねん?」 

例えれば、外人みたいな髪の毛に派手派手衣装に耳飾りに鼻輪、「鼻輪?」 矢鱈、横文字が飛び交う会話、全身がこそばゆくなるんだよ。













『琵琶湖に流れる小さな川』  底が見える浅い川でケタバスがよく釣れるらしい、行きたくなってきたよ







此れはね、テレビが悪い。釣り業界も悪い。儲けねばならんから無理ないけどね、花輪を立てて門戸開いて、おいでおいでと招きよるから

面白そうって人は寄る。テレビの釣り番組も、マイボートなんて導入して外人みたいに恰好つけて一端のプロ顔して横文字会話。

キザな奴ばっかし、もう、ナルシスト全開だよ。釣り場に常に憩う餌釣り師のオッサンたちは「馴染めないねえ」って嘆いてる。





オレの釣りは、こんなとこに居るのっ? と思わせる処に凄く引き付けられるんだよ。其れはないだろって半信半疑、目を皿にして

凝視する自分は五感を刺激して集中度が上がりっ放し。ルアーフィッシングで有ろうが無かろうが釣りなら何でもいい。

水が酸素を含んでたら澱んでようが汚れていようが浅かろうが深かろうが田舎道の側溝なんかでも興味を抱かざるを得ない。



















信じられないような処で小魚の姿を見ようものならドキッドキッドキッて鼓動は高鳴り大発見に興奮して倒れる。「心臓発作か?」

田舎なら何処でもそうだろうとは思うんだけど、岡山県の町ん中ってのは、大小、側溝が、矢鱈と多くて総じて柵が無いから

人や車が頻繁に落ちるってホンマかね。魚じゃなしに人が流れてるのかね? 画像で見る限り、実際に落ちて多くの人が亡くなってる。





「まさか」 なんて思ってたら、「またか」 なんて騒いでる、コワイね。雨で増水してる時なんかが危ないだろうね。

開口部は発見され易いし、自力で上がりもできるかも知れないけど暗渠(あんきょ)に流されるとマズイね。

オレは、泳げないから無理や危険な処はパスして、大胆は、ようせん。天気のいい日で足場が良ければ大好きな処だけどね。





上の写真の中央、子供が道路わきで釣りしてる。オレは心配性だから、こんなのの傍に居たら気が気じゃないよ。

こんなとこで嵌りよって、慌てて助けに入って流されて、オレが溺れて死んだら、どないしてくれんねん。不思議と子供は自力で助かった

なんて新聞に出てるよ。こんなとこで身代わりなって溺れ死んだら、ニュースで、大恥、お茶の間、お笑い劇場だよ。


















しかし、泳げないオレが、いつも不思議だなあって思うのは、達者に泳げる人が、よく溺れて死んでるね? なんでなの? 

泳げないオレが溺れて死ぬのは仕方ないから泳がない。でも、泳げるのに溺れて死ぬなら、おまえも泳ぐなよと云いたいよ。

泳げない癖して泳げるなんて片腹痛い。 「そんなの云っても調子が悪い時もあるわいな」 ズルっこいんじゃないか? 「アホか」

































カメレオンの独り言-1990 『辿って戻れない記憶の迷子』 釣り話二杯目

2018年02月12日 | 日記




 2018年2月11日






昨日、久し振りに釣りの話を書いてたら、なんか、矢鱈、海を見たくなったよ。今は、もう、気ままな時間の中で生きてるから

休みも平日もないし暖かくなったら海を見に行こう。長い間、何かしら自分を縛って生きてたから動くことを忘れてた。

身体が思うように動かせる間に、そろそろケツを上げようと思う。海だね、海を見に行かねばならん。





カメラを持って男前は出掛けるよ。 「ホンマやな?」 ホンマだよ、もう、云うだけでは済まさない。春の訪れとともに海辺の町に

男前のオレが出没することだろう、待っててね。 「なんか嘘くさいね、そういう意味合いでは、全く信用ないね」 そやね。

しかし、もう縛りを解く。自分に厳しい男も、もう、飽いた。自由旗印に羽ばたく時が来た。  「小遣いあるか?」 





腰を折るようなことを云うな。海を見に行くのに大枚を必要とせんだろ? 「電車賃と食事代、5千円コースやね」 歩いて行こか?

「大阪から歩いて海を見に行くって何処の海や?」 南港辺りか? 「ドブ海みて何が愉しいねん?」 せめて須磨から西だろうね。

南なら逆向きで泉南辺りまでが限界か? 「どちらにしても歩いては無理だろ? 東海道五十三次なみの覚悟を要するぞ」 やめとこ。


















「近場の海で5千円コース、電車賃とオームライス一皿と水お代わりってとこやね」 いや、古潭の定食味噌ラーメンぐらいはいけるだろ? 

「侘しいねえ」 あのな、人間、何十年も生きてくるとね、そうそう、飽きるほどウロウロすることもないの。

もう、見て愉しんで知ってるがな。綺麗な海を一日見尽くして味わえば充分満足出来るよ。同じコースばかり行っても一緒だろ? 





よしんば、コースを所々変えても海は海やがな。此れがね、若い子たちは、過去の経験値が低いから何でも新鮮に感じれて

飽きずにウロウロ出来る訳。もしくは、なにに変えてもウロつきたいって欲求の強い人たちとかね、特殊なタイプだろうね。 「特殊?」

目的があれば別だろうね、若い頃のオレみたいに、例えば釣りってことにのめると、其処に居ないと成り立たない魅力が止めどない。





ふっとした思いでは、海で、また投げ釣りも愉しみたいなあって考えるけど、実際は、もう、ええわって考え直す自分が居るよ。

若さのエネルギーってのは凄いもんだと思う。 「疲れを知らない子供のように~」って、元銀行員が歌ってたよ。

だから、オレが海を見たいって欲求なんかは、小遣い心配せねば為らんほど困らないで済むんだよ。そうね、一万円コースだね。





「大きく出たね」 其の分、遠くの海を眺めに往けるかもね。潮の匂いとともに、遠い昔の自分を思い出して酔えるんだろうかね。


















まあ、そういうことで、春になれば海を見に行く気には変わりない。テトラじゃない石積の波止に打ち寄せる波を眺めていたいね。

透けた水が砂を洗って行ったり来たり、石積の波止を飽きずに洗い続けて時間が止まったようなひと時を

お日さんに照らされて暖められて打ち寄せる波音聞きながらのんびりと過ごしてみたいよ。





しかし、カメラは潮風に弱いから出し放しってのは良くないんだろうね? ナイロン袋に入れて鞄の中が無難だろうね。

海の投げ釣りは遣りまくったことだし止めたままになっても未練はないけど、海釣りで、機会があれば小魚相手にルアーフィッシングで

遊びたい欲求は残ってるね。振り出しの高級ロッドが一本に高級リールが一個使わずままに残ってる。ルアーは小さなものが沢山ある。












『DAIWA HEART LANDO HL-CX595TLFS   SHIMANO STELLA 1000 SuperSHIP』







しかし、待てよ、引っ越しで此方に来てからルアーを仕舞った小型のケース、見ないままだね。何処へやったのかなあ? 

探し出しておかんといかんね。チョロチョロ買い揃えて、ざっと10万円相当の小型ルアーがギュウギュウ詰めだったよ。

小さな鞄に仕舞える仕様だから携行には邪魔にはならない。世話の焼ける餌の用意も要らん。海でも川でも渓流でも何処でもOKだよ。





大方の投げ釣り高級ロッド、高級ルアーロッド、高級リールは、オークションで全部処分した。みんな、もう一度揃えたら、

とんでもない値段になるよ。オレは、物を大事にするのが当たり前だったから滅多なことで傷を付けない。とことん綺麗だったね。

おかげでいい値で買い取って貰って懐も大きな痛手にはならなかった。しかし、小型ルアーは、何処へなおしたままなんだろうかね?





「引っ越しの際に間違って捨てたんじゃないのか?」 絶対に有り得ないとは云えないところもあるよな、ないよなとこだね? 

明日、せこ入れて探してみよう。デカいクローゼットの上段の棚の奥かなあ? 思い当たるとこもないのに探すのは、しんどいなあ。

書くこともないよなことを書くのも、しんどいなあ。 「アホ、そんなの読む方がしんどくて迷惑だ」 なんて仰ってるよ。


















しかし、気になりだしたら気になるもんだね。内心、悪い頭を鞭打って記憶を辿ってる。
































 

カメレオンの独り言-1989 『懐かしく思い出して歳を知る』 釣り話一杯目

2018年02月11日 | 日記





 2018年2月10日






10日、土曜から祝日挟んで3日間お休みだね。こうも寒いと休みがあっても出歩くのはケツが重いだろうね。「そうでもない人も居るよ」

何処ぞウロウロしたり、群れ合ったりせんことには一日潰せない人も居るだろうね。 「そんなの居なけりゃ、世の中、止まっちゃうよ」

互いが持ちつ持たれつ、世の中、流れてんだろうかね。冬ごもりも、あと、2カ月かね? 「2カ月って4月だろ?、真っ盛りの春じゃないか」





暦通りなら桜咲く春だよ、しかし、そうはイカナゴ釘煮(くぎに)が美味い。 「なんのこっちゃ?」 そうはいかないと云いかけて間違った。

春の訪れは遠いよ。実際、寒さ忘れるのは5月じゃないか? いかなご漁はそろそろかね? 3月手前辺りから、明石沖合が漁場だったかね?

生姜(しょうが)と砂糖と醤油で煮る佃煮だね。これ、美味いんだよ。よく頂いた、毎年、近所の奥さんが拵えて持って来てくださった。











『玉筋魚(いかなご)の佃煮』 砂糖、醤油、生姜で煮詰めるとクギのように曲がることからくぎ煮と云われるらしい






玉筋魚(いかなご)ってカマスの子かね? 「おまえが話を振ったんだから解らんかったら調べろよ」 まあ、いいだろ。「何がいい?」

もし、親がカマスだったら知らぬが仏だよ。折角、美味いって話を不味くする必要もない。「どういうことや?」

カマスってのは20~25センチほどに成長するんだけど体形が細長いんだね。其れが群れを成して泳いでるらしい。


 


海で溺れて水死して長く波間に浮遊してるとね、此のカマスってのは死体の穴という穴に入り込んで体内を食する習性があるらしい。

ど座衛門を船に引っ張り上げたら、ふやけた身体を波打たせて中からズルズル出て来るんだよ。「おまえな、そんなこと云ったらイカナゴ

台無しじゃないか」 何事も綺麗だけではないという話だよ。春の風物詩、玉筋魚(いかなご)くぎ煮、忘れられない味覚だよ。












『猫も逆毛立てて驚いてるよ』   






「それはホントの話かよ?」 昔、何かの本で読んだことがある。薄らボケた記憶では親がカマスの場合だよ。

カマスは人の身体を貪って、人は、其の子を煮炊きして舌鼓を打つ。此れ皆、総じて食物連鎖の宿命だよ。人は、見た目と匂いで

卒倒するけどね、自分もいつの日か似たような最期を迎える時が来る、事実を真正面から見て受け入れることに慣れることだろうね。





其処には生と死が常に介在してる。生きるということを理解する機会だね。狭い側溝に猫が死んでたよ。片付けなければ臭い立ってる。

大きな身体にガスが溜って膨張して側溝にぎゅうぎゅうに詰まってる。此れは、相当ヤバいねって覚悟してる。

タオルで覆面して軍手をつけて細いスコップで底から浮き上がらせるんだけどバンバンに詰まってる。リキを入れて側溝脇に掬い上げた。





ブッスウウ~ってガスが抜けたのかね? 大きな風船みたいな身体が幾分か凹んでる。影に隠れて見えなかったけどゴミ袋に入れようと

向きを変えたら明かりに照らされて、慣れるもんじゃないね、倒れそうになったよ。とんでもない蛆(うじ)虫の山のテンコ盛りだよ。

Oh!!Nooo~って英語で叫んでた。どうってことないっ、どうってこと有るけど、ないって云い聞かせてゴミ袋の中に転がせた。












『仲間がお世話かけますニャア~  いいってことよ、お互い様だよ』 






壮絶だね。兎に角、必死で入れ込んだら口を縛ってる。ホントは、腐った身体から出た周辺のガスを吸いたくないんだけど苦しいっんだよ。

我慢した分、タオルの覆面が激しい呼吸で、パカスコパカスコ、ペコペコ、ペコペコ忙しい。激しくタオルを通して吸っちゃった。

オレは用意がいいから、もう一枚ゴミ袋を広げて二重に包んで口を縛る。大き目のダンボールの箱に寝てるような姿勢で入れてやった。





せめて見てくれいいようにダンボールをガムテープで閉じて紙を貼ってニャンコの顔を可愛く書いて生前のようにイメージアップしてやった。

市の担当さんに回収頼んだら 「ああ、猫ちゃんの死骸ですね」 誰も気持ち悪い顔をしないね。人は、その程度でも粗くは扱わないもんだよ。

蛆(うじ)虫って聞いただけでもゾッとするけど、実際、此れもイメージひとつで受ける印象が変わるね。





今は、長い間ご無沙汰してしまったけど、川の釣りで、一番扱いやすいのが蛆虫なんだね。うどんとか練り餌とか赤虫とかいろいろあるけど

針に着けても、すぐに外れて手間暇かかるわりに効率が悪いんだね。コツを掴んで上手く扱う釣り師も居るけど一般には針持ちが悪い。

釣りに使う蛆虫は、田舎の山ん中に魚の死体を撒いて置くんだね、海の魚でポピュラーなサバだね。此れにハエが卵産み付けて





蛆虫を量産するらしい。ニャンコの腸(はらわた)に大量に蠢(うごめ)いてた蛆虫には顔を背けるけどサバに湧く蛆虫も変わらない。











『オイカワ(メス)上左  ウグイ上右   ケタバス下左  鯖虫のチョイ掛け下右』






釣り具屋さんに常備してる蛆虫は、小さなポリ袋に50匹程度かな木の粉に塗(まぶ)して製品化されてる。木の粉に塗(まぶ)すと

気持ち悪さが嘘みたいに消える。乾いた個体でクニャクニャ、コロコロ、グネグネ、掌(てのひら)で遊んでる。

釣具屋さんでは、此れを鯖(さば)虫ってネーミングが変わる。魚に目立つのかして赤い色に染めた鯖虫も売ってる。





此れは、紅刺し(べにさし)って云うんだね。蛆虫は砲弾型のスタイルで、尖った方が顔になるみたい。其の逆面に肛門があるようだね。

此れを少し捻ると小さな肛門が飛び出す。返しのない小さなスレ針を皮の部分だけ挿し抜くといつまでも元気にクネクネクネ動いてる。

魚から見ると実に美味そうに見えるんだろうね。いとも簡単に綺麗な小魚のハエ(オイカワ)が釣れる。












『ハエ(オイカワ)オス』 婚姻色で鮮やかだよ






流す浮きがピョコピョコ浮き沈み繰り返して反応したら魚が餌を弄ってる。ピョコッという感覚掴んだら抜き上げの微妙な瞬間を会得できる。

イメージだね。浮きの下のラインを伝って餌の針が流れてる。浮きの反応で水中の様子を想像するんだよ。

抜き上げの微妙な感覚が解ったら、口に針を浅めに掛けることも可能だから、無駄に弄られず体液吸われずに鯖虫も無傷で上がって来る。





付け替えの手間が省けるんだね。柔らかな胴調子の竿だったら、重みが乗って小魚でも充分遊んで釣り上げることが出来る。

手早く釣り上げたいなら先調子の竿を使えば手返しよく釣り上げて魚籠(ビク)は瞬く間に一杯になるよ。小魚のハエ(オイカワ)のオスは

腹びれが大きく色合いがとても綺麗だから退屈せずに遊べるね。外道扱いのアメリカ産のブルーギルなんか海のグレみたいな様子して





引きも強いから面白い。何処でも釣れる魚で、釣りに不得手な人でも一匹釣ったら其の手応えはやめられない一生もんの感動となるよ。 












『滝の茶屋海岸付近』 1933年(昭和8年)  阪神間の海釣り1974(昭和49年)~1984年頃迄かな、よく通ったね 









『垂水海岸沿い』 1936年(昭和11年)  阪神間の海釣り1974(昭和49年)~1984年頃迄かな、よく通ったね 







一生もんの感動に酔って、若い頃は、おおかたの時間、海や川や池のほとりで過ごしてた。懐かしいね。また、やれるかなあ?

と、思い出したんだけど長いこと忘れてたね、今のオレでは、針結びや、糸と糸を結び合わせることが困難になってるだろうね。

1.5度の老眼掛けたら出来るだろうけど、格好いいのを買っておかないとスタイルに悪影響を及ぼすよ。「そんなもん、老眼鏡だろ?」











『老眼鏡にも、色付きで、パイロット風スタイルで、安もんで三拍子ってのがあるね』  見えりゃいいんだよ お気に入りに入れておこ






そうね、しかし、見た目も大事。パイロット風のサングラスもどきが要るね、色のついたやつね。「紫色か?」 そうね。

「産婦人科の医者みたいなのか?」 なんで産婦人科の医者やねん? グリーンでもいいよ、濃い目ね。

そうか、今のオレでは、眼鏡が必需品になってるのを忘れてたね。ちょっと、時間をかけていいのを探しておこうか。


































カメレオンの独り言-1988 『散歩の話はあのねのね』

2018年02月09日 | 日記





 2018年2月9日







なんか、もう、ハチャメチャ眠たい時ってあるね。パソコン見ながら眠ってんだよ。ほいで、ハッとして起きて慌ててキーボードに

指添えて打つ態勢してんだけど、また、眠ってんだね。そんなのをアホらしいほど繰り返して飽きないもんだね。

切りがないから顔を叩いて目を覚ます。結局、何もしないままパソコンをシャットダウン。昨日に続けて散歩に出る。





道路に出ると小学生の3~4年ぐらかな? 男の子3人に女の子が一人、ドッチボールを転がせて遊んでる。女の子がオレをじっと見てる。

オレも気づいてニッコリ笑うと、身体を妖しく捩じって様子してニタッと笑ってる。おませな子やねえ~。

一年前までは、こんなの、毎度、相手になってたね。通り過ぎ際に手を振ってバイバイ、女の子も可愛く手を振ってバイバイしてるよ。





「ちょっといい男」って思ってんのかね? こんな子ばかりだったね、「★★ちゃんは、恰好いい」なんて挨拶代わりで馴染みになって

知らない友達引き連れて増えて行くんだね。オレも珍しいおっさんだったんだね。 「あの人怪しい」 なんて云われる一歩手前だったんじゃ

ないのかね? でも、赤ちゃんから子供から若者から、奥さん、ご亭主、爺さん婆さんから、猫から犬まで寄り着いて心斎橋筋みたいな





雰囲気だったね。あんな頃からしたら、オレも孤高の人になったもんだよ。来るもの拒まず去るもの追わず、されど仲良しがいい。
















さあ、歪んだ顔して男前と錯覚のままにニット帽被ってその気になってヒョコヒョコ歩いて往くか。此の健脚がいつまで健脚として

なり得るか、思えば心細くもなる歳になってんだね? 考えたことも無かったね。

常に貧乏に責め苛まれて、しょうもない耐性だけが出来上がってんだろうかね。貧乏に生きても品性と誇りを忘れず、我れを律して





謙虚に在れ、常に美しく在らねばならんと云い聞かせて生きて来たね。清貧の心得習わずして身に着いたとは情けない。

急かず慌てず緩やかに歩みを続ければ目的とするところ無事に帰って来れるもんだね。「セカセカ餓鬼のような歩きの無駄を知ったか?」

生きる姿勢に習うものがあるね。 「往く道々、気付いて留まるものがあるか?」 ないね。 「ただ、セカセカ慌ただしいだけか?」
















馬鹿め、慌ただしいってのは我が身の気の内だけの話だよ、風のようにとか、突風を巻き起こすとか、振り向けば、もう、遥かむこう、

姿は見えない、なんてのはイメージの世界のことだよ。実際は、見苦しくない範囲にとどめた歩行に過ぎない。 

「それは、おまえが、そう思っているだけかも知れんぞ、おまえを何度か目撃してる人は、「あっらあ~またや、あの人、なんであんなに





いつも急いでんねやろっ?」って、噂になってるかも知れんぞ」 深く詮索すんな。オレはね、人目に触れぬところを選んで歩いているよ。 

「ドロボウか?」 違うがな、そういう寂しい通りを選んでセカセカセカセカセカセカ風のように通り過ぎるだけだよ。 「見られてるぞ」

別段、悪いことしてる訳じゃないんだから気にすんな。 「悠々と歩く癖を身につけろよ」 人となりが人を創るってことか? 「そう」





まあ、そんなことを、昔、おふくろが云ってたのを思い出したよ。でもね、歩いてるとね、何故か、トロトロやってられないんだよ。

そらっどけっ、この野郎って突風だよ。 「其れがいかんのだよ」 泰然自若と在るべきかね。「歳に習え」 

たとえ、散歩如きでも考えれば考えるべきことがあるもんだね。なんてことを思いつつ帰って来たよ。
















今日は散歩の話で終わり。「なんやねん、もう終わりか?」 そんな毎度、話がある訳ないだろ? 無いのが普通じゃないの?

































カメレオンの独り言-1987 『表の顔と裏の顔、重ねて一匹狼の顔』

2018年02月09日 | 日記




 2018年2月8日







漠然とした標(しるべ)は目の先にある。もう手が届くかなって思う時もあれば、遥か彼方の靄の中にすっ飛んで在るんだね。

オレの人生は、そうして生き長らえて来たとしか謂いようがない。

何かしらを必死に考えて苦しんでもがいて、今在る自分を支えて生きて来たに過ぎない。標は、在るんだけども想像なんだろうかね?





もう、歳に倣って意味のない人生で終わってくれても、悲しいとか虚しいとか顧みて後悔するようなものもない。

標は、夢の中に立ち尽くしたまま昔となんら変わず目の先に在るんだけどね、届くかと手を伸ばせば先へと遠のき遥か彼方で笑ってる。

我を見失わず、今を見失わず、生き続けて来ただけが全てだったのかも知らん。取るに足らん人生なんだけど、それすらも、別段、





しゃにむに取らいでかっなんて、あくせく思わんのだろうね。オレの目の届くところに、常に消えずに立っておればいい。

一匹狼の努めかね? 誇りだろうかね? 痩せ狼の辿り歩かねばならん道標(みちしるべ)だったのかもね? 「導かれてんか?」

そんなのを感じないこともない。一匹狼の背負ったツケかもしれない。 「払わねばならんツケとは幾らや?」 





お金じゃないよ、なにか抜け落ちて忘れてるものがあるのかも知れん。つまり、ツケを払うために道を迷わず歩き通せってことだろうかね。



















商売こけて、何処ぞまともな処で働き口を探そうにも、オレは働くって云っても向こうが要らんって相手にしよらんから仕方ない。

相手方の気さくな言葉に救われて行った処が下請けの会社だった。こんな仕事もあるんだねって思ったね。

大手の親方会社の倉庫管理の仕事だった。下請けの会社も其れなりに手広くやってんのかいね? 「自分の入った会社だろ?」





そんなの興味ないんだね。働けたら其れでいいって思ってた。大手親会社運営の倉庫で管理仕事を受け持ってんだよ。

派遣されたのは7人ほど居たね。其の場の状況に慣れるのに一カ月ほどかな? 

或る日、親方会社の所長のボロクソを目の当たりにして、立場の有り様も理解できた。





此れはいかん、此れでは、いつまでもボロクソで遣られっ放しではないかいなと思ったから、其れから二週間ほどかね、

見よう見真似で仕事の遅れを改善しつつ、滞ってる山のような仕事は合間を見つけては片っ端から片付けて行った。それが良いのか悪いのか、

所長のボロクソの種を刈ればボロ草は生えないと解釈して、見渡せば覇気のない連中ばかりで問題意識なども希薄もいいとこだね。


















オレは、こういう目端は利いてたね。弱い処を補強すれば解決するって、下請けの上司に了解貰って飛ばしに飛ばして長く滞っていた仕事を

嘘のように片付けた。一人で遣ったるって根性で日常仕事掛け持ちで飛ばしまくった。使える奴が居るって見抜いたから

褒めておだててその気にさせて人間を変えてあげたよ。一回や2回など役には立たない、流れを作らねばならん、継続は力、其れが実力よ。






次から次から入庫が連続する中、10トントラックが追い打ちかけて来よる。荷下ろしとともに続けて仕舞っていく。戦いだね。

糞重たい物からコマイものまで山のよう、山を山として置かせない。動かぬ奴らを笑わせて勢いつけてケツを煽って休ませない。

笑い飛ばして倉庫は、実に明るくなった。死んでるような人たちが冗談云ってゆとりが生じて動きが軽くなった。


















入社して2カ月かね、流れは出来た。継続の力は板についた。脚を引っ張る人が居ったね、頭が切れるほうなんだけど活かさない。

活かさないから腐っていくんだよ。うちの上司との間で険悪なムードが漂ってる。親方会社の事務系のほうになびいた姿勢。

此の人はマズイねって思いつつも、そんなのはそいつの問題だから知らん顔。そのうち辞めていかれたね。





綺麗な水を絶えず流せば墨に染まった澱みの水も徐々に薄まり、やがて底を露わに姿を見せる。しかし、少し汚れが残る方がいい。「なんでや?」

水清くして魚棲まずだよ、人は生きてる、人が生きていける環境のほうが人間らしい。こころが互いを和ませて息が抜けるんだよ。

その後、5年間、親方会社は紳士的になって柔らかくなって仲間意識で持ち上げてくれた。実に、いい環境になったよ。





職場は、我が身で創るもの、誰にもゴチャゴチャ云わせる場所じゃないって誇りを生む。笑って、和んで、助け合う、成らぬものもなるもんさ。

まあね、身体が資本で遣れたから通った話だよ。持って生まれたような陽気な裏の顔も活きたね。「なんや、それ、裏の顔って?」

表の顔もあれば裏の顔もあるわいな。両方使い分けられるから策士で通る部分もある。「おまえの表の顔は?」 筋一本の鬱陶しい男だよ。
















標ね、オレの目の先にある標はね、世話になった親方会社の所長が、しっかりしたものを建てろって云ってくれたのと同じだよ。

オレはオレが見えない。アホ丸出しでも、幸い、不快なオレ自身は見えずに笑って生きてりゃ済む。

蚊帳の外の肉体労働者など相手にせず無能呼ばわりで顎で使ってたね。それが変われば変わるもんで肩を並べて仕事の一端任せて相手を立てる。





そんな成り行きに野球チームも誕生して慰安旅行にもお呼びがかかって、結構、愉しい職場の恩恵を受けた。

徳島に渡る航路で、甲板に立って青い海を眺めてた。其処へ所長が寄って来て二人して海を眺めてた。所長が嬉しそうな顔をして 「〇〇〇〇」

ってオレを呼ぶ、「はあ?」 「おぬしは一匹狼やな」って顔見て笑ってる。「おぬしは、此れから先、まだまだ、何かを遣る男やのう」って





謂うんだよ。オレは、言葉が見つからなくて所長に笑顔で応えて海に目をやり、二人で、暫く、流れる海原眺めていたね。

オレの目の先の標は自由になることのみ睨んでた。覆い被さる負の責と戦わねばならん。「何かを遣る」 そう、生き延びることだったよ。 

もし、人に見込まれたとしたら、いつかは応えねばならん。其れを聞いてから数十年が過ぎた。なのに、忘れないんだね。





あの時の所長の言葉が、其のまま、オレの心で生き続けている。表か裏かは知らんけど、頑として一匹狼の性根は揺るがない。































カメレオンの独り言