カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1668 『道は進むために在る、人生は生き抜くために在る』 

2016年07月31日 | 日記





 2016年7月31日







最近、なんか急かれるような感じがして仕方がないよ。ひとり、そわそわしたりイライラしたりで落ち着かない。

でも、考えれば何も急かれることはないって思いなおしてる。そんなのの繰り返しだね。

常に追われて生きてきたから癖になってんかねえ? 根は、至ってのんびりしてんだけどねえ。気が小っちゃいのかなあ?





昨晩、見たい映画が見つからないから、パソコンの前でボオ~と考えごとしてた。

向こう先、引っ越しも控えてるから粗方の予定は組んで、それに倣って動けばいいんだけど、落ち着かないのは、それじゃないね。

どう生きていくかってことを考えてるね。常に階段を上がるような目標を掲げたい。その目標に向かって一歩、一歩を上がり続けたい。





その目標が定かじゃないから落ち着かないのかなあ? 「雲、幻の階段か?」 そうだね、「夢は掴み取るまでフワフワ浮いてんだよ」

しっかりした足がかりがないのかね? 「そうさ、一歩、一歩は着実だけど掴み取るまでは、雲、幻のようなもんさ」 だろうね。

一年ほど、予定から外してのんびりし切ろうかなって思うんだよ。なんにもしない、ただただ、自由を愉しむ、どうだろうかね?





「おまえが、其れをしたからって罰は当たらんだろ、もう、充分闘って来たからね」 闘っただけで終わるのが虚しいんだね。






















「何もかも忘れて、のどから手が出るほど求めた自由を満喫すべきじゃないか?」 で、ボケて終わりかよ? ふざけとるね。

一年を外す、そう決めかけてるの。 「なにをする?」 まず浮かぶのは、釣りだね。

それと、カメラを持って足の向くまま気の向くまま、ちょっと、其処まで旅をする。「おまえのちょっと其処までって近所だろ?」





有り得るね。それも含めて、ちょっと其処までの旅だよ。いいだろうねえ~。釣りは、プロだから読みが利くけど、旅は、素人だからねえ。

「貧乏で旅はきついぞ」 夢を破壊するようなことを云うな。 だからちょっと其処までって表現なんだよ。

云っとくけどね、オレは長い人生、困ってばかりだったんだけど、何故か困らずに通過できる運を持ってんだよ。





オレがよく云うだろ、金は天下の回りものって、其れを地で生きて来れたよ。「運は、いつまでも続かんぞ」 

そうとも云えんよ、例えばだね、鬱陶しいことが持ち上がっても何故か不思議とスムーズに片付いていくんだよ。肩すかしもいいとこだよ。

オレは、仕事で失敗ってのは滅多にしないんだけど、こちとらにお釣りが回って来るってのがあるね、回すなっダアホッなんてのね。





これはストレートに来るねって腹据えてたらカーブだよ、避けて行っちゃうの。こいつは、きついぞって覚悟してたらナックルで謝りに来るの。






















大方は余韻も和やかに終わるんだよ。「それはホンマの話か?」 ホンマだよ。オレは嘘は書かない。「それもホンマか?」 

ホンマだよ。だから、本社の連中が 「辞めないでくれ」って云うんだよ。

オレは、これを云ったらマイナス喰らうなと解っててもホントのことを堂々と云う。そして、みんなが大笑いさ。





事実とは、大方不快なことの方が多いけれど事実ほど強いものもないね。嘘は肥え太るだけで中身を軽くするばかりだよ。

7月も終わるね。夏、真っ盛り、蝉はミン、ミン、ミン、ミン騒がしく、人は、暑い、暑いと暑さに念を押して云うばかり。ホンマに暑いね。

今日はショックな日だったよ。ダブルショックだよ。自分の爺に署名をするよ、サラサラサラ、ハンコも押すよ、ポン。





「潔(いさぎよ)いね」 潔いも何もそれが事実だよ。夏休みだから子供が公園で遊んでる。小6の男の子が、

「★★ちゃん、やろ~」って、暇なオレを誘いに来る。昼休み手前だから、いいだろうって、ちょっと揉んでやろうか、と外に出る。

キャッチボールの相手が居ないんだね、この子は、野球クラブで腕を上げている。少し山なりのボールを素手で受けて放り返すのに造作はない。






















考えたら、この5~6年、キャッチボールなんかやらないね。そのうち、小6の男の子が腰を下ろして捕手の姿勢になるから

投手よろしく少し早目のボールを投げてやる。バシッとなんなく受け捕るね。

そのうち交代ってサインでオレが捕手になってやる。ビユッと投げてくる、ボールは見えてるけど出す手が遅いから後ろへ飛んでいく。





あっれえ~? ビユッ、あかん、ビユッ、あかん、信じられないよ、全く、捕れない。あの格好いいオレは何処へ行った?

手に当てるだけが精一杯だよ、これはショックだったねえ~。考えられない劣化ではないか。とんでもない役立たずだよ。

ああ~おっちゃんも歳やなあ、全然、思うように身体が反応せんわ。小6の男の子が笑ってるよ。





仕事と、この5年間、家ん中に籠り過ぎたかね? 俊敏性を失ったよ。歳を忘れたかのような動きよ、そいつとも、おさらばかね?

消沈もいいとこだよ。でも、まあ、慣れってのが中断して劣っただけかも知れんなんて、浅ましく慰めてる。

終業間際、おませな中3の女の子が外で煙草吹かせてるオレの足元に来て、階段に腰かけ同じように前の道路に目をやってる。






















どうした? 「・・・・暑いなあ」 うん、暑いねえ。バトミントンのラケットを持ってる。遊んで来たんか? 「うん」

「★★ちゃん、バトミントンしょ」 いいよ、少し、揉んでやろうか。バトミントンも遣ってみたら奥行深いんだぜ。 「うん」

やめときゃよかったよ。ボロボロだよ、奥行きも何もありゃあしない。初っ端から空振りばかりだよ。クック、笑ってるよ。





汗出てきたよ。暑さじゃないね、焦りの汗だよ。何とか跳ねて飛ぶんだけど打ち返しのないバトミントンだよ。ラケットが悪いのかな? 

ア〇〇、おまえも打ち返しがないね? 「★★ちゃんが真っ直ぐ打ってけえへんからや」 なるほど。あっ、また、空振りだよ。

打っては、互いが拾い合うバトミントンって疲れるだけだよ。 「★★ちゃん、しんどい」 おまえもしんどいか? 





公園の端っこで風に身体を冷やして二人で笑ってたら、「★★ちゃ~ん、鬼ごっこしよ」って小3の女の子らが寄って来る。

もう、やめてくれ、顔は笑ってるけど心はショックで泣いてるんだぜ。有り得ない想定外の自分に戸惑っておるんだよ。

ア〇〇、帰ってシャワーでも浴びてこい。 「お母さんも誰も帰ってないねん」 家の鍵、持ってないのか? 「持ってるけど・・・」





「一人の時にシャワーなんか、よう浴びんわあ」 ドアも窓も鍵かけりゃ安心だろ? 「あかん、コワイ、誰か来たらどないすんのん?」  

恥ずかしそうに笑ってるよ。そうだね、おまえも娘さんになったね、女の子は、そのぐらい気をつけるべきかも知れん。

考えたら、幼かったこの子が、バタバタ遊びに来てる頃が、想定内のオレだったね。年月、夢、幻の如く過ぎ去りしかね。























よおしぃ~っ、決まった。これからの一年間は、夢追いの予定から外して、失ってしまった俊敏な動きを取り戻す。

仕事から解放されたら家には居ない。みちょれえ~、まだまだ、へばった爺にはならん。

第二の人生も糞もあるか、一本の灰色の長い人生を真っ白に変えてやる。 「幾つやねん?」 やかましいっ。





歳も糞もあるか、生きて死ぬまでが一本の人生だよ。
































カメレオンの独り言-1667 『銃と酒と女と車』 で強くなる。

2016年07月29日 | 日記





 2016年7月29日






世の中は、忘れた頃になると吃驚するよなことが起きるようになってんかね? とんでもないことしよるねえ。

深夜の相模原で何十人もの人を刺したり斬ったりして19人を殺し、26人が重軽傷、日本じゃ珍しい大量殺人だね。

犯人像も枠が広がって、いつもニコニコ、挨拶交わして好青年って、近所の人が声を揃えてる。益々、見た目じゃ解らない。





これだけだったら、まるでオレみたいじゃないか。「おまえも危ないタイプやのお~」 あと、どんなタイプが無縁なんかねえ?

こんな騒がれる事件が起きると、いつも思うんだけど犯人が同姓の奴だったら、それだけで、なんか嫌な気分になるだろうね。

今度の奴は、映し出される写真が、みんな笑いまくってる。何十人も刺したり斬ったりする奴に見えんよ。極、普通の奴だよ。





オレも、よく笑うから疑われるよ。明日から、暫く、ほとぼり覚めるまで笑わずにコワイ顔して居よ。  

「そんなのしたら、最近、★★ちゃん、おかしくない? 人間変わったみたいって、余計に警戒されるわ、うかつに近づきなやって」

「迷惑な奴だよ」 しかし、人を大量に殺した奴の笑った顔ばかり映すのもどうかと思うよ。こんな時こそ免許証の写真貼ったれよ。














『中折れ式リボルバー、エンフィールドNo.2 MkⅠ』 実銃








大方の人は、自分の免許証の写真見て 「俺は指名手配犯かよ?」って思ってしまう写りが多いんだよ。「おまえのは?」 破壊されてるよ。

夜のニュースに、また、写ってるよ。全身入れ墨してんだね、金髪に染めてからおかしくなったって云ってるね。

今年の強制入院で大麻の陽性反応も出てたらしい。麻薬をやっておかしくなったのかねえ? 最近、麻薬でおかしくなるのが多いね。





力のない弱い人を守ってあげようとは思わないのかねえ? 弱い自分を見せつけられるような思いになって狂ったのかねえ?

みぃんな弱いんだぜ、自分の弱さに気づかずに済む人もいるだろうけど、大方の人は、負けずに頑張ってるんだよ。

ホントに強い人ってのは少ないよ、それでも、見えない処で泣くのが人間だよ。





先生を目指していたっていうけど、猿真似の知識を猿真似させるだけかよ? 人知らずして人に何を教えるの?














『呑めないお酒』








久しぶりに書くネタが浮かんでこないね。こんな場合は素直に休もうか。今月は、初っ端、パソコンの本体が故障して

1か月15~16日分を書けるかなと心配したけど、今日で予定通り、一日おきの16日分を書いてることになる。

まだ27日だから日が余ってる。と、云うことは意固地になって絞り出すこともない。映画でも観るか。





なんか、心揺さぶられるような感動の映画はないのんかいな? 銃と酒と女と車、ほかに無いんかえ?

「おまえの溜めてる映画は、強くなったような気分に錯覚させてくれるのんばっかしやね」 云えてるねえ。

「一種の麻薬だな?」 心身ともに蝕むコワイ麻薬の錯覚より、映画で、その気になってる方が健康的で安くつくよ。














『イヴォンヌ・ストラホフスキー』








ジェイソン・ステイサムの 『トランスポーター』でも観て錯覚に溺れて感性を刺激しようか。

オレの運転免許証は、もっぱら身分証明書で活躍してばかりだよ。 「恰好悪いのお~」 自転車があるさ。「余計にカッコ悪いわ」

「酒は?」  発泡酒350ml 2缶で爆睡。 「女は?」  フラれるために在る。 「銃は?」  壊れたエアーガン。 「最悪やね」















『アウディ』





























カメレオンの独り言-1666 『夏祭りの夜』 

2016年07月28日 | 日記





 『天神祭り』 2016年7月28日






昔、幼い頃は西天満に住んでいたので足元で天神祭りを味わったのをうろ覚えしてる。天満宮は遊び場だった。

天神橋筋商店街がその通り道で馴染みの店も何軒か覚えてるけど、今は、もう無いだろうね。天神さんの祭りになると昔を思い出す。

夕飯頂きながらテレビの中継を見てたけど、なんか、年々、花火の勢いが弱まってるように感じるね。





堂島川を埋める船渡御は、変わらず派手に行き来してるみたいだけど、打ち上がる花火が大空で炸裂するべきが、なんか低いねえ?

火薬を惜しんでるんかね? 派手な花火は一発百万円近いって聞いたことがある。ドンッで札束が燃えて煙なって消える。

豪気なことだね。大手の企業の寄付で成り立ってんだろうかね? 日本三大祭りのひとつ、天神祭り、なにわの心意気を守って欲しいね。





大阪富田林のPL協会の大花火大会もひと頃は、12万発だったものが、今年は、其の一割にも満たない1万発って云われてる。

信者が激減りして、それに伴い、寄付金も減少したんだろうね。強豪のPL学園高校野球部も休部に追い込まれて選手たちが泣いていた。

祇園精舎の鐘の声じゃないけど、聖者必衰の理(ことわり)をあらわすってやつなんだろうかね? 





真夏の夜空に絢爛と燃える大輪咲かせて辺り一面花を撒け。それを見上げて人々は、各々が夢に酔うんだよ。夢をすぼめちゃいかんよ。














『天神祭り』







いつものように同業の社長さん相手に話してたら、横手の窓の向こうで彼女が浴衣姿で笑ってる。おう、〇〇〇、行くのか?

綺麗だね。かんざしかな? 髪に花の飾りが艶やかだよ。男どもが寄って来よるぞ。「そんなん居らん」

いつも天神祭になったら携帯で表通りまで呼び出して浴衣姿を見せてから祭りに行くのに、今日は、此処まで来たんだね。





着付けが板についてきたね、格好いいよ。もっと騒いで見てあげたいけど、生憎、お客さんだから、そうもいかん。

ポケモン見ながら歩いたらあかんぞ。「せえへんわ」 そうか、天神さんへ行ってみろ、花火上がっても、みんな、下見てるよ。

社長さんが笑ってるよ。電車の時間があるだろ? 着物だから走れない、履き慣れない下駄は危ないから早目に駅へ行っとき。





「今はなぁ、こんなんがあんねん」って、ドア開けて足先見せてる。ほおう、突っ掛けみたいな木造の可愛い履物やね。

それなら大丈夫だね。社長さんが、「わしも下駄でこけましてなあ、財布は無くなるわでえらい目にあいましたわ」

そうやね、懐(ふところ)や袂(たもと)じゃ心許ないですからね。 可愛い袋物をカウンターの上に置いてるよ。





雪駄がいいんですよ。「そうですなあ」 「女は雪駄履けへんやん」 おまえ、早よ、行けよ。社長さんが笑ってるよ。














『天神祭り』







ギリギリまで居ついて、ニコニコしながら行ったよ。 「なんでも愉しい年頃ですなあ」 そうみたいですね。

社長さんが、ご機嫌で帰られたら、もう、終業時間が来てる。雨が降る降るって云ってたのに持ちそうだね。「30%に落ちてる」って

彼女が云ってたね。天神さんは、毎年、雨がこぼれるって云うけど菅原道真(すがわら の みちざね)が泣くんかね?














『徳島の阿波踊り』







祭りかぁ、オレは、徳島の阿波踊りを見に行きたいなあって、よく思うんだよ。いつも想うだけなんだけどね。

色とりどりの浴衣に編み笠を深めに被って下駄を履く。じゅばんに裾除け、

手甲(てっこう)を付け黒繻子(くろじゅす)の半幅帯(はんはばおび)をお太鼓のように結んで、その姿は色っぽい。





囃子にのって揃いのいでたちで踊り練り歩く。艶っぽくって上品に踊るのが良いとされてるね。みんなが綺麗に見えるよ。





徳島県内 徳島市阿波おどり(徳島市) 阿南の夏まつり(阿南市) 鳴門市阿波おどり(鳴門市) いけだ阿波おどり(三好市)

小松島港まつり(小松島市) 吉野川阿波おどり大会(吉野川市) つるぎ町阿波おどり大会(美馬市・つるぎ町)

那賀町踊ろうふるさと阿波おどり(那賀町) 勝浦の阿波おどり(勝浦町) 阿波市阿波おどり(阿波市)と、あるとは知らなんだ、





日本独特の風情だね。向こうで浴衣に着替えて雪駄を履いて、団扇を持って気楽な気持ちで見物したいね。 「踊らんのか?」 あかん。

「同じアホなら踊らにゃ損、損って云うぞ」 あかん、オレは、踊るなんてしたことないから、さっぱり解らん。

みんなが愉しんでるのを眺めて、独り、御裾分けで愉しむんだよ。ビールなんか呑みながらね。来年あたり行ったろか。














『徳島の阿波踊り』







「船に乗ってか?」 船ねえ、船や飛行機は好きじゃないからなあ、陸からバスで行けるだろ? 橋渡って行くよ。
































カメレオンの独り言-1665 『ポケモンGO と 映画 キラー・エリート』 

2016年07月27日 | 日記






 『イヴォンヌ・ストラホフスキー』 2016年7月27日








今日(24日)は天神祭りの宵宮だね。大阪の北では、さぞ賑やかなことだろう。一丁、出かけてやろうかと思うんだけどねえ。

花火は本宮の明日なんだね。また、機会があったらにしようか。眠たいしね。「おまえこそポケモンGOに夢中になるべきだよ」

世のネクラ族は、こぞって外の世界へ出るのかね? 「外へ出なきゃゲームにならんらしいよ」 親御さんがホッとするんじゃないか?





常は静かで誰も居ないよな公園に、最近、沢山の人で埋まってるってニュースで云ってたけど、みんな下向いてウロウロするばかりで

なんか、コワイねえ。外の世界に出ても、彼らは自分の世界を徘徊しておるんだねえ。いいことだよ。「なんでや?」

自分の世界を持つってことは悪いことじゃないよ。彼らは、他に迎合せず揺るぎない自分を構築してんだよ。素晴らしい。「ホンマかよ?」





それをどう活かすかだね。課題のない人生はない、その時に、どう、動くかだね、そこには用意がなくとも本来の自分が在る。

世に無駄というものはないからね、活かすか殺すか試されれば生かせばいいんだよ。人間の根本は自分だからね。

オレも、そうだよ、自分に拘って生きてきた。じっと隠遁生活が出来なかったから外で働きまくっただけだよ。でも自分は失っていない。





おお、なんと素晴らしい自分の世界。「何にも成らなくてもいいじゃないか、其れだけが人生じゃないよ」














『ポケモンGO』  向こうのおばちゃんも映ってる中でポケモンが出て来るなんて、どういうことなんでしょうか? 「おっさんは解らんでええ」








こんなの書いててニュースを見てたら彼方こちらで遣ってるね。深夜の公園でも群れてるよ。なんか、正直、気持ち悪いねえ~。

大人が夢中になることかよって思ってしまう。立ちんぼしたり腰かけたり、みんながみんなスマホを睨んで俯(うつむ)いてる。

オレ的には、外へ出歩いても、みんな、柱や看板みたいなもんなので人目を気にしなくてもいいから幸いだけどね。





日本人は総体的に大人しくて優しい人が多いから海外から来た人が平和な国だと思うのは、極、自然なことかも知れないね。

日本人のオレがテレビ見てても、そんな印象を受けるよ。

こうして、ずっと、当たり前のように世間の表に現れて居られるような生活を維持することも大事だね。日本は其れが厳しいからね。





何を、どう溜めたら良いのか知らないけど、稼ぐってのも外に出ないと出来ないことだってことを「ポケモンGO」で肝に銘じることだね。














『キラー・エリート』  ジェイソン・ステイサム








昨日は、動画再生ソフト「VLCメディアプレイヤー」をダウンロードしたことだし映画でも観るかって外付けハードを繋いだ。

観てない映画もあるんだけど、スカッとしたいからジェイソン・ステイサムの 『キラー・エリート』をまた、観たよ。

こいつは、ホンマに強い。 「創ったぁるんだろうが」 いや、こいつの身のこなしはホンマもんやで、無敵だよ。





ロバート・デ・ニーロも相変わらず老練な味を出して脇を固めてくれてるよ。クライヴ・オーウェンが敵側の切れ者の役なんだけど

此の人は中途半端な役者だね。主役もやれるんだけど華がないから鬱陶しい雰囲気が勝ってしまうんだね。

「華ってなんや?」 う~ん、オーラかね、場を持たせる存在感ってやつだよ。悪(ワル)をやってりゃ悪くないね。














『キラー・エリート』  クライヴ・オーウェン








殺しの仕事が忙しいから故郷に残した可愛い彼女に会えないジェイソン・ステイサムが、時折、思い出してはセンチになる。

ふつうなら、女々しくしつこいぞってなるんだけど、幼馴染みの、この恋人がホンマに可愛いんだね。

あちらの女性とは思えない控えめな性格で、約束破られてもジェイソン・ステイサムを責めることなく信じて待ってんだね。














『キラー・エリート』  イヴォンヌ・ストラホフスキー








イヴォンヌ・ストラホフスキーって女優さんが演じてる。また、此の人は綺麗でね、お淑やかで人間性がいいから

陰でロバート・デ・ニーロに守って貰って事件に巻き込まれずに危険な世界の蚊帳の外なんだよ。

其の分、ジェイソン・ステイサムは撃たれるわ、どつかれるわ、蹴られるわ、えらい目に合うんだけど死なないんだねえ。















『キラー・エリート』  ロバート・デ・ニーロ




 




強い奴は、とことん強いって物語。親友のロバート・デ・ニーロの他に仲間が2人居るんだけど、あんまり強すぎると仲間の必要性が

希薄になる。相手ばかりやっつけてはいかんので、こちらもやられ役を配してバランスを考えてるね。

しかし、ロバート・デ・ニーロは、芸達者な大スターの貫禄嵩に着ないで、なんでもやりますって、感じの気さくな役者だね。





組織にも見放されて一匹狼になった元特殊部隊の猛者クライヴ・オーウェンの命もとらず、行く当て失った大金を惜しみなく

ケースごと渡して 「戦いは終わった」って、去りゆくジェイソン・ステイサムとロバート・デ・ニーロ。クライヴ・オーウェンの目の先で

ケースの中から札束を二つ三つポケットに抜き取るロバート・デ・ニーロに観客が、なぜか 「そうそう」 とホッとして頷くよ。





「なんでや?」 殺しの仕事から身を引いたジェイソン・ステイサムは、一年後、親友のロバート・デ・ニーロの危機を救うために

復活したんだよ。報酬は、中近東の富豪の要求を果たせばロバート・デ・ニーロの命は救われる。大金も支払われる。

息子たちを殺した3人の男を消せってのが条件なんだね。その暗殺に仲間が二人加わる、報酬の大金は二人で分けろって欲がない。














『キラー・エリート』  仲間の一人 ドミニク・パーセル








「おまえは?」って、仲間が聞く、「親友を救う」 信じられないって顔してた其の仲間は、結局、ドジって二人とも死んでしまうんだね。

此の映画のラストがいいね。殺したり殺されたりの殺伐とした場面の連続のあと、ホッとさせるよ。

役者は七変化だから、どれがホントか解らんけど、此の映画のイヴォンヌ・ストラホフスキーって女優さんは良かったね。








Killer Elite (2011) Movie Theatrical Trailer HD - Robert De Niro Clive Owen Jason Statham


















































ジェイソン・ステイサムに云われた通りパリの街に身を隠し夜の街の歩道を散策してるイヴォンヌ・ストラホフスキーに車が寄り来る。












































 
















































































































カメレオンの独り言-1664 『ポール・シフト』 ドゥームズデイ(最後の審判)ホンマかいな?

2016年07月25日 | 日記






 『ハチ公』 2016年7月25日







以前にも少し書いたけど、メキシコは、もう、ほとんど救いようのない恐ろしい麻薬戦争の坩堝(るつぼ)だね。

男も女もないんだね、容赦ない殺戮が日常茶飯事で、怖いのは、殺すだけじゃなしに拷問を加えるだけ加えてバラバラにして殺すんだね。

其の関係サイトを開くと殺されてる男女にまともな死体が少ないの。もう、五体バラ撒きだね。なんでこんなことすんのん?





しかし、見なけりゃいいんだけど内容に引かれて読み進むうち添えられた動画をクリックしてしまうんだね。

「おまえが駄文でよく使う手だよ」 似てるね。後ろ手に縛られ地面にうつぶせに倒されてる男はパンツ一丁。周りには、敵対する

カルテルの男たち。そのうちの一人が猿ぐつわをかませる。男は、「やめてくれっ、後生だ、堪えてくれえっ」って喚いて命乞いしてる。





「日本語か?」 なんでやねん、メキシコの話やぞ。「字幕か?」 そう喚いてるんだろうと思うんだよ。「おまえの自作か」

そこへ斧を持った男が現れ、降り下ろす位置決めしてる。膝の裏だね。やおら、斧を振り上げて一撃っ、身を切って外す。

一撃っ、これも身を切って外す。もう、やめたれよっ。立ち位置かえて振り上げ振り下ろす。バカッと半分ほど割れる。





狂気に火が点いたみたいに何度も振り下ろす、バスッバコッ、ドスッ、脚が切り落とされた。こんなのを当たり前のように映してんだよ。

どうかと思うねえ。 「観てんだろ?」 駄文でもね、実際を見なきゃ嘘になる。見たくないんだけどねえ~。「ホンマかあ?」

オレは、正直、こんなの見たくないよ。小さな画面でも目を見開いては、よう観んよ。苦痛だけど駄文のためだよ。






















麻薬カルテルっていう組織同士の殺し合いなんだね。同類の仲間じゃないのかね? でも恨み骨髄の所業だよ。

メキシコ政府も手ぬるい捜査では、鼬(いたち)ごっこだから取り締まりも射殺なんか当たり前でアジトに踏み込めば抹殺作戦だね。

金髪の狂人のようなトランプ氏が、アメリカとメキシコの国境に壁を設けるって息巻いてるけど一理あるよ。





麻薬カルテルは、アメリカに麻薬を流しては巨額の金を稼いでんだね。撒けや育てやでリオ・グランデを渡れば大金になる。

運ばれる方は、中毒者は増えるわ、犯罪は増えるわで伝染病の浸食と同じ状況を呈してる。

しかし、トランプ氏が大統領になって公約の壁建設を実際に履行すれば、映画ではないけれどトランプ氏の命も危ないかも知れない。





荒唐無稽のお話に聞こえそうだけどメキシコ麻薬カルテルの存在は、自国が滅びても彼らは安泰というぐらいの力を擁してるみたいだよ。

しかし、人間ってのは、欲のためなら何でもするみたいだね。善い人も悪くなる、悪い奴は、尚、悪くなって鬼や悪魔になるね。

甲斐性なしで申し訳ないけど、正直、オレには解らん。欲で自分を失うほど狂うか? オレは自分を失う方が気が狂うよ。






















それよりも何よりも怖い話が巷で囁かれてるみたいだね。 『ポールシフト』 ドゥームズデイ(最後の審判)なんて世紀末だね。

『ポールシフト』というのは、『地磁気逆転』を云うんだね。

地球の長い歴史の中では、この地磁気逆転は度々起きており、今回起こるとすれば44万年ぶりのことになるらしい。





ひとたび地磁気が逆転すれば、地球環境と気象の激変により地球上の生物の70%が死滅するともいわれている。

一説によれば、既に今年に入ってから軽微なポールシフトは始まっているというんだね。

それが、近々、一気に完遂する日が訪れるだろうなんて云ってる。今年の6月から8月の間にポールシフトが発生する可能性が示唆されてる。





破滅的な地震が地球規模で発生し太陽は黒い幕で覆われたように真っ黒になり、月は血のように赤く染まる。

木の実が落ちるように無数の星が地球目がけて落ちてきて大地震で山と島がズレて移動する。日本は太平洋側へズレるよう頼む。

「なんでや?」 もう、こうなったら意味ないけどおかしな国々から少しでも遠ざかりたい。





その後は、世界各地の火山が一斉に噴火を起こし火山ガスが地球全体を包むという。赤ちゃんが見ても「これはヤバい」って感じる状況だね。

大人や子供は、「もう、あかんっ」ってハッキリ解る。 「いつや?」 此の7月29日だって。「もう、其処やないか?」

皆さんコンパス(方位磁石)を用意しておいてね。N極は北にS極は南、これが逆さに示されたら生物70%滅亡です。おわり。





















「なんや、こんな一大事をそれっぽちで終わりかよ?」 人の力(努力)で右左できる問題ではないよ。

驕れる人間が蟻如き自分に気づく日だよ。世界中の原子炉が溶解して放射能が火山灰とともにゴオゴオと降って来るんだよ。

人類は、みんな坊さん尼さんになって死んでいくんだよ。「どういうことやねん?」 放射能で毛が抜けるだろ。終焉の序章だよ。














『犬の買い取り、食材選びも、生皮剥ぐのも殺すのも料理をするのも喰らうのも青空市場で、見るに堪えないね』  「おまえ、ハチ公かっ?」









いつぞや書いたね、中国で生きたまま生皮剥がされて放り出されて死んでいく犬の悲劇。毛皮に用はあっても

剥がされた犬には用はないで止めも刺されずに苦しみの中で死んでいく。そうかと思えば生皮剥ぎ取り食肉にされる犬たちも居る。

肉質、毛皮質を良くするために、ともどもに狭い網カゴに沢山の犬たちが身動きひとつ出来ぬほどに詰め込まれる。





ストレスを与えれば与えるほどに良くなるらしい。長い道中、其の状態で運ばれ市場に並べられて残酷な死を待つんだね。

中国・広西(こうせい)省チワン族自治区の玉林(ぎょくりん)。多くは南アジアの各地で捕獲された犬たちで、そのまた多くは、飼い犬なんだね。

人を信じて生きた経験のある犬たちなんだね。まさしくの裏切りだね。毎年、玉林では 「犬肉祭」ってのが開かれるらしい。












『左、人口約600万人の玉林市  右上、中華人民共和国 広西省チワン族自治区(14市)(赤色) 右下、自治区首府 南寧市』









この事実を知って世界中の団体や著名人らがこぞって抗議し、国外で数百万人分の反対署名も集まってはいるが、これが災いして

かえって「犬肉祭」を周知して、其の存在を知って興味を持った客がどんどん増えているから悲しいね。

ある犬肉販売業者は「抗議のせいで、玉林で犬肉祭があることを知る人が増え、皆が試しに食べに来る」と話してる。













『中国・広西省チワン族自治区の玉林の犬肉祭』  こんなの平気でするよな国とは遠ざかりたいよ。







身を押し潰されて身動きひとつ出来ず死を待つ悲しい犬たち、助けてやりたいけれども何一つしてやれない人たち、実にもどかしい話だね。











牛は、場へ引かれるときは涙を流すという。馬は、人に馴染んで従順だね。豚も鶏も餌をくれる人を覚えるね。

でも、人は当然のように彼らを毎日のように食してる。これに対して、ことさらに残酷という言葉を聞かない。

イルカは知能が発達して学習能力はオレより高い。クジラも頭がいいみたい。此れを食す日本人は野蛮って攻撃を受ける。





子供の頃から犬や猫の肉を毎日のように食す中国広西省の人々にとって、世界が戦慄するほどのことかとピンとこないのかも知れないね。

我が日本では、可愛いから飼って面倒が生じると捨てるから保健所が殺処分するしか手立てがない。

その数、年間60万匹を超えるという。目にして知って残酷に戦慄する。見えなければ数には驚くけれども忘れて笑ってる。





個体の悲劇は衝撃的に伝播する。数の悲劇は衝撃だけけれど数のみに終始する。人は鈍感にして救われる生きものなのかねえ? 
































カメレオンの独り言-1663 『映画  『ロスト・バケーション』予告編 ジョーズを超えるかなあ?

2016年07月23日 | 日記





 2016年7月23日






今年の大阪の梅雨はけじめなく明けたね。大概、瞬時にせよ雷鳴激しく大雨らしい降りを見せて明けるんだけどね。

まあ、どちらでもいいけどね、今日の日中は夏本番だった。蝉どもが絶叫挙げて暑さを煽っておったよ。

いつも休み明けはバタバタと忙しいんだけど暇だった。3日も休むと、なんか寝とぼけで追われてるような感じになるんだけどね。





顔会わす人が、皆揃ったように 「〇〇〇〇さん、辞めるんですか?」って聞かれる。なんで知ってんの、と思うような人まで

知ってるね。風か煙のように去ろうと考えてんのに難しくなって来てんじゃないの?

オレは、今まで通り、用が無くなれば、外人並みに、さよならのハサミでチョン、このパターンで去る積りなんだけどね。





お名残り惜しいなんて有り得ないと思ってる。其処に居るから、そうであって、居なくなれば、また違う絵が始まる。

過去の自分に引かれて、後で顔を出すような間抜けはしない。自分も違う絵に馴染んで生きるんだからね。

「水臭いだろ?」 そうかね? 旅は恥のかき捨てって云うだろ? おまえは旅人か? そうだよ、流れ者さ。「恰好つけてんか?」











『動画再生フリーソフト VLCメディアプレイヤー』






映画を観ようと外付けのハードのUSBを繋いで電源入れてクリックしても映らない。あれ? 考えたらパソコン本体買い換えたんだね。

今までお世話になったメディアプレーヤー(動画再生ソフト)が入ってないよ。これは困った。

リアルプレイヤーでなんで映らないのかね? コーデック満載のはずだけどね? これダウンロードしてんだけど使わないね。





動画再生なんかバンドル品で賄えるんだけどDELLは入ってない。仕方がない、疲れるけどフリーソフトのいいやつ探そ。

怪しげなのを避けて、あちこち調べて一番評判のいい奴を見つけたよ。カラーコーンのマークの「VLCメディアプレイヤー」 

公式サイトからダウンロードして早速映してみたけど操作を間違ったかしてオーディオが飛んだり画像が止まったりして不満。





「Windows10にアップグレードしたパソコンでDVD動画を快適に再生する方法」なんて親切な人が説明してくれてる。

その通り設定して、其のソフトからファイルを開けて観たい映画を選ぶと、おおっ、ええやないのっで大満足。長く使えそうだね。

これで、また、時折、映画が観れるよ。『カリフォルニア・ダウン』を映しつつ「VLCメディアプレイヤー」の操作を習得したんだけど





此の映画は、何度見ても凄まじいね。操作忘れて見入ってしまうよ。地球崩壊を思わせるような地震と津波の光景なんだけど

生き残ってる人間が、やっぱり多いんだね、人間って、しぶといと云うか不滅だね。

此のあと、予告編の動画を観ていたんだけど、サメの映画が面白そうだね。愉しみだなあ~。









映画 『ロスト・バケーション』予告 ”本格的サメ映画、遂に誕生篇”



『後半、余計な動画が入ってるけど、此の予告編が一番長いね』







水に入らなきゃ無縁の化け物だけど、此の予告編を観る限り、オレが妄想で描いてたアイデアを盗みよったな? 「そんなもん解るかっ」

発想するところが全く同じだよ。なんでもない場所で起こり得る恐怖、安全な逃げ場は目の先にあるのに届かない。

身近にある地獄だね。金槌(かなづち)なら味合わなくても済むのに愚かなことだね。 「どういう意味やねん?」












映画 『ロスト・バケーション』






水面下のサメの姿をどのように描くかで恐怖は倍増する。夢の中での恐怖の増幅を映像化できる監督なら満足させてくれるだろうね。








映画『ホホジロザメ』予告編



『これは物語ではなくサメの生態を追うドキュメンタリーかね?』 ついでだから載せておこか。 








鮫に関連するサイトを開けて見てたけど吃驚するよな写真が貼られてる。下半身も腕も喰われたサーファーが波打ち際で倒れてる。

それが、またキレイに写ってる。向こうはプライバシーも糞もないね。動画で案内するから映したらとんでもない場面が出てくるね。

ブラジルの海水浴場でサメに襲われた女子を一般の人々がなんとか浜辺まで救いだし救急車が来る道路まで抱上げて行くんだけど、





女子の片方の脚の膝から下は骨が露出して身がボロボロに裂けて垂れている。また、サーファーが襲われ仲間が浜辺に救い出すんだけど

右脚膝下は骨が突き出ているだけで全て失ってる。砂浜に倒れこみ必死の形相で太ももを縛りあげ血止めして苦悶する姿が痛々しいよ。

お尻を丸かじりされた人や足のふくらはぎをかじり取られた若者、ワイヤーでもぶち切る顎の力だから人間の身体なんか造作もないね。



















海水浴場だから人が溢れてる、手の施しようもなく遠巻きに見るばかり。ごまんと居る中の一人の悲劇、万が悪いとしか言いようがない。

腰ほどの深さでしかない処でも襲ってくるから怖い。統計的には、襲われる人の確率ってのは、至って低いものなんだけど

絶対安全とは云えないんだね。以前にも書いたけど、日本でも多くの人が襲われて亡くなっている。



















こんなのは、映画の世界だけで充分だね。魚貝類は、住み慣れた海から一網打尽で陸に上げられてバラバラにされて人に喰われる。

これを誰も惨いとは云わない。人が漁貝類の世界に足を踏み入れて、時たま喰われる。これは大きな凄惨な悲劇なんだね。

「そんなの書いたら、また、駄文ですねえって馬鹿にされるぞ」 喰われるのが嫌なら海へ入るなっ。





しかし、最近は、パソコンで写真や動画も素人が細工を簡単に施せるから、どれが本物か紛らわしいね。一応、疑ってしまうんだね。

疑わしいのは 「UFOを激写」だけの世界じゃないよ。疑いだしたらみんな怪しく見えるよ。

鮫にまつわる写真が網羅されてる中に、うん? パンティを下して糞に汚れた女性のお尻、なんなの? なんでこんな写真を混ぜるねん?





「鮫に襲われて恐怖で漏らしたのか?」 なんて考えるオレが間違ってるのか? 「世間に疎(うと)いねえ~」












『ホオジロザメ』 一生、近しくなりたくないね。








『ホオジロザメ』 とても、お友達にはなれないね。








『ホオジロザメ』 人を活発に襲うのは、このホオジロザメとオオジロザメ、イタチザメって云われてるね。






こいつらは、凄い臭覚を持っていて血の匂いにはすこぶる敏感で何キロ先でも反応するんだって。

いかにも出そうなところでは、怪我をしていたり、女性なら生理中なんかは控えた方がいいみたい。

それに海の中では、小便はしない方がいいらしい。小便には血液が含まれているから血を撒くのと同じらしい。ずぼらが命を危うくするよ。





それと単調なバタバタ音もよくない。浮かれて寄って来るらしい。 「盆踊りかよ?」 鮫に聞いてくれ。











『イギリス海軍が南アフリカ沿岸で演習中、ヘリコプターの縄梯子を上がる隊員に向かってジャンプ攻撃するホオジロザメ』 実写
































カメレオンの独り言-1662 『映画 奇跡の詩』 諦めぬところに奇跡は起きる。 

2016年07月22日 | 日記





 『猫の置物』 2016年7月22日






前々から思い出しては、机の上の猫の置物のお気に入りを探してる。なかなか、思うようなのが無いんだねえ~。

もう、相当、昔なんだけど神戸三宮商店街の飾り物を販売するお店の陳列に高さ40センチ程の大きさで瀬戸物製?(リアルなんだねえ)

たしかアメリカン・ショートヘアをモデルにしてたなあ。そんなのがないかと探すんだけど見つからん。






上の写真の置物は、楽天で販売してる『ガーデンオーナメント・庭に置く猫 』 が高さ30.5センチの材質ポリレジン製。

許せる嵩を保有してるけど、顔の造りと云うか表情が可愛けりゃいいってもんじゃないよと思わせるところが気に入らん。

猫ってのは、自由を主張して生きておるからね、気位高くて気ままで冷たそうで、其れでいて茶目っ気がある生き物だから難しいね。






デカい机の上にドシンと置きたいんだね。飾りものを代表して、程々の価値を匂わせる、其れ一点ものが欲しい。他一切要らん。

これからの僅かな人生、ゴミを溜める愚かはせん。ポックリ死んでも、其の後の片付け簡単を目指す。

「死ぬ用意からの発想かよ?」 そうだね、経つ鳥、跡を濁さずだよ。こざっぱりとして生きてスッキリとしておさらばしたい。






「終わりを目指して発展があるか?」 心配ご無用、往き着く処から顧みて、身の処し方、金の活かし方を知るんだよ。 

幸か不幸か、そういう歳には見えないだけで、果たして其の実体はと問えば、もう、そういう歳だよ。

今までは、自分を生き切っては来れなかった人生だから、これからは、残る命、できるならオレが納得する人生を生きてみたい。












『奇跡の詩』 1975年(昭和50年)公開 アメリカ、イタリア合作映画







標高6千6百メートルのアンデスを越えたあと4発のターボプロップ、プロペラ旅客機は雲海の中で雷に打たれて片翼を破損、

次いで機体が空中分解して乗客のドイツ人で17歳のユリアナ・ケプケがもぎ取れた座席とともに高度3千メートルの空中に放り出された。

眼下には鬱蒼としたアマゾンのジャングルが広がっていた。ユリアナ・ケプケが落下する際に見た光景だった。












『ユリアナ・ケプケは、高度3千メートル上空で座席ごと空中に放り出される、隣席に居た母親の姿はない』










『こんなので無事着地しただなんて、これ以上の奇跡はそうそう無いで』 創作でも此処まで常識破りできる勇気のある奴はいないよ。







気が付いたら地上の沼地に横たわっていたんだね。脚と腕に切り傷を負い鎖骨に相当の打撲を負っていたが軽傷で生きている。

地上3千メートルだよ。旅客機は墜落して乗員乗客91名は全員死亡した。1971年(昭和46年)に実際に起こった出来事だね。

ユリアナ・ケプケの受難は、此れだけではなかったんだね、アマゾンの真っ只中に放り出されて生きるには脱出するしかない。













『ユリアナ・ケプケ(スーザン・ペンハリゴン)』







ジャングルを脱出する方法は、まず、小川を見つけて、その流れに沿って歩き続ければやがて大きな川に達する、

そこまで出れば次の展開が可能だと父親に教わっていたことが幸いした。ユリアナ・ケプケは、その教えに倣い、

道なき道を小川に沿って進んだ。地を這う大木を乗り越え沼地に足を取られ川を渡ればカンジェロ(肉食の魚)に足の肉を食いちぎられ、






身体中に貼り付くヒルに血を吸われ、傷口には数十匹もの蛆(うじ)虫が入り込み食い荒らされた。

ふつうなら、これだけで失神もんだよ。ハエのような虫が傷口に卵を産み付けるらしいね。

傷口に巣食う蛆虫を摘み出しつつ危険なジャングルを彷徨い続け、ワニや大蛇などと遭遇するも、これを躱(かわ)して歩き続けた。






昔、南洋の島々で孤軍奮闘する日本軍が米軍の攻撃から撤退、ジャングルの中を敗走、飢えに細る身体に鞭打って迷走するんだけど

こちらは、戦いだから受けた傷口が惨たらしい。腹が大きく割れて腸が見えるほど、そこへハエのような虫が卵を産み付けるから

蛆虫で埋まるんだね。取っても取っても切りがないから弾丸の鉛を抜いて薬莢の中の火薬を振りかけ火を放つ。






割れた腹の中で火薬が容赦なく火焔を噴く。助かるための激痛は希望に繋がる苦悶だから歯を食いしばって耐える。

蛇を喰い、虫を喰い、喰えそうなものはなんでも喰って彷徨の末、此の人は、此の身体で敵陣に突撃して米兵を呆然とさせた。

しかし、武運拙く捕虜となり米兵の看護を受けて、戦から、飢えから、苦痛から解放されて、のち、日本に無事帰還できたんだね。






其の人の戦った島の名も、その人の名前すらも忘れてしまったけど、これも実際の出来事なんだね。













『ユリアナ・ケプケ(スーザン・ペンハリゴン)』







高度3千メートルから投げ出されて10日後、ユリアナ・ケプケの体力は限界に達していた。そして朦朧とする意識の先に

父の云った通り大河が流れるのを見たんだね。そして、其の河畔には小さなボート小屋が在った。

次の日、ペルーの伐採業者らが彼女を発見、ユリアナ・ケプケは救出された。この体験からユリアナは次の手記を書きとどめている。














『未開の密林を200キロ以上にも渡って歩き通し奇跡的な生還を遂げたユリアナ・ケプケ』 実写








『どんな苦境に陥ろうとも決して忘れてはならないことがある。幸運に恵まれ弛まぬ努力があるとき、其処に奇跡が起きるということを』








アマゾンでは、肉食魚といえばピラニアが有名だけど、カンジェロ(日本では、カンジル、カンジルー、カンジール、カンビルとも表記)

というナマズの仲間で体長10センチ程の小魚は、現地の人に云わせればピラニアより恐ろしいらしいね。

集団で襲うのはピラニアと同じくで、ヒレには侵入した獲物から離れないよう返し針のようなトゲがあり、















無理に引き離そうとすると肉を切り裂いてしまう。此の習性からしたら襲われたユリアナ・ケプケは個体の襲撃を受けたにとどまり

運が良かったんだね。女性が襲われると膣の中に侵入して内臓をを喰い破られ悲惨なことになるらしい。

しかし、南洋系の地域には、水陸関わらず、オレだったら見ただけで心臓麻痺起こして死にそうな気味悪い生きものが多いんだねえ。























ああ~、3日の休みも終わりだね、ガックリ。しかし、健康維持に留意して風呂に浸かり眠くなれば布団に横になり素直だったね。

そのおかげで風邪をひき咳が激しくなっちゃった。 「なんやねん?」 しかし、すかさず市販の薬を飲んで悪化を防いだね。

そして、疲れがたまると必ず歯茎が腫れるんだけど、奥歯を噛み合わせると脳天突き破る痛さと程よく遊びつつ治しちゃったよ。






「★★ちゃん、毎日より間を空けて続ける方が効果的やねんで」って若者から教えて貰った通り、一日、二日を空けて80回の腕立て伏せも

軽やかにこなし、風呂に浸かって身体を弛緩させ、ホッコリふやけた身体にビールを流し込み、程よく酔って心地よく、

暫しぼお~と時間を潰してから、熱い煎茶を「アッツう~」と頂く。そして布団に横になって惰眠を貪る。最高やねえ~。






後は、オレの自然治癒力が故障個所を修理して健康体に蘇らせる。今回は4日程かかったね。寄る年波で最強だった自然治癒力も弱まったかなあ? 

しかし、明日から仕事だよ、もう、ええわ。 「なに云うとるねん」 仕事が嫌いなんじゃない、好きでもない仕事が鬱陶しいんだよ。

「もう、云うとるうちに解放されるだろうが」 だから、余計に面倒臭い。もう、さっさっと辞めて消えたろか。「子供みたいなこと云うな」






云いたいことも恰好つけて云わんから病気になるんだよ。嫌なものは嫌、嫌いなものは嫌い。世の中、嘘っぱちのなんと多いことかねえ。

まあた、長い一週間かあ、歯茎が、また腫れんじゃないのお? 怠いのお~。

でね、こんなの云ってて職場に出たら別人になってるの。張りが出てね、ピリッて、わさびが利いてんだよ。 「嘘もいいとこやね」

































カメレオンの独り言-1661 『運命の被弾』 そいつを喰らうまで生き抜く。

2016年07月20日 | 日記





 2016年7月20日






此の3~4日、風呂もシャワーで間に見合すことなく、毎日、湯船に浸かり眠くなったら時間を惜しまず布団に横になる。

浮かばない駄文のネタに悩まず出来合いで創り上げて無理を避けてる。右側の奥歯を安心して噛み合わせできるまで回復してるね。

昨日辺りから咳がしつこく、どうも風邪を引いてような按配なので市販の風邪薬を早目に呑んだ。





風邪にやられたら煙草が不味くなるんだけど変わらず美味い、と、云うことは市販の薬で、充分、撃退できそうだね。

今日(16日)は土曜休み、ちょっと出かけよう。 「ツタヤか?」 違うね、電車乗って行くんだよ。「何処へ行く?」

街ん中、ウロウロ散歩してくるつもりだよ。まずは、宝くじを買わねばならんからね。 「いつものところじゃないのか?」 





当たりくじが良く出るお店なんだけどオレには相性が悪い、昔、ジャンボの一等の組違いを連続で6本掴まえさせてくれたお店に戻るよ。

2年間で6本だよ、年末近畿記念の10万加えたら7本だよ。 「70万か?」 いいとこまで近づいたんだけどねえ。

8本目の組違いで下一桁一字違いで外してからは、はるかに遠のいてしまった。億の足音をまじかで聞いてたけど消えちゃった。





なんか、ふっと戻ろうって感じたんだよ。虫の知らせかも知れないからね、えへへへ、綺麗な万札胸ポケットへ入れて出かけたよ。




















ホームを出て駅の構内のお店なんだけど、なんか買い易いってのかね? オレに合ってるんだね。

綺麗な万札で買ったくじを尻ポケットに仕舞って気が付いた。ああっ、しまったあ、財布を持って出るのを忘れたよ。

べつに何も買う予定じゃないけど、釣りの千円一枚では勢い出ないね。立ち竦むオレをかすめて右へ左へ斜めへと人が通り過ぎる。





構内はゾロゾロと多くの人たちが流れてるよ。みんな、何の当てがあって歩いてんかねえ? アホらしくなってくるよ。

こんなの知らんままに死んでも寂しいなんて思えないね。通路の真ん中でどうしょうかいなあ?

構内の中央の大きな柱の脇に立ってる二人連れの女の子と目が合った。笑ってるよ。オレに笑ってるのって顔したら応えるように笑ってる。





全くの他人さんでも笑い合えば知人になれる。帰るか、女の子らに笑い返して切符売り場の方へ戻ってる。折角、出て来たのに此のざまだよ。

フランスのニースでトラックに追われた人々は、ちょうどこんな具合に群れて歩いてたんだろうかね。なんで、トラックが走り易い

道路を走って逃げたんだろう? なんで脇の商店とか柵とか街路樹とか街灯の柱とか分離帯の障害物に向かわなかったのかなあ?





思いもしないことが突然起きる、パニックになるんだろうね。昨今のヨーロッパでは、人の群れるところに長居は無用だね。












『フランス ニース』










『見物客が砂浜から道路に上がった頃を見計らってトラックが突入したらしい。この写真を見ると人同士が妨げになって逃げ切れないね』












「風光明媚な観光地で優雅な一日を過ごして、こんなのに繋がるって誰が想像するかね?』







自爆や銃撃より攻撃要員一人でも、より多くの殺傷を可能にする手段を知って、この手のテロが頻繁になるんじゃなかろうかねえ?





夜、10時過ぎかな? 今日も眠くなったから布団に転がって横になった。暫くは、無理をせず自分を庇ってやろうと、優しいオレでいく。

ぐっすり眠って目覚めたら日付が変わって深夜の2時だよ。このまま寝続けようと寝返りうって目を閉じたけど意識が起きちゃったね。

布団の上で、寝よう、眠れないなんて戦いは馬鹿らしいから起きて顔を洗う。鏡に自己愛の強い男が映ってる。





パソコンを起動してボ~としてる。明日も明後日(正しくは今日、明日)も休みなんだね、幸せの極致だね。大いなるゆとりだよ。

もうすぐ、永遠に大いなるゆとりの中で生きる日々が近づいてるんだけど、また、昔の貧乏生活を強いられると思うと笑ってしまう。

なんでも来んかえっ、相手になってやる、斬り抜ける極意をば見せてやるよ。「大きくでたね」 小さくなる奴の気が知れん。





戦う意志力まで退職するわけじゃないよ。永遠に戦うんだよ。苦しいなんて負け意識に染まるな。戦いの真っ只中に在ると思え。

貧乏人は戦士だよ、戦の日々を生き抜く戦士だよ。そして、常に、戦いには勝たねばならん。あとがないからね。

「歳喰って体力も粘りも失せてるだろうが?」 地震だ火事だと騒いだら必死のパッチで勢い出るだろうが、気の問題だよ。 





















ただただ、生ぬるい中でボケずに無事に生き抜くことのみ専念するよな無駄な生き物にはなりたくない。 「表現が酷いんじゃないか?」

どんな環境、境遇にに生きようとも明日が解らぬのは平等だよ。つまり、生きてる間は、何処に居ようとも見えない弾丸が飛び交ってんだよ。

当たったら終わりだよ。「看取られて布団の上で死にたい」理想を掲げるから守りに執着するんだろうね? そんな約束などない。





「見苦しい死にざまだったら許してくれよ」 こう覚悟を決めてみろ。前が大らかに開くよ、死ぬまで戦おうって意気込みも湧く。

「毎度、仕事を嫌がる奴の台詞ではないね」 嫌なことと常に向き合って逃げない、嫌なことでも笑って誠を尽くす。

毎日だよ、気が遠くなる日々だよ、試練に打ち勝つってのは、そういうことじゃないのかね? 日々、鍛錬だよ。





「じゃあ、明日死ぬと云われたら?」 風船に針だね。吃驚、消沈、生きてりゃこその屁理屈と解して不信に涙だね。

でも仕方ない、被弾したと思って諦める。見返り求めて生きた訳じゃないから 「通行人A~Z」の死で終わるよ。

実際、全ての人は「通行人A~Z」で終わるんだよ。福沢諭吉が云ってるよ。「万札に載ってるよ」 本人は知らないよ。





「俺は違う」なんて云う奴は、世間知り過ぎて、浸かり過ぎて麻痺した子供だよ。 「どういうことや?」





















「今の世の中、おまえみたいなこと云って生きてる奴なんか居ないよ」 と思うだろ? オレもそう思ってるんだけど、さにあらずだね。

世の中はね、愉しく、美しく、晴れやかにが表面に出易いんだよ。また、みんながそう在れるように夢で導いてんだね。

其の導きから遠く離れて手の届かない生活を余儀なくされてる人々もわんさか居るんだよ。何かで知って、オレも意外だったよ。





情報は密に広く在る時代なのに、そんなのは目立たずに脇に在るが如しだね。プライバシーの加減かね?

浮かれて見せたい見られたいって人々は、その生活ぶりを公開して賑やかなことだね。

それを種に金になるから馬鹿どもは同じようにはしゃぐね。世の中、愉しいだけでは生き切れないよ。短いようで長いからね。





オレが思うに、世の中を愉しく幸せに無事生き切る術は、全てに於いて目立たず静かに在ることが肝要だよ、謙虚の二字だね。

人とのめぐり合いは機会と希望を恵むけれど、下らぬ種まきするのも此の時が矢鱈と多い。欲にかまけて止まらない。

人は、苦の種を知らず知らずに撒くんだね。忘れたころに芽吹いて苦の実を成らす。撒いた種は刈らずば収まらないのが常だよ。





責任という名に於いて手に余る苦を抱え込んで破滅に向かう人が三面記事を賑わす。表と裏、願わくば表で生き通したいね。





 


























カメレオンの独り言-1660 『実録・新選組血風録余談 斉藤一の実像』 出任せの題やね。

2016年07月17日 | 日記






 『新選組、副長助勤 三番隊組長、撃剣師範 斉藤一』 2016年7月17日

1897年(明治30年)撮影






昔は、映画の新選組と云ったら、まず、近藤勇。土方歳三などは、二の次三の次で沖田総司と一緒に居るには居るって感じだったね。

永倉新八、原田左之助、そして斉藤一に至ってはその他大勢扱いが多かった。悪の芹沢鴨、新見錦の方が幅を利かせてたよ。

一般に新選組の隊員を知らしめたのは、1965年(昭和40年)司馬遼太郎の小説を題材に制作された 新選組血風録』TV時代劇からだね。 





彼ら隊士の存在を強烈に印象付けたのは、名もない東映大部屋の斬られ役の役者たちだった。何でもかんでも前に出張って

名を売っていた近藤勇は、この番組以降、他の新選組を描いた時代劇では後方に下がり、代わって土方歳三をはじめとする隊士側に

ウェイトが置かれたね。それほどに新選組という組織の内情を実録風に簡略ではあるけれど克明に周知して空前のヒットとなったね。





それでも昔の新選組に固執した古い役者は頑なに近藤勇を主にして譲らず、鶴田浩二のTV『新選組』では、なんでもかんでも

些細なことから大きなことまで 「その必要は認めない」なんて台詞で土方歳三の意見を抑え込むんだね。観てられないの。

また、此の 『新選組』は役者の格差ってのを感じずにはいられないものがあったね。鶴田浩二もケツの穴が小さいよ。












『新選組』 1973年テレビ時代劇 鶴田浩二 栗塚旭







この時期、土方と云ったら栗塚旭って世間が決めてたから、この番組でも栗塚旭が土方役だった。大部屋の斬られ役ごときと

「対の芝居をさせるのかねえ」なんて云う鶴田浩二の声が聞こえてきそう。実録風に描くと近藤勇は影が薄い。

「これはぁ血風録じゃない、新選組だよ」 土方歳三のカツラが変? 元服前の小姓のようなセットに変わってるんだね。





「栗塚君のズラね、変えなきゃおかしいよ」 「しかし、先生、もう、世間では、彼のイメージが出来上がってるんですよ」 

「その必要は認めない」 「しかしぃ」 「この俺が、彼の人気の籠(かご)を担ぐのか?」 「いや、そういう意味ではぁ・・・」

「新選組は近藤勇だよ、昔から決まってる、監督はね、まぁだ~若い、昔の人が泣いてるぜ」 「そうかなあ~?」 監督の心の声。 





この『新選組』は、一年26回もったかなあ~? 半年で終わったような記憶だね。もう最後はヤケクソみたいだったよ。

実録潰しで 「その必要は認めない」 一点張りで滅茶苦茶にしたね。 「監督がねえ~」 おまえが一番悪いんだよ。

三船敏郎の東宝映画『新選組』も終始、近藤勇は椿三十郎なんだね。「なんで新選組に椿三十郎やねん?」 三船敏郎に聞いてくれ。












『新選組』 1969年 東宝映画  思うに此の人は、山本五十六も東郷平八郎も用心棒も赤ひげも上意討ちも、みんな椿三十郎だね。








どちらも前宣伝だけが大仰で、いざ蓋を開けたら 『新選組血風録』を期待する観客から馬鹿にされて散々だったらしいよ。

TV『新選組』は、東映が後ろ盾だから、かの高倉健も出演するなんて予告もあったけど、

鶴田浩二が、もう早々に敗戦濃厚を思い知り 「その必要は認めない」って断ったらしい。 「ホンマか?」 そんなもんが読めいでか。





つまり、TV『新選組血風録』は、歴史を感じさせる事実に近い新選組を描いて作り物の新選組を吹き飛ばす血風が強烈だったんだね。

そんな頃から、斉藤一、永倉新八、沖田総司、山南敬助、原田左之助、藤堂平八、山崎烝、大石鍬次郎、島田魁等々、

埋もれていた人たちが姿を見せた。幕末の歴戦掻い潜り明治に生き延びて、尚、西南の役にも従軍し大正の時代まで生きた斉藤一と、





江戸で新選組とたもとを分けるも上野の彰義隊で戦い、会津で戦い、北の果てまで戦い抜いて明治、大正を生きた永倉新八。

終わらぬ武士の意地を感じさせるね。この二人の写真は、それぞれに残ってはいるけど、こと斉藤一の写真は大勢の中の彼にとどまってた。

しかし、つい最近、斉藤一の写真が出てきた。此の世に現存していたんだね。













『斉藤一(中央)横手に妻、背後に息子二人』 1897年(明治30年)撮影 








『新選組血風録』では、飄々とした人物像で左右田一平が斉藤一を世に出した。そして、今、彼の実像が世に出たよ。おわり。





 
























カメレオンの独り言-1659 『疲れた身体を湯に浮かべ、ふやけた身体をビールで冷やす』

2016年07月16日 | 日記





 2016年7月16日






昨晩(14日)は、また、久しぶりに歯茎が腫れたのかして奥歯を噛み合わせると脳天突き破るような痛みが走る。

面白いから、覚悟して、また噛み合わせる。あれ?痛くないね。肩透かしだね。

一回こっきりかよって、何気に噛み合わせる、キーンッて激痛が突き抜ける。微妙な角度があるみたい。





疲れたら歯茎が腫れるんだね。此の2週ほど、特段、疲れるほどの気苦労伴う労働もしてないけどね? 暇疲れかな?

「結構やの~」 そのぶん給料は子供並みだよ。「情けないの~」 でも、笑って生きてるよ。

大事をとって早寝で身体を休めてやろう。風呂上りに350ml缶ビール2本呑んじゃったしね。目の前クルクルしてるよ。「寝ろ」





コロンと寝ちゃったよ。でも夢の世界で角度を変えて歯を噛みしめ突き抜ける痛み加減で遊んでる。 「変態か、おまえは?」

目覚めたら3時間ほど寝たね、日付が変わる0時手前だよ。パッチリだね。

向こうの部屋で 「あんた、起きんのんかいな?」って奥さんテレビ見ながら聞いてる。あまり早寝すると目が覚めるね。





「歯はいな?」 う~ん、変わらんみたい、冷蔵庫を開けて探したけどない。おまえ、此処に入れてた薬の袋知らんか?



















「何の薬の袋やねんな?」 歯茎の腫れで医者が出してくれた薬やがな。 「いつの薬やねんなあ?」 う~ん、一年程前かな?

「あんたなあ~薬にも期限があんねんでえ」 そんなもん、冷蔵庫へ入れてたら大丈夫やわ。放ったなあ? 

「いじましいこと云わんと医者へ行きぃなっ」 面倒臭いっ、一回行ったら充分じゃ。捨てんと置いとけよ。「そんなん知らんがなっ」





寝しなに呑んだお茶、濃い目のやつが土瓶に残ってたな、湯呑に注いでパソコンの前に着く。

濃い目のお茶を口に含んで患部を浸ける。 「江戸時代の処方やね」 効くときは効くんだよ。起動が速いね。

思うに、読まれてる題名を見るところ一見(いちげん)さんが多いねえ。今、また変わり目の時期のようなんだよ。





この勢いだったら300は軽いねって思えるんだけど、手前で皆さん入れ替わるのかしてグラフの山が下がるんだね。

オレが最初300が山って目どころは当たってたね。行きそうで行かない、越せそうで越せない田原坂だね。

300超えたままって時期も有ったけどね、押し戻されて鹿児島までは帰れない。「何を云うとんねん?」 西南の役にかけておるんだよ。





どうせ死ぬなら桜の下で、死なば屍(かばね)に花が散るってね、どうせ駄目なら駄文の山で、死なば屍にゴミが舞う。



















「お前は、自分をけなくそに云うね?」 こんなもん、何処に上げるものがある? ただね、上げても下げても変わらぬのは誠だよ。

オレは、その心意気で書き続けておるんだよ。善いも悪いも糞もない、やると云ったら遣り通す、これだよ。

負けない男の意地だよ。己れに克ち続ける意志力だよ。そのグラフは下げ知らずで続いてる。これだけは守り通す。






さあ、寝なおそうかなあ。糞っ、ワナワナワナと痛みが脳天を舞うような感覚だね、このっ、くう~っ、突き抜けたね。 「馬鹿やで」

ああ、そうだ、思い出したよ。薬、薬って気安く飲むもんじゃないよ。昨日だったかなあ?

スマホのニュースを見てたら、外国なんだけど友達に貰った抗生物質の薬を一粒呑んだがために、その娘さんは地獄へ急転直下だよ。






薬に異常があったんじゃないんだね。極まれに起こり得る事故ってのかね? その娘さんは、身体中に斑点が浮いてきて

それが、徐々に水膨れに変じて全身ケロイド症状に蝕まれて手の施しようもない惨憺(さんたん)たる容態にあるらしい。

もう全身包帯で巻かれてミイラだよ。回復不可能らしいんだね。たった一粒だよ。放射能を諸被りしたような症状と似てる。





なんの因果だろうかねえ? 神さんも惨いことをするよ。過去にも事例のあるなんとか症候群。可哀想に、悪い籤を引いたね。



















オレはね、こういう記事を読むと当人の身になって考えてしまうんだよ。救いのない苦しみに自分なら耐えられるかなって考えると

誰もいない処で身一つギリギリの穴に潜って急勾配、ズルウ~と滑って潜って戻るに戻れない状況がダブるんだね。湿った粘土質だよ。

苦しい~ぞっ。何故か両腕が腰の方にある。突っ張って逆さに這い上がる術もない。当然、腕を前に突き出すことも叶わない。






勾配が急でまだ前に滑り落ちそうになる。はあはあはあはあ~想像しただけで気が狂いそう。救いがないってのは同じだよ。

なんで貰った薬を不用意に呑んだのかっ、なんで誰も居ない処の狭い穴ぼこに潜ったのかっ、後悔先に立たずだよ。

黒人の、まだ若い娘さんだよ。今風にお洒落して綺麗に映ってる写真が添えてある。些細な喜びすらも、もう叶わない。






幸せの天辺なんて見えている。不幸せや苦しみの底は深々として見えない。見えない処で泣いてる人々は数知れずだよ。

まず、今在る自分を感謝して少しでも見える方に近づく努力を惜しまない生き方だね、それが一番大事だよ。

「上見れば、あれ欲し、これ欲し、星だらけ傘きて暮らせおのが心に」「下見れば我に勝りし人もなし傘とりて見よ空の高さを」って云うね。






強欲を戒め、奢りは慎む、いずれにしても自分を見失わず感謝と謙虚にあるべきだね。 「話が逸れたな」 話の遠心力の作用かな?
  
世に意味のないものは無いらしい。何かしらで気づきを得たり、己れと照らして浅はかさを知ることもある。

もう、あかん、歯茎が気になって疲れてきたよ。疲れをとることが今は大事だね。寝よ。


















ぐっすり寝たよ、就寝中に痛みは感じなかった。前よりはましかなあ? 嚙み加減でキーンってくるけどましだね。

煙草を吸うからお世辞にも綺麗な歯だとは云えないけれど、此の歳なっても虫歯はない。歯質が強いらしい。

歯科で歯をクリーニングして貰おうかとは思うんだけど、高い料金よりも歯質を弱めないかと危惧するから二の足踏むんだね。






今日は幸い暇だね、ありがとう。昼飯頂いて事務所に戻ると、前で 「★★ちゃ~ん」いつもの中3の三人娘が待っている。

おまえたち、今日も早いね、なんでや? 「3時から3時間部活やねん」 オレを押しのけて事務所に入ってる。

おまえらね、真っ直ぐ家に帰って少しでものんびりしろよ。「ええねん、ええねん、此処でのんびりするねん」






暇な時間、オレがのんびりできないじゃないか。「ええねん、ええねん」 なにがええねん? 「★★ちゃん、お菓子ない?」

おまえらついてるよ、今日はね、甥っ子が送ってきてくれた菓子を2~3種引き出しに入れてるよ。 「ホンマッ? ええやんっ」

ほらっ、「うわあ~新鮮、グミもあるわ」 「わたし、これっ」 3人で分けて全部なくなっちゃった。ちょっとは遠慮しろよ。



















飽きずに、いつも何が愉しいのかねえ? 「★★ちゃん、笑って自撮りした写真、此処へ貼っててや」 机の前にかよ? 

「★★ちゃん、辞めて居なくなったら、その写真見るわ」 遺影かよ、オレは死ぬのかよ? みんながキャッキャッ笑ってるんだけど、

オレの真横でカウンターに肘を寝かせて顔を横たえジ~と見てる気配、おませな女の子だね。振り向いて、なんだよお~何見てる? 






舌出して慌ててハンケチ顔に被せてる。乙女心なんかねえ? 

此の子とは、幼い時からの馴染みで綺麗な娘さんになっても変わらない。寂しく思ってくれてるのかねえ?

もし、そうなら、惜しまれてるうちが華だよ、みんなの幸せ願って、老兵は死なず、ただ消え去るのみだよ。
































カメレオンの独り言-1658 『夏祭り 汗も滴(したた)るいい男』

2016年07月14日 | 日記





 『天神祭り』 2016年7月14日






何かしら、もう終わったって感じがしないでもないね。此処で今までのように笑って居る場所じゃないって思えるんだよ。

ことの終わりってのはこんなもんだろうね。一度、自由になって考えてみよう。

次にオレの居場所が有るのかないのか考えてみようって思ってる。 「なければ?」 無ければないで探せばいいし諦めもあるよ。





望んでも得ることのできなかったホントの自由の中に身をおいて自分探しの旅に出るんだよ。

新聞配達のおじさんが 「外へ出なあかん、外は愉しいで」って、オレを見抜いたように云うんだよ。

そうだね、たしかに其の通りかも知れないね。 「★★ちゃんは、何も知らん」 そうかねえ? 「口だけや」 半分当たってるね。





おっちゃんはB型か? 「そや」 なるほどね。血に振り回されて生きる人だね。オレは、オレに振り回されて生きるA型だよ。

オレは昔からO型に間違われる。垣根を造らない開放型って見られるんだね。想いはO型、根はA型、根が足元絡んで

想いに素直に生きれない、思考が行く手を阻んで留まるばかりに右に倣わせる。ドアの内と外の違いだね。





でも、もう自由だよ。地に書いた線の上を頑なに歩かなくてもいい。それを自分に言い聞かせてドアを出てみるよ。ママ、こわいっ。




















寝ても覚めても街ん中うろついてる奴ってB型とO型ばかりじゃないのかね? 西洋人ってのは、B型タイプが多いんだね? 

なるほどって頷ける。いずれにしても抗しがたい血の作用ってのが地にあるね。「A型って臆病者が多いんだよ」 

良く言えば慎重、悪く言えば臆病って云うね、オレ、そのままだよ。 弱さを知ってるから慎重で、其れを裏返せば大胆なんだよ。






「どう裏返る?」 思考が無理を越えて停止したときだろうね、ブレーキを失う。「破滅型か?」 お隣同士だよ。

まあ、なんでも下地があって、それを心得て調整して均衡を保つ。それが苦手なのがB型だよ。血液の個性が何にも勝るんだろうね。

A型は問題が起こる前に全力を尽くす、B型は起こってからだね。新聞配達のおじさんを見てると、そんなのを感じるね。






開拓の実践力はB型の真骨頂だろうね、そして敵をつくるのも素晴らしく早い。それをA型ほど悩まない。

「わしとこんなけ長く付き合ってるのは★★ちゃんだけや」って自分で云ってるよ。細工が苦手なようだから人間丸見えだよ。

ゴーイング・マイ・ウェイ、独り身で気甲斐性旺盛なおっちゃん見習って、オレも独りで生きてみたいよ。




















もう、祭りの季節に入ってるんだね。早いねえ~、去年、祭りの話を書いてから一年経ってるのお~? 信じられないねえ。

去年は、たしか祭り見物してたら藤純子みたいなお姐さんが寄ってきて、何やら話して気が合って連れだって歩いたねえ。

「おじさん、また、来年、此処でお会いしましょ」って別れて、もう、一年経ったんだねえ。 「それは、ホンマの話かえ?」






嘘云ってどうする。道行く人たちが、みんな振り向いて見るような綺麗で鉄火風の姐御さんのような女性(ひと)だったよ。

「まるっきり緋牡丹お竜じゃないか」 そうだよっ、あれは、きっと矢野竜子さんだよ。 「なんで、そんなのがおまえと歩く?」

同じ方向へ歩いたら、みんな一緒さ。逆らう訳にはいかんだろ、通行妨害だよ。「違った、なんでおまえと話す?」






誰とでも他愛無く話したい時もあるわいな。 「どんな話をした?」 忘れたねえ、夢うつつだったからねえ、でっへへへ。

汗びっしょりだよ、「なんでや?」 恥ずかしいではないか。湯気が出そうだったよ。浴衣の張りを失うのが嫌でね、参ったよ。

「なんで張りを失う?」 なぁんにも知らんのやなあ、「新聞配達のおっさんの真似か?」 あのおっさんの十八番だよ。




















浴衣のシルエットって肩から袖口まで入った折り目が立っててこそ恰好いいんじゃないか? それが汗で濡れてみろ、デレエ~って

落ちて台無しだよ。ふつう、風を通してサラッとした着流しをシャキッと決めて角帯締めて貝の口に結んでいなせなもんだよ。

今日のオレがそれだよ。濃い目の紺系の生地が男らしい。角帯はやや白地に一筋の線が走ってる。あっさりしてるぜ。






まあ、いうなれば、玄人好みの池部良の風間重吉風のいでたちよ。出来れば筒袖にしてぇところだが、あんまり恰好つけてたら

「おうっ、おっさん、何のつもりやっ?」って絡まれたりすると怖いからね、大人しく袖をぶら下げて素人の世界よ。

「いい男だねえ~」って言い寄られてデレデレ、えへへへが似合ってる。ポッ、ポッ。「なんやねん、そのポッ、ポッて?」 照れてんだよ。






そんなのが、汗で濡れるから、べっとり生地が垂れて見る影ないよ。シルエットの問題だよ。「暑いのはお竜さんも一緒だろ?」

違うんだねえ~何故だろお~? 涼しげな風情なんだよ、団扇を軽~くそよがしてね、「おじさん、暑いわねえ~」って笑ってるよ。

そんな風に見えないんだよ。オレ一人汗かきまくりだよ。夜店の裸電球の明かりが反射して照りまくってんだよ。 「恰好悪い奴やね」






お竜さんは、着物慣れして小粋に決めて崩れないんだね。和服のモデルみたい。襟足が艶めかしいったらあ~りゃしない。ポッ。





















しかし、もう、格好つけなんかしてられないよ。参ったねえ、ちょっと其処らで一息入れませんか? 「恰好つけてるやないか」 一応。

ちょうどいい、道端の灯篭の横手に竹の長椅子が空いてる。ジャリ、ジャリと小粒な砂利道を雪駄が踏む音が映画みたい。「なんでや?」

解らんか? 効果音だよ、感性の鋭さだね。田舎の田吾作には解らん雰囲気造りだよ。囃子の音が響いてる。






チキチンチキチンチキチンドンドン・・・チキチンチキチンチキチンドンドン・・・「この祭りの囃子の音で前の話がぼんやり浮かぶぞ」

実は、オレもだよ、なんか恰好悪かったような自分だったねえ。今回は違うぞ。「おじさん、ちょっと待っててね」 ああ、はあ?

トイレかな? 「そうだっ、おまえは馬鹿だよ、前の時も、いい雰囲気なってるのに、トイレ大丈夫ですか? なんて台無しにしたろ?」






そうだ、そうだったなあ~。「反省も成長もないではないか」 今のは思っただけだよ。「はい、召し上がれ」 

袖口から白い腕を伸ばして差し出す綺麗な手に、ポッ、あ、ありがとう。手と手が触れて、ポッ、ポッポッポッ。

カキ氷を買ってきてくれたよ。みぞれで良かったよ。 「なんでや?」 イチゴなんか零してみろ、浴衣に染みなってガキだよ。






あっ、零しちゃった。冷ったいねえっ。襟の中、胸元へ落ちて胸からツルウ~って臍まで垂れてるよ。なんにもない顔して誤魔化してる。

「こぎゃんして仰山の人さんに囲まれているのにぃ、独りぽっちっておかしいわねえ」 「意味深な台詞にどう応える?」 ホガホガ・・・「?」

口ん中で氷が沁みるんだよ。そふだすね~、ほんな風に感じる時ってあふね。 「喋るなっ」 クスッて笑ってるよ。






「おじさんって、見た目と違って面白かぁ人ですね」 そうですか? 見たままだと思うけどなあ~漫画みたいな男ですよ。

お姐さんは九州のひとですか? 「はい、九州は熊本ですばい」 いいですね、熊本なまりが柔らかい。「田舎もんですばい」」

オレなんか都会生まれの都会育ちだけど、そんなのから置き去り喰らった田舎もんですよ。どっちもつかずの半端もんですよ。























目の先行き交う人たちは、何の苦もなき水鳥のよう。ごちそうさま、おかげで身体が冷えて汗が引いたよ。オッ、袖の線が立ってるね。

ひょっとして記憶形状か? 「安もんの既成浴衣か?」 馬鹿め、仕立てて貰ったんだぜ、いい生地使ってるねえ。

ボンッ、ボンッ、ドッドッーン 「ああ、綺麗」 花火が打ちあがったね。 チキチンチキチンチキチンドンドン・・・ドッドドドーンッ。






あまり喋らないのに一緒に居るだけで気がほっこりして、なんか穏やかになれる人が居る。独りじゃないって思わせてくれるんだね。
























くだらないこと妄想してたら 「★★ちゃ~ん」 おませな中3の女の子が学校から帰ってきて横っちょの椅子に腰かけ 「暑いなあ~」

「★★ちゃん、暑いなあ」 そうやね、今日は早かったね? あれ、返事しないね? 目線がオレを通り越してるね?

「おお~居ったんかあ、早いなあ~」 オレの背中越しに新聞配達のおじさんが戻って来てネコなで声で話しかけてる。






「ほいっ、取っときな」 小遣い差し出してる。オレが中継して渡してやる 「ありがと」 嬉しそうな顔をしない。

このおっさんが嫌いなのか? 別人みたいになって優しくしとるで、ちょっと、気持ち悪いけどな。
 
「★★ちゃん、帰るわ」 と云いながら机の上の飴を欲しがるおじさんに取ってやって渡してる。精一杯のお返しのサービスみたいだね。





「★★ちゃん、帰るわ、バイバイ」 おう。おっちゃんに云うたれよ。すり抜けるように帰って行っちゃったよ。おっちゃんも敏感に悟れよ。
































カメレオンの独り言-1657 『ネタ沈没』

2016年07月12日 | 日記





 2016年7月12日






しかし、Windows 10 になってからWindows 7では皆目なかった不具合が目立つね? 不良品か? フリーズなんて98へ逆戻りだね。

フリーズなんて忘れてたよ、固まって動かなくなっちゃった。CtrlとAltとDeleteを同時押ししても無反応。合ってたかなあ?

面倒くさいっ、電源スイッチ長押しでシャットダウン。素人を脅かすなよなあ~。暫くして起動したら機嫌が治ってる。





今まで使ってた本体の故障も機器の不良か、Windows 10の不具合のせいか怪しいもんだよ。新品を壊すなよっ。

「捨てるのか?」 いや、暫くは置いておく、勝手に壊れたんだから勝手に直させるんだよ。

随時アップデートで不具合を改善していく行程を考えてだね、ランケーブル繋いだまま電源も時折入れた状態を続けてるんだよ。





直る気があるなら直るかも知らん。「そんなんあかんだろ?」 以前、なんだったかなあ? 勝手に直ってたよ。

今度のは、スリープ解除したら画面が展開半ばで「再起動します」なんて勝手に再起動して途中でプッスンだよ。

画面真っ黒けでは這い入る隙間もないからお手上げだよ。世界中から不具合の報告を受けてマイクロソフトが順次改善してると思うよ。





そんな報告の中にオレと同じで、突然、プッスンと真っ黒けで止まっちゃう症状もあるかもしれん。順番待ちだよ。






















駄文のネタも浮かばないのでユーチューブの動画を見て回ってたけど、もう、なにもかも飽きるほどに溢れて辟易するね。

映画、音楽、時代の映像、在りとあらゆる動画の洪水だよ。サイトを開けたら堤防乗り越えて襲ってくるよ。

テレビじゃ絶対に映さないような映像が無制限に溢れてる。





車載カメラが普及して、アホらしいほどに人がゴミ切れみたいに飛ばされてる場面が満載だね。最初のうちは衝撃だけど、

感情を伴わない映像は、ただ事実のみを映してるから痛みも伝わらなくて次から次から空を飛ぶ人の姿に笑ってしまう。

よくないね、慣れて笑って観るようなもんじゃないんだけどね。





喰ってるときは、それなりに美味いけど喰いすぎたら気分が悪くなるだけだね。

そんな映像ばかりではないんだけどね、何処のジャンルにも一つ二つ割り込んでクリックを待っているね? 

これからの時代は、なんにもないってことが最も新鮮に感じられるんじゃないのかねえ? 





今日はネタが浮かびそうにない。あっさりと終わっておこう。






























カメレオンの独り言-1656 『紫煙さまよい想いは漂う』 「紫煙漂い想いは彷徨うだろ?」 そうとも云う。 

2016年07月11日 | 日記





 2016年7月11日






オレの目がおかしいんかねえ? 今日、昨晩書いた駄文を見直してたら貼ってる写真が鮮明に見えてるよ。おかしいねえ?

なんでだろ? 写真の写りのせいかなあ? 「期待が大き過ぎたせいじゃないか?」 かもねえ?

耳は悪いわ、頭は悪いわ、目は悪くなったわじゃ、もう取るとこ男前だけじゃないか。 「よく云うねえ」 





そんなの遠慮するこたあないよ。誰も知らない世界だよ、云いたいこと云ってりゃいいのさ。

ヘレンケラーの先生みたいな女性(ひと)居ないかねえ? 手とり足取り導いてくれる優しい人が傍に居てくれたら、

オレもなんとかなってるよ。おんなじ三重苦だよ。「ヘレンケラーは話せない、つまり口だろ?」 口と頭の違いだけだよ。





「ヘレンケラーは、三重苦の全てを司ってる頭は正常だったから偉い人になったんだろ? ということは」 オレのほうが重症だね。

可哀想な男だよ、これで頭が良かったら、今頃、ピラミッドの頂点辺りでのんびり余生を優雅に送ってることだろうねえ。

哀れな男さ、一つ言えるのは、何とか成りたければ、まず、社会を好きになることだろうね。オレ、大嫌い。「自分で推し量ってんか?」





もう一つ言えるのは、ピラミッドの上でも下でも死ぬときは一緒ってことだろうね。

この世を未練に尾を引いて死ぬか、ゴミくず叩(はた)き落として死ぬかの違いは大きいけどね。 「どういうことや?」 

成った奴は去り難いもんさ、死にたくないよ。糞人生などゴミ箱へ放り投げて去る奴より遥かに辛いだろうねえ。 「慰めか?」とも取れる。 




















壊れたパソコン本体のハードに観てない映画が残ってたんだけど忘れたね。この前、借りた映画なんだけどなんだったっけ?

ああ、そうだ、『ザ・ウオーク』だったね。それとお~『悪党に粛清を』『ナイト・チェイサー』『ディバイナー』だよ。

前々に借りたやつも何本か入ってたねえ、外付けに移しておけば良かったけど、もう、遅い。





なんか映画を観たいなあと思うんだけど、今のこの心境で観ようかなって思える映画が浮かばない。「どんな心境や?」

そうだねえ、身に余る高性能なパソコンを前にしながら、さほどの使い道も解らずに上辺ばかりに酔っている中身の薄い自分にだねえ、

おめでとうと云ってやりたい、そんな心境だね。 「どういう心境や?」 





つまり、無駄ばかりで値がさを上げる企業の貪欲さに呆れているのさ。「おまえ、中身の薄い自分を卑下してんじゃないのか?」 

オレなんか笑っちまって飛ばされて港の埋め立て地よ。 「じゃあ、ごたく並べずにアホナな自分を嘆いとけ」 

そんな一方的に自分を責めてどうする? なんでも相対して発生するもんだよ。比較だよ、馬鹿らしい、その手には乗らん。





「お前だけが解る理屈やね?」 オレが解らずに誰がこの文句を云うねん? オレが解ればいいのさ。「なんのこっちゃ?」




















お父さんのためのブログと映画とネットとニュース、機能強力、解像度と音質は抜群、その他諸々で気分を害さない、無駄を削ぎ落とした

そんなパソコン3万円。「削ぎ落としたって、あとは、安いアプリだけじゃないか? そんなに安くはならんよ」 そうか?

「無視すりゃ済む話だよ」 そう云われればそうだね。「解らん癖して起こすからオタオタすんだよ、寝かせとけ」 敗北だね。





そういえば、うちの親父がそうだった。寝てるときはいい親父だったよ。「死んだインディアンはいい奴と同じか?」 似てるね。

起きて酒呑んだら人間変わるんだよ。「明治生まれの職人地でいってるね、昔は、そんな人が多かった」 

親父は、自分の背中で子供たちに酒の性悪を教えたね。だから、兄弟、誰一人、酒におぼれる奴はいない。




















煙草、煙草って、ゴキブリみたいに毛嫌いするけど煙草で狂う奴はいない。酒は、善い人でも狂わすからね。怖い水だよ。

煙草は思考のおつまみだよ。昔は、至る所で煙が漂っていた。空気に漂い優しくうねって流れるさまを見つめてたよ。

遠い見えないところまで誘(いざな)ってくれるんだね。 「あの世へか?」 煙草や煙を吸わなくても人は死ぬときには死ぬもんさ。





寿命の蝋燭(ろうそく)が決めるんだよ。神さんが、何を意図して吹き消すのか、若い人たちが早死にするのは可哀想だね。

守って護りきれないのが我が子であって命だよ。オレは、おふくろは死なないって思ってた、漠然とだけど信じてた。

でも、ガタガタと弱って「〇〇ちゃん、病院では死にたくない、家に帰りたい」って泣くんだよ。




おふくろは、人に世話焼かすような人じゃなかったから、その気持ちが突き刺すほどに解るから見舞いの帰りの喫茶店で止めどなく泣いたよ。




















オレが死ぬってことを悟ったように解ったのは、おふくろが教えてくれたね。オレも用事が済んだら逝くよ。

「なんの用事や?」 なんだろうかねえ? 人は、それぞれに此の世での用事を背負って生きてんだよ。用済みになれば死ぬ。

用済みってことは、自分の寿命を生き切ったってことだよ。此の世での自分の仕事をし終えたってことだよ。





善いことも悪いことも、否応なく、それぞれが背負った仕事なのかも知れないね。影響をもたらして存在して役を果たす。

それは、悲しいことではなく魂がホッとしてあの世に帰ることなんだと思うよ。

出来得るならば、善い影響をもたらして仕事を終えたいけれど人智の及ばぬ宿命が作用して人の選択を阻むこともあるのかも知れない。





人の秤と神の秤の異なるところだろうかね? つまるところ、人は、自分の人生を一生懸命に生きるってことだけは解ってるね。

吹かす煙はくねってうねって消え去るのもあれば、ただただ静かに漂いながら物の形を真似るようにして優雅に消えることもある。

目の先、漂い流れる紫煙の行き先までは考えない、人生と同じくだね。 「なんで、こんな話になる?」 知らん。




















そんなのは身体に悪い煙に聞いてくれ。答えは煙流るる果てにあるのかないのか、田舎の洞道歩くよな向こう先見えない話だよ。
































カメレオンの独り言-1655 『必要最小限で生きる』

2016年07月10日 | 日記





 2016年7月10日






常日頃、パソコンを当たり前のように使ってる時は、今すぐに不具合が生じるなんて思わないから、そうそうバックアップをマメにはしない。

だからアクシデントが起きると何かしらは失ってしまうね。

でも、オレの場合は、失ったものを覚えてないのが救いでもある。 「ただのアホやないか」 そうとも云うね。





いつもの調子であちこちウロウロしてからgooの編集欄に入る。ログインは記憶されてるからスイスイと入れるんだけど、

此のgooのメールにログインしかけたらユーザー名、パスワード欄が空欄で打ち込みを待っている。

どちらかが間違ってると受け付けないんだけど、どちらが間違ってるかが解らない。もう忘れてるがな。外付けハードを差し込んで記録を見る。





オレは、7makemoo8n8nだから、それをユーザー欄に打ち込んで、パスワードを打ち込む。受け付けない、もう一度、もう一度、でもあかん。

ユーザー名は残ってパスワードが消える。でも、「いずれかが間違っています」って云ってるよ。

記録に残してるパスワードに間違いないのにパスワードが消える。ユーザー名ってオレの本名か? そんなの打った覚えがないよ。





ユーザー名が間違ってるとは思えない。どういうことなの? クソッ、この際、パスワードの変更届けをしようか。

変更届を済ませてログイン欄に戻ろうとクリックしかけたら、「ユーザー名欄には、メールアドレスを打ち込んでください」 馬鹿かっ?

ふつうIDを打つだろうがっ。アッタマに来るよ。ウロウロさせておもろいかっ?  「おもろいよ」 やかましいっ。





じゃあ、最初に打ち込んだパスワードは合ってたんじゃないか。IDの間違いだったんだね、ユーザー名なんて書かずにメールアドレスって指定しろよ。




















オレは、此のIDとかパスワードとかいうのが鬱陶しいんだね。記録はしてるけど、ただ、記録してるだけで、次から次へと書き込むから

だんだん、混乱してきて何が何やら解らんような記録になってるよ。見るのもおぞましい。「おまえが悪いんだろ?」

凝れば凝るほど二度と打てないようなのがあるよ。しかし、gooメールにはログインできたよ。





パソコン壊れて休んでる間にメールが沢山入ってるよ。あれ?コメントを頂いてるね。また、「馬鹿臭いですね」なんて貰ってんかなあ?

1240回『最近にない傑作 映画 ローン・サバイバー』に頂いてる。「私も見ました」って共感してもらって嬉しいね。

見ず知らずのどこぞのおっさんが、感動思いのままに書いてるのをご覧になって「うんうん」って頷いて貰ってるんだね。





こんなのが有るから書かずにおれんのだよ。コメント頂かなくても「そうそう」とか「なるほど」とか「こんな捉え方もあるのか」とか

何かしら納得頂ければ幸いなことだよ。言葉足らずに舌足らず、全てが中途半端に終始しても感覚的に通じれば充分だよ。

思いの意図は疎通してんだよ。見事な文を書く人でも、なんか通じない奴って居るからね、教科書書いとけ。 「余計なことを云うな」




















しかし、目が慣れてくるとHDMIケーブルで繋いだ映像は、なんか薄らボケてるね。4K対応高速ケーブルって銘打ってあるけど

パソコンモニター向きではないのかね? 我慢の限界を超えるほどの薄らボケではないけどDVID端子同士を繋ぐほうが鮮明だったよ。

I-O DATA 27型モニターの輝度を極端に落としてるのも影響してんだろうけど画像に冴えがないのは確かだね。グレアが死んでるよ。





まあ、今のオレには映ればいいってところが大きいから暫くは此れで持たせておこう。サマージャンボが当たったら総入れ替えだね。

「買ったとこじゃないか」 DVID端子が無いよな本体はオークションで処分するのさ。「贅沢だろ?」 

夢で何を云ったところで罰は当たらないよ。今度は、i7の本体に40型のモニターだね。まあ、今のをサブにでも使うってのも手だね。





「そんなのは冗談でも可愛げがないよ」 みんなDELLが悪いんだよ。 「見落としたおまえが悪いんだよ」 

アナログのVGA端子を試してみようかな? 意外と鮮明に映るかも知れない。「HDMI端子を超えるとは思えない」 おまえもそう思うかあ?

まあ、仕方がない、綺麗に映ってるだけでも有り難い。サマージャンボが当たるまで我慢しよ。「有り難いなんて思ってないなあ?」





















さあ、今度はメールだよ。マイクロソフトのメールを復元せねばならない。これはあ~難しいと云うか、不可能と云うか、

答えは挑戦する前から出てるね。しかし、考えたらWindows 10ならばこそ可能かも知れん手がないでもないんだね。

駄目もとで一度試してやろ。駄目ならGoogleメールを主に活用してだね、相手先に、その旨伝えればいいんではないか?





「めんどいぞお~」 めんどいねえ。なんなら、放っておけばいいんだよ。無いからって死ぬわけではないわいな。

「先方からの連絡が伝わらないだろ?」 重要な連絡なら電話してくるよ、は~い、もしもしなんてね。

「それではいい加減だろ?」 パソコンに於いては、元からいい加減だよ。自分の必要とする範囲がオレのパソコンって解釈だよ。





根掘り葉掘り知りたくもないし、知っても使わなかったらキレイさっぱり忘れてご破算だよ。意味がない。

「自分本位な考え方だねえ」 そいでいいんだよ。人並みに覚えてみろ、気が狂うわ。

知識ってのは必要に於いて価値あるもので、それ以外は知ったかぶりの臭い材料にしか過ぎん。下手にもて遊ぶと人間が落ちるよ。





「ホンマにそう思ってるのか?」 思ってるよ、今のオレは、そう思って生きている。明日のオレは解らないけどね。「ずるいのお~」


































カメレオンの独り言-1654 『映画 人斬り』 幕末の志士伝

2016年07月09日 | 日記





 『人斬り』 2016年7月9日






パソコンが壊れて時間を持て余してた時にひょんなことから手に入れた司馬遼太郎の『幕末』を一気に読んでしまった。

この人の文体は、オレには凄く読み易いんだね。時代の背景が映画のように浮かんでくるよ。

小説は、読みだすと其の世界に引き込む魔力がある、のめるように読んでる自分が居るよ。本を開いて読むのは正直久しぶりだね。





ネットで無料の文学を何冊か読んだけど、本は、やっぱり、実際に手に取ってページをめくって読む方がいいように思うね。

同じ活字なんだけど紙に打たれた活字は生きてるように思える、内容が変わる訳ではないんだから感覚的なもんなんだろうけどね。

此の駄文で、以前、紹介した映画 『桜田門外の変』で襲撃隊の薩摩藩士 有村治左ヱ門兼清の自害の場面を貼ってるけど、





其の人物像については詳しくは知らなかった。この『幕末』の一遍に詳しく書かれているね。

井伊大老の行列を襲撃した水戸藩士に薩摩から参加した有村兄弟、兄は襲撃の顛末見届け役、弟の治左ヱ門兼清が剣をとる。 

雪降りしきる桜田門外の攻防を描いて時代に身を捧げた烈士の始末記。





二編、三篇と幕末志士を取り上げて12編、読み応えがあるね。












『人斬り』 薩摩藩士の田中新兵衛 三島由紀夫







人斬りの岡田以蔵が大坂(阪)で暗殺した者を道頓堀川に投げ込んだとか、心斎橋筋とか南組とか、育った土地の名が出てくる。

松屋町筋は当時でも玩具問屋が軒を連ねていたとか、新選組の七番隊隊長谷三十郎の兄万太郎が、

その松屋町筋の裏手の通りで道場を開いていたとか、なにやら近しく感じて生々しいんだね。





当時は、新選組の隊士が大坂に隊士の勧誘で京都から頻繁に往来してたらしい。

昔、読んだ時代物で新選組の大坂屯所が、同じく松屋町筋の萬福寺だったと紹介されてた。

下寺町から松屋町筋を南へ生玉(神社)公園の西出入り口を越えると源聖寺坂、そこから少し行った処、狐坂手前だね。





それまでの道筋にも同じような寺の門が並んでるんだけど萬福寺が在った。「行ったんかえ?」 行ったよ。中には入らなかったけど、

ここでだね、捕らえた勤王浪士を小さな小屋に閉じ込め、小屋を囲んだ新選組隊士が長槍でめくら刺しして殺したとか、惨い話が残ってる。

幕末の舞台京都も大阪とはお隣で遠くはないけれど、長く遊び育った地域の地名が出てくると他人事じゃないみたいな気になるね。












『大映映画 『人斬り』1969年(昭和44年)』







人斬りで有名な土佐郷士の岡田以蔵、薩摩藩士の田中新兵衛なんて名がでてくると、昔、千日前筋のアシベ劇場の封切りで観た

大映映画 『人斬り』を思い出すよ。1969年(昭和44年)だね。勝新太郎、仲代達矢、三島由紀夫、監督が五社英雄。

もう一人、どうでもいい石原裕次郎、こいつは大根もいいとこだね。持って生まれた何かしらで大物になっただけの役者だね。





岡田以蔵の勝新太郎、田中新兵衛の三島由紀夫、大画面で繰り広げられる殺陣は凄まじく感じたよ。









「人斬り」岡田以蔵 暗殺剣 [ Hitokiri ] Okada Izo, Assassination Sword
  


「画質、音質ともに劣化、其の上、ちょっと長いんだね」









今は亡きおふくろの母上が京都の豪商の娘で、当時の頃、夜な夜な木戸をバンバン叩いて 

「開けてくれっ、頼む、匿(かくま)ってくれっ」って、侍の押し殺した絶叫を何度聞いたことかと話していたね。

其の当時に、庭の池に噴水があって、座敷にピアノがあったって、嘘みたいな話もよく聞かされたよ。





そんなの、みんな何処行っちゃったの?  助けてやらずに知らん顔してたから罰(ばち)当たったんじゃないのか?
































カメレオンの独り言