洋画の戦争映画が好きでいろんなのを観たね。大方が第二次世界大戦の連合軍とドイツとの戦いが多かった。
弾が飛び交う中で主役は死なずにドイツ兵がコロコロ死ぬんです。ドイツ兵は死ぬために出てきてるみたい。
何度も観てると眼が肥えてきてコロコロ死ぬドイツ兵の死に方に注目します。「上手いっ」と思わせる」死に方があるんです。
邦画のオーバーアクションなんて臭いだけ。「フタして仕舞っとけっ」です。
あちらの演出はエキストラにも行き届いてます。伊達に死に役やってません。此の人たちのお陰で主役は輝き、作品の質も上がるのです。
記憶に新しいのでは「ワイルド・ギース」だったと思う?
アフリカのジンバブエってところで政府軍に捕らえられた革命主導者をイギリス人の傭兵たちが救い出すお話ですが、
ラストの飛行機で脱出するシーン、土人の政府軍に包囲され応射しつつ滑走を始めた輸送機に乗り込む傭兵たち。
滑走路を逃げる名もなき傭兵たちが撃たれて倒れるシーンなんかは「死ぬだけの奴でも格好いい」と思わせる。
最近では「プライベート・ライアン」で満足させられましたね。
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人生でも同じく、学校にしても成績の悪い奴が居るから優等生が引き立つ。貧乏人が居るから金持ちは優越感に浸れる。
「おまえ一人で成り立ってるなんて思うなよ」無様な奴が居るから格好良いのがもてはやされる。
汚い仕事をする人がいるから綺麗だけで生きれる。社会は「人生劇場」だよ。
「其々の役を生きる人がいるから相互に成り立っているんだよ」世の中を面白くするのは名も無い人々のへこたれない強さのお陰だよ。