XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・両頭グラインダー

2008-08-17 17:30:17 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、2007年7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、両頭グラインダーのお話です。

スロットカーは、RTR(完成車)をOOB(箱出し)の状態で走らせると、コーナーで思ったほどタイヤがグリップせず、テールがスライドしてコーナーの立ち上がりでトラクションをかけられない場合があります。これは、実車の新品のタイヤと同様に、タイヤの表面がコーティングされたような状態になっているからです。そこで、タイヤの表面を一皮剥き、タイヤが持つ本来のグリップを引き出すと、コーナーでのグリップが向上し、タイムを短縮させることができます。また、タイヤが真円でない場合も、微妙に出っ張った部分を削ることで、クルマの動きが滑らかになることがあります。これは、ゴムやウレタンのタイヤを買ってノーマルタイヤと交換する場合も同様ですが、シリコンタイヤは高精度で削ることはあまり推奨されてはいません。
タイヤを削る機械は、外国では日本円にして2万円前後で売られているのですが、価格を考えると個人で買うのは現実的ではありません。そこで、外国のスロッターの多くは、ドレメルのハンディタイプを数千円で購入するか、簡易的なタイヤ削り機を自作してタイヤを削っています。スロットカーズ・ヨコハマにも、簡易的なタイヤ削り機があり、使ったことがある人もいるのではないかと思います。簡易的なタイヤ削り機の多くは、トラックの後輪部分に紙やすりを貼り付け、クルマを上から押さえつけて低回転でタイヤを回し、その摩擦によってタイヤを削るというものです。私も、これの自作を考えたのですが、両頭グラインダーが手頃な価格で売られているため、こちらを購入することにしました。
私が購入した両頭グラインダーは、アルファ工業がアメリカから輸入販売しているもので、インターネットのアウトレット価格で1980円でした。ドレメルのハンディタイプや日本製の同等品よりも、はるかに安い価格です。仕様は、研削砥石寸法が外径125mm、砥石が#36荒目と#60細目、回転数が2850回転、家庭用電源で動き、重量が5.0kgで吸盤も付いて安定性もあります。支持台と粉塵防止カバーも付いていますが、スロットカーの場合には使いません。床や机などに吸盤で固定した本体の大きな砥石にスロットカーをあてがってタイヤを削るため、ハンディタイプのドレメルよりもタイヤを楽に削れます。私は、タイヤは細目で、ちょっとした工作は荒目で、行っています。長らくアウトレット価格で販売されているため、自宅でタイヤを削りたい人にはお奨めです。