今回は、「ヨコハマライズサーキット」のお話です。
ヨコハマライズサーキットは、2009年6月27日に横浜・戸部で、木製6レーンのハイウェイスター、カレラ製4レーンのテイク・イット・イージーという2つのサーキットを擁してオープンしました。どちらも、東京・大山にあった「カフェ&スロットカー アットワークス」から移設したもので、伝統のテイク・イット・イージーはもちろんのこと、レイアウトを変更したハイウェイスターも、なかなか楽しめるものでした。
ただ、ウッド製のハイウェイスターに関しては、後から鉄網線を埋め込んでマグネットトラクションがかかるようにしたことや、板自体が劣化していることもあり、少しバンピーなところがありました。また、レイアウト自体はチャレンジングだったものの、少し入り組んでいることもあり、レースの際などは特にコースアウトした車両の回収に手間取ることがありました。そんなことから、リニューアルの話が持ち上がり、単なるコーナーをバンク化するなど、リニューアルに向けて着々と準備は進んでいました。これは、12月20日の記事でお知らせした通りです。
そして、1月中旬には大方の作業も終了し、レースもこのリニューアルされたハイウェイスターで開催されています。もっとも、当初は路面全体が落ち着いてくることを待つため、レースも磁力を300g以下に制限して行われていました。1月下旬になって、ようやく路面全体のコンディションも良好になってきたため、レースの磁力制限も500gに戻されています。そこで、機も熟したため、新生ハイウェイスターをご紹介します。 12月20日の記事からは、レイアウトが一部変更されています。右側にあったバンクは、より安定性を増すために空中から地上へと下ろされ、その分、最終コーナーがバンクの下からバンクの手前中央寄りになり、操作盤前のストレートは若干短くなっています。バンクは、アウト側が高くなっているだけでなく、イン側も落ち込むような形状になっています。これは、初代富士スピードウェイの30度バンクと同じで、まさに初代富士スピードウェイの30度バンクを彷彿させるものがあります。スロットカーながら、豪快な須走り落としが楽しめます。
また、ハイウェイスターの最大のハイライトと言えるのが、2ヵ所にあるレーンチェンジセクションです。通常、レーンチェンジセクションは、隣り合ったレーンそのものがクロスしているため、クルマが同時にそこを通過すると衝突事故が起きてしまいます。また、1レーンと2レーン、3レーンと4レーン、5レーンと6レーンといった具合に、隣り合ったレーンだけが入れ替わります。しかし、ハイウェイスターのレーンチェンジセクションは、そうしたものとは一線を画します。
なんと、1~3レーンの3つのレーンと4~6レーンの3つのレーンが、ごっそりと入れ替わってしまうのです。つまり、1レーンを走っていたつもりが4レーンになり、6レーンを走っていたつもりが3レーンになるというわけです。そのため、1レーンと6レーンのクルマが、4レーンと3レーンで併走するということが起こります。 この利点は、これまで営業サーキットでは、6レーンなら両サイドの1レーンと6レーンが嫌われ、あまり走行されなかったり、レースでもただただ我慢するだけだったものが、人によって好きなレーンや走りやすいレーンが変わってきて、レーンごとの混み具合や有利不利が少なくなるという点です。実際、まだどこのレーンが速く走れるのかといった結論は導き出されてはいませんし、どこのレーンがいいかは時間とともに変わってくる可能性もありそうです。ちなみに、ラップタイムは、SCXにRX-4Hモーターを搭載したクルマなら、既に10秒を切るところまで来ています。メーカーによっては、9秒も切れるでしょう。
なお、3枚目の写真ですが、いつでも無料で走らせることのできる1m四方ほどのボードで、ちょっとしたモーターのテストやクルマのバランス調整に使えます。
※ヨコハマライズサーキットは、2010年2月28日で閉店となりました。
以下、ショップからのコメントです。
これにて、ヨコハマライズサーキットは閉店と相成りました。
ご来店くださった、また商品をご購入いただいたすべてのお客様に厚く御礼申し上げます。
また、来店できなくてもここの読者でいてくださった方々もお礼致します。
スロットカーは、簡単に言ってしまえば、スロットという溝の上を走る電気仕掛けのプラモデルなわけですが、
高速で魅力的なスピード、そしてリアルなデザインでありながら、仕組みや操作がとてもシンプルという珍しいホビーだと思います。
サーキットは閉鎖致しますが、スロットカーで楽しく遊ぶきっかけとなれましたら幸いです。
約半年ほどでしたが、ご愛顧に感謝し、
皆様のスロットカーライフが楽しいものになるよう願っております。
ありがとうございました。
ヨコハマライズサーキット
ヨコハマライズサーキットは、2009年6月27日に横浜・戸部で、木製6レーンのハイウェイスター、カレラ製4レーンのテイク・イット・イージーという2つのサーキットを擁してオープンしました。どちらも、東京・大山にあった「カフェ&スロットカー アットワークス」から移設したもので、伝統のテイク・イット・イージーはもちろんのこと、レイアウトを変更したハイウェイスターも、なかなか楽しめるものでした。
ただ、ウッド製のハイウェイスターに関しては、後から鉄網線を埋め込んでマグネットトラクションがかかるようにしたことや、板自体が劣化していることもあり、少しバンピーなところがありました。また、レイアウト自体はチャレンジングだったものの、少し入り組んでいることもあり、レースの際などは特にコースアウトした車両の回収に手間取ることがありました。そんなことから、リニューアルの話が持ち上がり、単なるコーナーをバンク化するなど、リニューアルに向けて着々と準備は進んでいました。これは、12月20日の記事でお知らせした通りです。
そして、1月中旬には大方の作業も終了し、レースもこのリニューアルされたハイウェイスターで開催されています。もっとも、当初は路面全体が落ち着いてくることを待つため、レースも磁力を300g以下に制限して行われていました。1月下旬になって、ようやく路面全体のコンディションも良好になってきたため、レースの磁力制限も500gに戻されています。そこで、機も熟したため、新生ハイウェイスターをご紹介します。
また、ハイウェイスターの最大のハイライトと言えるのが、2ヵ所にあるレーンチェンジセクションです。通常、レーンチェンジセクションは、隣り合ったレーンそのものがクロスしているため、クルマが同時にそこを通過すると衝突事故が起きてしまいます。また、1レーンと2レーン、3レーンと4レーン、5レーンと6レーンといった具合に、隣り合ったレーンだけが入れ替わります。しかし、ハイウェイスターのレーンチェンジセクションは、そうしたものとは一線を画します。
なんと、1~3レーンの3つのレーンと4~6レーンの3つのレーンが、ごっそりと入れ替わってしまうのです。つまり、1レーンを走っていたつもりが4レーンになり、6レーンを走っていたつもりが3レーンになるというわけです。そのため、1レーンと6レーンのクルマが、4レーンと3レーンで併走するということが起こります。
なお、3枚目の写真ですが、いつでも無料で走らせることのできる1m四方ほどのボードで、ちょっとしたモーターのテストやクルマのバランス調整に使えます。
※ヨコハマライズサーキットは、2010年2月28日で閉店となりました。
以下、ショップからのコメントです。
これにて、ヨコハマライズサーキットは閉店と相成りました。
ご来店くださった、また商品をご購入いただいたすべてのお客様に厚く御礼申し上げます。
また、来店できなくてもここの読者でいてくださった方々もお礼致します。
スロットカーは、簡単に言ってしまえば、スロットという溝の上を走る電気仕掛けのプラモデルなわけですが、
高速で魅力的なスピード、そしてリアルなデザインでありながら、仕組みや操作がとてもシンプルという珍しいホビーだと思います。
サーキットは閉鎖致しますが、スロットカーで楽しく遊ぶきっかけとなれましたら幸いです。
約半年ほどでしたが、ご愛顧に感謝し、
皆様のスロットカーライフが楽しいものになるよう願っております。
ありがとうございました。
ヨコハマライズサーキット