XBOX ONE PLAY REPORT

サイト「JIM'S ATTIC」のコンテンツ。XBOX、スロットカー、モータースポーツ。

スロットカー・JAGUAR E-TYPE #15 LE MANS(REVELL MONOGRAM)

2009-11-29 18:48:51 | スロットカー
今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの59号車は、JAGUAR E-TYPE #15 LE MANS 1963(REVELL MONOGRAM)です。大規模なホビーショーは、年2回、春に静岡で、秋に幕張で、それぞれ開催されます。そして、その都度、ハセガワのブースで、ヴァンキッシュMGのスロットカーが500円で販売され、私もその機会に入手したのは、これまでに何度か書いている通りです。10月11日に行われた「2009 第49回全日本模型ホビーショー」では、ヴァンキッシュMGに加えて、レベル・モノグラムのスロットカーも2000円で売られていました。もしかすると、2008年も売られていて、私が気がつかなかっただけかもしれませんが、私が覚えているだけでも、ジャガーEタイプ、ポルシェ550スパイダー、ロータス・コルチナ、NSU TT、トラバント601S、といったラインナップがありました。
私は、モータースポーツ観戦歴もスロットカー歴もかなり長く、昔のクルマも知っていますし、好きなクルマも少なからずあります。ただ、あまり幅広い年代のクルマに手を広げるのは金銭的・スペース的に厳しく、走らせるクルマの年代はある程度は統一したいというのがあり、私が長年、富士スピードウェイなどに足繁く通って生で今のモータースポーツにふれていることから、何千円も出して買うなら基本的にはより新しいクルマにしたいという考えがあります。しかし、2000円だったら話は違いますし、このタイプのレベル・モノグラムは持っていなくて1台は買ってもいいかなというのもあって、そのラインナップの中からジャガーEタイプをチョイスしました。ロードカーやラリーカーではなくレーシングカーで、私が好きな「ル・マン24時間レース」出場車というのも、大きなポイントでした。
そんなジャガーEタイプは、ボディのディテールやタンポ、質感も素晴らしく、外見上はとても見栄えがします。シャシーは、今のレベル・モノグラムのようにMRRCのクラシックラインを流用しているのではなく、純然たるレベル・モノグラム製です。ただ、元が昔のクルマだけあって、ナロートレッドにナロータイヤが際立ちます。また、タイヤは溝付きになっており、グリップが悪そうだったため、マックストラックのシリコンタイヤの中から合いそうなタイヤを選んで装着しました。対応表には、このクルマはリストアップされていないのですが、いざはめてみると違和感も問題もなくしっくりときます。モーターはフロントにマウントし、長いシャフトで後輪を駆動しています。磁石は、ピニオンギアの前方に四角い前後可動式のものが装着されていますが、これだけだと磁力が弱いため、磁石を貼り付ける形で追加するとともに、ガイドの近くにも弱い磁石を追加しています。
いざ走らせてみると、スピードはなかなかのものがありますが、クルマが軽くて車副が狭く、ボディとシャシー間にゆとりがなくボディマウントを緩めることで横Gを吸収しづらいこともあって、コーナーでは粘りがなく吹っ飛んでしまいます。コーナーでもっと安定させるためには、もう少し磁力を強めることが必要かもしれません。

スロットカー・新車到着・MAZDA 787B 1°24H LE MANS 1991(SLOT.IT)

2009-11-26 21:33:54 | スロットカー
今回は、イレギュラーの新車到着・MAZDA 787B 1°24H LE MANS 1991(SLOT.IT)です。

スロット・イットのレナウン・チャージ・マツダ787BがアメリカのPower Slotcars.comから到着しました。11月16日に注文し、世界最速(?)の11月17日に発送されたのですが、いつもよりは少し遅く11月26日に到着しました。通常は1週間程度で着くので、9日間はほんの少しかかった方ですが、たまたま乗り継ぎが悪かったのか、アメリカがホリデーシーズンで郵便が混んでいたのでしょう。日本でも、きょうあたりから一部の店舗で取り扱いを始めているので、既に手にしている方もいらっしゃるでしょう。
さて、詳しい紹介は、いつも通りマイカー紹介でしばらく経ってから行いますので、きょうはファーストインプレッションなどを書いてみます。このクルマは、6000台の限定車で、スロット・イットの通常のクルマとは違う紙製のコレクターズボックスに入れられています。基本コンポーネンツは、既に発売されているアンフィニ787Bマツダと変わりはないと思うのですが、$59.99と$5高くなっています。Power Slotcars.comでは値引き販売されており、私が買った時は$48.95だったのですが、なぜか今は$51.95に値上がりしています。それでも、よそよりは安いのは確かで、50台はあった在庫もかなり減りました。
クルマは箱にしっかりと固定され、安全のためにカバーもついているのですが、このカバーがボディ形状にピッタリになっています。リアウイングのステーは、スロットカーの中でも最弱と言えるほど弱く、ちょっとした衝撃で折れてしまうのではないかと思います。カバーを強く外しただけでも折れそうですし、輸送中に折れることもありそうです。予備のリアウイングは付属していますし、走らせる時にはこれに交換することになると思いますが、これから買う人は気をつけた方がいいでしょう。私のメインサイトのURLは違うのですが、一コンテンツであるこのブログのURLからも分かるように、マツダのロータリーファンとしても、最も好きなクルマの1台です。これから、慎重に走らせようと思います。

スロットカー・デカールショップ「PATTO'S PLACE」

2009-11-22 17:37:14 | スロットカー
今回は、デカールショップ「PATTO'S PLACE」のお話です。

PATTO'S PLACE」は、スロットカーの世界では有名なオーストラリアのオンラインデカールショップです。各メーカーのリブリーにはないカラーリングのクルマを走らせるにはデカールが必要になりますが、そのデカールを自作しない場合には、「PATTO'S PLACE」のお世話になるのが世界では常套手段になっています。私も、過去に2度、注文していますが、日本でもその存在を知っているという人は少なくはないことでしょう。
「PATTO'S PLACE」は、オンラインショップと言っても、1人で趣味で運営しています。1960年代からスロットカーとモデルカーのエンスージャストで、1988年にデザイン&テクノロジーの先生をリタイアすると、人生における目的のひとつとして、デカール作りなどに関わるようになります。デカールは、毎週のように新作が作られており、そのジャンルは、F1、インディカー、NASCAR、スポーツプロトタイプカー、GTカー、ツーリングカーなど多岐に渡っています。さすがに、すべてが網羅されているというわけではなく、リクエストに応えることもしませんが、目的のものか、それ相応のものは見つかります。
私が、過去に2度、注文したのは、以下の通りです。スロット・イットのBMWマクラーレンF1GTR用が、1996年の「ル・マン24時間レース」に参戦していた国際開発レーシングのフランク・ミュラー・ウォッチ。ライズオリジナルのスバル・インプレッサWRCが、IRLのマイク・コンウェイのDAD'S ROOT BEER。両者の間には、1年以上の開きがありますが、品質的に変わりはありません。いずれも、デカールのデザインは正確で、ウォータースライドデカールの材質も良く、すぐにはがせて、きれいに貼り付けることができ、クリアもうまく吹けばデカールが破れたり、垂れたり、泡が吹いたりといったこともありません。
デカールは、ウォータースライドデカールだけでなく、ビニールピールやスティックデカールも用意されており、サイズも1/24、1/32、HO(1/64)などから選ぶことができます。デカールの価格は、シンプルなものや古いものなら$8AU、新しいものや凝ったものなら$14AU、が相場です。送料は、エアメールなら$2.50AUからとなります。支払いは、VISA/MASTER CARD、PayPalのいずれかになっています。注文は、メールで行います。参考までに、ウォータースライドデカール、エアメール、PayPalの場合のメールの例を挙げておきます。
Hello. I order following decals from Japan. Please send it out by airmail. My payment is PayPal. Thank you.

IndyCar - Dads - Mike Conway - 2009 1/32 - $8 Waterslide
IndyCar - Dollar G - Sarah Fisher - 2009 1/32 - $8 Waterslide
IRL - Trget 1/32 - $8 Waterslide

メールを送信すると、通常はそれほど時間を置かずに返信があり、PayPal支払い用のURLも添えられます。デカールは、早ければ数日中に発送してくれます。代金は、例の場合には、デカールが3枚で$24AU、送料が$2.50AU、合計$26.50AU、となります。オーストラリアドルの為替レートは、アメリカドルよりも安くなっています。デカールで困っていた人は、注文してみてはいかがでしょうか。

スロットカー・14thホビーフォーラム2009

2009-11-14 20:45:10 | スロットカー
今回は、「14thホビーフォーラム2009」のお話です。

「14thホビーフォーラム2009」に行ってきました。ホビーフォーラムは、毎年、晩秋に開催されるモデルカーのイベントで、今年は11月14日(土)、15日(日)10時から17時(日曜日は16時)まで、横浜赤レンガ倉庫で開催されます。昨年は、横浜大さん橋ホールで行われたのですが、都合により再び横浜赤レンガ倉庫に逆戻りです。そのため、2日間開催となっています。ホビーフォーラムは、元々、モデラーが中心となって開催されていたイベントですが、近年では即売会が主体となっており、それ狙いで多くの来場者が訪れます。私が着いたのは8時45分頃だったのですが、あいにくの雨にもかかわらず、その時点で既に100人ほどが並んでいました。開場時間の10時には、入場行列は300人は軽く越えていたと思います。
さて、今年のホビーフォーラムも、会場案内図の配布はなかったのですが、事前に出品者が会場マップを公開していたので、そのマップを頼りに、ガレージハウス クゲヌマに一番乗りし、その後、HPI JAPANにも立ち寄っています。スロットカー関連の出店は、この両者が中心でした。
ガレージハウス クゲヌマは、例によって、かなり充実していました。新品は何十台も少し値引きして売られていましたし、中古や新古も40台以上はあり、500円ぐらいから5000円ぐらいで売られていました。今回は、「ヨコハマライズサーキット」の常連のお客さんの分もと、とりあえず6台を押さえてきました。
写真左下から、レーサーのライリー(500円)、フライのバイパー(1000円)、スロッターのローラT280/290(800円)、写真左上から、フライのサリーン(1000円)、カレラのフェラーリ(1000円)、フライのマーコス(1000円)、締めて5300円です。ガレージハウス クゲヌマの鳥居さんは、いつも通り「パーツ取りに」とおっしゃったのですが、価格以上に程度や走りがいいことは、過去の中古車でも証明済みです。今年は、1000円という格安車ですが、常連のお客さん2人が走らせたところ、十分な走りを見せてくれました。少しいじれば、クルマなりの戦闘力は発揮できるのではないでしょうか。ちなみに、6台中2台を手元に残しました。フライのバイパーとスロッターのローラT280/290で、マイカー紹介などで、またお見せします。
HPI JAPANは、お台場で行われた「モータースポーツジャパン 2009」の際に、担当の方にお願いを2つ出しておきました。そのひとつが「HPI SLOTCAR BLOG」の更新で、こちらはすぐに実行に移されて、嬉しくもびっくりしました。もうひとつが、このホビーフォーラムでスロットカーを販売することです。そして、こちらも確信があったのですが、予想通り約束を実行してくれて、R32とR34のスカイラインGT-Rが3色ずつは持ち込まれており、しかも、2000円という低価格での販売でした。そこで、R32のクリスタルホワイトとレッドパールメタリック、R34のホワイトとブルーメタリックを購入してきました。私の手元には、R34のホワイトだけを残したのですが、マイカーとしても、自らの手で走らせること自体も、初のHPI JAPANのスロットカー、どのような走りをするのか楽しみです。
ホビーフォーラムは、日曜日にもスロットカーが販売されるようで、気にかかるところではありますが、私は土曜日だけで十分に堪能しました。ガレージハウス クゲヌマとHPI JAPANには、感謝したいところです。また、これら10台が、元気な走りを見せてくれることを期待したいものです。

スロットカー・SCALEXTRIC CLUB ISSUE 68

2009-11-08 15:39:11 | スロットカー
今回は、「SCALEXTRIC CLUB ISSUE 68」のお話です。
私がスケーレクストリック・クラブに入っていることや、その会報誌が2008年以降は年4回送られてくるのも、以前の記事で書いた通りです。そのスケーレクストリック・クラブの会報誌「SCALEXTRIC CLUB ISSUE 68」が到着していますので、その内容を簡単にご紹介しましょう。
A4版オールカラー20ページの本誌では、2-3ページが目次とこの号の内容の簡単な紹介で、フォード・エスコートMK1メキシコ1973のクラブ員向けの£40(日本向けの送料込み)での販売のお知らせもあります。
4-5ページは、「GUINNESS WORLD RECORDS」に挑戦した、ブルックランドのイベントの紹介です。同イベントは、イギリスのスロットカーショップ「Pendle Slot Racing」が企画し、BBCの「James May Toy stories」がジョイント、8月16日に行われ、この1年で最大規模のイベントになりました。同イベントは、ブルックランドレースサーキットにスケーレクストリックのトラックを並べ、その長さの世界記録に挑んだものです。ボランティアは400人、見物客は4000人にも及んだことからも、そのスケールの大きさが窺えるでしょう。トラックの長さは3マイルに及び、お昼には並べ終わり、夕方からイベントがスタートし、2時間かけてゴールに飛び込みました。
6-7ページは、スケーレクストリック・クラブの2008年クラブモデルであるマクラーレン・メルセデスMP4/21ルイス・ハミルトンとルイス・ハミルトンがサンタンデールのテレビCMにスケーレクストリックとともに出演したという話題の繰り返しです。このテレビCMに関しては、「SCALEXTRIC CLUB ISSUE 67」(2009年8月16日の記事)で詳しく紹介されています。
8-9ページは、BBCの「TopGear」にちなんだ「Top Gear SUPER COLLECTION」の紹介です。3台のプレステージカー、シルバーのメルセデス・ベンツSLRマクラーレン、ブルーのフォードGT、ガンメタルグレーのアストンマーティンDBSがリリースされています。また、セットとしては「TopGear POWERLAPS」があり、1周550cm(250×100cm)の8の字に、フォードGTとポルシェ911GT3Rが同梱されています。
10-11ページの「New Zwaland & Australia」は、ニュージーランドとオーストラリアにおけるスケーレクストリックの紹介です。1946年には、トライアングがニュージーランドでビジネスを始め、1961年にはスケーレクストリックのモデルを発売し始めます。1960年代半ばには、ニュージーランドでスケーレクストリック・レーシングクラブが発足します。その後、ニュージーランド/オーストラリア専売カラーなども次々と発売されます。今では、オーストラリアでメジャーなレース「V8スーパーカー」のスロットカーが有名で、毎年のように新モデルが発売されています。ちなみに、私も、かつて、このV8スーパーカーを買おうと思っていたのですが、窓が黒く塗られていてドライバーがいないこと、大柄であまり速くないと聞いたこと、あまり安く売られていないこと、などから、購入を見送っています。
12-13ページは、例によって、スケーレクストリックの最近のモデルとこれから発売されるモデルの簡単なレビューと紹介です。スーパーレジスタンスカー(頑丈な廉価版)の日産GT-R、フェラーリ330P4、フェラーリ308GTBラリー、ジャガーXKR GT3などが取り上げられています。ノンカタログモデルとしては、フォード・コルティナ1964バサーストウイナー、シボレー・カマロ・ビッグレッドNo.1が紹介されています。
14-15ページは、「Monaco Twin Pack」のレビューです。1992年のF1「モナコGP」の終盤で激しいトップ争いを展開した、アイルトン・セナのマクラーレンMP4/7Aホンダとナイジェル・マンセルのウィリアムズFW14Bルノーのセットを、その時のレース内容とともに紹介しています。
16-17ページは、スケーレクストリックの歴代のクラブモデルの紹介です。1998年から作られ始め、ジャガーXJ220(1998年)、フェラーリF40(1999年)、メルセデスGT1(2000年)、TVRスピード12(2001年)、ポルシェGT1(2002年)、フォードGT40MkII(2003年)、ダラーラ・インディ(2004年)、三菱ランサー・エボリューションVII WRC(2005年)、シュコダ・ファビオWRCコリン・マクレー(2006年)、フォードGT(2007年)、マクラーレン・メルセデスMP4/21ルイス・ハミルトン(2008年)となります。
18ページは、マイクロ・スケーレクストリックの「PRO RALLY」セットの紹介です。
19ページは、「Member Profile」です。イギリスのポール・レイソンさんは、彼が5歳の1969年からスケーレクストリックを楽しんでいます。彼の息子のマシューが5歳になった時、彼にスケーレクストリックを紹介し、9歳になった今では、トラックはより拡張されています。
20ページは、「Competition Time」で、クイズが掲載されています。

スロットカー・「ヨコハマライズサーキット」の「ラリーマネージャー」

2009-11-01 15:38:38 | スロットカー
今回は、「ヨコハマライズサーキット」の「ラリーマネージャー」のお話です。

ヨコハマライズサーキットでは、毎週日曜日の19時からSCXを中心としたレースを行っています。レースでは、レースマネージングシステム「レースマネージャー」を使っているのですが、この度、もうひとつのレースマネージングシステムである「ラリーマネージャー」が完成しました。昨日、そのテストを行ってきましたので、詳細をお知らせしようと思います。
ラリーマネージャーがこれまでのレースマネージングシステムと異なるのは、ラリーという名前がついていることからも伺えるように、レースのように速ければいいというわけではなく、ラリーのようにあらかじめ定められたタイムで走らなければならないという点です。通常のレースであれば速い人が勝つのですが、ラリーの場合には定められたタイムよりも遅くそれに近い人が勝ちになります。ラリーマネージャーは、そうした設定が行えるレースマネージングシステムです。
では、ラリーマネージャーを具体的に解説していきましょう。ラリーマネージャーでは、レーンごとに個別にタイムを設定することができます。たとえば、1レーンが14.0秒、2レーンが13.1秒、3レーンが12.5秒、4レーンが12.5秒、5レーンが13.1秒、6レーンが14.0秒といったように設定することもできるわけです。このようにレーンごとに設定タイムを変えれば、同じクルマですべてのレーンを走らせた場合、どのレーンでも全開や90%の走りをすれば設定タイムに近い走りができ、結果として優秀な走りができるということになります。もちろん、すべてのレーンのタイム設定を同じにし、たとえば、全レーンを13.1秒にした場合には、2レーンと5レーンは全開で走れば設定タイムに近い走りができ、3レーンと4レーンは95%の走りで良く、1レーンと6レーンは神がかった走りをしなければ設定タイムに近い走りができないといったことになります。
次に、0.1秒単位で4段階にポイントを設定することができます。たとえば、設定タイムと同タイムなら20ポイント、+0.2秒以内なら15ポイント、+0.4秒以内なら10ポイント、+0.6秒以内なら5ポイント、+0.6秒以上なら1ポイントといった具合です。そして、設定タイムよりも0.001秒でも速く走った場合には0ポイントになります。また、このポイントは、10周なら10周のオーバーオールのタイムに対しても同様の設定を行うことができます。
つまり、10周レースなら、1周ごとのラップタイムにポイントが加算されるだけでなく、オーバーオールのタイムにもポイントが加算されることになります。そして、レースの順位は、その合計ポイントによって決まります。そのため、レースの参加者は、周回ごとのラップタイムにも気を配りつつ、オーバーオールのタイムまでをも考えた慎重なレース運びをしなければなりません。なぜなら、周回ごとのポイントはある程度稼げても、1回でもコースアウトしてしまうとオーバーオールのタイムが悪くなってポイントがほとんど稼げなくなるからです。
また、ラリーマネージャーの利点として、誰もが気軽にレースに参加できるという点が挙げられます。通常のレースでは、レギュレーションによってイコールコンディション化が図られます。ところが、実際には、お金、時間、ノウハウ、テクニック、コントローラーなどの違いによって差が生じることが少なくはありません。しかし、このラリーマネージャーを使えば、たとえば、1周13秒と設定されたなら、そのタイムで走れるクルマを使えばいい訳で、サンデーレーサーのような人でもレースに勝つチャンスが訪れます。そうなると、レース参加者も増えて定着し、サンデーレースを楽しむ人もいれば、より本格的なシビアなレースに挑戦する人も現れることでしょう。このように、ラリーマネージャーには大きな可能性が秘められており、レース主催者のさじ加減も問われるものになります。