XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・カレラ、ニンコ、スケーレクストリックのトラック比較

2013-10-27 16:00:54 | スロットカー
今回は、カレラ、ニンコ、スケーレクストリックのトラックのスペックを比較してみます。

前々回も書きましたが、現在、1/32スケールのスロットカーのトラックで世界的にメジャーなのは、カレラ、スケーレクストリック、ニンコの3メーカーです。
一昔前までは、SCXやアーティンもメジャーな存在でしたが、SCXは経営不振に陥り経営母体が変わるなどしてセットを円滑に発売できない状態ですし、アーティンは創始者が亡くなってからは事実上スロットカーからは撤退しています。
そんなわけで、今、スロットカーのセットやトラックを買うなら、カレラ、スケーレクストリック、ニンコのいずれかから選ぶということになります。
しかし、その3者は、トラックの規格が異なり、互換性はありません。そこで今回は、そのトラックの違いを具体的なスペックで比較してみたいと思います。
トラックには、大きく分けて、ストレートとカーブがあるわけですが、ストレートは標準ストレート、カーブはメーカーが標準としてリリースしているもの、すなわち、カレラは最小のR1、ニンコとスケーレクストリックは最小から2番目に小さいR2で比較します。

ストレートは、長さ、幅、高さ、1レーンと2レーンの幅(スロット中央からスロット中央まで)、スロットの幅、スロットの深さ、を計測します。各メーカーのトラックのスペックは、以下の通りです。
長さはニンコが長く、幅はカレラ、ニンコ、スケーレクストリックの順で、高さはほぼ同じ、1レーンと2レーンの幅はトラックの幅に準じています。
スロットの幅はいずれも3mmで、深さは、カレラだけが7mmで、ニンコとスケーレクストリックは6mmになっています。
そのため、カレラの大きなガイドのクルマでニンコやスケーレクストリックのトラックを走ると、ガイドが引っかかることがあります。そこで、カレラでは、小型のガイドを付属したり、パーツとして発売したりしているわけです。
また、電極の幅は、カレラが広く、スケーレクストリックが狭く、ニンコがその中間になっています。そのため、ブラシの先の幅を、それに合わせて調整しないと、特にコーナーで十分な電気が得られない場合があります。

カレラ: 34.5cm、19.8cm、8mm、9.9cm、3mm、7mm。
ニンコ: 40.0cm、17.9mm、8mm、9cm、3mm、6mm。
スケーレクストリック: 35.0cm、15.5cm、7.5mm、7.8cm、3mm、6mm。

カーブは、180度分の幅(トラックイン側、トラックアウト側)を計測します。カレラは、60度3枚で180度ですが、ニンコとスケーレクストリックは45度4枚で180度になります。
カレラは、標準カーブでは直角コーナーが作れないわけで、そのためには60度と30度のカーブ2枚にする必要があります。
また、カーブの幅は、本当に半端で、端数が出ないように設計してほしかったところです。

カレラ: 39.9cm、79.5cm。
ニンコ: 48.7cm、84.5cm。
スケーレクストリック: 42.9cm、73.9cm。

路面や材質に関しては、何度か書いていますが、カレラとスケーレクストリックが比較的フラットなのに対し、ニンコはざらついた感じがあります。また、カレラが硬質なのに対し、ニンコとスケーレクストリックは軟質です。
そのため、カレラは、ウッドの鉄板入り(磁力が効く)とも性格が近く、カレラ向けに磁力の最適化を図れば、ウッドでもある程度は走れます。
ニンコとスケーレクストリックは、材質が軟質のため、カレラ向けに磁力を最適化していると、磁力が少し強いと感じることがあり、場所によってスピードが落ちることがあります。
ニンコは、特に、路面がざらついた感じがあり、タイヤがグリップするため、ノーマグでもそれなりに走ることができます。
カレラ向けに磁力を最適化している場合には、場所によってスピードが落ちることもあり、レイアウト次第ではマグ付きとノーマグでそれほどタイムが変わらないということも起きます。

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スロットカー・CHEVROLET CORVETTE GT3 MALISPED(NINCO)

2013-10-20 16:00:04 | スロットカー
今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの137号車は、CHEVROLET CORVETTE GT3 MALISPED(NINCO)です。
私がいつも使っているイギリスのスロットカーショップのサブスクライバー・カスタマーオファーには、ニンコ1が何台もあるのですが、16.99ポンドから12.49ポンドと大幅に値下げされました。
その中には、私がニンコ1の通常モデルでまだ持っておらず、気にもなっていたシボレー・コルベットGT3があり、ニンコのトラックパーツを買う機会にセットで買うことにしました。
4アイテム買って、イギリスの付加価値税が割り引かれ、送料込みで6949円だったので、このクルマは送料込みで2450円ぐらいになるかと思います。
8月9日に発送され、長距離移動する8月16日までに着けばと思ったのですが、夏休みということもあるのか、8月19日に到着しました。
このクルマは、2008年のFIA GT3ヨーロピアンチャンピオンシップに、チェコのMMレーシングから、チェコのシュテパーン・ヴォイチェフとアダム・ラッコのドライブで参戦し、7ポイントを獲得しています。
クルマは、ディテール、ペイント、タンポ、クリア、詳細なパーツともに申し分なく、ウインドウがスモークでコクピットがないことを除けば、廉価版らしさは全くありません。
シャシーは、これまでのニンコ1と同様で、モーターはインラインでギア比は9:27、磁石はモーターの背後に少し小ぶりなバーマグネットが装着されています。コクピットがないだけに重量は72gと軽量で、磁力は約124gです。
それでも、それほど磁力を上げなくても、ノーマルのままで気持ち良く走ってくれます。もちろん、スピード的にも、モーターがモーターだけに、ニンコのGTと比べると明らかに劣ります。
磁石を外してノーマグ状態で走らせてみると、72gと軽量な上にタイヤのグリップが削ってもニンコのGTなどに比べると劣るだけに、コーナーは慎重に走らざるを得ません。シリコンタイヤのようなハイグリップタイヤを装着するか、ウエイトを追加しないと、それなりに快適には走れないでしょう。

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スロットカー・ニンコとスケーレクストリックを接続する

2013-10-13 19:32:33 | スロットカー
今回は、ニンコとスケーレクストリックのトラックを接続するというお話です。

みなさんもご存知のことと思いますが、現在、1/32スケールのスロットカーのトラックで世界的にメジャーなのは、カレラ、スケーレクストリック、ニンコの3メーカーです。
一昔前までは、SCXやアーティンもメジャーな存在でしたが、SCXは経営不振に陥り経営母体が変わるなどしてセットを円滑に発売できない状態ですし、アーティンは創始者が亡くなってからは事実上スロットカーからは撤退しています。
そんなわけで、今、スロットカーのセットやトラックを買うなら、カレラ、スケーレクストリック、ニンコのいずれかから選ぶということになります。
しかし、その3者は、トラックの規格が異なり、互換性はありません。それでも、コンバータートラックを使えば、それぞれを接続することも可能です。
そこで、今回は、誰でも簡単に買うことができるニンコとスケーレクストリックのコンバータートラックをご紹介します。
ニンコのREF.10110は、「シケイン」という今ひとつ分かりづらい名前がつけられていますが、ニンコとスケーレクストリッククラシックのコンバータートラックです。
スケーレクストリックの現行のスケーレクストリックスポーツとのコンバータートラックなら便利なのですが、スケーレクストリッククラシックとのコンバータートラックで、もちろん、スケーレクストリッククラシックと同一のSCXのトラックとも接続することができます。
また、スケーレクストリックのC8222は、その名も「コンバーターストレート」で、スケーレクストリックスポーツとスケーレクストリッククラシックのコンバータートラックです。
つまり、ニンコとスケーレクストリックスポーツを接続する場合、ニンコ-ニンコのシケイン-スケーレクストリックのコンバーターストレート-スケーレクストリックスポーツ、とつなげばいいということになります。
そんなわけで、前から持っていたスケーレクストリックのコンバーターストレートと、ニンコのセットに合わせて買ったニンコのシケインを使って、ニンコとスケーレクストリックスポーツを接続してみました。
今回は、とりあえず、簡単なものということで、ニンコのオーバルをメインに、バックストレートだけスケーレクストリックスポーツのストレートをつないでみました。
ここで問題となるのが、ニンコ、スケーレクストリックスポーツ、ニンコのシケイン+スケーレクストリックのコンバーターストレートは、すべて長さが異なるという点です。
そのため、たとえば、ツインリンクもできのロードコースのV字コーナーからダウンヒルストレートまでといった左右対称のセクションに使うならいいのですが、左右対称でない場所なら、1/4ストレートやハーフストレートも使わなければならない場合もあります。
今回は、うまい具合に、メインストレート側はニンコのストレート8本、バックストレート側はニンコのシケイン2本、スケーレクストリックのコンバーターストレート2本、スケーレクストリックのストレート7本で、ピッタリと長さが合いました。
このニンコのストレート8本というのは、セットに入っていたストレート全部で、追加でストレート2本を買ってはいるのですが、長さ的には偶然にもピッタリでした。
ニンコとスケーレクストリックやSCXを持っていて、もっと長いレイアウトにしてみたいという人は試してみる価値があると思います。

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プロ野球スピリッツ2013(日本ハムファイターズ)バイウィークリーリポート10月12日号

2013-10-12 19:00:03 | その他のハード
プロ野球も、いよいよクライマックスシリーズというところまできましたが、日本ハムは残念ながら最下位に終わり、楽しみもストーブリーグだけになりました。
私がプレイしているPS Vita版の「プロ野球スピリッツ2013」も、公式戦全日程が終了しました。
私は、基本設定は、お勧めを中心に難しすぎず易しすぎずのほど良い設定にし、CPUの難易度設定は引き続き「おまかせ」です。
この「おまかせ」は、その時点でのユーザーのレベルに合わせてCPUの難易度も設定されるのですが、まさに絶妙の難易度になっており、緊迫感のある試合が続きました。

第12回となる「プロ野球スピリッツ2013(日本ハムファイターズ)バイウィークリーリポート10月12日号」では、クライマックスシリーズと日本シリーズの結果をお知らせします。
クライマックスシリーズは、ホフパワーと二岡抜き、日本シリーズはそれに加えてケッペル抜きで戦っています。
スターティングメンバーと先発ローテーションは、以下の通りです。

4 西川
9 杉谷
8  陽
7 中田
D アブレイユ
3 稲葉(鵜久森)
5 今浪
2 鶴岡(大野)
6 大引

先発ローテーション
武田勝
吉川
木佐貫
ウルフ
中村

クライマックスシリーズの勝敗は、以下の通りです。背景が黒なのでややこしいですが、○が勝ちで、●が負けです。

10月
--日 ○ 日 ADV. オ ●
16日 ● 日 0 - 4 オ ○
17日 ● 日 1 - 3 オ ○
18日 ○ 日 3 - 2 オ ●
19日 △ 日 0 - 0 オ △
20日 ○ 日 4 - 3 オ ●

日本シリーズの勝敗は、以下の通りです。背景が黒なのでややこしいですが、○が勝ちで、●が負けです。

10月
26日 ● 日 1 - 5 巨 ○
27日 ○ 日 1 - 0 巨 ●
29日 ● 巨 7 -10 日 ○
30日 ○ 巨 9 - 3 日 ●
31日 ○ 巨 1 - 0 日 ●
11月
1日 ○ 日 1 - 0 巨 ●
2日 ○ 日 1 - 0 巨 ●

ということで、クライマックスシリーズは3勝2敗1分けで日本シリーズに進出、日本シリーズは4勝3敗で日本一に輝いています。いずれも、期せずして、ゲームらしい展開になっています。
日本シリーズでは、吉川が2試合とも完封勝利、中田も大活躍しています。残念なことに、このゲーム、クライマックスシリーズと日本シリーズの個人成績をデータ化してくれないので、表にすることはできません。あしからず、ご了承ください。
年間表彰選手は、最優秀選手(MVP)に武田勝、日本シリーズMVPに中田が輝いています。
また、ベストナインは、優勝チームの日本ハムからは1人も出ないという異常事態になっています。しかし、ゴールデングラブは、2塁手で杉谷、遊撃手で大引、がそれぞれ獲得しています。杉谷が獲得というのが、嬉しいところです。

スロットカー・新車到着・イエローコーンマクラーレンGTR(SLOT.IT)

2013-10-09 20:30:26 | スロットカー
今回は、イレギュラーの新車到着・イエローコーンマクラーレンGTR(SLOT.IT)です。

スロット・イットから、全日本GT選手権のGT500クラスで活躍したイエローコーンマクラーレンGTRがリリースされるという願ってもない知らせが届き、その発売を心待ちにしていました。
私は、国内のモータースポーツは、富士スピードウェイをメインに足繁く通っていますが、SUPER GTの前身である全日本GT選手権もテストを中心に何度も見に行っています。
GT500クラスは、今でこそ、トヨタ、日産、ホンダという3ワークスで占められていますが、一昔前までは、必ずプライベートの外国車勢が参戦していました。
中でも、マクラーレンF1 GTRは強力なチャレンジャーで、1996年に実質ワークスのラーク・マクラーレンF1GTRがシリーズチャンピオンに輝いて以降も、プライベートが活躍を続けます。
そのうちの1台が、イエローコーンマクラーレンGTRです。知る人ぞ知るカラーリングは、サーキットでとても栄え、カッコ良かったことを記憶しています。
このクルマは、2002年にツインリンクもてぎに参戦したモデルということで、ドライバーは服部尚貴と田嶋栄一です。予選では見事にコースレコードでポールポジションを獲得していますが、決勝では惜しくも19秒遅れの3位になっています。
そんなクルマは、10月2日に発売というアナウンスがなされ、10月3日の朝、即座にいつも使っているイギリスのショップに注文を入れ、即日発送され、10月7日に到着しました。
スロット・イットらしく、ディテール、ペイント、タンポ、クリアとも申し分ありません。厳密に言うと、ツインリンクもてぎで走ったクルマとは、デカールが微妙に異なりますが、パッと見は気になるレベルではありません。
スペック的には、20500回転のフラット6モーターをオフセットアングルワインダーで搭載しているそうです。詳細は、マイカー紹介で、後日、お知らせします。
ちなみに、私は、これで、マクラーレンF1 GTRは、スロット・イットとニンコが2台ずつで4台、イエローコーンの全日本GT選手権もBMW M3と合わせて2台になりました。
私は、同じクルマは、メーカーが異なっても、なるべく1台にしているのですが、マクラーレンF1 GTRは、2台目が特価品、3台目と4台目が全日本GT選手権に参戦したかなり好きなクルマなので、買わないわけにも行かず、4台になってしまいました。

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スロットカー・PORSCHE 911 GT3(NINCO)

2013-10-06 16:00:37 | スロットカー
今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの135号車と136号車は、PORSCHE 911 GT3(NINCO)です。先週紹介したニンコのセット「NINCO GT3 SUPER CUP」に同梱されていたクルマです。
ニンコの正式名称では、PORSCHE 997 INNOVATE、PORSCHE 997 BLEEKEMOLEN、となります。
ポルシェ997イノベートは、ジェームス・サットンのドライブにより、2007年の「ポルシェカレラカップ・グレートブリテン」に参戦したモデルで、328ポイントを獲得してシリーズチャンピオンに輝いています。ちなみに、ジェームス・サットンは、2013年も、レッドラインレーシングから参戦しています。
ポルシェ997ブリークモレンは、セバスチャン・ブリークモレンのドライブにより、2007年の「ポルシェスーパーカップ」に参戦したモデルで、残念ながらノーポイントに終わっています。
ちなみに、彼の父はマイケル・ブリークモレンで、1977-78年の2年間、マーチ761とATS HS1でレースに出場し、その後、チーム・ブリークモレンを設立しています。セバスチャンの兄弟のジェローンもレーシングドライバーです。
さて、クルマは、ニンコらしく、ディテール、ペイント、タンポ、クリアとも申し分ありません。
2008年にリリースされたニンコのGTらしく、NC-5モーターをアングルワインダーで搭載し、その前方にボタンマグネットが装着されています。重量は86gで、磁力は179gになります。
これを、「サッキーズ・コレクションズ」のニンコGTレースのレギュレーションに合わせて、フルノーマルのままノーマグにして、総重量95g以下になるようにウエイトを搭載しました。
走りは、ニンコのGTなので折り紙つきなのですが、ポルシェは、全日本GT選手権やSUPER GT参戦車両などとは異なり、どっしりとした安定感はありません。
いざ、サッキーズで走らせたところ、他の車両と同じウエイトの積み方では、コーナーの立ち上がりでパワーをかけた際にフロントから抜けてしまうため、応急措置でバランス調整をしました。
その結果、少し良くなったのですが、それでもまだコーナーの出口で神経質なところがあり、家に帰ってからウエイトを積み直しました。その後は、もちろん、自宅のニンコでしか走らせていないため、どれだけ改善されたかは分からないのですが、良化度合いはともかく、良くなっているのは確かだと思います。

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