XBOX ONE PLAY REPORT

サイト「JIM'S ATTIC」のコンテンツ。XBOX、スロットカー、モータースポーツ。

スロットカー・ネットで見られる無料のトラックプラン

2009-07-26 17:10:44 | スロットカー
今回は、ネットで見られる無料のトラックプランのお話です。

2008年5月11日の記事で、カレラ、スケーレクストリック、ニンコ、フリーソフトのトラックデザイナーを取り上げましたが、今回は、具体的なトラックデザインプランが紹介されているサイトをご紹介します。もちろん、いずれも無料で見ることができ、デザイン図、サイズ、必要となるトラック数が明示されているため、ホームサーキット作りに役立ちます。
Slotict's Track Designs」は、ランド・フレドリクセンさんが自作したり集めたりしたデザイン集です。すべてのデザインは「Tracker 2000」によって作られており、そのデザインはスケーレクストリック・クラシック用になっていますが、スケーレクストリック・スポーツも同一サイズのため、共用が可能です。また、カレラ、ニンコ、アーティン、レベル用のデザインもあり、デザインによっては自らが所有するメーカー用にモディファイできる場合もあります。デザインは、「All Tracks」、「World Tracks」、「Rabbit 11×54」に大別されます。
「All Tracks」は、更に、「By Length」、「By Width」、「What's New」に分けられており、「By Length」は横の長さが5フィートから30フィート以上まで1フィート刻みで、「By Width」は縦の長さが3フィートから20フィートまで1フィート刻みで、それぞれ見ることができます。例えば、「By Length」で10フィート(3m)を選べば縦が4フィートから8フィートまでのデザインをほぼ1フィート刻みで18デザイン以上、「By Width」で10フィートを選べば横が10フィートから44フィートまで38デザイン以上、それぞれ見ることができます。「World Tracks」は、実在する世界のサーキットをデザインしたもので、鈴鹿サーキットやデイトナインターナショナルレースウェイなど42サーキット以上のほとんどが複数の大きさでデザインされています。
Track Library」は、トラックネーム順にさまざまなデザインを一覧できるもので、ライブラリー(トラックのメーカー)、サイズ、距離、レーン数が明示されています。デザイン数は300近くありそうで、個別に詳細なデータを見ることができます。「By Library」、「By Length」、「By Lanes」といったソート機能は使えないかもしれませんが、一覧できるため、それほど面倒でもないかと思います。こちらも、カタルニア、ホッケンハイム、モナコ、シルバーストンなどといった実在する世界のサーキットが多数収録されています。
Carrera Track Plans」は、スロットカーメーカーのカレラが提供するトラックプランです。数こそ少ないものの、バルセロナ、セパン、鈴鹿などが用意されており、少し広めのスペースを確保できれば、使う機会もありそうです。

スロットカー・東京おもちゃショー2009

2009-07-19 19:02:24 | スロットカー
今回は、「東京おもちゃショー2009」のお話です。

「東京おもちゃショー2009」は、7月16日(木)~7月19日(日)の4日間、東京ビッグサイトで開催されています。私は、18日(土)の朝から行ってきました。16、17の両日に行われた商談見本市でも行けはしたと思うのですが、この手のショーの楽しみは出店内容そのものよりも各ブースの物販にあったりもするため、あえて一般公開の土曜日にしたというわけです。もちろん、「特選街」ならぬ「特先限」、すなわち、特価販売、先行販売、限定販売、が目当てだったりします。そのため、9時開場だったものの、8時ぐらいには到着しました。この時点で、4階の入場待ちは300人ほどで、2009年は全員がここから入場したのではないかと思います。
私の目当ては、もちろん、スロットカー関連ですが、今年、もっともスロットカーらしかったのは、意外や大和玩具でした。同社では、「スロットレーシングトラック」をプレイアブルで出展していたのです。このスロットレーシングトラックはHOサイズのスロットカーですが、通常のスロットカーと最も異なるのは電気や電池が要らないということです。コントローラーのレバーを手で回転させて発電させ、それを動力にスロットカーが動くのです。スロットカーの仕組み自体は通常のスロットカーとそれほど変わりないようで、レバーを早く回せば早く走り、ゆっくりと回せばゆっくりと走ります。そのため、体力勝負のところも出てくるわけです。
また、興味深いのが、910mm×410mmのトラック全体が折り畳み式になっていることです。ちょうど真ん中で折れ曲がり、キャリー式バッグになって、簡単に広げたり持ち運んだりすることができるのです。スロットカーの悩みは、なかなか常設サーキットを作れず、走らせるたびに組んではかたずけるを繰り返さなければならない点で、日本で実際にこうしたものが発売されるのは歓迎したいところです。発売元に聞いたところでは、輸入先には折り畳み式ではなくもっと大きなセットもあり、通常のスロットカーのようにACアダプターを接続できるようになっているものもあるそうです。ちなみに、標準価格は6279円なので、実勢価格は3980円から4980円ぐらいになるようです。
ウィズでは、Gスロットがフルラインナップ展示されていました。ただ、新車は一切なく、既存の車種とシャシーが並べられているだけでした。また、ウィズは昨年と同じく販売はしておらず、特価で買えるようなこともありませんでした。Gスロットは、ヨーロッパからは多数の引き合いがきているとのことで、当面は在庫分を丁寧に売っていくのでしょうか。ついでながら、タカラトミーのブースでは、「マイクロスロットカー オーナーズ」が展示はおろか、物販ブースでの販売すら行われてはいませんでした。まだ専用サイトは残っていますが、発売後1年持たずに過去の商品になっているのでしょう。オーナーズはともかく、クアトロックスの車両だけでも復活させてほしいものです。
シー・シー・ピーは、ラジコンではおなじみですが、今年は1/32スケールのダイキャストカー「プレイキャスト」が展示されていました。ヘッドライト点灯、インテリア、アンダーボディ、イルミネーション点灯、プルバックモーター搭載、という特徴があり、ボタン電池(LR44)3個でこれらを行います。7月発売予定で、BMW Z4、日産GT-R(R35)、ハマーH3、三菱ランサーエボリューションX、メルセデス・ベンツSLKがラインナップされています。輸入先から日本でも売れそうなモデルをピックアップしたとのことで、ラインナップも順次増やされるようです。希望小売価格は1200円なので、安いところでは980円ぐらいで買えそうです。この価格なら、ボディだけをスロットカーのシャシーに載せてみるということも気軽に行えそうです。ちなみに、記事掲載時点で、シー・シー・ピーのサイトでは紹介されていません。
さて、私の今年の特選限は、昨年に引き続きタイヨーです。今年も、数はそれほど多くはないものの、1000円、2000円、3000円でラジコンが販売されていました。「トラック小僧」(3990円)が1000円だったらほしかったのですが、こちらは2000円なので断念。代わりに、「コンパクトシリーズ」(2604円)が1000円だったので、ホンダライフディーバを買ってきました。スケール的には1/28ぐらいだと思いますが、改造できそうならスロットカー化してみようと思います。
今年の東京おもちゃショーはあまり収穫がありませんでしたが、秋には「全日本模型ホビーショー」や「ホビーフォーラム」があるので、そちらに期待しましょう。

スロットカー・ヨコハマライズサーキットで模擬レース

2009-07-12 18:35:28 | スロットカー
今回は、「ヨコハマライズサーキット」での模擬レースのお話です。

7月11日もヨコハマライズサーキットに出かけて休み休み走らせていたところ、「レース用のソフトウェアのテストをするために模擬レースをやりますが参加しませんか?」と誘われ、私が加わるとちょうど4人になるため、ご一緒することにしました。店長のkuniさん、スタッフのAさんとFujiさん、私JIM KANOHという顔ぶれです。現在、鋭意開発中のソフトウェアは、予選用が「タイムアタックマーシャル」、決勝用が「レースマネージャー」の新旧バージョンです。これらのソフトウェアに関しては、「Y.S.R.」や「SLOTCAR RACEWAY SAKOU」などにも設置される予定で、海外からも引き合いが来ているそうです。対応も、Windows 95からWindows Vistaまでと幅広いため、ホームサーキットでも手軽に使えるようなところまでくればと思います。
さて、模擬レースを行ったのは、サーキットがテイク・イット・イージーで、車種はヨコハマライズサーキットのオリジナルスロットカーのラリーカー(ノーマルモーター)、コントローラーはレンタルコントローラーになります。予選は、任意のトラックを選んで1人が2分間走り、タイムの速い順に決勝で好きなレーンを選ぶことができます。マーシャルはなく、コースアウトした際には、走らずに自分で回収しに行きます。予選結果と、クルマの状態は以下の通りで、g数はマグネットダウンフォースです。
1. JIM KANOH(4駆、タイヤ交換、289g)5.758秒
2. A(2駆化、各所チューニング、156g)5.888秒
3. kuni(2駆化、チューンドレンタカー、283g)6.369秒
4. Fuji(2駆化、各所チューニング、273g)6.589秒
実は、Fujiさんのクルマが最もチューニングが進んでいて、5秒を切るようなタイムを出すクルマだったのですが、当日はクルマのコンディションが悪く、タイムが伸びませんでした。kuniさんのクルマも、レンタカーとして酷使されてきたのか、本来のパフォーマンスを発揮できませんでした。また、デフォルトの4駆よりも2駆化した方が速く、Aさんのマグネットダウンフォースが軽いこともあって、ストレートの速さは抜きん出ていました。
決勝は、通常のレースと、レーンを1レースごとに交代して全員がすべてのレーンを走るローテーションレースを、1レース10周で行いました。通常のレースは、予選タイム通りの結果でしたが、ローテーションレースは4戦して波乱の結果となりました。1位5ポイント、2位3ポイント、3位1ポイント、4位0ポイントを獲得できるのですが、Aさんが最終戦で14ポイントと逆転優勝を決めたのです。2位が12ポイントの私で、3位が10ポイントのkuniさん、4位が0ポイントのFujiさんでした。3枚目の写真は、Aさんのクルマと優勝賞品のヨコハマライズサーキットのステッカーです。
ソフトウェアのテストはまずまずで、スタッフも操作に慣れ、あと少しの改良を施せば、実際のレースでも使えるようになりそうです。また、これらとは別に、「ラリーマーシャル」というラリー形式レース専用ソフトも開発中で、こちらもそれほど遠くないうちに模擬レースでテストを行えるようです。また、情報を得ることができれば、こちらでお知らせしようと思います。

スロットカー・ヨコハマライズサーキット走行リポート7.4

2009-07-05 18:14:42 | スロットカー
今回は、ヨコハマライズサーキット走行リポート7.4です。

ヨコハマライズサーキットが6月27日にオープンしたのは、その当日の速報記事でお知らせした通りです。オープンから1週間経ったので、家からクルマで15分程度と近いこともあり、様子見を兼ねて行ってきました。同サーキットには、ハイウェイスター(ウッド製)とテイク・イット・イージー(プラスチック製)という2種類のサーキットがあるわけですが、タイヤのケミカルが、前者は使用推奨、後者は使用不可となっています。ところが、オープン日には、タイヤを掃除する道具が置かれておらず、汚れたタイヤのままで走らなければなりませんでした。そこで、その日の開店直後に一緒になった「Y.S.R.」の常連のお客さんとともにコロコロの常備を提案したのですが、1週間しないうちに100円ショップで売られているカゴをレーンごとに取り付け、その中にコロコロを置いて自由に使えるようになっていました。このカゴは、2ヵ所入れられるようになっており、片方は空いているため、コースアウトしたクルマを回収する際にとっさにコントローラーを置けるので便利です。このあたりの発想とフットワークの良さは、とても好感が持てます。
さて、私が走行リポートの記事を書く場合には、走行させた全車のタイムを記しているわけですが、ヨコハマライズサーキットでは、まだ会員システムと定額制料金が設定されていないことと、ハイウェイスターの路面が落ち着くのにもう少し時間がかかりそうなため、持ち込んだクルマから十数台をピックアップして走らせており、1台ごとのタイムも記録してはいません。そのため、今回の走行リポートは、全車のラップタイムは記さず、走行インプレッションといった感じになります。
ハイウェイスターは、オープン時よりは路面が落ち着いており、セッティングとチューニングが決まっていれば走りはまずまずですが、そこまでいっていないクルマの場合には、まだ走らせづらいことがあります。走行台数が増えることによって、これも少しずつ解消されてくることでしょう。テイク・イット・イージーは、カレラ製の路面を安定した台の上に敷いていることもあり、とてもスムーズに走らせることができます。個人的にも、私がホームサーキットとしているカレラ製だけに、クルマとの相性も良好です。私が持ち込んだクルマでは、スピリットのクラージュC65が4.616秒というコースレコードをマークしたのですが、一緒になった方のスロット・イットのフェラーリF40の調子が良く、4.586秒とタイムを更新されてしまいました。ノーマルモーターでも、ハイウェイスターは伸び代がある分8秒台後半、テイク・イット・イージーは4秒台前半、が、この夏の目標になるかもしれません。
ちなみに、ヨコハマライズサーキットのオリジナルスロットカーですが、テイク・イット・イージーでは、タイヤ交換だけで6.5秒ぐらいのタイムを出すことができました。私の場合は、手持ちのタイヤを有効活用して、4輪駆動でもあることから、フロントにプラフィット、リアにインディグリップス、を、それぞれ履かせています。2000円と格安のスロットカーだけに、あまりあれこれといじって高くはしたくないのですが、この状態でもモーターの慣らしが進めば、30000回転のモーターだけに、タイムはもう少し伸ばせそうです。なお、オリジナルスロットカーは、今のところ、ラリーカーとF1が2車種ずつ販売されています。