XBOX ONE PLAY REPORT

サイト「JIM'S ATTIC」のコンテンツ。XBOX、スロットカー、モータースポーツ。

スロットカー・DIGITAL PHOTO TACHOMETER

2010-04-25 16:07:42 | スロットカー
今回は、「DIGITAL PHOTO TACHOMETER」のお話です。

スロットカーのモーターは、購入する時に何万回転かを知ったり調べたりすることができますが、自分が持っているクルマのモーターが実際に何回転かを知ることはそれほど簡単ではありません。人と同じクルマを買っても、どうもモーターに差がありそうだとか、最近、モーターがヘタってきているような気がする、といったこともあるでしょう。そんな時に役立つのが、この「DIGITAL PHOTO TACHOMETER」です。これを使えば、驚くほど簡単にモーターの回転数を調べることができます。
この製品は、電気シェーバーを少し幅広くしたようなサイズで、表面の下3分の1ほどのスペースにLCDディスプレイがあります。測定結果が、ここに表示されるわけです。回転数は、2.5rpm/mから99999rpm/mまで調べることができ、1rpm/m単位で表示されます。測定時間はわずか0.8秒で、メモリーには、マックス、ミニマム、ラストの回転数が記録されます。電源には、6F22 9Vの乾電池を使用しますが、家電量販店でも100円ショップでも買うことができます。ただし、それ以外の店舗では、通常は400円~500円程度で売られています。
さて、肝心の調べ方ですが、調べる対象物に付属のリフレクティングテープを12mm四方にカットして貼り、適度な距離から「TEST」ボタンを押してシグナルライトビームをそこに照射します。すると、0.8秒でLCDディスプレイに回転数が表示されるので、マックスの回転数が調べられたと思ったら終了します。「MEM」ボタンを押すと、マックス(UP)、ミニマム(dn)、ラスト(LA)の順に表示されるので、それをメモすればいいというわけです。このメモリーは、いったん電源を落とすと消えてしまうようです。
具体的な調べ方としては、直接、モーターの中に貼るという方法もあるのですが、クルマを裏返してもモーターが見えなかったり、モーターが密閉されていたりするため、手軽に調べるには、片方のリアタイヤにリフレクティングテープを貼り付け、そこにシグナルライトビームを照射します。
もちろん、このやり方では、モーター単体の回転数を正確に知ることはできません。それでも、ギア比を通じて計算することはできますし、いくらモーターの回転数が高くても、フリクションロスがあちこちで生じていては、タイヤまでその回転数の高さを維持することができません。そうした意味では、タイヤの回転数を計るのは、思いのほか意味があることなのではないかと思います。
実際に、カレラのアダプター14.8Vで試してみたところ、ニンコ1のシボレーWTCCウルトラチャレンジはマイルドなモーターらしく6500rpmほど、スロット・イットのマツダ787Bは8500rpmほどで、実態は映し出せているように感じました。
私は、この「DIGITAL PHOTO TACHOMETER」は、eBayの安いショップを探し、本体2.72GBP、送料5.41GBP、合計8.13GBP(1200円)で購入しました。本体、美しくコンパクトなキャリングケース、オペレーションマニュアル、リフレクティングテープ(600mm)がセットでこの価格なので、かなりお買い得でした。eBayで検索すれば多くのショップが出てくるので、みなさんも適当なところから買うといいでしょう。

スロットカー・SCALEXTRIC CLUB ISSUE 70

2010-04-18 17:14:28 | スロットカー
今回は、「SCALEXTRIC CLUB ISSUE 70」のお話です。

私がスケーレクストリック・クラブに入っていることや、その会報誌が2008年以降は年4回送られてくるのも、以前の記事で何度も書いている通りです。そのスケーレクストリック・クラブの会報誌「SCALEXTRIC CLUB ISSUE 70」が到着していますので、その内容を簡単にご紹介しましょう。
A4版オールカラー20ページの本誌では、2-3ページで今年の概略を紹介しています。スケーレクストリックでは、5月23日にドニントンパークで行われるスロットカーレーシングフェスティバルに出展、クラブチームも訪れ、ユーザーとのコミュニケーションを図ります。
4-5ページは、メルセデスSLRマクラーレン722GTの紹介です。C3010のこのモデルは、通常のSLRマクラーレンとは違い、スケーレクストリックのエンデュランスシリーズで、フレアードホイールアーチや大きなベント、新たなフロントグリル、巨大なリアウイングを持ちます。
6-7ページは、「Scalextric tie up Exclusive Partnership...」で、スケーレクストリックが、ブラウンGPに続き、メルセデスGPペトロナスとも契約したことを伝えています。両者の契約は、2011年の終わりまで結ばれています。2010年後半には、1/64スケールのマイクロスケーレクストリックの「GP LEGENDS SET」(G1070)と、1/32スケールの「RACE OF CHAMPIONS SCALEXTRIC START SET」(C1267)が発売されます。ニコ・ロズベルグとミハエル・シューマッハーの2台が含まれます。
また、ブラウンGPの2台も2010年第2四半期に発売され、ジェンソン・バトンのリミテッドエディションボックスセットは、20000rpmのモーターとハードタイプのリアアクスルが採用されます。
8-9ページは、アウディR8 LMS GT3の紹介です。同車は、FIA GT選手権のGT3規定に則って作られており、スケーレクストリックでは、フェニックスレーシング(C3060スーパーディテール、C3045スーパーレジスタンス)、チームロズベルグ(C3134スーパーレジスタンス)をリリースします。
10-11ページは、「The New Advanced 6 Car Digital Power Base」で、C7042「ADVANCED 6 CAR DIGITAL RACE CONTROL POWERBASE」の紹介です。同パワーベースは、デジタルでは6台まで同時走行させることができ、いったんクルマを覚えさせれば、電源を切ってもそれを記憶しています。通常のレースができるのはもちろんのこと、イエローフラッグではすべてのクルマのパワーが半分になります。フライングをしたクルマがあるとレッドフラッグとなり、フライングしたクルマにはゴール後にペナルティが課されます。
また、ハンデキャップをつけることもでき、クルマごとに50%、75%、88%、100%のパワー設定が行えます。さらに、どのクルマにもペースカーの設定を施すことが可能で、マキシマムパワーは40%となります。もちろん、レース中の順位は刻々と表示され、レース終了後には、ポジション、トータルラップ、トータルレースタイム、ファステストタイム、リーダーとのタイム差まで示されます。
しかも、同パワーベースは、アナログでも2台で使うことが可能で、大半の機能が有効になります。プロモードとベーシックモードもあり、プロモードなら、ビギナーに対してさまざまなハンデキャップを与えることもできます。もっと素晴らしいことに、同パワーベースにはコンピューターポートがあり、将来的にはスケーレクストリックのパートナーが開発中のスペシャルレースマネージメントソフトウェアと連携できます。
12-13ページは、スケーレクストリックの2010年のリリースの紹介です。ノンカタログモデルとしては、C3040のホールデンVEコモドール2009 No.51、C3041のホールデンVEコモドール2008 No.1、C3116、C3118、C3119の3台のメルセデスSLRマクラーレン722GTがあります。また、アメリカ限定モデルとして、C3064TF~C3066TFのダッジチャージャー(第2四半期)、1970カマロ(第3四半期)、フォードGT40MKII(ダン・ガーニー)(第4四半期)があります。
14ページは、プジョー908HDI FAPの紹介です。同モデルは、「ル・マン24時間レース」のウイナーであるNo.9です。
15ページは、フランスのスケーレクストリックの紹介です。スケーレクストリックがフランスでのビジネスを拡大したのはラインズブロスがミニモデルスリミテッドを買収した1968年以降ですが、1961年にはトライアングを通じてスケーレクストリックの製品を発売していました。1962年にはリーフレットが作られ、1965年にイタリアに向けたセット、1968年には初のフランスデザインによるルノー・アルピーヌとマトラ・ジェットをリリース、1969年にはニューレンジのカタログを出すなど、そのビジネスを順次拡大していました。しかし、1979年に、フランスでの製造は終了しています。
16ページは、マイクロスケーレクストリックの紹介です。ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンの2人のワールドチャンピオンが入れられたセット「TOP SPEED VODAFONE McLAREN MERCEDES No.1 V BRAWN GP No.22」を取り上げており、長さは382cmですが、9つの実際のサーキットを模したレイアウトを組むことができます。
17ページは、スケーレクストリッククラブのクラブカーのバックナンバーの追加販売のお知らせです。
18ページは、スケーレクストリックからのお知らせで、5月23日に行われる「Donington International Slot Car Festival 2010」での「The 2010 World Scalextric Championship」などが紹介されています。
19ページは、「Member Profile」で、メンバーのトラックが簡単に紹介されています。
20ページは、「Competition Time」で、クイズが掲載されています。

OFFICIAL XBOX MAGAZINE 5月号

2010-04-17 20:42:23 | OfficialXboxMagazine
「OFFICIAL XBOX MAGAZINE 5月号」が到着しているので、その内容をご紹介します。「OFFICIAL XBOX MAGAZINE 5月号」の主な内容は以下の通りです。
「BODY COUNT」の紹介です。本作は、ファーストパーソンシューター(FPS)の中でも、銃撃の爽快感にこだわったタイトルです。本作の開発スタッフの多くはXboxの「BLACK」に携わっており、本作は「BLACK」を練り上げたタイトルになります。
グラフィックは、映画的ながら、リアリティよりも、感覚に訴えるものになっており、技術的にも高い水準を誇ります。舞台は、オープンワールドながら、タイトになっており、その中を自由に動き回ることができます。ドローンやエアサポート、傭兵を呼ぶこともできます。敵AIも、臨機応変に行動します。発売は、2010年冬です。
「TEST DRIVE UNLIMITED 2」の紹介です。「TEST DRIVE UNLIMITED」は、ハワイを舞台にしたMASSIVELY MULTIPLAYER ONLINE RACERS(MMOR)でしたが、本作ではスペインのパラダイスであるイビサ島にその舞台が変わります。
プレイヤーのアバターは32種類になり、ガレージやロビーシステムも進化します。プレイヤーは、クルマから下りて歩き回ることができ、フレンドのクルマやショールームのクルマに座ることすらできます。
バイクも入れられますが、ダウンロードコンテンツ(DLC)での登場になるようです。価格は、前作は$39.99でしたが、本作は$59.99になります。発売は、2010年秋です。
「F1 2010」の紹介です。本作は、「DIRT」シリーズや「RACE DRIVER GRID」でおなじみのCODEMASTERSがEGOエンジンで開発するF1レースゲームです。グラフィックが素晴らしいのはもちろんのこと、ダイナミックウェザーには特に自信があるそうです。プレイヤーは、降雨による路面の状況の変化により、ピットでウエットタイヤに交換するかどうかを判断することができます。
また、レースだけでなく、人を重要視してきたCODEMASTERSらしく、プレイヤーが実績を重ねれば、レース終了後に多くのプレスが集まり、ピットクルーとコミュニケーションを図ることもできます。発売は、2010年です。
「FABLE III」(2010年秋発売)、「HALO REACH」(2010年秋発売)、「DEAD RISING 2」(2010年8月31日発売)、「DARKSTAR ONE BROKEN ALLIANCE」(2010年夏発売)、「SPIDER-MAN SHATTERED DIMENSIONS」(2010年秋発売)、「RED DEAD REDEMPTION」(2010年5月18日発売)、「SKATE 3」(2010年5月18日発売)、「UFC UNDISPUTED 2010」(2010年5月25日発売)、「BASS PRO SHOPS THE HUNT」(2010年6月発売)、「LEGO HARRY POTTER YEARS 1-4」(2010年5月発売)、「VANQUISH」(発売日未定)、「MIGHT & MAGIC CLASH OF HEROES」(2010年春配信)、「MONKEY ISLAND 2 SPECIAL EDITION LECHUCK'S REVENGE」(2010年夏配信)の紹介もあります。
・特集1・「GHOST STORY」は、「TOM CLANCY'S GHOST RECON FUTURE SOLDIER」の紹介です。本作は、UBISOFT PARISの開発ですが、ゴーストの面々の動きはより速くなり、走って隠れたり、敵にスライディングタックルしたり、低い障害物を跳び越したりすることができます。マーシャルアーツも使えます。また、前作まではビジュアルはブラウンとグレーがベースの地味なものでしたが、本作ではよりカラフルになっています。
4人のメンバーは、それぞれのクラスに分かれています。
コマンドは、標準的な兵士で、モジュラーライフルを使い、ロケットランチャーも使うことができます。
エンジニアは、サポートクラスで、UVAドローンを駆使するなど、高度な技術を持っています。
スナイパークラスは、遠距離攻撃の担当で、前線の情報も知らせてくれます。
リコンクラスは、フューチャーソルジャーの典型とも言えるもので、カモフラージュにより、敵から見えにくくなります。
ミッションは、世界中で繰り広げられます。最初のミッションでは、ロシアの大統領が過激派にさらわれ、それを奪還します。ノルウェーの雪景色でのミッションもあります。
また、味方A.I.も進化しています。これまでは、味方A.I.がプレイヤーの邪魔をしたり、プレイヤーの銃口の前に立ち塞がったりするようなことがありましたが、本作では、プレイヤーがどこを見ているのかをA.I.が判断し、A.I.は自らの近くの敵を倒すことに力を入れるようになっています。
マルチプレイヤーは、「キャンペーンモード」の4人協力プレイ、8人対8人の「キャプチャー・ザ・フラッグ」などが行えます。発売は、2010年ホリデーシーズンです。
・特集2・「OXM SAVES MUSIC GAMES!」は、音楽ゲームの乱発により、それぞれの売り上げも低下しており、「OXM」がその打開策を提案するものです。安定したDLC、「キャリアモード」の重要視、コントローラーの互換性、自由度の高さ、タイトル数の厳選、アーティストの収録曲の増加、オリジナリティ、ポップスなどの音楽ジャンルの採用、DLCのミュージックアルバムとのバンドル、フリーDLCの提供、NATALでのボーカルの採用、アーティストアバターの増加、ROCK BAND NETWORKの有効活用、などを挙げています。
・特集3・「PLAY ON, PLAYER!」は、夏のゲームライフの提案です。
・特集4・「ANATOMY OF A GAME COVER」は、ゲームのパッケージの考察です。
・レビューは、以下の通りです。
「SUPER STREET FIGHTER IV」9.0。
「LAZY RAIDERS」(XLBA)8.0。
「JUST CAUSE 2」8.5。
「MOTOGP 09/10」6.0。
「WORLD OF OUTLAWS SPRINT CARS」6.5。
「ASSASSIN'S CREED II BONFIRE OF THE VANITIES」(DLC)BUY。
「RESONANCE OF FATE」7.5。
「MEGA MAN 10」(XBLA)8.5。
「METRO 2033」8.0。
「SUPREME COMMANDER 2」8.5。
「BORDERLANDS THE SECRET ARMORY OF GENERAL KNOXX」(DLC)BUY。
「DEADLY PREMONITION」7.5。
「LIPS PARTY CLASSICS」6.5。
「TOY SOLDIERS」(XBLA)7.0。
「DRAGON AGE ORIGINS - AWAKENING」(DLC)BUY。
「NYKO SPEAKERCOM 360」(HEADSET)3.5。
・「XBOX GAME DISC」は、以下の通りです。
DEMOS(SONIC & SEGA ALL STARS RACING、SUPERSTARS V8 NEXT CHALLENGE、LAZY RAIDERS、KRISSX、DARWINIA+、THE MISADVENTURES OF P.B. WINTERBOTTOM、GREED CORP。
CLASSIC DEMOS(THE ORANGE BOX、THE SIMPSONS GAME、CONDEMNED 2、THE DARKNESS)。
TRAILERS & VIDEO(ALAN WAKE、SONIC THE HEDGEHOG 4、IRON MAN 2、LEGO HARRY POTTER YEAR 1、LEGO HARRY POTTER YEAR 2、DYNASTY WARRIORS STRIKEFORCE)。
GAMER PICTURES。
REVIEWS DATABASE。

スロットカー・PEUGEOT 908 HDI FAP SCXWORLDWIDE 2009(SCX)

2010-04-11 18:24:49 | スロットカー
今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの67号車は、PEUGEOT 908 HDI FAP SCXWORLDWIDE 2009(SCX)です。私がSCXWORLDWIDEに入会しているのは、何度か記事にしている通りです。$40払ってこのクラブに入会するか、同じく$40払ってリニューの手続きをすれば、SCXWORLDWIDEのクラブモデルを受け取ることができます。2009クラブモデルは、当初は秋には発送されるはずだったものが、諸事情で予定が遅れました。それでも、早い人はクリスマス前に受け取っていたのですが、私はクリスマスプレゼントとはならず、年が明けてから受け取ることになりました。
私は、カレラのプジョー908 HDI FAPを持っていたので、今年のクラブモデルはパスしようかとも考えていたのですが、オリジナルのカラーリングが施されていることが分かったため、メンバーシップをリニューして、このモデルを手に入れることにしたのです。プジョー908 HDI FAPといえば、カラーリングは黒がベースで、中央に縦に白い部分があり、年度によって赤や青のラインが入るという構成になります。しかし、このクラブモデルは、ご覧のように鮮やかな白をベースに、中央に縦に赤い部分があり、黒のラインが入るという構成になっています。黒ベースから一転して白ベースとなるわけで、単に美しいだけでなく、営業サーキットでも目立つことでしょう。SCXだけに、ノーマルベースでの走りはあまり期待できませんが、こういったクルマだけに持っているだけでも価値があります。
その走りですが、モーターはRX-42Bで、初年度のポルシェ911GT3カップがRX-4Hだったのと比べると、SCXWORLDWIDEならではといった恩恵はありません。つまり、中身は、普通に売られているSCXのプジョー908 HDI FAPと同じだというわけです。それでも、スポーツプロトタイプということもあってか、走りは手持ちのSCX車に比べても安定しています。「ヨコハマライズサーキット」のテイク・イット・イージーでは、シェイクダウン時に5.7秒だったのですが、タイヤをインディグリップスに替えただけで5.1秒台まで伸ばすことができました。このレベルのタイムが出せれば、スケーレクストリックやカレラと比べても、それほど遜色ありません。もちろん、もっと大きい高速サーキットだと、モーター面での弱さは出てくると思いますが、コンパクトなサーキットに限れば、まずまずの走りができます。それでも、スポーツプロトタイプカーなら、RX-4Hを標準のモーターにしてほしいところです。

スロットカー・CRAFT SQUARE

2010-04-04 17:13:37 | スロットカー
今回は、「CRAFT SQUARE」のお話です。

CRAFT SQUAREは、2009年暮れに埼玉県和光市にオープンしたホビーグッズとレーシングサーキットのお店で、20m強4レーンのウッド製サーキットがあります。笹目通りから、吹上観音前かそのもう1本東の大きな交差点を南下すれば、吹上観音下の交差点の西側に見えてきます。しゃれた佇まいの店舗は間口が広くて初めて行っても分かりやすいと思いますし、脇に10台分ほどの駐車場があるためクルマでも安心して行くことができます。店内の構成は、中央にホビーグッズの販売、右側にミニッツのサーキット、左側にスロットカーのサーキット、となります。
ウッド製のサーキットは、シグマホビー製ながら、スタンダードなSCJタイプではなく、完全オリジナルのレイアウトになっています。メインストレートからS字状のヘアピンが続く複合コーナーを駆け上がり、少し下りのバックストレートを経て、左ヘアピン、ショートストレート、左ヘアピン、ショートストレート、右ヘアピンの最終コーナー、という組み合わせです。簡単に言うと、ロングストレートとショートストレートを6つのヘアピンでつないだ、ストップ&ゴーのサーキットとも言えるでしょう。
個人的には、1コーナーをS字状が続く複合コーナーにするのではなくRの大きな高速コーナーにし、最終コーナー手前の立体交差下のコーナーをヘアピンではなく中速コーナーにすれば、ヘアピン2本、中速コーナー1本、高速コーナー1本と、さまざまなコーナーが散りばめられたより面白いレイアウトになったと思いますが、完全オリジナルのレイアウトを採用したというのは素晴らしいことだと思います。
それはさておき、そんなことから、高回転型のハイパワー車よりも、低速トルクのある高バランス車が適しています。私が持ち込んだクルマでは、カレラのフェラーリF2005が5.2秒台、クアトロックスのスープラが5.8秒台、で心地よく周回することができました。両車とも、マグネットチューンを施した以外はフルノーマルです。ニンコやスロット・イットなどでも、同様のチューニングで5秒台半ばのタイムは出せますが、ややパワーを持て余すところはあります。そんなわけで、しっかりとチューニングしたクルマなら4秒台後半、ノーマルカーなら6秒台前半が目標になるかと思います。
肝心の料金は、5分100円で、もちろん、マイコントローラーを持ち込むこともできます。スロットカー用のピットはありませんが、スペースがゆったりととってあり、イスも備え付けられているため、隅の方で作業することはできます。このあたりは、今後、賑わってくれば、対応が進むのではないでしょうか。営業時間は、年中無休(元旦を除く)で、10時(平日12時)~21時(日曜祝日19時)となっています。場所的にも、「ダルマヤサーキット」や「ルート66」の後継サーキット的な位置づけと考えられるだけに、ミニッツに負けないぐらい賑わってほしいところです。

■※重要なお知らせ※■
長い間ご愛顧頂きました「RCサーキットCraft Square」ですが
2012年7月29日をもって、閉店することとなりました。
長い間ありがとうございました。