2013年10月27日の記事で、カレラ、ニンコ、スケーレクストリックのトラックのスペックを比較しましたが、6月26日にそれにピッタリの動画がYouTubeにアップロードされたので、その動画と合わせて再掲載します。以下の本文は、その際の記事と全く同一のものです。
前々回も書きましたが、現在、1/32スケールのスロットカーのトラックで世界的にメジャーなのは、カレラ、スケーレクストリック、ニンコの3メーカーです。
一昔前までは、SCXやアーティンもメジャーな存在でしたが、SCXは経営不振に陥り経営母体が変わるなどしてセットを円滑に発売できない状態ですし、アーティンは創始者が亡くなってからは事実上スロットカーからは撤退しています。
そんなわけで、今、スロットカーのセットやトラックを買うなら、カレラ、スケーレクストリック、ニンコのいずれかから選ぶということになります。
しかし、その3者は、トラックの規格が異なり、互換性はありません。そこで今回は、そのトラックの違いを具体的なスペックで比較してみたいと思います。
トラックには、大きく分けて、ストレートとカーブがあるわけですが、ストレートは標準ストレート、カーブはメーカーが標準としてリリースしているもの、すなわち、カレラは最小のR1、ニンコとスケーレクストリックは最小から2番目に小さいR2で比較します。
ストレートは、長さ、幅、高さ、1レーンと2レーンの幅(スロット中央からスロット中央まで)、スロットの幅、スロットの深さ、を計測します。各メーカーのトラックのスペックは、以下の通りです。
長さはニンコが長く、幅はカレラ、ニンコ、スケーレクストリックの順で、高さはほぼ同じ、1レーンと2レーンの幅はトラックの幅に準じています。
スロットの幅はいずれも3mmで、深さは、カレラだけが7mmで、ニンコとスケーレクストリックは6mmになっています。
そのため、カレラの大きなガイドのクルマでニンコやスケーレクストリックのトラックを走ると、ガイドが引っかかることがあります。そこで、カレラでは、小型のガイドを付属したり、パーツとして発売したりしているわけです。
また、電極の幅は、カレラが広く、スケーレクストリックが狭く、ニンコがその中間になっています。そのため、ブラシの先の幅を、それに合わせて調整しないと、特にコーナーで十分な電気が得られない場合があります。
カレラ: 34.5cm、19.8cm、8mm、9.9cm、3mm、7mm。
ニンコ: 40.0cm、17.9mm、8mm、9cm、3mm、6mm。
スケーレクストリック: 35.0cm、15.5cm、7.5mm、7.8cm、3mm、6mm。
カーブは、180度分の幅(トラックイン側、トラックアウト側)を計測します。カレラは、60度3枚で180度ですが、ニンコとスケーレクストリックは45度4枚で180度になります。
カレラは、標準カーブでは直角コーナーが作れないわけで、そのためには60度と30度のカーブ2枚にする必要があります。
また、カーブの幅は、本当に半端で、端数が出ないように設計してほしかったところです。
カレラ: 39.9cm、79.5cm。
ニンコ: 48.7cm、84.5cm。
スケーレクストリック: 42.9cm、73.9cm。
路面や材質に関しては、何度か書いていますが、カレラとスケーレクストリックが比較的フラットなのに対し、ニンコはざらついた感じがあります。また、カレラが硬質なのに対し、ニンコとスケーレクストリックは軟質です。
そのため、カレラは、ウッドの鉄板入り(磁力が効く)とも性格が近く、カレラ向けに磁力の最適化を図れば、ウッドでもある程度は走れます。
ニンコとスケーレクストリックは、材質が軟質のため、カレラ向けに磁力を最適化していると、磁力が少し強いと感じることがあり、場所によってスピードが落ちることがあります。
ニンコは、特に、路面がざらついた感じがあり、タイヤがグリップするため、ノーマグでもそれなりに走ることができます。
カレラ向けに磁力を最適化している場合には、場所によってスピードが落ちることもあり、レイアウト次第ではマグ付きとノーマグでそれほどタイムが変わらないということも起きます。
私のスロットカーの記事の索引は、メインサイトのSLOT CARにあります。
前々回も書きましたが、現在、1/32スケールのスロットカーのトラックで世界的にメジャーなのは、カレラ、スケーレクストリック、ニンコの3メーカーです。
一昔前までは、SCXやアーティンもメジャーな存在でしたが、SCXは経営不振に陥り経営母体が変わるなどしてセットを円滑に発売できない状態ですし、アーティンは創始者が亡くなってからは事実上スロットカーからは撤退しています。
そんなわけで、今、スロットカーのセットやトラックを買うなら、カレラ、スケーレクストリック、ニンコのいずれかから選ぶということになります。
しかし、その3者は、トラックの規格が異なり、互換性はありません。そこで今回は、そのトラックの違いを具体的なスペックで比較してみたいと思います。
トラックには、大きく分けて、ストレートとカーブがあるわけですが、ストレートは標準ストレート、カーブはメーカーが標準としてリリースしているもの、すなわち、カレラは最小のR1、ニンコとスケーレクストリックは最小から2番目に小さいR2で比較します。
ストレートは、長さ、幅、高さ、1レーンと2レーンの幅(スロット中央からスロット中央まで)、スロットの幅、スロットの深さ、を計測します。各メーカーのトラックのスペックは、以下の通りです。
長さはニンコが長く、幅はカレラ、ニンコ、スケーレクストリックの順で、高さはほぼ同じ、1レーンと2レーンの幅はトラックの幅に準じています。
スロットの幅はいずれも3mmで、深さは、カレラだけが7mmで、ニンコとスケーレクストリックは6mmになっています。
そのため、カレラの大きなガイドのクルマでニンコやスケーレクストリックのトラックを走ると、ガイドが引っかかることがあります。そこで、カレラでは、小型のガイドを付属したり、パーツとして発売したりしているわけです。
また、電極の幅は、カレラが広く、スケーレクストリックが狭く、ニンコがその中間になっています。そのため、ブラシの先の幅を、それに合わせて調整しないと、特にコーナーで十分な電気が得られない場合があります。
カレラ: 34.5cm、19.8cm、8mm、9.9cm、3mm、7mm。
ニンコ: 40.0cm、17.9mm、8mm、9cm、3mm、6mm。
スケーレクストリック: 35.0cm、15.5cm、7.5mm、7.8cm、3mm、6mm。
カーブは、180度分の幅(トラックイン側、トラックアウト側)を計測します。カレラは、60度3枚で180度ですが、ニンコとスケーレクストリックは45度4枚で180度になります。
カレラは、標準カーブでは直角コーナーが作れないわけで、そのためには60度と30度のカーブ2枚にする必要があります。
また、カーブの幅は、本当に半端で、端数が出ないように設計してほしかったところです。
カレラ: 39.9cm、79.5cm。
ニンコ: 48.7cm、84.5cm。
スケーレクストリック: 42.9cm、73.9cm。
路面や材質に関しては、何度か書いていますが、カレラとスケーレクストリックが比較的フラットなのに対し、ニンコはざらついた感じがあります。また、カレラが硬質なのに対し、ニンコとスケーレクストリックは軟質です。
そのため、カレラは、ウッドの鉄板入り(磁力が効く)とも性格が近く、カレラ向けに磁力の最適化を図れば、ウッドでもある程度は走れます。
ニンコとスケーレクストリックは、材質が軟質のため、カレラ向けに磁力を最適化していると、磁力が少し強いと感じることがあり、場所によってスピードが落ちることがあります。
ニンコは、特に、路面がざらついた感じがあり、タイヤがグリップするため、ノーマグでもそれなりに走ることができます。
カレラ向けに磁力を最適化している場合には、場所によってスピードが落ちることもあり、レイアウト次第ではマグ付きとノーマグでそれほどタイムが変わらないということも起きます。
私のスロットカーの記事の索引は、メインサイトのSLOT CARにあります。