XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・PROFESSOR MOTOR CONTROLLER

2007-11-11 20:54:35 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、コントローラーのお話です。

私は、営業サーキット用にパーマの「PARMA PLUS CONTROLLER - 15 OHM W/CLIPS BOOTS -」を買い、ホームサーキットもセットに付属している純正のコントローラーが壊れた場合には「PARMA ECONOMY CONTROLLER - 25 OHM W/CARRERA PLUG」を買おうかなと考えていました。純正のコントローラーが、熱を持って臭くなったことがあったのと、スロットル操作がトリガータイプでなかったため、さっそく購入を検討しました。しかし、どうせ買うなら違うメーカーのものをと考え、プロフェッサーモーターの「CARRERA HOME SET MODEL ELECTONIC CONTROLLER」を買いました。プロフェッサーモーターのコントローラーは、パーマの同一タイプと比べると2倍近い価格で、私が買ったものも$47.95でした。送料は、他のアイテムも買ったので$15.45でしたが、単独ならもう少し安いはずで、送料込みで7000円弱になると思います。
そんなプロフェッサーモーターの起源は、1961年、プロフェッサーモーターの創始者であるアンドリュー・スミスがランカスターに住んでいる時に始まります。彼がおばあちゃんからクリスマスプレゼントとしてスロットカーのセットをプレゼントされ、そのセットには2台のメルセデス300SLが入っていました。彼は、エンジニアリングとモータースポーツとモデルカーレーシングに興味があり、すぐにスロットカーの虜になります。大人になってからも、フォードにエンジニアとして入社する傍ら、スロットカーの世界でも幅広く活躍していくことになるのです。そして、2001年、フォードを退社し、1999年にサイトを立ち上げたスロットカービジネスに本格的に参入していくことになります。
プロフェッサーモーターは、幅広いスロットカー関連商品をリリースしていますが、中でも有名なのがコントローラーです。アメリカでもパーマと並ぶコントローラーブランドとして名を馳せており、現行のシルバーシリーズは顧客の声を聞きながら開発されています。シルバーシリーズは、耐ショート性と安全性と放熱性に優れており、スロットルに対する反応も比例して伝わるようになっています。また、プロフェッサーモーターコントローラー最大の特徴が、通常のコントローラーならレジスターがあるところに、エレクトロニックセミコンダクターを採用しているという点です。これにより、ひとつのコントローラーで、レジスターの0.4Ωから90Ωまでの抵抗値をまかなっており、クラスやパフォーマンスの異なるクルマの性能を存分に引き出すことができます。
私も、さっそくホームサーキットで試してみました。カレラの純正コントローラーは、スロットルがトリガー状ではなく、少し熱を持ちやすいというデメリットはあるものの、ホームサーキットで使う分には、コントローラーとしての性能自体にはそれほど不満は感じません。そのため、プロフェッサーモーターコントローラーを使っても劇的に変化するというわけではありませんが、トリガーの動きが滑らかで、トリガーを引く量に対してクルマがリニアに反応してくれるような気がします。現在、シルバーシリーズは12種類がリリースされており、各ホームサーキット用はもちろんのこと、営業サーキット対応モデルもあります。プロフェッサーモーターコントローラーは、価格は高いものの、性能や汎用性や希少性に優れるため、検討の余地はあるのではないでしょうか。