XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・ピットとピットレーン

2007-11-25 23:41:17 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、ピットとピットレーンのお話です。

クルマの台数が少ないうちはいいのですが、クルマの台数が増えてくると、走らせていないクルマの置き場所に困ってきます。スロットカーにはガイドがあり、床などに置くと前輪が浮いた状態で、落ち着きが悪く、格好も良くないからです。私は、HOスケールのスロットカーは30台以上持っているのですが、これらはサイズも小さく、余ったトラックを底に敷いてケースに入れてあるため、ケースごと持ってきてトラック脇に置いておけば、すぐに入れ替えて走らせることができます。ところが、1/32スケールのスロットカーの場合には、一気にトラックを買いそろえたこともあって、余ったトラック自体がありません。そこで、ピットレーンを作り、そこに走行待機車両を置くことにしました。
ピットレーンは、サンプライという長さ910mm×幅450mm×厚さ4mmの樹脂ボードを使いました。カレラのトラックの厚さは8mmで、このボードを2枚貼り合わせれば、トラックとピットレーンをちょうど同じ高さにすることができます。ピットレーンは、走行レーンと作業エリアが必要なので、2車線分を確保しました。また、それぞれの車線に、幅3mm×厚さ4mmの溝も彫り、スロットカーのガイドが収まるようにしました。更に、メインストレートとの間にピットウォールも作り、そこにスポンサーのステッカーも貼り付けて、ピットウォールらしい雰囲気を演出しました。ただ、これだけではピットレーンがメインストレートから分断されてしまうため、ピットレーンへの出入口も作ってみました。これで、待機車両も置くことができ、サーキットらしさも出てきました。
本来なら、これで済むところなのですが、毎日のようにさまざまなスロットカーのサイトを眺めていると、ピットもほしくなってきます。ただ、カレラなどのスロットカーメーカーが出しているピットは高価なため、サンプライを使えば安く自作できるのではと考えて構想を練ってみました。スロットカーメーカーから発売されているピットは少しクラシカルな佇まいがあるのですが、わがホームサーキットでは富士スピードウェイのような最先端のピットを構築することにしました。すなわち、外壁を白くし、直線的に構成して凹凸を減らし、ピット一区画あたりの面積と開口部を大きく取り、明るく近代的なピットを作り上げたのです。ピット一区画には、床にピットレーンと同様の溝を3本彫り、3台が収容できるようにしてあります。こうしたピットの設置により、一層サーキットらしさが増しています。
3色のサンプライで複層構成されたピットは、背面にはシャッターを下ろし、前面には透明のアクリル板をはめ込めるようにしたため、内部へのほこりの侵入を封じ込めることができます。つまり、ピットであるとともに、クルマを9台並べられるショーケースの役割も果たしているというわけです。ピットレーンには12台まで、追って製作したパーキングエリアには6台まで、クルマを並べることができるため、いずれかを透明のアクリル板で覆ってショーケースにすることも考えています。わがホームサーキットは、常設サーキットではないため、片付けてしまうとサーキットの片鱗すら感じられないのですが、ピットがショーケースになっているため、クルマ自体はいつでも眺めて楽しめるようになっています。この眺めている時間がまた、格別のひと時でもあるのです。