Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

「雨晴ビラ」を訪ねて

2019-04-07 | 日記・つぶやき

  年に2,3度SAさんと「雨晴ビラ」のTEさんを訪ねている。TEさんは私の職場の大先輩であり、リタイア後はSAさんと3人で「混声合唱団MiTU」に所属し、週に一度ウイングウイングへ夜の練習に通った仲間である。
 病気や怪我で一人暮らしができなくなり、息子さんと一緒にあちこちのホームを見学、海の見える「雨晴ビラ」が好きだと入所された。海や周りの景色のスケッチ、切り絵、挿絵をつけた手作りの歌の本…、前回来た時は紙芝居「ハメルンの笛吹き」の製作中だった。

 お部屋が模様替えされ、壁の絵もいろいろと変わっている。いくつか紹介します。

 👇は、波しぶきを上げる海とカモメ。水彩です。カモメは貼り付けてあるのでほんとうに飛んでいるよう…。

  👇 波の飛沫は迫力満点。ご本人もお気に入りのようです。

  👇 波に揺れる船と船人。折り紙です。こちらはのどかな風景ですね。

  👇 新しく入られた方からのメッセージ。「良き友よ 楽しい心のはずんだ日のことが 心に残っています また、心のはずむ一ときが来る時を待っています」と、ありますね。

  訪ねた時はいつも歌を歌うのだが、コーラス「いちご」でもらった楽譜を出し「とてもいい詩だよ」と「聞いててあげる」の歌詞を朗読したら、すぐベッドの横のハーモニカのケースを出された。Amやら、C#の表示のあるハーモニカの4本セットを持っておられる。私の楽譜を見ながら初見で吹いてくださり驚いた。♭が3個もついているのに…。 しばらく音楽の時間となった。   

 
 「では次は~」と言うわけで、能管で「竹生島」の早笛と舞働きを吹こうか?と言うと、ぜひ聴きたいと仰る。 部屋中に能管の澄んだ音色が響き、一瞬別世界のよう…。 TEさんは体をくねらせるようにして拍手をして喜ばれた。一緒に行ったSAさんも、「こんな近くで聴けるとは」と、喜んで下さる。

 図にのって、「お抹茶の準備をしてきたけど飲まれますか?」 これも「ぜひにも」と言われたので、ポットでお湯を沸かし、土曜日の茶々姫先生のお茶教室でいただいたチューリップの主菓子を2個、ヨモギ餅やら栃の実餅などをお茶菓子にして抹茶を点てた。
 👇は、お茶教室の時の主菓子。

  👇は、持って行ったお茶道具。

  👇 お茶碗を手に取り、TEさんは「奈良絵やね~」と仰る。かなり前、姫さんたちと奈良へ旅行した時に買ったお茶碗だ。SAさんは「では、正座していただきます」と畳の上で正座された。偶然、来られた入所者の方(”良き友よ”の方)にも差し上げると、拝見までして喜ばれた。こんなに喜ばれるお茶を点てたのはもしかして初めてかも。皆さん、何年ぶりのお抹茶だろう、とのこと。ポットで手軽に楽しむ、利休さんも喜んでくださるかな? 

 TEさんを訪ねるといつもこちらが元気づけられるのだが、この日もやっぱりそうだった。 お風呂には入らず高岡に戻り、駅南「コメダ珈琲」で軽く食事をした。👇 ピッツアとコーヒー。


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