Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

信州の旅 ② ~ 原中学校ブロンズ像・生島足島神社・無言館

2013-05-05 | 旅行

  4/25(木)~27(土)までの3日間、信州へ旅行した。5年前、戦争遺児の戦跡巡り・慰霊の旅で、フィリピン・ルソン島を訪ねたが、その時の友人、NAさんに誘われての旅だった。
 NAさん宅で蕎麦打ち体験をしてから、北杜市の「平山郁夫シルクロード美術館」を見学。白樺湖畔のホテルへ行く途中、NAさんがぜひ見せたい場所があると言われ立ち寄ったのが、原村立原中学校の卒業制作ブロンズ像が並ぶ「彫刻の森」だ。原中学校は生徒数200名余、毎年3年生全員が協力して卒業記念のブロンズ像を一個、制作する習わしだそうだ。それにふさわしい詩を添えてこの森に寄贈する。今では森になっているのです。いくつか紹介します。↓は、「未知」。
        

 ↓は、「見上げろ」。         

 ↓は、「一秒」とその詩。            

           

 ↓は、「空」の詩。子どもたちの真剣な顔が目に浮かぶような言葉だ。            

 夕日を浴びながら、しばらく林の中に佇み、白樺湖畔のホテルに向かった。ホテル前にはまだ残雪があった。湖の写真を撮り忘れ。         

  翌日のコースは、一昨年小学校の同窓会で行った場所とほぼ同じ。同じ場所を訪ねるのも懐かしくていいものだ。少人数でゆっくりと見られるのもいい。

 4/26(金)、まず「生島足島神社」へ。前の広場に、一昨年どうよう祭りで使った「御柱」が立っている。良縁子宝・安産子育の祈願の札がたくさん下がっていた。

               

         

 ↓は、愛犬リーちゃんの健康を願ったお札。         

 武田信玄が、上杉謙信との戦に勝利するよう祈願した「願文」や、支配下の豪族に忠誠を誓わせた「起請文」などの古文書が展示されている。↓は、回り舞台を持つ「歌舞伎舞台」。この中に、古文書が展示されている。 

 前回もそうだったが、今度も中に入りゆっくり眺めた。この後「無言館」へ。         

 「無言館」は、まわりを山々に囲まれた塩田平と言う田園地帯の丘陵地の頂に建っている。NAさんの子どもの頃は、よく松茸狩りに来た山だそうだ。↓の2枚はネットからの写真だが、中世ヨーロッパの僧院を思わせる建物の中に、太平洋戦争で戦地に散った画学生30余名、300余点の遺作、遺品が展示されている。偶然だが、ルソン島の戦没者が多い。しかも、昭和20年終戦を間近にした頃に集中している。   

                  

 館主窪島誠一郎さんが、画家の野見山暁治さん(自らも出征経験があり、また美術学校の仲間を戦争で失った方)と一緒に、日本各地の戦没画学生の遺族のもとを、2年間探し訪ね遺作を集めたのだそうだ。今回はあまり時間を気にせずゆっくり回り、係りの方からそんな話も聞けた。            


信州の旅 ① ~ 蕎麦打ち&「平山郁夫シルクロード美術館」

2013-05-04 | 旅行

 4/25(木)~27(土)までの3日間、信州に旅行した。5年前、戦争遺児の戦跡巡り・慰霊の旅で、フィリピン・ルソン島を訪ねたことを以前書いた。その後毎年集まる機会があり、昨年は義妹も一緒にハワイ・真珠湾を訪ねた。
 その時に、長野・岡谷市のNAさんが「ぜひ蕎麦打ちにいらっしゃい」と誘ってくださった。だが、長野へ電車で行くとなればこのうえなく不便。時間も費用もかかる。昨年の夏、秋、と計画は何度も変更され、ようやく今回の旅となった。山梨のOさんが都合が悪く、女性は私だけとわかり、義妹を誘った。

 NAさんは、諏訪郡原村に別宅(別荘ではないそうだ、娘さん夫婦のための家と言うことか?)を持っておられ、そこで蕎麦を栽培しておられるらしい。「茅野駅」まで迎えに出ますから」と、電車の乗り継ぎ、時刻などをネットで調べメールで送ってくださった。そのプラン通りに切符を買い、帰りは上田に出ることにして往復で、13,000円余り(ゴールデンウイークにかかり、ジパングは帰りは使えない)。

 朝、6時半発の「はくたか1号」に乗る。直江津で信越本線に乗り換え長野まで。長野で’ワイドビューしなの8号’に乗り換え松本まで。松本で’スーパーあずさ14号’に乗り換え茅野まで。5時間の列車の旅だった。↑は、信越本線から見えた妙高山。
 茅野駅のホームには「標高790.3m」と表示された黒曜石が展示されていた。二上山の2倍以上だ。茅野市は5000年前に縄文文化が花開いた所だそうだ。NAさんの車で原村へ向かう。四方の山々の名前を教えてくださった。フムフムと聞いていると「お姉さん、覚えられる?」と義妹が聞く。「ウン、大丈夫」と答えていたのに、さて、どれがどれだか?甲斐駒、赤岳、編笠岳???

            

 NAさん宅に入ると、暖炉に薪が赤々と燃えている。静岡からTAさん、山梨からSIさんがすでに到着しておられた。        

 部屋の造りは山小屋風。

                 

 キッチンの横の部屋で蕎麦打ち。NAさんが一度、私が一度。エプロンを用意していた義妹にも代わってあげればよかったと今後悔している。

 打ちたて、茹でたてを、かき揚げとおろし大根で食べる。   

 好みに応じて、葱、生姜、とろろも。お手製の甘みのある梅干し、甘めの野沢菜漬けがとても美味しい。SIさん持参の桃のシロップ漬けとぽちゃぽちゃのつるし柿がデザートだ。どれもこれも美味しくてペロッと食べてしまった。

                   

                  

 お腹一杯になったところで、お隣山梨県北杜市にある「平山郁夫シルクロード美術館」へ向かう。JR小海線甲斐小泉駅のすぐ傍に瀟洒な2階建ての美術館があった。2階ラウンジには大きなラクダが…。            

 窓の外はラクダ公園。その向こうが、甲斐小泉駅だ。    

 2階の展示室は、パリ、オランジュリー美術館のモネの睡蓮の部屋のように、四方が’シルクロードの絵’で埋まっている。      

          

 ありし日の平山画伯のアトリエを再現してある。        

 奥さまが館長をしておられるそうだ。お土産にクリアファイルとジュニア版のブックレットを買った。


「老婆の休日」~古洞の森ハイキング

2013-05-01 | 自然・海山草花

 4月末の3日間信州への旅に出かけた(いずれアップします)。翌日はMiTUの特別練習、さらにその翌日が恒例の「美女の会・古洞の森春のハイキング」の日だった。「芙蓉会」以降休む間もなく出歩いており膝がかなり心配。会長の森のくまさんに「場合によってはカンポの湯で待っているね」と伝えていたが、ここ数年はいつも日が合わず不参加だったのでぜひ参加したいと思っていた。今年の参加者は7名。

 婦中カンポの宿の裏から古洞の森に入る。若葉、新芽の薫る春の山は気持がいい。植物博士のまめさんに道端の花の名前を教えてもらいながらカメラを向ける。↓は、あけび、ムラサキケマンソウ、ミツバツツジ、ウラシマソウ、イカリソウ。

                  

            

 お弁当の後は、オカリナ演奏会、膝痛に悩む私のために膝のマッサージの講習会、気功体操などの授業があった。

                   

             

 ノブキ、ぜんまい、わらび、クレソンなど、夕食の食材を摘む人も。ここで一句、ここで一首と、俳句や短歌をひねる人も。それぞれ好きなように歩くのがいい。カンポの湯に戻り、ひと風呂浴びる。月と火曜は日帰り入浴が400円(ふつうは600円)。

 お風呂の後、くまさんサロンへ集合。くまさん宅でコーヒータイムとなる。持ち寄りのお菓子をつまみながらのお喋り。マークが庄川で買った「胡桃の甘納豆」を持って行ったら、つもさんが「マーくんの甘納豆は格別美味しい」と盛り上げてくださりしばし大笑いが続いた。くまさんの「なっちゃん」は、この日はオバアチャンになって登場。般若心経を唱えてくださった。

           

 久しぶりの「美女の会」は、やっぱり”さすが美女たちの会”で心地よかった。↓は、この日一番収穫、元気の出る言葉の数々である。