Ruby の会

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「第29回 一河会(いちがかい)謡曲大会」

2019-05-16 | 能楽

 5/12(日)、高岡市青年の家・能舞台で「第29回・一河会謡曲大会」が開かれた。高岡市の能宝生流の先生方が中心となり、素謡や仕舞などのお稽古の成果を披露する会である。私たち蒼山会を主宰される山崎先生たちが、30年ほど前に立ち上げられた素謡の会だそうだ。数年前からお囃子も加わり、連調連管や独鼓、独調などの番組も自由に組んでおられる。

 後半は、師範や嘱託の先生方の仕舞が披露された。
 👇は、米島先生の仕舞「田村」。坂上田村麻呂のお話です。翌日のKi紙の記事には「田村」の写真が掲載された。

 他にも、先生方の仕舞「笠の段」、「羽衣」、「三山」などが披露された。お能と違い、仕舞では面も装束もつけないので舞の所作、動きだけでその人物や物語を表現する。「羽衣」や「三山」などで男性が舞う天女や山の精は味わい深いものだった。

 👇は、山崎先生の番外仕舞「藤戸」。源平合戦の時の藤戸の海峡で、浅瀬を教えたばかりに殺された若い漁師の亡霊が、何度も刺され海に沈められる無念さのにじみ出る舞。哀れで悲しく、見入っていたらその場面の写真は撮れずじまい。

 この日、私は素謡「巻絹」と「歌占」、連調連管「中の舞」、独調で「岩船」を打たせてもらった。何度も打っている曲だが、なかなか謡と合わない箇所があり苦労した。本番ではどうやらうまく打てホッとする。良い経験をさせていただいた。

 初夏のような暑い日。我が家の庭の花たちが一挙に開花した。
 👇 白バラ。

 👇 こでまり。

 👇 夏蝋梅。

 👇 紫蘭。

 👇 白の紫蘭。

 


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