5/14(金)夜9時、NHK Eテレ「にっぽんの芸能」で『能の舞さまざま』の言う番組を放送した。 朝刊の番組表で見つけ、すぐに録画、能楽お囃子教室のグループラインで皆さんに伝えた。
高橋英樹さんの案内、成城大学教授大谷節子さんの解説で、よくまとまりわかり易く、映像も美しく、楽しめる番組だった。
能の中の舞とは、詞を伴わず囃子(笛、小鼓、大皷、太鼓)だけで表現する舞のことで、リズムや動きを楽しみます。 👇のような種類の舞があります。
お能「絵馬」では、流派により違うが観世流では、中の舞(ちゅうのまい)、神楽(かぐら)、神舞(かみまい)の3つの舞が次々と舞われます。 私たち「蒼山会」では昨秋の謡蹟巡りの旅で「石動山」へ寄った時、「絵馬」の素謡を奉納したが前場だけだったので全く知らなかった。
👇は、平安神宮での薪能「絵馬」(半能)の様子。
👇 能「絵馬」後場。 ワキ、ワキヅレが登場する。 中央は天岩戸。
👇 天照大神の中の舞。扇を持つ。
👇 月読の明神の神楽。 手にはご幣。
👇 手力雄の明神の神舞。 榊を持っている。
ここまで半能「絵馬」を鑑賞した後、いくつかの舞が紹介された。
👇は、序の舞「羽衣」。
👇は、早舞「融」。 厳島神社の観月能だそうだ。 波に舞姿が写り美しい。 写真には写っていないが、太鼓方を故観世元伯師が務めておられ懐かしい。
続けて「枕慈童」の楽、「石橋(しゃっきょう)」の獅子などの舞も紹介された。 一つのお能をじっくり鑑賞する、名人の芸を堪能するのもいいが、舞だけを取り上げる今日のような企画も楽しいものだ。
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