Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

ジョイントリサイタル

2009-11-10 | 音楽
 11/6~8(金~日)の3日間は超多忙だった。いろいろ重なったのだ。

 7日(土)は、富山市民プラザで、私たち、合唱団MiTUの指揮者
である森川紀博先生の娘さんの有紀さんと、先生の教え子の
赤根純子さんのジョイントリサイタルがあった。先生も賛助出演を
され、目下独唱の特訓中と聞き、団員が多数で応援(?)に駆け
つけたわけだ。
 MiTUの仲間と、昼頃のJRで富山に着く。気持ちの良い秋晴れ
なので市民プラザまで歩いた。

*富山城址公園横の街路樹 *市民プラザ・アンサンブルホール
                          前のポスター
         

 プログラムの先生の言葉を引用すると:

 ”…合唱団「あるも」(今も先生が指導しておられる混声合唱団)
のアイドルだった教え子(当時高校生)が音大へ進み、以来10数
年粘り強く勉強を続けてきました。一方、大学を出して無事に就職
したと思った娘は、突然進路変更をしてしまいました。共に、道半
ばの二人ですが、皆様の前に発表の機会を持たせていただき、
今後ますますの研鑽を積んでゆきたいと考えております…”と
ある。

 有紀さんは、富大理学部数学科大学院を修了後、就職、その後
ソリストとして声楽家を志し上京、働きながら勉強しておられる。
 真にやりたい事を見つけ、志を立てて転向された勇気と努力が
素晴らしいと思った。2年前に聴いた時より格段に上達され、立派
なアルトソリストになっておられた。

 青いドレスの赤根さんは、「かやの木山の」や啄木の「初恋」を
美しいソプラノで情感を込めて歌われた。
 ピンクのドレスの有紀さんは、金子みすずの詩「ほしとたんぽぽ」
や星野富広の「よろこびが集ったよりも」を心に沁みこむような、
低く響くアルトで歌われて感動的。

 ♪よろこびが集ったよりも かなしみが集ったほうがしあわせ♪

 こんな歌詞だったか? 日本の歌は、詩の心が伝わるから聴く者
の胸を打つ。
             

 他にもオペラのアリアを。
 下は、オペラ「カプレティー家とモンテッキ家」より。ロミオとジュリ
エットと同じ題材のオペラだそうだ。ロミオ役をメゾソプラノが歌う。
衣装も変えて、オペラ風に。右は、「カルメン」より「ハバネラ」。
知っている曲を多く取り入れて、とても楽しい舞台だった。
 先生も、「楽に寄す」や「美しき五月に」など何曲も、原語で歌わ
れたが、若い二人をたてて少し控えめに。

    

 トップの写真は、アンコールにこたえて、三人でシューベルトの
「魔王」を。MiTUからお祝いの花束を、若い団員のKさんから
先生にお渡しした。

 12/4(金)夜、富山教育文化会館ホールで今年も「市民クリスマ
ス礼拝」が行われ、宮丸先生の指揮でヘンデルの「メサイア」日本
語版が歌われるが、有紀さんはアルトソロを務められる。もちろん
無料す。