Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

金沢散策物語~珠姫の寺「天徳院」

2009-11-03 | 旅行
 10/28(水)は秋晴れで、汗ばむほどの陽気だった。20人ほどの
ツアーで金沢日帰り旅行に行った。
 コースは、天徳院(からくり人形)、21世紀美術館、兼見御亭
(トップ)で昼食、午後はフリー。

 金沢市小立野にある天徳院は曹洞宗のお寺、前田家三代藩主
利常公の正室、珠姫の菩提寺である。珠姫は徳川2代将軍、秀忠
の次女で3代将軍家光の姉に当たる。母は、浅井長政とお市の方
の娘で淀君の妹、小督(崇源院)。つまり、信長が大叔父、家康が
祖父と言うこと?この時代の親類関係はややこしい。名前もいくつ
もあるし。
 さて、珠姫様はわずか3歳で金沢へ興し入れ、14歳で結婚、利常
公との間に3男5女をもうけ、立派に育てて、24歳で亡くなっておら
れる。その間、徳川家と前田家を結ぶ絆として心労も絶えなかった
そうだ。その短い生涯を、本堂横の1室で電気仕掛けのからくり人
形で見せてくれる。その他、珠姫坐像、珠姫手作りの紙雛人形や
お道具など展示されている。すべて撮影禁止。
 
 左は、両側に枝垂れ桜のある山門。春はさぞ美しいことだろう。
右は、山門のすぐ傍に安置してある「水かけ金洗い弁才天」。
金運・才能運を授けてくれることで親しまれているそうだ。

   

 下は、左が「鎮守堂」入り口の天狗面。右は、その中に祀られて
いる「白山妙理天狗尊」。御簾が垂れており、大きな鼻しか見えな
い。他に、さっきの「大弁財尊天」や「烏天狗尊」が祀られている。

        

 拝観料は500円。庭園は無料、抹茶席があり、一服500円。
「天徳院前」バス停があり、傍に付属幼稚園もあるらしい。
 珠姫様は、今でも金沢市民に大変親しまれているようだ。

 この後、21世紀美術館で「横尾忠則展」を鑑賞し、兼見御亭
(けんけんおちん)で昼食を。ツアー客で大賑わいだった。お膳に
は、金沢の郷土料理「治部煮(じぶに)」も添えられている。