Y:「纏めノート一覧。」を見ると、経済のことなどが多いが、もう実業界から引退して悠々自適の生活にいる人たちからは、もっと内面(精神)的な話題はないのか?、と言われているのですよね?
K:そうなのですよ。 何しろ「どっちが得か?」という人生を続けてきているので、その手のことが苦手なのですよ。 そこらのところは、Yさんにお願いしたいものだと思いますよ…。
Y:(オッホン。 急に偉そうになる) それじゃ、ま、その~(又、角栄か?)人生ちゅうものは、自分の思い通りにならんことが一杯あるんじゃよ。
しかし、「原因があって、結果がある。」ちゅうのが、世の習い(真理)であるからして、日々の行為・行動、ものの「感じ方、受け取り方。」の積み重ねが、今日の自分の姿なんじゃよね。 (再び、オッホン)
それに、「努力と成功は一致しない。」とか「成功と幸福は違う。」とかということは、少し人生を長くやっていれば分かることで、人生は、「思うようにならないこと。」の連続とも言えますよ。
K:たしかに、私も「意志と努力で、運命を切り開こう。」と思って頑張りました(努力)が、『裏目』(不成功)の連続でノックダウンとなりました(「知恵がないからだろ~。」の声あり)。
「成功と幸福。」が異なるというのは、「事業は成功したが、家庭が崩壊した。」とか「手術は成功だったが、患者さんは亡くなりました。」などというのがありますね…。
Y:まあ、何をもって『成功』というのかは問題ですが、人は「地位・肩書・学歴・財産・名誉…。」など形を求めますが、人は、心を基にして生きており、「心の満足。」ということが大切なのでしょうね。
「真実の幸福は、心の『安心』感。」ともいわれますが、人生の目的は、「いい人生だったなあ~。」という「悔いのない人生。」を日々過ごすということなのでしょうかね~?
心の動きとは、すなわち『感情』なのですが、ノートNo.1904<頑固な(小言)人は、ガンになる>にもあったように、感情(性格・もののとらえ方・考え方)は、健康面にも大いに関係する(交感神経優位・免疫力低下)だけでなく、「安定した心(感情)。」というのは、事業にも、人間関係にも、(仕合せの基いの)和のある家庭をつくるのにも、重要なキーワードなのですね…。
K:まあ、人生というのは、人間関係が全てともいえる「最重要課題。」なわけですが、新聞のコラムに、「若い人も、空いている電車に乗っていても、携帯を見てイライラした様子で…。」とありましたが、感情が不安定な世相ではありますね。
(ノート<会話によってこそ、平衡感覚が鍛錬される>、<仕付けは、社交の現場でなされなければならない>、<公徳と私徳は、いかに絡み合っているか?>…、参照ください)
Y:そうですよねえ。 心(感情)の乱れを抑えてもらえれば、さまざまな人との「出会い。」(キーワード)も良いものとなります。
感情がぶつかるような出会いであっても、(反省心があり、穏やかな心であれば)決して災いにはならず、かえって自分の糧になったりしますね…。
K:なるほど。 「何事にも、感謝心(物事を大きく受け止め、何事も当たり前なのではなく、「有り難い。」ことと受け止める心)を持って、『奉仕』(人の思いを大切にし、ものの命を活かす)心で毎日(人生)すごしなさい。」と言われることは、もっともだなあと思いますねえ…。
けれどもこれが、なかなか難しそうですねえ? (それができれば、悔いのない、いい人生になってしまう…)
Y:まあ、何事にも、『感謝』(広く、丸く―楽な心)の受け取り方をして、「豊かな心。」(キーワード)で何事も『実行』し、そして『反省』し、さらに良いこと(他の人によい影響を与える)を『報恩』(他の人の良さを引き出す)の心で縁ある人と触れ合う、ということになりますかね…? (う~む、なるほどねえ…。 そして再び、う~む)
(以下省略)