<やじきた交遊録(22)。日米株式6:2016年相場は、どうなるのか?>
K(喜多八):安倍政権発足時から指摘しているように、経済理論に全く整合していない「アベノミクス。」(偽薬・アベノマジック)は、株価操作の目晦ましで今日まで繋いできたわけでありますよね??
つまり、「金融緩和。」で物価上昇があるわけはないのだけれども、その結果「株価バブル。」となり「景気回復。」というイリュージョン(幻想)により、「選挙勝利。」と「結果オーライ。」となっているわけですよ…!!
Y(弥次さん):そうだよねえ。
「株価上昇。」が「アベノマジック。」の象徴ともなっているので、「5頭のクジラ。」と云われている、GPIF(年金運用法人)、3共済(国家・地方・私学共済)、日銀、郵貯、簡保を動員しての「官製相場。」で年末も無理やり「株価操作。」で糊塗したわけですよ。
ところが、GPIFと3共済のポートフォリオ組み換えはすでに90%は終了したと推測されており、2016年4月以降は「買いの主役。」を降りて、逆に年金給付のために「売り主役。」に変身することになるわけなのですよ…!
K:う~む、その上にGPIFと3共済は、外国株式と外債を組み入れるために、この2年間で20兆円ほどの「円売り。」をしていたから、それが4月以降は「年金給付。」のために逆に「円買い。」となるわけですかいね!??
円の有力な「売り手。」が『退場』するだけでも、大きな円高要因になるというのに、それが逆に「買い手。」となるというのだから大変なことになりますね…!