チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 蒟蒻問答13。『先知』(情報)に、百金を惜しむものは、百万金を失う:チャンネル桜・瓦版

2016-06-18 15:18:35 | 蒟蒻問答
  <蒟蒻問答(13)。『先知』に、百金を惜しむものは、百万金を失う>。

 Ⅾ:Kさんは、経営者は「現状認識。」を的確に把握して、『予見』(『予』めの『見』当づけ。)を誤らないことが大切だとしていましたね。

 そして、そのために必要なのは、「想定される。」ケースのそれぞれの蓋然性のために『前提』条件とか、『根拠』が何なのか(何で)?を『判然』とすることが重要だとしていますね…。

 K:まあ、たしかに、人生というものは「易・占い。」では困るわけですからね。

 勝負となるのは、『先知』(予見)を得るためには『与件』がこのように変化したらという『前提』条件とか、その『根拠』が何であるかとの『知見』(検証)作業が重要になるということでありましょうからね…。

 Ⅾ:その意味では、IT社会のデジタル情報の『氾濫』の中から、『予見』(先知・見当付け)のための『根拠』なり『前提』となるものが何なのか?という『判断』(個人のアナログの知恵)こそが『有効』そのものといえますね。

 それもあって、有益な「知的判断」を得るために、複数の高額の「セミナー料。」を支払って「先行き見通し。」のための『知見』を得ているわけで、これこそが正に『知財』(知的財産)と言えるものなのですよ。

 孫子も、「『先知』を得るに、『千金』を惜しみて軍馬(投資)を動かせば、『百万』金を失う。 これ、君子のよく採らざる所なり。」としていますね…。

 K:その一方で、投資セミナーなどでは、「経済動向(前提・根拠)などはいいから、上がりそうな株の銘柄を教えろ。」という人も多いようですね??

 その日その日の天候もさることながら、「エルニーニョ現象が見られるとか、今年の偏西風は蛇行しそうだ。」などの全体の『流れ』を把握することが大切だと思うのですがね?

 Ⅾ:そうですよねえ。 あなたは、1991年の東西冷戦終結により「パラダイム転換。」があり、「インフレから、デフレに『流れ』が変わった。」と発言して、当時「飛ぶ鳥を落とす勢い。」のダイエイ・西武の倒壊を述べ、顰蹙を買っていましたね…??

 K:「大きな流れを、どのように観る(判断する)か?」の『知見』はまさに『知財』(知的財産)ともいえるわけで、氾濫するデジタル情報の中から、「どのような『判断』をするか?」という個人のアナログの『知恵』がますます重要になるといえますかね??

 この「大きな『流れ』。」を判断するアナログの『知恵』(知財)に対して「『先知』を得るに、『千金』を惜しみ。」、中国の資源がぶ飲みによる資源高騰から「これからは、コモディティだ。」ということで、資源・鉱山株に大金(軍馬)を投じてしまっていれば、「デフレという『流れ』。」(知見)を知らず、「『百万』金を失う。」ということも起こりうるということなのでしょうか…??



 欧米は、クルマ社会で衰退:チャンネル桜・瓦版、ストレスで「免疫力。」が落ちるのが、がんの原因

2016-04-03 21:33:10 | 蒟蒻問答
  <甘辛問答(⒒)。欧米国家は、クルマ社会>    

 K(喜多八):日本は、都市圏への<人口集積>が進んでおり、さらに都市への<人口移動>が見込まれる日本経済の『繁栄向上』が、世界でダントツに有望だと考えられます。

 これに対して、『クルマ社会化』の交通システムで構成してしまった欧米の各都市は、人口集積も限界に達し、むしろ『衰退』に向かっています。

 M:ふーん。 そうでしょうか?

 アメリカのNY、シカゴ、ロスアンゼルスの摩天楼シティやボストン、ワシントンなど緑も多くきれいな都市ではありませんか?

 それに、ヨーロッパの各都市もそれぞれ中世の建築物も残しており、趣のある佇まいが在るではありますよ。

 K:そうですね。 ヨーロッパなど、静かに暮らすにはいいかもしれませんね。

 けれども、発展性はありませんよ。(発展すれば良い、というわけではありませんけれどね) それに、アメリカは、階層格差が大きくなっており、治安も悪いと言いますよ。

 欧米諸国の『衰退』の理由は、いくつもあるのですが、クルマ社会化による都市の荒廃があります。

 その一方日本は、鉄道ネットワーク・インフラによって、人口の都市集中による繁栄が可能となります。

 人口の都市集積メリットにより、一人の生産性の向上は、全産業で20~30%アップすると言われます。

 人口5万人の都市への移動により、成長率は1%の上昇となりますよ…。

 M:うーん。

 その欧米諸国は、都市への人口集積が出来ないというのが、よく分かりませんねえ。 

 K:そうですね。

 クルマ社会では、道路、駐車場などにスペースをとられるため、都市への人口集積が物理的に無理なのです。

 世界で唯一の鉄道ネットワーク・インフラを持った日本以外は、人口の大都市圏への集積が出来ていないという現実があるのですよ。


 岡目八目(5)。ヘッジファンド化した「中央銀行。」が、経済を崩壊させる:チャンネル桜・瓦版

2016-03-16 05:31:03 | 蒟蒻問答

 <岡目八目(5)。ヘッジファンド化した「中央銀行。」が、経済を崩壊させる>

 K(喜多八):前回に、「世界株安連鎖。」を話してもらいましたが、日本では「円安インフレ。」と「消費税増税。」の『愚策』により、個人実質収入が激減し、消費支出も冷え込む中で、日本株式(日経ダウ)が数年ぶりに2万円台に乗せたのも、下がりそうになると『日銀』が買い支えてきたからだというのですよね!??

 ところで、アメリカの大手金融機関、シティグループが定期的に公表している『経済サプライズ指数』によると、2014年末時点でマイナス100近くと、とんでもなく悪化しており、これは2008年の国際金融危機、2011年の東日本大震災直後でも記録したことのないほどの「低水準。」だそうですね…!??

 しかし、現政権、金融業界、マスメディア大手は、このことも、2014年通年で日本の実質成長率が「マイナス。」に転落したことも一切『無視』して、「株価が上がっているのだから、経済も良くなっている。」という大宣伝キャンペーン(プロパガンダ)を繰り広げていると云われていますよ。

 Y(弥次さん):まあ、その日本経済悪化を『糊塗』するための日銀による日本国債「一手買い。」よりも早く、危機的な事態に直面するのは現代資本主義の総本山、連邦準備制度(FRB)による「米国債購入。」なのではないでしょうかね…!??

 というのは、米国債の償還予定が2016年には2000億ドル(23兆円)という最初の山が来るし、2018年には1年では最高額であろう4000億ドル(46兆円)という償還が控えているのですよ。

 史上最大の借金国家アメリカは、米国民全体が、連邦政府総債務とほぼ同額の18兆ドル(約2000兆円)の対外債務をしょっていて、それらは先進国、中国、産油国など途上国に外貨準備として保有されているわけです…。

 そうした折から、このところの原油安による産油国財政『悪化』による米国債売りや中国の米ドルを借りて新興国・資源国通貨での投融資をして運用する「キャリートレード。」の『失敗』による米国債売りが起こってきてしまっているのですよね…。

 K:そう言えば、金融機関の1部門としてのヘッジファンドも大変な苦境に立っているのだそうですね??

 というのも、現実の業績も将来の展望も悪い企業の空売りをするヘッジファンドに対して、「踏み上げ。」買いを仕掛ける『連中』に、中央銀行が資金を供給しているためだというのですよね…。

 Y:そうですよねえ~。

 現在のようにインフレ促進、超低金利維持、企業生産価値の先取り奨励(自社株買い)、投機筋の空売りに対する「踏み上げ。」買い優位といった、明らかに不健全な状態を促進する一方に市場が動いていることは、1929年の株価大暴落以上に壮大な「屋台崩し。」が起こるのではないかと、増田さんは述べているのですよ…。

  さて、この後は、「マイナス金利。」で株式相場がどうなるのか?ということになりますかね??

 

 


 岡目八目(4)。原油安からドル安、世界同時株安の連鎖か!?

2016-03-06 03:32:11 | 蒟蒻問答

   <岡目八目(4)。原油安からドル安、世界同時株安の連鎖か?>

 K(喜多八):Y(弥次さん)から話を聞いているように、どうやら「世界連鎖暴落。」が起こっているようなのですが、これは一体どういうわけなのでしょうねえ…!??

 そしてそれはまた、『日本以外、全部沈没』(筒井康隆)ということになるのでしょうか??

 Ⅿ:「久しぶり。」のKさんとの会話でありますが、今日の世界情勢は、いよいよ『米中没落』の状況にあり、日本が世界を主導していく局面が到来しているということなのだと考えていますよ。(!)

 それはそうとして、その前にY(弥次)さんの言う現在の『日米株価下落(暴落)』についても見てみたいとも思うのですけれどね…。

 まず、最近の金融市場で、頻繁に危機が勃発している原因は、国家(ソブリン)や中央銀行が市場に『介入』し過ぎることにあるのだと思います。

 今や、世界中の中央銀行が金融市場という博打場(カジノ)の胴元を務めるだけでなく、「ギャンブラー。」としても参加していることが大きな問題なのでありますよ…。

 つまり、今ではFRB自身の自己資本に「60~70。」倍のレバレッジをかけて、米国財務省債をはじめとする有価証券で、ヘッジファンド顔負けの運用をしているわけですからね!

 これら欧米諸国の政府・中央銀行の「ヘッジファンド化。」は、米国の対外債務は「18兆ドル。」(2000兆円、GDPの1.06倍)と莫大であるが、イギリスはGDPの「4年分。」、オランダはGDPの「3年分。」と、ケタ違いのすさまじいリスクを抱え込んでいるわけですからねえ~!!

 K:う~む。

 今年に入っての暴落で、GPIF(年金運用法人)の損失(評価損)は20兆円にもなるというので、大損した部署と他の債券の部署の幹部とが、怒鳴り合いの大喧嘩(内紛)になっているといいますよ…。

 そこで運用比率(年金の株への「ぶち込み。」率)を25%からさらに「34%。」まで高めて、株下落を買い支えようというので、このところ17000円まで「上昇回復。」していることは、「明るい。」材料でありますねえ。

 何しろ、新規上場の『日本郵政』株が、1952円の高値から1291円まで『暴落』してしまって、『NTT』の高値318万円から「37万円。」に下落の「二の舞。」になっては、困ってしまいますよ…。 (「株下落は、歓迎だ。」と言っていたけれど、安値で買い増しができたのでしょうか?)

Ⅿ:そうですよ。

 もっとも今回は、原油価格の暴落のため、産油国の台所事情は「火の車。」なので、(アラブ)政府系ファンドの400兆円の換金売りが止まらなくなる恐れがあることが、問題となりそうに思われますけれどね…。

 

 


『断食』の脅威、チリ鉱山33人69日間サバイバル:チャンネル桜・瓦版、朝日新聞の廃刊を!

2015-05-19 07:11:24 | 蒟蒻問答

   <『断食』の脅威、チリ鉱山33人69日間サバイバル>

 2010年8月5日、チリ・サンホセ鉱山・地下500メートル地点で突然落盤事故が発生!、33人が閉じ込められた!!

 あらゆる坑道は塞がれ、開通のめどは皆無…。

 刻々と時間は過ぎてゆく。 1週間が過ぎ、生存を信じる家族や同僚たちにも疲労の色が濃くなる、そしてさらに1週間…ひとびとに絶望感が広がっていた。

 そして、事故から「17日目。」、探索ドリル先端に地下から命の「赤いメッセージ。」がくくりつけられていたのだ!!

 落盤事故から「69日目。」、救出用の特製カプセル“フェニックス”が途中700メートルの緊急退避所に到達して、33人は救出された…。

 沈着・卓抜したリーダー・ウルファス氏により、徹底した生活管理と自己管理がなされた。

 当時の待避所には、わずか1日分の予備食料しか蓄えられていなかった…。

 ツナ、サーモン缶詰、各々10個余り、他クラッカー、ミルク少々、それほどの食料で、どうして男たちは17日間も生き続けられたのか?

 2週間以上…地底の密室空間で、ほぼ食料ゼロで閉じ込められた。

 普通の人の感覚なら33人が全員餓死しただろうと思ったはずだ、すなわち全員絶望…。

 ところが全員生還のメッセージに驚嘆したのだ…!

 ウェルファス氏は、食糧は『3日』で(え~つ!)1人当たり「缶詰ツナ2匙。」、「クラッカー2分の1枚。」、「ミルク2分の1カップ。」と厳格に定めた…だれ1人例外なし!

 これは、もはや少食とか節食というレベルではない。 明らかな断食(ファスティング)のメニューである…。(標準断食コースは20日間)

 「断食を行うと、心が澄み切って非常に安定した精神状態(血圧も正常)。」になります。

 それは「食べない。」ことが、逆に人間に強靭な生命力と精神力を「与えて。」くれる―という驚異の真実をチリ鉱山33人の生存劇は、われわれ人類に大きな『教訓』を残してくれたといえましょう…。