チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 日本の優位性は、『日本語』と『マンガ・アニメ』:世界の大動乱が向かう、徹底的な技術開発とインフラ整備

2016-08-22 15:52:04 |   日本浮上・日本の優位性

    <日本の優位性の中で、最『右翼』にあるのは、『日本語』の「あいまいさ。」と日本の『マンガ・アニメ』である>

 数ある、日本の優位性の中で、最『右翼』にあるものとして、『日本語』の「あいまいさ。」と、日本の『マンガ・アニメ』であると考えています。

 そして、『西洋文明』の最大弱点は、「キリスト教一神教・神学。」を、全ての『根拠』とする、その「二項対立の概念。」でありましょう。

 「一神教神学。」とは、文字通り、一つの神とその他の者とを『区別』する神学であります。 

 別の言葉でいえば、全てのものを『神』か、『それ以外』かに分けてとらえる思考であります。

 つまり、『神』=「正しいもの。」とし、『それ以外』=「間違ったもの。」として、『二項対立』して考える、『概念』で、あります。

 この『二項対立』の「価値観。」(概念)を基盤にして、成り立っている、欧米の『マンガ・アニメ』は、これまた、「ヒーロー対悪者(サイド・キック)。」という『二項対立』という、単純な展開であります。

  あなたが、お父様(ケーヨⅮ2・会長)の生地・京都府綾部市の図書館に寄贈された、お父様の蔵書9000冊のほかである、あなたの『漫画』ほかの2836冊は、日本の優位性の『構成』に大きな力となっていたものであると、私は考えます。

 『スーパーマン』、『スパイダーマン』や『ディズニー・アニメ』に見られる、アメリカ・アニメの『二項対立』の単純さに比べ、日本アニメの『ガラスの仮面』から『ピース』に至るまでの内容の『多様』さ、『奥深』さ、『哲学性』などは、驚くばかりであります。 

 これは、アメ・コミが、年間「600万部。」(最盛期の『少年ジャンプ』の1週間分にすぎない)であるのに対し、日本の漫画の出版点数は、年間「15億冊。」と違いが、はっきりと見られる通り、日本の若者は、あの社会性ある、多様な価値観に、幼少期から慣れ親しみ、その優秀な『成熟』度は、驚くほどであります。  

 内田樹は、【 なぜ、日本のマンガが、15億部も売れるのか? 理由は、簡単だ。 クオリティが、高いからである。】(『期間限定の思想』、2002年)と、述べています。

 世界中から、圧倒的な高評価を受けている、日本のマンガ・アニメのどこがクールなのか? 

 それは、「2項対立の概念。」からくる、トップダウンの『エリート』(英雄)主導型の欧米の欠点(と思っています)に対し、日本のアニメは、集団的で、男女(ときには、人間とバケモノのあいだでさえ―ドラゴンボールなど)平等な、英雄像を創出したからでは、ないでしょうか?

 『ドラゴンボールZ』にしても、『セーラームーン』にしても、主人公たちの間に、すったもんだの『反目』や『嫉妬』や「仲たがい。」があって、本当に、騒々しい。

 一人の偉大な指導者の統率のもとに、一糸乱れぬ、行動を繰り広げる、ナポレオンの指揮するフランス軍のような、「集団主義。」とは、似ても似つかないものであります。

 一度でも、日本的な集団的な英雄像を描いた漫画を、みたことのある人なら、ナポレオン=ヒットラー=スターリン型集団主義と、日本のマンガ・アニメが、描き出す、騒々しく、アナーキー(素晴らしい)な集団主義の違いは、すぐ分かります。

 一体、こういう英雄(群像)はど、こから生まれたのだろうか? ……。

 ここら辺は、日本経済の優位性を考える上で、大事な、そして、私の大好きな分野であります。

 (日本語の「あいまいさ。」も、もちろん、大きな優位性であり、他に、いくつもあるわけですが…。)

  これらに関連する『纏めノート』としては、

 1026<一体、二ートの何が、問題なのか?>、1028<知識人・文化人の毛嫌いする、ミーハー文化が、戦後日本の復興を支えた>、1030<勝つべきして勝った、なでしこジャパン>、1036<ほのぼの、おっとりは、『すれっからし』の感情>、1040<ありとあらゆる職業を書いている、日本の少年・少女・青年マンガ>、1053<若者は、日本の混迷を救えるか>、1143<プラトン的哲人国家を、崩壊に導くのは、『おたく』少女たち>、1146<マンガ・超メガヒットは、「均質な登場人物たちの織りなす、『無葛藤』・ほのぼの。」の世界に、多い>、1159<マンガ・『うる星やつら』、高橋留美子の世界>、1227<萌えは、サービス業主導の経済に適した、『夢中』概念>

  など、<Ⅿ氏の解>をパクったものが多数あります…。


 日本の優位性(39)。新素材開発で、勝負:「長生き。」したければ、食べてはいけない!?

2016-08-17 09:48:45 |   日本浮上・日本の優位性

    <日本の優位性(39)。新素材開発で、勝負>

 東レとユニクロが、共同開発した、発熱肌着、『ヒートテック』は、世界で約3億枚を売った。 21世紀の繊維は、再び、世界に打って出ようとしています。 

花粉がつきにくい、帝人の高機能繊維ポランバリアは、開発に約10年かかりました。 

 生地の分子構造にまで、手を加えて、静電気を起き難くし、凹凸をほとんどなくすよう、織っています。

 「中国などには、真似されない技術。」と帝人は言います。

 繊維各社は近年、商品タグに、素材と企業名を盛り込むなど、アパレルメーカーとしての認知度アップを図っています。

 クラボウは、衣料品ブランドのイッツインターナショナルの洋服で、ユニチカも、スポーツ用品メーカー・デサントが、販売するデニムで、PRしています。

 アパレルへの「単なる素材供給者。」からの、脱却を進めています。 

 背景には、高機能をうたう繊維開発を進めてきた、各社の自信の裏打ちがあります。

 夏の触って、ひんやり感じる、『接触冷感』や汗を早く吸収して乾かす『吸水速乾』、冬の『発熱』は、肌着向けを中心に市民権を得つつあります。

 『消臭』、『抗菌・制菌』、『紫外線遮断』、『芳香』など、繊維に付けられた機能は、幅広であります。 

 各社は、生産の海外シフトを進めるが、高機能繊維の多くは『国内』で生産されています。

 『開発』力は、産業用でも発揮されています。

 鉄と比べて、重さが4分の1、強さは10倍という、炭素繊維は、日本を代表する素材であります。

 鉄と比べて、重さが、4分の1.強さは、110倍という炭素繊維は、日本を代表する素材であります。

 欧米メーカーは、1990年代までに、採算が取れる、撤退や事業縮小をしたが、日本勢は、生産開始から約40年かけて、用途開発を温めてきました。

 ボーイングやエアバスが、採用した航空機が、11年デビューし、自動車メーカーとも、共同開発が進みます。

 東レ、帝人、三菱レエーヨンの3社で、世界シェアは、7割であります。

 常に、新しい素材を開発し、世界をリードしています。

 各社が、長年築いてきた、産業のあり方であります。

 東レは、「先端材料を日本で生産し、コスト競争になったら、『海外』拠点で、需要を一段と『拡大』させる持続的『発展』が、可能になる。」と戦略を述べています。


 二―トの何が、問題なのか?:ハーバードで、一番人気の国・日本

2016-08-02 00:58:50 |   日本浮上・日本の優位性

     <一体、二―トの何が、問題なのか? (その1)>

 最近では、働かず、教育を受けているわけでもなく、仕事に必要な訓練を受けているわけでもないという若者のことを、二―トと呼ぶのが流行りになっていました。

 そして、この二―ト人口の増加が、社会問題だと言われています。

 このニ―ト人口増加は、世間一般の理解では、経済環境が「厳しい。」せいだということになっています。

 アンケート調査では、65%の回答者が、「『不況』等の経済状況。」が、二―ト激増の理由だと答えています。

 しかし、これは、まったくの「思い違い。」であります…。

 当の二―トたちが、職を持っていないのに、求職活動をしていない理由を、どう説明しているかを見ていくと、こうなります。

 1位、「会社生活を、うまくやっていく自信がない。」 34% (なるほど、同級生のアルビョン君が、言っていたように、ガッツがないなあ…。)

 2位、「健康上の理由。」 29%   (これも、言い訳っぽい気がする。)

 3位、「ほかに、やりたいことがある。」 28%

 4位、「能力・適性に合った、仕事が分からない。」 25%  (あっ、まさに、これを、A君が言っていったのだ…。)

 5位、「自分の能力・適性が分からない。」 23%      (同上)

 6位、「希望の就職先が、見つかりそうにない。」 17%   

 7位、「求職活動の仕方が、分からない。」 16% 

 8位、「何となく。」 11%           (何じゃ、そりゃ?)

 9位、「仕事に就く、必要がない。」 8%     (え~つ。)

 この回答のうちで、『不況』と直接関係しそうなのは、第6位で17%の、「希望の就職先が見つからない。」という選択肢だけであります。

 あとは、「ニ―トのままでいても、差し迫った経済問題に、直面することはない。」という豊かさが、ニ―ト激増の原因だということを示しているのです。

 ニ―トの激増は、絶対に多くの進歩的知識人(?)が、主張するような、『不況』の副産物ではありません。

 社会全体が、『豊か』だからこそ可能な、「働きたくなければ、無理して働かなくても、何とかやっていける。」という生き方を、実際に選ぶ人が、増えているというだけのことであります。

 それにしても、「若者が『たるん』でいるのは、社会全体が、豊かになり『過ぎ』たからだ。 だから、人為的に『苦労』をつくり出してでも、もう少し若者の生活態度を『しゃん』とさせてやろう。」というのは、大変な『危険』思想であります。

 こういう発想をする連中が、そのうち首を突っ込まなくても、何ひとつ問題はない戦争に首を突っ込んででも、若者を戦死させてやろうというような、とでもないおせっかいを、し始めるのであります。

 それに、「社会が豊かになったから、『たるん』だ人間が増えて困る。」というのは、「読み書きのできる人間が増えると、理屈をこねるやつばかりになる。」というのと同じくらい、『愚劣』な議論であります。

 文明が、どんどん『進歩』するのは、世の中に生きている人間の大半が、『たるん』でいても、暮らしていけるようになり『たい』、からであります。

 日本は、本当に『良い』国で、若い女の子が、暗い夜道を歩こうと、サラリーマンが、電車の中で、鼻ちょうちんをふくらましながら、居眠りをしようと、たいした危険には、遭遇しません。

 もちろん、公共の場で、一心不乱に、マンガ雑誌を読みふける程度のことは、大昔から許容範囲内の行為になっているのであります。

 ようするに、「たるみっぱなし。」でも、生きていける国で、だからこそ、世界中で、『一番』人類文明の『理想』に、近付いた国なのであります。

 (だから、『円高』と市場が評価しているのです。 続く)

 

 


 M氏の解6。日本は独走している:NHK、オスプレイ熊本派遣報道の無責任

2016-07-19 09:25:58 |   日本浮上・日本の優位性

  <M氏の解(6)。日本は独走している>

 海外にあって、日本にないものが3つあります。

 1、自分がない。 欧米にある『近代的自我の確立』がない。

 2、インドにあるような『輪廻』の思想がない。

 3、『最後の審判』という思想がない。

 その反対に、日本『しか』持っていないものも3つあります。

 第一は、『許し』であります。

 第二には、「世間様。」があります。

 第三に、『お上』という存在があって、「世間様。」と絶妙にバランスしている。

 海外にあって日本にないものは、日本が捨ててきたものであり、日本は独走しているといえます…。 


 持論;『戦略』は、『無効』であるばかりでなく、むしろ『有害』だ:救国の『日本のこころ』

2016-07-06 06:18:20 |   日本浮上・日本の優位性
     <無目的、無計画の「修正自在型。」に優位性がある>

 梅棹忠雄は、「目的を定めず、ただ世界のながれるままに身を任せて漂流する、その漂流にこそ行動の美を見いだすという『美学』が日本文化の根深いところにひそんでいる。」(『地球時代の日本人』中公文庫)と書いている、。

 そして、明治維新も、「明確な目標も何もないし、いったいどうなるのか、だれにもわかっていない。 
 
 しかもなんとか難局をきりぬけてしまった。」し「その場そのときで、適当に処理してゆくけれど、全体として確固たる目的、計画性、原理があるわけではない。」ことを積極的に評価する傾向があると指摘している。

 この「無目的性、無計画性、無原理性。」を貴ぶ気風は、アメリカの都市経済学者、ジェイン・ジェイコブズが論評したように、経済的に成功した都市や国家が共有していた特徴を、次のようにまとめている。 

 【 成功につながる経済発展は、目的志向型であるよりは「修正自在型。」にならざるをえず、そのときの都合や経験に応じて変わっていかざるをえない。 

 それは、1つには予測不可能な問題が発生するからである。 

 「確固たる目的。」「長期計画。」「決然たる意志。」によって『目標』に対処しようとする「工業戦略。」は、軍事的な思考方法である。

 その考えの背後には、経済的活動とは戦争に臨む時と同じように、征服し、動員し、おどしをかけることという『仮定』がある。 しかし、拡大と発展を志向するときにはそんなことはできない 】

 と述べています…。

 現在の日本経済が直面している最大の問題は、政策の不在ではなく、「政策の過剰。」である。

 多くの政治家や官僚や評論家たちが、「何が日本国民にとってベストなのかを、我々が大衆の代わりに考えてやる。

 大衆がその考えどおりに動けば、日本経済は復活する。」と唱えていることははむしろ『有害』といえましょう。