<省エネ技術、輸出の柱に>
東日本大震災後、世界で、火力発電シフトが加速しました。
その最先端プラントである、東電・川崎火力発電所で、建設中の液化天然ガス(LNG)発電施設は、三菱重工業納入の「ガスタービン・コンバインドサイクル。」は、ガスタービンで発電後、排熱を活かし蒸気タービンを回します。
従来のLNG火力と比べ、熱効率が4割向上し、燃料使用量は、約25%減となり、電力供給不足に苦しむ東電でフル稼働しています。
このように、日本が蓄積してきた省エネ技術を総動員し、新興国市場の伸びを取り込む、輸出産業を創出する取り組みが欠かせません。
その芽は、いたるところにあり、35年までに、発電所新設に投資される金額は『750』兆円に達し、約『6割』を日米欧以外が占めます。
日本が、先行する技術を、世界に広げれば、成長への大好機となります。
そのほかにも、航空機エンジン部品を生産する、IHIの相馬工場の部品が供給されなければ、世界中の新型機が、飛ば『なく』なるとされていました…。