チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 やじきた交遊録(30)。日米下落14:南半球では「南向き。」の家を買ってはいけない

2016-01-28 13:00:59 | やじキタ交遊録

  <やじきた交遊録(30)。日米下落14:南半球(利上げ期)では「南向き。」(株買い)の家を買ってはいけない!>

 K(喜多八):いつもY(弥次さん)の意見を聞きながら、ブログを書いてみているのですが、+の世界情勢とか、世界経済の動向や、「ファンダメンタルズ。」などが、「株価動向。」と無関係だというのは、いささか理解できないものでありますよ。

 NY株の上昇・下降は、アメリカ経済の好調・不調を反映しているものだと思うし、「原油安。」により産油国が株売却をするということも「世界情勢に変化。」が『株価』に影響を与えているものであるというのは明らかだと思うのですよ…!??

 Y(弥次さん):はい、確かにそうですよねえ~。

 ところで、わたしは、「単細胞。」というか、『各論』がよく分からないため、個別材料(要因)はともかく、『経済』とか「株式市場。」というものは「『需給』関係。」によって決まるということにして(決めつけて)いるらしいのですよ…。

 たとえば、「株式市場。」を例にしてみると、これは買い手の数と売り手の数との「需給関係。」からなる「ネズミ講。」という名の「バブル。」(実体経済と必ずしも一致していない)であると考えているのです。

 株式投資の実践者であったケインズも「株式市場とは、美人『投票』である。」と述べているように、「みんなが、だれを美人であると思う(投票する)のか?」を当てるゲームであるということでありますよ…。

 つまり、「皆で渡れば、怖くない…。」という『民意』(世論=意見のない人たちの意見の集まり)と同様に、誰かの『意図』(儲け)のもとの「仕掛け。」(プロパガンダ)によって、「金網。」(ネズミ捕り)の中に「子ネズミ。」(資金量)がどれだけ入ってくるかの「ネズミ講。」が、「株式市場。」なのであると考えているのですよね(ね? ふ~ん、そうなんですかいね)。

 K:う~む…。

 てえ~とすると、世界情勢とか、世界経済の動向や、「ファンダメンタルズ。」などを『ネタ』にした「株式相場。」(ネズミ講・バブル)は結局は、流出入資金量(『需給』量)によって決まるものなのだというのですかいね…!??

 とすれば、大本のFRB(親ネズミ)が9年間の金融緩和政策で「金融量。」を垂れ流し(増大)したための「世界的株高。」は、一転して『縮小』(利上げ)となった以上、日々の「一喜一憂。」(株高・株安)はあったとしても、子ネズミ(資金量)の流入は相対的に『減少』してゆくから、株式は「『下降』トレンド。」に『転換』しているということをYさんは言いたいのですかしらねえ…。

Y:まあ、実際のところKさんの今いるオーストラリアのアデレードが真夏であるのは、赤道という「転換点。」を越えたためであり、その局面(株式市場で言えば、「利上げ=資金量減少。」)では、真昼の太陽は北にあることに気づいたように、「南向き。」の家を買って(株買い)はいけない、ということを『実感』してるはずですよねえ~。


 日下公人氏:『進歩』礼讃は、そろそろ終わる

2016-01-28 12:51:11 |   日本浮上・日本の優位性

   <『進歩』礼讃は、そろそろ終わる>

 日下公人氏は、次のように言います。

 「今、世界は静か。」であるが、この静けさが終わったら突然、『日本の時代』がやってくるだろう…!

 「日本の時代。」とは、これまで世界を風靡して来た産業革命以来の「近代科学。」、『合理』精神、競争礼讃、「マーケット。」主義といったものが終わりを告げるということでもあります。

 これらは産業革命以後、産業革命に成功したイギリスとフランスとドイツから広がったものであるが、欧米列強の武力による「世界征服。」が二人三脚でありました…。

 これまでは産業革命「礼賛論。」ばかりだったけれど、そろそろ産業革命の「否定論。」があっても良いが、近現代の「進歩主義。」の下では、そんなことは『大学』では教えない。

 世界を見渡すと、意外にも産業革命が「なかった国。」が多く、産業革命をきちんと通過した国は、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、日本という程度であり、イタリアやスペインはやったふりをしているだけで、本気で産業革命をやった形跡はありません…。

 さらに言えば、「『産業革命が終わった後。』がある国、ない国。」があり、「『産業革命が終わった後。』がある国。」というのは、産業革命が終わったあとも何かをやり続けている国ということであるが、それはドイツと日本くらいしか見当たらない…。

 本家のイギリスは、産業革命が終わった後は「ばったり。」と倒れてしまっているし、フランスは、今や「社会主義。」の国になっている。

 アメリカは金融だけであり、IT分野はあるが、iphoneなどの部品の多くは日本に頼っているので、まともに作っていると言えるかどうか…?

 これからの主役になれるのは産業革命をまともに通過した後で、その後もまともに何か作っている国であるとすると、残るのはドイツと日本だが、ドイツはVWのように落ちていくので、日本だけであると思っていますよ…。

 そして、「文化創造。」のない国は産業革命の津波が終わったあと、もはや次の津波を越せない国であります。

 文化創造が『ない』欧州列強は相互侵略戦争をして、お互いに戦い疲れたら次はアジアに行けば勝てるというのでアジアに進出し、それによってアジアは大いに迷惑しました…。

 日本は『略奪』ではなく、「思いやり。」を持っており、しかも『工芸』だけでなく、工業製品も「仕上げ。」に凝ります。

 日本は、「芸術立国。」という生き方で、「産業革命が終わった後。」を切り開いてきました…。

 最近になって世の中で「工芸製品。」が見直されているが、それは「合理性。」礼賛や『進歩』礼讃がそろそろ変わってくる表れで、その『模範』を示しているのが日本でありますよ。


 やじきた交遊録(29)。日米株式下落13:ファンダメンタルズは、株式価格と「無関係。」??

2016-01-27 18:59:29 | やじキタ交遊録

 <やじきた交遊録(29)。日米株式下落13:ファンダメンタルズは、株式価格と「無関係。」??> ヨットが群走するアデレード・ハーバーから

 K(喜多八):1月26日のNYダウの280円高を受けて、日経ダウも450円もの高騰と切り返していますねえ。

 さすがに17000円は攻防の『急所』ということで、これ又当然揉み合うということなのですかいね…??

 それにしても、Yさんの「素人考え。」と違って、世界情勢を精緻な情報機器を駆使しての情勢分析やファンダメンタルズを考慮した結果の専門家の株価予測『高値23000円~安値18000円』から言えば、17000円というのは、願ってもない(千載一遇の)「バーゲンセール。」であるということでありまするよ! 

 Y(弥次さん):確かにそうですよねえ~。

 理論的にファンダメンタルズの「業績好調。」から言って下値不安がないとすれば、この「17000円ラインの攻防。」は、「突っこみ買い。」の「吹き値売り。」という「相場上手。」の格好の出番(稼ぎどころ)であるといえますよ…!

 原油安などの悪材料で、投げ売り(見切り)玉を拾っておき、今日のようなNY株上昇のときに「売り物薄。」(利食える株はない)で売り方の「踏み上げ。」で上昇したところで「買い玉。」を外すという、セミプロ級の方たちの「腕の見せ所。」であるということでありましょうね。

 K:う~む。

 しかし、Yさんは日経ダウが下げると、下値16000円、14000円と言い、上げてくると専門家たちのいう「ファンダメンタルズ。」に裏打ちされているように「下値8000円説。」によって、投資家が『下値』を拾って「23000円。」に期待をかけてくると言っていますよねえ~1??

 ということで、なんだか、日和見の「ご都合主義。」みたいな気がするのですがね…。

 Y:まあ、そう言われるのは、面目ないことではありますねえ。

 言い訳をするとすれば、「金融緩和政策。」というのは、「物価上昇。」とか「景気回復。」には『無効』だと考えているのですが、「貨幣数量。」の「流出入。」によって決まる「ネズミ講。」である「株式市場。」(バブル)には、決定的に『影響』を与えていると思うのですがね…。

 つまり、世界情勢とか、世界経済の動向や、いわんや、いわゆる「ファンダメンタルズ。」などという「いい加減な。」(捏造された)ものとは「無関係。」なものであるから「バブル。」(実体と関係のない泡)と言われるのではないでしょうかいね??

 

 


 やじきた(28)。日米株式下落12:「誰がためにカネ(黒田バズーカ・空砲)は鳴る。」のか?

2016-01-27 18:57:03 | やじキタ交遊録

 <やじきた交遊録(28)。日米株式下落12:「誰がためにカネ(黒田バズーカ・空砲)は鳴る。」のか…?>

 K(喜多八):Y(弥次さん)は、「株式市場。」は「経済学。」と同様、「需給関係。」によって決まる「ネズミ講。」に過ぎないという『単純』極まりない意見なのですよねえ。

 さらに2012年の安倍内閣誕生の時から、「アベノミクス。」は『偽薬』(欺瞞)の「アベノマジック。」であると説明してくれており、第1の矢:異次元的金融緩和では、「物価2%上昇。」も「景気回復。」も実現しえず、『円安』と「株価上昇。」(バブル発生)を齎(もたら)すのみとしていましたよね…!??

 Y(弥次さん):そうでしたねえ~。

 1974年に「資本主義の終焉。」(水野和夫)となっており、先進国は「供給過剰経済。」となっているため「金融緩和。」(フリードマンの『貨幣数量説』)は、『無効』であることは明らかであるのに、世界の無能な(似非)経済学者と各国中央銀行は、無謀な「金融緩和政策。」を続けることにより、世界経済の「総バクチ化(ネズミ講)。」の『ソブリン・バブル』全開(オンパレード)となっているわけですよ…。

 日本経済も(アホ)黒田バズーカ砲(空砲)により、60%もの円安(賃金・国民財産の60%減)による「実質賃金減少。」⇒「消費減。」⇒「15年、4~6月、7~9月、2期連続四半期マイナス成長=不況突入。」(なぜか政府・日経は報じない)となっているが、過剰資金の「株式市場流入。」(ネズミ講)により7000円から21000円と『3倍』となっており、「めでたし、めでたし。」でありましたよ!

 K:ふ~む。

 中期的に見てみると、1974年の「ベトナム戦争敗退。」と「オイルショック。」により米国経済も「資本主義の終焉。」となり、以来「ITバブル。」、「住宅バブル。」、「サブプライムローン・バブル。」と『情報』・『金融』(転がし)の「仮想空間。」バブルで『糊塗』してきたわけなのですよね…!?

 しかし、大本(親ねずみ)のFRBが、あまりもの「過剰金融緩和。」(世界株式バブルの元)の『実害』を恐れ、9年ぶりの「金融引き締め。」に『転換』したことで、世界株式は一転して『下降』トレンドになっているというんですかいね??

 Y:そうですよねえ。

そして、Kさんのブログにもあるように、『日本以外、全部沈没』(筒井康隆)ということになれば、中国経済破綻、ISテロ、欧州移民問題、米国経済の意外な悪化など「悪材料。」には不自由しませんから、一生懸命「株価買い支え(テコ入れ)。」しても「株価下落は、自然現象(下降ベクトル、天の摂理)。」ということになるのではないでしょうか??

 「最後っ屁。」みたいな(空砲)黒田バズーカ砲がズドーンと『いつ』鳴るのか、楽しみに待つということではありますねえ…。

 


 やじきた(27)。日米株式下落11:「柳の下に3匹目のドジョウ(2度あることは3度)は、いるか?

2016-01-27 18:45:09 | やじキタ交遊録

 <やじきた交遊録(27)。日米株式下落11:「柳の下に3匹目のドジョウ(2度あることは3度)は、いるのか?」>(アデレード港、旅客ターミナルにて)

 K:順調に戻していた株式市場は、1月26日には少しく反落(400円安)しており、再び16000円台となっていますが、先の下値抵抗線だった17000円が上値抵抗ラインになるすると、Yさんの言っていたケイ線的な3段下げで、先日の16000円で2段下げ(20%安)の後、14000円(30%安)が考えられるということなのですかいねえ!??

 Y:いやあ、そんなことになったら大変なことになりますよ…。

 Kさんが、私の情報を12月中頃から『NY株暴落』を1~8号まで、連日ブログ・アップしていましたが、そのころ「手空かし。」した人は幾らかの損失を免れたかもしれませんかねえ~??

 K:そう言えば、私の知人には、高値もみ合いの数カ月で「手じまい。」したという人が何人かいるのですよ…。

 私のブログを「見ているよ。」と言ってくれている、神奈川のK代議士後援会長などは、億の投資をしていると聞きますから、先日の日経ダウ16000円までの下落のときは、数千万円の「機会損失。」を免れていたのかもしれませんねえ~。

 まあ、経済専門家が、「高値23000円。」(ダウ安値は、18000円を切らない)を唱えているときに、7年間の上昇相場(成功体験)が終わっているというYさんの話は、『眉唾』だと思っていたのですがね…??

 Y:それでも、「『通説』(多数意見)の真逆がおおむねただし正しい(西部邁)。」というブログ・タイトルの《チャンネル桜・瓦版》では、<麻布問答61;株は「官製相場。」で上げることができるが、下がるときは「自然現象。」(天の摂理)>、<細る日銀・ETFの購入原資>を述べていましたね!??

 K:そうですよねえ…。

日経や経済誌で高名な経済専門家・アナリストが、「円安・株高(日経23000円)。」を述べているのに、Yさんの「円高転換・株安。」説をとることはリスキーなのですが、『通説』(多数意見)に対して「それは、何故なのか?」と疑問を持つクセがあるため、Yさんの「日経ダウ、14000円説。」の論拠(何故そう言うのか?)にとても興味があるのですよ!

 『通論』(常識?多数意見)に対しての「そんなばかな! 何故か? う~む、なるほど。」という意見が「価値ある(少数)意見。」であると思っちゃっているのでやんすよ…。

 Y:はははは。

 まあ人間は「体験動物。」と言われているように、過去の自己の「成功体験。」により(埋没して)その延長線上に『予測』をたてるわけですが、「パラダイム(枠組み、局面・前提)転換。」があった(麻雀でいう場の風が変わる―FRBが9年ぶりの「引き締め。」転換している)とき、過去の「成功体験への埋没。」は『真逆』の命取りになるかもしれないのでしょうかね…!??

 「2度あることは、3度ある。」(通説・常識)と言いますが、「柳の下に、3匹目のドジョウはいない。」とか、「賢者は歴史に学び、凡人は体験に学ぶ…。」とかの格言もありますよね。