<やじきた交遊録(53)。日米株式下落37:供給側御用達の『現代経済学』(嘘話)の真逆にやれば、『楽勝』となるのか?> 2016・2・17記 バヌアツより送信
Y(弥次さん):『現代経済学』という『嘘話』の効用は、これを信じている人の「反対行動。」をとれば『楽勝』であろうということでありますよ。
『嘘話』の最たるものの1つが、「金融緩和⇒物価高騰(インフレ⇒好況⇒賃金上昇⇒消費拡大⇒好況…。」の「好循環。」というやつであります…。
事実は、2012年にKさんに、「アベノミクス。」は「アベノマジック。」という『偽薬』(幻想・イリュージョン)効果を持つものでしかないとブログ・アップしてもらったように、白だか黒だかああ黒田・バズーカ(空)砲、三葉虫(化石)・岩田規久男副総裁(2年後の記者会見で「深く反省している。」って…『切腹』!)の『空論』(嘘話)によって、「物価上昇どころか、マイナス金利(物価マイナスということ)。」というあられもないことになっています。
つまりこれで分かるように、『嘘話』の真逆である「『円高』デフレ⇒物価下落⇒実質所得増⇒消費増⇒生産増⇒好況⇒賃金上昇⇒消費拡大⇒設備投資増(⇐資材価格下落)⇒好況…。」となるのが『正解』でありますよ…。
K:何だか変だなあ~!??
けれども、話を単純にするならば、「物価が2倍になれば、消費は半分しか買えず、生産が半分⇒『不況』になる。」というのは『明瞭』なことなのに、なぜ、「インフレ(物価高)⇒好況。」というのかも分かりませんねえ~??
今回の政府発表で、「消費がマイナス1.8%。」になったので10~12期の経済成長率がマイナスになって「大変だ。」とか騒いでいるが、物価2倍とか+20%とかは駄目で「+2%。」が適正(?)だというが、「物価が+2%なら、(消費はその分減って)マイナス2%になる。」わけで、経済成長率はもっとマイナスになって「大変だ~。」という騒ぎになるのではないのかなあ。 (『株価』下落の要因だから、大変だあ~ということになるなあ…)
分からないと言えば、(アホ参院議員・藤巻健史)が「金融緩和をするから、ハイパーインフレになるぞ~。」と叫んでから10年以上たつて、今次世界的な金融大緩和なのに原油価格は150ドル⇒26ドルにまで『暴落』しているというように、資源価格下落となっているのはどうしてなのですかねえ~!?? (オーストラリア・インドネシア・ブラジルは、大丈夫なのかなあ?)
Y:これも、2013年に、Kさんに「異次元緩和をしても、物価は上がらない(黒田・岩田の詐欺話)。」をブログしてもらったことがあると思うが、物価(実体経済)は、「金融マター。」ではなくて消費者の購買の「需給関係(マター)。」であるということでありますよ…。
1974年に「成熟経済。」(資本主義の終焉)となって以来、先進国では物が『充足』(需要満杯)しているため、どうやって物を処分(断捨離)するかに苦心しているときに、要らないものを買わす(物価が上がる)ことはできないのが、日銀総裁など有能な学者先生(浜田宏一先生はノーベル賞候補だってさ)にはどうして分からないのでしょうかしらね…?? (のどの乾いていない、腹いっぱいのロバに、水を飲ませることはできないというやつだね)
K:う~む。
そういえば、「失われた20年。」(という嘘話)の間に、日本は毎年・『実質』成長率1%を続けて着実に『国力』を高め、バブル崩壊の損失を地道に『償却』し終えて、世界各地への経済統合(ネットワーク)を完成しており(空洞化ではない)、企業も余剰資金300兆円(!)を蓄え、日本国は世界で『唯一』の「債権国。」として300兆円もの資金を貸し出している(誰だ、日本が破産するというのは?)し、3大メガバンクには資金に困窮した世界の名だたる有名会社が『融資』を求めて『日参』しているといいますよねえ~!
この20年間に「物価下落。」を続けた「円高デフレ。」の恩恵により、個人(国民)の「実質賃金。」が上昇したため、個人金融資産は、1300兆円から1750兆円(1人当たり1750万円)と何と450兆円も増加しているよねえ…。
クルーズ船に乗って、昨年12月中に持ち株を処分した友人たちは、30%下落(投資1000万円なら300万円、3000万円なら900万円、1億なら3000万円)の損失を免れているというブログ・プリントを100人ぐらいの人に配って(顰蹙を買っている)みたけれど、反応はゼロ!だね。
それはそうでしょう、10階のペントハウスに泊まっている人達が、特別レストランから出てくるのを見ていると、半端ない金持ち然としていますよ…。 (昨年8月の株価暴落時のクリスタル・セレニティを思い出しますよ…)
もっとも、日本人1家庭当たり1750万円×4人家族=7000万円が『平均』所有金融資産だとすると、10億円や30億円やそこらの金融資産を持っているだろうから、30%の3億円や10億円の株下落など、残ってる方がまだず~っと多いわけですからねえ~。
ということで、毎晩、ハッピーバースデイの楽団演奏が続いて幼稚園のように華やかな
『社交』社会が、順調にニューカレド・ヌメアへの航海を今日も続けているというわけなのでありますよ…。